JPH03151962A - 義歯の歯型切断機 - Google Patents

義歯の歯型切断機

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JPH03151962A
JPH03151962A JP29146789A JP29146789A JPH03151962A JP H03151962 A JPH03151962 A JP H03151962A JP 29146789 A JP29146789 A JP 29146789A JP 29146789 A JP29146789 A JP 29146789A JP H03151962 A JPH03151962 A JP H03151962A
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JP
Japan
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tooth mold
tooth
saw
ball
cutting
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JP29146789A
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Norinari Tanaka
紀成 田中
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FUJI KOON SEISAKUSHO KK
Original Assignee
FUJI KOON SEISAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野] この発明は、義歯の歯型の切断機に関し、より詳細には
、往復運動する鋸を適宜位置及び姿勢に固定した歯型の
所定位置に押し当てて、前記歯型から単歯を切断するの
に用いる義歯の歯型切断機に関するものである。
〔従来の技術〕
義歯を作る場合、■まず、患者の歯列から採った樹脂歯
型に石膏を流し込んで硬化させて石膏歯型を作り、■次
に、この石膏歯型から、義歯を作製する部分の歯を単歯
ごとに切断して前記歯型から取り出し、■さらに、この
取り出した単歯にろう等で正常な歯型を形成し、■最後
に、この正常な歯型を前記石膏型に戻して固着させる、
といった一連の作業を行う必要がある。
ここで、前記■の石膏型から単歯を切断する作業につい
て見ると、この単歯切断作業は、従来、石膏歯型を台に
固定した後、目視で最適位置及び方向を考慮しながら、
作業者が切断用鋸を手で操作して行っている。
〔発明が解決しようとする課題〕
この切断作業は、石膏歯型の各歯の隙間が非常に狭いの
で、他の歯に傷を付けたりしないように、鋸の刃をこの
隙間に沿って正確に挿入する必要があるばかりでなく、
鋸の刃の操作にかなり大きな力が必要である。
さらに、各歯が歯茎に対して多少傾斜して生えている場
合が多いため、必ずしものこ歯を歯茎に対して垂直に移
動すればよいとは限らず、各場合に応じて最適な方向に
のこ歯を挿入し、かつ方向を考えながら前後に往復移動
して切断する必要もある。
このため、切断の失敗が生じやすく、切断作業には非常
に技術を要する。もし切断作業を失敗すると、石膏歯型
をもう一度作製しなければならなくなり、作業時間や製
造コスト等の面できわめて不経済でもある。従って、実
際には、熟練者でなければまったく作業ができないとい
う問題がある。
そこで、この発明の目的は、−変位置及び姿勢の調節を
して石膏等から成る歯型を固定すれば、切断作業が自動
的にかつ正確に行われ、切断の失敗が生じる恐れがまっ
たくないと共に切断作業にまったく熟練を要しない義歯
の歯型切断機を提供することである。
この発明の他の目的は、切断位置及び切断方向の設定作
業が非常に簡単であり、しかも当該設定作業を行う機構
の構成が非常に簡単である義歯の歯型切断機を提供する
ことである。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するため、この発明は、基台(1)と、 前記基台(1)上に設けられた、歯型(100)の載置
面(98)の方向を変更可能な歯型台(91)と、前記
載置面(98)の方向の調節が完了した前記歯型台(9
1)を、その状態に固定する歯型台固定手段と、 前記基台(1)上に往復運動及び上下動可能に支持され
た、前記歯型(100)の切断用の鋸(28)と、前記
側(28)を往復運動させる鋸駆動手段と、前記側(2
8)を上下動させる鋸上下動手段とを備え、 前記歯型台(91)に固定された歯型(100)に、前
記側(28)を前記鋸駆動手段によって往復運動をさせ
ながら当接して、当該歯型(100)を切断するように
構成したことを特徴とするものである。
前記歯型台固定手段は、前記歯型台(91)を取り付け
たボール(89)と、当該ボール(89)を挟持するボ
ール受け(88)及びキャップ(90)と、前記ボール
受け(88)を押圧するバネ(87)と、当該バネ(8
7)の弾性力を変化させるハンドル(7日)を備えて“
構成し、前記ハンドル(78)を操作することによって
前記ボ−ル(89)の押圧力を増加して、前記ボール(
89)を固定するようにするのが好ましい。
また、前記潮騒動手段は、ケーシング(11)にその長
手方向に往復運動可能に設けられた、前記鋸(28)を
取り付けた主軸(31)と、原動機の回転軸(53)に
係合された回転部材(48)と、前記主軸(31)と回
転部材(48)を連結する連結棒(41)とを備えて構
成し、前記回転部材(48)の回転運動を、前記連結棒
(41)を介して前記主軸(31)に往復運動に変換し
て伝達するのが好ましい。
さらに、前記鋸(28)の上方に投光器(63)を設け
て、当該投光器(63)の発する光が前記鋸(28)の
刃(30)に当たって、前記歯型台(91)に固定した
歯型(100)上に生じる刃(30)の影が、当該刃(
30)の移動方向に一致するようにすることもできる。
〔作用〕
以上のように構成した結果、切断しようとする歯型(1
00)を歯型台(91)に固定し、所定の切断位置に鋸
(28)の刃(30)が当たるように歯型台(91)の
位置調節をすると共に、所定の切断方向に刃(30)が
移動するように歯型台(91)の姿勢(傾斜方向及び傾
斜角度)を調節した後、鋸(28)を往復運動させなが
ら下降して歯型(100)に当接させると、鋸(28)
の往復運動により、所定の切断位置及び切断方向に自動
的に切断作業がなされる。
鋸(28)は、原動機によって往復運動せしめられてお
り、また歯型(100)の位置及び姿勢は、予め所定の
切断位置及び切断方向となるように設定されているので
、鋸(28)を徐々に下降させるだけで、正確に失敗な
く切断することができることになる。
〔実施例〕
以下、添付図面に基づいてこの発明の詳細な説明する。
全体構成 まず最初に、この発明に係る義歯の歯型切断機の全体構
成を説明する。
第1図ないし第3図において、(1)は基台で、複数の
ゴム足(2)によって支持されており、上方に歯型切断
用の潮騒動部(10)と歯型固定部(70)を設けてい
る。歯型固定部(70)は、切断しようとする歯型を切
断に適した位置及び姿勢で固定するものであり、基台(
1)の上で水平方向に移動可能である。潮騒動部(10
)は、水平方向に設けた鋸を往復運動させながら上下動
できるようにしたものである。
(3)はマグネットホルダーで、基台(1)に埋設され
ており、その上面に前記歯型固定部(70)が載せられ
ている。歯型固定部(70)は、マグネットホルダー(
3)上に載せられているだけであり、マグネットホルダ
ー(3)のスイッチをONにすると磁力によって歯型固
定部(70)はしっかりと固定され、OFFにすると自
由に移動することが可能となる。
次に、各構成部分について説明する。
胤脹軌部 潮騒動部(10)は、基台(1)に立設された2本の支
柱(12) (13)によって上下動可能に支持された
ケーシング(11)を有している。このケーシング(1
1)は、バネ(14)によって上方に付勢されており、
通常は図に示す上端位置にある。前記バネ(14)の下
端は、基台(1)に形成された窪み(15)に挿入され
、上端はケーシング(11)の下面に形成された突起(
16)に嵌入されている。ケーシング(11)は、操作
ハンドル(17)を操作することにより、支柱(12)
 (13)に沿って上下に移動可能である。
操作ハンドル(17)は、第4図に見るように、ケーシ
ング(11)の後面に設けてあり、ケーシング(11)
に軸受(19) (20)によって回転自在に設けられ
た回転軸(18)に取り付けである。回転軸(18)に
は、ケーシング(11)の外側において、圧入リング(
22)と締付ボルト(23)によって取付部材(21)
が固定してあり、前記操作ハンドル(17)はこの取付
部材(21)に螺合・固定されている。
回転軸(18)には、ケーシング(11)の内部におい
て、ピニオン(24)がボルト(25)によって固定し
てあり、前記操作ハンドル(17)を回転軸(18)を
中心として回動すると、ピニオン(24)がそれと共に
回動するようになっている。ピニオン(24)は、図示
していないラックに噛合しているので、ピニオン(24
)の回動によってケーシング(11)を上下に移動する
ことが可能である。
なお、(26)は前記ビニオン(24)を収容する室の
開口を塞ぐカバーで、ケーシング(11)の後面にボル
ト(27)によって取り付けである。また、図示はして
いないが、ケーシング(11)と支柱(12) (13
)の摺動部には、含油焼結金属等の潤滑性部材が設けて
あり、ケーシング(11)の移動が円滑に行われるよう
にしである。
ケーシング(11)の上部には、第3図に最も明瞭に示
すように、水平方向左右に延びる主軸(31)が設けて
あり、主軸(31)の先端に切断用の鋸(28)が取り
付けである。主軸(31)は、後述の駆動機構によって
長手方向に往復運動するように構成してあり、この往復
運動によって鋸(28)を移動するようになっている。
この鋸(28)は、略円弧状の枠(29)と直線状の刃
(30)とから成り、刃(30)の一端(右端)を前記
主軸(31)の先端に固定し、他端(左端)を主軸(3
1)の小径部(32)に固定した棒状の取付部材(33
)に挿入・係止して保持されている。枠(29)は、第
9図に示すように、途中から略45゜後方に屈曲してお
り、真上から見たときに枠(29)が邪魔にならず、刃
(30)を直接具ることができるようになっている。
主軸(31)は、第3図に示すように、ケーシング(1
1)の内部の室(34)を貫通しており、左側側壁に固
定した第1の円筒形支持体(35)と、右側側壁に固定
した第2の円筒形支持体(36)とによって長手方向に
摺動可能に支持されている。第1の支持体(35)の内
部には、摺動を円滑に行うように含油焼結金属等の潤滑
性部材(37)が設けられ、さらに切り粉等が摺動部に
入り込まないようにフェルト等のシール材(38)が設
けられている。第2の支持体(36)の内部にも、前記
潤滑性部材(37)と同様の潤滑性部材(39)が設け
られている。主軸(31)の右側部分には、上面を面取
りして平坦面(40)が形成されている。
主軸(31)には、室(34)内において、主軸(31
)を往復運動させるための駆動棒(41)が接続されて
おり、当該駆動棒(41)を介して電動モーター(52
)の回転軸(53)に接続されている。駆動棒(41)
は、主軸(31)に形成された透孔に一端を挿入して、
係合ピン(42)によって回動可能に係止されている。
この保合ピン(42)は、駆動棒(41)の上端部に形
成した長孔(45)に係合しており、従って、駆動棒(
41)は長孔(45)に沿って移動可能となっている。
なお、保合ピン(42)の両端には、抜けを防止するた
め、主軸(31)の両側において止め輪(43)が取り
付けてあり、止め輪(43)は、主軸(31)の側面に
形成した平坦面(44)に当接している。
駆動棒(41)の下端部には他の長孔(46)が設けて
あり、この長孔(46)に、電動モーター(52)によ
って回転せしめられる回転部材(48)に固定された保
合ピン(47)が係合している。回転部材(48)は、
円板状の大径部と円筒状の小径部とから成り、保合ピン
(47)は大径部に設けである。小径部は、電動モータ
ー(52)の回転軸(53)に保合・固定されている。
係合ピン(47)には、駆動棒(41)の両側において
摺動部材(49)が設けてあり、さらに先端には抜は止
め用の止め輪(50)が取り付けである。係合ピン(4
7)は、回転部材(48)の回転に伴って、二つの摺動
部材(49)と摺動しなから長孔(46)内を移動する
回転部材(48)は、第4図に見るように、その円筒状
小径部において、ケーシング(11)に固定された軸受
(51)によって回転自在に支持されており、その内部
に長手方向に設けた貫通孔に電動モーター (52)の
回転軸(53)を挿入している。回転軸(53)には、
面取りによって一部に平坦面が形成してあり、当該平坦
面に回転部材(48)の小径部に螺合した止めネジ(5
4)を係止して、回転軸(53)と共に回転部材(48
)が回転するようにしている。なお(55)は、回転部
材(48)の小径部に係止された止め輪で、回転部材(
48)の長手方向の移動を防止するためのものである。
ケーシング(31)の室(34)内では、第3図に見る
ように、駆動棒(41)の略中央付近に、一端(左端)
をケーシング(31)に固定したピン(57a)に上下
に揺動可能に取り付けられた)駆動棒(56)が設けで
ある。この揺動棒(56)は断面矩形で、ケーシング(
31)の内側面に近接しているその他端(右端)には、
ケーシング(31)に形成した透孔(58)を通ってス
トローク調整用ハンドル(57)が螺合・接続されてお
り、ケーシング(31)の外部から揺動棒(56)を揺
動することが可能である。透孔(58)は上下方向に延
びる長孔で、透孔(58)に沿った外面には、前記支点
用のピン(57a)を中心とする円弧状の面(59)が
設けてあり、ストローク調整用ハンドル(57)は当該
面(59)に沿って上下に揺動する。ストローク調整用
ハンドル(57)は、周方向に回転することにより、揺
動棒(56)に螺合したネジ部を緩めたり締め付けたり
することが可能である。
揺動棒(56)を揺動して位置を変更する場合には、ハ
ンドル(57)を周方向に回転してネジ部を緩め、ハン
ドル(57)に設けた鍔部(60)を円弧状面(59)
から離してから、上下に適宜距離揺動すればよい。
移動後、ハンドルを、(57)を再び回転してネジ部を
締め付け、鍔部(60)を円弧状面(59)に押圧・係
止すれば、その位置に容易に保持されることができる。
揺動棒(56)の略中央には、透孔が設けてあり、当該
透孔に前記駆動棒(41)が挿通しである。この透孔に
設けた保合ピン(61)は、駆動棒(41)及び揺動棒
(56)の双方を貫通しており、両者を回転可能に係合
している。保合ピン(61)の両端には、揺動棒(56
)の両側において、抜は止め用の止め輪(62)が取り
付けである。
この構成により、揺動棒(56)の位置を調整して固定
すると、駆動棒(41)は揺動棒(56)の保合ピン(
61)を支点として横方向(左右)に揺動することにな
る。従って、電動モーター(52)の回転軸(53)の
回転によって回転部材(48)が回転を始めると、この
回転運動は係合ピン(61)を中心とする駆動棒(41
)の揺動運動に変換され、この揺動運動によって主軸(
31)が往復運動することになる。
ケーシング(11)の上面には、第1図に見るように、
鋸(28)の斜め上方において、投光器(63)が支持
部材(64)によって取り付けである。投光器(63)
の光は、鋸(28)の刃(30)を含む垂直な平面内を
通って刃(30)に斜め上から当たるようになっている
従って、この光による刃(30)の影を、歯型(100
)の所定位置に合わせるようにすれば、容易に刃(30
)の位置合わせができるという利点がある。なお、投光
器(63)としては、平行光を発するものであれば、任
意のものを使用できる。
宙型皿定皿 歯型固定部(70)は、第5図及び第6図に示すように
、略円板状の底部(71)とその上方に連設された柱状
部(72)とを有している。底部(71)の下面は平坦
であり、同じく平坦としたマグネットホルダー(3)の
上面に載せてマグネットホルダー(3)のスイッチを操
作すれば、マグネットの力によって両者、は密着し、底
部(71)を任意の位置に固定できるようになっている
柱状部(72)の内部には、室(73)が設けてあり、
その中に支持軸(75)によって上下方向に揺動可能に
支持されたL形の揺動部材(74)が設けである。
支持軸(75)の周囲には、揺動が円滑に行われるよう
に前記潤滑性部材(37) (39)と同様の潤滑性部
材(76)が設けてあり、また両端には、抜は止め用の
止め輪(77)が取り付けである。揺動部材(74)に
は、室(73)の外部において、固定用のハンドル(7
8)が螺合・固定してあり、当該ハンドル(78)によ
って外部から揺動部材(74)を操作できるようにして
いる。
L形の揺動部材(74)の上端は略U字状になっていて
、そこに設けた係合ピン(79)によって、その上方に
設けた連結部材(81)の下端を回動可能に連結してい
る。連結部材(81)の上端には、保合ピン(82)を
介してバネ押圧棒(84)の下端が回動可能に連結され
ている。バネ押圧棒(84)は、柱状部(72)の内部
に設けた透孔に上下動可能に設けてあり、前記揺動部材
(74)の揺動運動を連結部材(81)を介して受けて
、上下に移動するようになっている。
なお、(80) (83)は係合ピン(79) (82
)の抜は止め用の止め輪、(85)は潤滑性部材である
バネ押圧棒(84)の上端は、室(73)の上方に設け
た室(86)に達しており、その小径部に複数の皿ハネ
(87)が嵌装されている。これらの皿バネ(87)は
、室(86)に上下動可能に嵌合されたボール受け(8
8)の下面に当接している。従って、ボール受け(88
)は、皿バネ(87)を介してバネ押圧棒(84)に支
持されていることになり、バネ押圧棒(84)の上下動
に伴ってボール受け(88)も上下に移動する。ボール
受け(88)の上方には、型台(91)を支持するボー
ル(89)が載せられており、このボール(89)は、
柱状部(72)の上端に螺合・固定されたキャップ(9
0)によって保持されている。
揺動部材(74)を図示した位置に設定すると、連結部
材(81)は直立状態となり、バネ押圧棒(84)は上
端位置まで押し上げられる。この状態では、ボール受け
(88)が皿バネ(87)によって上方に押圧される(
バネ押圧棒(84)の上端がボール(89)に触れるこ
とはない)。ボール(89)の上面は、キャップ(90
)によって係止されているため、このバネ力によってボ
ール(89)は、キャップ(90)とボール受け(88
)によって挟持され、その状態に固定されるので、ボー
ル(89)の上方に設けた歯型台(91)の位置及び姿
勢も固定されることができる。
ボール(89)ひいては歯型台(91)の位置及び姿勢
を変えるときは、ハンドル(78)を上方(図の矢印A
の方向)に回動して揺動部材(74)を揺動させればよ
い。ハンドル(78)の移動によって、揺動部材(74
)が図の矢印Bの方向に揺動し、これに伴って連結部材
(81)が傾斜状態となるので、バネ押圧棒(84)は
少し下降する。すると、皿バネ(87)の押圧力が減少
するので、力を加えればボール(89)を簡単に回動す
ることができる。従って、この状態で歯型台(91)に
力を加えれば、歯型台(91)の位置及び姿勢の調節を
容易に行うことができる。
なお、この状態でも、ボール(89)への押圧力がまっ
たくなくなるわけではないので、歯型台(91)が傾い
て柱状部(72)に寄り掛かるようなことはない。
歯型台(91)には、片側に二つの固定爪(92)が間
隔をおいて取り付けてあり、それと対向する側に一つの
可動爪(93)が設けである。可動爪(93)は、歯型
台(91)の筒状部(97)に回転可能に設けた距離調
整軸(94)に螺合してあり、当該軸(94)を回転す
ることにより可動爪(93)を移動して固定爪(92)
との距離を調整することができる。距離調整軸(94)
は、歯型台(91)に設けた筒状部(97)に嵌入され
ていて、鍔部(96)を筒状部(97)の端部に当接し
ている。距離調整軸(94)の基端には、前記軸(94
)の回転を容易にするためのハンドル(95)が取り付
けである。
切断する歯型(100)は、第6図及び第8図に示すよ
うに歯型台(91)の載置面(98)上に載せられ、固
定爪(92)と可動爪(93)によって挟持して固定さ
れる。
挾■目見腹 次に、以上の構成とした義歯の歯型切断機の使用状態に
ついて説明する。
まず、切断しようとする歯型(100)を第8図に示す
ような方向で歯型台(91)の載置面(98)に載せ、
ハンドル(95)によって可動爪(93)の位置を調節
して固定爪(92)とでこれを挟持する。
次に、マグネットホルダー(3)の上の適宜位置に歯型
固定部(70)の底部(71)を置き、マグネットホル
ダー(3)のスイッチを操作してその位置に歯型固定部
(70)を固定する。
続いて、歯型固定用のハンドル(78)を上方に回動し
てボール(89)を移動可能とし、歯型(100)の切
断箇所及び切断方向に合わせて歯型台(91)の方向及
び姿勢(傾斜角度)を調節する。歯型台(91)の状態
が決定すると、前記ハンドル(78)を逆方向に操作し
て歯型台(91)をその状態に固定する。
このとき、潮騒動部(■0)に設けた投光器(63)を
利用すると、この調節がきわめて簡単かつ正確に行える
。すなわち、投光器(63)から発した光は、m (2
B)の刃(30)に当たり、その影が歯型台(91)に
載せた歯型(100)に生じるので、その影が切断線に
一致するように歯型台(91)の状態を調節すれば、そ
の後は潮騒動部(10)を徐々に下降するだけで、自動
的にその影の通りに切断されることができる。
続いて、電動モーター(52)を作動させると、その回
転軸(53)の回転運動は回転部材(48)、駆動棒(
41)及び主軸(31)を介して鋸(28)に伝達され
、鋸(28)が長手方向に往復運動をする。そこで、こ
の状態で操作ハンドル(17)を操作して潮騒動部(1
0)のケーシング(11)を徐々に下降すれば、自動的
に歯型(100)の切断作業が行われる。
(発明の効果) 以上の説明から明らかなように、この発明に係る義歯の
歯型切断機は、歯型台(91)に石膏等から成る歯型(
100)を載せて、その位置及び姿勢の調節をして固定
すると共に、往復運動をする鋸(28)を持つケーシン
グ(11)を徐々に下陣するだけで、切断作業が行える
ので、−変位置及び姿勢の調節をして歯型(100)を
歯型台(91)に固定すれば、切断作業が自動的にかつ
正確に行われることができると共に、切断の失敗が生じ
る恐れがまったくなく、しかも切断作業にまったくW)
練が必要でない。
また、投光器(63)を利用して鋸(28)の刃(30
)の影を刃型(100)上に発生させ、当該形が切断位
置及び方向に一致するように歯型台(91)を調節すれ
ばよいので、切断位置及び切断方向の設定作業が非常に
簡単であり、しかも当該設定機構の構成が非常に簡単で
あるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明に係る義歯の歯型切断機の一実施例
を示す一部断面正面図、 第2図は、同歯型切断機の右側面説明図、第3図は、潮
騒動部の内部構造を示す正面説明図、 第4図は、潮騒動部の内部構造を示す右側面説明、 第5図は、歯型固定部を一部断面として示す右側面図、 第6図は、歯型固定部の内部構造を示す正面説明図、 第7図は、歯型固定部の皿バネによるボール固定機構を
示す一部拡大図、 第8図は、歯型固定部の歯型台の平面図、第9図は、投
光器と鋸の刃の位置関係を示す説明図である。 (1)・・・基台 (3)・・・マグネットホルダー (lO)・・・潮騒動部    (11)・・・ケーシ
ング(12) (13)・・・支柱    (14)・
・・バネ(17)・・・操作ハンドル  (18)・・
・回転軸(21)・・・取付部材    (24)・・
・ピニオン(26)・・・カバー (29)・・・鋸の枠 (31)・・・主軸 (41)・・・連結棒 (45) (46)・・・長孔 (52)・・・電動モーター (56)・・・揺動棒 (58)・・・透孔 (60)・・・鍔部 (63)・・・投光器 (70)・・・歯型固定部 (72)・・・柱状部 (74)・・・揺動部材 (78)・・・歯型固定用ハン (79) (82)・・・保合ピン (84)・・・バネ押圧棒 (87)・・・皿ハネ (89)・・・ボール (91)・・・歯型台 (93)・・・可動爪 (28)・・・鋸 (30)・・・鋸の刃 (34)・・・室 (42) (47)・・・保合ピン (48)・・・回転部材 (53)・・・回転軸 (57)・・・操作ハンドル (59)・・・円弧状面 (61)・・・保合ピン (64)・・・支持部材 (71)・・・底部 (73)・・・室 (75)・・・支持軸 ドル (81)・・・連結部材 (86)・・・室 (88)・・・ボール受け (90)・・・キャップ (92)・・・固定爪 (94)・・・距離調整軸 (95)・・・ハンドル (100)・・・歯型 (98)・・・載置面

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、基台(1)と、 前記基台(1)上に設けられた、歯型(100)の載置
    面(98)の方向を変更可能な歯型台(91)と、 前記載置面(98)の方向の調節が完了した前記歯型台
    (91)を、その状態に固定する歯型台固定手段と、 前記基台(1)上に往復運動及び上下動可能に支持され
    た、前記歯型(100)の切断用の鋸(28)と、 前記鋸(28)を往復運動させる鋸駆動手段と、前記鋸
    (28)を上下動させる鋸上下動手段とを備え、 前記歯型台(91)に固定された歯型(100)に、前
    記鋸(28)を前記鋸駆動手段によって往復運動をさせ
    ながら当接して、当該歯型(100)を切断するように
    構成したことを特徴とする義歯の歯型切断機。 2、前記歯型台固定手段として、前記歯型台(91)を
    取り付けたボール(89)と、当該ボール(89)を挟
    持するボール受け(88)及びキャップ(90)と、前
    記ボール受け(88)を押圧するバネ(87)と、当該
    バネ(87)の弾性力を変化させるハンドル(78)を
    備えており、前記ハンドル(78)を操作することによ
    って前記ボール(89)の押圧力を増加して、前記ボー
    ル(89)を固定するようにしている請求項1に記載の
    義歯の歯型切断機。 3、前記鋸駆動手段として、ケーシング(11)にその
    長手方向に往復運動可能に設けられた、前記鋸(28)
    を取り付けた主軸(31)と、原動機の回転軸(53)
    に係合された回転部材(48)と、前記主軸(31)と
    回転部材(48)を連結する連結棒(41)とを備えて
    おり、前記回転部材(48)の回転運動を、前記連結棒
    (41)を介して前記主軸(31)に往復運動に変換し
    て伝達している請求項1または2に記載の義歯の歯型切
    断機。 4、前記鋸(28)の上方に投光器(63)が設けてあ
    り、当該投光器(63)の発する光が前記鋸(28)の
    刃(30)に当たって、前記歯型台(91)に固定した
    歯型(100)上に生じる刃(30)の影が、当該刃(
    30)の移動方向に一致するようにしている請求項1〜
    3のいずれかに記載の義歯の歯型切断機。
JP29146789A 1989-11-09 1989-11-09 義歯の歯型切断機 Pending JPH03151962A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190099561A (ko) * 2018-02-19 2019-08-28 대구보건대학교산학협력단 치기공용 샌드 블라스터 장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20190099561A (ko) * 2018-02-19 2019-08-28 대구보건대학교산학협력단 치기공용 샌드 블라스터 장치

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