JPH04104647A - ファクシミリ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ファクシミリ装置に関する。

従来の技術 ファクシミリ通信においては、受信側ファクシミリ装置
における画像データの受信レベルが印画品質の点から重
要である。従来から１画像データの受信レベル検出機能
を有するファクシミリ装置がある。このファクシミリ装
置では、その装置のもつ出力装置、たとえば表示装置や
印画装置などを用いて、受信レベルを表示し、または印
字出力し、操作者に対して受信レベルを知らせている。

発明が解決しようとする課題 上述の受信レベル検出機能を有するファクシミ・り装置
の場合、受信側のファクシミリ装置においてのみ受信レ
ベルの表示あるいは印字出力が可能である。このため、
送信側の操作者が受信側での受信レベルを確認したい場
合は、ファクシミリ通信終了後に受信側の操作者に電話
をして、確認する必要があった。

本発明の目的は、画像データの受信レベルを送信側に音
声信号に変換して送信することができるファクシミリ装
置を提供することである。

課題を解決するための手段 本発明は、電話回線を介して受信する画像デ−夕の受信
レベルを検出するレベル検出手段と、予め定める音声デ
ータが記憶される音声データ記憶手段と、 レベル検出手段からの受信レベルと音声データ記憶手段
の音声データとに基づいて、受信レベルを表す音声信号
を合成する音声信号合成手段と、画像データの受信終了
後に、音声信号合成手段からの音声信号を画像データの
送信側に電話回線を介して送信する送信手段とを含むこ
とを特徴とするファクシミリ装置である。

作　　用 本発明に従えば、画像データの受信時において画像デー
タの受信レベルはレベル検出手段によって検出され、検
出された受信レベルは音声信号合成手段に与えられる。

音声信号合成手段は、レベル検出手段からの受信レベル
と音声データ記憶手段に記憶されている音声データとに
基づいて、検出された受信レベルを表す音声信号を合成
する。

この受信レベルを表す音声信号は、画像データの受信終
了後に送信手段によって画像データの送信側に電話回線
を介して送信されるので、送信側の操作者はたとえばフ
ァクシミリ装置に接続されている電話機のハンドセット
を用いることによって受信側での受信レベルを音声によ
って確認することができる。

したがって、電話回線の異常などが原因でノイズレベル
が大きく、受信側での画像データの受信状態が不良であ
る場合などには、Ｓ／Ｎ比を向上させるために画像デー
タの出力レベルを大きくすればよい。

実施例 第１図は、本発明の一実施例であるファクシミリ装置１
の基本的構成を示すブロック図である。

ファクシミリ装置１は、電話回線２を介して音声信号お
よび画像データの送信／受信を行う。電話回線２は、伝
送制御部３に接続される。伝送制御部３は、ＮＣ１Ｊ（
ネットワークコントロールユニット）、モデム、ＣＭ　
Ｌ　（Ｃｏｎｎｅｃｔ　Ｍｏｄｅｍ　ｔｏ　Ｌｉｎｅ）
リレー、呼出し信号検出回路などを含んで構成され、通
信相手局との間の電話回線２の接続／切断、画像データ
および音声信号の送信／受信の制御を行う。さらに伝送
制御部３には、受信レベル検出回路４が設けられ、この
受信レベル検出回路４によって画像データの受信レベル
が検出される。

伝送制御部３によって受信された画像データは、受信用
伝送バッファ５を介して復号化回路６に与えられる。受
信用伝送バッファ５は、伝送制御部３における画像デー
タの受信速度と、復号化回路６における復号化処理速度
とを調整するために設けられている。復号化回路６は、
受信した画像データの復号化処理を行う。一般に、ファ
クシミリ通信では、画像データをランレングス符号に変
換して送信／受信を行っているので、復号化回路６では
ランレングス符号から画像データへの復号化が行われる
。復号化された画像データは、記録装置７に与えられる
。

記録装置７は、サーマルヘッドとプラテンローラとを含
んで構成される。記録動作は、感熱紙などの記録紙をサ
ーマルヘッドによってプラテンローラ外周面に押当て、
与えられる画像データに基づいてサーマルヘッドに設け
られる複数の発熱抵抗体を選択的に加熱することによっ
て行う、復号化回路６および記録装置７は、マイクロコ
ンピュータなどで実現される主制御部１１から与えられ
るクロック信号などの制御信号に基づいて同期的に制御
される。画像データの受信時において、復号化回路６か
らの画像データを主制御部１１を介してメモリ８に与え
、メモリ８において記憶させるようにしてもよい。

伝送制御部３によって受信された音声信号は、主制御部
１１を介して電話８！９に与えられる。電話機９には、
通話を行うためのスピーカおよびマイクロホンが備えら
れたハンド七／ト１０が設けられており、受信した音声
信号はハント七ノド１０のスピーカから出力される。ハ
ント七／ト１０のマイクロホンからの音声信号は、電話
機９および主制御部１１を介して伝送制御部３に与えら
れ、伝送制御部３から電話回線２を介して相手局に送信
される。したがって、ファクシミリ装置１は、画像デー
タの送信／受信以外に、通話も行うことができる。

主制御部１１は、読取装置１２および符号化回路１３を
制御して、送信すべき原稿の原稿像の読取りおよび画像
データの符号化を行う、読取装置１２は、光源とＣＯＤ
　（電荷結合素子）とを含み、光源からの光を原稿面に
照射し、原稿面からの反射光をＣＣＤで読取って電気信
号、すなわち画像データに変換し、符号化回路１３に与
える。符号化回路１３は、画像データをランレングス符
号に変換し、送信用伝送バッファ１４を介して伝送制御
部３に与える。送信用伝送バッファ１４は、符号化回路
１３における符号化処理速度と、伝送制御部３における
画像データの送信速度とを調整するために設けられてい
る。読取装置１２および符号化回路１３は、主制御部１
１から与えられるクロック信号などの制御信号に基づい
て同期的に制御される。

また主制御部１１は、音声データ格納部１５および音声
合成回路１６を制御して音声信号を作成し、伝送制御部
３から送信する。音声データ格納＃１１５は、予め定め
る音声に対応する音声データ、たとえば「ジュシンレベ
ルハ」などの文章に対応する音声データや、数字「０」
〜「９」に対応する音声データ「ゼロ」〜「キュウ」な
どが格納されている。音声合成回路１６は、メモリ８に
ストアされている画像デ・−夕の受信レベルを表すデー
タと音声データ格納部１５に格納されている音声データ
とに基づいて音声信号を合成する。

さらに主制御部１１には、操作部１７と、表示制御部１
８を介して表示部１つとが接続される。

操作部１７は、ファクシミリの送受信、原稿の複写、電
話をかけるとき、短縮ダイヤルの登録、あるいは動作モ
ードの設定などを行う際に操作する。

表示部１９には、ファクシミリ装置１の動作モードや、
入力された電話番号、画像データの受信レベルなどが表
示される。

第２図は、メモリ８のストア内容を示す図である。メモ
リ８には、アドレスＡＤｌ、・・・が設定されており、
各アドレスにはファクシミリ装置１の動作状態を表すパ
ラメータなどがストアされる。

また本実施例においては、アドレスＡＤｉには、画像デ
ータの受信レベルＤＬがストアされている。

第３図は、ファクシミリ装置１の基本的動作を説明する
ための図である。第３図において、送信側ファクシミリ
装置には参照符Ｔ　（Ｔｒａｎｓｍｉｔ）を付し、受信
側ファクシミリ装置には参照符Ｒ（Ｒｅｃｅｉｖｅ）を
付して示す、ファクシミリ装置ＩＴＩＲは、電話回線２
および図示しない交換機を介して相互に接続されている
。ファクシミリ装置ＩＴが送信する画像データは、電話
回線２を介してファクシミリ装置ＩＲにおいて受信され
、ファクシミリ装置ＩＲでは受信レベルデータＤＬを、
前記メモリ８にストアする。画像データの受信終了後に
、ファクシミリ装置１Ｒはストアした受信レベルデータ
ＤＬを音声信号に変換し、電話口Ｉ１２を介してファク
シミリ装置ＩＴに送信する。ファクシミリ装置ＩＴでは
、受信した音声信号をハンドセットＩＯＴから出力させ
る。これによってファクシミリ装置ＩＴの操作者は、フ
ァクシミリ装置ＩＲでの画像データの受信レベルを知る
ことができる。

第４図は、ファクシミリ装置１における受信動作を説明
するためのフローチャートである。ステップａ１では伝
送制御部３において呼出し信号が受信されたかどうかが
判断され、呼出し信号が受信されるとステップａ２にお
いて、ＣＮＧ信号が検出されたかどうかが判断される。

ＣＮＧ信号が検出されない場合は相手局は通話を要求し
ているので、主制御部１１は電話機９の呼出しベルを鳴
らし、その後、操作者はハンドセット１０による通話を
行う。

ＣＮＧ信号が検出された場合は相手局はファクシミリ通
信を要求しているので、ステップａ３において画像デー
タを受信する。ステップａ４では画像データの受信中に
受信レベル検出回路４において画像データの受信レベル
を検出し、前述したようにメモリ８のアドレスＡＤｉに
受信レベルデータＤＬとして記憶させる。

ステップａ５では、画像データの受信が終了したかどう
かが判断される１画像データの受信が終了すると、ステ
ップａ６において画像データの送信側ファクシミリ装置
の呼出しを行う、呼出し動作は、送信側ファクシミリ装
置に内蔵されている電話機の呼出しベルを鳴らすように
してもよいし、またアラーム音を出力させるようにして
もよい。

ステップａ７では送信側ファクシミリ装置が応答したど
うか、すなわち送信側の操作者がハンドセットを取った
かどうかが判断される。応答がある場合はステップａ８
に進み、受信レベルデータＤＬをメモリ８から読出して
音声信号を作成する。

たとえば「ジュシンレベルハハチデシベルデス」という
音声信号が作成される。

ステップａ９では伝送制御部３から電話回線２を介して
送信側ファクシミリ装置に作成した音声信号を送信する
。音声信号の送信が終了すると、ステップａｌｏにおい
て電話回線２の接続を切断する。

ステップａ７において送信側ファクシミリ装置の操作者
の応答がない場合はステップａｌｌにおいて、一定期間
が経過したかどうかが判断される。

一定期間が経過していないときはステップａ６に戻り、
引続き送信側の呼出し動作が行われる。

定期間が経過するとステップａｌＯにおいて電話回線２
の接続を切断する。

第５図は、ファクシミリ装置１における送信動作を説明
するためのフローチャートである。ステップｂ１では、
読取装置１２に原稿がセットされたかどうかが判断され
る。原稿がセットされている場合はステップｂ２に進み
、操作部１７から電話番号が入力されたかどうかが判断
される。を話番号が入力されるとステップｂ３において
、発呼動作が行われる。ステップｂ４では、被呼側ファ
クシミリ装置が応答したかどうかが判断され、被呼側か
らの応答があるとステップｂ５において画像データの送
信を行う、ステップｂ６では、画像データの送信が終了
したかどうかが判断され、画像データの送信が終了する
とステップｂ７に進む。

ステップｂ７では被呼側ファクシミリ装置がらの呼出し
があるかどうかが判断される。被呼側からの呼出しは、
ファクシミリ装置１に内蔵されている電話機９の呼出し
ベルを鳴らすこと、あるいはアラーム音を発生させるこ
とによって行われる。

呼出しがある場合は、ステップｂ８においてファクシミ
リ装置１の操作者はハンドセット１ｏを取ることによっ
て呼出しに対して応答する。

ステップｂ９ではハンドセット１０のスピーカから被呼
側ファクシミリ装置から送信される画像データの受信レ
ベルを表す音声信号が出力される。

ステップｂｌｏでは、電話回線２の接続を切断する。

ステップｂ４において被呼側ファクシミリ装置が応答し
ない場合は、ステップｂｌｌにおいて一定期間が経過し
たかどうがが判断され、一定期間が経過していないとき
はステップｂ３に戻り、引続いて発呼動作が行われる。

一定期間が経過すると発呼動作を終了し、動作を終了す
る。

ステップｂ７において、被呼側ファクシミリ装置からの
呼出しがない場合は、ステップｂｌｏに進み、電話回線
２の接続を切断する。

以上のように本実施例によれば、ファクシミリ装置１に
おける画像データの受信レベルを音声信号に変換して、
電話回線２を介して画像データの送信側ファクシミリ装
置に送信することができ、画像データの送信側の操作者
はハンドセットによって前記音声信号を聞いて、画像デ
ータの受信レベルを知ることができる。したがって、画
像データの受信レベルが低いときは送信側ファクシミリ
装置における出力レベルを高くすればよい、これによっ
て、確実な画像データの送受信を行うことができ、ファ
クシミリ装置１の信頼性が格段に向上される。

発明の効果 以上のように本発明によれば、ファクシミリ装置におけ
る画像データの受信レベルを音声信号に変換し、電話回
線を介して送信側ファクシミリ装置に送信することがで
きる。送信側の操作者は、前記音声信号を聞くことで、
受信側の受信レベルを知ることができる。

したがって、電話回線の異常などが原因でノイズレベル
が大きく、受信側での画像データの受信状態が不良であ
る場合などには、Ｓ／Ｎ比を向上させるために、送信側
において画像データの出力レベルを大きくすればよい、
これによってファクシミリ装置の信頼性が格段に向上さ
れる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例であるファクシミリ装Ｗ１の
基本的構成を示すブロック図、第２図はメモリ８のスト
ア内容を示す図、第３図はファクシミリ装置１の基本的
動作を説明するための図、第４図はファクシミリ装置１
における受信動作を説明するためのフローチャート、第
５図はファクシミリ装置１における送信動作を説明する
ためのフローチャートである。 トファクシミリ装置、２・・電話回線、３・・伝送制御
部、４・・受信レベル検出回路、８・・・メモリ９・・
電話機、ｌＯハンドセット、１１・・主制御部、１５・
・音声データ格納部、］６・・・音声合成回路 代理人　　弁理士　西教　圭一部

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 電話回線を介して受信する画像データの受信レベルを検
   出するレベル検出手段と、 予め定める音声データが記憶される音声データ記憶手段
   と、 レベル検出手段からの受信レベルと音声データ記憶手段
   の音声データとに基づいて、受信レベルを表す音声信号
   を合成する音声信号合成手段と、画像データの受信終了
   後に、音声信号合成手段からの音声信号を画像データの
   送信側に電話回線を介して送信する送信手段とを含むこ
   とを特徴とするファクシミリ装置。