JPH04104571U - 磁気感応素子の固定機構 - Google Patents

磁気感応素子の固定機構

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JPH04104571U
JPH04104571U JP1367891U JP1367891U JPH04104571U JP H04104571 U JPH04104571 U JP H04104571U JP 1367891 U JP1367891 U JP 1367891U JP 1367891 U JP1367891 U JP 1367891U JP H04104571 U JPH04104571 U JP H04104571U
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holder
circuit board
magnetically sensitive
sensitive element
slit
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JP1367891U
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Inventor
典英 吉田
広志 坂下
Original Assignee
株式会社三協精機製作所
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Abstract

(57)【要約】 (目的) 磁気感応素子ホルダの形状と回路基板の形状
を変えることにより、固定用ホルダを不要となし、部品
点数を減少させる。 (構成) 磁気感応素子21を組み込んだ磁気感応素子
ホルダ20を回路基板30に固定する固定機構におい
て、回路基板30にホルダ20の下端部を挿通できる透
孔31を形成し、この透孔31に連通して幅狭のスリッ
ト33を形成する。一方、ホルダ20の下部に上記スリ
ット33に係合されるガイド溝25を形成し、ホルダ2
0の下部を上記透孔31に挿通した後に、ガイド溝25
とスリット33を嵌合させてホルダ20を回路基板30
上にスライド移動させ、これを最適位置に取り付け固定
する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えばビデオテープレコーダ等のキャプスタンモータ部に設けた磁 気感応素子の固定機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、例えばビデオテープレコーダにあっては、磁気テープの走行速度など を精密に制御する必要があることからキャプスタンモータの回転速度等を正確に 検知する必要があり、これを検出するために例えば磁界の変化によってその電気 的抵抗値が変わる磁気感応素子が用いられている。
【0003】 この磁気感応素子は、通常、金属や樹脂に接着またはインサートモールドされ て保持されており、これを例えば回転速度検出用の周波数発電機(Freque ncy Generator)の磁気の組み込まれたロータとの間隙を調整しつ つ回路基板に取り付けるようになっている。
【0004】 ここで、図9−図12に基づいて、従来の磁気感応素子の固定機構について説 明する。図9(a)に示す如く、磁気感応素子1は、金属または樹脂2に接着ま たはインサートモールドされて、全体としてMR(Magnetic Resi stance)素子組3を構成しており、このように構成されたMR素子組3を 回路基板4へ搭載するとき、磁気感応素子1の出力を調整するために、これと周 波数発電機のロータ(図示せず)との間の間隔を調節できる構造となっている。
【0005】 具体的には、上記MR素子組3の一側或は両側に長孔のスルーホール3aを形 成しておき、このスルーホール3aにビス5を挿通させて回路基板4の孔6にね じ絞め固定する。そして、固定するに際しては、図9(b)に示す如くMR素子 組3を長孔のスルーホール3aの長手方向に移動させつつ磁気感応素子1の出力 が最適値になる所で、これをビス止めする。
【0006】 また、図10に示す他の従来構成にあっては、図10(a)のように磁気感応 素子1はほぼ直方体の樹脂7にインサートされており、MR素子組8を構成して いる。そして、このMR素子組8とは別個に、これを保持するモールド製固定ホ ルダ10を形成して、これにMR素子組8を組込んでいる。そして、この固定ホ ルダ10の側部に図9に示す構成と同様な長孔のスルーホール3aを形成し、こ こを挿通させたビス5により固定ホルダ10を回路基板4に取付け固定する。磁 気感応素子1と周波数発電機のロータとの間の間隔の調節は、図9に示す場合と 同様に、図10(a)のように固定ホルダ10をスルーホール9の長手方向へ移 動することにより行なう。
【0007】 更に、図11に示す他の従来装置にあっては、図11(a)のように磁気感応 素子1を組込んだMR素子組12の他に、このMR素子組12の両側をスライド 自在に保持する金属性の固定ホルダ13を形成し、この固定ホルダ13を回路基 板4へ半田付け14でもって固定する。そして、磁気感応素子1と周波数発電機 のロータとの間の間隔の調節は、図11(b)に示すようにMR素子組12を固 定ホルダ13内でスライドさせ、素子1の出力が最適値になった場所で固定ホル ダ13とMR素子組12とを密着固定する。
【0008】 また更に、図12に示す他の従来装置にあっては、図12(a)のように磁気 感応素子1を組込んだMR素子組15の他に、このMR素子組15の上からこの 両側を覆うように横方向へスライド自在に固定ホルダ16を形成し、この固定ホ ルダ16を回路基板4へ半田付け17でもって固定する。磁気感応素子1と周波 数発電機のロータとの間の間隔の調節は、図12(b)のようにMR素子組15 を固定ホルダ16内でスライドさせ、最適な場所で固定ホルダ16とMR素子組 15とを接着固定する。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、前述した従来構造において、図10、図11及び図12に示す構造 にあっては、磁気感応素子を組込んだMR素子組8、12、15の他に、別個形 成された固定ホルダ10、13、16を用いなければならず、そのため、部品コ ストが余分にかかるのみならず、組み立て工程数も増加して組み立てコストを高 騰するという問題があった。また、特に図10に示す構成にあっては、装置全体 の高さも固定ホルダ10の厚さ分だけ高くなり、小型化に限界があった。
【0010】 また、図9及び図10に示す構成にあっては、磁気感応素子1とロータとの間 の間隔の調整後に、ビスで締め付け固定することとしているので、締め付け力に よりMR素子組3或いは固定ホルダ10が動いてしまい、正確に位置決めできな い場合があった。
【0011】 本考案は以上のような問題点に着目し、これを有効に解決すべく創案されたも のである。本考案の目的は、MR素子組(ホルダ)の形状を回路基板の形状を変 えることにより固定用ホルダを不要となし、部品点数を減少させて組み立て作業 性の向上およびコスト削減を図ることのできる磁気感応素子の固定機構を提供す るにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記問題点を解決するために、磁気感応素子を組み込んだ磁気感応 素子ホルダを回路基板に固定する固定機構において、前記回路基板に前記ホルダ を挿通できる透孔を形成すると共に、前記透孔と連通したスリットを形成し、前 記磁気感応素子ホルダに前記スリットと移動自在に係合するガイド溝を形成し、 前記スリットに前記ガイド溝を係合させた状態で前記磁気感応素子ホルダを前記 回路基板に固定するように構成したものである。
【0013】
【作用】
まず、磁気感応素子を組み込んだ磁気感応素子ホルダの下端部を、回路基板に 形成した透孔に挿通し、そして、このホルダに設けたガイド溝を回路基板に設け たスリットに係合させつつホルダを回路基板に組みつける。この時点では、ホル ダは回路基板上をスリット方向に沿って移動自在になっているので、磁気感応素 子と周波数発電機との間の間隔を適宜調整し、最適な位置において回路基板と磁 気感応素子ホルダとを半田付け等により固定する。
【0014】
【実施例】
以下に、本考案に係る磁気感応素子の固定機構の一実施例について添付図面を もとに説明する。 図1は本考案において使用する磁気感応素子ホルダを示す斜視図、図2は本考 案において使用する回路基板を示す斜視図である。図示するごとく20は、例え ば樹脂等によりほぼ直方体状に成形されたMR(磁気感応素子)ホルダであり、 この前面、すなわち図示しない周波数発電機のロータに臨む面には、磁気感応素 子21が、例えばインサートモールド成形により一体的に組み込まれていると共 に、その後方側面には信号の入出力を行なうためのリードフレーム22が取付け られている。そして、このMRホルダ20の中心部には、上記磁気感応素子21 に、例えばバイアスを加えるためのマグネット23が埋め込まれている。そして 、上記MRホルダ20の下部には、水平方向に沿って一対のガイド溝25が形成 されており、このガイド溝25に後述するスリットを嵌合ないし係合するように なっている。
【0015】 一方、上記MRホルダ20が取付けられるべき回路基板30には、図2に示す 如く上記MRホルダ20の下部を挿通し得るだけの開口面積を有した透孔31が 形成されていると共に、この透孔31に連通させて上記MRホルダ20の下部に 形成した一対のガイド溝25と適宜余裕をもって移動自在に嵌合ないし係合する スリット33が形成されている。このスリット33の長さは、少なくとも上記ガ イド溝25の長さ方向全体を収容できる長さに設定しておくのが、確実な固定を 保証するために好ましい。そして、上記スリットの後方の回路基板30上には、 前記リードフレーム22との電気的コンタクトをとるための複数のランド35が 形成されている。
【0016】 次に、以上のように構成された本考案の固定機構による組みつけ工程について 説明する。 図3は、本考案の固定機構による組みつけ工程を説明するための工程図である 。まず、図3(a)および図3(b)に示すごとく回路基板30に形成した透孔 31の上方に、MRホルダ20の下部が位置するようにそれぞれを配置させる。 ついで、矢印に示すごとくMRホルダ20の下部を上記透孔31に挿通すると共 に、MRホルダ20のガイド溝25を回路基板30のスリット33に係合させて MRホルダ20を水平方向にスライド移動し、図3(c)のようにMRホルダ2 0を回路基板30に搭載する。そして、長さにおいて適宜余裕を持たせてあるリ ードフレーム22と回路基板30上のランド35とを、例えばリフロー等による 半田付け35により接続する。
【0017】 次いで、図3(d)に示すごとく周波数発電機のロータ36を、MRホルダ2 0の磁気感応素子21の前方に接近させて組み込み取りつける。そして、MRホ ルダ20をスリット33に沿って適宜スライド移動することにより上記ロータと 上記磁気感応素子21の感受面との間のギャップを変化させ、磁気感応素子21 からの出力が最適値になるように調整を行なう。そして、素子21から適正な出 力が得られた位置で、図3(e)に示すごとくMRホルダ20と回路基板30と を例えば接着あるいは半田付け37でもって接着固定する。この時、接着の対象 となる金属片をMRホルダ20の側部に予めインサートモールドにより設けるこ とにより、MRホルダ20を回転基板30へ容易に半田付け固定することができ る。
【0018】 このように、上記実施例によれば、MRホルダ20を取付け調整するために別 途に固定用のホルダを使用することがなく、部品点数を削減することができる。 また、上記実施例によれば、スリット33を区画する基板部分をガイド溝25 を区画する壁面で挟み込んだ構造となっているので、MRホルダ20の高さ方向 の寸法が安定するのみならず、回路基板30との垂直が出しやすくなり、取付け 精度を向上させることができる。
【0019】 なお、上記実施例にあっては、回路基板30のスリット33をロータ36から 遠ざかるように形成したが、これに限定されず、図4に示すごとくスリット33 をロータ36に向けて接近するように形成してもよい。この場合には、図5(a )に示すようにMRホルダ20の下部を透孔31に挿通させた後、ロータ36側 へMRホルダ20をスライド移動することによりこれを回路基板30上へ搭載す る。
【0020】 この実施例によれば、リードフレーム22を、透孔31を介して回路基板30 の下方へ延在させ、これを回路基板30の下面に半田付け38でもって接続コン タクトできるので、図2に示すランド35を不要にすることができる。また、図 5(b)に示すごとくMRホルダ20と回路基板30との間の半田付け39を回 路基板30の下面にて行なうようにすれば、2箇所の半田付け38、39を回路 基板30の同一面側より行なうことができ、作業性を向上させることができる。
【0021】 また、以上の実施例にあっては、回路基板30のスリット33は直線形状に成 形されていたが、これに限定されず、例えば、図6に示すごとくスリット33の 長手方向の途中において一対の凹部40を設けるようにしてもよい。この場合に は、図7に示すごとくMRホルダ20の両側面に上記スリット33の凹部40と 対応させて上下方向に延びる一対の凹部42を形成する。こうしておけば、図8 に示すごとく、回路基板30の凹部40とMRホルダ20の凹部42の下端部と を接着材45で埋め込むことによってMRホルダ20を回路基板30に固定する ことができると共に、接着材45が楔の作用をして両部材が強固に固定される。
【0022】 なお、上記実施例においては、ビデオテープレコーダに設ける磁気感応素子の 固定機構について説明したが、これに限定されないのは勿論である。
【0023】
【考案の効果】
以上要するに、本考案によれば、MRホルダを固定する固定用のホルダを用い ることなく、MRホルダの位置を調整しつつこれを回路基板上に固定することが できるので、部品点数を削減することができる。 したがって、部品コストを削減することができるのみならず、作業工程が減少 するので組み立て作業性を向上させることができる。
【0024】 また、固定用ホルダを使用しないことから、その厚さ分だけ装置全体の高さを 低くでき、装置のコンパクト化に寄与することができる。 更に、MRホルダが回路基板を挟み込む構造なので、MRホルダの高さ方向の 寸法を安定化させることができるのみならず、この垂直度も正確に出すことがで きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案において使用する磁気感応素子ホルダを
示す斜視図である。
【図2】本考案において使用する回路基板を示す斜視図
である。
【図3】本考案に係る固定機構の組み立てを示す組立工
程図である。
【図4】本考案において使用される回路基板のスリット
形状の変形例を示す図である。
【図5】図4に示すスリット形状を用いた場合の組立て
を示す組立工程図である。
【図6】本考案において使用される回路基板のスリット
形状の他の変形例を示す図である。
【図7】図6に示すスリット形状を用いた場合に使用さ
れる磁気感応素子ホルダの形状を示す図である。
【図8】図6及び図7に示す部材を用いた場合の組立図
である。
【図9】従来の磁気感応素子の固定機構を示す組立構成
図である。
【図10】他の従来の磁気感応素子の固定機構を示す組
立構成図である。
【図11】他の従来の磁気感応素子の固定機構を示す組
立構成図である。
【図12】他の従来の磁気感応素子の固定機構を示す組
立構成図である。
【符号の説明】
20 磁気感応素子(MR)ホルダ 21 磁気感応素子 25 ガイド溝 30 回路基板 31 透孔 33 スリット 36 周波数発電機のロータ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気感応素子を組み込んだ磁気感応素子
    ホルダを回路基板に固定する固定機構において、前記回
    路基板に前記ホルダを挿通できる透孔を形成すると共
    に、前記透孔と連通したスリットを形成し、前記磁気感
    応素子ホルダに前記スリットと移動自在に係合するガイ
    ド溝を形成し、前記スリットに前記ガイド溝を係合させ
    た状態で前記磁気感応素子ホルダを前記回路基板に固定
    するように構成したことを特徴とする磁気感応素子の固
    定機構。
JP1367891U 1991-02-18 1991-02-18 磁気感応素子の固定機構 Pending JPH04104571U (ja)

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