JP3125230B2 - リニア直流モ−タ内へのリニア磁気エンコ−ダの組込み形成方法 - Google Patents

リニア直流モ−タ内へのリニア磁気エンコ−ダの組込み形成方法

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JP3125230B2
JP3125230B2 JP04018601A JP1860192A JP3125230B2 JP 3125230 B2 JP3125230 B2 JP 3125230B2 JP 04018601 A JP04018601 A JP 04018601A JP 1860192 A JP1860192 A JP 1860192A JP 3125230 B2 JP3125230 B2 JP 3125230B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リニア直流モータ内に
精度良くリニア磁気エンコーダを組込み形成する方法に
関する。
【0002】
【従来技術】リニア直流モータ、特に多極・多コイル形
の多相のリニア直流モータは、隣り配置の磁極が異極と
なるようにN極,S極の磁極をP(Pは2以上の整数)
個備えて界磁マグネットを形成し、該界磁マグネットと
対向する位置にスライダの移動方向に沿ってn(nは2
以上の整数)個の電機子コイルを配設して電機子を形成
し、上記界磁マグネット若しくは電機子の何れか一方を
相対的移動するスライダに取り付け、他方を固定子とし
た構造となっている。
【0003】例えば多極多相型のリニア直流ブラシレス
モータでは、磁極判別素子によって界磁マグネットの磁
極の判別を行って、電機子コイルへ適宜方向の通電切換
を行ないスライダを直線的走行させている。このような
直線的走行をなすリニア直流ブラシレスモータでは、そ
の速度制御及び位置決め制御を精度良く行うために、リ
ニアエンコーダを用いてクローズドループ制御すること
が望ましい。
【0004】ここに、リニア直流ブラシレスモータ内に
リニアエンコーダの構成要素を合理的に組み込んでリニ
アエンコーダ内蔵の小型高精度ののリニア直流モータを
形成する場合、リニアエンコーダとしては構造が簡単
で、小型且つ安価に構成できるリニア磁気エンコーダを
用いるのが得策である。
【0005】リニア磁気エンコーダを用いた従来のリニ
ア直流ブラシレスモータでは、予めリニア磁気エンコー
ダ用スケール素材にスライダの長手方向に沿って交互等
間隔にN極,S極の磁極を微細着磁してリニア磁気エン
コーダ用スケールを形成し、このリニア磁気エンコーダ
用スケールを機器やリニア直流ブラシレスモータの適宜
な固定部に取り付け、スライダと共に移動する磁気セン
サで上記リニア磁気エンコーダ用スケールの微細なN
極,S極の磁極を検出するようにしている。
【0006】
【従来技術の問題点】この場合、リニア磁気エンコーダ
として精度の良いものを形成しようとすると、リニア直
流ブラシレスモータの界磁マグネットと電機子間の磁気
空隙の平行度に比較して、リニア磁気エンコーダのリニ
ア磁気エンコーダ用スケールと磁気センサ間の磁気空隙
の平行度は極めてシビアなものに調節する必要がある。
【0007】従って、リニア磁気エンコーダ用スケール
を接着剤などで、取り付けした後、そのリニア磁気エン
コーダ用スケール面を走行するスライダに取り付けた磁
気センサの磁気空隙の平行度や傾き等を極めてシビアに
調節及び補正しなければならい欠点がある。特に、リニ
ア磁気エンコーダの調整には、ゲージ等の計器を用いて
当該リニア磁気エンコーダスケールの機器に対する取り
付け位置、直動案内部との平行度、傾きなどをも調整し
なければならない厄介さがある。
【0008】そうした厄介な点を解決しようとしても、
リニア磁気エンコーダスケール自体の歪みや、ソリは、
直動案内機器の走行精度とは必ずしも一致しないため、
上記の補正や調整を施しても、磁気センサとリニア磁気
エンコーダスケールの磁気空隙の平行度や傾きを正確な
ものに設定することが出来ず、高精度のリニア磁気エン
コーダ内蔵リニア直流モータを形成するのが非常に困難
である欠点があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、リニ
ア磁気エンコーダスケールを構成する素材(以下、スケ
ール素材という)自体、あるいはリニア磁気エンコーダ
スケール自体の歪みや、ソリがあっても、上記補正や調
整を施こさずに、磁気センサとリニア磁気エンコーダス
ケールの磁気空隙の平行度や傾きを正確なものに設定で
き、また高精度のリニア磁気エンコーダ内蔵リニア直流
モータを形成できるようにするリニア直流モータ内への
リニア磁気エンコーダの組込み形成方法を得ることにあ
る。
【0010】
【発明の課題を達成するための手段】かかる本発明の課
題は、スライダの移動方向に沿って電機子または界磁マ
グネットを収納するために前記スライダの移動方向と直
交する断面が略凹部となっている直動案内レールの両外
側面壁に前記直動案内レールの長手方向に沿って延びて
形成された軌道溝を形成し、記直動案内レールの凹部
内に前記スライダの移動方向に沿って隣り配置の磁極が
異極となるようにN極,S極の磁極をP(Pは2以上の
整数)個備えて界磁マグネットまたは前記スライダの移
動方向に沿ってn(nは2以上の整数)個の電機子コイ
ルからなる電機子を収納配設し、及び前記直動案内レー
ルの軌道溝と対向した前記長手方向に延びる軌道溝を内
面に有する前記スライダの記直動案内レールの凹部内
に設けた前記界磁マグネットまたは前記電機子と対向す
る面に前記電機子または前記界磁マグネットを設けて
記スライダが前記軌道溝間に転動体群を介して前記直動
案内レールに対して相対的移動してなるリニア直流モー
タ内に、前記直動案内レールの凹部と平行にリニア磁気
エンコーダ用スケール素材を収納するためのリニア磁気
エンコーダ用スケール素材収納溝を形成して前記リニア
磁気エンコーダ用スケール素材収納溝にリニア磁気エン
コーダ用スケール素材を取り付け、次に、前記直動案内
レールの軌道溝を基準に前記リニア磁気エンコーダスケ
ール素材を研削し、該研削した前記リニア磁気エンコー
スケール素材に前記スライダの長手方向に沿って交互
等間隔にN極,S極の磁極を微細着磁してリニア磁気エ
ンコーダ用スケールを形成して、最後に、前記リニア磁
気エンコーダ用スケールと対向する前記スライダの下面
に前記リニア磁気エンコーダ用スケールのN極,S極の
磁極を検出するための磁気センサを平行磁気空隙を形成
するように取り付け組み込みしてなるリニア直流モータ
内へのリニア磁気エンローダの組み込み形成方法を提供
することによって達成できる。
【0011】
【発明の実施例】図1は、リニア磁気エンコーダを組み
込んだ多極多相型の可動マグネット型リニア直流ブラシ
レスモータ1の一部切り欠き省略した上面斜視図、図2
は、図1多極多相型の可動マグネット型リニア直流ブラ
シレスモータ1をそのスライダの走行方向から見た縦断
面図で、図1及び図2を参照して、当該可動マグネット
型リニア直流ブラシレスモータ1について説明してい
く。
【0012】可動マグネット型リニア直流ブラシレスモ
ータ1は、主に移動子を構成するスライダ2と、固定子
を構成する直動案内レール3からなる。
【0013】直動案内レール3は、スライダ2の移動方
向に沿って電機子4を収納するためにスライダの移動方
向と直交する断面が略凹部となっている電機子収納用凹
部5を形成している。直動案内レール3の両外側面壁6
に当該直動案内レール3の長手方向に沿って延びて形成
された軌道溝7を形成している。
【0014】上記直動案内レール3の電機子収納用凹部
5の上面部には、スライダ2の移動方向に沿って複数個
の空心型の電機子コイル8群を重畳しないように隣接配
設してコアレス構造のコアレスステータ電機子4を収納
配設している。
【0015】電機子コイル8について説明すると、この
電機子コイル8は、矩形枠状の空心型のものとなるよう
に導線を用いて多数ターン巻回して形成されたものであ
るが、プリント、めっき手段あるいはエッチング手段を
用いたシートコイル等にて形成したものでも良い。また
この実施例では、多数の電機子コイル8が他の電機子コ
イル8と互いに重ならないように隣接して配設されてい
るが、電機子コイル8は、必ずしも互いに密に隣接して
配設する必要があるというものではない。
【0016】かかる空心型の電機子コイル8群による
と、効率及び性能の良好なリニア往復180度通電方式
を採用することができるように、スライダ2の走行方向
と直交する方向に延びた推力の発生に寄与する2つの有
効導体部との開角が、後記する界磁マグネット9のスラ
イダ2の走行方向における一磁極幅をTとする時、該一
磁極幅Tの開角となるように巻線形成されている。
【0017】尚、電機子コイル8において、スライダ2
の移動方向と平行な2つの導体部は、あまり推力の発生
に寄与しない導体部となっている。また電機子コイル8
は、上記推力の発生に寄与しない2つの導体部と導体部
の外側までの長さが、界磁マグネット9のその方向の幅
と同じとなる長さのものに形成している。
【0018】直動案内レール3が磁性体でできたもので
ないときには、上記電機子収納用凹部5面の上面に界磁
マグネット9の磁路を閉じるためのステータヨークを設
け、このステータヨークの上に上記電機子コイル8群か
らなる電機子を配設することが望ましい。この実施例で
は、直動案内レール3が磁性体でできたものを用いて形
成しているため、ステータヨークを用いていない。
【0019】当該コアレスステータ電機子4を形成する
それぞれの電機子コイル8群の上面には、ほぼ電機子コ
イル8と同程度の面積の長板状のプリント配線基板10
を図示しない適宜な手段にて配設固定している。該プリ
ント配線基板10には、図示しないプリント配線用導電
パターンが形成され、このパターンを介して電機子コイ
ル8群及び界磁マグネット9の磁極状態に応じて電機子
コイル8群の通電の切り換えを行うための位置検知用と
しての図示しない磁極判別素子に電源を供給すると共
に、出力信号を得るようにしている。
【0020】上記磁極判別素子としては、ホールIC、
ホール素子、磁気抵抗素子等の適宜な磁電変換素子を用
いれば良い。磁極判別素子群は、それぞれ電機子コイル
8の発生推力に寄与する導体部と該導体部と直交して形
成された導体部とが交叉する導体部の界磁マグネット9
と対向する上記プリント配線基板10位置に配設し、上
記界磁マグネット9のN極,S極の磁極を検出すること
ができるようにしている。磁極判別素子からの、上記界
磁マグネット9のN極,S極の磁極に応じた出力信号に
基づいて図示しない通電制御回路内のドライバーが作動
して所定方向の推力が発生するように上記電機子コイル
8群に適宜方向の通電を行うようになっている。
【0021】上記直動案内レール3には、その電機子収
納用凹部5と平行にリニア磁気エンコーダ用スケール素
材11を収納するためのリニア磁気エンコーダ用スケー
ル素材収納溝13を形成し、該リニア磁気エンコーダ用
スケール素材収納溝13にリニア磁気エンコーダ用スケ
ール12を取り付け形成している。この場合のリニア磁
気エンコーダ用スケール12の取り付け形成の方法につ
いては後記する。
【0022】スライダ2は、磁性体でできており、当該
スライダ2の走行方向から見た形状が逆凹部状に形成さ
れており、その両内側面14の内面には、上記直動案内
レール3に形成した軌道溝7と対向し、且つスライダ2
の移動方向に沿った長手方向に延びる軌道溝15を形成
しており、上記軌道溝7と15間に転動体(ボール)1
6群を介在し、軌道溝7,15及び転動体16群によっ
て軌道溝7の長手方向に沿ってスライダ2がスムーズに
移動できるように構成されている。
【0023】スライダ2は、上記直動案内レール3の電
機子収納用凹部5面との間の空隙長(磁気空隙長)が平
行になるように構成された上記電機子4と対向する平面
下部内面17を持ち、この部内面17面の上記電機子
4と対向する面に界磁マグネット9を設けて相対的移動
するように構成している。
【0024】スライダ2の下部内面17面には、当該ス
ライダ2の移動方向に沿って隣り配置の磁極が異極とな
るようにN極,S極の磁極をP(Pは2以上の整数)個
備えて、この実施例では図面の都合で3極に構成した界
磁マグネット9を接着剤などの適宜な手段を用いて固設
している。
【0025】スライダ2の部内面17面の上記リニア
磁気エンコーダ用スケール12と対向する部分には、当
該リニア磁気エンコーダ用スケール12の微細なピッチ
で交互に形成したN極,S極の磁極を検出するための磁
気センサを有する磁気センサヘッド18を上記平行磁気
空隙を形成するように取り付け、上記リニア磁気エンコ
ーダ用スケール12のN極,S極の磁極微細多極着磁極
を検出できるようにし、磁気センサヘッド18がリニア
磁気エンコーダ用スケール12のN極,S極の磁極微細
多極着磁極数をカウントすることでスライダ2の移動
量、移動速度、移動位置などが判明し、これによってス
ライダ2の速度、位置のサーボが行える。
【0026】上記のようなリニア磁気エンコーダ用スケ
ール素材収納溝13に直接に接着剤19を用いてリニ
ア磁気エンコーダ用スケール12を取付た場合には、図
3に示すように接着剤19の塗付状態やリニア磁気エン
コーダ用スケール12自体の熱膨張などの原因によって
磁気センサヘッド18とリニア磁気エンコーダ用スケー
ル12間の磁気空隙20の長さが一定にならず(平行磁
気空隙長とならず)、磁気センサヘッド18から正確な
エンコーダ出力が得られなかったり、磁気センサヘッド
18とリニア磁気エンコーダ用スケール12との接触に
よる破損の恐れが生ずる。
【0027】そこで本発明では、リニア磁気エンコーダ
用スケール素材収納溝13に直接に接着剤19を用い
てリニア磁気エンコーダ用スケール12を取付ける方法
を採用せず、まずリニア磁気エンコーダ用スケール素材
収納溝13面には、リニア磁気エンコーダ用スケール素
材を接着剤を用いて図3に示すように取り付ける。
【0028】このようにすると、図3に示すように接着
剤19の塗付状態やリニア磁気エンコーダ用スケール素
材11自体の熱膨張などの原因によって磁気センサヘッ
ド18とリニア磁気エンコーダ用スケール素材11間の
磁気空隙20の長さが一定にならず(平行磁気空隙20
長とならず)、磁気センサヘッド18から正確なエンコ
ーダ出力が得られなかったり、磁気センサヘッド18と
リニア磁気エンコーダ用スケール12との接触による破
損の恐れが生ずることになるので、上記直動案内レール
軌道溝面21を基準に上記スケール素材11面22を研
削し、該研削した上記スケール素材22面にスライダ2
の長手方向に沿って交互等間隔にN極,S極の磁極を微
細着磁して図1に示すようなリニア磁気エンコーダ用ス
ケール12を形成(尚、図1では、図面の都合上、N
極、S極を示す、N,Sの符号は一分しか描いていな
い)し、上記リニア磁気エンコーダ用スケール12と対
向するスライダ2の部内面17位置に当該リニア磁気
エンコーダ用スケール12のN極,S極の磁極を検出す
るための磁気センサヘッド18を平行磁気空隙20を形
成するように取り付ける。
【0029】
【発明の効果】本発明は、上記したようにリニア磁気エ
ンコーダ用スケール素材11をリニア磁気エンコーダ用
スケール素材収納溝13に直接に接着剤19等を用い
て取り付け、しかる後、上記直動案内レール軌道溝面2
1を基準に上記スケール素材11面22を研削し、該研
削した上記スケール素材面22にスライダ2の長手方向
に沿って交互等間隔にN極,S極の磁極を微細着磁して
図1に示すようなリニア磁気エンコーダ用スケール12
を形成しているので、上記リニア磁気エンコーダ用スケ
ール12と磁気センサヘッド18間の平行磁気空隙20
を常に一定に維持形成できる。このことにより、当該故
障が少なく、且つ高精度のリニア磁気エンコーダを可動
マグネット型リニアブラシレスモータに合理的に内蔵で
き、結果として品質に優れたリニア磁気エンコーダ内蔵
型の厚みの薄い可動マグネット型リニアブラシレスモー
タを容易且つ安価に形成できる。尚、上記実施例では、
可動マグネット型リニアブラシレスモータについて説明
したが、界磁マグネットを固定側にし、電機子を可動子
とした可動電機子型リニアブラシレスモータについても
適用があり、またブラシレス形式でなく、ブラシと整流
子を用いた形式の直流リニアモータに対しても適用があ
ることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 リニア磁気エンコーダを組み込んだ多極多相
型の可動マグネット型リニア直流ブラシレスモータ1の
一部切り欠き省略した上面斜視図である。
【図2】 図1の多極多相型の可動マグネット型リニア
直流ブラシレスモータをそのスライダの走行方向から見
た縦断面図である。
【図3】 本発明のリニア磁気エンコーダの形成方法の
説明図であって、リニア磁気エンコーダ用スケール材部
分の研削加工前の状態を示す。
【図4】 本発明のリニア磁気エンコーダの形成方法の
説明図であって、図3の状態から研削加工した状態を示
す。
【符号の説明】
1 可動マグネット型リニア直流ブラシレスモータ 2 スライダ 3 直動案内レール 4 電機子 5 電機子収納用凹部 6 内側面 7 軌道溝 8 電機子コイル 9 界磁マグネット 10 プリント配線基板 11 リニア磁気エンコーダ用スケール素材 12 リニア磁気エンコーダ用スケール 13 リニア磁気エンコーダ用スケール素材収納溝 14 側辺 15 軌道溝 16 転動体(ボール) 17 下部内面 18 磁気センサヘッド 19 接着剤 20 磁気空隙 21 軌道面 22 リニア磁気エンコーダ用スケール素材面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−134759(JP,A) 特開 昭62−277061(JP,A) 特開 昭61−210865(JP,A) 実開 昭61−149820(JP,U) 実開 平2−97863(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 41/035 H02K 41/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スライダの移動方向に沿って電機子または
    界磁マグネットを収納するために前記スライダの移動方
    向と直交する断面が略凹部となっている直動案内レール
    の両外側面壁に前記直動案内レールの長手方向に沿って
    延びて形成された軌道溝を形成し、記直動案内レール
    の凹部内に前記スライダの移動方向に沿って隣り配置の
    磁極が異極となるようにN極,S極の磁極をP(Pは2
    以上の整数)個備えて界磁マグネットまたは前記スライ
    ダの移動方向に沿ってn(nは2以上の整数)個の電機
    子コイルからなる電機子を収納配設し、及び前記直動案
    内レールの軌道溝と対向した前記長手方向に延びる軌道
    溝を内面に有する前記スライダの記直動案内レールの
    凹部内に設けた前記界磁マグネットまたは前記電機子と
    対向する面に前記電機子または前記界磁マグネットを設
    けて前記スライダが前記軌道溝間に転動体群を介して前
    記直動案内レールに対して相対的移動してなるリニア直
    流モータ内に、前記直動案内レールの凹部と平行にリニ
    ア磁気エンコーダ用スケール素材を収納するためのリニ
    ア磁気エンコーダ用スケール素材収納溝を形成して前記
    リニア磁気エンコーダ用スケール素材収納溝にリニア磁
    気エンコーダ用スケール素材を取り付け、次に、前 記直動案内レールの軌道溝を基準に前記リニア
    磁気エンコーダスケール素材を研削し、該研削した前記
    リニア磁気エンコーダスケール素材に前記スライダの長
    手方向に沿って交互等間隔にN極,S極の磁極を微細着
    磁してリニア磁気エンコーダ用スケールを形成して 最後に、前 記リニア磁気エンコーダ用スケールと対向す
    前記スライダの下面に前記リニア磁気エンコーダ用ス
    ケールのN極,S極の磁極を検出するための磁気センサ
    を平行磁気空隙を形成するように取り付け組み込みして
    なるリニア直流モータ内へのリニア磁気エンコーダの組
    み込み形成方法。
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