JP2987738B2 - 磁極検出用ホール素子およびブラシレスモータ - Google Patents

磁極検出用ホール素子およびブラシレスモータ

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JP2987738B2
JP2987738B2 JP6042635A JP4263594A JP2987738B2 JP 2987738 B2 JP2987738 B2 JP 2987738B2 JP 6042635 A JP6042635 A JP 6042635A JP 4263594 A JP4263594 A JP 4263594A JP 2987738 B2 JP2987738 B2 JP 2987738B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は、例えば、各種駆動モ
ータのロータの回転位置検出等に適用可能な磁極検出用
ホール素子および該ホール素子を使用したブラシレスモ
ータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、ブラシレスの各種駆動モ
ータには、ロータマグネットの回転位置に応じて各相の
駆動コイルにタイミング良く通電を行うために、ロータ
マグネットの磁極を検出するためのホール素子を用い、
このホール素子の検出信号に基づいて各相の駆動コイル
の通電タイミングを決定するようにしたものが知られて
いる。
【0003】また、このようなホール素子の取り付け構
造としては、図4(A),(B)に示すような縦置きタ
イプのものが知られている(実開平2−13756号公
報参照)。
【0004】この縦置きタイプのホール素子1は、感磁
面を有するチップ2を、図4(A)の平面からみたホ−
ル素子の実装面と平行な2つの長辺3a,3aと2つの
短辺3b,3bとを有する縦長の樹脂性のパッケージ3
内に埋設し、4つの端子4,4…をパッケージ3の感磁
面と平行な壁面3cから導出し、感磁面をロータマグネ
ット5に対向させた状態で底面3dを基板6に接地して
回路パターン(図示せず)に各端子4,4…を固定する
ことによりパッケージ3を固定したものである
【0005】しかしながら、この縦置きタイプのもの
は、ロータマグネット5に感磁面を対向させて配置する
ことができるため、ロータマグネット5からの磁束を効
率良く受けて高出力・低ノイズの信号を得易いという利
点を有するものの、モータ全体の小形化・偏平化に不向
きであるばかりでなく、量産時のリフロー前にチップが
動き易く実装が不安定であるという問題が生じていた。
【0006】そこで、図2及び図3に示すような平面置
きタイプが考えられる。図2(A),(B)に示したホ
ール素子1は、感磁面(図2(B)の上面)を有するチ
ップ2を、ホ−ル素子の実装面と平行な2つの長辺3
a,3aと2つの短辺3b,3bとを有する樹脂性のパ
ッケージ3内に埋設すると共に、4つの端子4,4…の
うちの2つづつをパッケージ3の長辺3a,3aから導
出し、短辺3b,3bのうちの一方をロータマグネット
5に対向させた状態で基板6の回路パターン(図示せ
ず)に各端子4,4…を固定することによりパッケージ
3を固定したものである。
【0007】一方、図3(A),(B)に示したホール
素子1(ホール素子1自体の構造は図2と同一)は、長
辺3a,3aのうちの一方をロータマグネット5に対向
させた状態で基板6の回路パターン(図示せず)に各端
子4,4…を固定することによりパッケージ3を固定し
たものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の如く
構成されたホール素子1にあっては、モータ全体の偏平
化には貢献することができるものの、例えば、図2に示
したホール素子1の取り付け構造にあっては、チップ2
をロータマグネット5にある程度近付けることができる
ものの、ロータマグネット5に対向する短辺3bからチ
ップ2までの距離が長辺3aからチップ2までの距離よ
りも長い(パッケージ3とチップ2とが共に長方形であ
るため)ため、結果的にはロータマグネット5からチッ
プ2までの距離L2が長くなるばかりでなく、ロータマ
グネット5に対向するコア(図示せず)にチップ2が近
付いてしまう。
【0009】一方、図3に示したホール素子1の取り付
け構造にあっても、ロータマグネット5とパッケージ3
との間に端子4,4が存在しているため、ロータマグネ
ット5からチップ2までの距離L1が長くなるばかりで
なく、ロータマグネット5に対向するコアにチップ2が
近付いてしまう。
【0010】従って、図2,図3に示した各取付構造
は、いづれもロータマグネット5とチップ2とが対向し
ていないばかりでなく、ロータマグネットから遠く且つ
コアに近いため、高出力・低ノイズを実現することが困
難であるという新な問題が生じていた。
【0011】本発明は、上記実状に鑑み、高出力・低ノ
イズを確保したまま、モータの小型化・偏平化を実現す
ることができる磁極検出用ホール素子を提供することを
目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】 その目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、感磁面を有するチップが
樹脂性のパッケージ内に埋設されると共に4本の端子が
前記パッケージから導出された磁極検出用ホール素子に
おいて、前記パッケージは、前記ホール素子の実装面に
平行な2つの長辺と2つの短辺とを有し、前記2つの長
辺のうちの一方の長辺から前記端子のうちの2本が導出
されると共に、前記2つの短辺の各々から前記端子のう
ちの残りの2本が1本づつ導出されていることを要旨と
するものである。加えて、請求項2に記載の発明では、
2つの長辺のうちの他方の長辺と2つの短辺とで形成さ
れる角部を面取りしている。さらに、請求項3に記載の
ブラシレスモータは、請求項1または2に記載の磁極検
出用ホール素子の前記端子が導出されない長辺をロータ
マグネットに対向させて該磁極検出用ホール素子を配置
している。
【0013】
【作用】 このようなホール素子においては、ホール素
子の実装面と平行な2つの長辺と2つの短辺とを有する
樹脂性のパッケージ内に感磁面を有するチップが埋設さ
れ、2つの長辺のうちの一方の長辺から2本の端子が導
出され、2つの短辺の各々から1本づつの端子が導出さ
れている。また、このホール素子をブラシレスモータに
組み付けるときは、端子が導出されない長辺をロータマ
グネットに対向させている。
【0014】
【実施例】次に、本発明の磁極検出用ホール素子の実施
例をビデオテープレコーダ等における回転シリンダヘッ
ドの駆動モータに適用して、図1に基づいて説明する。
【0015】図1(A)において、駆動モータ10は、
偏平なカップ状のロータヨーク11と、ロータヨーク1
1の内周面11aに固定されたロータマグネット12
と、ロータヨーク11の中心部にボス13を介して一端
が固定された回転軸14と、回転軸14を軸受15,1
5を介して筒部16aで相対回転可能に装着したシリン
ダヘッドの固定ドラム16と、筒部16aを貫通させた
状態で固定ドラム16の固定部16bに固定されたプリ
ント配線基板17と、ロータマグネット12に対向する
ようにプリント配線基板17に固定されたステータコア
18と、ステータコア18に巻回されたコイル19とを
備えている。
【0016】また、回転軸14には、ディスク20を介
して回転ドラム21が固定され、この回転ドラム21と
固定ドラム16とで周知のビデオテープレコーダやディ
ジタルオーディオテープレコーダに見られる回転磁気ヘ
ッドが構成されている。
【0017】即ち、回転ドラム21には磁気ヘッド22
が装着され、この磁気ヘッド22のテープ摺接面が回転
ドラム21と固定ドラム16との隙間から露出している
と共に、磁気ヘッド22に対して信号を授受させるため
のロータリートランス23,23が各ドラム16,21
に固定されている。
【0018】一方、プリント配線基板17にはホール素
子24が固定されている。このホール素子24は、図1
(B),(C)に示すように、感磁面(図1(C)にお
いて上面)を有するチップ25を埋設した樹脂性のパッ
ケージ26を有する。
【0019】パッケージ26は、チップ25の感磁面に
平行な2つの長辺26a,26b並びに2つの短辺26
c,26dを有する筺体形状を呈している。また、2つ
の長辺26a,26bのうちの一方の長辺26aからは
2本の端子27a,27bが導出され、2つの短辺26
c,26dの各々からは端子28a,28bが1本づつ
導出されている。さらに、パッケージ26は、長辺26
bがロータマグネット12に対向した状態で端子27
a,27b,28a,28bを介してプリント配線基板
17に固定される。なお、端子27a,27b,28
a,28bは、プリント配線規範17に印刷された回路
パターンに合わせて固定される。
【0020】ところで、ホール素子24のパッケージ2
6は、図1(D),(E)に示すような構造としてもよ
い。この図1(D),(E)に示したパッケージ36
は、チップ25の感磁面と直交する平行な2つの長辺3
6a,36b並びに2つの短辺36c,36dを有する
筺体形状を呈していると共に、長辺36bと2つの短辺
36c,36dとで形成される角部が面取りされて傾斜
面36e,36fが形成されている。
【0021】また、2つの長辺36a,36bのうちの
一方の長辺36aからは2本の端子27a,27bが導
出され、2つの短辺36c,36dの各々からは端子2
8a,28bが1本づつ導出されている。さらに、パッ
ケージ36は、長辺36b並びに傾斜面36e,36f
がロータマグネット12に対向した状態で端子27a,
27b,28a,28bを介してプリント配線基板17
に固定される。
【0022】上記の構成において、ロータマグネット1
2の各磁極のうち、チップ25と対向する磁極から出た
磁束は、チップ25の感磁面(図1(C),(E)にお
いて上面)を通るためチップ25によりロータマグネッ
ト12の磁極を検出することができ、この検出信号に基
づいて各相のコイル19への通電を制御すれば、駆動モ
ータ10のロータ及びこれ一体の回転ドラム21を連続
して回転駆動させることができる。
【0023】この際、ホール素子24は、互いに長方形
なチップ25とパッケージ26とにおいて、各辺26
a,26b,26c,26dからチップ25までの距離
が短い長辺26a,26bのうちの一方の長辺26bと
ロータマグネット12とを対向するように設置し、しか
も、ロータマグネット12とパッケージ26との間には
端子28a,28bが存在していないため、ロータマグ
ネット12にチップ25を近付けると同時にチップ25
をコア18から離反させることができるので、高出力・
低ノイズを確保することができる。しかも、ホール素子
24は平面置きタイプなので、駆動モータ10の小型化
・偏平化をも実現することができる。
【0024】なお、ホール素子24は、通常、2相モー
タの場合は2個、3相モータの場合は3個用いられる。
また、プリント配線基板17には、ホール素子24の他
にも抵抗やICなどの各種回路部品29,30が固定さ
れる。
【0025】
【発明の効果】 以上説明したように、本発明の磁極検
出用ホール素子にあっては、そのパッケージは、ホール
素子の実装面に平行な2つの長辺と2つの短辺とを有
し、2つの長辺のうちの一方の長辺から端子のうちの2
本が導出されると共に、2つの短辺の各々から端子のう
ちの残りの2本が1本づつ導出されている。このため、
端子が導出されない長辺をロータマグネットに対向させ
て、このホール素子をブラシレスモータに組み付けるこ
とができる。このように取り付けると、高出力・低ノイ
ズを確保したまま、ブラシレスモータの小型化・扁平化
を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁極検出用ホール素子を示し、(A)
はホール素子を装着した駆動モータの縦断面図、(B)
はホール素子の拡大平面図、(C)はホール素子の拡大
側面図、(D)は変形例のホール素子の拡大平面図、
(E)は同じく変形例のホール素子の拡大側面図であ
る。
【図2】磁極検出用ホール素子の平面置きタイプの従来
例を示し、(A)はホール素子の拡大平面図、(B)は
ホール素子の拡大側面図である。
【図3】磁極検出用ホール素子の平面置きタイプの他の
従来例を示し、(A)はホール素子の拡大平面図、
(B)はホール素子の拡大側面図である。
【図4】磁極検出用ホール素子の縦置きタイプの従来例
を示し、(A)はホール素子の拡大平面図、(B)はホ
ール素子の拡大側面図である。
【符号の説明】
24…磁極検出用ホール素子 25…チップ 26…パッケージ 26a…長辺 26b…長辺 26c…短辺 26d…短辺 27a…端子 27b…端子 28a…端子 28b…端子
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−151252(JP,A) 特開 平2−180083(JP,A) 特開 平1−186151(JP,A) 実開 平2−35006(JP,U) 実開 昭62−172276(JP,U) 実開 平2−13756(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02K 29/08 G01D 5/245 G01R 33/07 H01L 43/06 H02K 11/00 H02K 21/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感磁面を有するチップが樹脂性のパッケ
    ージ内に埋設されると共に4本の端子が前記パッケージ
    から導出された磁極検出用ホール素子において、 前記パッケージは、前記ホール素子の実装面に平行な2
    つの長辺と2つの短辺とを有し、前記2つの長辺のうち
    の一方の長辺から前記端子のうちの2本が導出されると
    共に、前記2つの短辺の各々から前記端子のうちの残り
    の2本が1本づつ導出されていることを特徴とする磁極
    検出用ホール素子。
  2. 【請求項2】 前記2つの長辺のうちの他方の長辺と前
    記2つの短辺とで形成される角部を面取りしたことを特
    徴とする請求項1に記載の磁極検出用ホール素子。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の磁極検出用ホ
    ール素子の前記端子が導出されない長辺をロータマグネ
    ットに対向させて該磁極検出用ホール素子を配置したこ
    とを特徴とするブラシレスモータ。
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