JPH04104137A - ハロゲン化銀写真感光材料およびその処理方法 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料およびその処理方法

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JPH04104137A
JPH04104137A JP22215590A JP22215590A JPH04104137A JP H04104137 A JPH04104137 A JP H04104137A JP 22215590 A JP22215590 A JP 22215590A JP 22215590 A JP22215590 A JP 22215590A JP H04104137 A JPH04104137 A JP H04104137A
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silver halide
silver
emulsion
emulsion layer
halide photographic
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JP22215590A
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English (en)
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Kaoru Hattori
薫 服部
Kazuo Wakuta
涌田 一夫
Hiroyuki Atoyama
後山 弘之
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明はハロゲン化銀写真感光材料に関し、詳しくは現
像性、鮮鋭性に優れたハロゲン化銀写真感光材料および
その処理方法に関する。
[従来の技術] 近年、高感度ハロゲン化銀写真感光材料の開発が要望さ
れ、その有効な手段として沃化銀を含有するハロゲン化
銀粒子の利用が盛んである。又、600〜700nmに
良好な感度を有するチアカルボシアニン系又はセレナカ
ルボシアニン系増感色素も注目されている。沃化銀含有
ハロゲン化銀乳剤と上記増感色素を組み合わせることに
より、確かに600〜700nmに良好な感度を有する
高感度ハロゲン化銀写真感光材料が得られるが、沃化銀
を含まないハロゲン化銀乳剤(例えば塩臭化銀、塩化銀
、臭化銀)から成る感光材料に比べ現像性が劣化し、キ
レも悪くなる。
従って沃化銀含有ハロゲン化銀乳剤を用いて高感度を維
持しながら現像性を改良する技術の開発が要請されてい
る。
[発明が解決しようとする課題] 印刷製版分野においては、近年、処理の迅速化が要求さ
れており、沃化銀を含有し、かつ粒径の比較的大きなハ
ロゲン化銀粒子を用いたハロゲン化銀写真感光材料では
、現像進行性の遅れからPQ現像液での迅速処理が難し
い。また鮮鋭性も沃化銀を含まないハロゲン化銀乳剤、
例えば塩臭化銀、塩化銀および臭化銀乳剤などに比べて
劣化するものであった。
本発明は、高感度で、かつ現像性および鮮鋭性に優れた
沃化銀含有ハロゲン化銀写真感光材料およびその処理方
法を提供するものである。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは、優れた現像性と鮮鋭性を有す−るハロゲ
ン化銀写真感光材料およびその現像処理方法を提供すべ
く鋭意研究を重ねた結果、本発明をなすに至った。
すなわち本発明の第1は、支持体上に少なくとも一層の
感光性ハロゲン化銀乳剤層を有するハロゲン化銀写真感
光材料において、該ハロゲン化銀乳剤が少なくとも沃化
銀を含む粒径が03μm以上のハロゲン化銀粒子からな
り、かつ該乳剤層中または該乳剤層と同じ側にある非感
光性層中にポリアルキレンオキサイド化合物を含有する
ハロゲン化銀写真感光材料に関する。
本発明の第2は、第1の発明のハロゲン化銀写真感光材
料においてハロゲン化銀乳剤層を有する側の写真構成層
のゼラチン付量が3.5g/m以下であること、に関す
る。本発明の第3は、第1および第2の発明のハロゲン
化銀写真感光材料を3−ピラゾリドン化合物およびジま
たはトリヒドロキシベンゼン系化合物を含有する現像液
で処理する方法に関する。
以下、本発明について詳細に説明する。
まず、本発明のハロゲン化銀写真感光材料で用いる沃化
銀を含むハロゲン化銀は、沃臭化銀、塩沃臭化銀のいづ
れであってもよいが、少なくとも沃化銀を含んでおり、
好ましくは0,1〜3モル%の沃化銀を含むことが好ま
しい。
また使用するハロゲン化銀の平均粒径は0.3μm以上
であればよいが、好ましくは、0.3〜0.6μm1更
に好ましくは、03〜04μmであることが好ましい。
即ち、感度の点で平均粒径が03μm以上で好ましく、
また実用濃度及び現像性の点から、平均粒径が0.6μ
m以下、さらに好ましくは0.4μm以下であることが
好ましい。
次に、本発明に係るポリアルキレンオキサイド化合物と
は、分子中に少なくとも10以上、多くとも100以下
のポリアルキレンオキサイド鎖を含む化合物を云い、例
えばポリアルキレンオキサイドと脂肪族アルコール、フ
ェノール類、脂肪酸、脂肪族メルカプタン、有機アミン
などの活性水素原子を有する化合物との縮合反応により
、またはポリプロピレングリコール、ポリオキシテトラ
メチレン重合体などのポリオールに脂肪族メルカプタン
、有機アミン、エチレンオキサイド、プロピレンオキサ
イドなどを縮合させて合成することができる。上記ポリ
アルキレンオキサイド化合物は、分子中のポリアルキレ
ンオキサイド鎖は1個ではなく、2ケ所以上に分割され
たブロック共重合体であってもよい。この際ポリアルキ
レンオキサイドの合計重合度は10以上で100以下が
好ましい。
本発明に係る上記ポリアルキレンオキサイド化合物の具
体例を以下に示すが、本発明はこれらに限定されるもの
ではない。
・・;==IP。
以下余白−:J ・二一− Cl−1〕 HO(C)(、CH,○)nH [1−2) nC4H−0(CH−CHz0)nH nC,H,,0(CH,CH,○)nHnC,、H,,
0(CH,CH,0)nH[1−5) ■−9〕 (n=68 ) (n=20) (n=30) HO(CHICH20)l(CHCHxO)m(CHx
CHtO)nH「 CH3(1+n=30+  m=35 )(n=303 HO(CH,CH20)Z(CHCH,O)+5(CH
,CH,0)nHClH1(1’+n=15. m=1
5 )〔 〔 1−6〕 nC,、H,,5(CH,CH,0)n)I■−7〕 C,H,5(CH,CH,0)ncOcH,CH,C0
0H(n=30) (n=50 ) I −12) HO(CHs CH* 0 )l (CHCHz O)
va (CH−CH* O)n HC2Hg     
    (f+n=30.e+=15)HO(CH2C
HxO)1(CHxCH*CHzCHzO)w(CH−
CH20)nH(1+ n=23t m=21 ) 〔 ■−8〕 HO(CH,CH20)l(CHz)l(CHtCHz
O)n ”本 −COCH2CH2COOH [1−14) HO(CH,CHzO)j!(CH,CH,CH,CH
tO)曽(CH,CH,0)nH(Z+n=38t  
m=15) (f+n=70.  曽=5 〕 [1−15) HO(CH,CHzO)1(CHCH20)w(CH2
CH20)nHCHzOCH3〔j!+n=15.m=
1531−zo) HOOCH2CHxCO(CHxCHtO)1(CHC
HxO)m−CH。
’(CHzCHtO)nccHtcH*cOOH[1+
n=15.m=20]HO(CH2CH,O)/(CH
CH,O)w(CH,CH,0)nHCHxOCHs 
    [1+n=30.m=15]nC12HssO
(CHCH20)1(CHzCH−0)vaHH3 (1= 7 、錘=30〕 以下余曲卦昂 nCl*H−sS (CHCH−0)1(CHzCH−
0)wHCH。
[1= 7 、  論=30] 〔 本発明に用いられるこれらのポリアルキレンオキサイド
化合物の添加量は、ハロゲン化銀1モル当り、50mg
〜5gが好ましく、その添加時期はハロゲン化銀写真乳
剤を製造する工程中の任意の時期を選ぶことができるが
、第二熟成終了後に加えることが好ましい。
該化合物は、前記沃化銀を含む粒径が03μm以上のハ
ロゲン化銀粒子からなるハロゲン化銀乳剤層または該乳
剤層と同じ側にある非感光性層中に含有される。
本発明を実施する場合、その写真乳剤は、例えばぺ−・
グラフキッド(P、GlafkideS)著「シェミ・
工・フィジーク・フォトグラフィック」ボールモンテル
社刊(Chimie et Physique Pho
t。
graphique ; Paul Monte1社刊
) 1967年、ジー−1フ・デュフィン(G、F、D
uffin)著「フォトグラフィック・エマルジョン・
ケミストリイ」ザ・フォーカル・プレス社刊(Phot
ographic EmulsionChemistr
y ; The Focal Press社刊) 19
66年、ブイ・エル・ゼリクマネタル(V、L、Zel
ikmanetal)著「メイキング・アンド・コーテ
ィング・フォトグラフィック・エマルジョン」ザ・フォ
ーカル・フレス社刊(Making and Coat
ing PhotographicEmulsion 
; The Focal Press社刊) 1964
年などに記載された方法を用いて調製することができる
すなわち酸性法、中性法、アンモニア法等のいずれでも
よく、又、可溶性銀塩と可溶性ハロゲン塩を反応させる
形式としては片側合成法、同時混合法、それらの組合せ
などのいずれを用いてもよい。
粒子を銀イオン過剰の下において形成させる方法(いわ
ゆる逆混合法)を用いることもできる。
同時混合法の一つの形式としてハロゲン化銀の生成され
る液相中のpAgを一定に保つ方法、いわゆるコンドロ
ールド・ダブルジェット法を用いることもできる。この
方法によると、結晶形が規則的で粒子サイズが均一に近
い、いわゆる単分散性のハロゲン化銀粒子が得られる。
本発明では、ハロゲン化銀粒子の粒径は便宜的に立方晶
粒子の校長、立方晶以外の場合は投影面積を円に換算し
た直径で表し、その平均値を平均粒径とする。単分散度
は粒径分布の標準偏差を平均粒径で割った値を100倍
した数値で表す。
本発明の好ましい実施態様ではこの値が、20以下にな
るようハロゲン化銀粒子を調製することが重要であり、
単分散度が20を超えてしまうと硬調性が損われ、シャ
ープネスが悪くなったりすることがあるので好ましくな
い。
ここで、硬調性とは写真画像において明部と暗部との濃
度差の程度を表すものである。又、シャープネス(5h
arpness)とは、画像の境界部分が明確であり、
微細な部分まで写し出しているか否かの程度を表すもの
である。
本発明で用いるハロゲン化銀写真乳剤は、周期表第8族
の金属を含む化合物を併用することにより高照度重露光
特性を改良することができる。
周期表第8族に属する金属とは、鉄、コバルト、ニッケ
ル、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、オスミウム、
イリジウム及び白金をいい、これらの金属を含む特に好
ましい化合物としては、塩化第二鉄、赤血塩、塩化コバ
ルト、硝酸コバルト、ルテオ塩、塩化ニッケル、硫酸ニ
ッケル、塩化ルテニウム、水酸化ルテニウム、塩化ロジ
ウム、ヘキサクロロロジウム酸アンモニウム、ヘキサク
ロロロジウム酸ナトリウム、ヘキサブロモロジウム酸カ
リ、塩化パラジウム、硝酸パラジウム、ヘキサクロロパ
ラジウム酸カリウム、塩化オスミウム、塩化イリジウム
(IrCfls及び1rC24)、ヘキサクロロイリジ
ウム酸カリウム、ヘキサクロロイリジウム酸アンモニウ
ム、ヘキサクロロ白金酸カリウム等が挙げられる。
本発明におけるハロゲン化銀写真感光材料はそのハロゲ
ン化銀乳剤層を有する側の写真構成層のゼラチン付量が
3.5g/m2以下であり、好ましくは3.0g/ボ以
下、さらに好ましくは2.0〜30g/耐の間であるこ
とが好ましい。即ち、現像性の点で3.5g/m2以下
が好ましく、またマットピンさらにはハロゲン化銀乳剤
の支持体への塗布性の点から2 、0g/ %以上であ
ることが好ましい。
本発明のハロゲン化銀写真感光材料を構成するハロゲン
化銀乳剤層、その他の親水性コロイド層に用いるバイン
ダーとしては、ゼラチンが好ましいが、その他、誘導体
ゼラチン、カゼイン、或いはヒドロキシメチルセルロー
ス、セルローズ硫酸エステル類の如きセルロース誘導体
、アルギン酸ナトリウム、澱粉誘導体等の糖誘導体;ポ
リビニルアルコール、ポリビニルアルコール部分アセタ
ール、ポリ−N−ビニルピロリドン、ポリアクリル酸、
ポリメタクリル酸、ポリアクリルアミド、ポリビニルイ
ミダゾール、ポリビニルピラゾール等の単一あるいは共
重合体の如き多種の合成親水性高分子物質を用いること
ができる。
ゼラチンとしては、石灰処理ゼラチンの他、酸処理ゼラ
チンやブレティン・オブ・ソサエティ・オブ・サイエン
ス・オブ・フォトグラフィ・オブ・ジャパン(Bull
、Soc、Sci、Phot、Japan) 、 No
、16゜30頁(1966)に記載されたような酵素処
理ゼラチンを用いてもよく、又、ゼラチンの加水分解物
や酵素分解物も用いることができる。ゼラチン誘導体と
しては、ゼラチンに例えば酸ハライド、酸無水物、イソ
シアナート類、ブロモ酢酸、アルカンサルトン類、ビニ
ルスルホンアミド類、マレインイミド化合物類、ポリア
ルキレンオキシド類、エポキシ化合物類等種々の化合物
を反応させて得られるものが用いられる。
本発明の実施に際しては、ハロゲン化銀乳剤層その他の
親水性コロイド層には、感光材料の製造工程、保存中あ
るいは写真処理中のカブリを防止し、あるいは写真性能
を安定化させる目的で、種々の化合物を含有させること
ができる。すなわち、アゾール類例えばベンゾチアゾリ
ウム塩、ニトロインダゾール類、トリアゾール類、ベン
ゾトリアゾール類、ベンズイミダゾール類(特にニトロ
又はハロゲン置換体);ヘテロメルカプト化合物類例え
ばメルカプトチアゾール類、メルカプトベンゾチアゾー
ル類、メルカプトベンズイミダゾール類、メルカプトチ
アジアゾール類、メルカプトテトラゾール類(特に1−
フェニル−5−メルカプトテトラゾール)、メルカプト
ピリミジンM:カルボキシル基やスルホン基などの水溶
性基を有する上記のへテロ環メルカプト化合物類:チオ
ケト化合物例えばオキサゾリンチオン;アザインデン類
例えばテトラザインデン類(特に4−ヒドロキシ−1,
3,3a、7−テトラザインデン類);ベンゼンチオス
ルホン酸類;ベンゼンスルフィン酸類などのようなカブ
リ防止剤又は安定剤として知られた多くの化合物を加え
ることができる。
又、本発明で用いるハロゲン化銀写真乳剤中にはポリマ
ーラテックスを含有させることができる。
ポリマーラテックスとしてはメチルアクリレート、メチ
ルメタクリレート、アクリル酸、メタクリル酸、グリシ
ジルアクリレート、スチレン、塩化ビニル、塩化ビニリ
デン等のホモ又はコポリマーの水性分散液が用いられる
本発明で用いるハロゲン化銀写真乳剤には、通常用いら
れる化学増感剤、安定剤、色調剤、硬膜剤、カブリ防止
剤、界面活性剤、増粘剤、可塑剤、スベリ剤、現像抑制
剤、紫外線吸収剤、イラジェーション防止剤(染料)、
重金属、マット剤等を常用の方法で更に含有させること
ができる。
本発明で用いるハロゲン化銀写真乳剤は、適当な支持体
、例えばガラス、三酢酸セルロースの様なセルロース誘
導体フィルム、ポリエチレンテレフタレートの様な合成
樹脂フィルム、バライタ紙、レジンコート紙、合成紙等
に通常の方法で塗布することができる。
本発明に係るハロゲン化銀写真感光材料は露光後、黒白
写真処理するが、用いる現像液にはジヒドロキシベンゼ
ン類(たとえばハイドロキノン、クロルハイドロキノン
、ブロムハイドロキノン、2.3−ジクロルハイドロキ
ノン、メチルハイドロキノン、イソプロピルハイドロキ
ノン、2.5−ジメチルハイドロキノンなど)、3−ピ
ラゾリドン類(たとえば1−フェニル−3−ピラゾリド
ン、1−フェニル−4−メチル−3−ピラゾリドン、1
−フェニル−4,4−ジメチル−3−ピラゾリドン、1
−フェニル−4−エチル−3−ピラゾリドン、1−フェ
ニル−5−メチル−3−ピラゾリドンなど)の現像主薬
を組み合わせて含有している。また現像液には、その他
必要により保恒剤(たとえば亜硫酸塩、重亜硫酸塩、ア
スコルビン酸など)、アルカリ剤(水酸物、炭酸塩など
)、pH緩衝剤(たとえば、炭酸塩、ホウ酸塩、ホウ酸
、酢酸、クエン酸、アルカノールアミンなど)、溶解助
剤(たとえばポリエチレングリコール類、それらのエス
テル、アルカノールアミンなど)、増感剤(たとえばポ
リオキシエチレン類を含む非イオン界面活性剤、四級ア
ンモニウム化合物など)、界面活性剤、消泡剤、カブリ
防止剤(たとえば、臭化カリウム、臭化ナトリウムの如
きハロゲン化物、ニトロベンズインダゾール、ニトロベ
ンズイミダゾール、ベンズトリアゾール、ベンズチアゾ
ール、テトラゾール類、チアゾール類など)、キレート
化剤(たとえばエチレンジアミン四酢酸またはそのアル
カリ金属塩、ニトリロ三酢酸塩、ポリリン酸塩など)、
現像促進剤(たとえば米国特許第2,304.025号
、特公昭47−45541号各明細書に記載の化合物な
ど)、硬膜剤(たとえばゲルタールアルデヒドなど)、
あるいは消泡剤などを添加することができる。
[発明の具体的効果] 本発明のハロゲン化銀写真感光材料およびその処理方法
によれば、現像処理レベルが低くなっても良好な感度を
示す現像性に優れ、かつ現像処理でも高感度であり、さ
らに鮮鋭性に優れたものであるので、特に印刷製版分野
における処理の迅速化に貢献するものである。
[実施例] 次に本発明を実施例によって具体的に説明するが、本発
明がこれによって限定されるものではない。
実施例−1 反応釜の条件として60℃、pAg=8そしてpH=2
に保ちつつ、ダブルジェット法により平均粒径0.28
μmの沃化銀2モル%を含む沃臭化銀の単分散乳剤を得
た。電子顕微鏡観察によれば双晶の発生率は個数で1%
以下であった。この乳剤を種晶としてさらに以下のよう
に成長させた。
反応釜内にゼラチン水溶液を40℃に保ち、上記種晶を
溶解し、さらにアンモニア水と酢酸を加えて、pH=8
.0に調製した。
臭化カリウム水溶液にてpAg=9.0に調製後、pA
gを一定に保ちつつアンモニア性銀イオンと臭化カリウ
ムを含む溶液をダブルジェット法で添加し、酢酸により
pHを8.0から7.0まで徐々に下げながら成長せし
めた。
臭化カリウム液と酢酸を用いてpH=6.0. l)A
g=10.5として平均粒径0,358m1沃化銀1モ
ル%を含む沃臭化銀乳剤を得た。次に下記に示すように
過剰塩をとり除く脱塩工程を行なった。
ハロゲン化銀乳剤溶液を40℃に保ち、下記化合物(イ
)(特開昭58−140322号中に示しである例示化
合物■−1)を加えてハロゲン化銀粒子を沈降せしめ、
上澄液を排出後にさらに40℃の純水を加える。そして
硫酸マグネシウムを添加し再度ハロゲン化銀粒子を沈降
せしめ上澄液をとりさる。
これをもう−度行いゼラチンを加えpH6,0,pAg
8.5の乳剤を得た。
化合物(イ) 以上のようにして得られた平均粒径035μm1沃化銀
含有率1モル%のハロゲン化銀乳剤をEm−1とする。
次に反応釜の条件だけを50°Cに変化し、Em−1と
同様にして平均粒径02μm1沃化銀2モル%を含む沃
臭化銀の種晶を得た。この種晶をEm−1と同様の条件
で成長させ、平均粒径025μm1沃化銀含有率1モル
%のハロゲン化銀乳剤を得た。
このハロゲン化銀乳剤をEm−2とする。
さらに反応釜の条件を55℃とし、平均粒径0.24μ
m1沃化銀含有率2モル%の乳剤を上記と同様に調製し
、この乳剤を種晶として平均粒径03μm、沃化銀含有
率1モル%のハロゲン化銀乳剤を得た。
また反応釜の条件を65℃とし平均粒710.32μm
、沃化銀含有率2モル%の乳剤を上記と同様に調製し、
この乳剤を種晶として平均粒径04μm1沃化銀含有率
1モル%のハロゲン化銀乳剤を得た。
以上のようにして得られたハロゲン化銀乳剤をそれぞれ
Em−3,4とする。
このようにして得られたEm−1〜4に下記のような化
学熟成を夫々行った。上記のハロゲン化銀乳剤を57℃
まで昇温し、該乳剤温度が57℃となった1分後に下記
(ロ)で表わされる化合物の0.1%溶液をハロゲン化
銀1モル%あたり71g1またその2分後に1−フェニ
ル−5−メルカプトテトラゾールの05%溶液を1hQ
sさらに1−フェニル−5−メルカプトテトラゾール溶
液添加2分後に02%塩化金酸溶液1.4叡、さらにそ
の2分後に025%チオ硫酸ナトリウム溶液1.3−を
加え、その後57℃で54分間化学増感した。化学増感
終了時に6−メチル−4−ヒドロキシ−1,3,3a、
7テトラザインデンの1.2%溶液240輩とゼラチン
167gを加え、50℃までハロゲン化銀乳剤の温度を
徐々に下げながら下記(ハ)の化合物の2%溶液を36
d、50%のジエチレングリコール溶液を9顧加えた。
ハロゲン化銀乳剤の温度が50°Cになったところで、
下記(ニ)の化合物の025%溶液10vQ添加し、5
0℃で60分間保持した。60分間経ったところで10
%の炭酸ナトリウム溶液21Qを加え、40℃まで温度
を下げた。
このようにして化学増感を行ったEm−1〜4に下記(
ホ)の化合物の5%溶液58戴、下記(へ)の化合物の
10%溶液2hQsさらに延展剤として20%のサポニ
ン溶液30ds下記式(ト)のポリマーラテックス10
0d、増粘剤として下記式(チ)の化合物の4%溶液を
401Q加えた。
ここでEm−1のみを4分割し、ポリアルキレンオキサ
イド化合物の例示である(1−1)及び(1−5)を第
1表のように加えた。
さらにEm−1のハロゲン化銀乳剤を2個つくり、前記
と同様に化学増感を行い、化学増感終了時のゼラチンを
8.4g及び208g加え、前記と同様な化合物を加え
たものをEm−5,6とする。
このEm−5,6に前記と同様にポリアルキレンオキサ
イド化合物の例示である(I−1)を第1表のように加
え、Em−1〜4を含め、合計で11種類の試料No、
 1〜11を作った。
尚、ハロゲン化銀乳剤中に加える添加剤は全てハロゲン
化銀1モルあたりの添加量である。
第1表 化合物(ロ) 化合物(ハ) 化合物(ニ) 化合物(ホ) 化合物(へ) 化合物(ト) 化合物(チ) これら乳剤を夫々フィルム支持体上に銀量が4.6g/
m2になるように、かつさらに保護層として不活性ゼラ
チン500gの水溶液に5%のホルマリンを80mL平
均粒径2μmである不定形シリカを12g添加したもの
をゼラチンが1.0g/iになるように、さらには第1
表の試料No、 5を2分割し、その一方を試料No、
 5−2としてその保護層には上記の他にポリアルキレ
ンオキサイド化合物の例示である(I−1)の5%溶液
を6.9.12/TI(となるように加え、上記と同様
にゼラチンが1.0g/rriになるように上記乳剤層
とこれらの保護層とを同時に塗布した。
このようにして得た11種類の試料を夫々660nmL
ED光源でステップ露光し、サクラ自動現像機GR−2
6(コニカ社製)で下記処方の現像液と、定着液を用い
て、38℃にて15.20秒と現像処理し、直ちに定着
した。
く現像液処方〉 純水(イオン交換水)       約80〇−亜硫酸
カリウム           60 gエチレンジア
ミン四酢酸二ナトリウム塩 2g水酸化カリウム   
        105g5−メチルベンゾトリアゾー
ル    150mgジエチレングリコール     
    25 gl−フェニル−4,4−ジメチル−3
−ピラゾリドン             300mg
1−フェニル−5−メルカプトテトラゾール0mg 臭化カリウム             3,5gハイ
ドロキノン            20 g炭酸カリ
ウム             15 g下記[α]化
合物          25mg純水(イオン交換水
)を加えて1にに仕上げる。
[αコ    CHzCHzCHJHCONHC)lz
cH2sczHaCH,−N CH2CH2CHJHCONHCH2CHJCJsく定
着液処方〉 (組成A) チオ硫酸アンモニウム (72,5%W/V水溶り          240
.I2亜硫酸ナトリウム           17g
酢酸ナトリウム・3水塩       6.5g硼酸 
                6gクエン酸ナトリ
ウム・2水塩      2g酢酸(90%Vl/V/
水溶液)        13.6−d(組成り) 純水(イオン交換水)          17mR硫
酸(50%W/W水溶液)         4.7g
硫酸アンモニウム(A fl a o s換算含量が8
1%W/W水溶液)           26.5g
定着液の使用時に水500顧中に上記組成A1組成−B
の順に溶かし、1りに仕上げて用いた。
この定着液のpHは約43であった。
これらの処理済試料について感度を測定した。
尚、感度はカブリ濃度(未露光部) +3.2の露光量
の逆数の値を試料No、 5の38°Cl2O秒におけ
る感度を100とする相対値で表わした。
また、鮮鋭性の評価はハロゲン化銀写真感光材料試料に
解像力測定周密線チャートを焼き付は露光した後、38
℃、20秒で現像処理した。得られた画像をマイクロデ
ンシトメーターPDM−5(コニカ■rA)で測定して
鮮鋭度を求めた。評価基準は「1」〜「5」の5段階評
価で行ない、「5」が最も高い鮮鋭度を示す。
以上の測定結果を第3表に示した。
第2表 第3表 第3表から明らかなように、本発明のハロゲン化銀写真
感光材料は、現像処理レベルが低くなっても良好な感度
が得られ(現像性に優れる)、かつ現像処理でも高感度
であり、さらに鮮鋭性に優れたものであることがわかる

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)支持体上に少なくとも一層の感光性ハロゲン化銀
    乳剤層を有するハロゲン化銀写真感光材料において、該
    ハロゲン化銀乳剤が少なくとも沃化銀を含む粒径が0.
    3μm以上のハロゲン化銀粒子からなり、かつ該乳剤層
    中または該乳剤層と同じ側にある非感光性層中にポリア
    ルキレンオキサイド化合物を含有することを特徴とする
    ハロゲン化銀写真感光材料。
  2. (2)ハロゲン化銀乳剤層を有する側の写真構成層のゼ
    ラチン付量が3.5g/m^2以下であることを特徴と
    する請求項1記載のハロゲン化銀写真感光材料。
  3. (3)支持体上に少なくとも一層の感光性ハロゲン化銀
    乳剤層を有するハロゲン化銀写真感光材料において、該
    ハロゲン化銀乳剤が少なくとも沃化銀を含む粒径が0.
    3μm以上のハロゲン化銀粒子からなり、かつ該乳剤層
    中または該乳剤層と同じ側にある非感光性層中にポリア
    ルキレンオキサイド化合物を含有するハロゲン化銀写真
    感光材料を3−ピラゾリドン化合物およびジまたはトリ
    ヒドロキシベンゼン系化合物を含有する現像液で処理す
    ることを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料の処理方
    法。
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