JPH04103686A - ホツトメルト接着剤 - Google Patents

ホツトメルト接着剤

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JPH04103686A
JPH04103686A JP2222012A JP22201290A JPH04103686A JP H04103686 A JPH04103686 A JP H04103686A JP 2222012 A JP2222012 A JP 2222012A JP 22201290 A JP22201290 A JP 22201290A JP H04103686 A JPH04103686 A JP H04103686A
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JP
Japan
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polyurethane
diol
polyester
hot melt
temperature
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JP2222012A
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English (en)
Inventor
Manabu Nakano
学 中野
Jiro Tanaka
次郎 田中
Michihiro Ishiguro
通裕 石黒
Toshiyuki Akazawa
赤沢 敏幸
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Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は特定のポリウレタンからなるホットメルト接着
剤に関する。本発明により提供されるホントメルト接着
剤は接着強度および接着加工適性に優れ、グラスチック
ス、布帛、ゴム等の接着用として好ましく用いられる。
(従来の技術) ホントメルト接着剤は、短時間で接着力が発現すること
、ポットライフフリーであることなどの利点を有してい
ることから広〈産業界で用いられている。かかるホット
メルト接着剤としては、ポリエステル樹脂、エチレン−
酢酸ビニル共重合樹脂などが一般に用いられている。ま
た、ポリウレタン樹脂系のホットメルト接着剤も提案さ
れておυ、例えば、%開開56−133380号公報に
は。
主としてテレフタル酸またはそれとイソフタル酸との混
合物からなるジカルボン酸とジオールとの縮重合化成物
である飽和ポリエステルを2個以上のインシアナト基を
有する化合物と反応させて得られるポリエステル系ポリ
ウレタンが衣料用接着芯地用のホットメルト接着剤とし
て有用であることが記載されている。
(発明が解決しようとする課題) ポリエステル樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂な
どからなる通電のホントメルト接着剤は、用途によって
は柔軟性が不足し、剥離強度が低いことなどが問題とな
って、必ずしも満足な結果を与えない場合がある。例え
ば、ポリエチレンテレフタレートフィルムのような弾性
率の高い被着体に対しては通常のホットメルト接着剤は
充分な接着力を示さない場合がある。
また、上記の特定の化学構造を有するポリエステル系ボ
リクレタンにおいても、柔軟性が不足し。
充分な剥離強度が得られない場合がある。
しかして本発明の目的は、接着強度、特に剥離強度に優
れ、かつ弾性率の高い被着体に対しても高い接着強度を
発揮しうるとともに優れた耐熱性をも有するホットメル
ト接着剤を提供することにある。
camを解決するための手段) 本発明によれば、上記の目的は、高分子ジオールと一般
式 %式%(1) (式中、nは6〜12の整数を表す。)で示される低分
子ジオールとジインシアネートとを反応せしめて得られ
、かつ示差走置熱分析において1個以上の融解ピークを
示し、該融解ピークOうち殿高温度を示すピークにおけ
る温度が90〜140℃の範囲内であるとともに@解熱
が8〜20J/fの範囲内であるポリウレタンからなる
ことを特徴とするホットメルト接着剤を提供することに
よって達成される。
まず1本発明で使用するポリウレタンを構成する高分子
ジオールについて以下に説明する。
本発明において用いられる高分子ジオールの例としては
ポリエステルジオール、ポリカーボネートジオール、ポ
リアルキレングリコールなどが挙げられる。これらの高
分子ジオールの中でも、摺着性、耐久性などの観点から
ポリエステルジオール、ポリカーボネートジオールなど
を使用するのが一般的に好ましい。該ポリエステルジオ
ールは、公知の方法に従い、例えばアルキレングリコー
ルとジカルボン酸またはそのエステル形成性誘導体とを
通常のポリエステル生成反応に採用される条件下に反応
させるか、またはアルキレングリコールを開始剤として
用いてラクトンを開環重合させることにより製造される
。アルキレングリコールとして#i、1例えばエチレン
グリコール、l、4−ズタンジオール、1.6〜ヘキサ
ンジオール、1.9−ノナンジオール、1.10−デカ
ンジオール、ジエチレングリコールなどのアルキレン部
に酸素原子を介在させていても良い炭素数2〜10の直
鎖アルキレングリコール;2−メチル−1,3−プロパ
ンジオール、ネオペンチルグリコール、  3−メfル
ー1.5−ベンタンジオール、2−メチル−1,8−オ
クタンジオールなどの炭素数4〜lOの分岐アルキレン
グリコール等が単独でまたは2m以上の混合物で使用さ
れる。ジカルボン酸の代表例としては、コハク酸、グル
タル酸、アジピン酸、アゼライン酸、セパチン酸などの
炭素数4〜10の飽和脂肪族ジカルボン酸:テレフタル
酸、インフタル酸、フタル酸、2,5−ナフタレンジカ
ルボン酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸などの炭素
数8〜12の芳香族ジカルボン酸などが挙げられる。
ジカルボン酸のエステル形成性誘導体の代表例としては
、上記例示のジカルボン酸のメチルエステル、エチルエ
ステルなどの低級アルキルエステルなどが挙げられる。
上記のジカルボン酸またはそのエステル形成性誘導体は
、単独でまたは2種以上の混合物で使用される。またラ
クトンの代表例としては、ε−カプロラクトン、β−メ
チル−δ−バレロラクトンなどが挙げられる。なお、ポ
リエステルジオールとして市販品を使用してもかまわな
い。かかるポリエステルジオールの市販品の代表例とし
ては1日本ポリウレタン工業製ニツボラン4070(ア
ジピン酸、ネオペンチルグリコールおよヒエ。6−ヘキ
サンジオールを単量体とする数平均分子量2000のポ
リエステルジオール)、1171155 (アジピン酸
、エチレングリコールおよびジエチレングリコールを単
量体とする数平均分子量1500のポリエステルジオー
ル)、ダイセル化学工業製プラクセル220〔数平均分
子量2000のポリ(ε−カプロラクトン)ジオール〕
などが挙げられる。
ポリカーボネートジオールは公知の方法に従い。
アルキレングリコールド辰酸エステルのエステル交換反
応;ホスゲンまたはクロル蟻酸エステルとアルキレング
リコールとの反応などにより製造される。アルキレング
リコールとしてFi5例えばエチレングリコール、1,
4−ブタンジオール、1.6−ヘキサンジオール、1.
9−ノナンジオール?  1゜10−デカンジオール、
ジエチレングリコールなどのアルキレン部に醗素原子を
介在させていても良い炭素数2〜10の直鎖アルキレン
グリコール;2−メチル−1,3−プロパンジオール、
ネオペンチルグリコール、3−メチル−1,5−ベンタ
ンジオール、2−メチル−1,8−オクタンジオールな
どの炭素数4〜10の分岐アルキレングリコール等が単
独でま之は2種以上の混合物で使用される。炭酸エステ
ルの代表例としてはジフェニルカーボネート、ジエチル
カーボネート、エチレンカーボネート、プロピレンカー
ボネートなどが挙げられる。なお、ポリカーボネートジ
オールとして市販品を使用しても構わない。
ポリアルキレングリコールとしては例えばポリエチレン
グリコール、ポリプロピレングリコール。
ポリテトラメチレングリコールなどが挙げられる。
これらのポリアルキレングリコールは市販品を使用して
もかまわない。
高分子ジオールは、水酸基価に基づいて求められた数平
均分子量が700〜1ooooの範囲にあるものが望ま
しく、1000〜3000の範囲にあるものがよシ好ま
しい。該数平均分子量が700未満の高分子ジオールを
使用して製造されたポリウレタンからなるホットメルト
接着剤では柔軟性が損われる場合かめる。また%数平均
分子量が10000を超える高分子ジオールを使用して
製造されたポリウレタンからなるホットメルト接着剤で
は接着力が不充分となる場合がある。
また本発明において使用する高分子ジオールの示差走査
熱分析によるガラス転移点け20℃以下。
とりわけ0℃以下であることが、剥離強度、とシわけ弾
性の高い被着体に対する剥離強度および低温条件下にお
ける剥離強度、において高い値を発揮しつるホットメル
ト接着剤が得られやすいことから望ましい。かかる20
℃以下のガラス転移点を示す高分子ポリオールとしては
1例えば、直鎖状または分岐状のアルキレングリコール
を主成分とするジオールと飽和脂肪族ジカルボン酸ま九
はそのエステル形成性誘導体を主成分とするジカルボン
酸類とから製造されるポリエステルジオール;E−力7
’oラクトン、β−メチル−δ−バレロラクトンなどの
飽和脂肪族ラクトンを主成分とするラクトンから製造さ
れるポリエステルジオールされるポリカーボネートジオ
ールなどから選択される。
本発明において用いられる一般式(1)で示される低分
子ジオールはポリウレタンの生成反応において鎖伸長剤
として作用し、得られるポリウレタンに優れた接着強度
、接着加工条件適性等を発現させるためには不可欠のも
のでめる。該低分子ジオールは、−数式(1)において
nが6〜12の整数である構造を有することが必要でめ
る。−数式(1)においてnが5以下の整数である低分
子ジオールを使用した場合には、得られるポリウレタン
は接着適性において劣る。また−数式(1)においてn
が13以上の整数である低分子ジオールを使用した場合
には、得られるポリウレタンの凝集力が低下し、接着強
度が低下する。−数式(1)で示される低分子ジオール
の具体例としては1.6−ヘキサンジオール、1.8−
オクタンジオール、1.9−ノナンジオール、1.10
−デカンジオール% 1゜12ニドデカンジオールなど
が挙げられる。なかでも接着強度、接着加工適性などの
観点から1.9−ノナンジオールが好ましい。なお、本
発明の作用・効果を損なわない範囲において、−数式(
I)で示される低分子ジオールの一部を他の鎖伸長剤に
代えても差しつかえない。
本発明で使用するポリウレタンの製造原料の1つである
ジイソシアネートとしては、紡記の最高温度を示す融解
ピークについて特定された範囲内の温度および融解熱を
有するポリウレタンを与える限夛において、その種類K
fFに制限されることなく任意のジイソシアネートを使
用することができる。前記範囲内の温度と融解熱を有す
るポリウレタンが得られやすい点からは、ジインシアネ
ートとして、4.4’−ジフェニルメタンジインシアネ
ート、へ中サメチレンジインシアネートなどを使用する
ことが好ましく、4.4−ジフェニルメタンジインシア
ネートを使用することがよシ好ましい。
本発明で使用するポリウレタンは、示差走査熱分析にお
いて1個以上の融解ピークを示し、がっ鵡融鵡ビークの
うち最高温度を示すピークについて、その温度(融点)
が90−140”cの範囲内であるとともに融解熱が8
〜20J/fの範囲内であることが必要である。かかる
融点が90”Cより低いポリウレタンでは耐熱性が愚〈
なり、融点が140℃よシ高いポリウレタンでは接着加
工適性が悪くなる。また融解熱が8J/fより小さいポ
リウレタンでは耐熱性が悪くなシ、融解熱が20 J 
/ rよ)大きいポリウレタンでは接着加工適性が悪く
なる。本発明で使用するポリウレタンは上記の範囲内の
温度および融解熱を示す融解ビ一りの外に、それよプ低
い温度において1個以上の融解ピークを示しても差しつ
かえない。
上記範囲内の温度および融解熱を示す融解ピークはポリ
ウレタン中における一般式(1)で示される低分子ジオ
ールとジイソシアネートから形成されたハードセグメン
トに由来するピークであると推定され、かかる融解ピー
クに加えて発現することのある。より低い温度での融解
ピークはポリウレタン中における高脅子ジオールから誘
導されたソフトセグメントに由来するものであると推定
される。なお、ポリウレタンの示差走査熱分析において
は、ポリウレタンの熱履歴に由来する熱的データの誤差
の発生を防止するために、例えば分析すべきポリウレタ
ンをジメチルホルムアミドなどの溶媒に溶解させたのち
溶媒を減圧下に留去して得られた残留物が試料として使
用される。
本発明において用いられるポリウレタンのIi!素含有
率は重量%で2−〜4%の範囲におることが望ましい。
窒素含有率が2%未満であるとポリウレタンの凝集力が
低下する場合がある。また、Sl素含有率が4チを照光
るとポリウレタンの接着加工適性が悪くなる場合がある
本発明で使用するポリウレタンは、ジメチルホルムアミ
ドを展開溶媒として用い九ゲルパーミェーションクロマ
トグラフィーによシ求めたポリスチレン換算での重量平
均分子量が100000〜450000の範囲にあるこ
とが好ましい。該重量平均分子量が100000未清の
ポリウレタンからなるホットメルト接着剤では充分な接
着強度が発現しない場合がめシ、また該重量平均分子量
が450000を超えるポリウレタンからなるホットメ
ルト接着剤では接着加工適性が悪くなる場合がある。
本発明において用いられるポリウレタンは、上述のごと
き高分子ジオール、低分子ジオールおよびジインシアネ
ートを通常の方法にしたがって、有機溶剤の存在下また
は不存在下に重合させることによって得られる。なお、
得られるポリウレタンにおける前記の最高温度の融解ピ
ークでの温度および融解熱の値は使用する各原料物賞の
種類。
使用する高分子ジオールと低分子ジオールとの量的割合
などによって左右されるので、これらの条件を適宜選択
することによって所望の温度および融解熱を有する最高
温度の融解ピークを示すポリウレタンを得ることができ
る。
本発明のホットメルトm着剤は上記のポリウレタンのみ
から構成されうるが、場合によっては該ポリウレタンに
加えて平均値で2を超える個数のインシアナト基を1分
子中に有する有機化合物(以下、ポリインシアネートと
称することがある)を含んでいてもかまわない。ポリイ
ンシアネートの1分子中に含まれるインシアナト基の個
数は平均値で2.5〜6.0の範囲内であることが、接
着強度の観点から望ましい。かかるポリインシアネート
トシてハ、トリメチロールグミパン、ペンタエリスリト
ール、グリセリンなどのポリオールとトリレンジインシ
アネート、インホロンジイソシアネート、ヘキサメチレ
ンジイソシアネートなどのジインシアネートとを灰石さ
せて得られる化合物;)す、X(インシアネートフェニ
ル) i p / * )リス(インシアネートフェニ
ル)チオホスフェートなどが使用される。ポリインシア
ネートの配合量はポリウレタン樹脂固形分100重量部
に対して30重量部以下の範囲であることが望ましい。
本発明のホットメルト接着剤は1通常のホットメルト接
着剤において採用される方法に従って使用することがで
きる。かかる使用方法としては。
例えば、本発明のホットメルト接着剤をフィルム状で被
着体の間に介在せしめ、熱処理に付して用いる方法、溶
融せしめた本発明のホットメルト接着剤を被着体の一方
に塗工した後、もう一方の被着体との接触下に熱処理に
付して両波着体を貼シ合わせる方法、本発明のホットメ
ルト接着剤の有機溶剤溶液を被着体の一方に塗工し、溶
剤を除去した後、もう一方の被着体との接触下に熱処理
に付して両波着体を貼シ合わせる方法などが挙げられる
。なお、該熱処理はポリウレタンの最高温度の融解ピー
クにおける温度よp約30℃高い温度で行うことが効率
上、有利となる場合が多い。
(実施例) 以下、実施例により本発明をさらに具体的に説明するが
、本発明はこれらの実施例によシ限定されるものではな
い。なお、参考例、実施例および比較例においては用い
た原料化合物の名称を略号をもって示す場合がToゐが
、略号と原料化合物の関係は表1のとおシである。
また、実施例および比較例において採用されたホットメ
ルト接着剤の接着性試験は2次のとお〕の方法で行った
1」11絞舅フ農配 試験対象のホットメルト接着剤を150℃〜200℃で
の温度で厚さ100μmのフィルムに成形する。
得られたフィルム状のホットメルト接着剤を軟質塩化ビ
ニルフィルムと軟質塩化ビニルフィルムからなる被着体
両層の間および軟質塩化ビニルフィルムとポリエチレン
テレフタレート系フィルムからなる被着体両層の間にそ
れぞれ介在せしめ。
130℃の温度、0.5kF/−の圧力で1分間圧着を
行うことにより接着サンプルを作製する。なお、軟質塩
化ビニルフィルムとしては才力モト製ノンタックα(厚
さ:約500μm)、ポリエチレンテレフタレート系フ
ィルムとしては東し製ルミラー(厚さ:約65μm)を
それぞれ用いる。得られた接着サンプルを、引張試験機
(高滓製DC5−100)を用いて50■/分の引張強
度、23℃および100℃の温度で180°剥離試験に
付する。
参考例1 ポリエステルジオールの製造例1.4−ブタ
ンジオール117Fおよびアジピン醒146f(BD/
ADのモル比:1.3/l)を常圧下に窒素ガスを通じ
つつ約195℃の温度で生成する水を留出させながら、
エステル化反応に付した。反応系中のポリエステルの酸
価がl KOHwq/y以下になった時点から真空ポン
プにより徐々に果の真空度を上げることによって重縮合
を行い、ポリエステルジオールを得た。得られたポリエ
ステルジオールC以下、ポリエステルAと称する)の水
酸基価は56KOHq/fであシ、酸価は0.1 KO
HINF / Pであった。このポリエステルジオール
で固体であつ念。
参考例2 ポリエステルジオールの製造例1、4− ブ
タンジオールの代りに、それと同じモル数の、1,9−
ノナンジオールおよび2−メチル−1,8−オクタンジ
オールの混合物(ND/MODの重量比: 50150
 )を用いた以外は参考例1と同様にしてポリエステル
ジオールを得た。得られたポリエステルジオール(以下
、ポリエステルBと称する)の水酸基価は56KOHI
IF/pであり、酸価は0.2KOH■/lであった。
このポリエステルBは常温で固体でらつ念。
参考例3 ポリカーボネートジオールの製造例1.9−
7ナンジオール870F、2−メチルー1.8−オクタ
ンジオール870tおよびジフェニルカーボネー?21
40Fよシなる混合物を窒素気流下に加熱した。190
℃に到達した時点から反応系より生成するフェノールを
留去させながら。
温度を徐々Vc210〜220℃に上げ、フェノールを
ほとんど留去させた後糸を真空にし、残シのフェノール
を完全に留去した。その結果、水酸基価56KOHq/
rの常fIAにおいてペースト状のポリカーボネートジ
オール(以下、ポリカーボネートCと称する)が得られ
九。
実施例1 参考−譜製造したポリエステルAに1.9−ノナンジオ
ールおよび4,4′−ジフェニルメタンジインシアネー
トを、ポリエステルA / 4.4−ジフェニルメタン
ジインシアネート/ 1.9−ノナンジオールのモル比
が1/2/1となるような割合で混合した後、二軸式ス
クリュー押出機に供給し、160〜220℃で溶融重合
することによって、ポリウレタンを得九。得られたポリ
ウレタンをジメチルホルムアミドにて希釈して0.5重
Jtチの溶液とし。
ゲルパーミェーションクロマトグラフィー(展開溶媒ニ
ジメチルホルムアミド;流量:l、0++J/分)に付
することによシポリウレタンの重量平均分子量(ポリス
チレン換算)を測定した結果、該重量平均分子量は29
4000であった。なお、ゲルパーミェーションクロマ
トグラフィーにおいて測定装置として、柳本製ポンプL
−40tl□W、昭和電工製カラムショーデツクスKF
805および同KF s o 3 (連結)ならびに昭
和電工製RI検出機Sε51を用いた。また、得られた
ポリウレタンの窒X原子含有率は、有機元素分析計(パ
ーキンエルマー社製エレメンタルアナライサ−240C
型)を用いて測定したところ、2,1重量%であった。
得られたポリウレタンをメトラー製走査型差動熱量計T
A−3000型を用いて分析したところ116.7℃で
のみ融解ピークを示し、このピークでの融解熱は9.2
 J / fであった。なお、この熱分析においては、
ポリウレタンの重合時での熱履歴による熱的データの誤
差の発生を防止するため% 得られたポリウレタンをジ
メチルホルムアミドに溶解せしめた後、ジメチルホルム
アミドを減圧下に留去して得られた残留物を試料として
用いた。また、熱分析はポリウレタン試料の温度を20
0℃に5分間保持した後、xto’c/分で一100℃
に急冷し1次いで10℃/分で昇温することによって行
った。
得られたポリウレタンをホットメルト接着剤として用い
て、前記の接着性試験に付した。得られた結果を表3に
示す。
実施例2〜4および比較例1〜3 表2に示した高分子ジオール、ジインシアネートおよび
低分子ジオールを所定のモル比で用いる以外は実施例1
と同様の方法によってそれぞれ対応するポリウレタンを
得た。得られたポリウレタンを実施例1と同様にして分
析した。得られた結果を表2にあわせて示す。
得られたポリウレタンをそれぞれホットメルト接着剤と
して用いて、前記の接着性試験に付した。
得られた結果を表3に示す。
比較例4 テレフタル酸ジメチル65モル、アジピン識35モル、
1.4−ブタンジオール115モル1 1゜9−ノナン
ジオール22.5モルおよび2−メチル−1,8−オク
タンジオール22.5モルからなる混合物にテトライン
プロボキシチタネ−F0.02モルを触媒として添加し
、混合物を窒素雰囲気下に200℃で30分間加熱する
ことによってエステル化反応を行った。次いで得られた
生成物を真空下260℃で3時間加熱することによって
重縮合し、共重合ポリエステル(固有粘度:0.769
/d;融点=102℃)を得た。
得られた共重合ポリエステルをホットメルト接着剤とし
て用いて、前記の接着性試験に付した。
得られた結果を表3VC示す。
比較例5 酢酸ビニル単位の含有率が28重量%(ケン化法による
分析値)、メルトインデックス15 d?7m1n、密
度0.95?/i、融点72℃のエチレン酢酸ビニル共
重合体(三井ポリケミカル製エバフレックス250)を
ホットメルト接着剤として用いて。
前記の接着性試験に付した。
得られた結果 を表3に示す。
以下余白 表 (注1)塩ビフイルム/ポリエステルフィルムの接着サ
ンプルのIJMは全てポリエステルフィルムとホットメ
ルト接着剤の界面で生じた (注2)数値の右上に*が付されたものは、材料破壊が
生じたことを示す。
上巳の接着性試験の結果から、実施例1〜4で得られた
本発明に従うポリウレタンホットメルト接着剤は常温に
おいても、あるいは加熱された雰囲気下でも高り剥離強
度を有していることがわかる。一方、比較例1において
一般式(1)で示される低分子ジオールを用いないで製
造されたポリフレタンからなるホントメルト接着剤、比
較例2において一般式(1)で示される低分子ジオール
の代シに1,4−ブタンジオールを用いて製造されたポ
リウレタンからなるホットメルト接着剤および比較例3
において製造された高すぎる融点および融解熱を有する
ポリウレタンからなるホントメルト接着剤では、いずれ
の場合でも充分な剥離強度が得られない。比較例4で得
られた共重合ポリエステルからなるホットメルト接着剤
では塩化ビニル/塩化ビニルの接着において常温で良好
な接着力を発揮しつるが、弾性率の高いポリエチレンテ
レフタレート系フィルムを被着体とする場合には接着力
が不充分である。また比較例5におけるエチレン−酢酸
ビニル共重合体からなるホットメルト接着剤では、剥離
強度が不充分である。
(発明の効果) 上巳の実施例から明らかなとおり1本発明により提供さ
れるホットメルト接着剤は短時間でかつ比較的低い接着
温度で高い接着力を発現させることが可能であり、弾性
率の低いものから高いものまで様々な被着体に対して適
用可能であり、また常温のみならず比較的高い温度の環
境下においても高い接着力を特徴する 特許出願人 株式会社 り ラ し

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 高分子ジオールと一般式 HO−(CH_2)_n−OH (式中、nは6〜12の整数を表す。) で示される低分子ジオールとジイソシアネートとを反応
    せしめて得られ、かつ示差走査熱分析において1個以上
    の融解ピークを示し、該融解ピークのうち最高温度を示
    すピークにおける温度が90〜140℃の範囲内である
    とともに融解熱が8〜20J/gの範囲内であるポリウ
    レタンからなることを特徴とするホットメルト接着剤。
JP2222012A 1990-08-22 1990-08-22 ホツトメルト接着剤 Pending JPH04103686A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2222012A JPH04103686A (ja) 1990-08-22 1990-08-22 ホツトメルト接着剤

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JP2222012A JPH04103686A (ja) 1990-08-22 1990-08-22 ホツトメルト接着剤

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JP2014503620A (ja) * 2010-11-26 2014-02-13 バイエル・インテレクチュアル・プロパティ・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング ポリウレタン水性接着剤組成物、および物品の結合方法

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JPS55110114A (en) * 1979-02-17 1980-08-25 Freudenberg Carl Manufacture of low melting point polyurethane having improved strength property
JPS614717A (ja) * 1984-06-20 1986-01-10 Daicel Chem Ind Ltd ポリウレタン
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