JPH0410111A - 直流モータ型位置決め装置の駆動制御方法 - Google Patents

直流モータ型位置決め装置の駆動制御方法

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JPH0410111A
JPH0410111A JP2113758A JP11375890A JPH0410111A JP H0410111 A JPH0410111 A JP H0410111A JP 2113758 A JP2113758 A JP 2113758A JP 11375890 A JP11375890 A JP 11375890A JP H0410111 A JPH0410111 A JP H0410111A
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intake control
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光浩 三宅
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徹 橋本
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  • Characterised By The Charging Evacuation (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Control Of Position Or Direction (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、直流モータを駆動源として、対象物を目標
位置に位置付ける直流モータ型位置決め装置の駆動制御
方法に関する。
(従来の技術) この種の直流モータ型位置決め装置は、各種の分野に適
用されているが、例えば、その中には、内燃機関の可変
吸気システムに組み込まれた直流モータ型位置決め装置
かある。
ここで、可変吸気システムとは、内燃機関の広い回転速
度域に亙って高出力化を図るために、吸気供給経路の有
効長さをその回転速度に応じて可変するようしたもので
ある。このような可変吸気システムは、内燃機関の燃焼
室に通しる主吸気通路に配置された可変吸気制御弁と、
主吸気通路に可変吸気制御弁をバイパスして取付けられ
た迂回吸気通路とを備えてなり、そして、可変吸気制御
弁の弁開度は、直流モータ型位置決め装置により、内燃
機関の回転速度に応して制御されるようになっている。
即ち、直流モータ型位置決め装置は、対象物としての可
変吸気制御弁に動力伝達経路を介して接続された直流モ
ータと、この直流モータから動力伝達経路に含まれる回
転軸の回転数を検出する回転数センサと、この回転数セ
ンサからの信号に基つき、可変吸気制御弁の実弁開度を
検出する一方、内燃機関の回転速度に応じて設定される
目標弁開度とを比較し、実弁開度か目標弁開度に一致す
るように直流モータの駆動を制御する制御回路とから構
成されている。
ここで、具体的には、上述した位置決め装置は、内燃機
関の回転速度が所定の低速値以下の場合、可変吸気制御
弁の弁開度を全開位置とし、これにより、迂回吸気通路
を経由して吸気を内燃機関の燃焼室に供給することで、
吸気供給経路を長くできる。これに対し、内燃機関の回
転速度が所定の高速値以上に達すると、可変吸気制御弁
は、その弁開度か全開位置となるように、位置決め装置
によって制御される。この場合、吸気は、主吸気通路の
みを流れるから、吸気供給経路は短いものとなる。
尚、内燃機関の回転速度か低速値と高速値との間にある
ときには、位置決め装置は、可変吸気制御弁の弁開度を
、内燃機関の回転速度か上昇するに従い、全閉位置から
全開位置に向かって段階的に大きくなるように制御し、
これにより、吸気供給経路の有効長さを可変できるよう
になっている。
(発明が解決しようとする課題) ところで、上述した可変吸気システムに於いて、可変吸
気制御弁に於ける弁開度の許容変位範囲は、その全開位
置と全開位置との間によって決められることは勿論であ
るか、これら全開位置及び全閉位置は、可変吸気制御弁
の弁体が当接されるストッパによって規定されている。
それ故、可変吸気制御弁の目標弁開度が全開位置又は全
開位置に設定されると、可変吸気制御弁の弁体は、直流
モータにより、ストッパに当接するまで駆動されること
になる。
ここで、可変吸気制御弁の弁開度が全閉位置から全開位
置に位置付けられる場合のように、その実弁開度がその
目標弁開度である全開又は全開位置に向けて大きく変化
されるような場合にあっては、直流モータの駆動時間も
また必然的に長くなる。このように直流モータが長時間
駆動されている状態では、そのモータ速度もまた速くな
って最高速度に達し、このことから、直流モータによっ
て駆動される可変吸気制御弁の弁体の駆動速度もまた速
くなっている。このため、可変吸気制御弁の弁体かその
目標弁開度である全開又は全閉位置に達して、そのスト
ッパに当接する際には、このストッパに対して強い力で
衝突するようになり、可変吸気制御弁の弁体に損傷を招
き易いことになる。また、この場合には、直流モータも
また、そのモータ速度が速い状態から、弁体がストッパ
に当接することで、その回転駆動が強制的に阻止される
ことになるから、大きな負荷を受けてしまい、直流モー
タの損傷をも招く虞がある。
この発明は、上述した事情に基づいてなされたもので、
その目的とするところは、対象物の許容変位範囲を規定
し且つストッパにより構成された端位置に、その目標位
置か設定された場合にあっても、対象物かストッパに対
して強(衝突することなく、対象物を端位置に位置付け
ることができ、対象物及び直流モータの損傷を防止する
ことかできる直流モータ型位置決め装置の駆動制御方法
を提供することにある。
(課題を解決するための手段) この発明は、位置決め制御すべき対象物に動力伝達経路
を介して接続された直流モータと、この直流モータから
動力伝達経路に含まれる回転軸の回転数を検出する回転
数センサと、対象物の許容変位範囲の端位置を規定する
ストッパと、回転数センサからの信号に基つき対象物の
実位置を算出する一方、この実位置を制御入力の変化に
応じて設定される目標位置と比較し、目標位置に実位置
を一致させるように直流モータを駆動する直流モータ型
位置決め装置に於いて、この発明の駆動制御方法では、
対象物の目標位置か端位置に設定されたとき、対象物の
実位置が少なくとも端位置の直前の位置に達した時点で
、直流モータの駆動を所定時間停止した後、直流モータ
を再駆動して対象物の実位置を目標位置である端位置に
位置付けるようにしている。
(作用) 上述した直流モータ型位置決め装置の駆動制御方法によ
れば、対象物の目標位置が端位置である場合、対象物が
端位置の直前の位置に達した時点で、直流モータの駆動
は所定時間だけ停止され、そして、この後、直流モータ
の再駆動により、対象物は、その目標位置である端位置
に緩やかに位置付けられることになる。
(実施例) 以下、この発明の一実施例について、図面を参照して説
明する。
第1図は、可変吸気システムを備えた自動車用の内燃機
関を示しており、この内燃機関は、例えばV型6気筒の
ガソリンエンジンである。内燃機関の各燃焼室Iには、
主吸気通路2及び排気通路3が夫々接続されており、ま
た、これら主吸気通路2及び排気通路3の夫々には、燃
焼室lに臨むようにして、吸気弁4及び排気弁5か配置
されている。
主吸気通路2には、上流側からエアクリーナ6゜スロッ
トル弁7及びインジェクタ8が順に配置されており、排
気通路3には、その上流側から3元触媒型の触媒コンバ
ータ9及びマフラ(図示しない)が順に配置されている
。尚、主吸気通路2に於いて、スロットル弁7よりも下
流側に位置する部分はサージタンク10となっており、
また、インジェクタ8は、主吸気通路2に於ける吸気マ
ニホルド部分に、各気筒毎に設けられている。
スロットル弁7は、図示されていないけれども、車室内
のアクセルペダルにアクセルワイヤ等を介して接続され
ており、これにより、スロットル弁7の弁開度がアクセ
ルペダルの踏み込み量に応して、可変されるようになっ
ている。
そして、可変吸気システムは、主吸気通路2に於いて、
そのサージタンクIOの直下流に位置した可変吸気制御
弁11と、この可変吸気制御弁11とサージタンク10
の双方をバイパスする迂回吸気通路12とを備えている
。可変吸気制御弁11が第1図中実線で示した全開位置
にあるとき、吸気は、主吸気通路2から迂回吸気通路1
2を経由して、再び主吸気通路2に戻るような長い吸気
経路を通って燃焼室1に至る。これに対し、可変吸気制
御弁11が第1図中破線で示した全開位置にあるときに
は、吸気は、迂回吸気通路12を経由することなく、主
吸気通路2のみの短い吸気経路を通って燃焼室1に至る
ことになる。
ここで、可変吸気制御弁11の弁体は、全開位置から全
閉位置までの間で回動することができ、そして、全開位
置及び全閉位置に達したとき、その弁体は、図示しない
ストッパに当接されるようになっている。
上述した可変吸気システムには、可変吸気制御弁11の
弁開度を制御するために、直流モータ型位置決め装置か
組み込まれており、以下には、この位置決め装置につい
て説明する。
位置決め装置は、先ず、直流モータ、即ち、DCモータ
13を備えており、このDCモータ13は、ブラシ付の
小形直流モータか゛ら構成されている。DCモータ13
は、第2図に示されているように、主吸気通路2に於い
て、可変吸気制御弁11の近傍の外壁に取付けられたケ
ーシング14内に収容されている。
そして、DCモータ13の出力軸15は、動力伝達経路
16を介して、可変吸気制御弁11に接続されている。
即ち、動力伝達経路16は、DCモータ13の出力軸1
5に取付けられた歯車17と、この歯車17に中間歯車
18を介して噛合された歯車19とを備えている。この
歯車19は、回転軸20に取付けられており、この回転
軸20は、ケーシング14内に幾つかの軸受21を介し
て回転自在に支持されている。
回転軸20の一端部には、ウォームキア22か取付けら
れており、このウォームキア22には、ウオームホイー
ル23か噛合されている。このウオームホイール23は
、可変吸気制御弁11の弁軸24(第1図参照)に取付
けられている。
従って、DCモータ13と可変吸気制御弁11との間か
上述した動力伝達経路16によって接続されていれば、
DCモータ13を駆動することで、可変吸気制御弁11
の弁軸24を回転させることができ、これにより、可変
吸気制御弁11の弁開度を全開位置と全閉位置との間で
可変することができる。ここで、可変吸気制御弁11の
全開位置及び全開位置は、図示しないストッパにより規
定されている。
更に、回転軸20の他端部側には、一対の回転数センサ
、つまり、第1及び第2回転数センサ25゜26か配置
されている。これら第1及び第2回転数センサ25,2
6は、第3図及び第4図に夫々示されているが、これら
回転数センサは、基本的に同一の構造をなしているので
、ここでは、第1回転数センサ25についてのみ説明す
る。
第1回転数センサ25は、回転軸20の周面に固定され
たリング磁石27aを備えている。このリンク磁石27
aは、回転軸20に対し非磁性材のスリーブ28を介し
て取付けられるか、又は、回転軸20を非磁性材から形
成することで、二の回転軸20に直接に取付けることが
できる。リング磁石27aは、第3図に示されているよ
うに、その半周面がN極に磁化されいるとともに、その
残りの半周面はS極に磁化されている。尚、第3図に於
いて、リンク磁石27aに於ける磁極の領域か明確とな
るように、その境界に破線Xを施して示しである。そし
て、リンク磁石27aの外周面近傍には、この外周面に
対して常時対向するようにして、ホールICからなる磁
気プローブ29aか配置されている。この磁気プローブ
29aは、リング磁石27aが回転軸20とともに回転
されるとき、リング磁石27aの磁極に対応した信号を
出力するようになっている。即ち、磁気プローブ29a
に対し、リング磁石27aが回転すると、磁気プローブ
29aは、リング磁石27aの半回転毎に異なる磁極を
検出することから、例えば、リング磁石27aのN極を
検出しているとき、磁気プローブ29aはオンとなって
Lレベルの信号を出力し、また、リング磁石27aのS
極を検出しているときには、磁気プローブ29aはオフ
となってHレベルの信号を出力することになる。従って
、回転軸20の回転に伴い、磁気プローブ29a、即ち
、第1回転数センサ25からの信号は、第5図にPiて
示されるように、オン信号及びオフ信号かパルス的に出
力されることになる。
第2回転数センサ26は、前述したように第1回転数セ
ンサ25と同一の構造を有しているので、ここでは、第
1回転数センサ25の部材と同一の機能を有する部材に
、その添字のみをbに置き換えた同一の符号を付して、
その説明は省略し、以下には相違する点のみを説明する
第2回転数センサ26の場合、第3図と第4図とを比較
すれば明らかなように、そのリング磁石27bは、回転
軸20に対する取付けの回転角位相か第1回転数センサ
25に於けるリング磁石27aの場合とは90°たけ異
なっている。従って、磁気プローブ29b、即ち、第2
回転数センサ26からのオン信号及びオフ信号の出力は
、第5図中P2で示されるものとなる。
第1及び第2回転数センサ25,26からの信号は、第
1図に示されているように、DCモータ13の駆動を制
御する制御回路としての電子制御装置30に供給される
ようになっており、また、この電子制御装置30には、
エンジン速度センサ31、エアーフローセンサ32.ス
ロットルセンサ、大気圧センサ、吸気温センサ、アイト
ルスイッチ、0□センサ、高温センサ、ノックセンサ。
水温センサ、TDCセンサ等からの信号もまた入力され
るようになっている。尚、第1図には、これら各種のセ
ンサのうち、エンジン速度センサ31及びエアーフロー
センサ32のみか示されており、また、第1及び第2回
転数センサに於いても、その磁気プローブ29aのみを
示しである。
電子制御装置30は、第6図に概略的に示されているよ
うに、第1及び第2回転数センサ25゜26からの信号
か入力される実弁開度検出部33と、エンジン速度セン
サ31からの信号が入力される目標弁開度設定部34と
、これら実弁開度検出部33、目標弁開度設定部34並
びにエアフローセンサ32に夫々接続され、DCモータ
13の駆動を制御する制御信号を出力する制御部35と
を備えて構成されている。尚、エンジン速度センサ31
としては、内燃機関のクランク角度を検出するクランク
角センサで兼用することもできる。
次に、第7図乃至第11図に示されたフローチャートに
従って、直流モータ型位置決め装置を含む可変吸気シス
テムの作動制御を説明する。
第7図に示されているように、内燃機関がイグニッショ
ンキーにより、キーオンされて始動されると、ステップ
Slで初期値設定が実施され、この初期値設定では、各
種のフラグ、例えばX、 Y。
Zの各フラグ及びイニシャライズフラグが0にリセット
されるとともに、ウェイトタイマに0かセットされる。
そして、次のステップからは、直流モータ型位置決め装
置の初期化、即ち、イニシャライズ処理が実施され、先
ず、ステップS2では、DCモータ13のバッテリ電圧
VBが所定値V1以上であるか否かが判別される。ここ
での判別が否(N)の場合には、第9図に示されている
ステップS12に進み、このステップS12で、イニシ
ャライズフラグに1かセットされているか否かが判別さ
れる。この場合、イニシャライズフラグは、先のステッ
プS1の初期値設定に於いてOにリセットされたままで
あるから、この場合、その判別結果は否(N)となる。
従って、ステップS12からステップS2に戻って、こ
のステップS2か再び実施される。従って、ステップS
2での判別が正(Y)とならない限り、即ち、DCモー
タ13のバッテリ電圧VBがV1以上に達していない限
り、ステップ3以降のステップか実施されることはない
そして、ステップS2での判別か正(Y)の場合には、
次のステップS3か実施され、このステップS3では、
ウェイトタイマが0であるか否かが判別される。ここで
、ウェイトタイマもまた、先のステップS1での初期値
設定に於いて予めOにリセットされているから、ここで
の判別は、正(Y)となり、次のステップS4が実施さ
れる。
このステップS4では、イニシャライズタイマに所定時
間Tがセットされる。ここで、イニシャライズタイマは
、DCモータ13のバッテリ電圧VBがV1以上である
ときのみ作動する減算タイマから構成されており、また
、この場合、所定時間T1は、この実施例の場合、可変
吸気制御弁11の弁開度を全開位置と全閉位置との間で
可変するのに要する時間よりも十分に短く設定されてい
る。
次のステップS5では、DCモータ13か閉側に回転駆
動され、これにより、可変吸気制御弁11の弁開度は全
閉位置に向けて変位されることになる。即ち、ステップ
S5が実施されると、可変吸気制御弁11を全開位置に
向けて駆動する駆動行程が実施されることになる。
このような駆動工程か実施されている間、次のステップ
S6では、回転数センサ、この場合、第1回転数センサ
25からの出力信号に反転があるか否か、即ち、第1回
転数センサ25からの出力信号がオン信号からオフ信号
に、又は、オフ信号からオン信号に反転したか否かが判
別される。ここでの判別が正(Y)の場合には、まだ、
DCモータ13が実際に駆動していることを意味してお
り、そして、ステップS6からは、第8図に示されてい
るステップSIOか実施される。このステップSIOで
は、前述したウェイトタイマに所定時間T2がセットさ
れる。ここで、ウェイトタイマもまた、イニシャライズ
タイマと同様に減算タイマから構成されており、また、
所定時間T2は、前述した所定時間T1よりも更に短く
、例えば、TIの数分の1程度に設定されている。
ステップSlOからは、ステップS2以降のステップか
繰り返して実施されることになるか、ここで、ステップ
S2からステップS3に至ると、このステップS3での
判別は、ウェイトタイマかOとならない限り、正(Y)
とならないので、ステップS12に飛ひ、このステップ
S12が実施されることになるか、ここでも、この時点
では、ステップS12の判別は前述したように否(N)
のままとなるから、ステップS2に戻ることになる。
従って、ステップS6での判別が一旦、正(Y)となっ
た後に於いては、即ち、前述したDCモータ13の駆動
工程中に、第1回転数センサ25からのオンオフ信号か
反転した場合には、第12図に示されているように、ウ
ェイトタイマに設定された所定時間T2か完了するまで
は、ステップS4以降のステップか実施されることはな
く、駆動工程は中断されることになる。
そして、所定時間T2が経過すると、ステップS3の判
別かこの時点で、正(Y)となるから、ステップS4か
再度実施されることになる。従って、第12図から明ら
かなように、前述した駆動工程が最初から繰り返して実
施されることになる。
また、DCモータ13の駆動工程中、ステップS6の判
別か正(Y)とならず、また、次のステップS7での判
別も正(Y)とならないときには、つまり、イニシャラ
イズタイマに設定された所定時T1が未だ経過していな
い場合には、ステップSllを経由して、ステップS5
以降のステップが繰り返して実施されるか、又は、ステ
ップS2に戻ることになる。即ち、ステップSllに於
いては、DCモータ13のバッテリ電圧VBがVlより
も僅かに低い値のV2以上に維持されているか否かか判
別され、この判別か正(Y)に維持されている限り、ス
テップS5に戻って、このステップ以降か繰り返して実
施され、これにより、ステップS6での判別か正(Y)
とならない場合には、ステップS7での判別か正(Y)
となるまて、DCモータ13は一方向に回転駆動される
ことになる。
しかしなから、DCモータ13が回転駆動中にあるとき
、つまり、前述した駆動工程が終了する前に、DCモー
タ13のバッテリ電圧VBかV2以下に降下すると、ス
テップSllての判別が否(N)となって、ステップS
2に戻る。従って、この場合、DCモータ13の回転駆
動は中断され、また、イニシャライズタイマでの減算カ
ウントも同時に停止される。
尚、DCモータ13のバッテリ電圧VBか再びV1以上
に達すると、ステップS3以降のステップか実施される
ことになる。
そして、第12図に示されているように、ステップSl
lでの判別か否(N)となることなく、また、ステップ
S6での判別が正(Y)となることもな(、イニシャラ
イズタイマにセットされた所定時間Tlが経過するよう
な場合には、DCモータI3を駆動しようとしても、こ
のDCモータ13の回転駆動は実際になされていないこ
とになるから、可変吸気制御弁11の弁開度は既に全閉
位置となり、そして、その弁体は全閉位置を規定するス
トッパに当接した状態にあると判断することかできる。
従って、この場合には、ステップS7での判別が正(Y
)となって、次のステップS8に進むことから、この時
点で、DCモータ13の駆動か停止され、そして、ステ
ップS8では、イニシャライズフラグに1かセットされ
て、これにより、直流モータ型位置決め装置の初期化が
完了したと判定される。尚、第12図に於いて、DCモ
ータ13の駆動工程が実施されているとき、第2回転数
センサ26からの信号は反転しているが、この実施例で
は、第2回転数センサ2からの信号は無視し、第1回転
数センサ25からの信号のみを監視しているので、例え
、第2回転数センサ26からの信号が反転しても、DC
モータ13の駆動工程か中断されるようなことはない。
この後、ステップS7からステップ$8が実施されるこ
とにより、可変吸気制御弁11の弁開度に、その初期値
、即ち、全閉位置を表す0かセットされる。
次に、ステップS9からは、前述したステップS12に
進み、このステップS12の判別、即ち、イニシャライ
ズフラグに1かセットされているか否かが判別される。
前述したように位置決め装置のイニソヤライズ処理か完
了した場合には、先のステップS8に於いて、イニシャ
ライズフラグには既に1かセットされているので、この
場合、その判別は正(Y)となり、この場合には、次の
ステップS13か実施されることなる。
ステップSI3ては、可変吸気制御弁IIの目標弁開度
が設定されるとともに、その実弁開度が検出されること
になる。ここで、可変吸気制御弁11の実弁開度は、電
子制御装置30の実弁開度検出部33に於いて第1及び
第2回転数センサ25゜26からのオンオフ信号を計数
することで、算出することかできる。即ち、DCモータ
13の駆動により、回転軸20が回転され、そして、前
述したように可変吸気制御弁11の弁軸24か回転され
て、その実弁開度が変化する際には、回転軸20の回転
に伴い、第1及び第2回転数センサ25゜26からは、
第5図に示されているように、パルス的な信号が出力さ
れるから、実弁開度検出部33に於いて、少なくとも一
方の回転数センサ、例えば第1回転数センサ25からの
パルス数を計数することで、全閉位置を基準とした可変
吸気制御弁11の一実弁開度を常時算出することができ
る。そして、この実施例の場合、第1回転数センサ25
からのオンオフ信号の計数に基づき、DCモータ13の
単位回転が規定され、そして、第13図に示されている
ように、DCモータ13が12単位回転だけ、回転駆動
されたとき、可変吸気制御弁11の弁開度が全閉位置か
ら全開位置の許容変位範囲に亙って変化するように設定
されている。従って、実弁開度検出部33に於いては、
第1回転数センサ25のオンオフ信号を計数して、DC
モータ13の単位回転の回数を算出することにより、こ
の回数を可変吸気制御弁1■の実弁開度θaの太きさと
して求めることかできる。即ち、実弁開度θaは、数量
化して求められることになる。
尚、この実施例の場合、回転軸20には、第1及び第2
回転数センサ25,26の2つのセンサが備えられてい
るから、これら第1及び第2回転数センサ25,26か
らの出カバターンの重なり状態を比較することで、DC
モータ13か正回転状態にあるか、又は、逆回転状態に
あるかを検知することが可能となり、これにより、可変
吸気制御弁11の実弁開度θaを、パルス数の加減算か
ら求める際に好都合なものとなる。
一方、可変吸気制御弁11の目標弁開度は、電子制御装
置30の目標弁開度設定部34に於いて設定され、この
目標弁開度設定部34では、エンジン速度センサ31か
らの信号に基づき、目標弁開度を設定する。即ち、目標
弁開度は、第14図に示されているマツプ、又は、この
マツプを規定する関数から求められるようになっている
。第14図から明らかなように、可変吸気制御弁11の
目標弁開度は、制御入力としての内燃機関のエンジン速
度が低速値Nl  (例えば3500rpm付近)以下
の低速域にあるときに全閉位置となり、エンジン速度が
低速値N1よりも高い高速値N2  (例えば4500
rpm付近)以上の高速域では全開位置となるように設
定されている。
そして、エンジン速度が低速値Nlと高速値N2との間
の過渡領域では、エンジン速度の上昇に従って、その弁
開度が全閉位置から全開位置に向かって段階的に大きく
なるように設定されている。
即ち、この実施例では、実弁開度検出部33に於いて前
述したようにして検出される可変吸気制御弁11の実弁
開度θaに応じて、低速値N1と高速値N2との間は、
即ち、弁開度の可変許容範囲は、第15図に示されてい
るように、12の制御区分に等間隔を存して区分されて
おり、各制御区分には、低速値Nl側から高速値N2側
に向かって段階的に大きくなるように目標弁開度θ0が
夫々設定されている。従って、エンジン速度がNlとN
2との間にある場合には、そのエンジン速度か属する制
御区分の数値を、目標弁開度θ0として設定することが
できる。
尚、直流モータ型位置決め装置のイニンヤライズ処理が
実施された直後では、可変吸気制御弁11の実弁開度θ
aは、前述したように全閉位置、つまり、0となってい
る。また、このようにイニンヤライズ処理に於いて、可
変吸気制御弁11か全閉位置に位置付けられると、内燃
機関の始動時、可変吸気制御弁は、第14図から明らか
なように、その目標弁開度θ0に既に位置付けられてい
ることになり、内燃機関の始動性か良好となる。
そして、実弁開度検出部33及び目標弁開度設定部34
に於いて、可変吸気制御弁11の実弁開度θa死目標弁
開度θ0か夫々求められると、これらは、電子制御装置
30の制御部35に供給されて処理される。即ち、第8
図のフローチャートでみれば、ステップS13から次の
ステップ14が実行される。このステップS14では、
目標弁開度θ0が実弁開度θaよりも大きいか否かが判
別される。ここでの判別か正(Y)の場合には、次のス
テップS15に於いて、目標弁開度θ0が全開位置、即
ち、その数値が12であるか否かが判別される。ここで
の判別が否(N)の場合には、第10図に示されている
ステップS20に進み、DCモータ13は、開側に駆動
される。
即ち、この場合、先のステップS14での判別が正(Y
)であるから、DCモータ13は、可変吸気制御弁11
を開く方向に駆動され、そして、次のステップS21で
は、Xフラグが0にリセットされた後、ステップS12
に戻って、これ以後のステップ、即ち、前述した位置決
め装置に於けるイニンヤライズ処理以後のステップが繰
り返して実施されることになる。
ここで、上述したステップの繰り返し中、ステップS1
4での判別が否となった場合には、第11図のステップ
S22に進み、そして、このステップ322では、ステ
ップS14での場合とは逆に、目標弁開度θOか実弁開
度θaよりも小さいか否かが判別され、そして、ここで
の判別もまた否(N)の場合には、次のステップS23
にて、x、 y。
Zの各フラグか0にリセットされて、ステップS12に
戻る。従って、このような場合には、可変吸気制御弁1
1の実弁開度θaかその目標弁開度θ0に一致している
から、ステップS12からステップS13.S14.S
22及びS23を介して、ステップS12に戻るような
ルーチンが繰り返されるだけで、DCモータ13か駆動
されることはない。
そして、前述したステップS14からステップS15に
進み、このステップS15での判別が正(Y)の場合に
は、つまり、可変吸気制御弁11の目標弁開度θ0が全
開位置、即ち、その数値が12である場合には、次のス
テップS16が実施され、このステップS16では、可
変吸気制御弁11の実弁開度θaか全開位置の手前の弁
開度であるか否か、つまり、その弁開度を数値で示した
場合、11であるか否がか判別される。ここでの判別が
否の場合には、ステップS20以降のステップが実施さ
れることで、前述したように可変吸気制御弁11の弁開
度を大きくするような開側への駆動ルーチンが繰り返さ
れることになる。
このようにして開側への駆動ルーチンか繰り返されてい
るとき、前述したステップS16での判別か正(Y)と
なると、即ち、この場合、可変吸気制御弁IIの実弁開
度θaかその数値でみて11に達すると、この場合には
、ステップS17が実施される。このステップS17で
は、Yフラグに1がセットされているか否かか判別され
るが、この場合、Yフラグは未た0にリセットされたま
まの状態であるから、ここでの判別は否(N)となり、
次のステップ318が実施される。このステップSI8
ては、前述したウェイトタイマに所定時間T2がセット
され、そして、Yフラグに1がセットされる。
この後、前述したステップS19か実施されるが、ここ
では、先のステップ318にて、ウェイトタイマに所定
時間T2がセットされた直後にあるから、ここでの判定
は否(N)となる。それ故、この場合には、ステップ3
20をバイパスして、ステップS21にて、Xフラグか
0にリセットされるた後、ステップS12に戻り、そし
て、このステップS12以降か繰り返して実施されるこ
とになる。しかしながら、この場合、次のルーチンでは
、ステップS17の判別か正となるので、ステップ81
8は、バイパスして実施されることになる。従って、こ
のような繰り返しのルーチンは、ステップS19での判
別か正となるまで、つまり、ウェイトタイマに設定され
た所定時1i=M T 2か完了するまで継続されるこ
とになる。
そして、所定時間T2か完了すると、ステップS19で
の判別かこの時点て正CY )となるから、再び、ステ
ップS20か実施されて、DCモータ13は閉側に駆動
される。これにより、可変吸気制御弁11は、その実弁
開度θaが全開位置の直前の位置から全開位置に向けて
、つまり、その実弁開度θaを数値でみたとき、11か
ら12に変化するように駆動される。
この後、可変吸気制御弁11の実弁開度θaが全開位置
に達すると、前述したようにステップSl4及びS22
での判別が夫々否となり、そして、ステップS23を経
てステップS12に戻って、このステップS12以降の
ステップが繰り返されることになる。
ここで、以上までの説明を纏めれば、可変吸気制御弁1
1の目標弁開度θ0が実弁開度θaより大きい場合にあ
って、しかも、その目標弁開度θ0が全閉位置、即ち、
数値でみて12に設定された場合、第16図に示されて
いるように、DCモータ13の開側への駆動中、可変吸
気制御弁11の実弁開度θaか全開位置の直前の弁開度
位置、つまり、数値でみて11に達したとき、DCモー
タ13は、その駆動が所定時間T2だけ停止された後に
再度駆動され、これにより、可変吸気制御弁11の実弁
開度θaは、その目標弁開度θ0である全開位置に位置
付けられることになる。
尚、この場合、可変吸気制御弁11の目標弁開度θ0が
全開位置以外の弁開度に設定された場合には、その途中
に於いて、DCモータ13の駆動停止を実施することな
く、その実弁開度θaは、目標弁開度θ0に位置付けら
れることになる。
以上までの説明は、可変吸気制御弁11の目標弁開度θ
0が実弁開度θaよりも大きい場合であるか、しかしな
がら、ステップS12以降のステップか繰り返して実施
される過程に於いて、目標弁開度θ0が実弁開度θaよ
りも小さくなるような場合にあっては、ステップS14
での判別が否(N)となり、そして、この後のステップ
S22での判別か正(Y)となるから、ここで初めて、
ステップS24以降のステップが実施されることになる
ステップS24では、先ず、Xフラグに1がセットされ
ているか否かが判別されるが、ここで、前述した位置決
め装置のイニシャライズ処理が実施された直後に、ステ
ップS12.S13.S14及びS22を介して、ステ
ップS24に至る場合でも、また、既にステップS15
以降のステップが実施された後にステップS24に至る
場合でも、Xフラグは必ず0にリセットされた状態にあ
るから、ここでの判別は否(N)となり、そして、次の
ステップS25が実施される。このステップS25では
、実弁開度θaか目標弁開度θ0よりも、その数値でみ
て2以上大きいか否かが判別される。
この判別が否(N)であると、ステップS25からステ
ップS12に直ちに戻るようなるルーチンが繰り返され
るだけであるので、この場合には、DCモータ13が駆
動されることはない。
しかしなから、ステップS25での判別が正(Y)であ
る場合には、次のステップS26に於いて、可変吸気制
御弁11の目標弁開度θ0か全閉位置、即ち、数値でみ
て0か否かが判別される。ここでの判別が否(N)の場
合には、ステップS27乃至S30をバイパスして、ス
テップS31に至り、このステップS31にて、DCモ
ータ13は、閉側に駆動される。即ち、この場合、先の
ステップS22での判別が正(Y)であるから、DCモ
ータ13は、可変吸気制御弁11を閉じる方向に駆動さ
れ、そして、次のステップS32に於いて、Xフラグに
1かセットされた後、ステップS12に戻って、これ以
後のルーチンが繰り返して実施されることになる。
ここで、上述のルーチンか繰り返されるとき、ステップ
S24に再び至ると、この場合、Xフラグには既に1が
セットされているから、ここでの判別は正(Y)となり
、従って、この後に於いては、ステップS25をバイパ
スして、ステップ826に至るようにルーチンとなる。
そして、上述のルーチンか繰り返して実施されている間
に於いて、ステップS14及びS22ての判別か共に否
となった場合には、ステップS23を経て、ステップS
12に戻ることになる。即ち、この場合には、可変吸気
制御弁11の実弁開度θaかその目標弁開度θ0に一致
したことを意味しているから、この後に於いては、ステ
ップSI2がらステップS13.S14.S22及びS
23を介して、ステップSI2に戻るようなルーチンが
繰り返されるだけで、DCモータ13が駆動されること
はない。ここで、このようにして可変吸気制御弁11の
実弁開度θaがその目標弁開度θ0に一致させるように
ルーチンが繰り返される際、前述の説明から明らかなよ
うに、ステップS25はバイパスされることになる。つ
まり、ステップS25が1回実施されて、その判別か正
(Y)となったときには、必ず、ステップS32か実施
されてXフラグに1がセットされるから、この後に於い
ては、可変吸気制御弁11の実弁開度θaが目標弁開度
θ0に一致して、ステップS23が実施されない限り、
ステップS24での判別は正(Y)となるので、ステッ
プS25は実施されないことになる。
また、前述したステップS25を経てステップS26に
至り、このステップS26での判別か正(Y)となる場
合、つまり、可変吸気制御弁11の目標弁開度が全閉位
置、即ち、数値でみて0に設定されたときには、次のス
テップS27が実施され、このステップS27では、可
変吸気制御弁11の実弁開度θaが全閉位置の手前の弁
開度であるか否か、つまり、その弁開度を数値で示した
場合、■であるか否かが判別される。ここでの判別が否
の場合には、ステップS31以降のステップが実施され
ることで、前述したように可変吸気制御弁11の弁開度
を小さくするような閉側への駆動ルーチンか繰り返され
ることになる。ここでも、−旦、ステップS32を通過
した後には、Xフラグに1がセットされるので、ステッ
プS25はバイパスして実施されることになる。
このようにして開側への駆動ルーチンが繰り返されてい
るとき、前述したステップS27での判別が正(Y)と
なると、即ち、この場合、可変吸気制御弁11の実弁開
度θaかその数値でみて1に達すると、この場合には、
次のステップ328が実施される。このステップ32B
では、Zフラグに1がセットされているか否かか判別さ
れるか、この場合、Zフラグは未だ0にリセットされた
ままの状態であるから、ここでの判別は否(N)となり
、次のステップS29が実施される。このステップS2
9では、前述したウェイトタイマに同様にして所定時間
T2かセットされ、そして、Zフラグに1かセットされ
る。
この後、次のステップS30に於いては、ウェイトタイ
マにセットされた所定時間T2が完了したか否かが判別
されるが、ここでは、先のステップS29にて、ウェイ
トタイマに所定時間T2かセットされた直後にあるから
、ここでの判別は否(N)となり、それ故、この場合に
は、ステップS31をバイパスすることで、DCモータ
13の駆動が停止され、そして、ステップS32を経た
後、ステップS12に戻り、このステップS12以降の
ルーチンが繰り返して実施されることになる。この場合
、次のルーチンでは、ステップS28での判別が正(Y
)となるので、ステップS29はバイパスされることに
なる。従って、このような繰り返しのルーチン、即ち、
ステップS31をバイパスすることで、DCモータ13
の駆動が停止した状態は、ステップS30での判別が正
となるまで、つまり、ウェイトタイマに設定された所定
時間T2が完了するまで継続されることになる。
そして、所定時間T2が完了すると、ステップS30で
の判別がこの時点で正(Y)となるから、再び、ステッ
プS31が実施されて、DCモータ13は閉側に駆動さ
れる。これにより、可変吸気制御弁11は、その実弁開
度θaが全閉位置の直前の位置から全開位置となるよう
に、つまり、その実弁開度θaか数値でみたとき、lか
ら0に達するように駆動される。
この後、可変吸気制御弁11の実弁開度θaか全閉位置
に達すると、前述したようにステップS14及びS22
での判別が夫々否となり、そして、ステップS23を経
てステップS12に戻り、このステップS12以降のス
テップが繰り返されることになる。
ここで、以上までに説明した可変吸気制御弁11の閉側
での作動を纏めれば、可変吸気制御弁11の目標弁開度
θ0か実弁開度θaより小さい場合にあって、しかも、
その目標弁開度θ0か全閉位置、即ち、数値でみて0に
設定された場合、第16図に示されているように、DC
モータ13の閉側への駆動中、可変吸気制御弁11の実
弁開度θaが全閉位置の直前の弁開度位置、つまり、数
値でみて1に達したとき、DCモータ13は、その駆動
か所定時間T2だけ停止され、そして、この後、再度駆
動されて、可変吸気制御弁11の実弁開度θaは、その
目標弁開度θ0である全閉位置に位置付けられることに
なる。
尚、この場合、可変吸気制御弁11の目標弁開度θ0が
全閉位置以外の弁開度に設定された場合には、その途中
に於いて、DCモータ13の駆動停止を実施することな
く、その実弁開度θaは、目標弁開度θ0に位置付けら
れることになる。
また、この実施例では、可変吸気制御弁IIが全閉方向
に駆動され始めるとき、その実弁開度θaと目標弁開度
θ0との差が数値でみて2以上ない場合には、ステップ
S25での判別が否(N)となるので、このような場合
、DCモータ13が回転駆動されることはない。従って
、可変吸気制御弁11の実弁開度θaが全閉位置側の目
標弁開度θ0に向かって可変される場合、例えば、その
実弁開度θaか全開位置にあると仮定すると、その目標
弁開度θ0には、第16図中、1点鎖線で示されている
ように、全開位置直前の弁開度位置を除いた目標弁開度
θ0しか実質的に設定することはできないことなる。
一方、可変吸気制御弁11をその目標弁開度θθ側に向
かって、−旦、DCモータ13により駆動した後に於い
ては、ステップS32が実施されることで、この後のス
テップS25の実施は中止されるから、その目標弁開度
θ0が数値でみて0でない限り、目標弁開度θ0の直前
の弁開度位置で、DCモータ13の駆動が停止されるこ
とはない。
以上の説明から明らかなように、可変吸気制御弁11の
実弁開度θaは、第14図に示された目標弁開度特性に
従い、エンジン速度に応じて変化され、これにより、可
変吸気制御弁11の実弁開度θaは、エンジン速度がN
1以下の場合、全閉位置に維持されることから、内燃機
関の燃焼室1に供給される吸気は、迂回吸気通路12を
経由した長い有効吸気経路を流れることになり、これに
対し、エンジン速度がN2以上の場合にあっては、可変
吸気制御弁11の実弁開度θaが全開位置に維持される
ことから、内燃機関の燃焼室lに供給される吸気は、主
吸気通路2のみの短い有効吸気経路を流れることになる
。また、エンジン速度かNlとN2との間にある場合、
可変吸気制御弁11の実弁開度θaは、全閉位置と全開
位置との間で、そのエンジン速度の上昇に応じて段階的
に可変されることになる。
従って、内燃機関の出力トルクは、第17図に示される
ようになり、この第17図から明らかな如く、そのエン
ジン速度の全域に亙って高い出力トルクを得ることがで
き、また、可変吸気制御弁11が全閉から全開に移行す
る際の出力トルクの変動をも小さく抑えることができる
また、前述した実施例では、可変吸気制御弁11の目標
弁開度θ0か全閉位置又は全開位置に設定された場合、
更には、位置決め装置のイニシャライズ処理に於いて、
可変吸気制御弁11が初期位置である全閉位置に位置付
けられる際にあっては、その実弁開度θaが全開位置若
しくは全閉位置の直前の弁開度位置に位置付けられたと
き、また、イニシャライズ処理での場合にあっては、第
1回転数センサ25からの信号に反転がある度に、DC
モータ13の駆動を所定時間T2だけ停止した後に、D
CモータI3を再度駆動して、その実弁開度θaを全開
位置若しくは全閉位置に位置付けるようにしであるので
、可変吸気制御弁11の弁体をその全開位置若しくは全
閉位置に緩やかに位置付けることができる。
即ち、この点に関し、DCモータ13のモータ速度は、
その通電時間に対し、第18図に示されるような特性を
有していることから、そのモータ速度は、その通電の開
始時、つまり、駆動開始時にあっては遅く、従って、可
変吸気制御弁11の弁体かその直前の弁開度位置から全
開位置及び全閉位置に到達する際、これら全開位置若し
くは全閉位置を大きくオーバランするように弁体が駆動
されることはない。従って、全開位置及び全開位置を規
定するストッパに対して、可変吸気制御弁の弁体が実質
的に衝突するような衝突回数を大幅に低減できるばかり
でなく、また、弁体が上記ストッパに対して強く衝突す
るのを確実に防止することができる。この結果、可変吸
気制御弁に於ける弁体の損傷を防止することができるば
かりでなく、DCモータ13の損傷をも防止して、位置
決め装置の耐久性を向上することができる。
この発明は、上述した一実施例に制約されるものではな
く、種々の変形が可能である。例えば、一実施例では、
イニシャライズ処理が完了したか否かの判定に、第1回
転数センサ25の出力信号を利用したが、その信号は第
2回転数センサ26からの出力信号であってもよく、ま
た、第1及び第2回転数センサ25,26からの両方の
出力信号を監視するようにしもよい。また、イニシャラ
イズ処理を実施する条件として、一実施例の場合には、
DCモータ13のバッテリ電圧VBがVl又はv2以上
としたが、これらVl及びV2の値は、同一の値であっ
てもよい。
また、一実施例では、可変吸気制御弁がその全閉位置に
向かって駆動される際のみに、その目標弁開度と実弁開
度との差が所定の数値以上でない場合、DCモータの駆
動を実施しないようにしたか、このようなりCモータの
駆動に対するヒステリシスを可変吸気制御弁かその全開
位置に向かって駆動される場合にも設けるようにしても
よい。
更に、この発明は、可変吸気システムに組み込まれた直
流モータ型位置決め装置のみに適用できるものでばなく
、例えば、直流モータ型位置決め装置か内燃機関のアイ
ドルスピードコントロールバルブの弁開度を制御するた
めに使用される場合であっても、この発明の方法を実施
できることは勿論である。
(発明の効果) 以上説明したように、この発明の直流モータ型位置決め
装置の駆動制御方法によれば、対象物の目標位置がスト
ッパにより規定された端位置である場合、対象物か端位
置の少なくとも直前の位置に達した時点で、直流モータ
の駆動が所定時間停止され、そして、この後、直流モー
タか再駆動されることて、対象物は、その目標位置であ
る端位置に位置付けられる。従って、対象物が端位置に
位置付けられる際には、直流モータは、その駆動4゜ か再開された直後であるから、そのモータ速度は比較的
低(、これにより、対象物を緩やかに端位置に位置付け
ることができる。この結果、対象物が大きな力で端位置
のストッパに衝突して損傷したりすることもないし、ま
た、この衝突により、直流モータ自体に損傷を招くこと
もない等の優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】 図面は、この発明の一実施例を示し、第1図は、可変吸
気システムを備えた内燃機関の概略断面図、第2図は、
位置決め装置の構成を示す断面図、第3図及び第4図は
、第1及び第2回転数センサを夫々示す断面図、第5図
は、第1及び第2回転数センサからの夫々の出力を示す
グラフ、第6図は、電子制御装置のブロック構成図、第
7図乃至第11図は、可変吸気システムの制御作動を説
明するためのフローチャート、第12図は、位置決め装
置のイニシャライズ処理が実施される際、DCモータ及
び回転数センサの作動を概略的に示すタイムチャート、
第13図は、可変吸気制御弁の実弁開度とDCモータの
単位回転回数との関係を示すグラフ、第14図は、可変
吸気制御弁の目標弁開度特性を示すグラフ、第15図は
、第14図のグラフに於ける一部分の詳細を示し、エン
ジン速度と目標弁開度との関係を示すグラフ、第16図
は、可変吸気制御弁の弁開度制御を概略的に示すDCモ
ータの作動と弁開度との関係を示すタイムチャート、第
17図は、可変吸気システムの働きによって得られる内
燃機関の出力トルクとエンジン速度との関係を示すグラ
フ、第18図は、DCモータに於いて、その通電時間と
モータ速度との関係を示すグラフである。 2・・・主吸気通路、10・・・サージタンク、11・
・可変吸気制御弁、12・・・迂回吸気通路、13・・
DCモータ、16・・・動力伝達経路、25.26・・
・回転数センサ、30・・・電子制御装置、31・・・
エンジン速度センサ。 出願人  三菱自動車工業株式会社 代理人  弁理士  長 門 侃 二 第3図 第4図 第12図 T4tfFJI 第13図 可変暁気制御井の針開及θO 第14図 第15図 エンシンヱ皮 N。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 位置決め制御すべき対象物に動力伝達経路を介して接続
    された直流モータと、この直流モータから動力伝達経路
    に含まれる回転軸の回転数を検出する回転数センサと、
    対象物の許容変位範囲の端位置を規定するストッパと、
    回転数センサからの信号に基づき対象物の実位置を算出
    する一方、この実位置を制御入力の変化に応じて設定さ
    れる目標位置と比較し、目標位置に実位置を一致させる
    ように直流モータを駆動する直流モータ型位置決め装置
    に於いて、対象物の目標位置が端位置に設定されたとき
    、対象物の実位置が少なくとも端位置の直前の位置に達
    した時点で、直流モータの駆動を所定時間停止した後、
    直流モータを再駆動して対象物の実位置を目標位置であ
    る端位置に位置付けるようにしたことを特徴とする直流
    モータ型位置決め装置の駆動制御方法。
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