JPH0274197A - ステッピングモーターの位置決め制御方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はステッピングモーターを利用して物体の移動位
置を制御するようにしたステッピングモータの位置決め
制御方法に関する。

（従来の技術） 従来、たとえば複写装置においては、レンズ位置制御あ
るいはレジストローラーの横位置制御などの駆動にステ
ッピングモーターが用いられている。その位置決め制御
は、ホームポジションからのステッピングモーターのス
テップ数で制御されている。

ホームポジションを出すための制御は、所定の物体、例
えばレンズをこのレンズの最大好動量より若干多口の移
動量を与えるステップ数でもってステッピングモーター
を駆動し、レンズを所定位置に面接させ、そしてステッ
ピングモーターを脱調させて停止させることにより行っ
ている。

（発明が解決しようとする課題〕 しかしながら上記従来例では、ステッピングモーターが
脱調する際の振動等に起因し、レンズ等が面接の位置か
られずかながら離れた位置に停止してしまうことがあり
、正確なホームポジションが出せないという問題があっ
た。

本発明の目的は、かかる従来の問題を解消し、正確なホ
ームポジションを出すことのできるステッピングモータ
ーの位置決め制御方法を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために、本発明はステッピングモー
ターにより所定の物体を移動させ、物体を所定位置に衝
接後停止させて物体の特定位置を確定させるようにした
ステッピングモーターの位置決め制御方法において、物
体を所定位置に一度衝接させ停止させた後、さらにステ
ッピングモータを数ステップ駆動し、再び突当てて、特
定位置を確定させるようにしたことを特徴とする。

〔作用） 本発明によれば、ステッピングモーターはまず所定量駆
動され、物体が所定位置に一度衝接して停止した後、さ
らに数ステップ駆動される。

すると、物体は再び所定位置に突当り停止する。この場
合は脱調の期間が瞬時であるから振動等が生ずることな
く物体の特定位置を確定することができる。

（実施例） 以下に、図面を参照して本発明の詳細な説明する。

第１図に本発明を実施するための装置の構成ブロック図
を示す。

１はステッピングモーターの正転、逆転、励磁信号等を
発する制御部であり、マイクロコンピュータ等にて構成
される。２はステッピングモーター制御部１から発され
るモーター制御信号を増幅し、ステッピングモーター３
への電圧、電流を制御するモーター駆動回路である。

第２図は本発明が適用される複写機のレンズ移動機構の
要部を示すものである。ステッピングそ一ター３に連結
されたプーリ４にはワイヤー５が＠ぎ付けられている。

このワイヤ５は不図示の複写機本体に回転自在に支持さ
れたプーリ１３に巻回されている。またワイヤ５の両端
はレンズホルダ７に係止されている。

ズームレンズ６はレンズホルダ７に支持されており、該
レンズホルダ７はレール軸１０及びコロ】１によって移
動可能となっている。ワイヤー５を、モーター３によっ
て回転駆動されるプーリ４を介して移動させることによ
り、レンズホルダ７ひいてはズームレンズ６を移動させ
るものである。

ズームレンズの焦点距離の変更は、不図示のズームリン
グに取り付けられたギヤ９がラック８と噛合しており、
ズームレンズ６の移動に伴うズームリングの回転により
行なわれる。

突当て板１２は、不図示の複写機本体に固定されており
レンズホルダ７はこの突当て板１２に衝接し、図におけ
る左方向への移動が不可能となる。

次に本実施例の動作の説明を行なう。

複写機本体の電源が投入されると、不図示の光学系をホ
ームポジションへもどし、レンズ系の制御に移る。

レンズホルダ７の位置は、電源投入直後においては不確
定であ、るため、たとえどんな位置にあってもまずホー
ムポジション（突当て板１２とレンズホルダ７が当接す
る位置）へ移動させる。この時レンズホルダ７の移動量
は、その最大移動量より少し多い量だけ動かす制御にし
なければならない。というのもホームポジションから最
も遠い位置にレンズホルダ７があることもあるからであ
る。レンズホルダ７がホームポジションへ向って移動し
ていき、レンズホルダ７が突当て板】２に衝接すると、
その後はステッピングモーター３は脱調状態となる。

そして、レンズホルダ７の最大移動量より少し多いだけ
の量のモーター３の駆動を行なうとモーター３の励磁を
停止させる。この時レンズホルダ７と突当て板１２は当
接した状態である。

ところが、電源投入直後のレンズホルダ７の位置が、ホ
ームポジションに近い場合には、モーター３が脱調しな
がら駆動されている時間が長く、モーター３やワイヤ５
が振動し、モーター３の駆動が停止したときに、わずか
ではあるが、突当て板１２とレンズホルダ７とが離れて
しまうことがある。この距列はわずかでモーター３のス
テップ数で１〜２ステップ程度である。そこで、−度モ
ーター３の駆動を停止し、所定時間（−秒程度）時間を
おいたのち、再びレンズボルダ７をホームポジションへ
向けて移動させる。

ただし、この時はモーター３のステップ数で２〜３ステ
ツプしか動かさない。

ただし、これらのステップ数は全体の構成等に対応し、
多少は変動があるため、それぞれの装置の場合に応じた
制御が必要である。

さて、モーター３の２〜３ステツプの駆動によりレンズ
ホルダ７は、再び突当て板１２に突当り、移動が停止し
、モーター３は脱調状態となる。しかし、この脱調はせ
いぜい１〜２ステツプで終了するため、レンズホルダ７
と突当て板１２は突当ったままとなる。これにより、レ
ンズ６はホームポジションに確実に停止する。こののち
、モーター３を逆転駆動し、レンズホルダ７をホームポ
ジションから離れる方向に駆動して、所定の位置にセッ
トさせる。

〔発明の効果〕

以上の説明から明らかなように、本発明によれば突当て
動作を二度行なうようにしたので、所定の物体を特定位
置に正確に停止させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を実施するための装置の構成ブロック図
、 第２図は本発明が適用される複写機のレンズ移動機構を
示す斜視図である。 １・・・モーター制御部、 ２・・・モーター駆動部、 ３・・・ステッピングモーター ６・・・レンズ、 ７・・・レンズホルダー １２・・・突当て板。 第１凶

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）ステッピングモーターにより所定の物体を移動させ
   、 前記物体を所定位置に衝接後停止させて前記物体の特定
   位置を確定させるようにしたステッピングモーターの位
   置決め制御方法において、 前記物体を所定位置に一度衝接させ停止させた後、さら
   に前記ステッピングモータを数ステップ駆動し、再び突
   当てて、特定位置を確定させるようにしたことを特徴と
   するステッピングモーターの位置決め制御方法。