JPH02153772A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JPH02153772A
JPH02153772A JP30774988A JP30774988A JPH02153772A JP H02153772 A JPH02153772 A JP H02153772A JP 30774988 A JP30774988 A JP 30774988A JP 30774988 A JP30774988 A JP 30774988A JP H02153772 A JPH02153772 A JP H02153772A
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JP
Japan
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motor
carriage
rotor
step motor
speed
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JP30774988A
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English (en)
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Noriaki Itou
伊東 典晃
Akira Torisawa
鳥沢 章
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Canon Inc
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Canon Inc
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J19/00Character- or line-spacing mechanisms
    • B41J19/18Character-spacing or back-spacing mechanisms; Carriage return or release devices therefor
    • B41J19/20Positive-feed character-spacing mechanisms
    • B41J19/202Drive control means for carriage movement

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ステップモータを駆動源として用いて記録ヘ
ッドを記録走査のために移動する記録装置に関する。
[従来の技術] 従来から知られているシリアル型の記録装置では、記録
ヘッドを記録走査のために搬送するキャリッジを駆動す
るキャリッジ駆動モータとして、ハイブリッド型もしく
はPM型(永久磁石型)のステップモータが用いられ、
これにより閉ループ制御がなされている。その理由は、
もし開ループ制御にてステップモータを駆動すると、 ■キャリッジの駆動走行時に(特に、ハイブリッド型の
場合に)ステップモータのロータの振動に起因する「キ
ーン」という耳障りな騒音が発生する。
■キャリッジの駆動、停止時および反転時に、モータが
振動しながら動くことによる「ガタン」という大きな騒
音が発生する。
という問題があるためである。
[発明が解決しようとする課題] ところが、上述のステップモータを閉ループ制御するた
めにはロータの回転位置を検出するためのエンコーダが
必要であり、しかもロータの磁極位置とエンコーダの磁
極(磁気式、光学式ではスリット)との位置合せをモー
タ組立のときに行なわねばならない。この位置合せが必
要な理由は、モータの相切換をエンコーダの出力パルス
に同期させているためであって、位置合せが精度良く行
なわれないとモータが回転しなかったり、回転の方向に
よって速度が異ることがある。
これにに対して、エンコーダの1回転当りの出力パルス
数を多くして1パルス当りの分解能を上げれば、位置合
せは不要となる。例えば、1周を48ステツプで回転す
るPM型のステップモータではロータの磁極が24極で
あるが、エンコーダの出力パルスが1回転につき288
パルスであればロータ磁極1極に対して12パルスの出
力が得られる。無作為にエンコーダをロータ軸に取りつ
けた際のロータ磁極中心とエンコーダ磁極中心と9ずれ
は、最大でもパルス間隔の半分であるから、±4.2%
の範囲におさまる。これに応じた励磁電流の切り換えタ
イミングのずれは無視できる大きさとなる。
但し、最初にエンコーダのどの磁極をロータ磁極と対応
させるのか決めなければならない。すなわち、ステップ
モータを滑らかに良好に回転させるためには、ロータ磁
極とステータ磁極が所定の位置関係になった時に、励磁
電流を切り換えなければならないのである。よって、モ
ータコイルに電流を流し、ロータ磁極とステータ磁極と
がある位置関係になる様に保持し、その位置関係をまず
第1の励磁切換ポイントとする。その様な位置関係には
、エンコーダ信号にて24パルスおきになるので、カウ
ンタでエンコーダパルスをカウントすることによって、
適切な切換ポイントで励磁電流を切り換えることができ
る。
上述のエンコーダパルスの初期化は、モータを動かす以
前に行なわなければならない。すなわち、シリアルプリ
ンタのキャリッジ駆動用モータとしてこのようなステッ
プモータが用いられた場合は、本体の電流投入時にイニ
シャル動作を行う。
しかし、その時ステップモータがどのような状態で止ま
っているかがわからないので、初期化するためにはまず
ステップモータとして動作させて、イニシャル処理のた
めの環境を整える必要がある。例えば、キャリッジを可
動範囲端から解放する場合に、あるいはモータのデッド
ポイントにおいてキャリッジが止まっていた場合の解放
などのときに、所定の励磁方式でステップ駆動すること
により数サイクル(1相励磁の場合、1サイクルは4ス
テツプ相当)だけステップモータを動かしていた。
しかし、この様なステップモータ駆動またはロータ保持
動作の際には、モータ駆動電圧がそのままステップモー
タに印加されるので、ステップモータに過大電流が流れ
るおそれがある。そのため、制御系の中に第8図に示す
ような電流制御回路を設けてステップ駆動および保持動
作の際には電流制限をしていた。第8図の25はモータ
駆動回路である。
しかしながら、このような電流制御回路を設けるとモー
タ駆動回路25の構成が複雑となり、そのため製造コス
トの上昇、部品点数の増加、基板スペース増加などが生
じるという問題があった。
本発明の目的は、上述の欠点を除去し、簡単な回路構成
で円滑な閉ループ制御を可能とした記録装置を提供する
ことにある。
[課題を解決するための手段] 本発明は、かかる目的を達成するために、ステップモー
タを駆動源として用いて記録ヘッドを記録走査のために
移動する記録装置において、ステップモータのロータの
回転角位置を検出する検出手段と、検出手段の検出結果
に応じてステップモータの駆動を閉ループ制御し、ステ
ップモータを開ループ制御にて駆動することを取り入れ
たイニシャル処理時においてはパルス幅変調によって電
流制御したステップモータ駆動およびロータ保持動作を
行う制御手段とを具備したことを特徴とする。
[作 用] 本発明は、上記構成により、記録ヘッド移動用のステッ
プモータのロータの回転角位置の検出結果に応じてステ
ップモータの駆動を閉ループ制御するとともに、イニシ
ャル処理時にステップモータを開ループ制御で動かすと
きには、パルス幅変調で電流制御してステップモータの
イニシャル処理を実行するようにしたので、静かな高ト
ルク。
高応答性が実現できるステップモータの閉ループ制御を
確実に行うことができ、安全で信頼性の高い記録装置を
得ることができる。
[実施例] 以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する
第1図〜第5図は本発明の一実施例におけるシリアル型
のインクジェットプリンタの本発明に関わる部分の構造
と動作を説明するものである。
まず、第2図は、本実施例のプリンタの要部として、記
録ヘッドを搭載したキャリッジを駆動するキャリッジ駆
動機構の構造を示している。本図において、1はキャリ
ッジ駆動モータ、2はキャリッジである。キャリッジ2
はインクジェット方式の記録ヘッド4を搭載しており、
プリンタにおいて記録用紙7の記録台となる図示しない
プラテンに平行に架設されたガイドシャフト5a、Sb
上に、その軸方向に摺動可能に支持されている。またキ
ャリッジ2には、ベルト6が結合されており、このベル
ト6はプーリ3a、3b間に張設され、この一方のプー
リ3aはキャリッジ駆動モータ1の出力回転軸に結合さ
れている。
また、キャリッジ駆動モータ1によりプーリ3aが回転
駆動されることにより、ベルト6が走行し、それに連動
してギヤ。リッジ2がガイドシャフト5a、5b上を記
録用紙7に沿って本図の矢印FまたはR方向に摺動走行
する。キャリッジ2がFまたはR方向に1回移動する間
に、記録ヘッド4が駆動さ°れることにより、1行のド
ツト記録がなされ、1行の記録が終了すると、記録用紙
7が1行分、図中の上方向に送られて改行がなされる。
この繰り返しにより順次1行づつの記録がなされていく
、記録ヘッド4の印字位置(記録位置)およびキャリッ
ジ2の移動位置は、キャリッジ2の一端に固定した遮蔽
板2がフォトセンサ8のスリット9と重なった場合を「
0」とし、キャリッジ駆動モータ1のエンコーダの出力
信号を数えることで判断する。上述のエンコーダは後述
のようにモータ1内に設けられている。
なお、この記録動作の際にキャリッジ駆動モータ1に要
求される駆動条件の例を上げると、まず記録密度を36
0 ドツト/インチとして、記録速度に対応するキャリ
ッジ駆動モータ1の回転速度が高速モードで約800r
pmであり、低速モードで約400rp+11である。
高速モードではモータの起動から定速走行(回転速度8
00rpm)に到達する時間Cま約80a+secであ
り、定速走行時間は約1秒であり、定速走行から停止す
るまでの時間は約60m5ecである。
第3図(A) 、 (B)は、上述のような駆動条件で
駆動される本発明実施例のキャリッジ駆動モータ1の内
部断面構造を示す。本図において、10はケーシング、
13はロータ軸、14はロータ、15aと15bはコイ
ル、16aと16bはステータ、17は検出用ディスク
、および18はフォトインタラプタであり、17と18
はモータ1のロータ14の回転角位置を検出スるエンコ
ーダを構成する。
次に、本発明の特徴を表わす第1図を参照して、キャリ
ッジ駆動モータ1の閉ループ制御を行なう本発明実施例
のモータ駆動制御系の回路構成を説明する。
第1図において、20〜25は本発明の制御手段を構成
し、26は本発明の検出手段に相当する。まず、20は
プリンタ全体の制御を行なうMPtl (マイクロプロ
セッサユニット)である。MPt120は、80M(リ
ードオンメモリ)21に格納された本発明に係わる第6
図および第7図に示すような制御プログラムに従い、R
AM(ランダムアクセスメモリ)22をデータ処理の作
業領域に用いて図示していない他の各プリンタ機構の駆
動源の駆動制御を行なうとともに、上述したキャリッジ
2を駆動するキャリッジ駆動モータ1の駆動制御を行な
う。そのために、MPII20は、図示していないハー
ドウェアまたはソフトウェアにより構成した内部カウン
タを用いて、検出用ディスク17とフォトインタラプタ
18とから構成されたエンコーダ26の出力パルス27
をカウントすることによって、キャリッジ2の位置を検
知する。
また、MPt120は、パルス幅変調(PWM)信号発
生器23を介してモータ駆動回路25によりキャリッジ
駆動モータ1の回転速度を前述した高速モードまたは低
速モードの速度に制御するとともに、キャリッジ駆動モ
ータ1のコイル15a、15bの励磁電流の切り換えを
行なう電流切換回路24を介してモータ駆動回路25に
よりキャリッジ駆動モータ1の起動、停止および回転方
向の制御、すなわちキャリッジ2の起動、停止、8動方
向を制御する。
このようなモータ駆動制御はキャリッジ駆動モータ1.
エンコーダ26. MPU20. PIIIM信号発生
器23、およびモータ駆動回路25とから成る閉ループ
制御系によって行なわれる。これを以下に説明する。M
PLI20は、モータ1のロータ軸13に取り付けられ
たエンコーダ26の出力パルス27の間隔時間を内部の
基準パルスをカウンタでカウントすることによって測定
し、モータ1の回転速度を検出する。
次に、MPU20は現在速度とあらかじめ決めた指示回
転速度とを比較し、その比較結果に応じて、速度制御信
号29を出力する。具体的には、現在速度が指示速度よ
りも遅い場合には、その速度差に応じて速度制御信号2
9の出力レベルを大きくする。逆に、現在速度が指示速
度よりも速い場合はMPU20は速度制御信号29の出
力レベルを小さくする。
PWM信号発生器23はMPU20の速度制御信号29
の出力レベルに応じたデユーティ(Duty)比のパル
ス信号30を発生する。′すなわち、PWM信号発生器
23は速度制御信号29の出力値が大きい場合は、デユ
ーティ比の大きなパルスを発生し、制御信号29の出力
値が小さければデユーティ比の小さいパルスを発生する
。このパルス信号(以下、PWM信号と称する)30は
第4図に示す本発明実施例のモータ駆動回路25のゲー
ト回路40,41.42.43に入力される。このゲー
ト回路40,41,42.43は電流切換回路24の出
力信号31と、PWM侶号30とが両方ともイネーブル
“H”になった時に、所定のトランジスタ52〜55を
ONすることによりモータ1のコイルに流れるモータ電
流32を制御する回路構成になっている。なお、50は
フライホイールダイオードである。
ところで、PIIIM信号30の周波数は通常15に〜
30)[)Iz程度でありて、励磁電流切換に起因する
騒音が人間の耳に聴こえないようにしている。この程度
の周波数でモータ電流32を切り換えると、実際にモー
タ1に流れる電流32はコイル時定数によって第5図(
^)に示すようになる。これは、モータ1をOFF L
、た後もコイル15a、15bに蓄えられた電気エネル
ギーがフライホールダイオード50を通して、再度コイ
ル15a、15bに流れ込むためである。
すなわち、トランジスタ52〜55の0N−OFFに伴
う電流変化の平均値がモータ1に流れる電流32となる
従って、PWM信号30のデユーティ比を大きくすると
第5図(B)に示すようにモータ電流32が大きくなり
、モータ1の回転速度が速くなる。逆にデユーティ比を
小さくすると、モータ1は遅く回転する。以上説明した
閉ループ制御系によってそ一夕1の速度があらかじめ定
めた所定値に制御される。
一方、電流切換回路24はMPU20から入力される起
動信号28に応じて上述した励磁電流の切り換え動作を
開始して、キャリッジ駆動モータ1を起動させ、MPU
20から人力される停止信号28に応じてキャリッジ駆
動モータ1を停止させる。
更に、電流切換回路24は本発明に関わる点としてエン
コーダ26の検出出力に応じてキャリッジ駆動モータ1
のコイル15a、15bの励磁電流の切り換えタイミン
クを閉ループ制御する。このために、電流切換回路24
は図示しないカウンタを内部に有しており、このカウン
タによりエンコーダ26の出力パルス27をカウントし
、そのカウント値があらかじめ定めた所定値に一致する
と、その時点で励磁電流の切り換えを行なうように構成
されている。
前述のように、本実施例ではキャリッジ駆動モータ1の
電流切換回路24は2相励磁方式でロータ14の1回転
につき一例として48回とし、エンコーダ26の出力パ
ルス数は1回転につき288パルスとした。1パルス出
力されるごとにロータ14は等角度ずつ回転しているの
であるから、電流切換回路24がエンコーダ26の出力
パルス27を6つ(= 288÷48)カウントするご
とに、励磁電流の切り換えを行なうものとすれば、常に
等角度ずつ回転した所定のタイミングで、ロータ14の
磁極とステータ15a、16bの1iIti極の位置関
係が同じ所定の関係になったタイミングで、wJ磁電流
の切り換えが行なわれることになる。そこで、ここでは
パルスを6つカウントするごとに励磁電流の切り換えを
行なうものとする。
次に、第6図の流れ図を参照して本発明実施例の記録時
におけるMPU20によるキャリッジ駆動モータ1の制
御動作を説明する。なお、ここでは、MPU20による
他の機構の制御動作の説明は省略する。また、第6図は
MPU20によるキャリッジ駆動モータ1の駆動制御の
処理手順を示し、これに対応した制御プログラムがRO
M21にあらかじめ格納されるものとする。
プリンタの電源が投入されると、MPt120はまず第
6図のステップS1において、上述したロータ14の位
置と電流切換回路24のカウンタのカウント値との正し
い対応を取るための初期化動作を行なう。これについて
は第7図を参照して後に詳述する。
次に、ステップS2において、キャリッジ2が第2図中
の左端のホームポジションにあるか否かをフォトセンサ
8によって確認し、ホームポジションにない時はステッ
プS3でキャリッジ駆動モータ1を駆動し、キャリッジ
2をホームポジションまで移動させる。なお、キャリッ
ジ2がホームポジションにあるか否かの位置検出はフォ
トセンサ8によって行う。
次に、MP1120はステップS4において、図示しな
いホストシステムに指示される記録モードに従って、モ
ータ1の回転速度9回転方向を決定し、1行の印字数か
らキャリッジ駆動モータ1の駆動パルス数を決定する。
続いて、MPU20はPWM信号発生器23にモータ回
転速度を制御する速度制御信号29を出力するとともに
、ステップS5でキャリッジ駆動モータ1を電流切換回
路24の駆動により起動させる。すなわち、キャリッジ
2をスタートさせる。また、キャリッジ駆動モータ1の
起動と同時に、MPU20はエンコーダ26の出力パル
スのカウントを開始する。
次に、 MPU20はステップS6においてエンコーダ
26の出力パルスのカウントの値により、キャリッジ2
が印字開始位置に到達したか否かを調べ、印字開始位置
に到達したらステップS7において記録へラド4を駆動
して印字を開始させる。
次に、ステップS8においてMPU20はエンコーダ2
6の出力パルスのカウントの値によりキャリッジ2が1
行の印字の終了位置に到達したか否かを調べ、その位置
に到達したらステップS9において記録ヘッド4の印字
動作を停止させて、1行の印字を終了させる。続いて、
MPU20はステップS10において電流切換回路24
に停止信号28を出力し、電流切換回路24はこの信号
28に応じてキャリッジ駆動モータ1のコイル15a、
15bの両端をショートさせて、キャリッジ駆動モータ
1を停止させる。
次に、MPII20はステップSllにおいて、印字デ
ータの残量の有無により全印字が終了したか否かを調べ
る。
MPII20は全印字が終了していたと判断したらステ
ップ513に移行し、キャリッジ駆動モータ1の駆動に
よりキャリッジ2をホームポジションに移動させて印字
処理を終了する。
また、全印字が終了していなくて次の行の印字データが
あれば、MPU20はステップS12に移行し、キャリ
ッジ駆動モータ1の駆動によりキャリッジ2を次の行の
印字開始位置まで移動させ、ステップS7に戻り、ステ
ップ58以下の処理を繰り返す。
なお、往復印字を行なう場合は、上述した次の行の印字
開始位置は次の行の印字幅の右端の位置とする。また、
キャリッジ駆動モータ1を逆転させてキャリッジ2を逆
方向(第2図中のR方向)に移動させる場合は、エンコ
ーダ26の出力パルスを減算してカウントし、キャリッ
ジ2の位置を検知するのは勿論である。
次に、本発明実施例における初期化動作について説明す
る。
第7図の流れ図は本発明実施例における初期化動作の制
御手順を示す。前述したように電流投入時はキャリッジ
2がどこに位置しているか分からないため、まずイニシ
ャル動作が確実に実行できる範囲にキャリッジ2を移動
させなければならない。
それには、本発明が適用されるシリアルプリンタにおい
ては、ステップモータ1を多極のブラシレスモータとな
るように閉ループ制御しているわけであるが、本来のス
テップモータとしての駆動も可能であるから、電流切換
回路24の内部にステップモータ駆動パターン発生回路
を設け、MPU20からの信号に同期してモータ1を駆
動すれば良い。または、MPt120が駆動パターンを
電流切換回路24に送って駆動しても良い。このように
、本発明実施例ではステップモータ1の閉ループ制御動
作を併用することにより、モータ制御のイニシャル処理
前においてもキャリッジ2を動かし、キャリッジ2の両
側に十分な余裕を持つ位置への移動が可能である。
次に、ロータ14の磁極とエンコーダ26の磁極との位
置合せを行う。この位置合せの条件については前述しな
かったが、実際にはモータ1を滑らかに良好に駆動でき
る適当な好ましい関係がある。
ここでは、例えば励磁電流の切り換えは、ロータ14の
各磁極の中心(着磁の最も強い所)とステータ16a、
1libの一方の極の中心とが一致した時、すなわち駆
動トルク0の時に行なうのが好ましいものとして、上述
のイニシャル処理を次のように行う。
すなわち、まず1相励磁の駆動パターンで1サイクルま
たは2サイクル(1相励磁の場合1サイクルは4ステツ
プ相当)だけモータ1を動かす(ステップ521〜52
3)。これはモータ1のデッドポイントにおいてキャリ
ッジが停止していたときの解除の役を果たす。次に、最
後のステップ駆動が終了した時に、その励磁状態をしば
らく保った後(ステップ524)、励磁電流切り換えタ
イミングをコントロールしている電流切換回路24のカ
ウンタ(前述)の値をOに設定し、励磁電流を遮断する
(ステップ525)。最終ステップとカウンタのクリア
との間に時間をおくのは、ロータ14の振動が収まり正
しく位置決めができるようにするためである。また、こ
れらの処理は2相励磁または1−2相励磁で行っても良
い。そのときはカウンタの初期値を所定のものとする。
ところで、本実施例においては上述のイニシャル処理の
ステップ駆動(ステップ522)およびモータ保持動作
(ステップ523)において、PWM信号30によって
電圧または電流制限をする。なおこのときの、駆動回路
25およびモータ電流32については前述したとおりで
ある。通常、ステップモータ1は定電圧で駆動するので
、この場合のPWM信号30は一定値で良い。すなわち
PWM信号30のデユーティ比、モータ電圧St(第4
図参照)とモータ抵抗で決まる電流値がモータlを脱調
させずに回転させるのに十分であれば良い。
実際には、イニシャル処理が始まり、ステップモータ1
として駆動することを選択した時に、MPU20はPW
M信号発生器23が所定のデユーティ比のパルス出力(
PWM信号)30を出力できるような速度制御信号29
を出力する。なお、この場合、微視的に見れば、モータ
電流32は変化しているが、モータ1の機械時定数はP
WM信号30のPWM周波数に比べ無視できるほど大き
いため、ロータ14の振動騒音は起きない。
このような初期化により、ロータ14の磁極とエンコー
ダ26の磁極との対応がつけられ、さらに励磁電流の切
換タイミング発生処理の準備もできる。なお、この対応
関係は初期化以後、プリンタの電源がOFFにならない
限り保持される。
イニシャル処理の最終ステップでは、正確にタイミング
合せができたか否かの確認動作を行う(ステップ530
)。これは実際にはモータ1を両方向回転させて(ステ
ップ526,528 ) 、速度ばらつきがないか否か
をエンコーダ信号27に基いて判断しくステップS27
.S29.S30 ) 、そのばらつきが規定値(正常
値)以下であれば、本イニシャル処理を終了する。
以上のように、本実施例によれば、簡単な構成の駆動回
路で、モータのイニシャルを行うことができ、安定な閉
ループ制御が可能となる。 従って、振動速度むらのな
いキャリッジ制御が実現される。
[発明の効果〕 以上説明したように、本発明によれば、記録ヘッド移動
用のステップモータのロータの回転角位置の検出結果に
応じてステップそ一タの駆動を閉ループ制御するととも
に、イニシャル処理時にステップモータを開ループ制御
で動かすときには、パルス幅変調で電流制御してステッ
プモータのイニシャル処理を実行するようにしたので、
簡単な回路で信頼性の高い閉ループ制御が可能であるか
ら、低騒音で高速記録が可能で、しかも耐久性の高い優
れた記録装置を提供できる。
造を示す斜視図、同図(B)はその断面図、第4図は、
第1図中のモータ駆動回路の回路構成を示す回路図、 第5図(A) 、 (B)はそれぞれ本発明実施例でパ
ルス幅変調されたモータ電流波形を示す波形図、第6図
は本発明実施例のキャリッジモータの制御手順を示す流
れ図、 第7図は本発明実施例のキャリッジモータのイニシャル
処理手順を示す流れ図、 第8図は従来例の電流制御回路の構成を示す回路図であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例におけるキャリッジモータの
駆動制御系の回路構成を示すブロック図、 第2図は本発明実施例におけるプリンタのキャリッジ駆
動機構の構造を示す斜視図、 第3図(A)は第2図中のキャリッジモータの4111
・・・キャリッジ駆動モータ、 2・・・キャリッジ、 3a、3b・・・プーリ、 4・・・記録ヘッド、 7・・・記録用紙、 14・・・ロータ、 15.15a、15b−・−コイル、 16a、16b −・・ステータ、 17・・・検出用ディスク、 18・・・フォトインタラプタ、 20・MPU 。 23・・・パルス幅変調信号発生器、 24・・・電流切換回路、 25・・・モータ駆動回路、 26…エンコーダ、 40.41.42.43・・・ゲート回路、50・・・
フライホイールダイオード、52.53,54.55・
・・トランジスタ。 制御秀jL モータ、巧区マ力希り搾1氷のフ゛ロック図第1図 (A) モーータ、馬区 すカ 回デ各図 第 図 イエシャ11手」頁の岸乙れl 第7図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)ステップモータを駆動源として用いて記録ヘッドを
    記録走査のために移動する記録装置において、 前記ステップモータのロータの回転角位置を検出する検
    出手段と、 該検出手段の検出結果に応じて前記ステップモータの駆
    動を閉ループ制御し、前記ステップモータを開ループ制
    御にて駆動することを取り入れたイニシャル処理時にお
    いてはパルス幅変調によつて電流制御したステップモー
    タ駆動およびロータ保持動作を行う制御手段と を具備したことを特徴とする記録装置。 2)前記検出手段は前記ロータの所定角度の回転に対し
    て1つのパルス信号を発生し、前記制御手段は前記パル
    ス信号のカウント値に応じて前記ステップモータのコイ
    ルの励磁電流を切り換えるための閉ループタイミング制
    御を行なうことを特徴とする請求項1に記載の記録装置
JP30774988A 1988-09-27 1988-12-07 記録装置 Pending JPH02153772A (ja)

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JP30774988A JPH02153772A (ja) 1988-12-07 1988-12-07 記録装置
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0527845A (ja) * 1991-07-22 1993-02-05 Okuma Mach Works Ltd 制御パラメータ変更機能を有する数値制御装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0527845A (ja) * 1991-07-22 1993-02-05 Okuma Mach Works Ltd 制御パラメータ変更機能を有する数値制御装置

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