JPH03218299A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JPH03218299A
JPH03218299A JP1326690A JP1326690A JPH03218299A JP H03218299 A JPH03218299 A JP H03218299A JP 1326690 A JP1326690 A JP 1326690A JP 1326690 A JP1326690 A JP 1326690A JP H03218299 A JPH03218299 A JP H03218299A
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motor
carriage
speed
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Inventor
Noriaki Itou
伊東 典晃
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、記録装置に関し詳しくは、記録ヘッドを搭載
したキャリッジを移動させる駆動源にステップモータを
使用した記録装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来から知られているシリアル型の記録装置では、記録
ヘッドを記録操作のために移動させるキャリッジ駆動用
モータとして、ノ\イブリツド型もしくはPM型(永久
磁石型)のステップモータが用いられ、モータに対して
閉ループ駆動がなされてきた。その理由は仮に開ループ
駆動にてステツプモー夕を駆動すると、キャリッジの駆
動走行時、特にハイブリッド型の場合にステップモータ
のステータの振動に起因する騒音が発生し、キャリッジ
の起動停止時及び反転時に、モータが振動しながら動く
ことによる衝撃音が発生する問題点があった。
ところで、ステップモータを閉ループ駆動するにはロー
夕の回転位置を検出するためのエンコーダが必要であり
、しかもロー夕の磁極位置とエンコーダの磁極(光学式
の場合はスリット)との位置合わせをモータ組立の時に
行わねばならない。
この位置合わせが必要な理由は、モータの相切り替えを
エンコーダの出力パルスに同期させているためであって
、位置合わせが精度良く行われないとモータが回転しな
かったり、回転の方向によって速度が異なる虞がある。
そこて、エンコーダの1回転あたりの出力パルス数を多
くして1パルスあたりの分解能をあげれば、位置合わせ
は大方不要になる。例えば、1周を48ステップで回転
するPM型のステップモータではロー夕の磁極が24極
であるが、エンコーダの出力パルスが1回転につき28
8パルスであればロータ磁極1極に対して12パルスの
出力が得られるのて、無作為にエンコーダをロータ軸に
取り付けた際のロータ磁極中心とエンコーダスリットと
のズレは、最大でもパルス間隔の半分て、4.2%の範
囲に納まり、これに応じた励磁電流の切り替えタイミン
グのずれは無視できる大きさとなる。但し、最初にエン
コーダのどのスリットをロータ磁極と対応させるのかを
決めておく必要があり、それには、まず所定のモータコ
イルに所定時間以上電流を流し、次にこの通電によるコ
イルの励磁によってロー夕がわずかに回転し静止したと
きに、ステータ磁極に正対しているエンコーダのスリッ
トを選ぶようにしなければならない。なおその他につい
ては、最初に決めたものから12パルスおきに選べば良
い。また、以上説明したエンコーダパルスの初期化は、
モータを閉ループ駆動で動かす以前に行われる必要があ
る。すなわち、シリアルプリンタのキャリッジ駆動用モ
ータとしてこのようなモー夕を用いる場合、本体の電源
投入時にイニシャル動作を行う必要がある。そのために
電源投入時にはキャリッジがどこに位置しているかわか
らないため、まずイニシャル動作が確実に実行できる範
囲にキャリッジを移動させる。この時点ではステップモ
ータは、閉ループ駆動ができないがステップ駆動(開ル
ープ移動)にてキャリッジを移動させることができる。
そして前述したイニシャル動作を行い閉ループ駆動を可
能とする。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、記録装置においてはキャリッジに摩擦負
荷などの力が働いているためにイニシャル動作が正常に
行われない虞がある。例えばキャリッジはガイド軸に沿
って移動するがガイド軸との間の摩擦係数が大きい場合
ではイニシャル動作にてモータのコイルを励磁してもモ
ータのロータ軸に摩擦力がかかりステータ磁極とロータ
磁極とが正対するイニシャル位置までで動かないことが
ある。そのためにロータ位置が正しく設定されないまま
イニシャル設定され、モータが閉ループ駆動にて動かな
かったり暴走したりする危険性があった。
そこで、従来の記録装置ではモータの回転方向別にキャ
リッジの速度を観測し両者が大きく異なっていたらイニ
シャル設定が狂っていると判断し初期設定をやり直して
いた。しかしながらなんらかの原因で定常的にキャリッ
ジとガイド軸の摩擦が片一方で大きくなった場合、前述
の判断を繰り返して行い、印字動作を行わないという問
題点があった。
本発明の目的は上述の点に着目し、信頼性があり円滑な
閉ループ駆動を可能にした記録装置を提供することにあ
る。
〔課題を解決するための手段〕
かかる目的を達成するために本発明は記録ヘッドを搭載
したキャリッジをステップモータにより往復移動させて
記録が行われる記録装置において、前記ステップモータ
のロー夕の回転位置を検出する回転位置検出手段と、該
回転位置検出手段からの検出信号に基づいて前記ステッ
プモータの励磁電流の切り替えタイミングを閉ループ制
御する制御手段と、前記回転位置検出手段からの検出信
号に基づいて前記ステップモータの回転速度を閉ループ
制御するモータ速度制御手段と、前記制御手段を介して
前記ステップモータの前記切り替えタイミングを、モー
タの初期化における回転方向による速度差を基にして調
整する手段とを備えたものである。
〔実施例〕
以下本発明の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図は記録装置を示すもので、1は例えばインクシエ
ット式の記録ヘッド、2は記録ヘッド1を搭載し、ガイ
ド軸3A及び3Bに沿って移動するキャリッジ、4はキ
ャリッジ2に両端が連結され、プーり5A,5B間に張
られたタイミングベルト、6はタイミングベルト4を介
してキャリッジ2を駆動するキャリッジ駆動モータ、7
は記録ヘッド]の対向位置に不図示のプラテンなどによ
って保持された記録シートである。また、キャリッジ2
には遮蔽板8が搭載されていて、キャリッジ2が第1図
でR方向、すなわち左方に移動し、初期位置にくると、
フオトセンサ9のスリット9Aに遮蔽板8が重なること
によりその位置が検知され、キャリッジ駆動モータ6に
同軸に設けられている不図示のエンコーダが10」とし
て初期化される。そして、この初期位置からF方向、す
なわち右方向に移動するにしたがってその位置がエンコ
ーダからの信号の計数によって逐時に検出されると共に
、記録シート7上に記録が行われる。また、1行分の記
録に対応する走行がなされた後は記録シ一ト7が1行分
だけシート送りされる。なお、このような記録動作の際
にキャリッジ駆動モータ1に要求される駆動条件の一例
を示すと、記録密度が360ドット/インチの場合、そ
の記録速度に対応するキャリツシ駆動モータの回転速度
としては400〜120ORPMである。
第2図A及び第2図Bは上述したキャリッジ駆動モータ
6を示し、ここで、10はそのロータ、11はロータ軸
、12A及び12Bはロータ10の周りに配置されたス
テータ、13A及び13Bはコイルであり、ロータ軸1
1には同軸に検出用ディスク14が、また、ステータ側
には、フォトインクラプタ15が取り付けられている。
かくして、モータ6の回転位置を検出用ディスク14と
フォトインクラプタ15とで構成されるロータリエンコ
ーダ16からの出力パルスを計測することにより検知す
ることができる。そこで次に、第3図を参照してキャリ
ッジ駆動モータ6の閉ループ駆動を行うモータ駆動制御
系について説明する。
第3図において、20はプリンタ全体の制御を行うMP
Uであり、ROM2 1に格納された制御プログラムに
従い、記録データ処理用のRAM22を用いて図示して
いない他の各プリンタ機構の駆動源を制御すると共に、
上述したキャリッジ2を駆動するキャリッジ駆動モータ
6の駆動制御を行う。そのために、MPU20は図示し
ないハードウエアまたはソフトウエアによって構成した
カウンタを備えており、上述したロータリエンコーダ1
6からの出力パルス23を計測することによっ9 て、キャリッジ2の位置を検知する。そしてまた、MP
U20はモータ速度制御回路24を介してキャリッジ駆
動モータ6の回転速度を先述した高速モードまたは低速
モードの速度に制御すると共に、キャリッジ駆動モータ
6のコイル13A及び13Bに対し励磁電流の切り替え
を行う電流切り替え回路25を介してキャリッジ駆動モ
ータ6の起動、停止及び移動を行う。
また、モータ速度制御回路24はエンコーダ16の検出
出力に応じてキャリッジ駆動モータ6の回転速度を閉ル
ープ制御するものであり、具体的にはエンコーダ16か
らの出力パルス23の間隔時間をあらかじめ設定された
基準時間と比較し、その比較結果に応じてその時間差を
な《すように、キャリッジ駆動モータ6への制御出力2
6を加減するものである。一般的に制御出力26はPW
M信号(パルス幅変調信号)であり、モータコイルに流
れる電流値を制御できる。
そこで、いまMPU20がこのようなモータ速度制御回
路24に対してキャリッジ駆動モータ610 の回転速度を指示すると、それに応じてモータ速度制御
回路24では指示された速度に対応した比較用の基準時
間を選択し、それを用いてパルス間隔との比較を行い、
キャリッジ駆動モータ6の回転速度をたとえば所定の高
速モードとするかを選択する。一方、電流切り替え回路
25てはMPU20から入力されるスタート、ストップ
信号30により上述した励磁電流の切り替え動作を開始
し、キャリッジ駆動モータ6を起動させ、また停止させ
る。更に、電流切り替え回路25は本発明に関わる点と
してエンコーダ16の検出出力に応じてキャリッジ駆動
モータ6のコイル励磁電流の切り替えタイミングを閉ル
ープ制御する。このために電流切り替え回路25は第4
図の如くカウンタ51とラッチ回路52を有しており、
カウンタ5工によりエンコーダ1Gからの出力パルスを
計数し、コンパレータ回路53は、その計数値がMPU
20がラッチ回路52に設定した所定値と一致するとそ
の時点で励磁電流の切り替えを行う。なおラッチ回路5
2には、MPU20の設定l1 信号33により任意のタイミングで任意の値を設定でき
る。ところで、ここではキャリッジ駆動モータ6の電流
切り替え回路25は1相励磁方式としてロータ10の1
回転につき例えば48回切り替えられるモータとし、エ
ンコーダ16からの出力パルス数を1回転につき288
パルスとする。ロータ10は1パルス出力されることに
等角度ずつ回転しているので、パルスが6つ(288二
48)計数されるごとに励磁電流の切り替えが行われる
ようにラッチ回路に比較値を設定すれば、常に等角度ず
つ回転したタイミングで(ロータ10の磁極とステータ
12A,12Bの磁極と相対位置が所定の関係に保たれ
た状態で)励磁電流の切り替えが行われることになる。
次に、第5図を参照して記録時におけるキヤリツジ駆動
のそ一夕6のMPU20による制御動作の手順について
述べることとする。なお、ここではMPU20による他
の機構の制御動作の説明は省略する。またこのような制
御動作の手順に対応した制御プログラムがROM2 1
に格納されて12 いるものとする。いま、プリンタの電源が投入されると
、ステップS1において、上述したロータ10の位置と
電流切り替え回路25のカウンタの計数値との正しい対
応が得られるようにするための初期化動作を行う。なお
、この初期化動作については本発明の特徴に関わるので
後に詳述する。
かくして初期化動作の次に、ステップS2において、キ
ャリッジ2が第1図中左端のホームポジションにあるか
否かをフオトセンサ9からの信号によって判断し、ホー
ムポジションでないとの判断であればステップS3でキ
ャリッジ駆動モータ6を駆動し、キャリッジ2をホーム
ポジションまで移動させ、また、ホームポジションにあ
るとの判断であればそのままステップS4に進む。なお
、キャリッジ2がホームポジションにあるが否かの位置
検出はフオトセンサ9からの検出信号によって行う。次
に、ステップS4において付図示のホストシステムから
指示された記録モードに従ってモータ6の回転速度、及
び回転方向を決定し、1行の印字数からキャリッジ駆動
モータ6の駆動パルス数を決定する。そして、モータ速
度制御回路24にモータ回転速度を指示する信号を出力
すると共に、ステップS5でキャリッジ駆動モータ6を
電流切り替え回路25の駆動により起動させる。すなわ
ち、キャリッジ2をスタートさせる。また、キャリッジ
駆動モータ6の起動と同時に、MPU20はエンコーダ
16からの出力パルスの計数を開始する。次に、ステッ
プS6においてエンコーダ16からの出力パルスの計数
値に基づいてキャリッジ2が記録開始位置に到達したか
否かを判断し、到達したらステップS7において記録ヘ
ッド4を駆動して記録を開始させる。次に、ステップS
8においてエンコーダ16からの出力パルスの計数値か
らキャリッジ2が1行の記録に終了位置に到達したか否
かを判断し、到達したらステップS9において記録ヘッ
ド4の記録動作を停止させて、1行分の記録が終了する
。そして、ステップSIOにおいて電流切り替え回路2
5にストップ信号30を出力し、電流切り替え回路25
のストップ回路55はキャリッジモータ6のコイルの両
端をショートさせて、キャリッジ駆動モータ6を停止さ
せる。つぎに、ステップS11において、記録データの
残量の有無により全印字が終了したか否かを判断する。
そして、全記録が終了していたらステップS13に移行
し、キャリッジ駆動モータ6に駆動によりキャリッジ2
をホームポジションに移動させて処理を終了する。また
、全記録が終了していないとの判断であれば次の行の記
録データがあるのでステップS12に移行し、キャリッ
ジ駆動モータ1の駆動によりキャリッジ2を次の行の記
録開始位置まで移動させ、ステップS7に戻り、以下の
処理を繰り返す。なお、往復記録を行う場合は、上述し
た次の行の記録開始位置を次の行の記録幅の右端の位置
とする。また、キャリッジ駆動モータ6を逆転させてキ
ャリッジ2を逆方向(第1図中R方向)に移動させる場
合は、エンコーダ16の出力パルスを減算して計数し、
キャリッジ2の位置を検出するのは勿論である。続いて
、先に述べた初期化動作について説明する。第6図A1
第6図Bは初15 期化動作の流れを示す。前述したように電流投入時はキ
ャリッジがどこに位置しているか分からないため、まず
イニシャル動作が確実に実行できる範囲にキャリッジを
移動させなければならない。
なお、本発明が適用されるシリアルプリンタにおいては
ステップモータ6を多極型のブラシレスモークと同様に
みて閉ループ駆動するようにしているもので、本来のス
テップモータとしての機能も見えているからキャリッジ
2を移動させるためにはMPU20がステップモータ駆
動パタン32を電流切り替え回路25におくって駆動す
れば良い。この時MPU20はステップS101にてス
テップ駆動選択信号31を出力して、電流切り替え回路
25のセレクタ回路54が信号32を出力するようにす
る。このように、ステップモータとしての動作を併用す
ることにより、モータ駆動のイニシャル処理前において
もキャリッジ2をイニシャルに必要な余裕を持った位置
に移動することが可能となる。次に、ロー夕の磁極とエ
ンコーダ磁極との位置合わせを行う初期化動作について
説16 明する。なお、位置合わせの条件についてはこれまでに
述べなかったが、実際にはモータ6を滑らか、かつ良好
に駆動できる適当な相対位置であることが望ましい。
そこで、本例では、励磁電流の切り替え動作を、例えば
ロータ10における各磁極の中心(着磁の最も強いとこ
ろ)とステータ12A,12Bのいずれか一方の極の中
心とが一致したとき、すなわち駆動トルク0の時に行う
のが好ましいものとして、」二記イニシャル処理を次の
ようにして行う。すなわち、第6図Aにおいてまずステ
ップS101で1相励磁の駆動パターンで1サイクルま
たは2サイクル(1相励磁の場合1サイクルは4ステッ
プ相当)分だけモータ6を駆動する。これはモータ6に
デッドポイントにてキャリッジ2が停止していたときの
解除の役を果たす。そして、ステップS102で最後の
ステップ駆動が終了したならばステップS103及び1
04でその励磁状態をしばら《保った後、ステップS1
05に進み励磁電流切り替えタイミングをコントロール
し17 ているカウンタ51の値をOに設定して励磁電流を遮断
する。なお、最終ステップとカウンタのクリアとの間に
上述したようにウェイト時間をおくのは、ロータの振動
が収まり正しく位置決めができるようにするためてある
。また、これらの処理は2相励磁または1−2相励磁で
行っても良い。
そのときはカウンタの初期値を所定のものとする。この
ような初期化動作によりロータ磁極とエンコーダ磁極と
の対応がつけられ、さらに励磁電流の切り替えタイミン
グ発生処理の準備もできる。なお、この対応関係は初期
化以後、プリンタの電源がOFFにならない限り保持さ
れる。しかし、以上の動作だけでは正常に動作すること
は保証されない。それは先に述べた通りである。そこで
以下の手順にしたがって本発明の特徴である励磁タイミ
ング調整を行う。すなわち、まずステップ8106で閉
ループ駆動状態にてモータ速度制御回路24が内蔵する
不図示のモータ駆動回路に一定制御出力(一定PWM値
)を加えてモータ6を駆動しキャリッジを第1図でF方
向に駆動す1  Q る。なお、この場合の速度は制御される必要はない。何
故なら、モータ6の駆動は一般的なDCモータと同様に
モータ駆動電圧とキャリッジ摩擦などの負荷によって決
まるからである。
そこで、ある一定時間(キャリッジの立ち上がり時定数
以上の時間)の後、キャリッジ速度(モータ速度)が一
定になったところでMPU20はモータ6の回転速度を
測定する(ステップS107)。なお、モータ6の回転
速度はエンコーダ1Gから入力されるエンコーダパルス
の時間間隔から検出される。次にステップ3108でキ
ャリッジ2をR方向に先と同じ駆動電圧によって駆動し
、同様にしてステップS109でモータ6の回転速度を
測定する。ここで、キャリッジ2とガイド軸3A,3B
との間の摩擦係数が、動作方向によらずに一定であれば
、モータ6の負荷は回転方向によっては変化せず、その
スピードは回転方向によらず一定のはずである。そこで
、ステップSiloにおいて、F方向とR方向とのモー
タスピードを比較し、その間の速度差が所定l9 値の範囲以内であれば電流切り替えが正常に行われてい
ると判断し次のステップS111で記録動作を開始する
。また、ステップS110で回転方向によってモータ速
度が大幅に異なるとの判断であればイニシャルミスがあ
ったとして切り替えタイミング変更の処理を行う。
まずF方向の速度がR方向の速度よりも遅い場合を想定
して説明すると、この場合MPU20は電流切り替え回
路25のラッチ回路52に設定したカウンタ比較値を1
だけ小さくし、励磁電流の切り替えを早める処理を行う
。第7図は励磁電流の切り替えタイミングを変更した場
合のモータ励磁信号を示した図である。この図から分か
るようにキャリッジ2がF方向に移動している時(電流
切り替え回路25のカウンタ51は加算方向)、比較値
を1だけ小さくするとエンコーダ信号1カウント分だけ
切り替えタイミングがずれて切り替え信号62のように
なる。すなわち、電流切り替えタイミングが早めに行わ
れる。そうするとコイルに流れる電流値が増し、モータ
の回転速度は速20 くなる。ところで、比較値をこの状態に保ちモータの回
転方向を逆にした場合の励磁切り替えタイミングはエン
コーダ1カウント分遅れて切り替わることになる。この
場合はコイル電流が減少して、モータの回転速度は遅く
なる。従って、回転方向の速度差が減少する。以上の処
理の後、再びステップS106に戻りキャリッジ移動方
向による速度差をチェックして、所定値以下ならば次の
処理に移る。また、ステップSLioで回転方向による
速度差がまだ大きいとの判断であれば上記説明した処理
をさらに行う。このようにしてモータの回転方向による
速度差を所定値以下に抑えることができる。
ステップS 1 1 1−1でF方向の速度がR方向の
速度よりも速いと判断されたらMPU20はラッチ回路
52に設定する電流切り替え値を1だけ大きくする。そ
うすると、モータ励磁波形は第7図の信号61のように
なり、F方向のモータ回転速度は遅くなり、逆のR方向
の回転速度は速《なるので、回転速度差が減少される。
次に、スチップ8106に戻り速度差のチェックを行い
、所定値以下の時は記録動作に移る。ここて速度差がま
だ大きいと判断されたら、同様な処理を繰り返す。
第8図は本発明の他の実施例を示すもので、本実施例の
特徴はイニシャルの不備によって発生する回転方向べつ
の速度差をモータに流す電流値を変化させることで補償
することであり、第3図との相違はMPU20がポイン
タ制御信号27を出力するものである。
この動作を第9図A1第9図Bのフローチャートととも
に説明する。第9図AでステップS210までは第工実
施例と同様に行うが、ステップS211ではモータ6に
流す電流値を回転方向別に制御する電流制御ポインタを
変更する処理を行う。そのために、モータ速度制御回路
24は不図示の回転方向別の電流制御ポインタを持ち回
転速度を制御できる。第8図Bは電流制御ポインタの変
更処理の流れを詳しく説明したものである。
ここでは、まず、モータの回転速度を比較する。
2 2 そしてMPU20は、ポインタ制御信号27によって回
転速度の遅い方の電流制御ポインタに所定の値を加える
。ここで本実施例のモータ速度制御回路24は、速度制
御のための出力値と電流制御ポインタに設定された値を
加算して出力するようになっているので先の回転速度が
遅い方のモータ駆動電流が増加し、回転速度が速くなる
、しかし逆方向の回転速度は以前のままである。
従って、速度差が減少する。次に、再びステップ820
6に戻りキャリッジ移動方向による速度差をチェックし
て、所定値以下ならば次の処理に移る。また、ステップ
S210で速度差がまだ大きいとの判断であれば上記説
明した処理をさらに行う。このようにしてモータの回転
速度差を所定値以下に抑えることができる。なお、電流
制御ポインタの値は両方ともイニシャルスタートのとき
にはゼロに設定してあるのはもちろんである。
以上のようにして本実施例によればキャリッジ駆動モー
タ6のイニシャル設定を確実にそして迅速に行うことが
でき、安定した閉ループ駆動が可23 能となる。従って簡単な回路で振動、速度ムラのないキ
ャリッジ駆動が実現される。
〔発明の効果〕
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、信頼
性の高い閉ループ駆動が可能であるから、低騒音で高速
録が可能で、しかも耐久性の高い優れた記録装置を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係わり、キャリッジ駆動機
構の構成図、第2図Aは第1図に示すモータの構成図、
第2図Bは第2図Aに示すモータの断面図、第3図は第
1図に示すモータ駆動制御系の電気的ブロック図、第4
図は第3図に示す電流切替回路の詳細図、第5図は第1
図のキャリッジ動作のフローチャート、第6図Aは第1
図に示すキャリッジ動作のイニシャル処理時のフローチ
ャート、第6図Bは第6図Aに示すタイミング変更処理
時のフローチャート、第7図は第6図Bのタイミング変
更時の励磁信号を示す図、第8図は本発明の他の実施例
に係わるキャリッジ駆24 動機構の構成図、第9図Aは第1図に示すキャリッジ動
作のイニシャル処理時のフローチャート、第9図Bは第
6図Aに示すタイミング変更処理時のフローチャートで
ある。 ■・・・記録ヘッド 2・・・キャリッジ 6・・・キャリッジ駆動モータ 8・・・遮蔽板 9・・・フオトセンサ 10・・・ロータ 12A,12B・・・ステータ 13A,13B・・・コイル 14・・・検出用ディスク 15・・・フォトインクラプタ 20・・・MPU 21・・・ROM 22・・・RAM 24・・・モータ速度制御回路 25・・・電流切り替え回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)記録ヘッドを搭載したキャリッジをステップモー
    タにより往復移動させて記録が行われる記録装置におい
    て、前記ステップモータのロータの回転位置を検出する
    回転位置検出手段と、該回転位置検出手段からの検出信
    号に基づいて前記ステップモータの励磁電流の切り替え
    タイミングを閉ループ制御する制御手段と、前記回転位
    置検出手段からの検出信号に基づいて前記ステップモー
    タの回転速度を閉ループ制御するモータ速度制御手段と
    、前記制御手段を介して前記ステップモータの前記切り
    替えタイミングを、モータの初期化における回転方向に
    よる速度差を基にして調整する手段とを備えたことを特
    徴とする記録装置。
  2. (2)前記モータ速度制御手段は速度制御とは別に、回
    転方向ごとに電流を制御できる手段を持つことを特徴と
    する請求項(1)に記載の記録装置。
  3. (3)前記回転方向ごとに電流を制御できる手段はモー
    タの初期化における回転方向による速度差を基にして前
    記調整手段により制御されることを特徴とする請求項(
    2)に記載の記録装置。
JP1326690A 1990-01-23 1990-01-23 記録装置 Pending JPH03218299A (ja)

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JP1326690A JPH03218299A (ja) 1990-01-23 1990-01-23 記録装置

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JP1326690A JPH03218299A (ja) 1990-01-23 1990-01-23 記録装置

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JP1326690A Pending JPH03218299A (ja) 1990-01-23 1990-01-23 記録装置

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JP (1) JPH03218299A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008092616A (ja) * 2006-09-29 2008-04-17 Brother Ind Ltd パルスモータ制御装置及びミシン

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