JPH0410030B2 - - Google Patents

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JPH0410030B2
JPH0410030B2 JP61122694A JP12269486A JPH0410030B2 JP H0410030 B2 JPH0410030 B2 JP H0410030B2 JP 61122694 A JP61122694 A JP 61122694A JP 12269486 A JP12269486 A JP 12269486A JP H0410030 B2 JPH0410030 B2 JP H0410030B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はレーダスキヤンコンバータに関し、特
に高精度のグラフイツク画面の重畳のできるレー
ダスキヤンコンバータ装置に関する。
〔従来の技術〕
レーダ、特に空港監視レーダ(以下ASRとい
う)・航空路監視レーダ(以下ARSRという)な
どの空中線回転周期は4〜10秒で、PPI走査の回
数は空中線の1回転で3200〜3600回程度である。
このPPI走査をテレビ用画素メモリのX・Y座標
に変換して格子状に区切られた画素に蓄積する
と、特に空中線より隔離した周辺部に対応する表
示画面では、PPI走査線の間隔が広がつて画素に
書込み抜けが生じる。
この書込み抜け画素は表示画面にモアレ状のパ
タンを作り出し、しかも空中線の回転周期(例え
ば4〜10秒)の間は同一の形状で表示されるの
で、表示画面で監視している場合は極めて目障り
となる。従来は、例えば1024×1024画素格子に走
査変換し、ある程度のモアレ状のパタンの発生が
見られたが、やむを得ず使用していた。しかし、
近年レーダ画像に重畳する地図などのグラフイツ
ク図形や目標の種別表示の文字の表示品質に対す
る要求が厳しくなり、例えば2048×2048画素格子
の表示を必要とするようになつた。従来、例えば
1024×1024画素格子でさえもモアレが障害となる
ところに、例えば2048×2048画素格子の如く画素
を細かくすると、PPI走査のテレビ走査への変換
において、モアレ状のパタンの抑圧をはかること
が困難である。
第2図を見るに、レーダのPPI走査線S1〜S6
必らず第一の画素格子PPのいずれかとの画素を
通つているので、その画素に対応する信号は走査
線に対応する走査信号から得られ、従つて第一画
素格子PPの画素に対応するメモリには書込み抜
けがない。しかし、空中線から遠距離にある表示
の周辺部(例えば第3図の情報)では、画素の大
きさは同一であるがPPI走査線S1〜S3の間隔は開
くので、斜線で示す画素のように書込み抜けが生
じる。ここで第4図のように画素の大きさを第2
図に比べて半分にしてみると、走査線S1〜S6に対
応する走査信号から第二の画素格子PEのすべて
の画素に対応する信号が得られず、斜線で示す画
素のように書込み抜けのある画素が生ずる。
従つて従来の画素では、モアレの発生しない距
離でも画素の大きさを小さくすると、書込み抜け
が生じてモアレが発生する。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明が解決しようとする従来の技術の問題点
は上述のように、レーダ画像に重畳する地図など
のグラフイツク図形や目標の種別表示の文字の表
示品質に対する要求が厳しくなり、画素格子の数
を増大させるとメモリや表示面上のレーダビデオ
信号の走査数の間隔に比べて画素の大きさが小さ
くなるので、書込み抜けが増大し表示面にモアレ
状のパタンがあらわれレーダで監視する際に極め
て見ずらい表示となる点にある。従つて本発明の
目的は、上記問題点を解決したレーダスキヤンコ
ンバータ装置を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明のレーダスキヤンコンバータ装置は、レ
ーダ空中線から電波を放射するタイミングに同期
したトリガ信号とそのときのレーダ空中線の電波
の送受信の方位を示す方位信号とPPIレーダビデ
オ信号とを入力し、目標から反射した電波の受信
方位と目標までの距離とに対応するメモリの番地
に前記PPIレーダビデオ信号を格納し、入力した
同期信号に従つて前記メモリから格子状に仕切ら
れた画素に対応する第一のビデオデータ信号を出
力する記憶手段と、 前記第一のビデオデータ信号を構成する画素の
大きさよりも小さい画素から構成されるグラフイ
ツク信号と前記第一のビデオデータ信号と前記同
期信号とを入力し、前記第一のビデオデータ信号
を、前記グラフイツク信号を構成する画素と同一
大きさの素で構成される第二のビデオデータ信号
に変換し、前記グラフイツク信号を重畳し、テレ
ビ走査の出力レーダビデオ信号を出力する映像変
換手段とを備えて構成される。
〔実施例〕
次に本発明について実施例を示す図面を参照し
て説明する。
第1図は本発明の一実施例の構成を示すブロツ
ク図、第2図は本発明のPPI走査で得られた信号
をテレビ走査の画素に割付けたときの説明図、第
5図はテレビ走査の画素のうち信号のない画素に
供与する信号の説明図である。
まず、本発明の概要について説明する。
本発明のレーダスキヤンコンバータ装置におい
ては、従来のものに比べ画素の大きさを小さくし
(例えば寸法を半分とし後述のグラフイツク図形
の精度に合わせた大きさとする)、これにグラフ
イツク図形あるいは文字を重畳したものである。
一般にレーダの映像の方位分解能が送信ビーム
幅から、距離分解能は送信パルス幅からそれぞれ
得られ、従来のレーダ装置では例えば1024×1024
の画素で表示したものがASRまたはARSRには
ほぼ満足されている。しかし、これに重畳して表
示するグラフイツク図形あるいは文字の品質は更
に高い必要があり、例えば2048×2048のようにレ
ーダの映像で必要とする画素数よりも細かい画素
による表示が必要である。
先に述べたように、ある一定の距離範囲におい
て従来の画素の大きさと走査線の本数は、第2図
に示す如く走査線S1〜S6に対応する走査信号から
第一の画素格子Ppでは仕切られたすべての画素
に対応する信号が得られるが、第3図に示す如く
画素の大きさを半分にした第二の画素格子PE
仕切られた画素に対応する信号が走査線S1〜S6
対応する走査信号から得られない箇所を生じ、斜
線で示す画素のように書込み抜けが生じる。
その対策として、走査線S1〜S6のうち相隣る走
査線に対応する走査信号の平均値などを算出し新
たに仮想の走査線を仮定しこの走査信号で書込み
抜けの画素に書込む方法がある。しかし、この方
法ではメモリからテレビ走査のための読出しアク
セスに時間を要するため、メモリを書込みのみに
専有することができなくなるので実行上は不可能
となる。従つて、レーダの走査変換は例えば2048
×2048の画素へ変換するのではなく、一旦1024×
1024の第一の画素へ変換したあと次のような補間
により2048×2048の第二の画素へ変換する。
第5図を見るに、第一の画素格子PPと第二の
画素格子PEとの相対位置を、第二の画素格子PE
の中心が第二の画素格子PPのいずれかの中心に
合うように設定する。まず、第一の画素格子PP
の画素と第二の画素格子PEの画素と中心の合致
した画素は、同一の画素データとなるようにする
(例えば画素データA1,A2…)。次に第二の画素
格子PE上では、かようにデータ値が決定された
画素に隣接している画素のデータは隣接している
画素データの平均値を(例えば画素データがA1
の画素とA2の画素との間の画素の画素データは
(A1+A2)/2となる)、データ値が決定された
画素が斜方向にある画素のデータは、斜方向に隣
接している4個の画素データの平均値を(例えば
画素データがそれぞれA1,A2,B1,B2の画素に
囲まれた画素の画素データは(A1+A2+B1
B2)/4となる)、それぞれ演算すればよい(第
5図計算式参照)。
この演算処理はテレビ走査のために行う並列読
出しに同期して並列処理ができるので実行が容易
である。
たとえば上述の場合のように、画素データA1
A2,B1,B2より成る第一のビデオデータ信号に
対応する第二のビデオデータ信号の画素データ A1,(A1+A2)/2, A2,(A1+B1)/2, K=(A1+A2+B1+B2)/4, (A2+B2)/2, B1,(B1+B2)/2,B2 の生成について述べる。
まず、第二のビデオデータの画素データA1
A2,B1,B2は、そのままレジスタに格納してお
けばよい。続いて画素データ (A1+A2)/2,(A1+B1)/2, (A2+B2)/2,(B1+B2)/2 は画素データA1,A2,B1,B2をそれぞれのレジ
スタの中から2個のデータを取り出し加算器で加
算し、1ビツトシフトを行つてそれぞれレジスタ
に格納する。さらに第5図に示す画素データKを
求めるには、画素データ(A1+B1)/2と(A2
+B2)/2又は画素データ(A1+A2)/2と
(B1+B2)/2のうち何れか一方の組合わせにつ
いて、2個の画素データを加算器で加算し1ビツ
トシフトを行つてレジスタに格納する。ここまで
演算を行つてレジスタに格納された第2のビデオ
データ信号によるテレビ走査が可能となる。
このような方法で走査変換をすれば高解像度で
モアレ状のパタンの少ない高品質のレーダ画像
が、高解像度のグラフイツク図形あるいは文字と
共にデイスプレイ上で得られる。
ここでは画面の一辺に並ぶ画素の数が1024また
は2048というように2のべき数で表示されてい
る。しかし、実際には画像の縁の処理や同期処理
のため若干減少することがあるが(例えば1023ま
たは2045となる)本発明の目的・本質に影響はし
ない。また画素の大きさは比を1対1/2とした場
合の説明をしたが、必らずしもこの必要はなく例
えば1/2.5としてもよい(この場合は上述の演
算方法が複雑になるだけである)。
次に本発明の一実施例についてその構成と作動
を中心に説明する。
第1図を見るに本実施例は記憶手段1と、映像
変換手段2と、同期信号発生部6と、ビデオメモ
リ7と、グラフイツク発生部8とを備えている。
記憶手段1は、サンプリング部11と、ビデオ
メモリ12と、座標変換部13とを備え、PPIレ
ーダビデオ信号100とトリガ信号102をサン
プリング部11に入力し、トリガ信号102を基
準として一般には距離分解能を損なわない程度
(通常は距離分解能に対応する時間の50%〜100
%)の時間ごとに区切つてサンプリングし、その
値すなわちサンプリングされたPPIレーダ信号を
出力しビデオメモリ12に送る。一方、方位信号
101とトリガ信号102とを入力した座標変換
部13ではトリガ信号102から経過した時間に
対応する距離と、方位信号101から得られる方
位との極座標の表示から、直交座標に変換しその
信号を書込みアドレス信号110としてビデオメ
モリ12へ送る。次に、ビデオメモリ12では、
書込みアドレス信号110で指定された直交座標
上の位置に対応するメモリ内の番地にサンプリン
グされたPPIレーダビデオ信号を格納する。ま
た、同期信号発生部6からテレビ走査の基準とな
る同期信号104を入力し、これに従つてメモリ
内に格納されたPPIレーダ信号を読出して例えば
1024×1024画素格子の第一のビデオデータ信号1
11が出力される。
映像変換手段2は、走査変換部21と、映像変
換部22とを備え、第一のビデオデータ信号11
1と同期信号104とを入力し、第一のビデオデ
ータ信号111の例えば1024×1024の画素格子よ
りも細かい先に述べたように例えば2048×2048の
画素格子となるビデオデータ信号を形成する。デ
イスプレイに表示させるグラフイツク図形または
文字の信号はグラフイツク発生部8から出力さ
れ、一旦ビデオメモリ7に格納される。格納され
たグラフイツク図形または文字は同期信号104
に対応して読出され、走査変換部21で先に述べ
た例えば2048×2048の画素格子となるビデオデー
タ信号と重畳され、第二のビデオデータ信号11
2となつて映像変換部22に入力される。映像変
換部22では、各画素に対応したデジタルデータ
となつている第二のビデオデータ信号112を変
換して、デイスプレイに応じた出力レーダビデオ
信号103を出力する。
以上説明したようにこの方法によれば、レーダ
ビデオ信号は精度の高い高品質のグラフイツク図
形または文字の信号に重畳して表示することが可
能となり、細かくなつた画素についても書込み抜
けがなくモアレ状のパタンの抑圧ができるように
なる。なお、ここでは同期信号104はビデオメ
モリ12と走査変換部21と映像変換部22とビ
デオメモリ7に入力しており、それぞれの構成素
子の中でその動作に必要な信号を出力する。しか
しこれらの信号をあらかじめ同期信号発生部6か
ら供給できるようにしてもよい。
〔発明の効果〕
以上詳細に説明したように本発明のレーダスキ
ヤンコンバータ装置は、レーダのビデオ信号の各
画素に格納されたビデオデータ信号を高品質の映
像とするためさらに細かい画素に割当てるに当つ
て、この処理前の画素に割当てられた信号レベル
から簡単な平均値をさらに細かい画素ごとに並列
に演算を行なうことができるようにしたので、レ
ーダのビデオデータの画像とグラフイツク図形文
字とが書込み抜けのないように重畳でき、モアレ
状のパタンが抑圧できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の構成を示すブロツ
ク図、第2図は従来の技術によるPPI走査で得ら
れた信号をテレビ走査の画素に割付けたときの説
明図、第3図は本発明のPPI走査の遠距離部分で
生じる書込み抜けの説明図、第4図は画素の大き
さを半分にしたときに生じる書込み抜けの説明
図、第5図はテレビ走査の画素のうち信号のない
画素に供与する信号の説明図。 1……記憶手段、2……映像変換手段、6……
同期信号発生部、7……ビデオメモリ、8……グ
ラフイツク発生部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 レーダ空中線から電波を放射するタイミング
    に同期したトリガ信号とそのときのレーダ空中線
    の電波の送受信の方位を示す方位信号とPPIレー
    ダビデオ信号とを入力し、目標から反射した電波
    の受信方位と目標までの距離とに対応するメモリ
    に前記PPIレーダビデオ信号を格納し、入力した
    同期信号に従つて前記メモリから格子状に仕切ら
    れた画素に対応する第一のビデオデータ信号を出
    力する記憶手段と、 前記第一のビデオデータ信号を構成する画素の
    大きさよりも小さい画素から構成されるグラフイ
    ツク信号と前記第一のビデオデータ信号と前記同
    期信号とを入力し、前記第一のビデオデータ信号
    を、前記グラフイツク信号を構成する画素と同一
    の大きさの画素で構成されるデータ信号に変換す
    るときに、前記第二のビデオ信号の画素ごとに対
    応する第一のビデオ信号の少なくとも1個の画素
    の平均値処理を行い、更に、前記グラフイツク信
    号を重畳し、テレビ走査の出力レーダビデオ信号
    を出力する映像変換手段とを備えてなることを特
    徴とするレーダスキヤンコンバータ装置。
JP61122694A 1986-05-27 1986-05-27 レ−ダスキヤンコンバ−タ装置 Granted JPS62278475A (ja)

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JP61122694A JPS62278475A (ja) 1986-05-27 1986-05-27 レ−ダスキヤンコンバ−タ装置

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JP61122694A JPS62278475A (ja) 1986-05-27 1986-05-27 レ−ダスキヤンコンバ−タ装置

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JPS62278475A JPS62278475A (ja) 1987-12-03
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02162282A (ja) * 1988-12-15 1990-06-21 Mitsubishi Electric Corp 走査変換器
JP4504646B2 (ja) * 2003-08-29 2010-07-14 古野電気株式会社 レーダ装置および類似装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5283252A (en) * 1975-12-30 1977-07-12 Boeicho Gijutsu Kenkyu Honbuch Soner indicator

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5283252A (en) * 1975-12-30 1977-07-12 Boeicho Gijutsu Kenkyu Honbuch Soner indicator

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JPS62278475A (ja) 1987-12-03

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