JPH039991Y2 - - Google Patents

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JPH039991Y2
JPH039991Y2 JP16436885U JP16436885U JPH039991Y2 JP H039991 Y2 JPH039991 Y2 JP H039991Y2 JP 16436885 U JP16436885 U JP 16436885U JP 16436885 U JP16436885 U JP 16436885U JP H039991 Y2 JPH039991 Y2 JP H039991Y2
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JP
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bit
tool
lips
lip
grease
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JP16436885U
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JPS6272076U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 [技術分野] 本考案はハンマードリルや削岩機等の衝撃工
具、殊にそのツールを交換自在としている衝撃工
具に関するものである。
[背景技術] ハンマードリルのドリルビツトや削岩機におけ
るチゼルのようなツールを着脱自在とするにあた
つては、弾性体からなる防塵リングを設けて、ツ
ール挿入口から内部に異物が入らないようにして
いる。ハンマードリルにおける一例を第5図に示
す。ツールであるビツト38の外周面に接する防
塵リング48を設けるとともに、この防塵リング
48の内周面には第6図に示すように軸方向に間
隔をおいて一対の環状リツプ48a,48bを形
成し、両リツプ48a,48b間をグリス溜め4
8cとしている。両リツプ48a,48bで内部
に異物が侵入することを防ぎ、また両リツプ48
a,48bとグリス溜め48cとによつて、内部
に充填されている防錆及びビツト38の装着をス
ムーズにするためのグリスが抜け出てしまうこと
を防いでいるわけである。
ところが従来の防塵リング48は、第6図から
明らかなように、両リツプ48a,48bの内径
φa,φbが同じであつたことから、両リツプ48
a,48bとビツト38外周面との密着力が不十
分であると、ビツト38を外す時にグリスがビツ
ト38に付着して外部に出てしまうものであり、
これを防ぐために両リツプ48a,48bの内径
を小さくしてビツト38との密着力を高くする
と、ビツト38の着脱操作が困難となるという問
題を有していた。
[考案の目的] 本考案はこのような点に鑑み為されたものであ
り、その目的とするところはツールの着脱操作性
を損なうことなく、この着脱時におけるグリス漏
れをなくした衝撃工具を提供するにある。
[考案の開示] 本考案は、本体先端にツールを着脱自在とした
ツール挿入口を設けるとともに、内周面がツール
外周面に接する弾性体からなる防塵リングをツー
ル挿入口に配設した衝撃工具において、防塵リン
グの内周面に軸方向に間隔をおいて環状のリツプ
を形成して両リツプ間にグリス溜めを設けるとと
もに、本体内部寄りのリツプの内径より外部側の
リツプの内径を小さくしていることを要旨とし、
ビツトとの密着力を高くするのは外側のリツプに
ついてだけとし、2重リツプ間のグリス溜めが確
実にその機能を発揮するようにしたことに特徴を
有するものである。
以下本考案を図示のハンマードリルの実施例に
基づき詳述する。まず全体構造及び動作について
説明すると、第3図に示すように、ハウジング1
はその前端にビツト38が装着されるチヤツク部
41を有するものであつて、後端下部はグリツプ
3となつており、このグリツプ3の前方にはハン
ドルスペース52を介して蓄電池5の収納室50
が一体に設けられ、前端下部には補助グリツプ4
が取り付けられている。図中12はスイツチ、1
1はスイツチハンドルで、これはグリツプ3を握
つた手で操作することができるようにされてい
る。前面が蓋51とされている収納室50に収め
られる蓄電池5は、その後端上面に設置されてい
る端子55を、ハウジング1内に配された接触ば
ね56に接触させる。
モータ2はハウジング1の後端部にその軸方向
が前後方向とされた状態で制御回路ボツクス13
とともに収納されており、その出力軸20にピニ
オン21が取り付けられている。このピニオン2
1は、ケース6内において両端が軸受45,45
で回転自在に支持されて軸方向がモータ2の軸方
向と平行とされている中間軸23一端のギア22
と噛み合つている。また中間軸23はその他端に
ピニオン24を備えているとともに、ベベルギア
26が遊転自在に取り付けられているものであ
り、更に中央部には中間軸23に対してスプライ
ン結合されてクラツチばね44によつてベベルギ
ア26側に付勢されたクラツチ板43が取り付け
られている。クラツチ板43はクラツチ切換レバ
ー(図示せず)の操作に応じて、ベベルギア26
との噛み合いが制御されるものである。
前記モータ2の軸方向前方には、前後両端が軸
受46,46で支持されることで軸まわりの回転
が自在とされている円筒状シリンダー31がモー
タ2と同軸に設置されている。このシリンダー3
1は、その後端部外周に前記ピニオン24と噛み
合うギア25が固着されたものであるとともに、
前部内にハンマー33を、後部内にピストン32
を収納したもので、ピストン32とハンマー33
との間の空間を空気ばね室としている。そしてシ
リンダー31とモータ2との間には、軸方向を上
下方向として軸受47,47で回転自在に支持さ
れているクランク軸28が設置されており、一端
を前記ピストン32に連結したコネクテイングロ
ツド30の他端がこのクランク軸28にクランク
ピン29によつて連結されており、またクランク
軸28下端には前記ベベルギア26と噛み合つて
いるベベルギア27が設けられている。クランク
軸28の回転によつてピストン32は往復動を行
なうとともに、空気ばねを介してハンマー33を
駆動する。
シリンダー31の回転はスピンドル34を介し
て、ピストン32の往復動は、ハンマー33及び
ストライカ35を介してビツト38に伝達され
る。スピンドル34はシリンダー31の前端内に
ストツプキー37によつて後端部が固着された円
筒状のもので、その後部内にストライカ35を軸
方向に摺動自在に支持しており、前端にはゴム製
の防塵リング48が取り付けられている。尚、ス
トライカ35の摺動は、ストライカ35に形成さ
れた軸方向に長い長溝36と上記ストツプキー3
7との係合によつて、その範囲が規制されてい
る。
ビツト38はスピンドル34の前部内に後端部
が収められて保持される。そしてビツト38後端
部の外周面に設けられた軸方向に長い長溝39
と、スピンドル34によつて保持されているキー
40との係合によつて、所定範囲内の軸方向の摺
動が自在とされているとともに、スピンドル34
と共にビツト38が回転するようにされている。
ビツト38の着脱は、チヤツク部41をコイルば
ね42に抗して後退させ、キー40を外方へと退
去させることができるようにすることで行なう。
ここにおいて、ハウジング1の先端部外面には、
チヤツク部41を後退させると先端部が隠されて
しまうビツト装着マーク75がつけられている。
ビツト38が正しく装着された時には、コイルば
ね42によるチヤツク部41の復帰によつて、ビ
ツト装着マーク75が現われるが、正しく装着さ
れていない時にはキー40によつてチヤツク部4
1の復帰が妨げられ、チヤツク部41によつてビ
ツト装着マーク75の先端が隠れたままとなるた
めに、使用者はビツト38の装着不良を的確に認
識することができるものである。
しかしてこのハンマードリルにおいては、モー
タ2を回転させると、ビツト38は、中間軸23
からシリンダー31及びスピンドル34を介して
回転力を受けて回転する。また、クラツチ板43
とベベルギア26とによるクラツチが接続されて
いる時には、クランク軸28とコネクテイングロ
ツド30とによるピストン32の往復動にハンマ
ー33が追従し、そしてハンマー33がストライ
カ35を打つ時の打撃衝撃がストライカ35を介
して回転しているビツト38に伝達される。
さてスピンドル34先端に取り付けられた前記
防塵リング48であるが、これは第1図から明ら
かなように、その内周面に前後一対の環状のリツ
プ48a,48bを具備して、両リツプ48a,
48b間にグリス溜め48cを形成しているもの
であり、そして第1図に示すように、両リツプ4
8a,48bのうち、外部側、つまり前方側のリ
ツプ48aの方の内径φaが、本体内部寄りであ
る後方側のリツプ48bの内径φbより小さくさ
れている。両リツプ48a,48bにおけるビツ
ト38外周面に対する密着力は、リツプ48aの
方が高くなるようにされているわけである。
ビツト38の回転及び軸方向摺動に際しては、
グリス溜め48cに溜められたグリスが常に両リ
ツプ48a,48bとビツト38との摺接面に供
給される。そしてグリスの温度が上昇した時に
は、外側のリツプ48aとビツト38との密着力
が高いために、密着力の低い内側のリツプ48b
とビツト38との間から内部へとグリスが流れる
ことはあつても、外側のリツプ48aとビツト3
8との間から外側へグリスが漏れることはなく、
またビツト38の装着に際してのビツト38外面
に付着している異物は、外側のリツプ48aによ
つて取り除かれて内部へ侵入することが防がれる
ものであり、更にビツト38を取り外す際には、
外側のリツプ48aがビツト38表面についてい
るグリスを取り除いてグリス溜め48cに残す。
更に、防塵リング48においてビツト38との密
着力が高められているのは外側のリツプ48aの
みであるために、ビツト38の着脱操作が困難と
なることもないものである。
[考案の効果] 以上のように本考案においては、防塵効果が高
い上にグリス漏れもなく、グリスによる潤滑が確
実になされるものであり、しかもツールの着脱操
作が困難となることもないものであつて、操作性
を損なうことなく、工具の耐久性を高めることが
できものである。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案一実施例の拡大縦断
面図、第3図は同上の縦断面図、第4図は破断側
面図、第5図及び第6図は従来例の断面図であつ
て、38はツールとしてのビツト、48は防塵リ
ング、48a,48bはリツプ、48cはグリス
溜めを示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 本体先端にツールを着脱自在としたツール挿入
    口を設けるとともに、内周面がツール外周面に接
    する弾性体からなる防塵リングをツール挿入口に
    配設した衝撃工具において、防塵リングの内周面
    に軸方向に間隔をおいて環状のリツプを形成して
    両リツプ間にグリス溜めを設けるとともに、本体
    内部寄りのリツプの内径より外部側のリツプの内
    径を小さくして成る衝撃工具。
JP16436885U 1985-10-25 1985-10-25 Expired JPH039991Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16436885U JPH039991Y2 (ja) 1985-10-25 1985-10-25

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16436885U JPH039991Y2 (ja) 1985-10-25 1985-10-25

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6272076U JPS6272076U (ja) 1987-05-08
JPH039991Y2 true JPH039991Y2 (ja) 1991-03-12

Family

ID=31093424

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16436885U Expired JPH039991Y2 (ja) 1985-10-25 1985-10-25

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JPS6272076U (ja) 1987-05-08

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