JPH039947Y2 - - Google Patents

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JPH039947Y2
JPH039947Y2 JP1982104636U JP10463682U JPH039947Y2 JP H039947 Y2 JPH039947 Y2 JP H039947Y2 JP 1982104636 U JP1982104636 U JP 1982104636U JP 10463682 U JP10463682 U JP 10463682U JP H039947 Y2 JPH039947 Y2 JP H039947Y2
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JP1982104636U
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  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はワイヤ放電加工装置の電源装置に関す
る。
(従来の技術) 従来の一般的ワイヤカツト放電加工用電源装置
は第1図中の細線部分で示される結線の回路であ
つて、加工用直流電源を加工用パルス用トランジ
スタでスイツチングして加工コンデンサにチヤー
ジし、コンデンサにチヤージされた電圧を両極間
に放電し、ワークを溶解する事によつて加工して
いる。加工の進行と共に両極間の平均電圧が高く
なる事を利用して、サーボ送り機構が働き送りモ
ータが作動するようになつている。
従来型のワイヤカツト放電加工機における加工
パルス用トランジスタでのスイツチングの電圧波
形は第2図イに示され、又その両極間の電圧波形
は第2図ロa区に示している。ワイヤカツト放電
加工機の両極間状態は加工クズ、ワイヤ振動、等
の原因によつて両極間電圧が立上らずに異常状態
(第2図ロのb区参照)となる。この異常区間が
一定期間以上連続すると、ワイヤ断線になり加工
は中断する。この異常現象の発生は加工速度が速
くなるようにサーボ機構を制御すると発生頻度が
増加し、加工速度を遅めに制御すると発生は少な
くなるという加工速度向上と背反の関係にあり、
そのため加工速度を速めることが出来にくかつ
た。
又、この問題を解決しようとする考案が特開昭
54−156296号公報で知られている。この考案は、
放電加工状態をその電圧から正常状態と異常状態
に2値化し、異常状態の接続時間をコンデンサー
への充電電位として計測し、この充電電位が可変
抵抗によつて調整された設定持続時間に相当する
設定電位と比較され、コンデンサーの充電電位が
設定電位以上に達すれば、放電加工電流を減少さ
せ、よつてワイヤ断線を防止しようとするもので
ある。この考案では、放電加工電流を減少させて
ワイヤ断線の発生を抑えようとするものであつ
て、電流は減少しながらでも流れていて、放電電
圧を監視しながらその放電電圧が回復すれば元の
電流を流し、正常な放電加工を再開させるもので
ある。
しかしながら、この考案では、電流は減少させ
ても放電分散ができずに集中放電が持続すること
が多く、自然回復に時間がかかつたり、又は回復
できない場合が発生し、結果的に加工速度が低下
させていた。又、異常放電の接続時間の設定に可
変抵抗器を使用している。この異常放電の設定持
続時間は、ワークの材質、ワイヤの材質、ワイヤ
径、加工液、その他の加工条件で変えねばならな
いものであり、その設定が可変抵抗であるため、
精度が悪いばかりでなく、設定操作がデジタル的
でないため手間どり、加えて設定操作時の操作誤
差が入りこむという問題点がある。更に、異常状
態の持続時間の計測にコンデンサーの充電電位を
使用しているが、これは電源電圧、温度の変動に
よつて誤差を生じることが多いため、本装置の作
動の確実性を損なつていた。
(考案が解決しようとする課題) 本考案の課題は、これらの従来の問題点を解決
し、異常放電の回復が迅速にでき、結果的に放電
加工速度を高めることができ、又ワーク材質、ワ
イヤ材質、ワイヤ径、加工液等の加工条件に対応
した設定操作が誤りもなく行え、且つ再現性に優
れたワイヤカツト放電加工用電源装置を提供する
ことにある。
(課題を解決するための手段) かかる課題を解決した本考案の要旨は、ワイヤ
電極と被加工物との間に電圧を間欠的に印加する
ワイヤ放電加工用電源装置に於いて、 ワイヤ電極と被加工物との間の電圧を、正常放
電と異常放電とを弁別する閾値となる弁別基準電
圧と比較するコンパレータと、 同コンパレータの電圧が弁別基準電圧以下とす
る比較結果の信号によつて作動し且つ電圧が弁別
基準電圧より大とする比較結果の信号によつてカ
ウントが停止するデジタルタイムカウントと、 異常放電状態の継続を強制終了させる限度時間
をデジタル的に設定する異常放電持続限度時間設
定回路と、 前記デジタルタイムカウンタのカウント時間と
異常放電持続限度時間設定回路で設定された限度
時間とを比較するデジタルコンパレータと、 同デジタルコンパレータのカウント時間が限度
時間と一致又は大となつた信号によつてワイヤ放
電加工の前記電圧の印加を停止させ、一定時間後
に印加を再開させる遮断信号発生回路とを備えた
ことを特徴とするワイヤカツト放電加工用電源装
置にある。
(実施例) 本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図
中1はバツフアーアンプでワイヤ電極一被加工物
間の電圧を制御に使用しやすい電圧値に調整す
る。2はコンパレータで、両極間の電圧を弁別基
準電圧と比較し、正常放電中とそうでない異常放
電中又は放電していない休止状態のいずれかの2
値的に弁別し、その結果を出力する。3はポテン
シヨメータでコンパレータの弁別基準電圧を設定
する。4は反転増巾器で、コンパレータ出力信号
を反転する。この信号でデジタルタイムカウンタ
7のゲートを開閉する。5は基準クロツク信号発
生回路で時間計測用の基準クロツクを発生させ、
それをデジタルタイムカウント7に出力する。6
はANDゲートで反転増巾器4の2値化信号の
ON・OFFにしたがつて基準クロツク信号発生回
路の基準クロツクをデジタルタイムカウンタ7へ
入れたり切つたりする。7はデジタルタイムカウ
ンタでANDゲート6を通つて来た基準クロツク
信号を計数し、時間を測定する。8はデジタルコ
ンパレータで、デジタルタイムカウンタ7の信号
と異常放電持続限度時間設定回路9で設定された
限度時間の大小を比較し、一致もしくはカウンタ
ー値が大になれば、信号を出力する。9は異常放
電持続限度時間設定回路で異常放電状態を強制終
了させるための限度時間値をデジタル的に手動セ
ツトする。10は遮断信号発生回路でデジタルコ
ンパレータ8が一致検出信号を出力したら加工電
源に対して一定時間遮断信号を送る。11は
ANDゲートで加工電源の加工パルス発生器18
から加工パルス用トランンジスタ14へ行くパル
ス信号を遮断信号発生回路10からの一定時間遮
断信号によつて遮断する。12は被加工物、13
はワイヤ電極、14は加工パルス用トランジス
タ、15は加工用直流電源、16は加工コンデン
サ、17は制限抵抗、18は加工パルス発生器、
19はサーボ送り機構、20はサーボモータであ
る。
この実施例では、ワイヤ電極13と被加工物1
2との間の電圧はバツフアーアンプ1によつて適
切な電気信号に調整され、コンパレータ2で弁別
基準電圧と比較され2値化される。このコンパレ
ータ2によつて2極間の電圧が弁別基準電圧より
大の場合は正常放電中と判断し、ON信号を出力
する。又2極間電圧が弁別基準電圧より小さい場
合は異常放電中又は休止中であると判断し、
OFF信号を出力する。このON・OFF信号は反転
増巾器4で増巾反転され、ANDゲート6に入力
され、同時に再反転された後デジタルタイムカウ
ンタ7のリセツト端子に入力される。反転増巾器
4の出力がONの場合(即ち、正常放電中の場
合)はANDゲート6は基準クロツク信号をその
まま通過させる状態となる。この場合、同デジタ
ルタイムカウンタではANDゲート6を通つて来
た基準クロツク信号を計数し、時間を測定してデ
ジタルコンパレータ8でデジタルタイムカウンタ
7の信号と異常放電持続限度時間設定回路の限度
時間との大小を比較し、同一値もしくはカウンタ
ー値が大となつたら遮断信号発生回路10にその
信号を入力し、同回路の一定時間遮断時間を
ANDゲート11に入力して加工パルス発生器の
加工用トランジスタ14への信号を遮断して、異
常放電を強制的に中断させ、両極間の状態回復を
一定時間待つて加工を再開させるものである。
(考案の効果) 以上の様に、本考案によれば異常放電状態が設
定された限度時間を超えれば、放電電流を所要時
間完全に止めることによつて異常放電を強制的に
終了させる。従つて異常放電は確実に停止し、電
流減少で自然回復を待つよりも速く回復でき、結
果的に加工速度を速くできるものである。又この
異常放電状態の持続時間のカウント及び比較は2
値化したままデジタル的に行なわれるため、電源
変動、温度変化による影響を受けるこが少なく、
更に異常放電限度時間の設定はデジタル的に行え
るので、ワーク材質、ワイヤ材質、ワイヤ径、加
工液等の加工条件に対応してオペレータが容易且
つ誤りもなくセツテイングでき、よつて操作性も
よく且つ操作ミスもなく再現性に優れたものに出
来るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のワイヤカツト放電加工用電源
装置の実施例を示す回路図、第2図イ、ロは従来
のワイヤカツト放電加工機のスイツチングの電圧
及び被加工物両極間の電圧波形を示す説明図であ
る。 1:バツフアーアンプ、2:コンパレータ、
3:ポテンシヨメータ、4:反転増巾器、5:基
準クロツク信号発生回路、6:ANDゲート、
7:デジタルタイムカウンタ、8:デジタルコン
パレータ、9:異常放電持続限度時間デジタル設
定回路、10:遮断信号発生回路、11:AND
ゲート、12:被加工物、13:ワイヤ電極、1
4:加工パルス用トランジスタ、15:加工用直
流電源、16:加工コンデンサ、17:制限抵
抗、18:加工パルス発生器、19:サーボ送り
機構、20:サーボモータ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ワイヤ電極と被加工物との間に電圧を間欠的に
    印加するワイヤ放電加工用電源装置に於いて、 ワイヤ電極と被加工物との間の電圧を、正常放
    電と異常放電とを弁別する閾値となる弁別基準電
    圧と比較するコンパレータと、 同コンパレータの電圧が弁別基準電圧以下とす
    る比較結果の信号によつて作動し且つ電圧が弁別
    基準電圧より大とする比較結果の信号によつてカ
    ウントが停止するデジタルタイムカウントと、 異常放電状態の継続を強制終了させる限度時間
    をデジタル的に設定する異常放電持続限度時間設
    定回路と、 前記デジタルタイムカウンタのカウント時間と
    異常放電持続限度時間設定回路で設定された限度
    時間とを比較するデジタルコンパレータと、 同デジタルコンパレータのカウント時間が限度
    時間と一致又は大となつた信号によつてワイヤ放
    電加工の前記電圧の印加を停止させ、一定時間後
    に印加を再開させる遮断信号発生回路とを備えた
    ことを特徴とするワイヤカツト放電加工用電源装
    置。
JP10463682U 1982-07-08 1982-07-08 ワイヤカット放電加工用電源装置 Granted JPS598729U (ja)

Priority Applications (1)

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JP10463682U JPS598729U (ja) 1982-07-08 1982-07-08 ワイヤカット放電加工用電源装置

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JP10463682U JPS598729U (ja) 1982-07-08 1982-07-08 ワイヤカット放電加工用電源装置

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JPS598729U JPS598729U (ja) 1984-01-20
JPH039947Y2 true JPH039947Y2 (ja) 1991-03-12

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ID=30245604

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JP10463682U Granted JPS598729U (ja) 1982-07-08 1982-07-08 ワイヤカット放電加工用電源装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2756962B2 (ja) * 1987-10-15 1998-05-25 西部電機 株式会社 ワイヤ放電加工機の制御装置
JP5726471B2 (ja) * 2010-09-15 2015-06-03 株式会社ディスコ マルチワイヤ放電加工装置及びマルチワイヤ放電加工方法並びに炭化ケイ素板の製造方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54156296A (en) * 1978-05-31 1979-12-10 Mitsubishi Electric Corp Controlling method for wire-cut electric discharge machine

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JPS54156296A (en) * 1978-05-31 1979-12-10 Mitsubishi Electric Corp Controlling method for wire-cut electric discharge machine

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JPS598729U (ja) 1984-01-20

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