JPH039816B2 - - Google Patents

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JPH039816B2
JPH039816B2 JP60120852A JP12085285A JPH039816B2 JP H039816 B2 JPH039816 B2 JP H039816B2 JP 60120852 A JP60120852 A JP 60120852A JP 12085285 A JP12085285 A JP 12085285A JP H039816 B2 JPH039816 B2 JP H039816B2
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JP
Japan
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surface plate
molds
mold
slide
split
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JP60120852A
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English (en)
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JPS61279336A (ja
Inventor
Sotoshige Myoshi
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  • Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
  • Casting Devices For Molds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、仏具の花立、香炉、花瓶その他、
床の間の置き物など、あるいは各種の工芸品など
の、表面に装飾部分を有する精密な金属鋳物用お
よび精密機械部品などの、鋳型を作る方法、およ
びその造型機に関するものである。
「従来の技術」 仏具、工芸品などは表面に細かい細工の装飾部
分である模様、形状を有していて、それを製作す
るには従来、ロストワツクス法、プラスターモー
ルド法などの技術によつて行なわれている。
一方、シエルモールド法、あるいは通常の生型
造型法ではそれら精密な模様、形状の製品を鋳造
することはマスターパターン(金型、木型など)
から造型した鋳型を外す際に、上方にしかそれを
外すことができないところから、たとえば、円筒
状のものの表面に模様、形状を有するものを作ろ
うとしても、その鋳型が外れる限度にしか模様、
形状を表わすことができず、したがつて限られた
表面にしかそれらの模様、形状を表わすことがで
きるに過ぎなかつた。
「発明が解決しようとする問題点」 この発明はシエルモールドによつて、細かい模
様、形状を広い面にわたつて有する鋳造用鋳型を
形成することができる造型方法およびその造型機
を得ることを目的としている。
「問題点を解決するための手段」 定盤上に固定した中央の分割金型の左右に、定
盤の中心に向つて斜め下方にスライドする分割金
型を配置し、それらの金型の上にシエルモールド
層を型成したのち、左右の分割金型をそれぞれ前
記シエルモールド層より外し、ついで中央の分割
金型よりシエルモールド層を外して全体の鋳造型
を形成するようにしたことを特徴とする造型方法
であり、この装置としては左右の分割金型を設け
たスライドベースの傾斜面が、定盤に形成された
傾斜面に添つて摺動し、これら、左右の分割金型
のスライドベースの傾斜面の下端において突条が
形成されていて、定盤上面とスライドベースの上
面が一致したときにおいて、この突条下に一定の
空隙を生じるように構成した造型機を用いるもの
である。
「作用」 定盤上に固定された中央の分割金型の左右に
各々分割金型が配置されていて、これらの上に型
成されたシエルモールド層を分離するに当り、左
右の分割金型が定盤中心に向つて静かに斜方向に
移動して外れ、ついで中央の分割金型を外すこと
によつて、型くずれを生ずることなく各種の形状
で表面に精密な模様を有する鋳造型を能率的に作
成することができる。
「実施例」 第1図ではこの発明の方法に用いる造型機Aの
全体の平面図であつて、これは円筒状の花立を形
成するに当り、三ケの分割金型a,b,cに分割
して形成した例である。すなわち出来上りの製品
として円筒状をなす花立は、こゝに示す分割金型
a,b,cが一体となつて全体の縦半分の鋳型が
形成され、それが二つ合さつて円筒状の花立の鋳
型が形成される。
すなわち造型機Aにおいて、分割金型a,b,
cは夫々縦方向に分割されて形成されており花立
の片側半分を形成している。この分割金型a,
b,cの上にはさらに各種の模様dが施されてい
る。この金型a,b,cの上に後述のようにシエ
ルモールド層Dを形成するのである。
第2図aは分割金型bの部分のみを示した平面
図であり、第2図bはこの第2図aの縦断面図で
あつて、分割金型bの両端が金型受板1,2にボ
ルト3,3によつて固定され、支持されている。
これが全体として後述の固定ベース6となる。
第3図は第1図の側面から見た図であつて、と
くに分割金型bの部分を断面した図である。
すなわち造型機Aは左右の定盤4,4′が定盤
エンド5,5′によつて両側から固定されて組立
てられており、この上に分割金型bを支持した前
述の固定ベース6と、左右の分割金型a,cをと
りつけたスライドベース7,7′〔後述第5図a,
b参照〕が配置されている。
第4図aは左右一対の前記した定盤4,4′の
平面図を示し、第4図bはそれぞれ前記定盤4,
4′の側面図であつて、これら定盤4,4′は内側
方にスライド傾斜面4a,4a′〔図示では約30°〕
が形成され、その下端は垂直縁4b,4b′とな
り、さらに水平線4c,4c′が形成されている。
第5図aはスライドベース7,7′の平面図で
あり、第5図bはそれぞれスライドベース7,
7′の側面図である。
これらのスライドベース7,7′にはピン8植
設されており、第5図aに示すように内方縁には
分割金型a,b,cをとりつけるために適宜、張
設部分e,e′,f,f′,g,g′が設けられ、こゝ
にボルトiなどで分割金型a,cを固定する。一
方、その外側面は第5図bに示すように定盤4,
4′の傾斜面4a,4a′に適応する傾斜面7a,
7a′が形成されており、それらの下端には一定高
さの突条9,9′が形成され、下縁7b,7b′よ
り突出し、下縁7b,7b′が段階状をなしてい
る。
第6図aは定盤エンド5,5′の平面図であり、
第6図bは定盤エンド5,5′の側面図である。
第7図は第1図、第3図の状態の横断面を示す
もので、定盤4,4′の中に固定ベース6とスラ
イドベース7,7′とがとりつけられており、固
定ベース6上には分割金型b、スライドベース
7,7′上には分割金型a,cがとりつけられて
いる状態を示している。そして前述のようにこれ
らスライドベース7,7′にはピン8が分割金型
a,cのそれぞれ側方にとりつけられている。
この第7図において示すようにスライドベース
7,7′と定盤4,4′が接触摺動する部分は、互
いにスライド傾斜面4a,4a′、傾斜面7a,7
a′となつており、このスライド傾斜面4a,4
a′に添つてスライドベース7,7′が移動するこ
ととなる。スライドベース7,7′の傾斜面7a,
7a′の一端には前述のように突条9,9′が形成
されている。
これらの突条9,9′の下方には、スライドベ
ース7,7′が定盤4,4′と同一面にある状態に
おいて、定盤4,4′の水平線4c,4c′との間
に空隙部11,11′が形成されるように突条9,
9′の高さが規定されている。
そして当初は突条9,9′の外方側にくさび1
2,12′〔第8図a、第8図b、参照〕を定盤
エンド5,5′の両側からスライドベース7,
7′の下縁7b,7b′と突条9,9′に添つて、打
ち込んで第7図示の状態、つまり定盤4,4′の
上面にスライドベース7,7′の上面が一致する
ように位置させる。
このとき固定ベース6は、スライドベース7,
7′には関係なく、定盤エンド5,5′にボルト3
aによつて固定されている。〔第1図参照〕。
これによつて分割金型a,b,cが一体となつ
た花立の半分を形成する金型が、定盤4,4′上
に配置されたこととなる。
「作用」 先づ花立の半分の形状が形成されるようにした
分割金型a,b,cを320〜350℃に加熱し、この
上にシエルモールド法によりシエルモールド層D
を形成する(第3図参照)。
ついでこのシエルモールド層Dを分割金型a,
b,cより分離する操作を行なう。
分割金型a,b,c上には細かい細工の模様d
が施されておい、また分割金型a,b,cそのも
のも、全体の外形が複雑に出入する曲面によつて
形成されているので、シエルモールド層Dを外す
には型くずれがないように慎重な操作が必要であ
る。
そこで、この発明では先づくさび12,12′
を両端より外し、ついで分割金型a,cのいずれ
か一方を外す。たとえば分割金型a側から始める
とすると、分割金型aがとりつけられているスラ
イドベース7′のピン8,8′の頭部を上方より押
圧する。これによつてスライドベース7′の傾斜
面7a′は定盤4′のスライド傾斜面4a′を摺動し
て下方に移動し、突条9は空隙部11を埋めて停
止する。このときスライドベース7′は定盤4′の
面より二点鎖線Xの位置に下がる。
こゝにおいて分割金型aはシエルモールド層D
の部分より外れることとなる。つぎに一方の分割
金型cも同様の操作によつて外す。この時点にお
いて、分割金型bの在る固定ベース6はそのまゝ
静止しており、それらの両側にある分割金型a,
cのみが外れたこととなる。そして未だ固定ベー
ス6に在る分割金型bには、シエルモールド層D
が付着しているが、これは第7図示のように定盤
4,4′に付設した押出ピン10,10′を矢印方
向に操作することにより、この押出ピン10,1
0′をシエルモールド層Dに押しつけてそれを外
す。これによつて分割金型a,b,cからシエル
モールド層Dが完全に外れ、分割金型a,b,c
の型面が顕出したシエルモールドが作成されるこ
ととなる。
「発明の効果」 この発明の造型法および造型機によれば、従来
のシエルモールド法による造型法において、離型
する際に空気圧、水圧などの機械的な力を加えて
分離することによつて、一時に急激な力が造型物
に加わり歪が生じることにより、鋳型の複雑な形
状およびその表面に細かい模様を有するものの、
形成が困難であつたのを改良して、シエルモール
ド法によつて各種の多角柱形、または円筒形など
で、さらにその表面に複雑で精密な模様を有する
造型物を容易に成型できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の造型機の実施例の平面図、
第2図aは固定ベースにとりつけた中央の分割金
型の平面図、第2図bは第2図aの要部側断面
図、第3図は第1図の側面図で、中央の分割金型
部分を縦断して示す図、第4図aは左右一対の定
盤の平面図、第4図bは第5図aの側面図、第5
図aは左右のスライドベースの平面図、第5図b
は第5図aのイ−イ′線断面図、第6図aは定盤
エンドの平面図、第6図bは第6図aの側面図、
第7図は第1図の要部を横断面によつて示す図、
第8図aはこの発明の造型機に用いるくさびの平
面図、第8図bは第8図aの側面図である。 A……造型機、a,b,c……分割金型、d…
…模様、D……シエルモールド層、1,2……金
型受板、4,4′……定盤、4a,4a′……スラ
イド傾斜面、4b,4b′……垂直縁、4c,4
c′……水平縁、5,5′……定盤エンド、6……
固定ベース、7,7′……スライドベース、8…
…ピン、7a,7a′……傾斜面、7b,7b′……
下縁、9,9′……突条、10,10′……押出ピ
ン、11,11′……空隙部、12,12′……く
さび。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 定盤上に固定した中央の分割金型の左右に、
    定盤の中心に向つて斜め下方にスライドする分割
    金型を配置し、それらの金型の上にシエルモード
    層を型成したのち、左右の分割金型をそれぞれ前
    記シエルモード層より外し、ついで中央の分割金
    型よりシエルモード層を外して全体の鋳造型を形
    成するようにしたことを特徴とする造型方法。 2 定盤上に固定した中央の分割金型の左右に、
    定盤の中心に向つて斜め下方にスライドする分割
    金型を配置し、これらの左右の分割金型を設けた
    左右のスライドベースの傾斜面を、定盤に形成さ
    れた傾斜面に添つて摺動するように構成し、各ス
    ライドベースの下端に突条を設けてスライドベー
    スの下縁を段階状に形成し、定盤上面と各スライ
    ドベースの上面が一致したときにおいて、前記各
    突条下に一定の空隙と、くさびが打ち込まれる空
    隙を生じるように構成し、各スライドベース上に
    ピンを植設し、定盤には両側に押出ピンを設けた
    ことを特徴とする造型機。
JP12085285A 1985-06-04 1985-06-04 造型方法および造型機 Granted JPS61279336A (ja)

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JP12085285A JPS61279336A (ja) 1985-06-04 1985-06-04 造型方法および造型機

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JPS61279336A JPS61279336A (ja) 1986-12-10
JPH039816B2 true JPH039816B2 (ja) 1991-02-12

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103553549A (zh) * 2013-10-31 2014-02-05 汤炼芳 一种陶瓷窑炉用热辐射涂料

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FR3084445B1 (fr) * 2018-07-25 2021-01-22 Safran Aircraft Engines Fabrication d'une chambre de combustion en materiau composite

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JPS5051419A (ja) * 1973-09-07 1975-05-08

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JPS5314324Y2 (ja) * 1975-03-14 1978-04-17
JPS537289Y2 (ja) * 1976-11-29 1978-02-24

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