JPH0396065A - 原稿処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野１ 本発明は原稿処理装置，特に所定枚数で１単位の原稿を
複数組重ねて同時に原稿装填部に装填し，各組の原稿に
対して所定処理を異なる処理条件により実行する原稿処
理装置に関するものである。

［従来の技術１ 従来より、ファクシミリ装置などにおいて複数枚の原稿
を順次読み取り，画像送信その他の処理を行なう装置が
知られている．通常，この種の装置では複数枚で１組の
原稿を処理（画像送信など）する場合、その原稿の束を
読取部にセットすることによって、公知の分離機構によ
って１枚ずつ順番に原稿を搬送して読み取る構成が知ら
れている６ この方式によると，ファクシミリ送信などの場合には、
Ｉ組の原稿を処理するために、相手局の電話番号の人力
などの処理を１組の原稿ごとに繰り返さなければならな
い。このため，複数組の原稿を多数の相手局に連続的に
送信する場合には少なくとも全ての原稿の束を１組ごと
に読み取らせ、また送信相手局を指定するなどの処理を
行なわなければならず，全ての原稿を処理するまで装置
のそばを離れることができなかった．この点に鑑み、複
数の原稿を給送する方法が提案されている．例えば，組
と組の間に特別な情報（例えばそれに続く原稿の組の送
信宛先）などを書き込んだシートを挿入し、このシート
を読みとらせて書き込まれた情報を認識させることによ
って複数組の原稿を連続的に処理する． ［発明が解決しようとする課題］ 上記のシートを挿入してｌｉ数組の原稿の処理を区別さ
せる方式では、このシートの情報を読み取り、また書き
込まれた文字を認識する処理が必要でコストが高く、ま
た誤記入や誤った読取、認識処理によって間違った相手
局に原稿が送信されてしまう可能性があった。

この問題は、ファクシミリ装置における原稿読み取りに
限らず、複数組の原稿を重ねて装填し、これらに対して
異なる処理を行なう原稿処理装置に共通するものである
。

本発明の課題は，以上の問題を解決することにある。

［課題を解決するための千段］ 以上の課題を解決するために、本発明においては，所定
枚数で１単位の原稿を複数組重ねて同時に原稿装填部に
装填し、各組の原稿に対して所定処理を異なる処理条件
により実行する原稿処理装置において、前記各組の原槁
の最初の１ページの所定位置に付された所定のマークを
検出する手段と、前記各組の原稿に対する異なる処理条
件を所定の操作人力に基づき前記各組の原稿の積み重ね
順に記憶する手段と、原稿処理時に、原稿装填部に重ね
て装填された原稿を所定の順序で１枚づつ処理する際、
前記マーク検出手段が前記所定マークを検出するごとに
前記記憶手段に格納されたその原稿の組に対応する処理
条件に応じて各組の原稿に対して所定処理を実行する制
御手段を設けた構成を採用した， ［作　用１ 以上の構成によれば、各組の先頭の原稿に直接マークを
付すことにより容易に各組の原稿を装置に識別させ、各
組の原稿に異なる処理を行なわせることができる． ［実施例］ 以下、図面に示す実施例に基づき、本発明を詳細に説明
する．ここではファクシミリ装置などに使用される原稿
処理装置の構成を示す。

第１図に本発明を探用した原稿処理装置の構造を示す。

第１図において符号ｌは原稿処理装置を含む装置本体で
，この上面には以下の各部材から構成される原稿処理装
置が設けられる。

まず、符号２は原稿を複数枚セットするための原稿台で
，この上にａ置された原稿は順次１枚ずつ分離され，図
の左方に搬送されて読み取られる．原稿の装填領域の端
部には符号３，４で示す２つのセンサが設けられている
。まず原稿有無センサ３は原稿台２Ｊ：に原稿が装填さ
れているかどうかを検出するためのもので、フ才トセン
サやリミットスイッチなどから構成される。グループセ
ンサ４は後述のように複数組（以下、グループという）
の原稿を識別する所定のマークを検出するセンサ（以下
グループセンサという）である．後述のようにマークは
原稿の角の一部などに設けられるものであるため、グル
ープセンサ４はマークを少なくとも検出できるごく狭い
検出面積を有していればよい．グループセンサ４は原稿
からの反射光の強度パターンを検出できるフォトセンサ
などから構成される． センサ３，４に対して原稿の下流側には符号６、７で示
すベルトが設けられている．符号６は原稿を図の左方に
搬送するためのベルト，符号７は複数枚の原稿を順次１
枚ずつ分離して給送するための分離ベルトである．以上
のベルト６、７によって分離、給送された原稿は順次原
稿読取部５上に給送され，所定のＩラインずつ読み取ら
れる。原稿読取部５はＣＣＤラインセンサなどから構成
される．読取を終了した原稿は排紙ローラ８によって機
外に排出される。

装置全体の動作はマイクロプロセッサなどからなるＣＰ
ＵＩＩにより制御される．ＣＰＵｌｌには、後述のプロ
グラムを格納したＲＯＭ１１ａとＲＡＭｌｌｂが接続さ
れる．ＣＰＵＩ　ｌは上記の原稿搬送系のほか、ファク
シミリ通信制御部ｌ２を制御する．ファクシミリ通信制
御部ｌ２は、公知のモデム、回線制御部、画像記録部そ
の他ファクシミリ通信に必要な部材から構成される．本
実施例では複数グループの原稿を順次読み取って送信す
るため、積み重ねられた各グループの先頭の１ページの
原稿を識別するため、第２図に示すよピに原槁９の画像
面の所定位置（第４図では原稿の右肩部分）にマ〜クｌ
Ｏをつける。このマーク１０は、例えば図示のように３
本の縦線など、前記のグループセンサ４によって検出可
能な特定の画像パターンを有するものとする．ここでは
３本の縦棒を例示したが、このパターンは任意のもので
よい。マークＩＯはユーザによって所望のグループの先
頭の原稿につけることができるようにする。

例えば、装置とともに専用のスタンプなどを供給し、こ
のスタンプの所定部分を原稿の角に合わせて押印するこ
とによって原稿に付着させる、装置とともに、あるいは
消耗部品として上記のようなマークを表面に印刷した専
用のラベル（接着材つきで台紙に貼って供給する）を供
給しこれを原稿の所定位置に貼付させる、あるいは専用
の紙、パンチなどを供給して原稿９の所定位置にパンチ
穴を開けるなどの方法が考えられる． このようにして送信先の異なる複数グループの原稿の先
頭にマークｌＯを設け．第１図のグループセンサ４によ
ってこれを検出して各グループの原稿を画像面を下にし
て原稿台２に積み重ねて装填した場合、各宛先に対する
最初のｌベージの原稿を識別することができる． 各グループの送信宛先はあらかじめまとめてユーザに人
力させておく。この時の宛先の電話番号は各原稿のグル
ープの積み重ねた順に人力させる。電話番号の入力には
，公知のファクシミリ装置の操作系および操作入力の制
御ソフトウエアを使用できる． ユーザは各グループの原稿を積み重ねる順に電話番号を
人力するが、この電話番号は第３図に示す形式でＲＡＭ
Ｉ　ｌ　ｂに格納される．連続して入力された複数の電
話番号は所定の区切コードをＲＡＭＩｌｂに格納するこ
とによって、あるいはあらかじめ１つの電話番号に対し
て所定の桁数のメモリ領域を確保しておくことによって
識別される。

次に以上の構成における動作につき説明する。

第４図に第１図のＣＰＵＩＩの制御手順を示す．この制
御手順はＲＯＭｌ１ａに格納される．第４図の手順では
、原稿台２に載置された複数グループの原稿を識別する
ためにカウンタＫを使用する．このカウンタはｌから順
にカウントアップされるもので、送信すべき原稿のグル
ープを指定する． 第４図のステップＳ１においては、上記のカウンタＫの
計数値を１に設定する．これによって最初のグループの
送信が指定される。第４図の制御では，ユーザは必ず最
初のグループの最初のページに第２図に示したようなマ
ークを付しているため、ステップＳ２でグループセンサ
４が第２図のマーク１０を検出する。

これにより処理はステップＳ３に進み、第３図に示すよ
うにテーブル形式で記・障された電話番号のうち最初の
電話番号を取り出し、通信制御部１２に与えてこの相手
局を発呼させる。

第３図のテーブルが１つの電話番号ごとに所定のオフセ
ットアドレスを有している場合には，ステップＳ３でカ
ウンタＫの値と上記オフセットの積を求め，これを第３
図のテーブルから読み出すべき電話番号の先頭アドレス
を指示するポインタに与えることによって目的の電話番
号（図において符号Ｔ　（Ｋ）により表示）を取り出せ
る。

ステップＳ４では、公知の通信手順によって回線が接続
され、ステップＳ５では原稿の読取を行なう．すなわち
、搬送ベルト６、７によって原稿を原稿読取部５の位置
に順次搬送し、ｌラインずつ画像を読み取る．そして、
読み取った原稿画像はステップＳ６でファクシミリ通信
制御部ｌ２によって送信される． １ページの画像を送信した後、ステップＳ７においては
原稿有無センサ３によって続いて送信すべき原稿が原稿
台２に装填されているかどうかを判定する。原稿がなけ
れば処理を終了するが，もし続く原稿があればステップ
Ｓ８でグループセンサ４の出力を判定する。マークＩＯ
をグループセンサ４が検出していなければステップ−８
５に戻り，同じグループ内の次の原稿を読み取って送信
する。

一方、ステップＳ８でグループセンサ４がマークＩＯを
検出した場合には１つのグループの原稿を全て読み取っ
て送信し、次のグループの頭出しが行なわれたことが示
されるため、ステップＳ９でそれまでに行なっていた相
手局に対する送信処理を終了し、ステップＳＩＯでカウ
ンタＫの値をインクリメントしてステップＳ２に戻る。

続くグループの読取および送信は、上記と同様にして行
なわれる．この場合、第３図に示すように記憶された次
のグループの電話番号が使用され，相手局の発呼が行な
われるのはいうまでもない。

以上の構成によれば，ユーザは宛先の異なる複数グルー
プの原稿の各々の先頭ページにマークｌＯを設け，これ
を全て重ねて原稿台２に装填し、この装填後、または装
填前に各グループを積み重ねた順に各グループの送信相
手局を指定することによって、装置のそばを離れて別の
作業を行なうことができる． 積み重ねて装填された複数グループの原稿は、上述のよ
うにしてそれぞれ別の相手先に送信される．上記構成に
よれば従来方式のように面倒な古込作業を行なう必要が
なく、またこの書き込まれた情報を認識するための機構
が必要ないので、装置を簡単安価に構成できる． 以上ではファクシミリ装置を例示したが、複数グループ
の原稿に対してそれぞれ異なる処理，例えば画像読取や
文字認識、あるいは別の処理装置への原稿搬送などを行
なう原稿処理装置であれば，上記の構成を実施できるの
はいうまでもな（／）。

［発明の効果］ 以上から明らかなように，本発明によれば、所定枚数で
ｌ単位の原稿をＷＩ数組重ねて同時に原稿装填部に装填
し，各組の原稿に対して所定処理を異なる処理条件によ
り実行する原稿処理装置において，前記各組の原稿の最
初の１ページの所定位置に付された所定のマークを検出
する手段と，前記各組の原稿に対する異なる処理条件を
所定の操作入力に基づき前記各組の原稿の積み重ね順に
記憶する手段と、原稿処理時に、原稿装填部に重ねて装
填された原稿を所定の順序でｌ枚づつ処理する際、前記
マーク検出手段が前記所定マークを検出するごとに前記
記憶手段に格納されたその原稿の組に対応する処理条件
に応じて各組の原稿に対して所定処理を実行する制御手
段を設けた構成を採用しているので、従来のように各組
を識別するシートの記入，挿入などの面倒な作業を必要
とせず、文字認識手段などを必♂ｔない簡単安価な構成
により、確実に各組の原稿に異なる処理を実行できると
いう優れた効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を株用した原稿処理装置の構成を示した
説明図、第２図は第１図の装置で使用される原稿を示し
た説明図、第３図は第１図の装置における電話番号の記
憶方式を示した説明図、第４図は第１図のＣＰＵの制御
手順を示したフローチャート図である． ■・・・装置本体　　　２・−・原稿台３・・・原稿有
無センサ ４−・−グループセンサ ５・・・原稿読取部　　６・・・搬送ベルト７・・・分
離ベルト　　８・−・排出口ーラ９・・一原稿　　　　
　ｉｏ・・・マーク１１・・・ＣＰＵ ｌ２・・・ファクシミリ通信制御部 （一二．ｊ 釆蛸の絹り＠咽 第２図 ｑ調ドの膝も猟論説朗め 第３図 φ１１骨１↑１！舞のフロー今卆一Ｆ面第４図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）所定枚数で１単位の原稿を複数組重ねて同時に原稿
   装填部に装填し、各組の原稿に対して所定処理を異なる
   処理条件により実行する原稿処理装置において、 前記各組の原稿の最初の１ページの所定位置に付された
   所定のマークを検出する手段と、 前記各組の原稿に対する異なる処理条件を所定の操作入
   力に基づき前記各組の原稿の積み重ね順に記憶する手段
   と、 原稿処理時に、原稿装填部に重ねて装填された原稿を所
   定の順序で１枚づつ処理する際、前記マーク検出手段が
   前記所定マークを検出するごとに前記記憶手段に格納さ
   れたその原稿の組に対応する処理条件に応じて各組の原
   稿に対して所定処理を実行する制御手段を設けたことを
   特徴とする原稿処理装置。 ２）前記所定マークを前記各組の原稿の最初の１ページ
   の所定位置に付す手段を有することを特徴とする請求項
   第１項に記載の原稿処理装置。