JP4244657B2 - 書類の搬送読取処理方法及びそのシステム並びにプログラム - Google Patents

書類の搬送読取処理方法及びそのシステム並びにプログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光学式文字読取装置(ここでは適宜、OCR装置と表記する)における書類自動送り装置(適宜、ADF装置と表記する)などによる書類(例えば、医療内容明細書及び請求書/レセプト)の連続的な読み取り搬送時における紙厚ジャムなどによる搬送不能(エラー)を処理して連続的に読み取るための書類の搬送読取処理方法及びそのシステム並びにプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、医療内容明細書及び請求書(レセプト)などの大量かつ複数種類、例えば、一枚のみの書類(適宜、単書類と表記する)や、複数枚からなる一つの書類(適宜、続紙書類と表記する)は、次の(a)(b)(c)のような多種の、例えば、医療内容明細書及び請求書、医科、歯科、調剤局、療養施設ごとの書類の読み取りが行われている。
【0003】
(a)フラットベットスキャナ、非接触型スキャナで複数種類の書類それぞれを読み取る〈適宜、「書類の読み取り」を「書類の入力」とも表記する〉。この場合、単書類や続紙書類での搬送エラーは発生しない。
【0004】
(b)単書類と続紙書類とを人手で仕分けし、単書類のみを高速スキャナで読み取る。
【0005】
(c)単書類と続紙書類とを高速スキャナで読み取り、搬送エラー(ジャムなど)が発生した際の書類(主に続紙書類)を高速スキャナに付属した低速で続紙書類の読み取りが可能なスキャナ(適宜、続紙スキャナと表記する)で再度読み取る。
【0006】
この種の書類の読み取りにおいて、多量の書類(帳票)を機械で自動的に読み取りながら分類かつ仕分けを行う例が知られている(例えば、特許文献1参照。)。さらに、各種の文字記入の帳票(書類)の文字認識処理を高速化し、認識誤りを円滑に処理する例も知られている(例えば、特許文献2参照。)。
【0007】
【特許文献1】
特開平8−272883号公報「帳票処理方法およびシステム」(請求項)
【特許文献2】
特開平8−272884号公報「帳票処理方法およびシステム」(請求項)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
このような上記従来例において、上記した(a)(b)(c)の説明では次のような欠点がある。
【0009】
(a)の書類の入力では、単書類や続紙書類での搬送エラーは発生しないものの、書類の読み取り速度が遅く、大量の書類の入力処理には不向きである。換言すれば、書類の入力効率が悪いという欠点があった。
【0010】
(b)の書類の入力では、単書類と続紙書類とを人手で仕分けする作業に多大な時間が必要である。さらに、全部の書類の読み取り完了後の組み戻し(読み取った書類を仕分け前の連続状態に戻すこと)の作業にも多大な手間が必要である。この場合も書類の入力効率が悪いという欠点がある。
【0011】
(c)の書類の入力では、続紙書類が搬送エラーとなった際に続紙スキャナで読み取ることになる。換言すれば、続紙スキャナを高速スキャナごとに設けることになり、その装置規模が増大化する。結果的に書類の入力効率が悪化するという欠点がある。
【0012】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、一枚のみの書類(単書類)と複数枚からなる一つの書類(続紙書類)が混在する書類群を読み取る際に、高速スキャナの稼働率が低下せずに、かつ、書類の入力順序が異なることなく、効率的な書類の入力が可能になる、書類の搬送読取処理方法及びそのシステム並びにプログラムを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明の書類の搬送読取処理方法は、光学読取装置で連続的に搬送される書類の記載情報を順次読み取るものであり、単書類と続紙書類とを読み取るための高速スキャナを具えている第1光学読取装置で連続的に搬送される書類の記載情報を順次読み取った書類データごとに連続番号を付与して記憶する工程と、前記連続的な搬送において、搬送不能となった書類の前記連続番号と、搬送不能書類の通番を印字した二枚の搬送不能情報記載カードを出力する工程と、今回の搬送不能書類に前記二枚の搬送不能情報記載カード中の一方を添付し、読み取り停止中の搬送不能書類の搬送・排出先に前記二枚の搬送不能情報記載カード中の他方を挿入して、前記第1光学読取装置での書類の読み取りを継続する行程と、この書類の読み取り完了後に、前記搬送不能書類及び一方の搬送不能情報記載カードを、低速で続紙書類の読み取りが可能なスキャナとしての第2光学読取装置で読み取る工程と、前記第2光学読取装置で読み取った書類のデータを、前記一方の搬送不能情報記載カードから読み取った連続番号及び通番に対応した前記読み取り書類データの連続番号の位置に挿入する工程とを有する。
【0014】
この発明の書類の搬送読取処理方法では、一枚のみの書類(単書類)と複数枚からなる一つの書類(続紙書類)が混在する書類群を読み取る際に、高速スキャナの稼働率が低下せずに、かつ、書類の入力順序が異なることなく、効率的な書類の入力が可能になる。
【0015】
上記目的を達成する本発明の書類の搬送読取処理方法は、光学読取装置で連続的に搬送される書類の記載情報を順次読み取るものであり、単書類と続紙書類とを読み取るための高速スキャナを具えている第1光学読取装置で連続的に搬送される書類の記載情報を順次読み取った書類データごとに連続番号を付与して記憶する工程と、前記連続的な搬送において、搬送不能となった書類の前記連続番号及び生成した搬送不能書類の通番の電子搬送不能情報記載カードデータを記憶する工程と、前記搬送不能書類を前記第1光学読取装置と一体的に配置された、低速で続紙書類の読み取りが可能なスキャナとしての第2光学読取装置で読み取る工程と、前記第2光学読取装置で読み取った書類データを、前記電子搬送不能情報記載カードデータの連続番号及び通番に対応した前記読み取り書類データの連続番号の位置に挿入する工程とを有する。
【0016】
この発明の書類の搬送読取処理方法では、一枚のみの書類(単書類)と複数枚からなる一つの書類(続紙書類)が混在する書類群の読み取りが自動化される。
【0017】
したがって、搬送エラーが発生した書類(主に続紙書類)の再度の読み取りに対しても、その人手による書類の入力途中の作業が不要になる。この結果、高速スキャナの稼働率が低下せずに、かつ、書類の入力順序が異ならないとともに、より効率的な書類の入力が可能になる。
【0018】
上記目的を達成する本発明の書類搬送読取処理システムでは、連続的に搬送される書類の記載情報を順次読み取るものであり、連続的に搬送される書類の記載情報を順次読み取る、単書類と続紙書類とを読み取るための高速スキャナである第1光学読取手段と、前記第1光学読取手段で読み取った書類データごとに連続番号を付与して記憶する記憶手段と、前記第1光学読取手段での連続的な搬送において、搬送不能となった書類の前記連続番号と、搬送不能書類の通番を印字した二枚の搬送不能情報記載カードを出力する印字手段と、前記第1光学読取手段での書類の読み取り完了後に、前記搬送不能書類及び一方の搬送不能情報記載カードの記載情報を読み取る、低速で続紙書類の読み取りが可能なスキャナである第2光学読取手段と、前記第2光学読取手段で読み取った書類データを、前記一方の搬送不能情報記載カードから読み取った連続番号及び通番に対応した前記読み取り書類データの連続番号の位置に挿入する処理手段とを備える。
【0019】
さらに、本発明は、光学読取装置で連続的に搬送される書類の記載情報を順次読み取る書類搬送読取処理システムにおいて、連続的に搬送される書類の記載情報を順次読み取る、単書類と続紙書類とを読み取るための高速スキャナである第1光学読取手段と、前記第1光学読取手段で読み取った書類データごとに連続番号を付与して記憶する記憶手段と、前記第1光学読取手段での搬送不能書類を、この第1光学読取手段と一体的に配置されて読み取る、低速で続紙書類の読み取りが可能なスキャナである第2光学読取手段と、前記第1光学読取手段で搬送不能となった書類の前記連続番号と、搬送不能書類の通番の電子搬送不能情報記載カードデータを出力し、かつ、前記第2光学読取手段で読み取った書類のデータを、前記搬送不能情報記載カードデータの連続番号及び通番に対応した前記読み取り書類データの連続番号の位置に挿入する処理手段とを備える。
【0020】
この発明の書類搬送読取処理システムは、上記した書類の搬送読取処理方法と同様に、書類の入力順序が異なることなく、効率的な書類の入力が可能になる。
【0021】
上記目的を達成する本発明のプログラムは、単書類と続紙書類とを読み取るための高速スキャナを具えている読取装置で連続的に搬送される書類の記載情報を順次読み取るステップと、この読み取った書類データごとに連続番号を付与して記憶するステップと、前記連続的な搬送において、搬送不能となった書類の前記連続番号と、搬送不能書類の通番を印字した二枚の搬送不能情報記載カードを出力するステップと、前記書類の読み取り完了後に、前記搬送不能書類及び一方の搬送不能情報記載カードの記載情報を、低速で続紙書類の読み取りが可能なスキャナとしての他の読取装置で読み取るステップと、この読み取り書類データを、前記一方の搬送不能情報記載カードから読み取った連続番号及び通番に対応した前記読み取り書類データの連続番号の位置に挿入するステップとをコンピュータが実行するものである。
【0022】
また、本発明のプログラムは、単書類と続紙書類とを読み取るための高速スキャナを具えている読取装置で連続的に搬送される書類の記載情報を順次読み取るステップと、この読み取り書類データごとに連続番号を付与して記憶するステップと、前記読取装置での搬送不能書類を、低速で続紙書類の読み取りが可能なスキャナとしての他の読取装置で読み取るステップと、前記読取装置で搬送不能となった書類の前記連続番号と、搬送不能書類の通番の電子搬送不能情報記載カードデータを出力し、かつ、前記他の読取装置で読み取った書類データを、前記電子搬送不能情報記載カードデータの連続番号及び通番に対応した前記読み取り書類データの連続番号の位置に挿入するステップとをコンピュータに実行させるものである。
【0023】
この発明のプログラムでは、本発明が、情報記録媒体(パッケージソフトウェアなど)や通信ネットワーク上からのダウンロード/インストールを通じた提供が可能になる。したがって、当該発明を、種々の装置に搭載されるマイクロコンピュータなどで容易に実施できるようになって、その汎用性が向上する。
【0024】
以下は本発明の書類の搬送読取処理方法の技術思想における好適な態様である。
【0025】
前記搬送不能の発生ごとに、前記第2光学読取装置で読み取った書類のデータを、前記一方の搬送不能情報記載カードから読み取った連続番号及び通番に対応した前記読み取り書類データの連続番号の位置に挿入する。
【0026】
また、前記搬送不能書類を前記第1光学読取装置と一体的に配置された第2光学読取装置で読み取る工程の後で、残りの書類の読み取りを行い、この後で、前記第2光学読取装置で読み取った書類のデータを、前記搬送不能情報記載カードデータの連続番号及び通番に対応した前記読み取り書類データの連続番号の位置に挿入する工程を実行する。
【0027】
以下は本発明の書類搬送読取処理システムの技術思想における好適な態様である。
【0028】
前記処理手段は、前記搬送不能の発生ごとに、前記第2光学読取手段で読み取った書類のデータを、前記一方の搬送不能情報記載カードから読み取った連続番号及び通番に対応した前記読み取り書類データの連続番号の位置に挿入する。
【0029】
また、前記二枚の搬送不能情報記載カードが、書類よりも大きなサイズである。
【0030】
さらに、前記二枚の搬送不能情報記載カードが、同一色であり、かつ、二枚の搬送不能情報記載カードごとに色が異なる。
【0031】
また、前記第2光学読取手段で読み取った搬送不能書類を、前記第1光学読取手段での書類の読み取りに連続する位置に搬送するための制御を実行する制御手段を、さらに備える。
【0032】
さらに、前記処理手段は、前記第1光学読取手段で搬送不能となった書類の前記連続番号と、搬送不能書類の通番の電子搬送不能情報記載カードデータの出力を、全部の書類の読み取り完了まで実行し、この後で、前記第2光学読取装置で読み取った書類のデータを、前記搬送不能情報記載カードデータの連続番号及び通番に対応した前記読み取り書類データの連続番号の位置に挿入する。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して、この発明の実施形態について説明するが、構成及び信号処理はこの発明が理解できる程度に概略的かつ好適な構成例について説明する。
【0034】
したがって、この発明は以下の実施形態に限定されず、特許請求の範囲を含む本発明の記載内容に基づく様々な形態に適用可能である。
【0035】
(第1実施形態の構成及び要部の個別動作)
図1は、本発明における第1実施形態の書類の搬送読取処理方法及びそのシステム並びにプログラムの概略構成を示すLANの外観構成図である。
【0036】
図1を参照すると、この例のLANは、高速書類読取装置1と、続紙スキャナ2(本発明(請求項)の第2光学読取手段に対応する)と、サーバ3(本発明(請求項)の処理手段に対応する)と、文字認識ユニット(CRU)4と、記憶装置5(本発明(請求項)の記憶手段に対応する)とを有している。
【0037】
これらの、高速書類読取装置1から記憶装置5までが、制御、情報、アドレスのデータを転送するLAN伝送路に接続されている。
【0038】
高速書類読取装置1は、高速スキャナ1a(本発明(請求項)の第1光学読取手段に対応する)及びプリンタ1b(本発明(請求項)の印字手段に対応する)と制御端末1cからなる。
【0039】
なお、書類の入力数が多い場合は、高速書類読取装置1の設置台数を増加して、以下の動作を並列的に行う構成とすれば良い。
【0040】
次に、上記した要部の個々の動作について説明する。
【0041】
高速書類読取装置1は、例えば、ADF装置に載せ置いた書類(例えば、単書類と続紙書類が混在するレセプト)にバッチヘッダシート(書類の種別などを一括的に明示する番号など)を添付し、この書類束から、その一枚ずつを搬送して、書類ごとの記載情報を光学的に高速で読み取り、そのイメージデータをサーバ3のプロシージャ(例えば、RPC:Remote Procedure Call)などによって文字認識ユニット4に転送する。
【0042】
さらに、高速書類読取装置1では、読み取った書類を予め定めた分類(例えば、医療内容明細書及び請求書、医科、歯科、調剤局、療養施設ごと)に従って区分けして、それぞれをソータ棚(適宜、ポケットと表記する)に搬送・排出する。なお、ポケットは、書類の記載情報の読み取りのみで分類を行わない場合は、一つのみが配置される。
【0043】
また、高速書類読取装置1は、搬送エラーによる書類の入力順序が異ならないように処理するためのエラーカード(本発明(請求項)の「搬送不能情報記載カード」に対応する)を印刷して発行する。このエラーカードには、書類の種別などを一括的に明示する番号(バッチヘッダシートと同一の番号)、及び読み取りごとの書類の連続番号、並びに搬送エラー通番が印字されている。これらは、以降で詳細に説明する。
【0044】
なお、上記した二つの番号及び連続番号を合わせて、適宜、「バッチ番号」と表記する。
【0045】
続紙スキャナ2は、高速書類読取装置1で搬送エラーとなった書類及びエラーカードの記載情報を光学的に読み取って、そのイメージデータをサーバ3のプロシージャなどで文字認識ユニット4に転送する。
【0046】
サーバ3は、LAN伝送路における制御、情報(特に高速書類読取装置1及び続紙スキャナ2が出力するイメージデータなど)、アドレスのデータを伝送する制御を実行する。
【0047】
文字認識ユニッ4は、高速書類読取装置1及び続紙スキャナ2が出力するイメージデータを、専用ソフトウェア解析エンジンによる既知の文字データへの変換処理を行う。
【0048】
記憶装置5は、書類の一連の読み取りデータを記憶する。
【0049】
高速書類読取装置1の高速スキャナ1aは、上記したバッチヘッダシートを添付した書類束から、その一枚ごとの書類の記載情報を光学的に高速で読み取って、そのイメージデータをサーバ3を通じて文字認識ユニット4に転送する。ここでの高速読み取りは、書面記載情報を光学系及び光電変換素子を用い、かつ、副走査及び主走査によって行われる。
【0050】
プリンタ1bは、スキャナ1aでの高速読み取り書類(単書類と続紙書類が混在)における特に続紙書類の搬送エラーが発生した際に、エラーカード(上記したバッチ番号及び搬送エラー通番が印字されている、以降の図7参照)を発行する。
【0051】
制御端末1cは、高速スキャナ1aでの搬送エラー発生時に、当該高速スキャナ1aの搬送を停止させる制御や、エラーカードの発行制御、さらに、エラーカードにおけるバッチ番号及び搬送エラー通番の付与管理などを制御する。
【0052】
図2は、図1の要部構成におけるプログラムを実行するための制御系の構成例を示すブロック図である。
【0053】
図2を参照すると、この構成例では、I/F回路31と、MPU32(CPUと、ワーキング用のRAM及びROM)と、入出力(I/O)回路33と、表示装置34と、入力操作装置35と、メモリ36と、補助記憶装置37と、ドライバ38とを有している。
【0054】
この制御系の構成例は、制御、アドレス及びデータの転送用のバスラインを通じて以下のように動作する。
【0055】
I/F回路31が、データ転送処理、及び転送データをMPU32が取り込み可能に処理する。MPU32はCPUと、ワーキング用のRAM及びROMからなる既知の処理を実行する。入出力(I/O)回路33は、ここからの各種の処理データをCRTモニタやLCDモニタである表示装置34に出力し、また、各種の情報入力を行うキーボードやマスなどで実現される入力操作装置35とのデータをやり取りする。
【0056】
また、I/O回路33には、この図2に示す構成が、図1に示す高速スキャナ1aの制御を実行する構成(例えば、制御端末1cに適用)では、次の信号(a)(b)が入出力される。
【0057】
(a) 書類搬送収納部40a(点線表示)における書類の搬送、読み取りを、MPU32の制御で実行し、かつ、排出先ポケットへの書類の排出するための制御信号の出力。
【0058】
(b) 高速スキャナ1aで読み取る書類の紙厚を判断するための光学検出器40bからの検出信号(透過光量に対応した光電変換レベルの信号)の取り込み。
【0059】
なお、I/O回路33に連接されている書類搬送収納部40a及び光学検出器40bは、この後の第2実施形態で取り上げて説明する。
【0060】
さらに、図2の構成には、MPU32の処理データなどが、メモリ36や補助記憶装置37で保存され、ドライバ38がCD―ROMなどの情報記録媒体からの記憶情報を取り込むようになっている。
【0061】
(第1実施形態の全体動作)
図3は第1実施形態の処理機能を示すブロック図であり、図4は第1実施形態の処理手順を示すフローチャートである。また、図5は第1実施形態の他の処理手順を示すフローチャートであり、図6は、第1実施形態の書類の連続的な読み取り状態を説明するための図である。また、図7はエラーカードの印字情報例を説明するための図である。
【0062】
図3から図7を参照すると、まず、高速スキャナ1aでは、制御端末1cの制御(例えば、読み取り開始・停止、読み取り精度の設定、書類の記載情報における読み取り位置等々)で、例えば、ADF装置に載せ置いたバッチヘッダシートを最初に添付した書類束(書類群)から、その書類の一枚ずつが搬送される(図6(A)(B)の書類P、及びバッチヘッダシートPe参照)。
【0063】
高速スキャナ1aは、搬送される単書類と続紙書類が混在した書類ごとの記載情報を光学的に高速で読み取って、そのイメージデータをサーバ3のプロシージャなどで文字認識ユニット4に連続的に転送する(図4中のステップS1)。
【0064】
読み取った書類を予め定めた分類(レセプト、例えば、医療内容明細書及び請求書、医科、歯科、調剤局、療養施設ごと)に従って区分けして、それぞれを搬送・排出先にソータ棚(ポケット、図11参照)に排出する。
【0065】
文字認識ユニット4は、高速スキャナ1aからのイメージデータをサーバ3の制御を通じて受け取ると、上記した専用ソフトウェア解析エンジンによる既知の文字データへの変換処理を実行する。さらに、文字認識ユニット4は、サーバ3の制御を通じてバッチ番号(書類の種別などを一括的に明示する番号、及び読み取り書類ごとの連続番号)を書類(文字データ)ごとに付与して、サーバ3の制御で記憶装置5に連続して記憶する。そして、この記憶データに「フラグFa」を立てる(ステップS2)。
【0066】
このような高速スキャナ1aでの読み取り処理中に、続紙書類による紙厚ジャムなどによる搬送エラーが発生した場合(ステップS3:Yes)、制御端末1cの制御でプリンタ1bがエラーカードEca,Ecbを出力する(ステップS4、図6(Ba)参照)。
【0067】
エラーカードEca,Ecbの二枚には、記憶装置5に連続して記憶している「書類一括番号xxx,書類ごとの連続番号yyyy…n,搬送エラー通番zzz…n」(以降の図7参照)が印字される。また、エラーカードEca,Ecbは、図7に示すように書類Pよりも大きなサイズであり、かつ、エラーカード(Eca,Ecb)ごとに、その色が異なる(プリンタ1bが出力する二枚は同一色)。この「大きなサイズ」は、以降で説明するように、書類Pとの目視確認を容易にするためであり、また、二枚のエラーカード(Eca,Ecb)ごとに、その色が異なるのは、以降で説明するように、入力終了時の書類Pの束におけるエラーカードのそれぞれの位置の区別及び、その目視による確認を容易にするためである。
【0068】
このエラーカードEca,Ecbが、プリンタ1bから出力された時点では、高速スキャナ1aは搬送エラーによって読み取り取り停止状態(非搬送状態)にある。ここで、オペレータは、高速スキャナ1aから手作業で取り出した、例えば、ジャムとなっている搬送エラー書類にエラーカードEca,Ecb中の一方(ここではエラーカードEcaとする)を添付して一次的に人手によって保管する(図6(C)参照)。
【0069】
さらに、他方のエラーカードEcbを、読み取って順次、ポケットに搬送・排出して積まれている搬送エラーが発生した書類束上の位置(一般的には最上部)に挿入(添付)する(ステップS5、図6(D)参照)。この後、高速スキャナ1aでの書類の読み取りを制御端末1での入力指示で開始し、残りの書類入力を継続する(ステップS6、図6(D)参照)。
【0070】
次に、図5において、高速スキャナ1aでの全部の書類の入力が完了すると、一時的に保管しているエラーカードEcaを添付した搬送エラー書類(なお、これは複数部の場合がある)を、続紙スキャナ2で順次、一枚ずつの手送り、又はADF装置での自動搬送で記載情報を読み取る(ステップS11)。
【0071】
この読み取りが完了すると(ステップS12)、ここで読み取った、(a)エラーカードEcaの読み取りデータ、すなわち、図7に記載の「書類一括番号xxx,書類ごとの連続番号yyyy…n,搬送エラー通番zzz…n」、及び(b)搬送エラー書類のイメージデータそれぞれにフラグFb,Fcを付加して、文字認識ユニット4にサーバ3の制御で転送し、ここで文字データに変換して記憶装置5で記憶する(ステップS13)。
【0072】
サーバ3では、記憶装置5に記憶されているフラグFaの記憶データ(書類の文字データ及びバッチ番号、図4のステップS2参照)を読み出す。このフラグFaの記憶データは、全部の書類を読み取ったものである。ただし、搬送エラー書類の読み取りデータが欠落している。
【0073】
さらに、サーバ3は、記憶装置5に記憶されているフラグFbの上記した (a)エラーカードEcaの読み取りデータ及びフラグFcの上記した(b)搬送エラー書類のデータを読み出す。そして、(a)エラーカードEcaの読み取りデータ、すなわち、図7に記載の「書類一括番号xxx,書類ごとの連続番号yyyy…n,搬送エラー通番zzz…n」に基づいて、フラグFaの全部の書類の読み取りデータ中の欠落部分に、搬送エラー書類のデータを挿入する。この結果、欠落部分のない全部、かつ連続した書類の読み取りデータが生成される。
【0074】
この後は、図6(E)に示すように読み取りが完了した書類Pの束中のエラーカードEcbが挿入されている位置に、保管しているエラーカードEcbを添付した搬送エラーの書類を、人手で挿入し、かつ、エラーカードEcbを取り去る。このエラーカード(Eca,Ecb)は、その二枚ごとの色が異なり、かつ、その二枚の一部又は全部が同一色である。さらに、エラーカード(Eca,Ecb)は書類よりも大きなサイズであるため、書類Pの束中から、容易に挿入すべき搬送エラー書類位置が判明する。
【0075】
特に、読み取った書類を予め定めた分類(レセプト、例えば、医療内容明細書及び請求書、医科、歯科、調剤局、療養施設ごと)に従って区分けして、それぞれを複数のポケット搬送・排出する場合は、上記したエラーカード(Eca,Ecb)の色の違い、及び書類よりも大きなサイズであることによって、複数の書類束中において、容易に挿入すべき搬送エラー書類位置が判明する。
【0076】
このようにして、全部の書類の読み取りデータが連続生成され、かつ、読み取りが完了した書類の順序が異ならなくなる。
【0077】
なお、この第1実施形態では、読み取りが完了した後に、この書類束中に、エラーカードEca,Ecbを利用して搬送エラーの書類を挿入する処理を実施しているが、搬送エラー発生ごとに、エラーカードEca,Ecbを利用した搬送エラーの書類の挿入処理を実施するようにしても良い。
【0078】
(第1実施形態の利点)
このように、この第1実施形態では、一枚のみの書類(単書類)と複数枚からなる一つの書類(続紙書類)が混在する書類群を読み取る際に、高速スキャナの稼働率が低下せずに、かつ、書類の入力順序が異なることなく、効率的な書類の入力が可能になる。
【0079】
(第2実施形態の構成及び要部の個別動作)
図8は第2実施形態の概略構成を示すLANの外観構成図である。
【0080】
図8を参照すると、この例は、第1実施形態と同様のローカルエリアネットワーク(LAN)構成であり、高速書類読取装置1Aと、第1実施形態と同様のサーバ3と、文字認識ユニット(CRU)4と、記憶装置5とを有している。
【0081】
これらの、高速書類読取装置1Aから記憶装置5までが、制御、情報、アドレスのデータを転送するためのLAN伝送路に接続されている。
【0082】
高速書類読取装置1Aは、第1実施形態と同様に動作する高速スキャナ1a及びに制御端末1cを有し、かつ、第2実施形態専用の続紙スキャナ2bが設けられている。
【0083】
次に、上記した要部の個々の動作について説明する。
【0084】
サーバ3から記憶装置5までの各部は、第1実施形態と基本的に同様の動作である。なお、制御処理内容は異なる。その詳細は、第2実施形態の全体動作において説明する。
【0085】
高速書類読取装置1Aは、第1実施形態と同様に動作する高速スキャナ1a及び制御端末1cを有し、かつ、第2実施形態専用の続紙スキャナ2bが設けられている。
【0086】
高速書類読取装置1Aは、書類の束を高速で読み取り、そのイメージデータをLAN伝送路に転送し、かつ、電子エラーカードEc(本発明(請求項)の「電子搬送不能情報記載カードデータ」に対応する)を生成してLAN伝送路に転送する。また、高速書類読取装置1Aは、正常に読み取った書類と、搬送エラー書類を別個のポケットに排出する(図11参照)。
【0087】
高速書類読取装置1A中の続紙スキャナ2bは、専用のポケットに排出された搬送エラー書類を自動的に取り出して搬送(図2及び図11の書類搬送収納部40a参照)し、その記載情報を読み取り(図11中の光学読取部43)、このイメージデータをLAN伝送路に転送する。
【0088】
したがって、続紙スキャナ2bの読み取りの搬送・排出経路、及び続紙スキャナ2bまでの搬送経路(図2及び図11の書類搬送収納部40a参照)は、比較的,厚さがある続紙書類の搬送・排出が可能な構造(例えば、続紙書類の書類取り出し送りが可能なローラ圧)である。
【0089】
(第2実施形態の全体動作)
この第2実施形態では、第1実施形態が、人手によって、エラーカードEca,Ecbの添付・挿入を行っており、さらに、搬送エラー書類の読み取りを人手操作を通じて行い、また、全部の書類への搬送エラー書類の挿入を人手によって行っているのに対し、これらの人手による作業の全部を電子データで処理している。
【0090】
したがって、第2実施形態は、第1実施形態に対して、より効率的な書類の入力が、書類の入力順序が異なることなく、可能になるものである。
【0091】
図9は第2実施形態の処理機能を示すブロック図であり、図10は第2実施形態の処理手順を示すフローチャートである。また、図11は第2実施形態での書類の搬送及び読み取り処理の状態を説明するための図である。
【0092】
図9、図10及び図11を参照すると、まず、高速スキャナ1aには、第1実施形態と同様に制御端末1cの制御で、例えば、ADF装置に載せ置いたバッチヘッダシート(図6参照)を最初に添付した書類束から、その書類の一枚ずつが搬送される。
【0093】
高速スキャナ1aは、搬送される書類(単書類と続紙書類が混在)ごとの記載情報を図2及び図11に示す書類搬送収納部40a及び光学検出器40bを通じて光学的に高速で読み取って、そのイメージデータをサーバ3のプロシージャなどで文字認識ユニット4に連続的に転送する(図10中のステップS21)。
【0094】
そして、読み取った書類を予め定めた分類に従って区分けし、それぞれを対応する図11に示すポケット41a,41b…に排出する。
【0095】
文字認識ユニット4は、高速スキャナ1aからのイメージデータをサーバ3の制御を通じて受け取ると、上記した専用ソフトウェア解析エンジンによる既知の文字データへの変換処理を実行する。さらに、文字認識ユニット4は、サーバ3の制御を通じてバッチ番号(上記した書類の種別などを一括的に明示する番号、及び読み取り書類ごとの連続番号)を書類(文字データ)ごとに付与して、サーバ3の制御で記憶装置5に連続して記憶する。この場合、この記憶データに「フラグF1」を立てる(ステップS22)。
【0096】
このような高速スキャナ1aでの読み取り処理中に、続紙書類による搬送エラーが発生した場合(ステップS23:Yes)、制御端末1cの制御で電子エラーカードEcを出力する。そして、電子エラーカードEcをサーバ3の制御で記憶装置5に連続して記憶する。この場合、この電子エラーカードEcに「フラグF2」を立てて記憶する(ステップS24)。
【0097】
なお、搬送エラー書類は、図11に示すように、搬送エラー書類専用のポケット42に搬送・排出されて収容される。この搬送エラー書類の搬送・排出、収容をサーバ3が認識すると、高速書類読取装置1A中の続紙スキャナ2bを起動させる。続紙スキャナ2bは、書類搬送収納部40aを通じて搬送エラー書類専用のポケット42から搬送エラー書類を取り込んで読み取り、このイメージデータを文字認識ユニット4に転送し、ここで変換した文字データをサーバ3の制御で記憶装置5に記憶する。この場合、この読み取り文字データに「フラグF3」を立てて記憶する(ステップS25)。
【0098】
この読み取りが正常に行われると(ステップS26:Yes)、この搬送エラー書類の読み取りデータを、サーバ3が、連続して読み取った書類のデータ(文字データ)に連続するように挿入する。
【0099】
この挿入では、まず、サーバ3は、記憶装置5に連続して記憶しているフラグF1を立てた記憶データを読み出し、バッチ番号(書類の種別などを一括的に明示する番号、及び読み取り書類ごとの連続番号)を認識する。このバッチ番号は、搬送エラー書類の前の読み取りが終了した書類の連続番号である。
【0100】
さらに、サーバ3は、記憶装置5に記憶したフラグF2が立った電子エラーカードEcのデータ(図7の書類一括番号xxx,書類ごとの連続番号yyyy…n,搬送エラー通番zzz…n)を読み出して認識する。
【0101】
そして、サーバ3は、フラグF1の記憶データに、フラグF2の電子エラーカードEcのデータを参照して、フラグF3の読み取り文字データを自動挿入する。すなわち、連続して読み取った書類のデータに、搬送エラーが発生した搬送エラー書類の読み取りデータが連続するように挿入される(ステップS27)。
【0102】
そして、この自動挿入が行われた場合(ステップS28:Yes)、書類読取装置1A中の続紙スキャナ2bを、サーバ3及び制御端末1cの制御で起動して、高速スキャナ1aでの残りの書類の読み取りを継続する(ステップS29)。
【0103】
次に、高速スキャナ1aでの読み取り終了を判断し,読み取りを継続する場合、ステップS21にリターンし(ステップS30:No)、その読み取りが完了すると一連の処理が終了する(ステップS30:Yes)。
【0104】
なお、続紙スキャナ2bで読み取った搬送エラー書類は、図11中の搬送経路Mのように、制御端末1c、及びサーバ3の制御で分類・認識した図11に示すポケット41a,41b…のいずれかに搬送・排出する。この結果、書類の入力順序が異ならなくなる。
【0105】
なお、この第2実施形態では、搬送エラー書類を高速スキャナ1aと一体的に配置された続紙スキャナ2bで読み取った後に残りの書類の読み取りを行っているが、この反対でも良い。すなわち、全部の書類の読み取りを完了した後に、電子エラーカードデータEcの連続番号及び通番に対応した読み取り書類データの連続番号の位置に搬送エラー書類のデータを挿入するようにしても良い。
【0106】
(第2実施形態の利点)
このように、この第2実施形態では、単書類と続紙書類とが混在する書類群を読み取る際に、高速スキャナの稼働率が低下せずに、かつ、書類の入力順序が異ならなくなる。この場合、人手操作による処理がなく、全て電子データによる処理を実施しているため、より効率的な書類の読み取り作業(入力)が可能になる。
【0107】
また、全部の書類の読み取り後に、記憶されている電子エラーカード(データ)Ecを参照して、例えば、書類の連続性を確認したり、搬送エラーの多い書類提出先(医科、歯科、調剤局、療養施設など)などの検討資料として活用することが出来るようになる。
【0108】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、本発明の書類の搬送読取処理方法及びそのシステム並びにプログラムによれば、単書類と続紙書類が混在する書類群を読み取る際に、高速スキャナの稼働率が低下せずに、かつ、書類の入力順序が異なることなく、その効率的な書類の入力が可能になるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における第1実施形態の書類の搬送読取処理方法及びそのシステム並びにプログラムの概略構成を示すLANの外観構成図である。
【図2】図1の要部構成におけるプログラムを実行するための制御系の構成例を示すブロック図である。
【図3】第1実施形態の処理機能を示すブロック図である。
【図4】第1実施形態の処理手順を示すフローチャートである。
【図5】第1実施形態の他の処理手順を示すフローチャートである。
【図6】第1実施形態の書類の連続的な読み取り状態を説明するための図である。
【図7】第1実施形態におけるエラーカードの印字情報例を説明するための図である。
【図8】第2実施形態の概略構成を示すLANの外観構成図である。
【図9】第2実施形態の処理機能を示すブロック図である。
【図10】第2実施形態の処理手順を示すフローチャートである。
【図11】第2実施形態での書類の搬送及び読み取り処理の状態を説明するための図である。
【符号の説明】
1,1A…高速書類読取装置
1a…高速スキャナ
1b…プリンタ
1c…制御端末
2,2b…続紙スキャナ
3…サーバ
4…文字認識ユニット(CRU)
5…記憶装置
32…MPU
40a…書類搬送収納部
41a,41b,42…ポケット
Eca,Ecb…エラーカード

Claims (6)

  1. 光学読取装置で連続的に搬送される書類の記載情報を順次読み取る書類の搬送読取処理方法において、
    単書類と続紙書類とを読み取るための高速スキャナを具えている第1光学読取装置で連続的に搬送される書類の記載情報を順次読み取った書類データごとに連続番号を付与して記憶する工程と、
    前記連続的な搬送において、搬送不能となった書類の前記連続番号と、搬送不能書類の通番を印字した二枚の搬送不能情報記載カードを出力する工程と、
    今回の搬送不能書類に前記二枚の搬送不能情報記載カード中の一方を添付し、読み取り停止中の搬送不能書類の搬送・排出先に前記二枚の搬送不能情報記載カード中の他方を挿入して、前記第1光学読取装置での書類の読み取りを継続する行程と、
    この書類の読み取り完了後に、前記搬送不能書類及び一方の搬送不能情報記載カードを、低速で続紙書類の読み取りが可能なスキャナとしての第2光学読取装置で読み取る工程と、
    前記第2光学読取装置で読み取った書類のデータを、前記一方の搬送不能情報記載カードから読み取った連続番号及び通番に対応した前記読み取り書類データの連続番号の位置に挿入する工程と、
    を有することを特徴とする書類の搬送読取処理方法。
  2. 光学読取装置で連続的に搬送される書類の記載情報を順次読み取る書類の搬送読取処理方法において、
    単書類と続紙書類とを読み取るための高速スキャナを具えている第1光学読取装置で連続的に搬送される書類の記載情報を順次読み取った書類データごとに連続番号を付与して記憶する工程と、
    前記連続的な搬送において、搬送不能となった書類の前記連続番号及び生成した搬送不能書類の通番の電子搬送不能情報記載カードデータを記憶する工程と、
    前記搬送不能書類を前記第1光学読取装置と一体的に配置された、低速で続紙書類の読み取りが可能なスキャナとしての第2光学読取装置で読み取る工程と、
    前記第2光学読取装置で読み取った書類データを、前記電子搬送不能情報記載カードデータの連続番号及び通番に対応した前記読み取り書類データの連続番号の位置に挿入する工程と、
    を有することを特徴とする書類の搬送読取処理方法。
  3. 連続的に搬送される書類の記載情報を順次読み取る書類搬送読取処理システムにおいて、
    連続的に搬送される書類の記載情報を順次読み取る、単書類と続紙書類とを読み取るための高速スキャナである第1光学読取手段と、
    前記第1光学読取手段で読み取った書類データごとに連続番号を付与して記憶する記憶手段と、
    前記第1光学読取手段での連続的な搬送において、搬送不能となった書類の前記連続番号と、搬送不能書類の通番を印字した二枚の搬送不能情報記載カードを出力する印字手段と、
    前記第1光学読取手段での書類の読み取り完了後に、前記搬送不能書類及び一方の搬送不能情報記載カードの記載情報を読み取る、低速で続紙書類の読み取りが可能なスキャナである第2光学読取手段と、
    前記第2光学読取手段で読み取った書類データを、前記一方の搬送不能情報記載カードから読み取った連続番号及び通番に対応した前記読み取り書類データの連続番号の位置に挿入する処理手段と、
    を備えることを特徴とする書類搬送読取処理システム。
  4. 光学読取装置で連続的に搬送される書類の記載情報を順次読み取る書類搬送読取処理システムにおいて、
    連続的に搬送される書類の記載情報を順次読み取る、単書類と続紙書類とを読み取るた めの高速スキャナである第1光学読取手段と、
    前記第1光学読取手段で読み取った書類データごとに連続番号を付与して記憶する記憶手段と、
    前記第1光学読取手段での搬送不能書類を、この第1光学読取手段と一体的に配置されて読み取る、低速で続紙書類の読み取りが可能なスキャナである第2光学読取手段と、
    前記第1光学読取手段で搬送不能となった書類の前記連続番号と、搬送不能書類の通番の電子搬送不能情報記載カードデータを出力し、かつ、前記第2光学読取手段で読み取った書類のデータを、前記搬送不能情報記載カードデータの連続番号及び通番に対応した前記読み取り書類データの連続番号の位置に挿入する処理手段と、
    を備えることを特徴とする書類搬送読取処理システム。
  5. 単書類と続紙書類とを読み取るための高速スキャナを具えている読取装置で連続的に搬送される書類の記載情報を順次読み取るステップと、
    この読み取った書類データごとに連続番号を付与して記憶するステップと、
    前記連続的な搬送において、搬送不能となった書類の前記連続番号と、搬送不能書類の通番を印字した二枚の搬送不能情報記載カードを出力するステップと、
    前記書類の読み取り完了後に、前記搬送不能書類及び一方の搬送不能情報記載カードの記載情報を、低速で続紙書類の読み取りが可能なスキャナとしての他の読取装置で読み取るステップと、
    この読み取り書類データを、前記一方の搬送不能情報記載カードから読み取った連続番号及び通番に対応した前記読み取り書類データの連続番号の位置に挿入するステップと、
    をコンピュータが実行するためのプログラム。
  6. 単書類と続紙書類とを読み取るための高速スキャナを具えている読取装置で連続的に搬送される書類の記載情報を順次読み取るステップと、
    この読み取り書類データごとに連続番号を付与して記憶するステップと、
    前記読取装置での搬送不能書類を、低速で続紙書類の読み取りが可能なスキャナとしての他の読取装置で読み取るステップと、
    前記読取装置で搬送不能となった書類の前記連続番号と、搬送不能書類の通番の電子搬送不能情報記載カードデータを出力し、かつ、前記他の読取装置で読み取った書類データを、前記電子搬送不能情報記載カードデータの連続番号及び通番に対応した前記読み取り書類データの連続番号の位置に挿入するステップと、
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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