JP4211422B2 - 書類の搬送方法及びそのシステム並びにプログラム - Google Patents

書類の搬送方法及びそのシステム並びにプログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光学式文字読み取り装置(ここでは適宜、「OCR装置」と表記する)における書類自動送り装置(適宜、「ADF装置」と表記する)による書類の読み取り搬送時に複数枚が重なった送りエラー(適宜、「重送エラー」と表記する)に対処するための、書類の搬送方法及びそのシステム並びにプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のOCR装置は、ADF装置での重送エラー対策として次の(a)(b)(c)(d)の処理例が知られている。
(a)ADF装置で正常(非重送エラー)に搬送できる基準値となる書類の紙厚を設定する。この設定は、透過光量による設定である。
(b)実際に読み取る書類の紙厚を、基準値となる紙厚と制御系が、それぞれの透過光量をもって比較する。
(c)実際に読み取る書類(紙)の厚さが、予め定めた許容値範囲外の場合を制御系が判別する。
(d)この判別によって、制御系がOCR装置におけるADF装置での搬送を停止させる制御を実行する。
【0003】
このADF装置での重送エラー検出は、その検出を透過光量で検出しているため、紙質の違いや、書類の色違い、また、書類の汚れや破損などがあると重送エラー検出となって、OCR装置のADF装置での搬送が停止することがある。
【0004】
具体例を挙げると、医療機関(例えば、医科、歯科、調剤局、療養施設)ごとに紙質や紙厚が異なる医療内容明細及び請求書(適宜、レセプトと記載する)を読み取る場合、重送エラーが多発して、OCR装置におけるADF装置の搬送が停止してしまうことがある。
【0005】
この場合、書類除去、OCR装置の動作リセット、読み取り書類の確認(読み取り後の書類、読み取り未の書類)などの手間のかかる復旧作業が必要になる。換言すれば、多種多様な書類を読み取る際の読み取り作業効率が悪いものとなっている。
【0006】
この様な重送エラー対策として、書類の記載情報を認識して、対応するバーコードを書類に印刷し、この後で印刷したバーコード情報に基づいて、その書類を細分類して、重送エラーを防止する提案がある(例えば、特許文献1参照)。
【0007】
【特許文献1】
特開平08―272883号公報「書類分類処理方法及びシステム」(請求項1)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
このように、上記従来例の前者では、OCR装置におけるADF装置での搬送による書類を読み取る際の重送エラー発生によって、その読み取り作業効率が悪いという欠点がある。
【0009】
また、後者の公報例では、重送エラー発生が改善されるものの、バーコード印刷及び、その後の細分類などによる装置規模及び処理規模が増大するという欠点がある。
【0010】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、光学式文字読み取り装置における書類自動送り装置などでの書類の読み取り搬送時の重送エラーを、比較的簡素な装置及び処理で防止できるようになり、その読み取り作業効率が確実に向上する、書類の搬送方法及びそのシステム並びにプログラムを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明の書類の搬送方法は、複数枚の書類のそれぞれを連続して搬送しながら各書類の紙厚を検出する書類自動送り装置に接続されたコンピュータにより、書類自動送り装置が複数枚の書類を搬送する際に、複数枚の書類が重なって搬送される重送エラーを検出する書類の搬送方法において、書類自動送り装置が複数枚の書類のそれぞれを連続して搬送する際に検出した書類の紙厚が、予め設定された固定基準値の許容範囲外であるときに、重送エラーと判断する、固定基準値による重送エラー判断工程と、書類自動送り装置が固定基準値による重送エラー判断工程で重送エラーと判断された複数枚の書類のそれぞれを連続して搬送する際に検出した書類の紙厚が、最初に搬送された書類の紙厚を基準とする可変基準値の許容範囲外であるときに、重送エラーと判断する、可変基準値による重送エラー判断工程とを有する。
【0012】
この発明の書類の搬送方法では、光学式文字読み取り装置における書類自動送り装置などでの書類の読み取り搬送時の重送エラーを、比較的簡素な装置及び処理で防止できるようになって、その読み取り作業効率が確実に向上する。
【0013】
また、他の発明の書類の搬送方法は、複数枚の書類のそれぞれを連続して搬送しながら書類から書類名と書類発行元名とを含む情報を光学的に読み取るとともに各書類の紙厚を検出する書類自動送り装置に接続されたコンピュータにより、書類自動送り装置が複数枚の書類を搬送する際に、複数枚の書類が重なって搬送される重送エラーを検出する書類の搬送方法において、書類自動送り装置が複数枚の書類のそれぞれを連続して搬送する際に検出した書類の紙厚が、最初に搬送された書類の紙厚を基準とする可変基準値の許容範囲外であるときに、重送エラーと判断する、第1の重送エラー判断工程と、書類自動送り装置が複数枚の書類のそれぞれを連続して搬送する際に書類から読み取った書類名と書類発行元名とを含む情報を、第1の重送エラー判断工程で用いた可変基準値の紙厚データとともに、記憶手段に記憶する、記憶工程と、書類自動送り装置が次回分の複数枚の書類のそれぞれを連続して搬送しながら次回分の各書類から書類名と書類発行元名とを含む情報を光学的に読み取るとともに次回分の各書類の紙厚を検出する際に、書類自動送り装置が次回分の書類から読み取った書類名と書類発行元名とを含む情報に一致する情報が記憶手段に記憶されている場合に、当該一致する情報とともに記憶手段に記憶された紙厚データの可変基準値を記憶手段から読み出し、書類自動送り装置が検出した次回分の書類の紙厚が、記憶手段から読み出した可変基準値の許容範囲外であるときに、重送エラーと判断する、第2の重送エラー判断工程とを有する。
【0014】
この発明の書類の搬送方法では、例えば、数日又は1年といった作業時期が離れた2回目の読み取り「書類名、書類発行元名」と、その変更した基準値の紙厚を、次回に手動ではなく自動的に設定している。この結果、その読み取り作業効率が、より確実に向上する。
【0015】
上記目的を達成する本発明の書類搬送システムは、複数枚の書類のそれぞれを連続して搬送する搬送手段と、搬送手段によって搬送される書類の紙厚を検出する紙厚検出手段と、搬送手段が複数枚の書類のそれぞれを連続して搬送する際に紙厚検出手段が検出した書類の紙厚が、予め設定された固定基準値の許容範囲外であるときに、重送エラーと判断する、固定重送判断手段と、搬送手段が固定重送判断手段により重送エラーと判断された複数枚の書類のそれぞれを連続して搬送する際に紙厚検出手段が検出した書類の紙厚が、最初に搬送された書類の紙厚を基準とする可変基準値の許容範囲外であるときに、重送エラーと判断する、可変重送判断手段とを備える。
【0016】
また、他の発明の書類搬送システムは、複数枚の書類のそれぞれを連続して搬送する搬送手段と、搬送手段によって搬送される書類の紙厚を検出する紙厚検出手段と、搬送手段によって搬送される書類から書類名と書類発行元名とを含む情報を光学的に読み取る光学読取手段と、搬送手段が複数枚の書類のそれぞれを連続して搬送する際に紙厚検出手段が検出した書類の紙厚が、最初に搬送された書類の紙厚を基準とする可変基準値の許容範囲外であるときに、重送エラーと判断する、第1の重送エラー判断手段と、搬送手段が複数枚の書類のそれぞれを連続して搬送する際に光学読取手段が書類から読み取った書類名と書類発行元名とを含む情報を、第1の重送エラー判断手段が用いた可変基準値の紙厚データとともに、記憶する、記憶手段と、搬送手段が次回分の複数枚の書類のそれぞれを連続して搬送することにより、光学読取手段が次回分の書類から書類名と書類発行元名とを含む情報を読み取るとともに、紙厚検出手段が次回分の書類の紙厚を検出する際に、光学読取手段が次回分の書類から読み取った書類名と書類発行元名とを含む情報に一致する情報が記憶手段に記憶されている場合に、当該一致する情報とともに記憶手段に記憶された紙厚データの可変基準値を記憶手段から読み出し、紙厚検出手段が検出した次回分の書類の紙厚が、記憶手段から読み出した可変基準値の許容範囲外であるときに、重送エラーと判断する、第2の重送エラー判断手段とを備える。
【0017】
この発明の書類搬送システムでは、上記した書類の搬送方法と同様に光学式文字読み取り装置における書類自動送り装置などでの書類の読み取り搬送時の重送エラーを、比較的簡素な装置及び処理で防止できるようになって、その読み取り作業効率が確実に向上する。
【0018】
上記目的を達成する本発明のプログラムは、複数枚の書類のそれぞれを連続して搬送しながら各書類の紙厚を検出する書類自動送り装置に接続されたコンピュータに、書類自動送り装置が複数枚の書類のそれぞれを連続して搬送する際に検出した書類の紙厚が、予め設定された固定基準値の許容範囲外であるときに、重送エラーと判断する、固定基準値による重送エラー判断ステップと、書類自動送り装置が固定基準値による重送エラー判断ステップで重送エラーと判断された複数枚の書類のそれぞれを連続して搬送する際に検出した書類の紙厚が、最初に搬送された書類の紙厚を基準とする可変基準値の許容範囲外であるときに、重送エラーと判断する、可変基準値による重送エラー判断ステップを実行させるものである。
【0019】
また、他の発明のプログラムは、複数枚の書類のそれぞれを連続して搬送しながら書類から書類名と書類発行元名とを含む情報を光学的に読み取るとともに各書類の紙厚を検出する書類自動送り装置に接続されたコンピュータに、書類自動送り装置が複数枚の書類のそれぞれを連続して搬送する際に検出した書類の紙厚が、最初に搬送された書類の紙厚を基準とする可変基準値の許容範囲外であるときに、重送エラーと判断する、第1の重送エラー判断ステップと、書類自動送り装置が複数枚の書類のそれぞれを連続して搬送する際に書類から読み取った書類名と書類発行元名とを含む情報を、第1の重送エラー判断ステップで用いた可変基準値の紙厚データとともに、記憶手段に記憶する、記憶ステップと、書類自動送り装置が次回分の複数枚の書類のそれぞれを連続して搬送しながら次回分の各書類から書類名と書類発行元名とを含む情報を光学的に読み取るとともに次回分の各書類の紙厚を検出する際に、書類自動送り装置が次回分の書類から読み取った書類名と書類発行元名とを含む情報に一致する情報が記憶手段に記憶されている場合に、当該一致する情報とともに記憶手段に記憶された紙厚データの可変基準値を記憶手段から読み出し、書類自動送り装置が検出した次回分の書類の紙厚が、記憶手段から読み出した可変基準値の許容範囲外であるときに、重送エラーと判断する、第2の重送エラー判断ステップとを実行させるものである。
【0020】
本発明および他の発明のプログラムでは、情報記録媒体(パッケージソフトウェアなど)や通信ネットワーク上からのダウンロード/インストールを通じた提供が可能になる。したがって、当該発明を、種々の装置に搭載されるマイクロコンピュータなどで容易に実施できるようになって、その汎用性が向上する。
【0021】
以下は本発明の書類の搬送方法の技術思想における好適な態様である。
【0022】
上記した重送エラーとなった複数枚の書類の連続した搬送は、搬送・排出された重送エラーとなった複数枚の書類におけるそれぞれを、読み取りのために自動的に搬送する。
【0023】
また、上記した次回の書類読み取り時の情報の一致として、今回読み取った情報と記憶している情報の一致を自動的に認識する。
【0024】
以下は本発明の書類搬送システムの技術思想における好適な態様である。
【0025】
上記した重送エラーとなった複数枚の書類におけるそれぞれの連続した搬送は、搬送手段が、搬送・排出された重送エラーとなった複数枚の書類におけるそれぞれを、読み取りのために自動的に搬送する。
【0026】
また、上記した記憶手段での記憶後の書類読み取り時の情報との一致として、今回読み取った情報と記憶している情報の一致を画像又は文字を比較して自動認識する認識手段をさらに備える。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して、この発明の実施形態について説明するが、構成及び信号処理はこの発明が理解できる程度に概略的に示したものである。
【0028】
また、以下、この発明の好適な構成例について説明するが、各構成及び処理形態などは、単なる好適例にすぎない。したがって、この発明は以下の実施形態に限定されず、特許請求の範囲を含む本発明の記載内容に基づく様々な形態に適用可能である。
【0029】
(第1実施形態の構成及び要部の個別動作)
図1は本発明における第1実施形態の書類の搬送読取処理方法及びそのシステム並びにプログラムに関する概略構成例を示すローカルエリアネットワーク(LAN)図である。
【0030】
図1を参照すると、この例のLANは、修正部1Aと、読取部1Bとからなり、修正部1Aは、複数台、例えば、7台の修正ワークステーション(W/S)3a,3b…が情報、アドレス及び制御のデータを転送するLAN伝送路に接続されている。
【0031】
読取部1Bは、プリンタ5と、イメージ処理サーバ6及び制御端末7と、複数台のOCR装置8,10…及び制御端末9,11…と、文字認識ユニット(CRU)12と、集線装置(ハブ)13と、管理用W/S14と、磁気テープ(MT)装置15とが情報、アドレス及び制御のデータを転送するLAN伝送路に接続されている。
【0032】
次に上記した要部のそれぞれの動作について説明する。
【0033】
プリンタ5、イメージ処理サーバ及び端末6,7は、ここで処理する書類の記載情報を読み取って変換した文字データを必要に応じて印刷したり、文字認識ユニット12で変換した文字データを必要に応じて印刷する。
【0034】
なお、ここでの実際の書類としては、医療機関(医科、歯科、調剤局、療養施設)ごとの医療内容明細及び請求書(レセプト)であり、本発明の書類に対応する。
【0035】
OCR装置8,10…は、それぞれ書類の記載情報を光学系及び光電変換素子を用い、かつ、副走査及び主走査によって読み取り、このイメージデータをアプリケーションソフトウェアで変換した文字データを出力する。
【0036】
なお、OCR装置8,10…は、イメージデータを出力するようにして、文字認識ユニット12で文字データに変換するようにしても良い。
【0037】
このOCR装置8,10…は、それぞれに、重ね置いた多量の書類を、その一枚の読み取り完了ごとに、光学系が読み取るためのガラス板上に搬送する既知のADF装置及び排出機構が設けられている。ここでの排出機構は、以降の図3に示すように、書類の読み取りごとに、書類を区分けして収納するための複数の排出収納部を有している。
【0038】
なお、光学系での書類の読み取りは、ガラス板上に載せ置く機構構成に限定されない。また、この図1に示す構成例では、制御端末9,11…それぞれが、OCR装置8,10…それぞれの読み取りに関する設定制御を実行する。例えば、書類の読み取り精度や、読み取り範囲(例えば、書類の紙面サイズ)などを設定する。
【0039】
文字認識ユニット12は、例えば、OCR装置8,10…からのイメージデータを文字データに変換したり、また、この変換に適したアプリケーションソフトウェア(例えば、英文専用や日本語専用)をOCR装置8,10…に提供する。
【0040】
集線装置(ハブ)13は、管理用W/S14、磁気テープ装置15をLANに収容する。管理用W/S14は、LANの保守を含む管理を行う。磁気テープ装置15は、例えば、読み取った多量の書類(レセプト)の記載情報を格納し、また、バッチデータや統計データを図示しないホスト装置などに出力する。
【0041】
なお、図1では、LAN構成としているが、この構成に限定されない。例えば、複数台のOCR装置8,10…及び制御端末9,11…複数台の修正部1Aの修正W/S3a,3b…は、最少構成としては、それぞれ一台ずつでも本発明を実施できる。この台数は、それぞれの処理能力と、書類の処理枚数を考慮(例えば、1時間当たりの処理枚数など)して決定すれば良い。また、修正部1Aの修正W/S3a,3b…及び、読取部1Bにおけるプリンタ5、イメージ処理サーバ及び端末6,7及び集線装置13、管理用W/S14並びに磁気テープ(MT)装置15は、実際の書類の読み取り作業上で必要とするものであり、特に設けなくとも本発明は、その実施が可能である。
【0042】
図2は、図1の構成におけるプログラムを実行するための制御系の構成例を示すブロック図である。
【0043】
図2を参照すると、この構成例では、I/F回路31と、MPU32(CPUと、ワーキング用のRAM及びROM)と、入出力(I/O)回路33と、表示装置34と、入力操作装置35と、メモリ36と、補助記憶装置37と、ドライバ38とを有している。
【0044】
この制御系の構成例は、制御、アドレス及びデータの転送用のバスラインを通じて以下のように動作する。
【0045】
I/F回路31がデータ転送処理、及び転送データをMPU32が取り込み可能に処理する。MPU32はCPUと、ワーキング用のRAM及びROMからなる既知の処理を実行する。入出力(I/O)回路33は、ここからの各種の処理データをCRTモニタやLCDモニタである表示装置34に出力し、また、各種の情報入力を行うキーボードやマウスなどで実現される入力操作装置35とのデータをやり取りする。
【0046】
また、I/O回路33には、この図2に示す構成が、図1に適用され、制御端末9,11がOCR装置8,10…の制御を実行する構成では、次の信号(a)(b)が入出力される。
(a)OCR装置8,10…で読み取る書類の紙厚を判断するための光学検出器40a(点線表示)からの検出信号(透過光量に対応した光電変換レベルの信号)の取り込み。
(b) 書類搬送収納部40b(点線表示)を、MPU32の制御(図5の処理の流れ参照)で実行し、排出先ポケット、以降で説明するアクセプト用、リジェクト用、重送エラー用のポケットへの書類の搬送の制御信号の出力。
【0047】
さらに、図2の構成には、MPU32の処理データなどが、メモリ36や補助記憶装置37で保存され、ドライバ38がCD―ROMなどの情報記録媒体からの記憶情報を取り込む。
【0048】
図3は図1中のOCR装置における光学検出器40a及び書類搬送収納部40bの概略構成例を示す模式図である。
【0049】
図3を参照すると、この書類搬送収納部40bは、図示しないADF装置に乗せ置かれた書類P(ここではレセプト)を排出するための排出先ポケット41が設けられている。
【0050】
排出先ポケット41には、次の(a)(b)(c)のポケットが配置されている。
(a)アクセプト用ポケット41a,41b(正常に読み取られた書類を収納し、この例では、異なった医療機関が混在していた際の振り分ける二つのポケットが設けられている)。
(b)リジェクト用ポケット41c(例えば、読み取り不能書類が搬送・収納されるポケット)。
(c)重送エラー用ポケット41d(重送エラーの書類をそのまま収納し再度読み取りを行うために自動送出(又は手動による読み取り操作)するためのポケット)。
【0051】
排出先ポケット41と書類Pの収納部(図示せず)には、書類送り出し用の既知の「爪、ローラ」などが配置され、また、収納部(図示せず)から排出先ポケット41の間の搬送路にもローラが配置されている。
【0052】
排出先ポケット41と書類Pの収納部(図示せず)との間に、光学検出器40a及び光学読取部43が設けられている。
【0053】
光学検出器40aは、搬送される書類の紙厚に対応した透過光量を光電変換して出力する発光素子及び受光素子などからなるフォトカップラ40a−1及び光電変換信号をデジタル信号に変換したり、発光素子への駆動電圧を印加するための光読取処理回路40a−2が設けられている。
【0054】
(第1実施形態の全体動作)
図4は、第1実施形態の全体動作を図2に示すMPU構成が実行する際の機能ブロック図であり、図5は第1実施形態の全体動作の処理手順を示すフローチャートである。
【0055】
図1から図5を参照すると、書類の厚さを次のようにして検出する。まず、OCR装置8,10…のADF装置での書類の搬送上で光学検出器40a(図2及び図3参照)が透過光量を検出し、その光電変換信号レベルから実際に読み取る書類(レセプト)の紙厚を、基準値となる書類の紙厚と図2に示すMPU32で比較して検出する。
【0056】
ここでの重送エラーの検出は、(a)固定方式及び(b)可変方式の二つである。
(a)固定方式は、比較する紙厚の基準値を、例えば、図2に示す入力操作装置35から手動設定(指定)する(例えば、55K用紙)。
(b)可変方式は、読み取った書類の紙厚(実際の書類の紙厚)を基準値として自動設定して、読み取る書類の紙厚と比較する。
【0057】
この固定方式、可変方式において、OCR装置8,10…は、読み取り書類が重送エラーとなった場合に、次の書類の読み取りを停止(ADF装置の書類読み取り搬送の停止)させずに、この重送エラーの書類(複数枚の書類)を重送エラー用ポケット41d(リジェクト用ポケット41cでも良い)に搬送・排出する。
【0058】
具体例として、固定方式において、OCR装置8,10…での読み取り可能な書類の紙厚を、例えば、「35K紙から105K紙」とした場合、一回目の固定方式による紙厚の検出を、例えば、図2に示す入力操作装置35から手動設定(指定)した「50K紙」で行う(ステップS1)。したがって、「50K紙」より厚い紙厚の書類(複数枚)が重送エラーとなる。
【0059】
次に、OCR装置8,10…が、重送エラーを検出すると、この検出は、図2及び図3に示す光学検出器40aの検出信号レベルを、予め上記のようにして設定した「50K紙」の紙厚レベルと比較し、例えば、光学検出器40aの検出信号レベルが極めて小さい場合に、図2に示すMPU32が重送エラー発生と認識する(ステップS2)。
【0060】
この認識によって、重送エラーの書類が、図3に示す搬送経路上で振り分けられて重送エラー用ポケット41dに搬送・排出される。
【0061】
この重送エラー用ポケット41dに搬送・排出された重送エラーの書類は、再度、OCR装置8,10…のADF装置に人手操作で乗せ置き、搬送して読み取る(ステップS3)。
【0062】
なお、この重送エラーの書類は、人手操作で再度の読み取りを行う実施形態としているが、この重送エラー用ポケット41dに排出されている書類は、図3に示したように、送り出し機構(図示せず)を設けて、自動搬送し、光学読取部43での読み取り、この後でアクセプト用ポケット41a,41bへの搬送・排出を行う構成が、その読み取り効率の視点から望ましい。
【0063】
ステップS3でADF装置の書類読み取り搬送を停止させずに読み取りを継続し、その重送エラーの書類を重送エラー用ポケット41dに搬送・排出している。この場合、読み取りの開始時に、書類の経験的な紙厚を基準値として設定すれば、実質的な重送エラーが軽減される。
【0064】
この固定方式の読み取りは、全部の書類の読み取りが終了するまで実行される(ステップS4)。
【0065】
次に、可変方式において、重送エラー用ポケット41dの書類の有無を判断し(ステップS5)、この後に再度読み取る(ステップS6)。この読み取りは、上記した人手による操作又は自動で読み取る。
【0066】
そして、この読み取った書類の紙厚を基準値とする。すなわち、初回(固定方式)の読み取りで重送エラーが発生したので、現在読み取り中(可変方式)の書類は、初回(固定方式)の読み取りのために設定した基準値の「50K紙」より厚い紙厚の書類であるとして、この「50K紙」より厚い紙厚が基準値となる。
【0067】
この2回目(可変定方式)での読み取りで重送エラーが検出された場合(ステップS7)、固定方式の場合と同様に重送エラー用ポケット41dに搬送・排出し、かつ、この読み取りを上記したようにして(人手による操作、又は自動)で読み取る(ステップS8)。
【0068】
次に、この可変方式の読み取りにおいて、全部の書類の読み取りが終了するまで実行される(ステップS9)。この読み取りで重送エラーが発生した場合(ステップS10)、ステップS6に戻って、上記した可変方式による読み取りを実行する。
【0069】
このような固定方式、可変方式でOCR装置8,10…が、書類の読み取りを行う。この場合、上記した基準値によって重送エラーの検出を行うが、この基準値は、図2に示すMPU32が、下記条件によって読み取り書類の紙厚の基準値を決定し、重送エラーか否かを検出する。
(a)n枚目紙厚<n+1枚目紙厚:n枚目の紙厚を基準値としてn+1枚目以降の紙厚を検出(判断)する。ここでは、n+1枚目の紙厚がn枚目の紙厚の許容範囲外の場合、n+1枚目を重送エラーとする。
(b)n枚目紙厚>n+1枚目紙厚:n+1枚目紙厚を基準値としてn+2枚目以降の紙厚を検出(判断)する。ここでは、n枚目の紙厚がn+1枚目の紙厚の許容範囲外なら、n枚目を重送エラーとする。
【0070】
以上の紙厚管理の制御によって、OCR装置8,10…でのADF装置の書類読み取り搬送の停止を行わずに重送エラー用ポケット41dに搬送・排出される。
【0071】
(第1実施形態の利点)
このように、この第1実施形態では、初回の読み取りでは上記した固定方式を採用し、予め設定した基準値(紙厚)よりも厚い読み取り書類を重送エラーとして検出する。この結果、重送エラーが軽減される。
【0072】
そして、2回目以降は、上記した可変方式を採用し、この2回目での最初などに読み取った書類の紙厚を基準値(紙厚)とする。この結果、重送エラーを、より低減できるようになる。
【0073】
したがって、OCR装置8,10…におけるADF装置での書類の読み取り搬送時の重送エラーを、比較的簡素な装置及び処理で防止できるようになって、その読み取り作業効率が確実に向上する。
【0074】
(第2実施形態の構成及び要部の個別動作)
この第2実施形態の構成は、第1実施形態と同じである。重複した説明は省略する。
【0075】
(第2実施形態の全体動作)
図6は第2実施形態の処理手順を示すフローチャートである。
【0076】
この第2実施形態では、第1実施形態の可変方式で読み取った書類の、例えば、「医療機関名と、その基準値の紙厚」のデータ(本発明の書類名、書類発行元名に対応する)を記憶・保持しておいて、後日に書類を読み取る際に、この「医療機関名」が一致した場合に、記憶している「基準値の紙厚」を読み出して、読み取りを開始する。換言すれば、第1実施形態における固定方式を実施していないため、より高い精度の重送エラー検出ができる用になる。換言すれば、書類読み取りの効率が向上する。
【0077】
図6を参照すると、例えば、第2実施形態における可変方式での書類の読み取りが開始されると(ステップS21)、書類上の文字認識による医療機関名、その基準値の紙厚などが、例えば、表示装置34に画面表示される(ステップS22)。
【0078】
次に、医療機関名、その基準値の紙厚の記憶が判断される(ステップS23)。その記憶の指示を、例えば、図2に示すMPU32が、入力操作装置35から取り込むと、医療機関名、その基準値の紙厚のデータが、例えば、図2のメモリ36や補助記憶装置37に記憶して保持される(ステップS24)。
【0079】
この後、例えば、一ヶ月後に書類の読み取り時に、読み取った医療機関名を、例えば、図2に示す表示装置34で画面表示する(ステップS25,S26)。そして、読み取った医療機関名が、図2のメモリ36や補助記憶装置37に記憶されている場合(ステップS27)、この医療機関名とともに記憶されている基準値の紙厚のデータを読み出す(ステップS28)。そして、この基準値の紙厚によって、以降の書類の搬送時の重送エラーを検出する。
【0080】
この検出などの電気的な動作、処理、書類搬送などは第1実施形態と同様である。
【0081】
なお、ステップS23、ステップS27でNoの場合は、その処理が終了する。
【0082】
また、ここでは、医療機関の書類は、同一の紙厚であることに基づいた読み取りを行うものであるが、例えば、医療機関側で紙厚が変更された書類の場合は、第1実施形態を適用すれば良い。
【0083】
(第2実施形態の利点)
この第2実施形態では、例えば、数日又は1年といった作業時期が離れた2回目の読み取り「医療機関名」と、その変更した基準値の紙厚を、次回に手動ではなく自動的に設定している。この結果、その読み取り作業効率が、より確実に向上する。
【0084】
(変形例)
以下、図1の構成の変形例について説明する。
【0085】
図7は変形例1の構成例を示す通信ネットワーク図である。
【0086】
図7を参照すれば、この変形例1は、図1に示すLAN構成における修正部1Aに対応する修正部1Aaと図1に示す読取部1Bに対応する読取部1Baとを分離して配置したものである。例えば、修正部1Aaと読取部1Baとを同一ビル内の別階にそれぞれ設置する。
【0087】
このため、修正部1Aaには、例えば、100BASE 規格LAN伝送(IEEE802)のためのスイッチ52が設けられ、さらに、読取部1Baにもスイッチ50が設けられている。このスイッチ50,52の間が100BASE 規格LAN伝送路51で接続されている。
【0088】
なお、読取部1Baにおいて、図1と同一の構成部分については、その図示を省略した。また、この例の修正部1Aaには、図1中の修正W/S3a,3b…とともに、ここでの業務管理用のプリンタ53、管理W/S54及び磁気テープ(MT)装置55が設けられている。なお、これらは、特に、設けなくとも本発明は実施できるものである。
【0089】
この変形例1では、例えば、集線装置(ハブ)13、集線装置13に接続された他のLAN上のサーバによるプロシージャ(例えば、RPC:Remote Procedure Call)によって、第1実施形態と同様の処理が実行される。その重複した説明は省略する。
【0090】
この変形例1では、修正部1Aaと読取部1Baとを分離(例えば、同一ビルの別階)して配置できる利点がある。この他の動作上の利点は第1実施形態と同じである。すなわち、OCR装置におけるADF装置などでの書類の読み取り搬送時の重送エラーを、比較的簡素な装置及び処理で防止できるようになって、その読み取り作業効率が確実に向上する。
【0091】
図8は変形例2の構成を示す通信ネットワーク図である。
【0092】
図8を参照すれば、この変形例2では、修正部1Abと読取部1Bbとを遠隔地に分離しているが、ルータ60、通信回線網61、ルータ62を通じて第1実施形態と同様の処理が実行される。その重複した説明は省略する。
【0093】
この変形例2では、修正部1Abと読取部1Bbとを遠隔地に分離(例えば、地方と都市部)して配置できる利点がある。この他の、動作上の利点は変形例1と同じである。
【0094】
図9は変形例3の構成例を示す通信ネットワーク図である。
【0095】
図9を参照すれば、この変形例3では、図1に示す構成に、ホスト装置70やサーバ71を通じて光ジュークボックス72が接続され、大容量の読み取り書類データが管理される。さらに、ルータ73が設けられている。例えば、市町村レセプト処理システム76, 77…に通信回線網75を通じて接続されている。市町村レセプト処理システム76,77…では、例えば、レセプト内容審査、被保険者資格審査、医療費通知データ作成などを実施する。市町村レセプト処理システム76, 77…は、それぞれルータ80、サーバ81、処理端末82,84及び小型のOCR装置83などを備えた構成である。
【0096】
これらの、変形例1〜3でも第1及び2実施形態と同様の重送エラーに対する処理が実施される。
【0097】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、本発明の書類の搬送読取処理方法及びそのシステム並びにプログラムによれば、光学式文字読み取り装置における書類自動送り装置などでの書類の読み取り搬送時の重送エラーを、比較的簡素な装置及び処理で防止できるようになって、その読み取り作業効率が確実に向上するという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における第1実施形態の書類の搬送読取処理方法及びそのシステム並びにプログラムに関する概略構成例を示すローカルエリアネットワーク図である。
【図2】図1及び図3の構成におけるプログラムを実行するための制御系の構成例を示すブロック図である。
【図3】図1中のOCR装置における光学検出器及び書類搬送収納部の概略構成例を示す模式図である。
【図4】第1実施形態の全体動作をMPUが実行する際の要部機能ブロック図である。
【図5】第1実施形態の全体動作の処理手順を示すフローチャートである。
【図6】第2実施形態の処理手順を示すフローチャートである。
【図7】実施形態における変形例1の構成例を示す通信ネットワーク図である。
【図8】実施形態における変形例2の構成例を示す通信ネットワーク図である。
【図9】実施形態における変形例3の構成例を示す通信ネットワーク図である。
【符号の説明】
1A…修正部
1B…読取部
6…イメージ処理サーバ
8,10…OCR装置
12…文字認識ユニット(CRU)
32…MPU
33…入出力(I/O)回路
34…表示装置
35…入力操作装置
36…メモリ
37…補助記憶装置
40a…光学検出器
40b…書類搬送収納部
41…排出先ポケット
41a,41b…アクセプト用ポケット
41c…リジェクト用ポケット
41d…重送エラー用ポケット
43…光学読取部

Claims (6)

  1. 複数枚の書類のそれぞれを連続して搬送しながら各書類の紙厚を検出する書類自動送り装置に接続されたコンピュータにより、当該書類自動送り装置が複数枚の書類を搬送する際に、複数枚の書類が重なって搬送される重送エラーを検出する書類の搬送方法において、
    前記書類自動送り装置が複数枚の書類のそれぞれを連続して搬送する際に検出した書類の紙厚が、予め設定された固定基準値の許容範囲外であるときに、重送エラーと判断する、固定基準値による重送エラー判断工程と、
    前記書類自動送り装置が前記固定基準値による重送エラー判断工程で重送エラーと判断された複数枚の書類のそれぞれを連続して搬送する際に検出した書類の紙厚が、最初に搬送された書類の紙厚を基準とする可変基準値の許容範囲外であるときに、重送エラーと判断する、可変基準値による重送エラー判断工程と、
    を有することを特徴とする書類の搬送方法。
  2. 複数枚の書類のそれぞれを連続して搬送しながら書類から書類名と書類発行元名とを含む情報を光学的に読み取るとともに各書類の紙厚を検出する書類自動送り装置に接続されたコンピュータにより、当該書類自動送り装置が複数枚の書類を搬送する際に、複数枚の書類が重なって搬送される重送エラーを検出する書類の搬送方法において、
    前記書類自動送り装置が複数枚の書類のそれぞれを連続して搬送する際に検出した書類の紙厚が、最初に搬送された書類の紙厚を基準とする可変基準値の許容範囲外であるときに、重送エラーと判断する、第1の重送エラー判断工程と、
    前記書類自動送り装置が複数枚の書類のそれぞれを連続して搬送する際に書類から読み取った書類名と書類発行元名とを含む情報を、前記第1の重送エラー判断工程で用いた前記可変基準値の紙厚データとともに、記憶手段に記憶する、記憶工程と、
    前記書類自動送り装置が次回分の複数枚の書類のそれぞれを連続して搬送しながら次回分の各書類から書類名と書類発行元名とを含む情報を光学的に読み取るとともに次回分の各書類の紙厚を検出する際に、前記書類自動送り装置が次回分の書類から読み取った書類名と書類発行元名とを含む情報に一致する情報が前記記憶手段に記憶されている場合に、当該一致する情報とともに前記記憶手段に記憶された前記紙厚データの前記可変基準値を前記記憶手段から読み出し、前記書類自動送り装置が検出した次回分の書類の紙厚が、前記記憶手段から読み出した前記可変基準値の許容範囲外であるときに、重送エラーと判断する、第2の重送エラー判断工程と、
    を有することを特徴とする書類の搬送方法。
  3. 複数枚の書類のそれぞれを連続して搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段によって搬送される書類の紙厚を検出する紙厚検出手段と、
    前記搬送手段が複数枚の書類のそれぞれを連続して搬送する際に前記紙厚検出手段が検出した書類の紙厚が、予め設定された固定基準値の許容範囲外であるときに、重送エラーと判断する、固定重送判断手段と、
    前記搬送手段が前記固定重送判断手段により重送エラーと判断された複数枚の書類のそれぞれを連続して搬送する際に前記紙厚検出手段が検出した書類の紙厚が、最初に搬送された書類の紙厚を基準とする可変基準値の許容範囲外であるときに、重送エラーと判断する、可変重送判断手段と、
    を有することを特徴とする書類搬送システム。
  4. 複数枚の書類のそれぞれを連続して搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段によって搬送される書類の紙厚を検出する紙厚検出手段と、
    前記搬送手段によって搬送される書類から書類名と書類発行元名とを含む情報を光学的に読み取る光学読取手段と、
    前記搬送手段が複数枚の書類のそれぞれを連続して搬送する際に前記紙厚検出手段が検出した書類の紙厚が、最初に搬送された書類の紙厚を基準とする可変基準値の許容範囲外であるときに、重送エラーと判断する、第1の重送エラー判断手段と、
    前記搬送手段が複数枚の書類のそれぞれを連続して搬送する際に前記光学読取手段が書類から読み取った書類名と書類発行元名とを含む情報を、前記第1の重送エラー判断手段が用いた前記可変基準値の紙厚データとともに、記憶する、記憶手段と、
    前記搬送手段が次回分の複数枚の書類のそれぞれを連続して搬送することにより、前記光学読取手段が次回分の書類から書類名と書類発行元名とを含む情報を読み取るとともに、前記紙厚検出手段が次回分の書類の紙厚を検出する際に、前記光学読取手段が次回分の書類から読み取った書類名と書類発行元名とを含む情報に一致する情報が前記記憶手段に記憶されている場合に、当該一致する情報とともに前記記憶手段に記憶された前記紙厚データの前記可変基準値を前記記憶手段から読み出し、前記紙厚検出手段が検出した次回分の書類の紙厚が、前記記憶手段から読み出した前記可変基準値の許容範囲外であるときに、重送エラーと判断する、第2の重送エラー判断手段と、
    を有することを特徴とする書類搬送システム。
  5. 複数枚の書類のそれぞれを連続して搬送しながら各書類の紙厚を検出する書類自動送り装置に接続されたコンピュータに、
    前記書類自動送り装置が複数枚の書類のそれぞれを連続して搬送する際に検出した書類の紙厚が、予め設定された固定基準値の許容範囲外であるときに、重送エラーと判断する、固定基準値による重送エラー判断ステップと、
    前記書類自動送り装置が前記固定基準値による重送エラー判断ステップで重送エラーと判断された複数枚の書類のそれぞれを連続して搬送する際に検出した書類の紙厚が、最初に搬送された書類の紙厚を基準とする可変基準値の許容範囲外であるときに、重送エラーと判断する、可変基準値による重送エラー判断ステップと、
    を実行させるためのプログラム。
  6. 複数枚の書類のそれぞれを連続して搬送しながら書類から書類名と書類発行元名とを含む情報を光学的に読み取るとともに各書類の紙厚を検出する書類自動送り装置に接続されたコンピュータに、
    前記書類自動送り装置が複数枚の書類のそれぞれを連続して搬送する際に検出した書類の紙厚が、最初に搬送された書類の紙厚を基準とする可変基準値の許容範囲外であるときに、重送エラーと判断する、第1の重送エラー判断ステップと、
    前記書類自動送り装置が複数枚の書類のそれぞれを連続して搬送する際に書類から読み取った書類名と書類発行元名とを含む情報を、前記第1の重送エラー判断ステップで用いた前記可変基準値の紙厚データとともに、記憶手段に記憶する、記憶ステップと、
    前記書類自動送り装置が次回分の複数枚の書類のそれぞれを連続して搬送しながら次回分の各書類から書類名と書類発行元名とを含む情報を光学的に読み取るとともに次回分の各書類の紙厚を検出する際に、前記書類自動送り装置が次回分の書類から読み取った書類名と書類発行元名とを含む情報に一致する情報が前記記憶手段に記憶されている場合に、当該一致する情報とともに前記記憶手段に記憶された前記紙厚データの前記可変基準値を前記記憶手段から読み出し、前記書類自動送り装置が検出した次回分の書類の紙厚が、前記記憶手段から読み出した前記可変基準値の許容範囲外であるときに、重送エラーと判断する、第2の重送エラー判断ステップと、
    を実行させるためのプログラム。
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