JPH0395747A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、記録、再生を予め設定された時刻に自動的に
開始し、終了するタイマー予約８能を備えた磁気記録再
生装置に関する。

〔従来の技術〕

従来の磁気テープを用いた磁気記録再生装置においては
、記録したい所望番組の開始時刻、終了時刻などを設定
しておくと、この設定された開始時刻でこの所望番組の
記録を自動的に開始し、設定された終了時刻になると、
自動的に記録を終了するようにしたタイマー予約録画機
能が備えつけられている。これによると、所望番組をユ
ーザの操作なしに記録することができ、この所望番組の
放送時に留守をしたり、他の番組を鑑賞したりなどする
場合でも、所望番組の記録が行なわれてこれを後に再生
して鑑賞することができる。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、上記従来の磁気記録再生装置のタイマー
予約機能によると、予約された番組の記録終了とともに
磁気テープが停止して電源がオフとなり、磁気テープは
この記録終了時刻から停止したままとなる。このために
、ユーザは、この記録された所望番組を見たいときには
、この所望番組の記録開始位置まで磁気テープを巻き戻
すための操作を行なうことが必要となる。

磁気テープをその始端まで巻き戻すのであれば、ユーザ
は巻戻し紺を操作するだけでよい。また、再生専用の装
置ではあるが、磁気テープ上の記録領域の再生中、その
領域の終端を検出するという所定動作が行なわれると、
磁気テープがその始端まで自動的に巻き戻されるように
した技術も知られている（たとえば、特開昭６２−４７
８５２号公報）。

しかしながら、一般に、磁気記録再生装置にセットされ
る磁気テープは既に一部使用されているものが多く、こ
のような場合、タイマー予約などによって新たに所望番
組を記録するときには、この所望番組の記録開始を磁気
テープの途中から行なうことが多い。したがって、この
ような所望番組の記録開始位置まで磁気テープを巻き戻
すためには、単に巻戻し相を操作するばかりでなく、再
生モードも併用してこの所望番組の始端を探すことも必
要となり、非常に手間がかかることになる。

従来の磁気記録再生装置においては、磁気テープを逆方
向に高速に走行させながら再生を行なう逆転サーチ再生
モードもあり、これを使用することによって上記所望番
組の始端を見つけ出すことができるが、このモードでの
テープ走行速度は巻戻しモードよりも遅く、巻戻しに時
間を要するし、また、やはりユーザはこの所望番組の始
端をモニタによって探し出すことが必要であり、手間が
かかるものである。

以上はタイマー予約記録の場合であったが、同一記録番
組を繰り返し再生して磁気記録再生装置を目覚し代りに
するような場合、記録番組を途中まで見て他の番組の記
録などを行ない、しかる後、残りを見るような場合など
では、同様に磁気テープの巻き戻しが必要であって、上
記と同様の問題が生じる。

本発明の目的は、かかる問題を解消し、記録または再生
の終了とともに、自動的に磁気テープを所望位置まで巻
き戻すことができるようにした磁気記録再生装置を提供
することにある。

〔課題を解決するための手段〕 上記目的を達戒するために、本発明は、走行する磁気テ
ープの時々刻々の位置を検出する検出手段と、記録また
は再生開始の予約設定時刻での該検出手段の検出出力を
記録または再生開始情報として記憶する記憶手段と、記
録または再生の終了とともに磁気テープの巻戻しを開始
させ該検出手段の検出出力と該記録または再生開始情報
とによって該磁気テープを記録または再生開始位置に停
止させる巻戻し手段とを設ける。

さらに、本発明は、前記記憶手段に前記記録または再生
終了時での前記検出手段の検出出力を記録または再生終
了情報として記憶し、かつ、前記磁気テープを前記巻戻
し手段による巻戻し後の所望時刻に走行開始させ前記検
出手段の検出出力と該記録または再生終了情報とによっ
て前記記録または再生終了時での位置に停止させるテー
プ送り手段を設ける。

〔作用〕

ユーザが望む記録または再生開始時刻を設定し、この設
定時刻になると、磁気テープが走行開始して記録または
再生が始まるのであるが、これとともに、この設定時刻
に検出手段による記録または再生開始情報を記憶手段に
記憶し、磁気テープの記録または再生開始位置を覚えて
おく。記録または再生による磁気テープの走行とともに
、検出手段によってこの磁気テープの時々刻々の位置が
検出されるが、記録または再生が終って磁気テープが巻
き戻されるときにも、同様に、磁気テープの時々刻々の
位置が検出手段によって検出される。

そこで、この検出手段の検出出力と記録または再生開始
情報とによって磁気テープが記録または再生開始位置に
達したことを検出することができ、これが検出されたと
きに磁気テープを停止することにより、磁気テープは、
記録または再生終了後、記録または再生開始位置まで自
動的に巻き戻されることになる。

さらに、記録または再生終了時での検出手段による記録
または再生終了情報を記憶手段に記憶し、磁気テープの
記録または再生終了位置を覚えておく。ほかに記録また
は再生の予約があったり、新たな予約がなされたりする
と、予約の設定時刻前に磁気テープは早送りもしくは巻
き戻しされ、このときも検出手段は磁気テープの時々刻
々の位置を検出する。そこで、この検出手段の検出出力
と記録または再生終了情報とから磁気テープの先の記録
または再生終了位置を検出することができ、これが検出
されたときに磁気テープを停止させることにより、磁気
テープを先の記録または再生終了位置まで送って、ここ
から、次の設定時刻に、記録または再生を開始させるこ
とができる。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面によって説明する。

第１図は本発明による磁気記録再生装置の一実施例を示
すブロック図であって、１は磁気テープ、２は磁気ヘッ
ド、３は増幅器、４はＵ／Ｄ　（アツプ／ダウン）カウ
ンタ、５は記憶装置、６は比較器、７はテープ走行駆動
装置、８は制御装置、９はタイマー　１０は時計装置、
１１は人力スイッチである。

同図において、入力スイッチ１１は記録または再生の開
始時刻と終了時刻とを予約するためのものであり、時計
装置１０は時々刻々の時刻（以下、実時刻という）を表
わす時刻情報を出力する。ここでは、タイマー予約記録
について説明するが、タイマー予約再生についても同様
である。

入力スイッチｌ１の操作によって所望番組の開始時刻、
終了時刻が予約されると（以下、これら時刻を夫々予約
開始時刻、予約終了時刻という）、タイマー９は時計装
置１０からの時刻情報と入力スイッチ１１による時刻情
報とを比較する。

そして、実時′刻が予約開始時刻になると（すなわち、
所望番組の開始時刻となると）、タイマー９はこれを検
出し、Ｕ／Ｄカウンタ４をアップカウントモードとし、
書込みの指令信号ａを発生して記憶装置５にそのときの
Ｕ／Ｄカウンタ４のカウント値を書き込ませる。このカ
ウント値が磁気テープ１上での所望番組の記録開始位置
を表わす。

これとともに、タイマー９は記録開始を指令するモード
信号ｂを出力し、これにより、制御装置８はテープ走行
駆動装置７に記録のための制御信号Ｃを送る。テープ走
行駆動装置７は磁気テープ１を走行させ、所望番組の記
録が開始する。記録の開始とともに、磁気テープ１上に
磁気ヘッド２によってコントロールパルスが記録される
が、このコントロールパルスは、また、増幅器３で増幅
された後、Ｕ／Ｄカウンタ４にクロックとして供給され
る。Ｕ／Ｄカウンタ４は記憶装置５に記憶されたカウン
ト値からこのコントロールパルスをカウントアップする
。

その後、所望番組の終了時刻となって実時刻が予約終了
時刻となると、タイマー９は停止を指令するモード信号
ｂを制御装置８に送り、磁気テープ１を停止させて記録
を終了させるとともに、書込みの指令信号ａを出力して
このときのＵ／Ｄカウンタ４のカウント値を記憶装置５
に記憶させる．このカウント値が所望番組の記録終了位
置を表わす。かかる動作が終了すると、直ちにタイマー
９は、Ｕ／Ｄカウンタ４をダウンカウントモードとし、
制御信号ｄを出力して比較器６を動作可能状態とすると
ともに、読出しの指令信号ａを出力して記憶装置５から
比較器６へ上記の記録開始位置を表わすカウント値（以
下、記録開始カウント値という）を読み出す。これとと
もに、さらにタイマー９は巻戻しを指令するモード信号
ｂを制御装置８に送り、磁気テープｌを逆方向に高速走
行させて巻戻しを開始させる。比較器６は制御装置８か
らの巻戻しのための制御信号Ｃによって動作を開始し、
記憶装置５から読み出された記録開始カウント値とＵ／
Ｄカウンタ４のカウント値とを比較する。

巻戻しが開始するとともに、磁気ヘッド２によって磁気
テーブ１からコントロールパルスが再生され、増幅器３
で増幅された後、Ｕ／Ｄカウンタ４にクロックとして供
給される。Ｕ／Ｄカウンタ４はこのコントロールパルス
を記憶装置５に書き込まれた記録終了位置を表わすカウ
ント値（以下、記録終了カウント値という）からダウン
カウントし、このカウント値が比較器６で記憶装置５か
らの記録開始カウント値と比較される。

Ｕ／Ｄカウンタ４のカウント値がこの記録開始カウント
値と一敗すると、比較器６は停止指令信号ｅを出力し、
これにより、制御装置８はテープ走行駆動装置７を制御
して磁気テープ１を停止させる。

以上のように、タイマー予約によって所望番組の記録が
終ると、自動的にその記録開始位置に磁気テープ１が巻
き戻される。この記録開始位置はＵ／Ｄカウンタ４のカ
ウント値によって表わされ、そのカウント値が記憶装置
５に保持されるから、記録開始位置が磁気テープ１上の
いかなる位置であっても、必ずこの記録開始位置に磁気
テープ１が巻き戻される。この巻戻し終了後では、いつ
でも再生操作によって再生状態とすることができ、した
がって、ユーザは、巻戻しのための作業を行なうことな
く、単に再生操作をするだけで、予約録画された番組を
見ることができる。

以上のようにして記録された所望番組の記録開始位置へ
の巻戻し後、再び人力スイッチ１１を操作して新たな番
組の記録のためのタイマー予約を行なうと、タイマー９
はＵ／Ｄカウンタ４をアップカウントモードとし、制御
信号ｄによって比較器６を動作可能状態とし、また、読
出しの指令信号ａを出力して記憶装置５から比較器６に
先の記録された所望番組の記録終了カウント値を読み出
させるとともに、早送りを指令するモード信号ｂを制御
装置８に送る。これにより、制御装置８はテープ走行駆
動装置７を制御して磁気テープｌを早送りさせるととも
に、比較器６を動作させる。

そこで、磁気ヘッド２によって磁気テーブ１からコント
ロールパルスが再生され、増幅器３で増幅された後、ク
ロックとしてＵ／Ｄカウンタ４に供給される。Ｕ／Ｄカ
ウンタ４は先の記録された所望番組の記録開始位置を表
わすカウント値からコントロールパルスをアップカウン
トし、そのカウント値が比較器６で記憶装置５からの記
録終了カウント値と比較される。これらが一致すると、
比較器６は停止指令信号ｅを出力し、これにより、制御
装置８は磁気テープ１を停止させる。

このようにして、磁気テープ１の先に記録された番組の
記録終了位置が次に記録する番組の記録開始位置に自動
的に設定される。

なお、以上のタイマー予約においては、磁気テープの巻
戻し、早送りの終了とともに、電源をオフする。

また、複数の番組について記録のためのタイマー予約が
なされている場合には、最終の予約された番組の記録が
終るまでは上記の自動的な巻戻しは行なわれないように
することができるが、１つの予約番組が記録される毎に
磁気テープの自動巻戻しが行なわれ、次の予約番組の予
約開始時刻に近づくと、この予約開始時刻よりも所定時
間前に既に記録された最後の番組の記録終了位置まで上
記ように早送りさせるようにしてもよい。この場合の自
動巻戻しは再生されていない最も先行して記録されてい
る番組の記録開始位置までとするのが好ましい。このた
めには、タイマー予約記録される各番組の記録開始カウ
ント値、記録終了カウント値を記憶装置５に記憶し、そ
の後再生された番組のこれらカウント値を記憶装置５か
ら消去するとともに、自動巻戻し時、最先に書き込まれ
た記録開始カウント値を記憶装置５から読み出して比較
器６に供給すればよい。

磁気テープ１に既に記録されている所望番組を指定した
時刻に再生開始されることをタイマー予約再生というが
、このための再生開始時刻もしくは再生開始時刻と再生
終了時刻が入力スイッチ１ｌによって予約される。これ
以降の動作は上記のタイマー予約記録の場合と同様であ
り、再生される所望番組の磁気テープ１上の開始位置、
終了位置を表わすカウンタ４の再生開始カウント値、再
生終了カウント値が記憶装置５に記憶され、再生開始カ
ウント値を用いてこの所望番組の再生開始位置への自動
巻戻しを行なうことができるし、再生終了カウント値を
用いてこの所望番組の再生終了位置への自動巻戻し、自
動早送りを行なうことができる。

たとえば、磁気テーブ１上に記録されているある所望番
組について毎朝の所定時刻を再生開始時刻として入力ス
イッチｌ１により予約しておくと、この予約時刻でこの
番組の再生が開始され、予約された終了時刻になると、
もしくはユーザによって任意に再生停止操作が行なわれ
ると、タイマー９は上記のようにして磁気テープ１を自
動的に巻戻しさせ、比較器６からの停止指令信号ｅによ
つて磁気テープ１を再生した番組の再生開始位置に停止
さセる。これにより、毎朝決まった時刻にこの番組の再
生が開始され、目覚しとして用いることができる。

また、再生番組の途中で再生を中止したときには、タイ
マー９からの指示信号ａによってこのときのＵ／Ｄカウ
ンタ４のカウント値が記憶装置５に記憶される。このよ
うな状態で磁気テープ１を動かしても、ユーザによる所
定の操作により、この再生途中までの再生番組の再再生
を指示すると、タイマー９の動作により、磁気テーブ１
が早送り、もしくは巻き戻されるとともに、記憶装置５
に記憶された上記のカウント値がＵ／Ｄカウンタ４のカ
ウント値と比較器６で比較され、これらが一致した時点
で磁気テーブ１は停止する。このようにして、再生番組
の途中の再生終了位置を簡単に見つけ出すことができ、
番組を途中から再び再生して見ることが容易となる。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれば、タイマ一予約に
よる記録または再生の終了とともに、記録または再生の
開始位置まで磁気テープを自動的に巻戻しすることが可
能となるし、また、巻き戻されるこれらの開始位置を磁
気テープ上の任意の位置とすることができて、タイマー
予約記録した番組の再生のための操作や所望番組の繰り
返しの再生のための操作、タイマー予約記録や再生の開
始位置の設定のための操作が大幅に簡略化でき、また、
一度も再生して見ていない番組を誤って消去して他の番
組を記録してしまうようなことも防止することができる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による磁気記録再生装置の一実施例を示
すブロック図である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、時刻を計時する手段と、時刻を設定して記録または
   再生を予約する手段と、該設定時刻になると磁気テープ
   を走行させて記録または再生状態とし所望時間の経過と
   ともに該磁気テープを停止させる手段とを具備した磁気
   記録再生装置において、 走行する磁気テープの時々刻々の位置を検出する検出手
   段と、 該設定時刻での該検出手段による磁気テープの位置を表
   わす情報を記録または再生開始情報として記憶する記憶
   手段と、 該所望時間の経過による磁気テープの停止後直ちに該磁
   気テープを巻き戻しさせ該検出手段の検出出力と該記録
   または再生開始情報とによつて該磁気テープを記録また
   は再生開始位置で停止させる巻戻し手段 とを設け、記録または再生終了後、直ちに磁気テープを
   記録または再生開始位置まで巻き戻すことができるよう
   に構成したことを特徴とする磁気記録再生装置。 ２、請求項１において 前記記憶手段は前記記録または再生終了時での前記検出
   手段による前記磁気テープの位置を表わす情報を記録ま
   たは再生終了情報として記憶し、かつ、 前記磁気テープを、前記巻戻し手段による巻戻し後の所
   望時刻に走行開始させ、前記検出手段の検出出力と該記
   録または再生終了情報とによつて前記記録または再生終
   了時での位置に停止させるテープ送り手段 を設け、前記磁気テープの記録または再生終了位置から
   次に予約された記録または再生を開始することができる
   ように構成したことを特徴とする磁気記録再生装置。 ３、請求項２において、前記テープ送り手段による磁気
   テープの送りは、前記次に予約された記録または再生の
   開始時刻よりも予め定められた所定時間前に開始するこ
   とを特徴とする磁気記録再生装置。 ４、請求項１，２または３において、 前記磁気テープの前記記録または再生開始位置までの巻
   戻し後、再生状態にする手段を設けたことを特徴とする
   磁気記録再生装置。 ５、請求項１，２または３において、 前記磁気テープの前記記録または再生開始位置までの巻
   戻し後、電源を切る手段を設けたことを特徴とする磁気
   記録再生装置。