JPH0394751A - 介護ベット装置 - Google Patents

介護ベット装置

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JPH0394751A
JPH0394751A JP1232129A JP23212989A JPH0394751A JP H0394751 A JPH0394751 A JP H0394751A JP 1232129 A JP1232129 A JP 1232129A JP 23212989 A JP23212989 A JP 23212989A JP H0394751 A JPH0394751 A JP H0394751A
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person
nursing care
care bed
bed
cover
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JP1232129A
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Toshiro Takashima
高島 鋭郎
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は病人、寝たきり老人、障害者等を介護する際に
使用する介護ベット装置に関する。
[従来の技術] 従来より、介護ベット装置として、第25図、第26図
に示されているように、軸部100を介して回動可能に
保持された主体板101と、主体板101の側方にヒン
ジ部201、301を介して揺動可能に一体的に保持さ
れた側板200、300とで構成したものが知られてい
る(待開昭61−82751号公報〉。
この装置では、介護等のために、主体板101の上面に
仰向けに横臥させた人を腹ばい状態にする場合には、主
体板101の上面に人を仰向けに横臥させた状態で軸部
100を中心として主体板101を側板200と共に9
Q度程度回動さぜ、これにより人を表裏反転させ、以て
人を主体板101から側板200に移し変えることにし
ている。
しかしながら上記した介護ベット装置では、側板200
と主体板101との間の間隔はヒンジ部201に近づく
側では狭くなるものの、ヒンジ部201に遠ざかる側で
は広くなるため、人を主体板101と側板200とで挟
むという方式ではない。
故に、主体板101に横臥している人を側板200に無
理なく移し変えることは困難であった。又、側板200
は主体板101に一体的に取付けられているため分離で
きず、主体板101上の人を介護する際には側板200
が邪魔になる。更に側板200に移し変えた人を介護す
る際には主体板101が邪魔になる。又、側板200に
人を移し変えた状態では、第26図に示すように主体板
101と側板200とが並設するので、そのぶん余分な
広い場所を要する不具合がある。
又、従来より介護ベット装置として、実開昭63−1 
764354号公報に開示されているように、介護ベッ
トと、介護ベットを横方向に30度程度傾動させるクラ
ンクと、クランクを駆動させるモータとから形成されて
いるものも知られている。この介護ベット装置では、介
護ベットを横方向に30度程度傾動させることができる
。しかし介護ベットに横臥している人を仰向け状態から
腹ばい状態へと表裏反転(上下反転)させることができ
ない。
又、従来より介護ベット装置として、実開昭62−82
033号公報に開示されているように、介護ベットと、
介護ベットの足部側に起伏可能に保持された足持上げ用
の起伏部とから形戊されているものも知られている。こ
の介護ベット装置では、起伏部を立起させれば、介護ベ
ットに横臥している人の足を起伏部により持上げること
ができる。しかし、介護ベットに横臥している人を仰向
け状態から腹ばい状態へと表裏反転させることができな
い。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は上記した従来の介護ベット装置とは異なる方式
を採用したものであり、その第1請求項〜第3請求項に
かかる技術的課題は、介護ベットに横臥している人を介
護ベットとカバー部とで挟んで回転させるという手段を
採用することにより、介護ベット上の人を反転させ易く
、しかも介護ベット及びカバー部を取外し可能な分離タ
イプとすることにより、介護し易いように改良した介護
ベット装置を提供することにある。
第2請求項にかかる技術的課題は、介護ベットに横臥し
ている人を介護ベットとカバー部とで挟んで回転させる
際に、人の落下、大きなずれ移動を回避するのに有利な
介護ベット装置を提供することにある。
第3請求項にかかる技術的課題は、介護ベットに横臥し
ている人を洗うのに有利な介護ベット装置を提供するこ
とにある。
第4請求項にかかる技術的課題は、.人の床擦れ、寝ダ
コを防止するのに有利な介護ベット装置を提供すること
にある。
[課題を解決するための手段] 第1請求項にかかる介護ベット装置は、固定部と、固定
部に少なくとも180度回転可能に配設された回転基部
と、回転基部に取外し自在に固定され人が横臥可能なベ
ット面をもつ介護ベットと、回転基部に該介護ベットに
対面する位置にかつ取外し自在に係止可能であり、介護
ベットのベット面に横臥した人の上面部分を覆うカバー
面をもつカバー部とで構或され、介護ベットのベット面
に横臥した人を介護ベットとカバー部とで挟んで表裏反
転できるようにしたことを特徴とするものである。
固定部は介護ベット装置を設置する際に基部となるもの
である。固定部には、例えば、介護ベット、カバー部等
の使用部品を収納できる収納部を形或することができる
回転基部は固定部に回転自在に配設されている。
回転基部の回転角度は表裏反転(上下反転〉し得るよう
に少なくとも180度であり、この条件を満たせば何度
であっても良く適宜選択できる。回転基部を回転させる
手段としては、介護者の手作業で行なってもよく、ある
いは、駆動源で回転基部を自動的に回転させてもよい。
駆動源としては例えば回転角度調整容易なステッピング
モータ等のモータ、シリンダ装置等を利用できる。また
、回転基部の回転速度は、病人等の負担を軽減するため
遅くすることができ、この場合には回転基部を減速する
ために減速機構を採用できる。減速機構としては、例え
ば減速比を大きくできるウォームギャ機構を採用できる
が、これに限定されるものではない。手作業で回転基部
を回転させる堀合には、回転操作を容易にするために回
転基部にハンドルを設けることもできる。
本発明では介護ベット、カバー部は回転基部に対して取
外し自在とされており、従って回転基部から分離可能で
ある。介護ベット、カバー部を回転基部に取付ける構造
は適宜選択でき、例えば安全装置付きワンタッチロツク
機構、ボルト止め、バンド止め等を採用できるが、でき
るだけ簡便に取外し作業が行ない得るものが望ましい。
ワンタッチロツク機構としては、例えば、係止爪を被係
止部にワンタッチで係止させ、その状態をバネで維持す
る機構を採用でき、この場合には操作部で係止爪と被係
止部との係止ロックを解除すれば、バネで自動的に係止
爪は被係止部から離れる。その他ワンタッチロック機構
としては市販されている公知のものを採用できる。
なお、人の身体を乾燥させ得る乾燥装置を回転基部、固
定部、介護ベット、カバー部の少なくとも一方に取外し
可能に係止できる構戒とすることもできる。乾燥装置と
しては温風、熱風、冷風を発生する装置を採用できる。
第2請求項にかかる介護ベット装置は、カバー部のカバ
ー面および介護ベットのベット面の少なくとも一方は、
人の身体の体形の少なくとも一部に対応する凹部をもつ
ことを特徴とするものである。このように凹部を形或す
れば、人が凹部に納まるので人の保持性が向上し、従っ
て、介護ベットとカバー部とで人を挟んで表裏反転(上
下反転)させる際に、人の落下、大きなずれ移動を回避
するのに有利である。更に凹部に空気袋等をおけば、人
のまわりの空間をなくするか少なくでき、空気袋と人と
の密着度を高めることができ、人の保持性を一層確保で
きる。空気袋には反転の衝撃を少なくするために突起部
を適数個設けることができる。凹部の深さは適宜選択で
きる。凹部は、カバー部のカバー面の表面部分を窪ませ
て形或してもよく、あるいは、カバー部のカバー面の側
方部に凸状のサポート部を設けることにより形或しても
よい。サポート部は、気体又は液体で脹らむ構造にでき
る。このように脹んだサポート部に包囲されて凹部が形
成される。例えばサポート部は、空気で脹らむ袋部と、
袋部に空気を供給するポンプ部とで形或できる。
カバー部あるいは介護ベットは、少なくともその一部を
透明とすることができる。透明とすれば、介護ベットと
カバー部とで挟んだ人の様子を視認し易い利点がある。
なおカバー部の材質は適宜選択でき、例えばプラスチッ
ク、FRP、特殊ゴムとすることができるが、これらに
限定されるものではない。
第3請求項にかかる介護ベット装置は、カバー部は、横
臥した人の身体の少なくとも一部を収納可能な容器状を
なし、浴槽または洗い槽を兼ねることを特徴とするもの
である。このようにカバー部を容器状とすれば、人の身
体を洗う際に湯水の飛敗、流下を抑え得る等の利点があ
り、身体を洗うのに有利である。この場合、人の頭部か
ら足部に向けて水が流れるようにカバー部に傾斜を付け
ることができる。このようにカバー部に傾斜を付ければ
、身体を洗った汚れ湯水が頭部に流れることを回避する
のに有利であり衛生的である。カバー部は、身体を洗っ
た汚水を排出する排水部をもつことが望ましい。排水部
としては例えば自然排水する排水孔、強制排水する排水
ポンプとすることができる。カバー部には、人を横臥さ
せたときに、人の肌とか人の表面とカバー部の面との間
に、汚水排出用の隙間を形或するための隙間形戒部材例
えば突部、溝等を形或することもできる。突部の高さは
適宜選択でき、全部同じ高さでも、場所に応じて高さを
変えてもよく、あるいは突出高さを高低に調整できる構
或としてもよい。
第4請求項では、回転基部を横臥した人の横断面方向へ
水平方向に対して所定角度回動させ、その位置で回転基
部を保持可能な駆動部が設けられている。
[作用1 本発明の介護ベット装置の作用についてその使用方法と
共に説明する。まず、回転基部に介護ベットを固定する
。次に介護ベットのベット面に人を横臥させる。そして
、回転基部にカバー部を係止させ、人を介護ベットとカ
バー部とで挟む。
挟んだ状態で、回転基部を回転させて人の身体を表裏反
転(上下反転)する。反転した状態では、カバー部のカ
バー面に人は表裏反転した状態で移し変えられる。この
とき、介護ベットは人の上方にカバー部は人の下方に位
置している。このように反転させて人をカバー部に移し
変えたら、介護ベットを回転基部から取外す。
[実施例] 本発明にかかる介護ベット装置の一実施例を説明する。
(実施例の構或) 本実施例にかかる介護ベット装置は、第1図に示すよう
に、固定部1と、回転基部2と、介護ベット3、カバー
部4とで構或されている。
固定部1は、介護ベット装置を病室等の所定の場所に設
置するものであり、前部10と後部11と連結部12と
で形戒されている。前部10と後部11とには回転ロー
ラ14、15が保持されている。(第1図では前部10
側のみ図示している。
〉回転ローラ14、]5のうち一方がモータにより回転
される。
回転基部2は前部21と後部22と連結部23とで形成
されており、そして前部21と後部22とに円盤軸部2
0が設けられている。第1図、第16図に示すように円
盤軸部20は回転ローラ14、15で回転可能に支持さ
れている。本例では第17図に示すように円盤軸部20
の外周には円弧凹状の案内溝20aが形或され、回転ロ
ーラ14、15の外周には円弧状の突条面14a、15
aが形戊され、両者は合致しており、円盤軸部20の外
れ止めに効果的である。
介護ベット3は、回転基部2の連結部23に取外し自在
に固定されるものである。介護ベット3の上面部は人が
横臥可能なベット面30とされ、ベット面30には微小
突起30aが多数個形成されている。
カバー部4は、回転基部2の連結部23に介護ベット3
に対面する位置にかつ取外し自在に係止可能である。カ
バー部4は、介護ベット3のベット面30に横臥した人
の上面部分を覆うカバー面40をもつ。カバー部4のカ
バー面40には、人の身体の体形に対応する凹部41が
形或されている。凹部41の深さは比較的深いため、カ
バー部4は、横臥した人の身体の大部分を収納可能な容
器状をなし、浴槽または洗い槽を兼ねる。凹部41は頭
用凹部410と胴体用凹部411と腕用凹部412と足
用凹部413とで形或されている。
なお凹部41の底面には排水孔414が適数個形成され
ており、この排水孔414は図略のホース、パイプ等を
介して水洗場所に連結することができる。凹部41の底
面のほぼ全域には微少高さの突部42が多数個形成され
ている。
第2図において、回転基部2の連結部23に介護ベット
3とカバー部4とを装備した状態を示す。
第2図に示すように介護ベット3は、ワンタッチロック
機構からなる取付具31を介して回転基部2の連結部2
3に取外し自在に装備されており、カバー部4は取付具
43を介して回転基部2の連結部23に取外し自在に装
備されている。
(実施例の作用) 本実施例にかかる介護ベット装置の作用についてその使
用方法と共に説明する。第3図〜第14図は作用状態を
模式的に示した図である。まず、通常の使用状態を第3
図及び第4図に示す。第3図及び第4図に示すように回
転基部2の連結部23に固定された介護ベット3のベッ
ト面30に敷き布団50を敷き、更に掛け布団51を掛
けて使用する。そして、使用に際しては、第4図に示す
ように敷き布団50と掛け布団51との間に人を横臥さ
せ、その状態で介護する。なお、M1は人の頭部、M2
は顔部を模式的に示す。第4図に示す状態では、顔部M
2は上方を向いて仰向けとされている。
ところで、介護ベット3に横臥している人を洗う場合に
は、第5図に示すように掛け布団51を取り、仰向けに
横臥している人の着ている着衣55の前のボタンまたは
紐を取り、着衣55の前面部分を開放し、空気袋56を
人の上に置く。そして、第6図に示すように、凹部41
をもつカバー部4を用い、敷き布団50の上に仰向け状
態で横臥している人にカバー部4の凹部41を被せると
共に、カバー部4を回転基部2に係止させ取付ける。こ
れにより敷き布団50に横臥している人は空気袋56を
介して介護ベット3とカバー部4とで挟まれる。このよ
うに人を挟んだ状態で、回転基部2を第6図の矢印方向
へ180度回転させて人を表裏反転〈上下反転〉する。
このとき空気袋56があるので反転の際の衝撃を緩和で
きる。表裏反転により、顔部M2を下方に向かせて人を
腹ばい状態とする。このように180度回転させて人を
表裏反転した状態を第7図に示す。この状態では第7図
に示すように介護ベット3は人の上方に位置している。
このように反転したら、次に、第8図に示すように介護
ベット3を回転基部2の連結部23から取外し、更に敷
き布団50も外す。この状態では、カバー部4のカバー
面40に形成されている凹部41に人は腹ばい状態で納
められている。そして、腹ばい状態の人から空気袋56
、着衣55、紙オムツなどを取り外す。このようにカバ
ー部4のカバ−面40の凹部41に人を腹ばいに横臥さ
せた状態で、第9図に示すように人の顔部M2に水中メ
ガネ53を掛けて肉眼を覆い、その状態で介護者はシャ
ワー等を用いて適宜、人の頭髪、人の背中、局部等を介
護者の手で洗う。なお、シャワーは水道式、手桶式、ジ
ョウロ式等のいずれでもよい 本実施例では、前記したように凹部41の底面のほぼ全
域には突部42が多数個形成されているので、人の表面
(肌)1の底面とが密着せず、人の表面と凹部41の底
面との間に所要の隙間が形成される。そのため、汚れた
湯水、汚物を隙間を介して流したりするのに便利である
次に、第10図に示すように乾燥装置55を回転基部2
の連結部23に取りつけ、乾燥装置55から温風、熱風
を送り、人の身体を乾燥させるともに、頭髪を拭く。そ
の後、第11図に示すように乾燥装置55を取外し、人
の顔部M2がら水中メガネ53を取外し、腹ばい状態の
人の腰部に紙オムツ54を置くとともに背中に着衣55
を置く。
更に第12図に示すように、腹ばい状態の人に空気袋5
6、敷き布団50を載せ、介護ベット3を回転基部2の
連結部23に固定する。この状態では第12図に示すよ
うにカバー部4の凹部41に腹ばい状態に横臥している
人は、敷き布団5o、空気袋56を介してカバー部4と
介護ベット3とで挟まれている。
次に、第12図の矢印方向へ回転基部2を180度回転
させて人を表裏反転(上下反転〉させる。
このとき空気袋56は人のまわりの空間をなくするか少
なくしているので、反転の時の衝撃を緩和できる。反転
により、腹ばい状態から顔部M2が上方に向くように人
を仰向けにする。この状態では第13図に示すようにカ
バー部4は人の上方に位置し、介護ベット3は人の下方
に位置している。
その後、第14図に示すように、回転基部2の連結部2
3からカバー部4を取外し、空気袋56を取り、仰向け
状態の人の上方を開放し、人の腰部に紙オムツ54を固
定すると共に着衣55のボタンを掛けたりまたは紐を縛
ったりして人に着衣55を着せ、更に着衣後人に掛け布
団51を卦ける。
(実施例の効果〉 以上説明したように本実施例によれば、介護ベット3の
ベット而30に仰向け状態に横臥している人を、介護ベ
ット3とカバー部4とで挟んだ状態で、表裏反転(上下
反転)して腹ばい状態とすることができ、更に腹ばい状
態から仰向け状態に戻すことができる。従って介護ベッ
ト3のベット面30に横臥している病人、寝たきり老人
等の身体を清浄化したり、床擦れ等を防止するのに有利
である。
しかもカバー部4には人の身体に対応する凹部41が形
成されているので、身体の保持性が高まり、反転の際に
人が落下することを確実に回避でき、更に反転の際の人
のずれ移動をも極力少なく抑え得る。しかも凹部41に
空気袋を置けば、人の周囲の余分の空間を空気袋で埋め
ることができるので、人の保持性を一層向上させ得る。
特に本実施例では凹部41のうち頭部M1を納める頭用
凹部410は軸部20の延長線上に又は延長線に近い場
所に位置しているので、頭用凹部410に頭部M2を納
めた状態で回転基部2を回転ざせれば、回転の際の頭部
M1の揺動を極力小さくでき、反転時における人の頭部
M1の負担、不快感を軽減できる。
更に本実施例では、カバー部4は浴槽または洗い槽を兼
ねることができるので、人の身体を横臥させたまま洗う
ことができる。
更に本実施例では、ベット3のベット面30に敷いた敷
布に人を寝かせた状態で、回転基部2を回転させるモー
タを駆動させ、ベット面30を人の横断面方向(人が寝
ているときの左右方向)へ適当な角度回動じ、その位置
で保持することができる。そしてベット面30の回動操
作を所定の時間の間隔(例えば5分〜60分間間隔)で
繰り返せば、ベット面30に寝ている人の重さのかかる
部分(圧力点〉を所定の時間差で変更できる。従って寝
ている人の床擦れ、寝ダコ防止に有利である。本実施例
ではベット3のベット面30に微小突起30aが多数個
形或されているので、上述のようにベット3を人の横断
面方向へ所定の時間の間隔で回動させれば、ベット3の
ベット面30に寝ている人の重さのかかる部分(圧力点
)の変更に一層有利である。尚かかる操作は第15図に
示すように、何時間の間隔でモータを駆動させるかを設
定する時間設定部、ベット面3oの回動角度を設定する
角度設定部、時間設定部で設定された時間信号、角度設
定部で設定された角度信号が入力される制御部、制御部
で制御されモータの駆動量、駆動方向を制御するドライ
バ回路で形或できる。
例えば水平面に対してベット面3oを比較的大きな角度
(例えば30度)傾けてその位置に保持したときには、
比較的体力のある人(例えば意識のある寝たきり老人)
であると、自分の体力で自分の身体を支えることにより
、適度な運動にもなる。又、体力のない人の場合(意識
のない寝たきり老人〉の場合には、水平面に対してベッ
ト面30を小さな角度(例えば10〜15度)傾け、そ
の位置に所定時間保持する。
(他の実施例) 本発明の介護ベット装置の変形例を第18図〜第23図
にそれぞれ示す。第18図に示す例では、回転基部2の
前部21の外周部を回転ローラ14、15で支持してい
る。この場合前部21は大径のため減速に有利である。
又第19図に示す例では、回転基部2の前部21の外周
部を多数個の回転可能な小口ーラ16で支持している。
なお小口ーラ16の形状は円筒状、つつみ状、球状、ベ
アリング状と適宜選択できる。第20図に示す例では、
回転基部2の円盤軸部20の外周部20bは平坦状とさ
れていると共に、回転ローラ14、15の外周面14b
,15bも平坦状とされている。
第21図に示す例では、固定部1には収納スペース18
aをもつ収納部18が形成されており、そして、カバー
部4は折り畳み構造あるいは分割構造あるいは伸縮構造
とされており、折り畳んだり分割したり収縮させたカバ
ー部4を収納スペース18a内に収納しておくことにし
ている。収納スペース18aの壁面には円弧状面18b
が形或されて、立体的な凹部41を収納し得る程の立体
性に富む空間とされている。カバー部4は一般的に反転
時に使用するものであり、通常は使用しないものであり
、そのためカバー部4を収納スペース18a内に収納す
れば、余分な場所も必要とせず保管性に優れている。な
お収納スペース18aの出入口はいずれの部位に形或し
てもよい。
第22図に示す例では、回転基部2の連結部23とカバ
ー部4との間にスペーサ33を介在させている。この例
では、カバー部4に寝ている人の頭部をスペーサ33の
ぶん持ち上げることができて枕の代用ともなり、又、カ
バー部4の凹部41内に人の身体を納めた状態で、身体
を洗う際に、頭部側を持ち上げ得るので、身体を洗った
汚水を足側に流下させるのに便利である。第23図に示
す例では、回転基部2の連結部23に昇降駆動部25を
設けており、昇降駆動部25を駆動させてカバー部4の
頭部側を持ち上げることにしている。
この例においても前述同様に汚水を足側に流下させ1q
るのに便利である。なお昇降駆動部25としては、シリ
ンダ装置、モータ等による自動構造でもいいし、あるい
は手動操作で持ち上げるジャッキ機構でもよい。勿論、
スベーサ33や昇降駆動部25で介護ベット3を持ち上
げることにしてもよい。スペーサ33や昇降駆動部25
でカバー部4、介護ベット3を持ち上げる際には、カバ
ー部4、介護ベット3が連結部23から外れぬように取
付具31、43で取付ける必要がある。更に第1図に示
す例では回転基部2は円盤軸部20をもつ円盤状の前部
21と後部22とを備えているが、これに代えて第24
図に示す例のように円盤軸部20と一体の支柱29を後
側と前側とに設け、その前側の支柱29と後側の支柱2
9とを連結部23で一体的に連設する構或としてもよい
その他、本発明にかかる介護ベット装置は上記しかつ図
面に示した実施例のみに限定されるものではなく、例え
ば、構造は第1図に示す構造に限定されるものではなく
、また、人の身体のサイズに応じたサイズの凹部41を
もつカバー部4を多種類用意し、介護ベット3に横臥す
る人の身体の大きさに応じて、例えば大人、子供に応じ
てカバー部4を交換することもできる等、要旨を逸脱し
ない範囲内で適宜変更して実施し得るものである。
[発明の効果] 第1請求項にかかる介護ベット装置では、介護ベットの
ベット面に横臥している人を、介護ベットとカバー部と
で挟んだ状態で、容易に表裏反転することができる。し
かも介護ベット、カバー部は回転基部から取外して分離
可能であるため、反転を終えたら介護ベット及びカバー
部のいずれか一方を分離すれば、人の身体を洗う等の介
護の際に邪魔になることを回避できる。
第2請求項にかかる介護ベット装置では、カバー部には
人の身体に対応する凹部が形成されているので、反転の
際に人が落下することを回避でき、更に反転の際の人の
ずれ移動も極力少なく抑え得る。
第3請求項にかかる介護ベット装置では、カバー部は浴
槽または洗い槽を兼ねることができるので、人を横臥さ
せたまま洗うことができ、病人、障害者、老人(特に寝
たきり老人〉等に無理な姿勢をさせることなく身体を洗
うことができ、したがって病人、障害者、老人等の負担
の軽減、更には介護者の負担の軽減を図ることができる
第4請求項にかかる介護ベット装置では、駆動部で回転
基部を所定角度回動させ、介護ベットのベット面を人の
横断面方向へ微小角度(例えば1〜35度、特には2〜
15度)水平面に対して時間差をもって回動させれば、
ベット面に寝ている人の圧力点を適宜変化させることが
でき、床擦れ、寝ダコ防止に有利である。特にベット面
に突起が多数個形成されておれば、一層有利である。
【図面の簡単な説明】
第1図は全体の分解斜視図、第2図は取付けたた状態の
全体の斜視図である。第3図、第4図、第5図、第6図
、第7図、第8図、第9図、第10図、第11図、第1
2図、第13図、第14図はそれぞれ使用状態を模式的
に示す正面図である。 第15図はモータを駆動させるブロック図、第16図は
回転基部の支持構造を模式的に示す正面図であり、第1
7図は回転基部の支持構造を示す断面図である。 第18図〜第24図は他の実施例を示し、第18図、第
19図はそれぞれ第16図相当図、第2O図は第17図
相当図、第21図は収納スペースを示す正面図、第22
図、第23図はそれぞれ力バ一部を傾斜させる例の斜視
図である。第24図は第16図相当図である。第25図
及び第26図は従来の介護ベット装置を使用している状
態を示す正面図である。 図中、1は固定部、2は回転基部、3は介護ベット、3
0はカバー面、4はカバー部、40は力バ一面、41は
凹部を示す。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)固定部と、 該固定部に少なくとも180度回転可能に配設された回
    転基部と、 該回転基部に取外し自在に固定され人が横臥可能なベッ
    ト面をもつ介護ベットと、 該回転基部に該介護ベットに対面する位置にかつ取外し
    自在に係止可能であり、該介護ベットのベット面に横臥
    した人の上面部分を覆うカバー面をもつカバー部とで構
    成され、 該介護ベットの該ベット面に横臥した人を該介護ベット
    と該カバー部とで挟んで表裏反転できるようにしたこと
    を特徴とする介護ベット装置。
  2. (2)カバー部のカバー面および介護ベットのベット面
    の少なくとも一方は、人の身体の体形の少なくとも一部
    に対応する凹部をもつことを特徴とする第1請求項記載
    の介護ベット装置。
  3. (3)カバー部は、横臥した人の身体の少なくとも一部
    を収納可能な容器状をなし、浴槽または洗い槽を兼ねる
    ことを特徴とする第1請求項記載の介護ベット装置。
  4. (4)回転基部を横臥した人の横断面方向へ水平方向に
    対して所定角度回動させ、その位置で回転基部を保持可
    能な駆動部をもつ第1請求項記載の介護ベット装置。
JP1232129A 1989-09-07 1989-09-07 介護ベット装置 Pending JPH0394751A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6528944B1 (en) 1998-09-29 2003-03-04 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Flat panel display with reduced display dead space
US6555960B1 (en) 1998-09-29 2003-04-29 Mitsubishi Denki Kabushi Kaisha Flat display panel
EP3810059A4 (en) * 2018-06-25 2022-03-30 3Xis Sp. z o.o. ROTATING MEDICAL BED
KR102488459B1 (ko) * 2022-04-23 2023-01-13 권태국 환자용 침대

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