JP2000262565A - システムベッド - Google Patents

システムベッド

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JP2000262565A
JP2000262565A JP11069889A JP6988999A JP2000262565A JP 2000262565 A JP2000262565 A JP 2000262565A JP 11069889 A JP11069889 A JP 11069889A JP 6988999 A JP6988999 A JP 6988999A JP 2000262565 A JP2000262565 A JP 2000262565A
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hot water
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waist
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JP11069889A
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Hiroisa Koizumi
小泉裕功
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベッド使用者の症状に応じて機能をオプショ
ン的に追加することができるようにして、必要とする機
能を備えた介護用のシステムベッドを安価に提供できる
ようにする。 【解決手段】 ベッド使用者の症状に応じて随時にオプ
ション的に機能を追加できるようにしてシステムベッド
を構成することにより、必要とする機能を備えたシステ
ムベッドを安価に提供できるようにして、使用者の経済
的な負担を最小限に抑えることができるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシステムベッドに係
わり、特に、ベッド使用者の症状に応じて機能を適宜に
付加することができて、ベッド使用者の経済的な負担を
可及的に軽減することが可能なシステムベッドに関す
る。
【0002】
【従来の技術】周知の通り、重い病気になって身体の動
きが不自由になると、介護人による介護の必要が生じる
場合がある。そこで、上記病人を介護し易くするために
便利な機能を設けた介護用ベッドが普及してきている。
【0003】上記介護用ベッドに設けられる機能として
代表的なものは、例えば病人を寝返りさせる際に固定す
るための枠体や、食事を行う際に使用するテーブルや、
ベッドの下部に設けられるトイレや、ベッドの上部に設
けられる洗浄装置等が知られている。また、この他にシ
ャワーセットや、お風呂セット等も寝たきり病人にとっ
ては非常に有り難い機能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これらの機能が設けら
れている介護用ベッドは少量生産品であるので非常に高
価である。そして、具備する機能の種類に応じて価格が
高くなっている。したがって、たくさんの機能を備えた
介護用ベッドは非常に高価であり、使用したくても購入
できないことが多いのが現状であった。
【0005】ところで、介護用ベッドを必要とする病人
であってもその症状は千差万別であるので、必要とする
機能は個々に異なる場合が多い。しかし、従来のシステ
ムベッドは具備する機能の種類はきめ細かく設定されて
いなかったので、使用しない機能の分の価格まで支払わ
ないと使用することができなかった。
【0006】例えば、ベッド下部のトイレは寝たきり状
態になって初めて必要とする機能であり、歩いてトイレ
に行ける病人にとっては不要な機能である。同様に、シ
ャワーセットやお風呂セット等も有用な機能であるが、
現状ではこれらの機能を必要としないが将来的に必要と
なる場合が来るかも知れないという予想のもとに購入し
ていた。したがって、従来は不要な機能に対しても不本
意ながら金銭を支払っている場合があった。
【0007】本発明は上述の問題点にかんがみ、ベッド
使用者の症状に応じて機能を追加することができるよう
にして、必要とする機能を備えた介護用のシステムベッ
ドを可及的に安価に提供できるようにすることを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のシステムベッド
は、身体を自由に動かすことが困難な病人、寝たきり老
人等を介護する際に有効な機能を備えたシステムベッド
において、ベッド使用者10の下半身を支持するベッド
5と、上記ベッド使用者10の中心部分を支持する腰部
対応ベッド6と、上記ベッド使用者10の上半身を支持
する上半身支持ベッド7とによりベッド本体3を構成す
るとともに、上記ベッド本体3をベッド台1に回転自在
に取り付け、且つ、上記ベッド5の上部には上部温水洗
浄器26を取り付け可能に構成し、上記腰部対応ベッド
6の下方には下部温水洗浄器27や下部水洗トイレ40
0を取り付け可能に構成し、上半身支持ベッド7にはベ
ッド使用者10の位置を変える際に用いる上半身支持体
12を取り付け可能に構成したことを特徴としている。
また、本発明のシステムベッドの他の特徴とするところ
は、上記腰部対応ベッド6のマットの一部を取り外し可
能にすることにより、その下方に上記下部温水洗浄器2
7や下部水洗トイレ400を配置して水洗トイレを使用
可能に構成したことを特徴としている。また、本発明の
システムベッドのその他の特徴とするところは、上記下
部水洗トイレ400は、上記ベッド使用者10の排泄物
を破砕して排出するための破砕手段として、破砕カッタ
ー409及びモータ410よりなる破砕手段を具備する
ことを特徴としている。また、本発明のシステムベッド
のその他の特徴とするところは、上記ベッド本体3は、
回転支持軸2を介して上記ベッド台1に回転自在に取り
付けられているとともに、回転制御装置4により所定の
方向に所定の角度だけ回転可能に構成されていることを
特徴としている。また、本発明のシステムベッドのその
他の特徴とするところは、上記上部温水洗浄器26及び
下部温水洗浄器27に供給する温水を溜めておくための
水槽500が設けられているとともに、上記水槽500
内に溜められている温水を上記上部温水洗浄器26及び
下部温水洗浄器27に供給する温水供給用ホース510
にコードヒータが巻かれていることを特徴としている。
【0009】
【作用】本発明は上記技術手段を有するので、ベッドを
使用する病人及び寝たきり老人等が必要とする機能のみ
を備えた介護用ベッドを提供することが可能となり、ベ
ッド使用者10にとって必要とする機能を備えたシステ
ムベッドを安価に提供することが可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら本
発明のシステムベッドの一実施の形態を詳述する。図1
は、本発明のシステムベッドを一実施の形態を示す平面
図であり、図2は図1中のP部分の要部を示す図、図3
はベッド台1の斜視図である。
【0011】上記ベッド台1の両側中心部には回転支持
軸2を回転自在に支持するヒンジ孔34が縦方向に沿っ
て2個ずつ形成されており、上記ヒンジ孔34にヒンジ
34aが取り付けられていて、上記ヒンジ34aに回転
制御装置4を取り付けてベッド本体3がベッド台1に取
り付けられている。
【0012】本実施の形態においては、モータ及び減速
ギヤ等からなる回転制御装置4を設け、上記ベッド本体
3の回転を大きな力を必要とすることなく行うことがで
きるようになされている。そして、上記回転制御装置4
をヒンジ34aに取り付ける位置を上下に選択すること
により、ベッド本体3の高さを自由に選択できるように
している。例えば、平常時と水洗トイレ使用時には低く
しておき、寝たきり状態になったときには高くすること
により、ベッド本体3の使用勝手を大幅に向上させるこ
とができる。
【0013】本実施の形態のベッド台1には、紐吊りベ
ッド5、腰部対応ベッド6及び上半身支持ベッド7等が
設けられている。そして、上記腰部対応ベッド6と紐吊
りベッド5とは、相互に折り曲げ可能となされていて、
ベッド接続カバー8によって接続されている。これによ
り、上記紐吊りベッド5を起伏させているときに人体が
折り曲げ部に挟まれてしまう危険を防止している。
【0014】図1中において、区画Pとして示している
上記紐吊りベッド5及び腰部対応ベッド6は、図2の側
面図に示すように、ベッド使用者の下半身を洗浄するこ
とができるようにするために区画されているものであ
り、下部水槽21、上部蓋体22、紐吊りベッド5、吊
り下げ用紐23、上記紐吊りベッド5を起伏させるため
の紐吊り用モータ24等を具備している。また、紐吊り
ベッド5には水切り用の孔5aが複数個形成されてい
る。
【0015】図2に示したように、腰部対応ベッド6の
マット60部分には、コードヒータ25が配設されてお
り、上記コードヒータ25によってベッド使用者10を
適度に保温するとともに、洗浄によって濡れたベッド使
用者10の身体を完全に乾燥させることができるように
している。また、上部蓋体22に温風機220が取り付
けられていて、上部温水洗浄器26を使用することによ
って濡れた身体を乾かすことができるようになされてい
る。
【0016】なお、上述した方法でベッドのマット60
部分を乾燥させることができるが、例えば面ファスナー
を介して上記マット60部分を着脱自在に取り付けるよ
うに構成しておけば、濡れた場合には乾いたマット60
に素早く交換することができて便利である。
【0017】上記上部蓋体22には上部温水洗浄器26
が取り付けられ、ベッド使用者10の尻が位置する下側
には下部温水洗浄器27が取り付けられている。本実施
の形態においては、上記マット60を片開きに構成した
例を示している。
【0018】上記上部温水洗浄器26及び下部温水洗浄
器27からベッド使用者10に向けて温水をシャワー状
に放出することにより、ベッド使用者10の身体を洗浄
するようにしている。そして、ベッド使用者10の下半
身を洗浄しているときに、洗浄温水が上半身に飛び散る
のを防止するために、上部蓋体22の端部には、水よけ
カバー28が取り付けられている。
【0019】上記水よけカバー28は、ゴムまたはビニ
ル系の合成樹脂によって構成されている。なお、図2に
おいては、ベッド使用者10の腹部にコードヒータ入り
胴巻き11を装着して、ベッド使用者10を防水すると
ともに保温するようにした例を示している。また、この
ように下部をオープンにしている時に身体を支えるため
に、腰支えベルト29が腰部対応ベッド6に配設されて
いる。
【0020】また、下部水槽21の底部に溜まる水を排
水するために、水中ポンプ21aが配設されている。こ
れにより、上部温水洗浄器26からベッド使用者10に
向けて放出された温水が下部水槽21内に溜まった場合
には、これを上記水中ポンプ21aによって汲み上げて
排水することができるので、下部水槽21がオーバーフ
ローしてベッドを載置している室内を濡らしてしまう不
都合が生じない。
【0021】また、図1に示したように、複数の上部ベ
ッド洗浄ノズル9が配設されている。これらの上部ベッ
ド洗浄ノズル9は、ベッド使用者10と腰部対応ベッド
6との間を洗浄するために配設されているものであり、
ベッド使用者10が寝たきり状態になったときに使用す
るものである。
【0022】上半身支持ベッド7の左右両側には、上半
身支持体12、13が配設されている。これらの上半身
支持体12、13は、ベッドを使用するベッド使用者1
0の大きさに合わせて相互に接近させるようにスライド
することができる。
【0023】このように構成された本実施の形態の上半
身支持体12、13を使用するときには、上記上半身支
持体12、13を人体の幅に合わせた所定の位置に固定
して、次いで、毛布等を乗せてベッド使用者10をベル
トで止めることにより、床擦れを防止するためにベッド
を傾斜させたときに、ベッド使用者10がベッドから転
落しないように支持する。
【0024】ベッド台1は種々の形状が考慮されるが、
その一例を図3に示す。図3に示したように、本実施の
形態のベッド台1は、その下部には移動用のキャスター
31が取り付けられている。
【0025】また、上部縦板32及び下部縦板33に
は、上述したように、ヒンジ孔34がそれぞれ設けられ
ている。これらのヒンジ孔34は、ベッドを回転させる
ときの回転支持軸2を上下方向に移動させるときに用い
られるものである。また、上記上部縦板32には、ベッ
ドの固定用ロック孔35が形成されている。
【0026】また、ベッド台1の長手方向に沿う片側に
は補助ベッド36が設けられている。上記補助ベッド3
6は、回転させないときの有効ベッド幅を広くするため
に設けられているものである。
【0027】次に、図4を参照しながら下部水洗トイレ
400を説明する。下部水洗トイレ400は、必要に応
じて図1の腰部対応ベッド6の下側に配設されるもので
あり、その上端部には上記腰部対応ベッド6に設けられ
ている係合部6a内に下部水洗トイレ400を、上記腰
部対応ベッド6の下側の所定位置に案内するための回転
ローラ400aが配設されている。
【0028】一方、下部に設けられている基板402の
下側には移動用キャスター401が配設されていて、下
部水洗トイレ400を掃除する時や修理を行う時に、腰
部対応ベッド6の下側から簡単に引き出すことができる
ようになされている。
【0029】また、上記基板402の上側には、エアー
支持機構404を介して支え台403が取り付けられて
いる。上記エアー支持機構404は、上記洗浄水槽40
5内に水を入れたときの重みを支えるために設けられて
いるものであり、本実施の形態においては蛇腹404a
とコンプレッサ404bとにより構成した例を示してい
る。
【0030】上記洗浄水槽405には、ボールタップ4
06が取り付けられている。上記ボールタップ406
は、洗浄水槽405内に蓄えられている洗浄水に応じて
上下動するものであり、その位置に応じて給水管から洗
浄水槽405内に給水されるようになされている。洗浄
水槽405内に蓄えられた洗浄水は、水中ポンプ407
によって汲み上げられて上記下部温水洗浄器27に供給
される。
【0031】一方、洗浄水槽405内には、下部温水洗
浄器27から放出された温水及び使用者から排出された
大小便を受け入れる破砕室408が設けられている。そ
して、上記破砕室408のモータ410によって回転し
て、固形物を破砕する破砕カッター409が配設されて
いる。
【0032】上記破砕カッター409によって破砕され
た汚物は、破砕室408の下端部に配設されたごみ取り
フィルタ411を通って汚水室412内に溜められる。
そして、汚水室412内の液面レベルが所定のレベルに
達したときには、それがフロートスイッチ413によっ
て検出される。上記フロートスイッチ413によって液
面レベルが所定のレベルに達したことが検出が行われる
と、水中ポンプ414が動作して汚水を外部に排出す
る。
【0033】次に、図5を参照しながら水槽500につ
いて説明する。本実施の形態の水槽500は、プラスチ
ックまたはスチールによって構成されており、冷水層5
01と温水層502とを有している。
【0034】上記冷水層501及び温水層502には、
ボールタップ503、504がそれぞれ配設されてお
り、耐水ホース505、506を介して供給される水及
び温水が所定の水位になるように制限している。
【0035】また、上記冷水層501及び温水層502
内には、水中ポンプ507、508が配設されている。
上記冷水層501に配設されている水中ポンプ507
は、ホース509を介して下部水洗トイレ400内に供
給され、汚物の洗浄に用いられる。
【0036】また、水中ポンプ508によって吸い上げ
られた温水は、温水供給用ホース510を介して温水洗
浄器26、27に供給される。本実施の形態のように、
温水の利用と水の利用とを区別することにより、不要に
温水が消費されるのを防止することが可能となり、経費
を軽減することができる。
【0037】また、上記温水層502内に配設されてい
る水中ポンプ508は、コードヒータが巻かれた温水供
給用ホース510を介して上部温水洗浄器26及び下部
温水洗浄器27に供給される。
【0038】本実施の形態においては、温水層502の
壁面に断熱材511を配設するとともに、コードヒータ
が巻かれた温水供給用ホース510を介して温水を供給
することにより、温水が温水供給用ホース510内で冷
めるのを防止している。これにより、使用時には常に温
かい温水が供給することができ、温水供給用ホース51
0内において冷めてしまった温水がベッド使用者10に
供給されてしまう不都合を防止することができる。
【0039】次に、図6を参照しながら腰部対応ベッド
6の変形例を説明する。本実施の形態の腰部対応ベッド
600は、マット601、602が左右の両方に開くよ
うに構成されている。上記マット601、602は、開
閉コントロール紐603により開閉されるものであり、
上記開閉コントロール紐603を図示しないモータを回
転させて牽引することにより、ベッド使用者が横臥して
いるときの通常位置、及び用便時に便座として使用する
位置に移動可能に構成されている。
【0040】上記マット601、602上を洗浄するた
めに、左右の両側に温水パイプ604が配設されてお
り、上記温水パイプ604ら流出される温水が、図6中
において点線で示したように、左右のマット601、6
02の上を温水が流れるように構成されている。このよ
うなマット601、602は、ステンレス板または硬質
合成樹脂上に保温用のヒータを内蔵したクッションを載
置して構成することができる。
【0041】図6に示した例では、下部洗浄装置606
が破砕室605の左右に配置されており、上記下部洗浄
装置606から放出される温水でベッド使用者を洗浄し
た温水が上述した破砕室605内に導かれるようになさ
れている。
【0042】図7は、腰部対応ベッド6の変形例を示し
ている。この腰部対応ベッド700は、両側に左右のマ
ット701、702を配設しており、これら左右のマッ
ト701、702の間に人体腰尻マット703を配設し
ている。
【0043】上記人体腰尻マット703は、ベッド使用
者10が腰掛けたときにその尻部を支持することができ
るような形状に形成されていて、その中央部分は切り欠
かれており、下部温水洗浄器27から放出した温水でベ
ッド使用者10の局部を洗浄し易くなっている。
【0044】次に、図8を参照しながら、上部蓋体22
の変形例を説明する。図8に示した上部蓋体800は、
ベッド使用者10の腰部を囲むように半円形状に形成さ
れたカプセル801をベッド802上に配置した例を示
している。上記ベッド802は、両側が中央部よりも高
く構成されていて、ベッド上に落下した水を中央部に集
めて、中央部から下方に落下させるように構成してい
る。
【0045】図9は、紐吊りベッド5の下部の変形例を
示している。図9に示したように、この例ではベッド9
00の下側の左右両側に飛散防止用カーテン901、9
02を配設している。
【0046】上記飛散防止用カーテン901、902
は、ベッド900の下部の左右両側から下方に向けて突
設された突片903、904にファスナー905、90
6を介して着脱自在に取り付けられているものであり、
ベッド900の下側を掃除するときには自由に外すこと
ができるようになっている。
【0047】上記飛散防止用カーテン901、902の
下端部には紐907が取り付けられており、上記紐90
7により飛散防止用カーテン901、902の間隔を規
制するとともに、上記飛散防止用カーテン901、90
2が下部水槽21に張り付いてしまうのを防止してい
る。
【0048】図10は、ベッド1000と下部水槽21
(図示せず)との接続の変形例を示しており、ベッド1
000の下部に蛇腹式の飛散防止用カーテン1001を
配設した例を示している。この例の場合も、ベッド10
00から落下する水が室内に飛散するのを防止して下部
水槽21内に確実に集めることができる。
【0049】次に、図11を参照しながら上部蓋体22
の変形例を説明する。この例の上部蓋体1100の場合
は、スチール等により箱型の骨組み1101を構成し、
上記箱型の骨組み1101に合成樹脂等の透明体110
2を配設したものである。そして、一側端部をヒンジ機
構(図示せず)を介してベッドに取り付けるとともに、
他側端部に把手1103を取り付け、上記把手1103
を握持して開閉するようになっている。
【0050】図12は、上半身支持ベッドの変形例を示
す斜視図である。図12に示した例は、この例のベッド
1200は内部の幅方向に沿って移動レール1201を
配設し、上記移動レール1201にスライダー1202
を摺動自在に配設している。そして、上記スライダー1
202に人体支え枠1203を取り付けるとともに、ベ
ッド1200の上側に上部洗浄装置1204を取り付け
ている。
【0051】図13は、人体支え枠1203の使用状態
を説明する図である。図13に示したように、人体支え
枠1203をスライドさせてベッド使用者10に過不足
なく当接させる。
【0052】上述のように人体支え枠1203をベッド
使用者10に過不足なく当接させることにより、上記ベ
ッド1200を傾斜させて寝返りさせる際に、ベッド使
用者10をしっかりと支持することができる。なお、図
13において、1205は毛布、1206は人体支えベ
ルトを示している。
【0053】図14は、上部蓋体22の他の変形例を示
す斜視図である。この上部蓋体1400は、ベッド14
03の側部に開閉自在に取り付けられた第1の上部蓋体
1401と第2の上部蓋体1402とにより構成されて
いる。このように上部蓋体を2分割して設けると、大き
な蓋体を一体的に形成する場合よりも取り扱いを簡単に
することができる。
【0054】次に、図15及び図16に基づいて簡易ベ
ッド型の例について説明する。図示したように、この例
の場合は簡易ベッド1500を水槽1600内に収容し
た例を示している。
【0055】上記簡易ベッド1500は、上半身用ベッ
ド1501、腰部用ベッド1502、脚部用ベッド15
03の3つから成り、各部において自由に折り曲げるこ
とができるようになされている。
【0056】水槽1600は、支持台1700に回動自
在に支持されており、回動機構1701(図16には、
回動機構を代表してモータ1701を示している)を動
作させることにより、任意の角度に回動させることがで
きるようになされている。
【0057】上記腰部用ベッド1502の下方には、上
述したような下部水洗トイレ1504が配置されてい
る。また、上記脚部用ベッド1503は吊り下げ機構1
505により任意の回動角度に設定できるようになされ
ている。さらに、上記水槽1600内に水中ポンプ16
01が配設されていて、水槽1600内に溜まった汚水
を外部に排出するようにしている。
【0058】本発明のシステムベッドは、上述したよう
に、ベッド本体に種々の機能を個別に付加することがで
きるようにして構成しているので、ベッド使用者が必要
とする機能を付加することにより、本当に求める機能の
みを有機的に備えたベッドを構成することが可能とな
り、不要な機能が設けられていることにより価格が不当
に高くなってしまう不都合を無くすことができる。
【0059】例えば、ベッドから下りてトイレに歩いて
行くことができなくなったときに、ベッド下部の下部水
洗トイレ400を付加するようにすれば、トイレに歩い
て行くことができるベッド使用者にとって下部水洗トイ
レ400の価格分だけ低コストでシステムベッドを入手
することができる。
【0060】また、上述したように、ベッド下部の水洗
トイレを追加的に付加可能にするために、着脱自在に構
成することにより、掃除及びメンテナンスを容易に行う
ことができるようになるというメリットが得られる。
【0061】必要に応じた付加する機能としては、ベッ
ド下部の水洗トイレの他に、上部人体洗浄装置、床擦れ
防止ベッド回転補助具、シャワー・風呂セット等であ
る。これらの機能を全て一体的に備えたシステムベッド
は非常に高価であるが、本実施の形態のシステムベッド
のように、必要な機能のみを選択的に付加するようにす
ることにより、必要とする機能を備えたシステムベッド
を可及的に安価に手に入れることができる。
【0062】
【発明の効果】本発明は上述したように、本発明によれ
ば、ベッド使用者の下半身を支持するベッドと、上記ベ
ッド使用者の中心部分を支持する腰部対応ベッドと、上
記ベッド使用者の上半身を支持する上半身支持ベッドと
によりベッド本体を構成するとともに、上記ベッド本体
をベッド台に回転自在に取り付け、且つ、上記ベッドの
上部には上部温水洗浄器を取り付け可能に構成し、上記
腰部対応ベッドの下方には下部温水洗浄器や下部水洗ト
イレを取り付け可能に構成し、上半身支持ベッドにはベ
ッド使用者の位置を変える際に用いる上半身支持体を取
り付け可能に構成したので、ベッドを使用する者が必要
とする機能のみを備えたベッドを提供することができ
る。これにより、ベッド使用者にとって必要とする機能
を備えたシステムベッドを安価に提供することが可能と
なる。
【0063】また、必要な機能をオプション追加するこ
とができるので、ベッド使用者の症状に応じたシステム
ベッドを構成することができ、病人や寝たきり老人等を
介護するのに最低限必要となる機能を過不足無く備えた
介護用ベッドを提供することができる。
【0064】また、本発明の他の特徴によれば、水槽内
に溜められている温水を温水洗浄器に供給する温水供給
用ホースにコードヒータを巻いたので、供給を開始した
初期において冷めた温水、すなわち、冷水を使用者に供
給してしまう不都合を防止して、快適な温水を常に使用
者に供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステムベッドの全体構成を示す図で
ある。
【図2】図1中のP部分の詳細を示す図である。
【図3】ベッド台の一例を示す斜視図である。
【図4】腰部対応ベッドの下部に設けられる下部水洗ト
イレの一例を示す断面図である。
【図5】水槽の一例を示す断面図である。
【図6】腰部対応ベッドの変形例を示す図である。
【図7】腰部対応ベッドの変形例を示す図である。
【図8】上部蓋体の変形例を示す図である。
【図9】下部ベッドの変形例を示す図である。
【図10】下部ベッドの変形例を示す図である。
【図11】上部蓋体の変形例を示す斜視図である。
【図12】ベッドの変形例を示す斜視図である。
【図13】人体支え枠の使用方法を説明する図である。
【図14】上部蓋体の変形例を示す斜視図である。
【図15】簡易ベッド型を水槽内に収容してシステムベ
ッドを構成した例を示す斜視図である。
【図16】簡易ベッド型を水槽内に収容した例を示す図
である。
【符号の説明】
1 ベッド台 2 回転支持軸 3 ベッド本体 4 回転制御装置 5 紐吊りベッド 6 腰部対応ベッド 7 上半身支持ベッド 8 ベッド接続カバー 9 上部ベッド洗浄ノズル 10 ベッド使用者 11 コードヒータ入り胴巻き 12、13 上半身支持体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 身体を自由に動かすことが困難な病人、
    寝たきり老人等を介護する際に有効な機能を備えたシス
    テムベッドにおいて、 ベッド使用者10の下半身を支持するベッド5と、上記
    ベッド使用者10の中心部分を支持する腰部対応ベッド
    6と、上記ベッド使用者10の上半身を支持する上半身
    支持ベッド7とによりベッド本体3を構成するととも
    に、上記ベッド本体3をベッド台1に回転自在に取り付
    け、 且つ、上記ベッド5の上部には上部温水洗浄器26を取
    り付け可能に構成し、上記腰部対応ベッド6の下方には
    下部温水洗浄器27や下部水洗トイレ400を取り付け
    可能に構成し、上半身支持ベッド7にはベッド使用者1
    0の位置を変える際に用いる上半身支持体12を取り付
    け可能に構成したことを特徴とするシステムベッド。
  2. 【請求項2】 上記腰部対応ベッド6のマットの一部を
    取り外し可能にすることにより、その下方に上記下部温
    水洗浄器27や下部水洗トイレ400を配置して水洗ト
    イレを使用可能に構成したことを特徴とする請求項1に
    記載のシステムベッド。
  3. 【請求項3】 上記下部水洗トイレ400は、上記ベッ
    ド使用者10の排泄物を破砕して排出するための破砕手
    段として、破砕カッター409及びモータ410よりな
    る破砕手段を具備することを特徴とする請求項2に記載
    のシステムベッド。
  4. 【請求項4】 上記ベッド本体3は、回転支持軸2を介
    して上記ベッド台1に回転自在に取り付けられていると
    ともに、回転制御装置4により所定の方向に所定の角度
    だけ回転可能に構成されていることを特徴とする請求項
    1〜3の何れか1項に記載のシステムベッド。
  5. 【請求項5】 上記上部温水洗浄器26及び下部温水洗
    浄器27に供給する温水を溜めておくための水槽500
    が設けられているとともに、上記水槽500内に溜めら
    れている温水を上記上部温水洗浄器26及び下部温水洗
    浄器27に供給する温水供給用ホース510にコードヒ
    ータが巻かれていることを特徴とする請求項1〜4の何
    れか1項に記載のシステムベッド。
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