JPH0393579A - カラーインクシート及び前記カラーインクシートを用いた記録装置 - Google Patents

カラーインクシート及び前記カラーインクシートを用いた記録装置

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JPH0393579A
JPH0393579A JP23040689A JP23040689A JPH0393579A JP H0393579 A JPH0393579 A JP H0393579A JP 23040689 A JP23040689 A JP 23040689A JP 23040689 A JP23040689 A JP 23040689A JP H0393579 A JPH0393579 A JP H0393579A
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JP
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color
ink
ink sheet
recording
winding
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JP23040689A
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Yuji Shikame
祐治 鹿目
Osamu Asakura
修 朝倉
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野] 本発明は面順次に複数の色が塗布されたカラーインクシ
ートと、そのカラーインクシートを用いて転写により記
録媒体に画像の記録を行うことができる記録装置に関す
るものである。
【従来の技術] インクリボンなどを用いて記録媒体に転写記録を行う記
録装置の代表的なものに、サーマルヘッドを用いた熱転
写プリンタがある。このようなプリンタのうち、インク
リボンカセットを使用しているプリンタでは、キャリツ
ジの移動に伴ってインクシートを巻上げるか、インクリ
ボン巻取り専用の巻取りモータを設けて必要な量だけイ
ンクリボンを巻取るように構成されている。 [発明が解決しようとする課題] 前者の場合は、サーマルヘッドをダウンさせてサーマル
ヘッドとリボン、プラテンに保持された記録紙とリボン
との摩擦力差によりリボンを引出し、そのたるんだ分を
巻取る構成であるため、インクリボンを巻取るためには
、通常の記録時と同様にサーマルヘッドをダウンさせて
キャリツジを移動させねばならない。このため、例えば
カラーインクリボンを用いた熱転写プリンタで、インク
リボンの所望の色を選択して記録位置に移動させたいと
きには、キャリツジに搭載されたサーマルヘッドをイン
クリボンを介して記録紙上で移動させてインクリボンを
巻取りながら、インクリボンの所望の色を選択しなけれ
ばならなかった。これはキャリツジに搭載されたサーマ
ルヘッドが記録紙端部を引掛けて記録紙を破損したり、
記録紙を汚すなどの問題があった。 また、後者の場合は、インクリボンを巻取るためのモー
タを必要とするため、装置のコストが上昇する.そのう
えに、前者の場合は、インクリボンはサーマルヘッドと
リボン、プラテンに保持された記録紙とインクリボンと
の摩擦力差により引出され、そのたるんだ分が巻取られ
る構成であるため、巻取り径の変動による影響がでない
が、後者の場合は、インクリボンを巻取る側の巻取りコ
アの径が大きくなると、同じ量だけ巻取りモータを回転
してもその巻取り長さが長くなるため、インクシートの
所望の色部分が選択できなかったり、インクシートの色
部分の頭出しがうまくいかないなどの問題があった。 本発明は上記従来例に鑑みてなされたもので、インクシ
ートの巻取りロールの径の変動に対応して増大するイン
クシートの搬送量の変動を補償するように、色コード部
分とインク部分との間隔を変化させたカラーインクシー
トを提供することにある。 また本発明は、このようなカラーインクシートを用いて
記録媒体にカラー画像を記録することができる記録装置
を提供することを目的とする。 [課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために本発明のカラーインクシート
は以下の様な構成からなる。即ち、記録装置に装着され
て記録に用いられるカラーインクシートであって、面順
次に異なる色のインクが塗布されたインク部分と、前記
インク部分に塗布されたそれぞれの色のインクに対応し
て設けられた色コードと、前記色コードに続いて設けら
れた色コード終了被検知領域とを有し、前記被検知領域
を前記インクシートの走行速度変動を補償するよう設定
している。 また他の発明の記録装置は以下の様な構成からなる。即
ち、 カラーインクシートを用いて記録媒体に記録を行う記録
装置において、面順次に異なる色のインクが塗布された
インク部分と、前記インク部分に塗布されたそれぞれの
色のインクに対応して設けられた色コードと、前記色コ
ードに続いて設けられた色コード終了被検知領域とを有
し、前記被検知領域を前記インクシートの走行速度変動
を補償するよう設定したカラーインクシートを装着可能
な装着部と、前記記録媒体に記録を行うために、前記装
着部に装着されたカラーインクシートに作用する.ため
の記録手段と、前記記録媒体を搬送するための搬送手段
とを有する。 [作用] 以上の構成において、カラーインクシートは面順次に塗
布されたインク部分と、インク部分のそれぞれの巻取り
方向前方に付されたインク部分の色コードとを備えて、
巻取りロールへ巻取られるインクシートの巻取り径の増
加量に対応して、それら色コードと、それに対応するイ
ンク部分との間隔を長くしている。 よって、このカラーインクシートを用いることにより、
インクシートの巻取り径の増加に伴うインクシートの搬
送量の変化を考慮することなく、記録を行うことができ
る。 [実施例] 以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施例を詳細
に説明する。 [カラーインクシートの説明 (第1図)].第1図は
本実施例のインクシート(多色インクシート)の構成を
示す図である。 第l図(A)に示すリボンはインクシー}50の1例で
あり、インクシート50は多色(A色、B色、C色)が
バーコード50a,50b,50Cを、それら対応する
色部分の先頭に設けて、面順次にダンダラ塗りされてい
る。このインクシート50は、後述するインクリボン4
9と同様にインクリボンカセット40内に収納されてい
てもよく、あるいはロール状態で装置にセットされる構
成であってもよい。 各色コードはバーコードで形成されており、A色は1本
のバーコードで、B色は2本のバーコード、C色は3本
のバーコードで示されている。各バーコードにおけるバ
ーコード間隔は忍ワであり、これはインクシートの全長
に亙って二定である。I2I+はバーコードが1本ある
いは2本のとき?、次にバーがないことを確かめるため
に送られる空送り量を示している。βPはバーコード位
置より色部分までのスペース量を示している。 第1図(B)は本実施例のインクシート50の巻取り開
始部分と巻取り終了部分との違いを示した図である。 50dはインクシート50の巻取り開始部分のB色部分
を示し、50eはインクシート50の巻取り終了部分で
のB色部分を示している。ここで終了部分での空送り量
℃.及びスペース量I2Plのそれぞれは、開始部分で
の空送り量β■あるいはスペース量氾■よりも長くなっ
ている。 これは第2図に示すようなインクリボンカセット40の
場合で考えると、巻取りコア44の巻取り径は、カセッ
トが装着された開始時点では小さいが、巻取りが終了時
点に近付くにつれて、その巻取り径が大きくなる。従っ
て、同じ量だけ巻取りコア44を回転駆動しても、イン
クシートの巻取りの開始時点では巻取り量(インクシー
トの搬送量)が少なく、巻取り終了時点では巻取り量が
大きくなる。 この実施例のインクシート50では、色コードとしてバ
ーコードを採用しているため、2本以下のバーからなる
コード(A色、B色)の場合は、さらにバーが存在しな
いことを確認するための空送り量を必要とする。この空
送り量4つは,巻取りコア44の回転量を基に制御され
るため、インクシート50の最初の部分と最後の部分と
では、コア44の回転に対する空送り量が変化し、その
次の色部分の頭出しを行うためのスペース量epも変化
する。例えば第2図に示すように、゛コア44は巻き始
めではφ20、巻き終りφ60になる?のとし、nb 
=4mmとすると、巻き始めでは色コードの終了被検知
領域(空送り量)I2..=4mmで、色コードよりイ
ンク部分までの頭出し用スペース氾■は30である。そ
して、巻き終りでは色コードの終了被検知領域(空送り
量)I2..=12mmで、色コードよりインク部分ま
での頭出し用スペース忍■は90である。 従って、この実施例のインクシート50では、バーコー
ドと次の色部分との距離を、インクシート50の巻取り
コア44の径の変動に対応できるように、インクシート
50の終了部分に近付くにつれて長くすることにより、
巻取り径の変動によるインク部分の頭出しがずれるのを
防止している。 [インクリボンカセット40の構成説明〕第2図はイン
クリボンカセット40の平面図であり、また第3図は第
2図のリボンカセット40の斜視図である。 第2図及び第3図において、インクリボンカセット40
は上ケース41および下ケース42で形成されており、
カセット40内にインクシート50を収納した状態でキ
ャリツジテーブル35に取外し可能に装填される. インクシート50は供給コア43に巻かれており、下ケ
ース42の突出部42aおよび42bに回転自在に取付
けられたローラ48を経て下ケースの開口部42cで一
旦カセット40外へ露出した後再び下ケース開口部42
dからカセット40内に侵入し、さらに、下ケース開口
部42eで再びカセット40外へ露出した後下ケース開
口部42fからカセット40内へ侵入し、巻取りコア4
4に巻取られる。 なお、カセット40がキャリツジテーブル35(第6図
)の所定位置に装填された際には、本体側のサーマルヘ
ッドに対向して、このカセット40の開口部42c,4
2dから露出したインクシート50が位置し、このイン
クシート50を記録情報に応じて発熱するサーマルヘッ
ドによって加熱することができる。さらに、上記インク
シート50は下ケース42に設けられた圧接ばね45、
46により下ケース42の突出部42g,42hにそれ
ぞれ付勢さ′れている。なお、上記圧接ばね45、46
にはフエルト45a,46aが貼付けられており、イン
クシート50の圧接による損傷を防止している。 また、テンションばね47はインクシート50を矢印K
(第2図)方向に付勢しており、圧接ばね45、46と
共働してインクシート50の弛みを除去している。 また、下ケース42の開口部42nからインクシート5
0の一部が露出しており、このカセット40がキャリツ
ジテーブル35の所定位置に装填された際には、本体側
のリボンセンサ121(第6図)がこのカセット40の
開口部42nに位置し、リボンセンサ121がインクシ
ート50のリボンエンドを検出する。また、本体側のカ
ラーセンサl22(第6図)が下ケース42の開口部4
2e,42fから露出したインクシート50の位置に対
向する. 上述のようにリボンカセット40がキャリツジテーブル
35の所定位置に装填された際には、本体側のカラーセ
ンサ122(第6図)が下ケース42の開口部42e,
42fから露出したインクシート50の位置に対向する
。そして、インクシート50が巻取りコア44へ巻取ら
れる際、インクシート50上のバーコード50a,50
b.50cをカラーセンサ122で検出し、バーコード
により、次に塗布されている色を識別する。 バーコードは第1図のように黒縁の本数の違いによって
もよく、また、黒線の幅の違いによって識別してもよい
。したがって、バーコードの形態にはよらない.また、
色数もA,B,C3色ではなく、例えば、Y%M%Cな
どの所望の色数であってもよい。 [文書処理装置の説明 (第4図、第5図)]第4図は
本実施例のサーマルプリンタを採用した文書処理装置の
概略構成を示すブロック図である。なお、このブロック
図では、各ブロックの接続関係のみを示し、詳細な制御
ラインや機構部などは省略してある。 図において、101は装置全体を制御する制御部で、C
PUIIO及び、第22図のフローチャートで示された
CPUIIOの制御プログラムや各種データを記憶して
いるROMI 1 1,CPUIIOのワークエリアと
して使用されるRAM112などを備えている。102
はプリンタユニットで、サーマルプリンタの機構部を構
成している。103はCRT表示部で、CRTコントロ
ーラ(CRTC)104の制御のもとに、制御部101
よりの文書情報や各種機能データなどを表示する。10
5はキーボードで、オペレータにより操作され、文書情
報や各種機能情報の入力及び後述する記録紙の選択など
のコマンドをも入力することができる。106はキーボ
ード105と制御部101とのインターフェース制御を
行うキーボードコントローラ(KBC)である。 107はフロッピィディスクやハードディスクなどの大
容量の外部メモリで、文書情報や各種データを不揮発に
保存できる。108はディスク107と制御部1,Ol
とのインターフェース制御を実行するディスクコントロ
ーラ(FDDC)である。109は装置全体に電力を供
給する電源で、論理回路用の電源電圧及びプリンタユニ
ット102の各種モータやサーマルへッド117を駆動
するための電源電圧を出カしている.113はヘッドド
ライバで、制御部101の制御により、前述のプリンタ
ユニット102に設けられているサーマルヘッド(記録
ヘッド)117を記録データに従って発熱駆動している
.このヘッドドライバ113は、制御部101の指示に
よりサーマルヘッド117に印加する発熱駆動信号の電
圧を変更して、サーマルヘッド117への印加工ネルギ
ーを変更することができる。114〜116はモータド
ライバで、制御部101の制御によって、それぞれ対応
するシート送りモータMl,キャリッジモータM2およ
びヘッドモータM3の駆動を行っている。 120はキャリッジ14(第6図)がホームポジション
に到達したことを検出するホームポジションセンサ、1
21はインクシートを収納しているインクリボンカセッ
ト4oのリボンがなくなったことを検出するリボンセン
サ、122はインクシートがカラーインクシートの時、
その印刷色を検出するためのカラーセンサである。11
7はキャリッジl4に搭載され、主走査方向に走査して
記録を行うシリアル型のサーマルヘッド、4oは第2図
に示すインクリボンカセットである。なお、第1図には
示していないが、エラー等を報知するブザー等の報知部
を設けることもできる。 第5図は第4図に示した文書処理装置(ワードプロセッ
サ)の外観斜視図である。 第5図において、105は入力操作部であるキーボード
であり、文字や記号などを入力する文字キーや各種機能
キーが設けられている。103は表示部で、CRT (
またはLCD (液晶))で構成されている。107は
文書情報や画像情報などを記憶する外部メモリで、例え
ばフロッピィディスク(FDD)である。140は記録
媒体である記録シートで、一般に、熱転写記録のときは
普通紙(カットシ一ト)が装着される。 [記録部の説明 (第6図)] 第6図は本実施例のプリンタユニット(サーマルプリン
タ)102の記録部の上面図である。 第6図において、記録シ一ト140はプラテン5にバッ
クアップされた状態でシ一ト送リローラ6のゴム部にピ
ンチローラ6b(第12図)によって圧接されている。 このシート送りローラ6の軸6aにはギャ7が取付けら
れ、減速ギャ7aを介してシート送りモータMlに連結
されており、シート送りモータMlの回転によりシ一ト
送りローラ6が回転し、記録シ一ト140が矢印八方向
に搬送される.したがって、後述するサーマルヘッド1
17が記録シ一ト140に当接して記録を行う際、プラ
テン5は記録シ一ト140の位置を維持する. 次に、キャリツジ14の往復移動について説明する. プラテン5の前側には平行にシャフト12が、さらにキ
ャリツジ14の、プラテン5の反対側にはラツクl3が
固定され、このシャフト12とラツクl3の上面の案内
面にてキャリツジl4が矢印B方向に移動可能に案内支
持されている。すなわち、キャリツジl4は記録シ一ト
140の搬送経路Aと直角方向に往復移動可能である.
ベルト1lはその一部が前記キャリツジ14に固定され
、ブーリギャ9およびブーり10によって張設されてい
る。前記ブーリギャ9は減速ギャ8a,8bを介してキ
ャリツジモータM2に連結されている。そこで、このキ
ャリツジモータM2の回転により、上記ブーリギャ9及
びブーり10が回転し、これによってベルト11が駆動
され、キャリツジl4はシャフトl2に沿って往復移動
(矢印B方向)する。さらにキャリツジl4にはヘッド
ホルダ19(第8図)がヘッドホルダ軸l9bの回りに
回転可能に案内支持されている。このヘッドホルダl9
にはサーマルヘッド117が取付けられており、このヘ
ッドホルダ19はサーマルヘッド117の熱を放熱する
ヒートシンクとしても機能している. また、前記キャリツジ14にはインクリボンカセット4
0を2段積みに搭載するためのキャリツジテーブル35
が設けられている。このキャリツジテーブル35にはマ
ルチカラーリボンの色識別用のカラーセンサ122が設
けられており、また、前記キャリツジ14にはインクリ
ボンカセット40の有無、種類およびインクリボンエン
ドの検出を行うためのリボンセンサ121が設けられて
いる。 次に、キャリツジテーブル35にインクリボンカセット
40を着脱可能に装填する場合を説明する. 前記キャリツジテーブル35には上下2段にインクリボ
ンカセット40を搭載することが可能であり、また、こ
のキャリツジテーブル35の上面にはビン35a,35
bおよびフツク35c、35d,35eが設けられてい
る。 まず、下段にインクリボンカセット40を装填する場合
は、後述するインクリボンカセット40の上ケースおよ
び下ケースに設けられた開口4la,4lbを前記ビン
35a,35bに嵌入し、下ケースの係止部に上記フツ
ク35cを弾性的に係合することによって、インクリボ
ンカセット40を取り外し可能にキャリツジテーブル3
5に装填することができる.また、上段にインクリボン
カセット40を装填する場合も同様に、前記ビン35a
,35bに前記開口41a,4lbを嵌入し、下ケース
の係合部42kにフツク35d、35eを弾性的に係合
することにより、下段のインクリボンカセット40を介
してキャリツジテーブル35の上段に装填できる. こうして、複数(2段〉のインクシート(インクリボン
を含む)装着部が構成されている。 次に、キャリツジ14上の構成を第7図〜第13図を参
照して説明する. 【キャリツジ上の構成の説明] 第7図はキャリツジl4の平面図であり、キャリツジテ
ーブル35を取り外した様子を表した図である.また第
8図は第4図のキャリツジ14からリボン巻き取り機構
を設けた副ベース部14bを更に取り外した様子を表し
た平面図である。 第7図と第8図の両図において、ヘッドモータM3がキ
ャリツジ14の主ベース部14a上に搭載されており、
このヘッドモータM3の駆動力は減速ギャ15a、及び
アイドルギア15bを介して伝達され、第1カム16お
よび第2カムl7を回転させる。この第1カム16は後
述するヘッドアップ・ダウン(サーマルヘッド117の
プラテン5に対する離反、押圧)と、リボンをクラッチ
を介して巻き取るモードにするためのカムであり、第1
カム16の上面には第1カムl6の回転軸の軸方向に高
さが変化するカム面16aが設けられる一方、このカム
面16aのさらに上面には第1カム16の回転軸の軸方
向と直角に回転軸を中心として半径が変化するリボンの
クラッチ巻取り用のカム面16bが設けられている。 また、第2カム17は後述するリボン直接巻取りのオン
・オフおよびカセットアップダウン(インクリボンの切
換手段)のためのカムであり、第2カム17の上面には
、第8図に示すように第2カム17の回転軸の軸方向に
高さが変化するカセットアップダウン用のカム面17a
が設けられている。そして、さらにその上面には第2カ
ム17の回転軸の軸方向と直角に回転軸を中心として半
径が変化するリボン直接巻取り用のカム面17bが設け
られている。 【リボン巻取り機構の説明] 第9図は第7図のX−X矢視断面図であり、リボン巻取
り機構の巻取りクラッチ23に対して、クラッチを介し
て巻取り力を伝達する(通常の記録時におけるインクリ
ボン巻取り)状態と、キャリツジl4の移動により直接
インクリボンを巻取る(本実施例ではインクリボンの色
選択を行う)ための機構の構成を表している。 第9図において、キャリツジ14の副ベース部14b上
にはスタツドS1が垂設されてお゛り、ギア部69aを
下端に形成したスリーブ69が、このスタツドS1の回
りに回動自在に支持されている.そして、第1円盤74
がこのスリーブ69の外周面上に、第9図の上下方向に
摺動自在に、かつスタツドS,の回りに回動が規制され
て挿入されている。一方、ギア部77aを外周面に形成
した第2円盤77が回動自在にスリーブ69の外周に設
けられており、スリーブ69及び第1円盤74との間に
クラッチ盤として機能する中空円盤状のフエルト75、
76が介在している。そして、第1円盤74上にコイル
バネ7lの圧縮力が作用するようにして,M体70がス
リーブ69と一体的に固定されている.この蓋体70の
内部には正6角形の開口部が形成されている。巻取りク
ラッチ23は、この開口部に対して軸方向に摺動自在で
回転を規制され、かつコイルバネ73により付勢力を下
方向に得るようにされており、その上部外周にはハブ受
部23aが形成されている。また、第2円盤77の外周
部位にはブレーキ・リング78が捲かれている. これによりギア部69aを介して伝達された回転力は、
そのまま蓋体70に伝達されて、リボンを巻取るように
巻取りクラッチ23を回転させる。これに対し、第2円
盤77を介して伝達される回転力は、記録時等のように
、サーマルヘッド117とプラテン5との摩擦によりカ
セット40より引出されたインクリボンを巻取るための
もので、リボンのたるみがなくなると第2円盤77はフ
エルト75.76によりスリーブ69との間で滑り、そ
れ以上リボンを巻取らないようにしている。 そして、ギヤ部77aには遊星ギヤとしてのギャ63が
噛合される一方、ギヤ部69aには同じく遊星ギヤとし
てのギャ65が歯合される.これらギャ63、65はレ
バー60、25上に夫々垂設されているスタツドSt,
Ssにより回動自在に支持されている(第10図). 第10図は第7図のカバーベース部14cを取り外して
リボン巻取り用ギヤトレインの様子を表した平面図であ
る。 本図において、副ベース部14b上に垂設されているス
タツドS,の回りに回動自在に支持されるスリーブ69
の太陽ギヤとしてのギヤ部77aには、遊星ギヤとして
のギャ63が噛合される一方、上記のギヤ部69aには
同じく遊星ギーヤとしてのギャ65が噛合される。これ
らのギャ63.65は、前述したようにレバー60.2
5上に夫々垂設されているスクッドS*,S−にょり回
動自在に支持されており、レバー25、6oはスリーブ
69を支持しているスタツドSlを回動支点としている
.そして、レバー25のフツク25aには図示のように
保持されているネジリバネ61により、図中の二重矢印
方向の付勢力が作用するようにしている.また、レバー
60のフツク60aにはバネ62が張設されており、図
中の二重矢印方向の付勢力が作用するようにしているま
た、ギャ63には破線図示のギヤ部63aが一体形威さ
れており、巻取り中間ギャ26に噛合する状態と噛合し
ない状態とを取り得る(第10図では噛合していない)
.このためのカムフォロア60bが、レバー60の反対
面側に形威されており、上記の第1カム16により当接
されて移動されるようにしている(第8図). また、ギャ65を介して、ギア27の回転を伝達するた
めのギア67がギャ27の破線図示のギヤ部27aに噛
合する状態と、噛合しない状態とを取り得る(第lO図
では噛合している)。このためにレバー25の反対面側
にはカムフオロア25bが形成されており、上記の第2
カム17に当接して移動されるようにしている(第8図
)。また、キャリツジl4には、巻取りギャ27とこれ
に噛合う巻取り中間ギャ26が回転自在に案内支持され
ており、前記巻取りギャ27は前記ラツク13と噛合っ
ている. さらにまた、巻取りクラッチ23にはハブ受部23aが
設けられ、インクリボンカセット40内の巻取りコア4
4と嵌合可能になっている。 (以下余白) [カセットアップダウン機構の説明] 次に、第11図は第8図に示された第2カム17に追動
してカセットのアップ・ダウンを行なう機構部分の分解
斜視図であり、また第12図、第13図はキャリツジテ
ーブル35のアップ・ダウン状態を示すキャリツジ14
の側面図である。 第11図、第12図および第13図において、カセット
シフトレバー29bは、キャリツジ14に回転自在に案
内支持されたカセットシフト軸30にビンPが圧入され
て固定されている。このカセットシフトレバー29bに
は二重矢印方向に付勢力を発生するネジリバネ29dの
終端部(ロ)◆ に当接される当接部(ハ)と、カムフオロア29aの当
接部(ホ)に当接される当接部(二)とが一体的に形成
されている。このカムフオロア29aは、上記の第2カ
ムl7に当接するローラ29Cを回動自在に支持すると
ともに、ネジリバネ29dの終端部(イ)に当接される
スタツド部(へ)が一体的に形成されている。 これら各部が、カセットシフトレバー29bとカムフオ
ロア29aの間にネジリバネ29をセットして、当接部
(二)、(ホ)とがネジリバネ29の付勢力により当接
される状態を保ちつつ、カセットシフト軸30の溝30
aにEリング29eを圧入セットして、カムフオロア2
9aをカセットシフト軸30に取付ける. この結果、第2カム17のカム面17aに対して自重並
びに後述のキャリツジテーブル35などを含む重量によ
り、カムフオロア29aが第2カムl7上で当接追動す
るようになっている。 第12図において、カセットシフト軸30の両端部位に
はカセットシフトレバー31が固定されており、さらに
カセットシフトレバー31に設けられたボス3lbに回
転自在にカセットシフトレバー32が支持されている。 さらに、カセットシフトレバー3lの一端にはボス31
aが、カセットシフトレバー32の先端にはボス32a
がそれぞれ固設され、キャリツジテーブル35の開口部
35f、35gに前記ボス31a,3・2aが挿入され
、かつカセットシフトレバー32の他の先端にはボス3
2bが設けられ、キャリツジl4の開口部14bに前記
ボス32bが挿入されている.こうして、前記キャリツ
ジテーブル35がほぼ水平に支持されている。 ここで、ヘッドモータM3が回転されてカム面17aの
高さが高くなり、カムフオロア29aを時計回り方向(
矢印C1方向)(第12図)へ回動させると、カセット
シフトレバー31も時計回り方向(矢印C1方向)へ回
動する。 前述の説明から、カセットシフトレバー3lの回転中心
、即ちカセットシフト軸30およびカセットシフトレバ
ー32のボス部32bはキャリツジ14に高さを規制さ
れており、カセットシフトレバー31のボス31aがキ
ャリツジテーブル35の開口部35fを、またカセット
シフトレバー32のボス部32bがキャリツジ14の開
口部14bをそれぞれ移動する。即ち、キャリツジテー
ブル35は,パンタグラフ機構で回転運動を直線運動に
変換することにより、上下方向(矢印E1,E2方向)
(第12図)に移動する.また、キャリツジテーブル3
5にはボス33が設けられており、これはキャリツジl
4に取付けたキャリツジカバー34の開口部34aに挿
入されており、キャリツジテーブル35の上下移動(矢
印El,E2方向)範囲が規制されている。 すなわち、開口部34aによって、キャリツジテーブル
35のアップ時およびダウン時の高さが正確に定められ
ている。 以上の構或により、キャリツジテーブル35が下方向に
押圧された場合には、押圧力をネジリバネ29dにより
弾力的に受ける結果、構成部品の損傷を防止することが
できる. 【サーマルヘッドのアツブ/ダウン機構の説明(第8図
、第14図.1 5図)1 次にサーマルヘッド(記録ヘッド)l17のアップ・ダ
ウン機構について説明する。 第14図はサーマルヘッド117のアップ状態を示す側
面図であり、第15図はサーマルヘッド117のダウン
状態を示す側面図で、サーマルヘッド117のアップ・
ダウン動作は前記第1カム16に追動して行われる。 第8図、第14図及び15図において、ヘッドアップ・
ダウンレバー22はキャリツジ14に設けられたヘッド
ホルダ軸19bのまわりに回転自在に設けられており、
さらに、このヘッドアップダウンレバ−22の突出部2
2b,22cの間ニはヘッドばね21がばね力をチャー
ジされた状態で設置されている。 また、ヘッドアップ・ダウンレバー22の一端には、コ
ロ22aが回転自在に案内支持されている.さらに、ヘ
ッドホルダ19のばね掛け部19aおよびキャリツジ1
4のばね掛け部14aの間にはヘッド戻しばね20が設
けられ、ヘッドホルダ19はプラテン5から遠ざかる方
向(第14図の矢印■2方向)へ付勢されている. このヘッド戻しばね20の付勢力は、ヘッドホルダl9
の圧接部19cからヘッドばね21の腕部21aへ伝達
されて、この腕部21aからヘッドアップ・ダウンレバ
ー22へ伝達される。従って、ヘッドアップ・ダウンレ
バー22はヘッド戻しばね20によってプラテン5から
遠ざかる方向(第14図の矢印I2方向)へ付勢されて
おり、アップ・ダウンレバー22に設けられたコロ22
aは、第1カムl6のカム面16aに圧接される.従っ
て、サーマルヘッド117は第lカム16の高さが増大
する方向に変化することによりプラテン5の方向へ回動
する. 次に上述した構成に基づくサーマルヘッド1l7の圧接
または押圧(ダウン〉および離反(アップ)の・動作を
説明する. 第14図に示すヘッドアップ(離反)状態では、上述の
ようにヘッド戻しばね20によってへツドアップ・ダウ
ンレバー22は第1カム16に圧接されており、サーマ
ルヘッド117は記録シ一ト140およびプラテン5か
ら離反している。 この状態から第1カム16を時計回り方向(第8図の矢
印G2方向)または反時計回り方向(第8図の矢印G1
方向)へ回転させると、カムl6とヘッドアップ・ダウ
ンレバー22に設けられたコロ22aとの当接点におけ
るカム面に垂直方向の高さが増加する.これによって、
ヘッドアップ・ダウンレバー22はヘッド戻しばね20
の付勢力に抗して反時計回り方向(第14図の矢印H2
方向)へ回転する.このヘッドアップ・ダウンレバー2
2の回転力はヘッドばね21の腕部21aからヘッドホ
ルダ19の圧接部19cへ伝達され、ヘッドホルダ19
を反時計回り方向(第14図の矢印I1方向)へ回転さ
せる。そこで、ヘッドホルダ19に貼付けられたサーマ
ルヘッド117は記録シ一ト140およびインクシート
50(第14図)を介してプラテン5に押圧される。 また、サーマルヘッド117がプラテン5に当接した以
降も第1カムl6の高さが増加し、ヘッドアップダウン
レバ−22をさらに反時計回り方向(第8図の矢印G2
方向)へ回転させる。即ち、サーマルヘッド117によ
る記録時には、サーマルヘッド117は記録シ一ト14
0あるいはインクシート50に圧接し、この記録シ一ト
140はプラテン5によってその位置に保持されている
。そして、サーマルヘッド117が完全にダウンし.た
状態では、ヘッドホルダl9の動作はサーマルヘッド1
17がプラテン5に当接することにより規制される。従
って、ヘッドアップ・ダウンレバー22の反時計回り方
向(第1゛4図の矢印H2方向)の回転に伴い、ヘッド
ばね21はヘッドアップ・ダウンレバー22の突出部2
2bを離れ、ヘッドばね2lはさらにばね力をチャージ
される。こうしてヘッドばね21のばね力は、ヘッドホ
ルダ19の圧接部19cに伝達され、サーマルヘッド1
17はインクシート50及び記録シ一ト140を介して
プラテン5へ押圧される。 【カムチャートに基づく説明】 第16図は前述の第1カムl6と第2カム17の各カム
位置を示すカムチャートであり、各ポジションP1〜P
6における第1カムl6及び第2カム17の回動状態に
おける、ヘッドアップ・ダウン状態とリボン巻き取り状
態、さらにはカセットアップ・ダウン状態とを表してい
る.また第17図(A)、第17図(B)から第22図
(A)、第22図(B)は、第16図の各カム・ポジシ
ョンP1〜P6における第1カム16と第2カム17の
回動状態の回動状態図(A)と、リボン巻き取り機構の
状態図(B)を夫々示している。 先ず,第16図及び17図(A)、第17図(B)にお
いて、カムポジションP1にくるようにヘッドモータM
3が回転されると、第1カムl6と第2カム17とが第
17図示の位置に回動される。この時に、ヘッドアップ
ダウンレバ−22のコロ22aはカム面16a上に乗り
上げているため、サーマルへッド117がプラテン5側
にダウンしている状態になる。また、カム面16bの外
周面.上にはレバー60のカムフォロア60bが当接し
てない状態であるので、第17図(B)に図示のように
、リボンをクラッチを介して巻取るギャ部77aに噛合
している遊星ギア63に一体形成されているギア部63
aが巻取り中間ギア26と噛合している。一方、リボン
をダイレクトに巻取るギヤ部69aに噛合している遊星
ギア65と噛合するギア67がギア27に一体形成され
ているギア部27aとが噛合しないように、レバー25
のカムフオロア25bが、第2カム17のカム面17b
の外周面に当接されている。またこの時、第2カム17
のカム面17a上に追動されるローラ29cを支持して
いるカムフオロア29aは、カム面17a上の低い部分
に位置しているため、カセットはダウン位置にされる。 次に、第16図並びに第18図(A)、第18図(B)
において、カム位置がP2にくると、上段のカセットに
より記録するための初期位置となり、ヘッドモータM3
の回転により第1カム16と第2カム17とが第18図
示の位置に回動される。 この時、ヘッドアップダウンレバ−22のコロ22aは
カム面16aの低い面上に乗り上げているため、サーマ
ルヘッド117がプラテン5より離反状態にされる.ま
た、カム面16bの外周面上にはレバー60のカムフオ
ロア60bが当接しているため、第18図(B)に図示
のようにリボンをクラッチを介して巻取るギヤ部77a
に噛合している遊星ギア63に一体形成されているギア
部63aが巻取り中間ギア26とが噛合しない。 また、リボンをダイレクトに巻取るギヤ部69aに噛合
している遊星ギア65と噛合するギア67がギア.27
に一体形成されているギア部27aとが噛合しないよう
に、レバー25のカムフオロア25bが第2カムl7の
カム面17bの外周面に当接されている。また、第2カ
ムl7のカム面17a上に追動されるローラ29cを支
持しているカムフオロア29aはカム面17a上の低い
部分に位置している結果、カセットはダウン位置にされ
る。 次に、第16図並びに第19図(A)、第19図(E’
)に示すように、カムポジションP3にくると第1カム
16と第2カムl7とが第19図示の位置に回動される
。この時は、ヘッドアップダウンレバ−22のコロ22
aが、まだカム面l6aの低い面上に乗り上げているた
め、サーマルヘッド117がプラテン5に対して離反(
アップ)している状態にされている。また、第1カム1
6のカム面l6bの外周面上にはレバー6oのカムフオ
ロア60bが当接していないため、第19図(B)に図
示のように、リボンをクラッチを介して巻取るギヤ部7
7aに噛合している遊星ギア63に一体形成されている
ギア部63aが巻取り中間ギア26と噛合する。一方、
リボンをダイレクトに巻取るギヤ部69aに噛合してい
る遊星ギア65と噛合するギア67がギア27に一体形
成されているギア部27aとが噛合しないように、レバ
ー25のカムフオロア25bが第2カムl7のカム面1
7bの外周面に当接されている。また、第2カム17の
カム面17a上に追動されるローラ29cを支持してい
るカムフォロア29aは、まだカム面17a上の低い部
分に位置しているため、カセットはダウン位置に保持さ
れている。 従って、このカム位置P3においては、インクリボン,
がキャリッジ14の移動によりクラッチを介して巻取ら
れる状態にあり、キャリッジ14の移動に伴って巻取ら
れる、前述したリボンに発生したクルミを除去するクラ
ッチ巻き取りが行なわれる。 次に、第16図並びに第20図(A)、第20図(B)
において、ポジションP4にカム位置がくると、第1カ
ム16と第2カム17とが第20図示の位置に回動され
る。この時に、ヘッドアップダウンレバ−22のコロ2
2aはカム面16aの低い面上にまだ乗り上げているた
め、ヘッドがプラテン5に対してアップしている状態に
されている。また、第1カム16のカム面16bの外周
面上にはレバー60のカムフオロア6・obが当接され
ているので、レバー60が回動されて第20図(B)に
図示のように、リボンをクラッチを介して巻取るギヤ部
77aに噛合している遊星ギア63に一体形成されてい
るギア部63aが巻取り中間ギア26と噛合しない状態
となる。さらに、レバー25のカムフオロア25bが第
2カムl7のカム面17bの外周面に当接しなくなるた
め、リボンをダイレクトに巻取るギヤ部69aに噛合し
ている遊星ギア65と噛合するギア67がギア27に一
体形成されているギア部27aと噛合する。また、第2
カムl7のカム面17a上に追動されるローラ29cを
支持しているカムフォロア29aは、カム面17a上の
高い部分に位置するため、カセットは初めてアップ位置
にされる。 従って、このカム位置P4においては、リボンをクラッ
チ機構を介さずにダイレクトに巻取る状態にされるため
、キャリッジ14の移動に伴ってリボンをダイレクトに
巻取ることができる。従って、このカム位置P4は、第
1図に示したマルチカラーリボン50の色を示すバーコ
ード50a、50b,50cをカラーセンサ122で検
出して所望の色のリボンの頭出しを行うのに有益である
。なお、この場合、第20図(B)からも明らかなよう
に、ギア65、67とギア27とのギア比は、ギア26
.63の場合よりも大きくなっているため、ダイレクト
にインクリボンを巻取る場合のほうがインクリボンの巻
取り速度が早くなる。 次に、第16図並びに第21図(A)、第21図(B)
において、ポジションP5にカム位置がくると、第1カ
ムl6と第2カム17とが第21図示の位置に回動され
て、カセット下段のリボンによる記録の初期位置設定が
行なわれる.この時に、ヘッドアップダウンレバ−22
のコロ22aはカム面16aの低い面上にまだ乗り上げ
ているため、ヘッドがプラテン5に対してアップしてい
る状態にされている。また、第1カムl6のカム面16
bの外周面上にはレバー60のカムフオロア60bが当
接する状態にされるので、レバー60が回動されて第2
0図(B)に図示のように、リボンをクラッチを介して
巻取るギヤ部77aに噛合している遊星ギア63に一体
形成されているギア部63aが巻取り中間ギア26と噛
合しない。また、リボンをダイレクトに巻取るギヤ部6
9aに噛合している遊星ギア65と噛合するギア67が
ギア27に一体形成されているギア部27aと噛合しな
いようにレバー25のカムフオロア25bが第2カムl
7のカム面17bの外周面に当接する.さらに、第2カ
ム17のカム面17a上に追動されるローラ29cを支
持しているカム.フオロア29aは、カム面17a上の
高い部分に位置する状態を保持するため、カセットはア
ップ位置に保持されており、下段のカセットによる記録
が可能な状態にされる。 従って、このポジションP5においては、カセット下段
にセットされるマルチカラーリボン50のバーコード5
0a,50b,50cをカラーセンサ122で検出して
、イ之クリボンをダイレクトに巻取りながら、所望の色
で記録するときの初期位置状態の設定がなされる。 最後に、第16図並びに第22図(A)、第22図(B
)において、ポジションP6にカム位置がくると、第1
カムl6と第2カム17とが第22図示の位置に回動さ
れてカセット下段のリボンによる記録が行なわれる。 この時に、ヘッドアップダウンレバ−22のコロ22a
はカム面16aの二段勾配面に沿い追動されてカム面1
6aの高い部分に乗り上げる結果、ヘッドがプラテン5
に対して押圧する状態にされる.また、第1カムl6の
カム面16bの外周面上にはレバー60のカムフオロア
60bが当接しない状態にされるので、レバー60が回
動されて第20図(B)に図示のようにリボンをクラッ
チを介して巻取るギヤ部77aに噛合している遊星ギア
63に一体形成されているギア部63aが巻取り中間ギ
ア26と噛み合う状態にされる。 一方、リボンをダイレクトに巻取るギヤ部69aに噛合
している遊星ギア65と噛合するギア67がギア27に
一体形成されているギア部27aと噛合しないようにレ
バー25のカムフオロア25bが第2カム17のカム面
17bの外周面に当接する状態が保持される。また、第
2カム17のカム面,17a上に追動されるローラ29
cを支持しているカムフオロア29aは、カム面17a
上の高い部分に位置する状態を保持されるため、カセッ
トはアップ位置に保持されており、下段カセットによる
マルチカラーリボン50等による記録が可能な状態にさ
れる。 従って、このポジションP6においては、下段のカセッ
ト位置にセットされるマルチカラーリボン50のバーコ
ード50a,50b,50cをカラーセンサ122で検
出して、インクリボンをクラッチを介して巻取りながら
記録できる状態にされる。 次に、第23図のフローチャートを参照して本実施例の
サーマルプリンタにおけるインクリボンの色選択処理を
説明する。なお、このときはマルチカラーインクリボン
は下段にセットされているものとする。また、この処理
を実行する制御プログラムはROMI l 1に記憶さ
れている。 色選択処理が指示されると、ステップS1でキヤリツジ
14をホーム位置に移動する。次にステップS2に進み
、ヘッドモータM3を回転駆動してカム位置を第16図
のカムチャートのカム位置P4にする.これにより、下
段のカラーインクリボンカセットが選択され、サーマル
ヘッド117がアツブ状態で、リボンのクラッチ巻取り
がオフ、インクリボンのダイレクト巻取りがオン状態と
なる。こうして、ステップS3でキャリツジ14を矢印
B1方向(第6図)に移動する。これによりラツク13
と噛合している巻取りギア27の回転がギア67.65
を介してインクリボンの巻取りコア44に伝達され、イ
ンクリボンが巻取られる.こうしてキャリツジを移動し
ながらステップS4でカラーセンサ122よりの信号を
入力して、インクリボンに付されたバーコードの先頭バ
ーを検出したかどうかをみる.バーコードが検出される
とステップS5に進み、キャリツジ14をさらに矢印B
1方向に移動し、ステップS6で2本目のバーが検出で
きたかどうかをみる。 2本目のバーが検出できないときはステップS11に進
み、キャリツジ14を所定量移動したかどうかをみる。 こうして、ステップSllでキャリツジ14が所定量以
上移動しても、次のバーコードが検出できないときはス
テップS12に進み、そのバーコードをA色のコードと
判定する。 ステップS6で2本目のバーコードを検出するとステッ
プS7に進み、さらにキャリツジ14を矢印B1方向へ
移動し、ステップS8では3本目のバーが検出されたか
を調べる。ステップS8で3本目のバーが検出されると
ステップS9に進み、C色と判定する.一方、ステップ
S13で、ステップSllと同様に、キャリツジ14を
所定量移動してもバーが検出されないときはステップS
14に進み、B色と判定してステップSIOに進む。こ
うしてステップSIOでは、キャリツジl4を所定量だ
け第6図のB1方向に移動してインクシートを巻取る。 このように、この実施例のインクシートは、巻取りコア
44の巻取り径の増大に対応して、色コードと、それに
対応したインク部分との間隔が長くなるように構成され
ているため、インクシートの巻取りコア44の径が増大
して、キャリツジ14の送り量に対するインクシートの
巻取り量が増大しても、特にその制御を変更しなくても
インク部分の頭出しが適切に行える。 以上説明したように本実施例によれば、インクシートの
巻取り径の変動による、巻取り速度の変動に応じて、イ
ンクシートの色部分と色コード部分との間隔が設定され
ているため、巻取り径が変動しても確実に色コードを検
出できるとともに、その色コードに基づく色部分の頭出
しを確実に行うことができる。 なお、この実施例ではカラーインクリボンを下段にセッ
トするようにしたが、本発明はこれに限定されるもので
なく、上段のカセットがカラーリボンとして選択される
ように、カム位置及び巻取り機構などが構或されていて
もよい。 またこの実施例では、サーマルプリンタの場合で説明し
たが、本発明はこれに限定されるものでなく、インクリ
ボンを用いて記録する、例えばワイヤドットプリンタや
デイジーホイールプリンタなどにも適用できる。また、
本発明の記録装置は、例えば電子タイブライタ、ファク
シミリあるいはワードプロセッサ、プリンタなどに相当
している. [発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、インクシートの巻
取り径の変動に伴う,キャリツジの移動量に対するイン
クシートの搬送長の変動をに影響されることなく、イン
クシートの色部分の頭出しを確実にできる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)(B)は実施例の多色インクシートの色構
成を一例を示す図、 第2図はインクリボンカセットの平面図、第3図は第2
図のインクリボンカセットの斜視図、 第4図は本実施例のサーマルプリンタを備えた文書処理
装置の概略構成を示すブロック向、第5図は本実施例の
文書処理装置の外観斜視図、 第6図はサーマルプリンタの記録部の平面図、第7図は
キャリツジの平面図、 第8図は第7図のキャリツジから副ベース部を取り外し
た状態を表した平面図、 第9図は第7図のx−X矢視断面図、 第10図は第7図のカバーベース部を取り外してリボン
巻取り用ギヤトレインの様子を表した平面図、 第11図は第8図に示された第2カムに追動してカセッ
トアップダウンを行なう機構部分の分解斜視図、 第12図及び第13図はキャリツジの側面図、第14図
は第8図の左側面図で、サーマルヘッドアップ状態を示
す側面図、 第15図は同じくサーマルヘッドダウン状態を示す側面
図、 第l6図は実施例のサーマルプリンタにおけるカムチャ
ート、 第17図(A)、第17図(B)から第22図(A)、
第22図(B)のそれぞれは、第16図の各カム位置P
IからP6における第1カムと第2カムの回動状態の回
動状態(A)と、リボン巻き取り機構の状態(B)を示
す図、そして第23図は実施例のサーマルプリンタによ
る色選択処理を示すフローチャートである。 図中、5・・・プラテン、6・・・シート送りローラ、
7・・・ギヤ、7a・・・減速ギヤ、9・・・ブーリギ
ャ、10・・・ブーリ、1l・・・ベルト、l2・・・
シャフト、I3・・・ラック、14・・・キャリッジ、
14b・・・副ベース部、14c・・・カバーベース部
、16・・・゛第1カム、16a% 16b・・・カム
面% 17・・・第2カム、17a,17b・・・カム
面、19・・・ヘッドホルダ、19a・・・ヘッドホル
ダ軸、23・・・巻き取りクラッチ、25・・・レバー
 25b・・・カムフオロア、26・・・巻き取り中間
ギヤ、31・・・カセットシフトレバー 32・・・カ
セットシフトレバー 35・・・キャリツジテーブル、
40・・・インクリボンカセット、50・・・マルチカ
ラーリボン、60・・・レバー 60b・・・カムフオ
ロア、61・・・ネジリバネ、62・・・バネ、63、
65・・・ギヤ、69・・・スリーブ、70・・・蓋体
、71・・・コイルバネ、74・・・第1円盤、75、
76・・・フエルト、77・・・第2円盤、77a・・
・ギヤ部、101・・・制御部、102・・・プリンタ
ユニット、103・・・表示部、117・・・サーマル
ヘッド、120・・・ホームポジションセンサ、121
・・・リボンセンサ、122・・・カラーセンサ、14
0・・・記録シート、Ml・・・シート送りモータ、M
2・・・キヤリツジモータ、 M3・・・ヘッドモー夕、 Pn・・・ボ ジションである。 特 許 出 願 人 キヤノン株式会社 ′1.百,′−6 S3 第13図 第14図 第15図 第17図 (A) 第17図 (B) 第旧図 (A) 0 第18図 (8) 第19図 (A) 第19図 (8) 第20図 (A) 第21図 (A) J7b 27 第21図 (8) 第κ図 (A)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)記録装置に装着されて記録に用いられるカラーイ
    ンクシートであつて、 面順次に異なる色のインクが塗布されたインク部分と、 前記インク部分に塗布されたそれぞれの色のインクに対
    応して設けられた色コードと、 前記色コードに続いて設けられた色コード終了被検知領
    域と、 を有し、 前記被検知領域を前記インクシートの走行速度変動を補
    償するよう設定したことを特徴とするカラーインクシー
    ト。
  2. (2)カラーインクシートを用いて記録媒体に記録を行
    う記録装置において、 面順次に異なる色のインクが塗布されたインク部分と、
    前記インク部分に塗布されたそれぞれの色のインクに対
    応して設けられた色コードと、前記色コードに続いて設
    けられた色コード終了被検知領域とを有し、前記被検知
    領域を前記インクシートの走行速度変動を補償するよう
    設定したカラーインクシートを装着可能な装着部と、 前記記録媒体に記録を行うために、前記装着部に装着さ
    れたカラーインクシートに作用するための記録手段と、 前記記録媒体を搬送するための搬送手段と、を有するこ
    とを特徴とする記録装置。
  3. (3)前記色コードは単数と複数の組合わせで色を報知
    することを特徴とする請求項第2項に記載の記録装置。
  4. (4)記録装置に装着されて記録に用いられるカラーイ
    ンクシートであつて、 前記インクシートは面順次に異なる色のインクが塗布さ
    れたインク部分と、 前記インク部分に塗布されたそれぞれの色のインクに対
    応して設けられた色コードと、 巻取りロールへ巻取られる前記インクシートの巻取り径
    の増加量に対応して、前記色コードと対応する前記イン
    ク部分との間隔を長くした色コードに続いて設けられた
    色コード終了被検知領域を有し、 前記被検知領域を前記インクシートの走行速度変動を補
    償するように設定したことを特徴とするカラーインクシ
    ート。
  5. (5)記録ヘッドによりインクシートのインクを記録媒
    体に転写記録可能な記録装置であつて、インクシートを
    捲回した供給用ロールと、前記供給用ロールより引出さ
    れたインクシートを捲回して巻取る巻取りロールの間に
    張設されて記録に使用されるカラーインクシートであつ
    て、色順次に塗布された複数のインク部分と、前記イン
    ク部分のそれぞれの巻取り方向前方に付された前記イン
    ク部分の色コードと、前記巻取りロールへ巻取られる前
    記インクシートの巻取り径の増加量に対応して、前記色
    コードと対応する前記インク部分との間隔を長くしたカ
    ラーインクシートと、前記記録ヘッドを搭載したキャリ
    ッジを移動することにより前記巻取りロールを回転駆動
    して前記カラーインクシートを巻取る巻取手段と、前記
    巻取り手段により前記カラーインクシートを巻取つて所
    望の色のインク部分を記録位置に移動させ、記録媒体に
    カラー転写記録を行うための記録手段と、 を有することを特徴とする記録装置。
  6. (6)前記コードは単数と複数のマークの組合わせで色
    を報知するようにしたことを特徴とする請求項第5項に
    記載の記録装置。
JP23040689A 1989-09-07 1989-09-07 カラーインクシート及び前記カラーインクシートを用いた記録装置 Pending JPH0393579A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009302660A (ja) * 2008-06-10 2009-12-24 Mitsubishi Electric Corp アンテナ回転台のストッパ装置

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JP2009302660A (ja) * 2008-06-10 2009-12-24 Mitsubishi Electric Corp アンテナ回転台のストッパ装置

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