JP3338313B2 - 熱転写プリンタ - Google Patents

熱転写プリンタ

Info

Publication number
JP3338313B2
JP3338313B2 JP31166396A JP31166396A JP3338313B2 JP 3338313 B2 JP3338313 B2 JP 3338313B2 JP 31166396 A JP31166396 A JP 31166396A JP 31166396 A JP31166396 A JP 31166396A JP 3338313 B2 JP3338313 B2 JP 3338313B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cassette
carriage
ribbon
recording
thermal transfer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP31166396A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10151780A (ja
Inventor
彰 工藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alps Electric Co Ltd filed Critical Alps Electric Co Ltd
Priority to JP31166396A priority Critical patent/JP3338313B2/ja
Publication of JPH10151780A publication Critical patent/JPH10151780A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3338313B2 publication Critical patent/JP3338313B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)
  • Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱転写プリンタに
係り、特に、1枚の記録用紙に複数の色のインクを重ね
てカラー記録を行うことのできる熱転写プリンタに関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、プラテンの前方に記録用紙と、
所望の色のインクを塗布させたインクリボンとを支持
し、複数の発熱素子を配列させたサーマルヘッドをキャ
リッジとともにプラテンに沿って往復動させながらイン
クリボンを繰り出し、サーマルヘッドに整列配置されて
いる発熱素子を、記録情報に基づいて選択的に発熱させ
ることにより、記録用紙上に所望の文字等の画像の記録
を行う熱転写プリンタが、高記録品質、低騒音、低コス
ト、メンテナンスの容易性等の理由により、コンピュー
タ、ワードプロセッサ等の出力装置として多用されてい
る。
【0003】また、従来から、インクの色を異にするな
どした複数のリボンカセットをプラテンに沿って往復移
動可能とされリボンカセットを搭載しうるキャリッジに
対向するようにして配設したカセットホルダのカセット
保持部に保持し、この複数のリボンカセットの中から記
録に供する所望の色のインクリボンを巻回したリボンカ
セットを選択し、キャリッジとカセットホルダの間でリ
ボンカセットを自動的に交換して1枚の記録用紙に複数
の色のインクを重ねてカラー記録を行うことのできる熱
転写プリンタが知られている。
【0004】このような、従来からある複数のリボンカ
セットを有する熱転写プリンタにおいては、リボンカセ
ットに形成された識別マークをキャリッジに配設された
センサにより検出することで、カセット保持部に保持さ
れたリボンカセットの色の種類や空のカセット保持部な
どの検出が行われている。
【0005】また、従来からある複数のリボンカセット
を有する熱転写プリンタは、カセットホルダの形成され
たカセット保持部の数と、記録に供するリボンカセット
の数とが同一数とされており、キャリッジ上にリボンカ
セットが搭載されている場合においては、空のカセット
保持部が1つであるために、一旦カセット保持部に装着
されたリボンカセットは、常に、同じカセット保持部に
戻されることになる。これにより、カセット保持部の位
置を気にすることなくリボンカセットの装着が可能であ
り使い勝手のよいものとされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、カラー記録
を行う場合には、重ねるインクの色の順序により、わず
かに色ズレを生じる場合があるので、優れた記録品質を
得るためには、使用するリボンカセットの順序が制限さ
れことになるが、前述したように、従来の熱転写プリン
タにおいては、使用するインクリボンの順序に関係なく
リボンカセットがカセット保持部に装着されるので、カ
セット保持部に装着したリボンカセットの並び替えがで
きないため、リボンカセットの交換動作の際に、キャリ
ッジに搭載したリボンカセットを戻す空のカセット保持
部の位置と、次の記録に用いるために受け取るリボンカ
セットが装着されたカセット保持部の位置とが極端に離
れた位置となる場合があり、このような場合には、リボ
ンカセットの交換動作時のキャリッジの移動距離が長く
なり、実効記録速度、すなわち、1枚の記録媒体に複数
の色のインクを重ねてカラー記録を行う際の記録速度が
遅くなるという問題点があった。
【0007】本発明はこれらの点に鑑みてなされたもの
であり、カセット保持部に装着したリボンカセットの並
び替えを行うことのできる熱転写プリンタを提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ため特許請求の範囲の請求項1に記載の本発明の熱転写
プリンタの特徴は、プラテンと、このプラテンに沿って
往復移動可能とされリボンカセットを搭載しうるキャリ
ッジと、このキャリッジに対向するようにして複数のリ
ボンカセットを所定位置に保持するカセット保持部を備
えたカセットホルダとを具備し、前記複数のリボンカセ
ットの中から記録に供する所望の色のインクリボンを巻
回したリボンカセットを選択し、前記キャリッジと前記
カセットホルダのカセット保持部との間で前記リボンカ
セットを自動的に交換して1枚の記録用紙に複数の色の
インクを重ねてカラー記録を行うことのできる熱転写プ
リンタであって、前記カセットホルダのカセット保持部
の数が記録に供するリボンカセットの数より多く形成さ
れており、前記カセットホルダのカセット保持部に保持
されたリボンカセットを記録に供する順序に並び替える
序列制御部を設けた点にある。そして、このような構成
を採用したことにより、リボンカセットを容易に記録に
供する順序にしてカセット保持部に並び替えて保持する
ことができるので、リボンカセットの交換動作時のキャ
リッジの移動距離を短くすることができる。
【0009】また、特許請求の範囲の請求項2に記載の
本発明の熱転写プリンタの特徴は、請求項1において、
前記カセット保持部およびキャリッジのすべてにリボン
カセットが装着されている場合に、エラー表示を行う警
告制御部を設けた点にある。そして、このような構成を
採用したことにより、異常表示を明瞭にすることができ
る。
【0010】また、特許請求の範囲の請求項3に記載の
本発明の熱転写プリンタの特徴は、請求項1または請求
項2において、前記カセットホルダを開閉自在なキャノ
ピに配設するとともに、前記キャリッジを下キャリッジ
とこの下キャリッジに対して離間可能なように可動とさ
れた上キャリッジにより構成し、前記カセット保持部お
よびキャリッジのすべてにリボンカセットが装着されて
いる場合に、前記キャノピが開状態とされた際に前記上
キャリッジを下キャリッジに対して離間させるように動
作可能なキャリッジ強制動作制御部を設けた点にある。
そして、このような構成を採用したことにより、キャノ
ピが開状態とされた際に、上キャリッジを下キャリッジ
に対して離間させてキャリッジに搭載したリボンカセッ
トを外部に向かって突き出して異常表示をより明瞭にす
ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施の
形態により説明する。
【0012】図1および図2は本発明に係る熱転写プリ
ンタの実施の形態の一例の要部を示すものであり、図1
は斜視図であり、図2は概略側面図である。
【0013】本実施の形態の熱転写プリンタ1は、例え
ば、A3サイズの普通紙などからなる記録媒体(図示せ
ず)に対してカラー記録を行うことができるものであ
り、図1に示すように、プリンタフレーム(図示せず)
の所望の位置に平板状のプラテン2がその記録面2aが
ほぼ垂直となるようにして配設されており、このプラテ
ン2の前側下方には、ガイドシャフト3が前記プラテン
2と平行に配設されている。そして、前記ガイドシャフ
ト3の適宜な位置には、上下に分割されたキャリッジ4
が取着されており、下方に示す一方は、ガイドシャフト
3に取着される下キャリッジ4aとされ、上方に示す他
方は、後述するリボンカセット5が着脱自在に搭載され
下キャリッジ4aに対し上下方向に接離可能とされた上
キャリッジ4bとされている。このキャリッジ4は、1
対のプーリ(図示せず)に巻回されている適宜な駆動ベ
ルト6を、ステッピングモータなどの適宜な駆動手段
(図示せず)により駆動させることにより、前記ガイド
シャフト3に沿って往復移動可能になっている。
【0014】前記キャリッジ4には、プラテン2に対向
しかつプラテン2に対し接離自在とされ、圧接状態にお
いてプラテン2上の記録媒体に記録をなすための記録手
段たるサーマルヘッド7が配設されている。そして、こ
のサーマルヘッド7は、キーボード等の適宜な入力装置
(図示せず)により入力された所望の記録情報に基づい
て選択的に発熱される整列配置された複数の発熱素子
(図示せず)を備えている。
【0015】前記キャリッジ4は、ガイドシャフト3に
取着される下キャリッジ4aの上面に、ほぼ平行をなす
板状の上キャリッジ4bが図示しない公知のクランク機
構などにより下キャリッジ4aに対して接離するように
平行移動自在に取着され構成されている。
【0016】前記上キャリッジ4bの左右両側部には、
リボンカセット5を着脱自在に搭載するための先端が相
互に内側に緩やかに湾曲し上下端に突起が形成された係
合部8aとされている板状のアーム8がほぼリボンカセ
ット5の幅と等しい間隔を隔てて立設されている。そし
て、上キャリッジ4bの中央部には、相互に所定間隔を
隔てて1対の回転可能なボビン9が上方に突出するよう
にして配設されており、このボビン9によりリボンカセ
ット5の内部に巻回されているインクリボン10が所定
の方向に走行可能とされている。この1対のボビン9
は、一方がインクリボン10を巻取る巻取りボビン9a
とされ、他方がインクリボン10を送出する送出ボビン
9bとされている。また、キャリッジ4のプラテン2に
対して遠方側の端縁上には、リボンカセット5に形成さ
れたバーコードなどの識別マーク18を読み取ってリボ
ンカセット5に巻回されたインクリボン10の色の種類
や、後述するカセット保持部11の検出などの各種の検
出を行う光センサなどからなるセンサ12が配設されて
いる。このセンサ12は、熱転写プリンタ1の所望の位
置に配設された後述する制御手段13に電気的に接続さ
れている。
【0017】図2に示すように、前記キャリッジ4の上
方には、適宜な間隔を隔てて、図示しないフレームに図
2において両矢印Aにて示すように開閉自在に支持され
たほぼ板状のキャノピ14が配設されている。このキャ
ノピ14は、閉状態において、紙送り機構(図示せず)
の出口側の紙押えとして機能するものであり、キャリッ
ジ4と対向するようにして、キャリッジ4の移動領域と
ほぼ同一の長さとされている。
【0018】前記キャノピ14のキャリッジ4と平行に
対峙する下面の所定位置には、キャリッジ4に対向する
ようにして複数のリボンカセット5を所定位置に保持す
る公知のカセット保持部11(一部のみ省略して図示)
を備えたカセットホルダ15が配設されている。そし
て、本実施の形態のカセットホルダ15には、例えば、
カラー記録を行うためのY(イエロー:黄)、M(マゼ
ンタ:赤紫)、C(シアン:青緑)、B(ブラック:
黒)の4種類の色のインクリボン10に加えMe(メタ
リック:図示せず)のインクリボン10が巻回された総
計5種類のリボンカセット5を使用する場合に備えて6
カ所のカセット保持部(一部のみ図示)11がキャリッ
ジ4の移動方向に一列状に設けられている。そして、各
リボンカセット5は、図2に両矢印Bにて示すように、
カセット保持部11と上キャリッジ4bとの間で選択的
に受け渡しが行われるようになっている。
【0019】なお、カセットホルダ15に配置するカセ
ット保持部11の数は、キャリッジ4にリボンカセット
5を搭載しない状態で、少なくとも空のカセット保持部
11を1カ所設けるように供するリボンカセット5の数
より多く形成されていればよい。
【0020】また、キャノピ14とカセットホルダ15
とを一体とし、キャノピ14にカセットホルダ15の機
能を持たせる構成としてもよい。
【0021】さらにまた、キャリッジ4とカセット保持
部11との間でリボンカセット5を受け渡す機構は、公
知の各種のものをから選択することができる。
【0022】前記制御手段13は、図示しないCPU、
メモリ、各部の動作制御ドライバなどから形成されてお
り、キャリッジ4の移動に伴うセンサ12などからの出
力信号に基づいて、カセット保持部11およびキャリッ
ジ4に対するリボンカセット5の有無、リボンカセット
5に収納されたインクリボン10の種類、ホームポジシ
ョンの位置、ホームポジションに対するキャリッジ4の
移動距離および現在位置、キャノピ14の開閉状態など
を判別または検出可能することができるように構成され
ている。
【0023】また、前記制御手段13には、少なくと
も、序列制御部16および警告制御部17ならびにキャ
リッジ強制動作制御部19が設けられている。そして、
前記序列制御部16には、カセットホルダ15のカセッ
ト保持部11に保持されたリボンカセット5を記録に供
する順序に一列状に並び替えるようにキャリッジ4の移
動などの動作を最適化させて制御するプログラムが格納
されており、前記警告制御部17には、前記カセット保
持部11およびキャリッジ4のすべてにリボンカセット
5が装着されている場合に、図示しない操作パネルにエ
ラー表示を行ってプリンタを停止するように制御するプ
ログラムが格納されており、前記キャリッジ強制動作制
御部19には、前記カセット保持部11およびキャリッ
ジ4のすべてにリボンカセット5が装着されている場合
に、この状態でキャノピ14が開状態とされた際に上キ
ャリッジ4bを下キャリッジ4aから離間するように動
作させてキャリッジ4の搭載されているリボンカセット
5を外部に向かって突き出すように各部を制御するプロ
グラムが格納されている。
【0024】つぎに、前述した構成からなる本実施の形
態の作用について説明する。
【0025】本実施の形態の熱転写プリンタ1は、カラ
ー記録などの記録に供するリボンカセット5の種類の数
よりも多くの数のカセット保持部11が形成されてい
る。これにより、キャリッジ4にリボンカセット5が搭
載されていない場合においても、少なくとも1カ所の空
のカセット保持部11、すなわち、リボンカセット5を
保持可能なカセット保持部11を設けることができる。
そして、この空のカセット保持部11を設けることによ
り、リボンカセット5を容易に並び替えることができ
る。
【0026】また、本実施の形態の熱転写プリンタ1の
制御手段13には序列制御部16が設けられているの
で、カセット保持部11とキャリッジ4との間でリボン
カセット5の受け渡しによる交換動作を繰り返して、少
なくとも記録動作を開始する前に、カラー記録を行う際
の重ねるインクの色の順序が色ズレを生じないようにリ
ボンカセットを記録に供する順序に並び替えを行うこと
ができる。
【0027】一例として、本実施の形態の熱転写プリン
タ1に5箇所のカセット保持部11が形成され、Y、
M、C、Bの4種類のインクリボン10が巻回された4
種類のリボンカセット5を用いてY、M、C、Bの順序
で記録に供する場合の並び替え動作について説明する。
【0028】まず、熱転写プリンタ1の6箇所のカセッ
ト保持部11には、Y、M、C、Bの4種類のインクリ
ボン10が巻回された4種類のリボンカセット5がラン
ダムに装着されているとする。そして、並び替え動作
は、少なくとも記録動作を行う前に、制御手段13の序
列制御部16から送出される制御指令に基づいてキャリ
ッジ4がプラテン2に沿って移動してキャリッジ4に配
設されたセンサ12が、キャリッジ4にリボンカセット
5が搭載されているか否か、各カセット保持部11にリ
ボンカセット5が装着されているか否か、カセット保持
部11にリボンカセット5が装着されている場合にはリ
ボンカセット5に巻回されているインクリボン10の色
の種類などを検出することにより開始する。これによ
り、空のカセット保持部11の位置と、Y、M、C、B
の4種類のインクリボン10が巻回された4種類のリボ
ンカセット5が装着されたカセット保持部11の位置と
が検出される。すなわち、カセット保持部11に装着さ
れたリボンカセット5の並び順が、例えば、空、C、
M、Y、Bなどのように検出される。
【0029】つぎに、カセット保持部11に装着された
リボンカセット5の並び順と、記録に供するリボンカセ
ット5のインクリボン10の色の順序とが比較され、カ
セット保持部11に装着されたリボンカセット5の並び
順と記録に供するリボンカセット5のインクリボン10
の色の順序とが同一の場合、すなわち、記録に供する色
の順にリボンカセット5が連続配置されている場合に
は、カセット保持部11に装着されたリボンカセット5
が記録動作時におけるリボンカセット5の交換時に、キ
ャリッジ4の移動距離が最も短くなる配置か否かが判別
され、記録動作時のキャリッジ4の移動距離が最も短く
なる配置である場合には終了し、記録動作時のキャリッ
ジ4の移動距離が最も短くない場合、例えば、空のカセ
ット保持部11が途中に位置する場合などには、記録動
作時のキャリッジ4の移動距離が最も短くなるようにキ
ャリッジ4の移動と、キャリッジ4とカセット保持部1
1との間でのリボンカセット5の受け渡しによる交換動
作を繰り返してリボンカセット5の位置を入れ替えて終
了する。なお、このリボンカセット5の位置を入れ替え
る際のキャリッジ4の移動距離も最も短くなるように制
御することが並び替え動作に要する時間を短くするうえ
で好ましい。
【0030】一方、前記カセット保持部11に装着され
たリボンカセット5の並び順と記録に供するリボンカセ
ット5のインクリボン10の色の順序とが異なる場合に
は、カセット保持部11に装着されたリボンカセット5
の並び順と記録に供するリボンカセット5のインクリボ
ン10の色の順序とが同一となるとともに、記録動作時
のキャリッジ4の移動距離が最も短くなるように、キャ
リッジ4の移動と、キャリッジ4とカセット保持部11
との間でのリボンカセット5の受け渡しによる交換動作
を繰り返して終了する。なお、このリボンカセット5の
位置を入れ替える際のキャリッジ4の移動距離も最も短
くなるように制御することが並び替え動作に要する時間
を短くするうえで好ましい。
【0031】このように、本実施の形態の熱転写プリン
タ1は、カセットホルダ15のカセット保持部11に保
持されたリボンカセット5を記録に供する順序に並び替
えることができるので、色ズレを確実に防止することが
できるとともに、記録動作時におけるリボンカセット5
の交換動作の際に、キャリッジ4に搭載したリボンカセ
ット5を戻す空のカセット保持部11の位置と、次の記
録に用いるために受け取るリボンカセット5が装着され
たカセット保持部11の位置とを相互に隣位するように
配置することができるので、リボンカセット5の交換動
作時のキャリッジ4の移動距離を最も短くなるように容
易に最適化することができ、1枚の記録媒体に記録を行
うための実行記録速度を確実に速くすることができる。
【0032】なお、空のカセット保持部11の数をより
多く形成することにより、リボンカセット5の並び替え
動作時の動作時間をより短縮することができる。
【0033】また、本実施の形態の熱転写プリンタ1の
制御手段13には警告制御部17およびキャリッジ強制
動作制御部19が設けられているので、異常表示を明瞭
にすることができる。
【0034】すなわち、本実施の形態の熱転写プリンタ
1においては、少なくとも記録動作を開始する前に、制
御手段13の警告制御部17から送出される制御指令に
基づいてキャリッジ4がプラテン2に沿って移動してキ
ャリッジ4に配設されたセンサ12が、キャリッジ4に
リボンカセット5が搭載されているか否か、各カセット
保持部11にリボンカセット5が装着されているか否
か、カセット保持部11にリボンカセット5が装着され
ている場合にはリボンカセット5に巻回されているイン
クリボン10の色の種類などを検出することにより開始
する。そして、カセット保持部11およびキャリッジ4
のすべてにリボンカセット5が装着されている場合に
は、操作パネル(図示しない)にエラー表示を行うとと
もにプリンタを停止して終了する。これにより、リボン
カセット5の交換ができない状態での記録動作の開始を
確実に防止して、熱転写プリンタ1自身やリボンカセッ
トの損傷を未然に防止することができる。
【0035】また、本実施の形態の熱転写プリンタ1に
おいては、少なくとも記録動作を開始する前に、制御手
段13のキャリッジ強制動作制御部19から送出される
制御指令に基づいてキャリッジ4がプラテン2に沿って
移動してキャリッジ4に配設されたセンサ12が、キャ
リッジ4にリボンカセット5が搭載されているか否か、
各カセット保持部11にリボンカセット5が装着されて
いるか否か、カセット保持部11にリボンカセット5が
装着されている場合にはリボンカセット5に巻回されて
いるインクリボン10の色の種類などを検出することに
より開始する。そして、カセット保持部11およびキャ
リッジ4のすべてにリボンカセット5が装着されている
状態でキャノピ14が開状態とされた際には、上キャリ
ッジ4bを下キャリッジ4aから離間させてキャリッジ
4に搭載されているリボンカセットを外部に向かって突
き出すように強制動作させることができるので、キャリ
ッジ4およびカセット保持部11に対するリボンカセッ
ト5の異常な装着状態を操作者に確実にかつ明瞭に知ら
しめることができる。
【0036】すなわち、前記操作パネルに対するエラー
表示では、使用環境や操作者によっては分かりにくく、
異常表示が必ずしも明確に伝達できない場合があるが、
キャノピ14を開けた際に上キャリッジ4bを下キャリ
ッジ4aから離間させてキャリッジ4に搭載されている
リボンカセットを外部に向かって突き出すように強制動
作させることにより、異常表示を確実かつ明瞭にするこ
とができる。
【0037】なお、キャリッジ4にリボンカセット5が
搭載されているか否か、各カセット保持部11にリボン
カセット5が装着されているか否か、カセット保持部1
1にリボンカセット5が装着されている場合にはリボン
カセット5に巻回されているインクリボン10の色の種
類などの検出動作を行うプログラムは、制御手段13の
警告制御部17およびキャリッジ強制動作制御部19以
外の部位に格納する構成としてもよい。
【0038】また、本発明は、前記実施の形態に限定さ
れるものではなく、必要に応じて変更することができ
る。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明の熱転写プリ
ンタによれば、カセット保持部に装着したリボンカセッ
トを記録に供する順序に並び替えすることができるの
で、記録動作を行う際のリボンカセットの交換動作のた
めのキャリッジの移動距離を短くして1枚の記録媒体に
記録を行うための実効記録速度を確実に速くすることが
できるし、また、リボンカセットの異常な装着状態を操
作者に確実にかつ明瞭に知できるという極めて優れた効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る熱転写プリンタの実施の形態の要
部の構成を示す斜視図
【図2】本発明に係る熱転写プリンタの実施の形態の要
部の構成を示す概略側面図
【符号の説明】
1 熱転写プリンタ 4 キャリッジ 4a 下キャリッジ 4b 上キャリッジ 5 リボンカセット 7 サーマルヘッド 10 インクリボン 11 カセット保持部 12 センサ 13 制御手段 14 キャノピー 15 カセットホルダ 16 序列制御部 17 警告制御部 19 キャリッジ強制動作制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/325 B41J 29/46 B41J 35/18 B41J 35/22

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラテンと、このプラテンに沿って往復
    移動可能とされリボンカセットを搭載しうるキャリッジ
    と、このキャリッジに対向するようにして複数のリボン
    カセットを所定位置に保持するカセット保持部を備えた
    カセットホルダとを具備し、前記複数のリボンカセット
    の中から記録に供する所望の色のインクリボンを巻回し
    たリボンカセットを選択し、前記キャリッジと前記カセ
    ットホルダのカセット保持部との間で前記リボンカセッ
    トを自動的に交換して1枚の記録用紙に複数の色のイン
    クを重ねてカラー記録を行うことのできる熱転写プリン
    タであって、 前記カセットホルダのカセット保持部の数が記録に供す
    るリボンカセットの数より多く形成されており、前記カ
    セットホルダのカセット保持部に保持されたリボンカセ
    ットを記録に供する順序に並び替える序列制御部を設け
    たことを特徴とする熱転写プリンタ。
  2. 【請求項2】 前記カセット保持部およびキャリッジの
    すべてにリボンカセットが装着されている場合に、エラ
    ー表示を行う警告制御部を設けたことを特徴とする請求
    項1に記載の熱転写プリンタ。
  3. 【請求項3】 前記カセットホルダを開閉自在なキャノ
    ピに配設するとともに、前記キャリッジを下キャリッジ
    とこの下キャリッジに対して離間可能なように可動とさ
    れた上キャリッジにより構成し、前記カセット保持部お
    よびキャリッジのすべてにリボンカセットが装着されて
    いる場合に、前記キャノピが開状態とされた際に前記上
    キャリッジを下キャリッジに対して離間させるように動
    作可能なキャリッジ強制動作制御部を設けたことを特徴
    とする請求項1または請求項2に記載の熱転写プリン
    タ。
JP31166396A 1996-11-22 1996-11-22 熱転写プリンタ Expired - Fee Related JP3338313B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31166396A JP3338313B2 (ja) 1996-11-22 1996-11-22 熱転写プリンタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31166396A JP3338313B2 (ja) 1996-11-22 1996-11-22 熱転写プリンタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10151780A JPH10151780A (ja) 1998-06-09
JP3338313B2 true JP3338313B2 (ja) 2002-10-28

Family

ID=18019994

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31166396A Expired - Fee Related JP3338313B2 (ja) 1996-11-22 1996-11-22 熱転写プリンタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3338313B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10151780A (ja) 1998-06-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3318486B2 (ja) 熱転写プリンタ
JP3744149B2 (ja) 感熱記録装置
JP3338313B2 (ja) 熱転写プリンタ
EP0522904B1 (en) Color thermal printer
JP3787995B2 (ja) 記録装置
JP2661673B2 (ja) 画像形成装置
JPH0530186B2 (ja)
JP3098378B2 (ja) 熱転写プリンタ
JP2577901B2 (ja) 記録装置
JPH11151844A (ja) 被記録媒体用収納カセット
JPH0432293Y2 (ja)
JP2661674B2 (ja) 画像形成装置
JPH1148542A (ja) 印刷装置
JPH01115674A (ja) 読取り装置付き印字装置
JP2593671B2 (ja) インクリボンカセットおよび該カセットを装着した記録装置
JP2002192819A (ja) 記録可否検出装置
JP3574567B2 (ja) 熱転写記録装置
JP4424052B2 (ja) プリンタ
JP2000103150A (ja) 熱転写記録方法および熱転写プリンタ
JPS62183374A (ja) 記録装置
JP2000296647A (ja) 記録方法および記録装置
JP2000296645A (ja) 記録方法および記録装置
KR20000017421U (ko) 금전등록기용 프린터의 리본 안내장치
JPH11151839A (ja) 記録装置
JP2000343802A (ja) 記録方法および記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20020723

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees