JPH0393582A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JPH0393582A
JPH0393582A JP23040589A JP23040589A JPH0393582A JP H0393582 A JPH0393582 A JP H0393582A JP 23040589 A JP23040589 A JP 23040589A JP 23040589 A JP23040589 A JP 23040589A JP H0393582 A JPH0393582 A JP H0393582A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は記録手段により転写材のインクを記録媒体に転
写して記録を行う記録装置に関するものである. [従来の技術] インクリボンなどを用いて記録媒体に転写記録を行う記
録装置の代表的なものに、サーマルヘッドを用いた熱転
写プリンタがある.このようなプリンタのうち、インク
リボンカセットを使用しているプリンタでは、キャリッ
ジの移動に伴ってインクシ一トを巻上げるか、インクリ
ボン巻取り専用のモータを設けて必要な量だけインクリ
ボンを巻取るように構成されている. [発明が解決しようとする課題] 前者の場合は、インクリボンを巻取るためにはサーマル
ヘッドをダウンさせてキャリッジを移動させねばならな
いため、インクリボンを巻取るときのキャリッジの移動
範囲は、セットされている記録紙の幅以内に限定されて
いた.このため、例えばカラーインクリボンを用いた熱
転写プリンタで、インクリボンの所望の色を選択して記
録位置に移動させるときには、キャリッジを記録紙上で
移動させてインクリボンの所望の色を選択しなければな
らなかった.これにより、記録紙の設置状態によりキャ
リッジに搭載された記録ヘッドが記録紙端部を引掛けて
記録紙を破損したり、記録紙を汚すなどの問題があった
.また、後者の場合は、インクリボンを巻取るためのモ
ータを必要とするため、装置のコストが上昇するという
問題があった. 本発明は上記従来例に鑑みてなされたもので、キャリッ
ジの移動により転写材を巻上げる記録装置であって、記
録手段による非記録状態でも転写材を巻取ることができ
るようにして、キャリッジの移動可能な範囲内のどこで
でも、キャリッジを移動することにより転写材を巻上げ
ることができる記録装置を提供することを目的とする.
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために本発明の記録装置は以下の様
な構成からなる.即ち、 記録手段により転写材のインクを記録媒体に転写して記
録を行う記録装置であって、前記記録手段を搭載したキ
ャリッジを移動することにより、前記記録ヘッドによる
記録可能な状態で前記転写材を巻取る第1の巻取手段と
、前記記録ヘッドを前記転写材より離反した状態で、前
記キャリッジを移動して前記転写材を巻取る第2の巻取
手段と,前記第2の巻取手段による前記転写材の巻取り
時には、前記記録媒体に対する記録範囲を越えて前記キ
ャリッジを移動するように制御する制御手段とを有する
. [作用] 以上の構成において、記録手段を搭載したキャリッジを
移動することにより、記録手段による記録可能な状態で
転写材を巻取るとともに、記録手段を転写材より離反し
た非記録状態でも、キャリッジを移動して転写材を巻取
ることができる.これにより、記録紙のサイズとは無関
係に、キャリッジの移動できる範囲内であれば、キャリ
ッジがどこにあってもキャリッジの移動に伴って転写材
を巻゛取ることができる. ・[実施例] 以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施例を詳細
に説明する. [文書処理装置の説明 (第1図、第2図)]第1図は
本実施例のサーマルプリンタを採用した文書処理装置の
概略構成を示すブロック図である.なお、このブロック
図では、各ブロックの接続関係のみを示し、詳細な制御
ラインや機構部などは省略してある. 図において、101は装置全体を制御する制御部で、C
PUIIO及び、第23図のフローチャートで示された
CPUIIOの制御プログラムや各種データを記憶して
いるROMI 1 1、cPUl 10のワークエリア
として使用されるRAM112などを備えている.10
2はプリンタユニットで、サーマルプリンタの機構部を
構威している。103はCRT表示部で、CRTコント
ローラ(CRTC)104の制御のもとに、制御部lO
1よりの文書情報や各種機能データなどを表示する.1
05はキーボードで、オペレータにより操作され、文書
情報や各種機能情報の入力及び後述する記録紙の選択な
どのコマンドをも入力することができる.106はキー
ボード105と制御部101とのインターフェース制御
を行うキーボードコントローラ(KBC)である.10
7はフロッピィディスクやハードディスクなどの大容量
の外部メモリで、文書情報や各種データを不揮発に保存
できる.108はディスク107と制御部101とのイ
ンターフェース制御を実行するディスクコントローラ(
FDDC)である.109は装置全体に電力を供給する
電源で、論理回路用の電源電圧及びプリンタユニット1
02の各種モータやサーマルへッド117を駆動するた
めの電源電圧を出力している.113はヘッドドライバ
で、制御部101の制御により、前述のプリンタユニッ
ト102に設けられているサーマルヘッド(記録ヘッド
)117を記録データに従って発熱駆動している.この
ヘッドドライバ113は、制御部101の指示によりサ
ーマルヘッド117に印加する発熱駆動信号の電圧を変
更して、サーマルヘッド117への印加工ネルギーを変
更することができる.114〜116はモータドライバ
で、制御部101の制御によって、それぞれ対応するシ
ート送りモータM1、キャリッジモータM2およびヘッ
ドモータM3の駆動を行っている. 120はキャリッジ14(第3図)がホームポジション
に到達したことを検出するホームポジションセンサ、l
21はインクシ一トを収納しているインクリボンカセッ
ト40のリボンがなくなつたことを検出するリボンセン
サ、122はインクシ一トがカラーインクシ一トの時、
その印刷色を検出するためのカラーセンサである.1l
7はキャリッジ14に搭載され、主走査方向に走査して
記録を行うシリアル型のサーマルヘッド、40はインク
リボンカセットである.なお、第1図には示していない
が、エラー等を報知するブザー等の報知部を設けること
もできる. 第2図は第1図に示した文書処理装置(ワードプロセッ
サ)の外観斜視図である. 第2図において、105は入力操作部であるキーボード
であり、文字や記号などを入力する文字キーや、後述す
る記録方式指定キー及び各種の機能キーが設けられてい
る.103は表示部で、CRT (またはLCD (液
晶))で構成されている.107は文書情報や画像情報
などを記憶する外部メモリで、例えばフロッピィディス
ク(FDD)で.ある.140は記録媒体である記録シ
ートで、一般に、熱転写記録のときは普通紙(カットシ
一ト)が装着され、感熱記録のときは感熱シート(カッ
ト紙)が装着される. [記録部の説明 (第3図)] 第3図は本実施例のプリンタユニット(サーマルプリン
タ)102の記録部の上面図である.第3図において、
記録シ一ト140はプラテン5にバックアップされた状
態でシート送りローラ6のゴム部にピンチローラ6b(
第9図)によって圧接されている.このシート送りロー
ラ6の軸6aにはギャ7が取付けられ、減速ギャ7aを
介してシート送りモータM1に連結されており、シート
送りモータM1の回転によりシート送りローラ6が回転
し、記録シ一ト140が矢印八方向に搬送される.した
がって、後述するサーマルヘッド117が記録シ一ト1
40に当接して記録を行う際、プラテン5は記録シ一ト
l40の位置を維持する. 次に、キャリッジ14の往復移動について説明する. プラテン5の前側には平行にシャフト12が、さらにキ
ャリッジ14の、プラテン5の反対側にはラツク13が
固定され、このシャフト12とラツク13の上面の案内
面にてキャリッジ14が矢印B方向に移動可能に案内支
持されている.すなわち、キャリッジ14は記録シ一ト
140の搬送経路Aと直角方向に往復移動可能である。
ベルトl1はその一部が前記キャリッジl4に(支)定
され、ブーリギャ9およびブーり10によって張設され
ている.前記ブーリギャ9は減速ギャ8a.8bを介し
てキャリッジモータM2に連結されている.そこで、こ
のキャリッジモータM2の回転により、上記ブーリギャ
9及びブーり10が回転し、これによってベルト1lが
駆動され、キャリッジ14はシャフト12に沿って往復
移動(矢印B方向)する.さらにキャリッジ14にはヘ
ッドホルダ19(第58図)がヘッドホルダ軸19bの
回りに回転可能に案内支持されている.このヘッドホル
ダ19にはサーマルヘッド117力S取付けられており
、このヘッドホルダl9はサーマルヘッド117の熱を
放熱するヒートシンクとしても機能している. また、前記キャリッジ14にはインクリボンカセット4
0(第13図)を2段積みに搭載するためのキャリッジ
テーブル35が設けられている.このキャリッジテーブ
ル35にはマルチカラーリボンの色識別用のカラーセン
サ122が設けられており、また、前記キャリッジ14
にはインクリボンカセット40の有無、種類およびイン
クリボンエンドの検出を行うためのりボンセンサ121
が設けられている. 次に、キャリッジテーブル35にインクリボンカセット
40を着脱可能に装填する場合を説明する. 前記キャリッジテーブル35には上下2段にインクリボ
ンカセット40を搭載することが可能であり、また、こ
のキャリッジテーブル35の上面にはビン35a,35
bおよびフツク35c,35d、35eが設けられてい
る. まず、下段にインクリボンカセット40を装填する場合
は、後述するインクリボンカセット4ρ(第13図、第
14図)の上ケースおよび下ケースに設けられた開口4
1a,4lb.42i.42jを前記ビン35a,35
bに嵌入し、下ケースの係止部42kに上記フツク35
cを弾性的に係合することによって、インクリボンカセ
ット40を取り外し可能にキャリッジテーブル35に装
填することができる.また、上段にインクリボンカセッ
ト40を装填する場合も同様に、前記ビン35a,35
bに前記開口41a,4lb,42i,42jを嵌入し
、下ケースの係合部42I2、42mにフツク35d,
35eを弾性的に係合することにより、下段のインクリ
ボン力セット4oを介してキャリッジテーブル35の上
段に装填できる。
こうして、複数(2段)のインクシ一ト(インクリボン
を含む)装着部が構成されている.次に、キャリッジl
4上の構成を第4図〜第1O図を参照して説明する. [キャリッジ上の構成の説明] 第4図はキャリッジl4の平面図であり、キャリッジテ
ーブル35を取り外した様子を表した図である.また第
5図は第4図のキャリッジl4からリボン巻き取り機構
を設けた副ベース部14bを更に取り外した様子を表し
た平面図である.第4図と第5図の両図において、ヘッ
ドモータM3がキャリッジ14の主ベース部14a上に
搭載されており、このヘッドモータM3の駆動力は減速
ギャ15a,及びアイドルギア15bを介して伝達され
、第1カム16および第2カム17を回転させる.この
第1カムl6は後述するヘッドアップダウン(サーマル
ヘッド117のプラテン5に対する離反、抑圧)と、リ
ボンをクラッチを介して巻き取るモードにするためのカ
ムであり、第1カム16の上面には第1カム16の回転
軸の軸方向に高さが変化するカム面18aが設けられる
一方、このカム面leaのさらに上面には第1カム16
の回転軸の軸方向と直角に回転軸を中心として半径が変
化するリボンのクラッチ巻取り用のカム面16bが設け
られている. また、第2カムl7は後述するリボン直接巻取りのオン
・オフおよびカセットアップダウン(インクリボンの切
換手段)のためのカムであり、第2カム17の上面には
、第5図に示すように第2カム17の回転軸の軸方向に
高さが変化するカセットアップダウン用のカム面17a
が設けられている.そして、さらにその上面には第2カ
ムl7の回転軸の軸方向と直角に回転軸を中心として半
径が変化するリボン直接巻取り用のカム面17bが設け
られている. [リボン巻取り機構の説明] 第6図は第4図のx−x矢視断面図であり、リボン巻取
り機構の巻取りクラッチ23に対してクラッチを介して
巻取り力を伝達する状態と、直結されてダイレクトに巻
取り力の動力伝達をするための機構構成を表している. 第6図において、キャリッジ14の副ベース部14b上
にはスタッドS1が垂設されており、このスタツドSL
の回りにはギア部69aを下端に形成したスリーブ69
が回動自在に支持される。
このスリーブ69の外周面上には第1円盤74が図の上
下方向に摺動自在に、かつスタッドS,の回りに回動が
規制されて挿入されている.一方、ギア部77aを外周
面に形成した第2円盤77が回動自在に挿入されており
、夫々の間にクラッチ盤として機能する中空円盤状のフ
エルト75、76が介在している.そして、第1円盤7
4上にコイルバネ7lの圧縮力が作用するようにして、
蓋体70がスリーブ69に対して固定されている.この
蓋体70の内部には正6角形の開口部が形成されている
.巻取りクラッチ23は、この開口部に対して軸方向に
摺動自在にされ、かつコイルバネ73により付勢力を下
方向に得るようにされており、その上部外周にはハブ受
部23aが形成されている.また、第2円盤77の外周
部位にはフレーキ・リング78が捲かれている. そして、ギヤ部77aには遊星ギヤ,としてのギャ63
が歯合される一方、ギヤ部69aには同じく遊星ギヤと
してのギャ65が歯合される.これらギャ63、65は
レバー60、25上に夫々垂設されているスタツドSs
,Ssにより回動自在に支持されている(第7図). 第7図は第4図のカバーベース部14cを取り外してリ
ボン巻取り用ギヤトレインの様子を表した平面図である
. 本図において、副ベース部14b上に垂設されているス
タツドSIの回りに回動自在に支持されるスリーブ69
の太陽ギヤとしてのギヤ部77aには、遊星ギヤとして
のギャ63が歯合される一方、上記のギヤ部69aには
同じく遊星ギヤとしてのギャ65が歯合される.これら
のギャ63、65は、前述したようにレバー60,25
上に夫々垂設されているスタツドSs,Ssにより回動
自在に支持されており、レバー25、60はスリーブ6
9を支持しているスタツドSIを回動支点としている.
そして、レバー25のフツク25aには図示のように保
持されているネジリバネ6lにより、図中の二重矢印方
向の付勢力が作用するようにしている.また、レバー6
0のフツク60aにはバネ62が張設されており、図中
の二重矢印方向の付勢力が作用するようにしているまた
、ギャ63には破線図示のギヤ部63aが一体形成され
ており、巻取り中間ギャ26に歯合する状態と噛合しな
い状態とを取り得る(第7図では噛合していない).こ
のためのカムフォロア60bが、レバー60の反対面側
に形成されており、上記の第1カムl6により当接され
て移動されるようにしている(第5図〉. また、ギャ65、ギャ67を介して、ギア27の回転を
巻取り中間ギア63に伝達するための、ギア67がギャ
27の破線図示のギヤ部27aに噛合する状態と、噛合
しない状態とを取り得る(第7図では噛合している).
このためにレバー25の反対面側にはカムフォロア25
bが形成されており、上記の第2カムl7に当接して移
動されるようにしている(第5図).また、キャリッジ
14には、巻取りギャ27とこれに噛合う巻取り中間ギ
ャ26が回転自在に案内支持されており、前記巻取りギ
ャ27は前記ラツクl3と噛合っている。
さらにまた、巻取りクラッチ23にはハブ受部23aが
設けられ、インクリボンカセット40内の巻取りコア4
4(第12図)と嵌合可能になっている. [カセットアップダウン機構の説明] 次に、第8図は第5図に示された第2カム17に追動し
てカセットのアップ・ダウンを行なう機構部分の分解斜
視図であり、また第9図、第10図はキャリッジ14の
側面図である. 第8図、第9図および第10図において、カセットシフ
トレバー29bは、キャリッジ14に回転自在に案内支
持されたカセットシフト軸30にビンPが圧入されて固
定されている.このカセットシフトレバー29bには二
重矢印方向に付勢力を発生するネジリバネ29dの終端
部(ロ)に当接される当接部(ハ)と、カムフオロア2
9aの当接部(ホ)に当接される当接部(二)とが一体
的に形成されている.このカムフオロア29aは、上記
の第2カム17に当接するローラ29cを回動自在に支
持するとともに、ネジリバネ29dの終端部(イ)に当
接されるスタツド部(へ)が一体的に形成されている. これら各部が、カセットシフトレバー29bとカムフオ
ロア29aの間にネジリバネ29をセットして、当接部
(二)、(ホ)とがネジリバネ29の付勢力により当接
される状態を保ちつつ、カセットシフト軸30の溝30
aにEリング29eを圧入セットして、カムフオロア2
9aをカセットシフト軸30に取付ける。
この結果、第2カム17のカム面17aに対して自重並
びに後述のキャリッジテーブル35などを含む重量によ
り、カムフオロア29aが第2カム17上で当接追動す
るようになっている。
第9図において、カセットシフト軸30の両端部位には
カセットシフトレバー31が固定されており、さらにカ
セットシフトレバー3lに設けられたボス3lbに回転
自在にカセットシフトレバー32が支持されている。
さらに、カセットシフトレバー31の一端にはボス31
aが、カセットシフトレバー32の先端にはボス32a
がそれぞれ固設され、キャリッジテーブル35の開口部
35f、35gに前記ボス31a,32aが挿入され、
かつカセットシフトレバー32の他の先端にはボス32
bが設けられ、キャリッジl4の開口部14bに前記ボ
ス32bが挿入されている。こうして、前記キャリッジ
テーブル35がほぼ水平に支持されている。
ここで、ヘッドモータM3が回転されてカム面17aの
高さが高くなり、カムフオロア29aを時計回り方向(
矢印C1方向)(第9図)へ回動させると、カセットシ
フトレバー31も時計回り方向(矢印CI方向)へ回動
する。
前述の説明から、カセットシフトレバー31の回転中心
すなわちカセットシフト軸30およびカセットシフトレ
バー32のボス部32bはキャリッジ14に高さを規制
されており、カセットシフトレバー31のボス31aが
キャリッジテーブル35の開口部35fを、またカセッ
トシフトレバー32のボス部32bがキャリッジ14の
開口部14bをそれぞれ移動する。即ち、キャリッジテ
ーブル35は、パンタグラフ機構で回転運動を直線運動
に変換することにより、上下方向(矢印El,E2方向
)(第9図)に移動する。
また、キャリッジテーブル35にはボス33が設けられ
ており、これはキャリッジ14に取付けたキャリッジカ
バー34の開口部34aに挿入されており、キャリッジ
テーブル35の上下移動(矢印El,E2方向)範囲が
規制されている.すなわち、開口部34aによって、キ
ャリッジテーブル35のアップ時およびダウン時の高さ
が正確に定められている. 以上の構成により、キャリッジテーブル35が下方向に
押圧された場合には、押圧力をネジリバネ29dにより
弾力的に受ける結果、構成部品の損傷を防止することが
できる。
[サーマルヘッドのアツプ/ダウン機構の説明(第5図
、第12、13図)] 次にサーマルヘッド(記録ヘッド)l17のアップ・ダ
ウン機構について説明する. 第11図はサーマルヘッド117のアップ状態を示す側
面図であり、第12図はサーマルヘッド117のダウン
状態を示す側面図で、サーマルヘッド117のアップダ
ウン動作は前記第1カムl6に追動して行われる。
第5図、第11図及び13図において、ヘッドアップ・
ダウンレバー22はキャリッジl4に設けられたヘッド
ホルダ軸19bのまわりに回転自在に設けられており、
さらに、このヘッドアップダウンレバ−22の突出部2
2b,22cの間にはヘッドばね2lがばね力をチャー
ジされた状態で設置されている。
また、ヘッドアップ・ダウンレバー22の一端には、コ
ロ22aが回転自在に案内支持されている。さらに、ヘ
ッドホルダl9のばね掛け部l9aおよびキャリッジ1
4のばね掛け部14aの間にはヘッド戻しばね20が設
けられ、ヘッドホルダl9はプラテン5から遠ざかる方
向(第11図の矢印工2方向)へ付勢されている. このヘッド戻しばね20の付勢力は、ヘッドホルダl9
の圧接部19cからヘッドばね21の腕部21aへ伝達
されて、この腕部21aからヘッドアップ・ダウンレバ
ー22へ伝達される。従って、ヘッドアップ・ダウンレ
バー22はヘッド戻しばね20によってプラテン5から
遠ざかる方向(第11図の矢印I2方向)へ付勢されて
おり、アップ・ダウンレバー22に設けられたコロ22
aは、第1′カム16のカム面leaに圧接される。従
って、サーマルへッド117は第1カムl6の高さが増
大する方向に変化することによりプラテン5の方向へ回
動する。
次に上述した構成に基づくサーマルヘッド1l7の圧接
または押圧(ダウン)および離反(アップ)の動作を説
明する. 第11図において、ヘッドアップ(離反)状態では、上
述のようにヘッド戻しばね20によってヘッドアップ・
ダウンレバー22は第1カムl6に圧接されており、サ
ーマルヘッド117は記録シ一ト140およびプラテン
5から離反している。
この状態から第1カム16を時計回り方向(第5図の矢
印G2方向)または反時計回り方向(第5IXIの矢印
G1方向)へ回転させると、カム16とヘッドアップ・
ダウンレバー22に設けられたコロ22aとの当接点に
おけるカム面に垂直方向の高さが増加する.これによっ
て、ヘッドアップ・ダウンレバー22はヘッド戻しばね
20の付勢力に抗して反時計回り方向く第11図の矢印
H2方向〉へ回転する。このヘッドアップ・ダウンレバ
ー22の回転力はヘッドばね21の腕部21aからヘッ
ドホルダl9の圧接部19cへ伝達され、ヘッドホルダ
19を反時計回り方向(第11図の矢印I1方向)へ回
転させる。そこで、ヘッドホルダ19に貼付けられたサ
ーマルヘッドl17は記録シ一ト140およびインクリ
ボン49(第11図)を介してプラテン5に押圧される
また、サーマルヘッド117がプラテン5に当接した以
降も第1カムl6の高さが増加し、ヘッドアップダウン
レバ−22をさらに反時計回り方向(第11図の矢印H
2方向)へ回転させる。iして、サーマルヘッド117
が完全にダウンしI状態では、ヘッドホルダ19の動作
はサーマルlツド117がプラテン5に当接することに
より力制される。従って、ヘッドアップ・ダウンレバー
22の反時計回り方向(第11図の矢印H2ブ向)の回
転に伴い、ヘッドばね21はヘッドア1二プ・ダウンレ
バー22の突出部22bを離れ、一ツドばね21はさら
にばね力をチャージされる。
こうして、ヘッドばね21のばね力は、ヘッド4ルダ1
9の圧接部19cに伝達され、サーマルハツド117は
インクリボン49及び記録シ一トl40を介してプラテ
ン5へ押圧される。
(以下余白) 即ち、サーマルヘッド117による記録時には、サーマ
ルヘッド117はインクリボン49を介して記録シ一ト
140に圧接し、この記録シート140はプラテン5に
よってその位置に保持されている。
〔インクリボンカセット40の構成説明〕第13図はイ
ンクリボンカセット4oの平面図であり、また第14図
は第13図のリボンカセット40の斜視図である。
第13図及び第14図において、インクリボンカセット
40は上ケース41および下ケース42で形成されてお
り、カセット4o内にインクリボン49を収納した状態
でキャリッジテーブル35に取外し可能に装填される。
インクリボン49は供給コア43に巻かれており、下ケ
ース42の突出部42aおよび42bに回転自在に取付
けられたローラ48を経て下ケースの開口部42cで一
旦カセット40外へ露出した後再び下ケース開口部42
dからカセット40内に侵入し、さらに、下ケース開口
部42eで再びカセット40外へ露出した後下ケース開
口部42fからカセット40内へ侵入し、巻取りコア4
4に巻取られる。
なお、カセット40がキャリッジテーブル35の所定位
置に装填された際には、本体側のサーマルヘッド117
に対向して、このカセット40の開口部42c,42d
から露出したインクリボン49が位置し、このインクリ
ボン49を記録情報に応じて発熱するサーマルヘッド1
17によって加熱することができる。さらに、上記イン
クリボン49は下ケース42に設けられた圧接ばね45
、46により下ケース42の突出部42g、42hにそ
れぞれ付勢されている。なお、上記圧接ばね45、46
にはフエルト45a,46aが貼付けられており、イン
クリボン49の圧接による損傷を防止している。
また、テンションばね47はインクリボン49を矢印K
(第13図)方向に付勢しており、圧接ばね45、46
と共働してインクリボン49の弛みを除去している. また、下ケース42の開口部42nからインクリボン4
9の一部が露出しており、このカセット40がキャリッ
ジテーブル35の所定位置に装填された際には、本体側
のリボンセンサ121(第3図)がこのカセット40の
開口部42nに位置し、リボンセンサ121がインクリ
ボン49のリボンエンドを検出する。また、本体側のカ
ラーセンサ122(第3図)が下ケース42の開口部4
2e、42fから露出したインクリボン49の位置に対
向する。
次にマルチリボン(多色インクシ一ト)について第15
図を用いて説明する. 第15図に示すリボンはマルチリボン50の1例であり
、マルチリボン50は多色(A色、B色、C色)がバー
コード5 0 a, 5 0 b, 5 0 cを介し
てダンダラ塗りされている。
このマルチリボン50も前述したインクリボン49と同
様にインクリボンカセット4q内に収納されている. 上述のようにリボンカセット40がキャリッジテーブル
35の所定位置に装填された際には、本体側のカラーセ
ンサ122(第3図)が下ケース42の開口部42e,
42fから露出したマルチリボン50の位置に対向する
。そして、マルチリボン50が巻取りコア44へ巻取ら
れる際、マルチリボン50上のバーコード50a,50
b,50cをカラーセンサ122で検出し、バーコード
の次に塗布されている色を識別する.バーコードは第1
5図のように黒線の本数の違いによってもよく、また、
黒縁の幅の違いによって識別してもよい.したがって、
バーコードの形態にはよらない。また、色数もA,B,
C3色ではなく、例えば、Y,M,Cなどの所望の色数
であってもよい。
[カムチャートに基づく説明] 第16図は前述の第1カム16と第2カムl7の各カム
位置を示すカムチャートであり、各ボジションP1〜P
6における第1カム16及び第2カム17の回動状態に
おける、ヘッドアップ・ダウン状態とリボン巻き取り状
態、さらにはカセツトアップ・ダウン状態とを表してい
る。
また第17図(A)、第17図(B)から第22図(A
)、第22図(B)は、第16図の各ポジションP1〜
P6における第1カムl6と第2カムl7の回動状態の
回動状態図(A)と、リボン巻き取り機構の状態図(B
)を夫々示している。
先ず、第16図及び17図(A)、第l7図(B)にお
いて、カムポジションPIにくるようにヘッドモータM
3が回転されると、第1カム16と第2カム17とが第
17図示の位置に回動される.この時に、ヘッドアップ
ダウンレバ−22のコロ22aはカム面16a上に乗り
上げているため、サーマルヘッド117がプラテン5側
にダウンしている状態になる。また、カム面16bの外
周面上にはレバー60のカムフオロア60bが当接して
ない状態であるので、第17図(B)に図示のように、
リボンをクラッチを介して巻取るギヤ部77aに噛合し
ている遊星ギア63に一体形成されているギア部63a
(破線図示)が巻取り中間ギア26と噛合している。一
方、リボンをダイレクトに巻取るギヤ部69aに噛合し
ている遊星ギア65と噛合するギア67がギア27に一
体形成されているギア部27aと噛合しないように、レ
バー25のカムフオロア25bが、第2カムl7のカム
面17bの外周面に当接されている。またこの時、第2
カム17のカム面17a上に追動されるローラ29cを
支持しているカムフオロア29aは、カム面17a上の
低い部分に位置しているため、カセットはダウン位置に
され次に、第16図並びに第18図(A)、第18図(
B)において、カム位置がポジションP2にくると、上
段のカセットによる記録の初期位置となり、ヘッドモー
タM3の回転により第1カム16と第2カム17とが第
18図示の位置に回動される。
この時、ヘッドアップダウンレバ−22のコロ22aは
カム面16aの低い面上に乗り上げているため、サーマ
ルヘッド117がプラテン5より離反状態にされる.ま
た、カム面16bの外周面上にはレバー60のカムフォ
ロア60bが当接しているため、第18図(B)に図示
のようにリボンをクラッチを介して巻取るギヤ部77a
に噛合している遊星ギア63に一体形成されているギア
部63a(破線図示)が巻取り中間ギア26と噛合しな
い。また、リボンをダイレクトに巻取るギヤ部69aに
噛合している遊星ギア65と噛合するギア67がギア2
7に一体形成されているギア部27aと噛合しないよう
に、レバー25のカムフオロア25bが第2カム17の
カム面17bの外周面に当接されている。また、第2カ
ム17のカム面17a上に追動されるローラ29cを支
持しているカムフオロア29aはカム面17a上の低い
部分に位置している結果、カセットはダウン位置にされ
る。
次に、第16図並びに第19図(A)、第19図(B)
に示すように、カムポジションP3にくると第lカム1
6と第2カム17とが第19図示の位置に回動される.
この時は、ヘッドアップダウンレバ−22のコロ22a
がカム面16aの低い面上にまだ乗り上げているため、
サーマルヘッド117がプラテン5に対して離反(アツ
ブ)している状態にされている.また、第1カム16の
,)’JA面16bの外周面上にはレパー60のカムフ
ォロア60bが当接していないため、第19図(B)に
図示のように、リボンをクラッチを介して巻取るギヤ部
77aに噛合している遊星ギア63に一体形威されてい
るギア部63a(破線図示)が巻取り中間ギア26とが
噛合する。一方、リボンをダイレクトに巻取るギヤ部6
9aに噛合している遊星ギア65と噛合するギア67が
ギア27に一体形成されているギア部27aと噛合しな
いように、レバー25のカムフオロア25bが第2カム
17のカム面17bの外周面に当接されている。また、
第2カム17のカム面17a上に追動されるローラ29
cを支持しているカムフォロア29aは、まだカム面1
7a上の低い部分に位置しているため、カセットはダウ
ン位置に保持されている。
従って、このポジションP3においては、インクリボン
がキャリッジl4の移動によりクラッチを介して巻取ら
れる状態にあり、キャリッジ14の移動に伴って巻取ら
れるリボンに発生したクルミを除去するクラッチ巻き取
りが行なわれる。
次に、第16図並びに第20図(A)、第20図(B)
において、ポジションP4にカム位置がくると、第1カ
ムl6と第2カム17とが第20図示の位置に回動され
る。この時に,ヘッドアップダウンレバ−22のコロ2
2aはカム面16aの低い面上にまだ乗り上げているた
め、ヘッドがプラテン5に対してアップしている状態に
されている.また、第1カム16のカム面16bの外周
面上にはレバー60のカムフオロア60bが当接されて
いるので、レバー60が回動されて第20図(B)に図
示のように、リボンをクラッチを介して巻取るギヤ部7
7aに噛合している遊星ギア63に一体形成されている
ギア部63a(破線図示)が巻取り中間ギア26と噛合
しない状態となる。さらに、レバー25のカムフオロア
25bが第2カムl7のカム面17bの外周面に当接し
なくなるため、リボンをダイレクトに巻取るギヤ部69
aに噛合している遊星ギア65と噛合するギア67がギ
ア27に一体形成されているギア部27aと噛合する。
また、第2カムl7のカム面17a上に追動されるロー
ラ29cを支持しているカムフオロア29aは、カム面
17a上の高い部分に位置するため、カセットは初めて
アップ位置にされる。
従って、このポジションP4においては、リボンをクラ
ッチを介さずにダイレクトに巻取る状態にされるため、
キャリッジ14の移動に伴ってリボンをダイレクトに巻
取ることができる。このポジションP4は、第15図に
示したマルチカラーリボン50のバーコード5 0 a
, 5 0 b, 5 0 cをカラーセンサ122で
検出して、所望の色のリボンの頭出しを行うのに有益で
ある。
次に、第16図並びに第21図(A)、第21図(B)
において、ポジションP5にカム位置がくると、第1カ
ムl6と第2カムl7とが第21図示の位置に回動され
て、カセット下段のリボンによる記録の初期位置設定が
行なわれる。
この時に、ヘッドアップダウンレバ−22のコロ22a
はカム面16aの低い面上にまだ乗り上げている結果、
ヘッドがプラテン5に対してアップしている状態にされ
ている。また、第1カムl6のカム面16bの外周面上
にはレバー60のカムフオロア60bが当接する状態に
されるので、レバー60が回動されて第20図(B)に
図示のように、リボンをクラッチを介して巻取るギヤ部
77aには噛合している遊星ギア63に一体形成されて
いるギア部63a(破線図示)が巻取り中間ギア26と
噛合しない。また、リボンをダイレクトに巻取るギヤ部
69aに噛合している遊星ギア65と噛合するギア67
がギア27に一体形成されているギア部27aと噛合し
ないようにレバー25のカムフオロア25bが第2カム
l7のカム面17bの外周面に当接する。さらに、第2
カム17のカム面17a上に追動されるローラ29Cを
支持しているカムフオロア29aは、カム面17a上の
高い部分に位置する状態を保持するため、カセットはア
ップ位置に保持されており、下段のカセットによる記録
が可能な状態にされる。
従って、このポジションP5においては、カセット下段
にセットされるマルチカラーリボン50のバーコード5
0a、50b、50cをカラーセンサ122で検出して
、インクリボンをダイレクトに巻取りながら、所望の色
で記録できる初期位置状態の設定がなされる。
最後に、第16図並びに第22図(A)、第22図(B
)において、ポジションP6にカム位置がくると、第1
カムl6と第2カム17とが第22図示の位置に回動さ
れてカセット下段のリボンによる記録が行なわれる. この時に、ヘッドアップダウンレバ−22のコロ22a
はカム面16aの二段勾配面に沿い追動されてカム面1
6aの高い部分に乗り上げる結果、ヘッドがプラテン5
に対して押圧する状態にされる。また、第1カムl6の
カム面16bの外周面上にはレバー60のカムフオロア
60bが当接しない状態にされるので、レバー60が回
動されて第20図(B)に図示のようにリボンをクラッ
チを介して巻取るギヤ部77aに噛合している遊星ギア
63に一体形成されているギア部63a(破線図示)が
巻取り中間ギア26と噛み合う状態にされる。
一方、リボンをダイレクトに巻取るギヤ部69aに噛合
している遊星ギア65と噛合するギア67がギア27に
一体形成されているギア部27aと噛合しないようにレ
バー25のカムフオロア25bが第2カム17のカム面
17bの外周面に当接する状態が保持される。また、第
2カム17のカム面17a上に追動されるローラ29c
を支持しているカムフオロア29aは、カム面17a上
の高い部分に位置する状態を保持されるため、カセット
はアップ位置に保持されており、下段カセットによるマ
ルチカラーリボン50等による記録が可能な状態にされ
る. 従って、このポジションP6においては、下段のカセッ
ト位置にセットされるマルチカラーリボン50のバーコ
ード5 0 a s 5 0 b − 5 0 cをカ
ラーセンサ122で検出して、インクリボンをクラッチ
を介して巻取りながら記録できる状態にされる。
次に、第23図のフローチャートを参照して本実施例の
サーマルプリンタにおけるインクリボンのA色の頭出し
処理を説明する。なお、このときはマルチカラーインク
リボンは下段にセットされており、キャリッジl4はホ
ーム位置にあるものとする.また、この処理を実行する
制御プログラムはROMI 1 1に記憶されている.
A色による記録が指示されるとステップSlに進み、ヘ
ッドモータM3を回転駆動してカム位置を第16図のカ
ムチャートのP4にする.これにより、下段のカラーイ
ンクリボンカセットが選択され、サーマルヘッド117
がアップ状態で、リボンのクラッチ巻取りがオフ、イン
クリボンのダイレクト巻取りがオン状態となる.こうし
て、ステップS2でキャリッジ14を矢印B1方向(第
3図)に移動する。これによりラツク13と噛合してい
る巻取りギア27の回転がギア67.65を介してイン
クリボンの巻取りコア44に伝達され、インクリボンが
巻取られる.こうしてキャリッジを移動しながらステッ
プS3でカラーセンサ122よりの信号を入力して、イ
ンクリボンに付された色コード(バーコード)を検出し
たかどうかをみる.バーコードが検出されるとステップ
S4に進み、A色を示すバーコード(この実施例では、
1本のバーコード》かをみる。A色のバーコードでない
ときはステップS8に進み、後述する処理を実行する. ステップS4でA色のコードが検出されるとステツブS
5に進み、キャリッジl4の移動を停止する.そして、
次にステップS6に進み、ヘッドモータM3を回転駆動
してカム位置を、第16図のカムチャートのP5位置に
する。これにより、下段のカセットが選択された状態で
、サーマルへッド117がアップ状態になり、インクリ
ボンのクラッチ巻取つとダイレクト巻取りがオフになI る.そして次にステップS7に進み、キャリッジをホー
ム位置方向に移動させ、ホームポジションセンサー20
により、キャリッジ14がホーム位置に到達したことが
検知されると、キャリッジl4の移動を停止して処理を
終了する. 一方、ステップS3でバーコードが検出されないとき、
及びステップS4で検出されたバーコードがA色でない
ときはステップS8に進み、キャリッジ4が移動可能範
囲内にあるかどうかをみる。これは第24図の場合では
、B4サイズの用紙幅に相当している。移動可能範囲内
にあるときはステップS2に戻り、キャリッジ14をさ
らにB1方向に移動してインクリボンを巻取る.キャリ
ッジが移動可能領域を越えたときはステップS9に進み
、キャリッジ14の移動を停止させ、さらにインクリボ
ンを巻取るために、ステップS10でキャリッジ14を
ホーム位置に戻して再びステップS2に戻る.なお、こ
のステップSIOではホーム位置に戻すことなく、次の
色コードを検出できるまでの最低距離に相当する分だけ
戻すようにしてもよい.即ち、例えばステップS4でC
色を検出したときは、次の色コードはA色であることが
わかるため、そのC色のインク部分を巻取るのに必要な
距離だけキャリッジ14をホーム位置方向に戻してステ
ップS2に戻るようにすればよい. なお、ここではA色を選択する場合で説明したが、他の
色の場合はステップS4のバーコードの本数の確認処理
が異なるだけで、第23図のフローチャート同様にして
処理できる。
この実施例の具体例を上げて説明すると、キーボード1
05に設けられた記録紙サイズ設定キー1 05aを押
下すると、表示部103には第24図に示すような印刷
メニューが表示される。ここモ例えばカーソル241に
よって、例えばA4サイズを指定すると、キャリッジ1
4はこの指定された記録サイズ(ここではA4サイズ)
に対応した領域を移動して記録を行う. しかしながら、カラーインクリボンの記録色の頭出しを
行う場合は、このA4領域を越えて、キャリッジl4の
移動可能な最大範囲(ここではB4サイズ)往復移動す
ることにより、リボンを巻取って頭出しを行う。従って
、記録色の頭出し時における、キャリイの往復移動によ
るリボンの巻取り量を従来より多く設定できるため、頭
出しをより高速に行うことができる.なお、キャリッジ
の移動できる範囲は、この記録可能な最大範囲、例えば
B4サイズに限らず、物理的にキャリッジが移動できる
最大範囲であってもよい。
以上説明したように、ヘッドモータM3の回動により駆
動される第1カム、第2カムとに夫々追動するカムフオ
ロアを設けた構成により、リボン巻取り可能およびカセ
ットダウン(上段カセット使用)の状態、即ち上段イン
クリボンカセットでの記録が可能な状態と、マルチカラ
ーリボン50をセットした下段インクリボンカセットで
の記録が可能な状態とにされるとともに、リボンの巻取
りを、サーマルヘッド117をダウンして行う状態と、
リボン巻取りをサーマルヘッド117をアップさせた状
態で直接行える状態とにできる。
以上説明したように、ヘッドモータM3を時計方向また
は反時計方向に回転させ、第1カムl6および第2カム
17のカム位置なP1〜P6のうちいずれか1つのポジ
ションまで回転させることにより、記録状態、非記録状
態、リボンクラッチ巻取り可能、リボンクラッチ巻取り
解除、リボンダイレクト巻取り可能、リボンダイレクト
巻取b解除、カセットアップ、カセットダウンの8つの
状態を独立して持つことが可能となる.これにより、マ
ルチカラーリボン50のバーコード50a.50b,5
0cをカラーセンサ122で検出して所望の色のリボン
をダイレクトに巻取りながら頭出しして記録できるため
、記録所要時間を大幅に短縮できる。
なお、上記の8つの状態を独立して駆動せず、例えば、
ヘッドアップ。ダウンとリボン巻取りのオンオフを連動
させても良いし、また、ヘッドアップ・ダウン、リボン
巻取りのオン・オフ及びカセットアップダウンの3つの
動作を3つのモータでそれぞれ独立に動作させることも
できる.また、この実施例ではカラーインクリボンを下
段にセットするようにしたが、本発明はこれに限定され
るものでなく、上段のカセットがカラーリボンとして選
択されるように、カム位置及び巻取り機構などが構成さ
れていてもよい。
またこの実施例では、サーマルプリンタの場合で説明し
たが、本発明はこれに限定されるものでなく、インクリ
ボンを用いて記録する、例えばワイヤドットプリンタや
デイジーホイールプリンタなどにも適用できる.また、
本発明の記録装置は、例えば電子タイブライタ、ファク
シミリ、あるいはワードプロセッサやプリンタなどであ
る。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、記録手段が記録可
能な状態にあるかどうかに関係なく、キャリッジが移動
できる範囲内で転写材を巻取ることができるため、記録
媒体の汚れやキャリッジとの引っ掛かりなどの虜れがな
くなるという効果がある.
【図面の簡単な説明】
第1図は本実施例のサーマルプリンタを備えた文書処理
装置の概略構成を示すブロック図、第2図は本実施例の
文書処理装置の外観斜視図、 第3図はサーマルプリンタの記録部の平面図、第4図は
キャリッジの平面図、 第5図は第4図のキャリッジから副ベース部を取り外し
た状態を表した平面図、 第6図は第4図のX−x矢視断面図、 第7図は第4図のカバーベース部を取り外してリボン巻
取り用ギヤトレインの様子を表した平面図、 第8図は第5図に示された第2カムに追動してカセット
アップダウンを行なう機構部分の分解斜視図、 第9図及び第10図はキャリッジの側面図、第11図は
第5図の左側面図で、サーマルへッドアップ状態を示す
側面図、 第12図は同じくサーマルヘッドダウン状態を示す側面
図, 第13図はインクリボンカセットの平面図、第14図は
第13図のインクリボンカセットの斜視図、 第15図は実施例のマルチカラー・インクリボンの1例
を示す部分図、 第16図は実施例のサーマルプリンタにおけるカムチャ
ート、 第17図(A)、第17図(B)から第22図(A)、
第22図(B)のそれぞれは、第16図の各カム位置P
1からP6における第1カムと第2カムの回動状態の回
動状態(A)と、リボン巻き取り機構の状態(B)を示
す図、 第23図は実施例のサーマルプリンタによるA色の頭出
し処理を示すフローチャート、第24図は印刷メニュー
による記録紙サイズの選択例を示す図である。 図中、5・・・プラテン、6・・・シート送りローラ、
7・・・ギヤ、7a・・・減速ギヤ、9・・・ブーリギ
ャ、10・・・ブーリ、1l・・・ベルト、12・・・
シャフト、l3・・・ラック、l4・・・キャリッジ、
14b・・・副ベース部、14c・・・カバーベース部
、l6・・・第1カム、16a,16b・・・カム面、
17・・・第2カム、17a,17b・・・カム面、1
9・・・ヘッドホルダ、19a・・・ヘッドホルダ軸、
23・・・巻き取りクラッチ、25・・・レバー 25
b・・・カムフオロア、26・・・巻き取り中間ギヤ、
31・・・カセットシフトレバー 32・・・カセット
シフトレバー 35・・・キャリッジテーブル、40・
・・インクリボンカセット、49・・・インクリボン、
50・・・マルチカラーリボン、60・・・レバー 6
0b・・・カムフオロア、61・・・ネジリバネ、62
・・・バネ、63、65・・・ギヤ、69・・・スリー
ブ、70・・・蓋体、71・・・コイルバネ、74・・
・第1円盤、75、76・・・フエルト、77・・・第
2円盤、77a・・・ギヤ部、101・・・制御部、1
02・・・プリンタユニット、103・・・表示部、1
17・・・サーマルヘッド、120・・・ホームポジシ
ョンセンサ、121・・・リボンセンサ、122・・・
カラーセンサ、140・・・記録シート、Ml・・・シ
ート送りモータ、M2・・・キャリッジモータ、M3・
・・ヘッドモー夕、Pn・・・ポジションである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)記録手段により転写材のインクを記録媒体に転写
    して記録を行う記録装置であつて、 前記記録手段を搭載したキャリッジを移動することによ
    り、前記記録ヘッドによる記録可能な状態で前記転写材
    を巻取る第1の巻取手段と、前記記録ヘッドを前記転写
    材より離反した状態で、前記キャリッジを移動して前記
    転写材を巻取る第2の巻取手段と、 前記第2の巻取手段による前記転写材の巻取り時には、
    前記記録媒体に対する記録範囲を越えて前記キャリッジ
    を移動するように制御する制御手段と、 を有することを特徴とする記録装置。
  2. (2)前記第1の巻取手段は前記キャリッジの移動に伴
    い、前記記録ヘッドと前記転写材及びプラテンに保持さ
    れた前記記録媒体と転写材との摩擦差により引出される
    分の転写材長を巻取るためのクラッチ手段を含むことを
    特徴とする請求項第1項に記載の記録装置。
  3. (3)前記第2の巻取手段は前記キャリッジの所定搬送
    長に対し、前記第1の巻取手段よりも高速に前記転写材
    を巻取るようにしたことを特徴とする請求項第1項に記
    載の記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60209960A (ja) * 1984-04-03 1985-10-22 Sony Corp テ−プカセツト自動供給選択再生装置

Patent Citations (1)

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JPS60209960A (ja) * 1984-04-03 1985-10-22 Sony Corp テ−プカセツト自動供給選択再生装置

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