JPH02266970A - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JPH02266970A
JPH02266970A JP9007789A JP9007789A JPH02266970A JP H02266970 A JPH02266970 A JP H02266970A JP 9007789 A JP9007789 A JP 9007789A JP 9007789 A JP9007789 A JP 9007789A JP H02266970 A JPH02266970 A JP H02266970A
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JP
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ribbon
head
cam
ink sheet
recording
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JP9007789A
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Yoshiro Uchikata
佳郎 打方
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の産業上の利用分野〕 本発明は、複数色のインクを有するインクシートを用い
て被記録媒体に画像記録を行う画像記録装置に関するも
のである。さらに本発明は、例えば、コンピュータ、C
AD、ワークステーション、ワードプロセッサ、パーソ
ナルワープロ、ファクシミリ、電子タイプライタ、複写
装置あるいはプリンタ装置等の画像記録装置に適宜適用
できるものであり、画像情報等に応じて多色の画像記録
出力を得ることのできる画像記録装置に関する。
〔従来技術及び発明が解決しようとする問題点〕インク
シートに異なる複数色の色(インク)をインクシート搬
送方向に直角にストライブ状に順次くり返し設けたイン
クシート(所謂、ダンダラ塗りインクシート)を用いる
画像記録装置においては、画像記録時のインクシートの
搬送(巻取り)はほぼ一定速度で行う事が望ましい。そ
のために、記録部においては、記録ヘッドをインクシー
トを介してプラテン等へ圧接することによってインクシ
ートの主な搬送を行うとともに、インクシートのたるみ
をクラッチを介して巻取る方式また、インクシートの色
換え時においては、記録紙とは独立にインクシートを搬
送する事が必要なために、記録部における記録ヘッドの
圧接を解除して、クラッチを介しての巻取手段でインク
シートを搬送する方式が多い。
なお、通常、インクシートはロール状に構成されており
、供給ロールから供給されて巻き取りロールに巻き取ら
れる場合が多いが、供給ロール側には不必要なたるみ等
を防止するために適当なバックテンションが加えられて
いる。
従って、インクシート色換時における巻取力は、上記バ
ックテンション及び供給ロールの負荷及びインクシート
搬送経路部負荷等を加えた力以上を必要とする。しかし
ながら、あまり大きな巻取力は、画像記録時の主搬送に
影響を与えて送り精度のばらつきあるいは画像記録(印
刷)の汚れ等の原因となる恐れがある。よって、クラッ
チを介した場合の巻取力は、適当な範囲に設定する必要
があり、また、供給ロールのバックテンション等によっ
ても制限を受ける。
前記問題点を解決する為に、記録部以外の場所にインク
シートをローラ等で圧接して搬送する手段を設け、イン
クシートのたるみを巻き取りロール軸上に設けたクラッ
チを介した巻き取り手段によって巻き取る方式等もある
が、構造が複雑になってしまう。
また、画像記録時と同様に、記録ヘッドによってインク
シートをプラテンに圧接し、前記記録ヘッドの移動によ
ってインクシートを引き出し、たるみをクラッチを介し
て巻取る方式も多いが、記録画像面をこする事によって
汚れの発生の原因となる恐れもあり、また高速の色の切
り換えができない。
〔目的〕
本発明の目的は、前述のような従来技術の問題点を解消
して、高品質の画像記録と、高速で確実なインクシート
の色の切り換えを可能とする画像記録装置を機供する事
である。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、クラッチを介してインクシートを搬送する(
巻取る)第1の搬送手段と、すべりがなくインクシート
を搬送する第2の搬送手段と、記録ヘッドの移動によっ
て前記第1の搬送手段と前記第2の搬送手段へ搬送力を
伝達する搬送力伝達手段と、前記第1の搬送手段と前記
第2の搬送手段に選択的に断続させる切換手段と、を備
えたものである。
〔作用〕
本発明によれば、簡単な構造で高品質の画像記録と、確
実で高速なインクシートの色の切り換えを可能とするこ
とができる。
〔実施例〕
以下図面を譬照して本発明の詳細な説明する。
なお、以下述べる実施例は、ダンダラ塗りインクシート
を用いたシリアルプリンタにおいて、クラッチを介した
インクシート巻取手段と、すべりのないインクシート巻
取手段と、ヘッドの移動によって巻取力を伝達する伝達
手段と、この巻取力を2つの巻取手段に選択的に断続さ
せる事によって、画質の汚れのない高速な色の切り換え
が簡単な構造で可能になるシリアルプリンタである。
第2図は本発明の一実施例を適用した記録装置を備えた
ワードプロセッサの外観斜視図である。
第2図において、1は入力操作部であるキーボードであ
り、後述するカラーキーおよび機能キーが設けられてい
る。2は表示装置のCRT(またはLCD)であり、3
は記憶装置のFDDであり、4は被記録媒体としての記
録シート(例えば普通紙、加工紙、あるいはOHP用シ
ート等)である。
第3図は本発明を実施した記録装置の記録部を示す。
第3図において、記録シート4はプラテン5にバックア
ップされた状態でシート送りローラ6のゴム部にピンチ
ローラ6b(第6図)によって圧接されている。このシ
ート送りローラ6の軸6aにはギヤ7が取付けられ、減
速ギヤ7aを介してシート送りモータM1に連結されて
おり、シート送りモータM1の回転によりシート送りロ
ーラ6が回転し、記録シート4が搬送される。
したがって、後述するサーマルヘッド18が記録シート
4に当接して画像記録を行う際、プラテン5は記録シー
ト4の位置を維持する。
次にキャリッジ14の往復移動について説明する。
プラテン5の前側には平行にシャフト12が、さらにキ
ャリッジ14の反対側にはラック13が固定され、この
シャフト12とラック13の上面の案内面にてキャリッ
ジ14(第1図、第6図)が矢印B方向に移動可能に案
内支持されている。
すなわち、キャリッジ14は記録シート4の搬送経路A
と直角方向に往復移動可能である。また、ベルト11は
、その一部が前記キャリッジ14に固定され、プーリー
ギヤ9およびプーリー10によって張設されている。前
記プーリーギヤ9は減速ギヤ8a、8bを介してキャリ
ッジモータM2に連結されている。そこで、このキャリ
ッジモータM2の回転により、上記プーリーギヤおよび
プーリーが回転し、これによってベルト11が駆動され
、キャリッジ14はシャフト12に沿って往復移動(矢
印B方向)する。
さらに、キャリッジ14にはヘッドホルダー19(第1
図)がヘッドホルダー軸19bのまわりに回転可能に案
内支持されている。このヘッドホルダー19にはサーマ
ルヘッド18が取付けられており、このヘッドホルダー
19はヒートシンりも兼ねている。
また、前記キャリッジ14にはインクシートカセット(
インクリボンカセット)40(第7図。
第13図)を2段積みに搭載するためのキャリッジテー
ブル35が設けられている。このキャリッジテーブル3
5にはマルチカラーリボン50(第15図)の色識別用
の色検出手段(カラーセンサ)83が設けられており、
また、前記キャリッジ14にはインクリボンカセット4
0の有無、種類およびインクリボン49エンドの検出を
行うためのリボンセンサS3(第3図)が設けられてい
る。
次に、キャリッジテーブル35にインクリボンカセット
40を着脱可能に装填する場合を説明する。
前記キャリッジテーブル35には上下2段にインクリボ
ンカセット40を搭載することが可能であり、また、こ
のキャリッジテーブル35の上面にはビン35a拳35
bおよびフ゛ンク35cm35d・35eが設けられて
いる。
まず、下段にインクリボンカセット40を装填する場合
は、後述するインクリボンカセット40(第13図、第
14図)の上ケースおよび下ケースに設けられた開口4
1a−41b・42i・42jを前記ビン35a・35
bに嵌入し、下ケースの係止部42kに上記フック35
cを弾性的に係合することによって、インクリボンカセ
ット40は、取り外し可能に、キャリッジテーブル35
に装填することができる。また、上段にインクリボンカ
セット40を装填する場合も同様に、前記ビン35a争
35bに前記開口41a・41b・42i・42jを嵌
入し、下ケースの係合部42i・42mにフック35d
・35eを弾性的に係合することにより下段のインクリ
ボンカセット40を介してキャリッジテーブル35に装
填される。
こうして、複数(2段)のインクシート(インクリボン
を含む)装着部が構成されている。
次にキャリッジ14上の構成について説明する。
第1図はキャリッジ14の全体構成図である。
第1図において、ヘッドモータM3がキャリッジ14に
搭載されており、このヘッドモータM3の駆動力は減速
ギヤ15a・115bを介して伝達され、ヘッドカム1
6およびリボンカム17を回転させる。
ここで、ヘッドカム16は、後述するヘッドアップダウ
ン(記録ヘッド18のプラテン5に対する離反、抑圧)
及びリボンダイレクト巻取りのオンオフを行うためのカ
ムであり、ヘッドカム16の上面にはへラドカム16の
回転軸16cの軸方向に高さが変化するカム面leaが
設けられている。さらに、その上面には、ヘッドカム1
6の回転軸16cと直角に、回転軸16cを中心として
半径が変化するリボンダイレクト巻取用のカム面16b
が設けられている。また、リボンカム17は、後述する
リボンクラッチ巻取りのオンオフおよびカセットのアッ
プダウン(インクシートの切換手段)のためのカムであ
る。そしてこのリボンカム17の上面には、第5図に示
すごとく、リボンカム17の回転軸17cの軸方向に高
さが変化するカセットアップダウン用のカム面17aが
設けられている。そしてさらに、その上面にはリボンカ
ム17の回転軸17cの軸方向と直角に回転軸17cを
中心として半径が変化するリボンクラッチ巻取用のカム
面17bが設けられている。
ここで第4図に、前記へラドカム16およびリボンカム
17のカムチャートを示す。
第4図において、ヘッドモータM3(第1図)の駆動に
より回転するヘッドカム16およびリボンカム17の位
置により、ヘッドアップダウン、リボンダイレクト巻取
り、リボンクラッチ巻取りおよびカセットアップダウン
の各動作の6つの組合わせを実行することができる。
ここで、ヘッドカム16およびリボンカム17はキャリ
ッジ14上に設けられたストッパ(不図示)によって、
第4図のカムチャートの範囲内に回転を規制されている
第4図において、ヘッドアップダウン用のベツドカム1
6のカム面16aが低いカム面(P2〜P5)の状態の
とき、後述するヘッドアップ(離反)となり、高いカム
面(Pi−P6)の状態のとき後述するヘッドダウン(
押圧または圧接)となる。
また、ヘッドカム16のリボンダイレクト巻取り用カム
面16bにおいて、そのカム面の半径が小さい状態(P
2・P5)のとき後述するリボンダイレクト巻取り可能
状態となり、そのカム面の半径が大きい状態(PI・P
3・Pi・P6)のとき後述するリボンダイレクト巻取
り解除状態となる。
また、リボンカム17のリボンクラッチ巻取り用カム面
17bにおいて、そのカム面の半径が小さい状態(Pi
・P6)のとき後述するリボンクラッチ巻取り可能状態
となり、そのカム面の半径が大きい状態(P2〜P5)
のとき後述するリボンクラッチ巻取り解除状態となる。
さらに、リボンカム17のカセットアップダウン用カム
面17aが低いカム面(PI〜P3)の状態のとき、後
述するカセットダウン(上段カセット使用)の状態であ
る。また、高いカム面(P4〜P6)の状態のとき後述
するカセットアップ(下段カセット使用)の状態になる
次にカセットアップダウン機構(インクシートの切換手
段)について説明する。
第5図はカセットアップダウン機構の平面図、第6図は
カセットダウン状態の側面図、第7図はカセットアップ
状態の側面図である。
第5図、第6図および第7図において、カセットシフト
レバ−A29はキャリッジ14に回転自在に案内支持さ
れたカセットシフト軸29aに固定されている。また、
カセットシフトレバ−A29の突出部29bとキャリッ
ジ14の突出部(不図示)との間にカセットシフトばね
30が取付けられている。
カセットシフトレバ−A29の先端部29cは前記カセ
ットシフトばね30のばね力により矢印C2方向に付勢
されている。したがって、リボンカム17のカム面17
aに圧接されている(第6図)。
また、カセットシフトレバ−A29はカセットシフト軸
29aを介してカセットシフトレバ−B31と連結され
ている。さらに、カセットシフトレバ−B31に設けら
れたボス31bに回転自在にカセットシフトレバ−C3
2が支持されている。
さらに、カセットシフトレバ、−831の一端にはボス
31aが、またカセットシフトレバ−C32の先端には
ボス32aがそれぞれ固設され、キャリッジテーブル3
5の開口部35f−35gには前記ボス31a・32a
が挿入されている。そしてカセットシフトレバ−C32
の他の先端にはボス32bが設けられ、キャリッジ14
の開口部14bには前記ボス32bが挿入されている。
こうして、前記キャリッジテーブル35がほぼ水平に支
持されている。
ここで、カム面17aの高さが高くなりカセットシフト
レバ−A29を時計方向(矢印C1方向)(第6図)へ
回転させると、カセットシフトレバ−B31も時計方向
(矢印C1方向)(第6図)へ回転する。
前述の説明から、カセットシフトレバ−B31の回転中
心すなわちカセットシフト軸29aおよびカセットシフ
トレバ−C32のボス部32bはキャリッジ14に高さ
を規制されている。そして、カセットシフトレバ−B3
1のボス31aがキャリッジテーブル35の開口部35
.fを、またカセットシフトレバ−C32のボス部32
bがキャリッジ14の開口部14bをそれぞれ移動する
。すなわち、キャリッジテーブル35は、パンタグラフ
機構で回転運動を直線運動に変換することにより、上下
方向く矢印El、E2方向)(第6図)に移動する。
また、キャリッジテーブル35にはボス33が設けられ
ており、これはキャリッジ14に取付けたキャリッジカ
バー34の開口部34aに挿入されており、キャリッジ
テーブル35の上下移動(矢印El、E2方向)(第6
図)範囲が規制されている。すなわち、開口@34aに
よつて、キャリッジテーブル35のアップ時およびダウ
ン時の高さが正確に定められている。
次に、上述した構成におけるカセットアップダウンの動
作すなわちインクシート(インクリボンを含む)の切換
動作を説明する。
第5図および第6図はカセットダウン(上段カセット使
用)状態を示す。
この状態では、リボンカム17は第4図のチャート中の
P1〜P3の状態にあり、カセットシフトレバ−A29
の先端部29cはリボンカム17のカム面17aの高さ
の低い面にカセットシフトはね30の付勢力により圧接
されており、キャリッジテーブル35はダウン位置にあ
る。
この状態からリボンカム17を時計方向(矢印D1方向
)(第5図)へ回転させると、リボンカム17のカム面
17aとカセットシフトレバ−A29の先端部29cと
の当接点はカム面に垂直に高さが増加する。
これに従って、カセットシフトレバ−A29はカセット
シフトばね30の付勢力に打勝って時計方向(矢印C1
方向)(第6図)へ回転する。
前述の如く、カセットシフトレバ−A29の回転により
、キャリッジテーブル35はアップ方向く矢印E1方向
)(第6図)へ移動し、カム面17aの高さがP4〜P
6の位置(第4図)に達すると下段カセット使用状態(
第7図)になる。
次にリボン巻取り機構すなわちインクシート送り手段に
ついて説明する。
第8図はリボン巻取り機構の側面図、第9図(A)はリ
ボンクラッチ巻取り状態、リボンダイレクト巻取り解除
状態の平面図、第9図(B)はリボンクラッチ巻取り解
除状態、リボンダイレクト巻取り状態の平面図である。
さて、第8図及び第9図(A)   (B)において、
キャリッジ14には巻取りシャフト24が設けられ、こ
の巻取りシャフト24のまわりに、クラッチ巻取りレバ
ー25及びダイレクト巻取りレバー60が回転自在に支
持されている。そして該レバー25・60の上部には、
巻取りクラッチ23が回転自在に支持されている。また
クラッチ巻取りレバー25には、クラッチ駆動ギア25
cが回転自在に支持されており、巻取りクラッチ23の
クラッチギア部23bが太陽ギアになり、クラッチ駆動
ギア25cが遊星ギアになる関係で噛み合つている。さ
らに、ダイレクト巻取りレバー60には、ダイレクト駆
動ギア60cが回転自在に支持されており、巻取りクラ
ッチ23のダイレクトギア23cが太陽ギアになり、ダ
イレクト駆動ギア60cが遊星ギアになる関係で噛み合
っている。また、巻取りクラッチ23には、ノ1ブ受部
23aが設けられ、インクリボンカセット40内の巻取
りコア44(第13図、第14図)と嵌合状態になって
いる。前記ハブ受123aはダイレクトギア部23cと
一体となっており、またクラッチ駆動ギア部23bは前
記一体部のまわりに回転自在に支持されている。そして
クラッチばね23dによってダイレクトギア部23c上
に貼り付けられたフェルトバット部23eに押圧されて
いる。なおりラッチギア部23bのフェルトバット部2
3eとの当接面は適当に摩擦係数を高めるように形成さ
れている。
従って、クラッチ駆動ギア23bに入力される回転力は
、フェルトバット面における摩擦によって、ハブ受部2
3aへ伝達される。即ち摩擦クラッチによる伝達となる
。また、ダイレクト駆動ギア60cに入力される回転力
は直接ハブ受部23aへ伝達される。即ちすべりのない
ダイレクトな伝達となる。さらにキャリッジ14には、
巻取りギア27とこれに噛合う巻取り中間ギアR26及
び巻取り中間ギアL61が回転自在に案内されており、
前記巻取りギア27は、前記ラック13と噛み合ってお
り、キャリッジ14のB方向(第3図)の移動によって
回転する。また、前記クラッチ巻取りレバー25のばね
掛部25aとキャリッジ14のばね掛部(不図示)との
間には、クラッチ巻取りレバー圧接バネ28が設けられ
ており、クラッチ巻取リレバー25を矢印F1方向(第
9図(A))へ付勢している。また前記ダイレクト巻取
りレバー60のばね掛部60aとキャリッジ14のばね
掛部(不図示)との間には、ダイレクト巻取リレバー圧
接ばね62が設けられており、ダイレクト巻取りレバー
60を矢印F2方向(第9図(A))へ付勢している。
次に、上述のリボン巻取りの動作すなわちインクシート
送り手段の動作を説明する。
まず、リボンクラッチ巻取り、すなわち摩擦クラッチを
介したインクシート送りの動作について説明する。
まず第9図(A)に示すリボンクラッチ巻取り可能な状
態では、リボンカム17は第4図に示すカムチャートの
Pl・P6の状態にあり、クラッチ巻取りレバー25は
巻取りレバー圧接ばね28により時計方向く矢印F1方
向)に付勢されている。これにより、クラッチ巻取リレ
バー25に取付けられたクラッチ駆動ギア25aは巻取
り中間ギヤR26へ付勢され、噛合っている。
この状態では、キャリッジ14を記録方向(第3図の矢
印B1方向)へ移動させると、ラック13と噛合う巻取
りギヤ27が回転する。
巻取りギヤ27の回転力は、巻取り中間ギヤR26およ
びクラッチ駆動ギヤ25cを介してクラッチギア部23
bへ伝達され、さらにフェルトバット面における摩擦に
よってハブ受部23aへ伝達される。そしてハブ受部2
3aの回転により、該ハブ受部23aと嵌合しているイ
ンクリボンカセット40内の巻取りコア44が回転し、
インクリボン49の巻取りが行われる。
またこの状態において、第4図に示すごとくヘッドはダ
ウン状態にあり、インクリボン49はサーマルヘッド1
8によって、記録紙4に押圧されている(後述)。そし
てキャリッジ14を画像記録方向(第3図の矢印B1方
向)へ移動させると、インクリボン49は記録紙4との
摩擦によって引き出される。なお前記クラッチによるイ
ンクリボンの巻取力は、上記の如(引き出されたインク
リボン49のたるみを取るのに必要な力があればよく、
不必要に大きな巻取力は、インクリボン49の記録紙4
とのすべり等の原因となり、記録式4上の汚れ等の原因
ともなる。またクラッチギア部23bの回転数は、ハブ
受部23aの巻取りに必要な回転数よりも大きくしてあ
り、安定したすべりクラッチによる巻取りが行えるよう
になっている。
この状態からリボンカム17を時計方向または反時計方
向(第9図(A)中の矢印D1またはD2方向)に回転
させるとリボンカム17に設けられたカム面17bとク
ラッチ巻取リレバー25の一端に設けられたボス部25
bが当接する。さらにリボンカム17が回転すると、カ
ム面17bとクラッチ巻取りレバー25のボス部25b
との当接点におけるカム面17bの半径は第4図のカム
チャートに従い増加する。
これによって、クラッチ巻取りレバー25は巻取りレバ
ー圧接ばね28の付勢力に抗して反時計方向(第9図(
A)の矢印F2方向)へ回転し、カム面17bが第4図
のカムチャートのP2〜P5の位置に達すると、クラッ
チ巻取リレバー25に案内支持されたクラッチ駆動ギヤ
25cは巻取り中間ギヤR26から離反する。
この状態でキャリッジ14を画像記録方向(第3図の矢
印B1方向)へ移動させると、ラック13と噛合う巻取
りギヤ27は回転し巻取り中間ギヤR26へ回転力が伝
達される。しかし、ここで前述のように巻取り中間ギヤ
R26とクラッチ駆動ギヤ25cが離反しているため、
巻取りギヤ27の回転力はクラッチ駆動ギヤ25cへは
伝達されない。
すなわち、第4図に示すカムチャートのP2〜P5の状
態ではリボンクラッチ巻取りは行われない。
次に、リボンダイレクト巻取りの動作について説明する
第9図(13)に示すリボンダイレクト巻取り可能な状
態では、ヘッドカム16は第4図に示すカムチャートの
P2ΦP5の状態にあり、ダイレクト巻取リレバー60
は巻取り1ツバ−圧接ばね62により反時計方向(矢印
F2方向)に付勢されている。これにより、ダイ1ノク
ト巻取リレバー60に取付けられたダイレクト駆動ギヤ
60cは、巻取り中間ギヤL61へ付勢され噛合ってい
る。この状態では、キャリッジ14を画像記録方向(第
3図の矢印B1方向)へ移動させると、ラック13と噛
合う巻取りギヤ27が回転する。そして巻取りギア27
の回転力は、巻取り中間ギヤL61およびダイレクト駆
動ギヤ60cを介してダイレクトギヤ部23cに伝達さ
れ、ハブ受部23aの回転により、該ハブ受部23aと
嵌合しているインクリボンカセット40内の巻取りコア
が回転して、インクリボン49の巻取りが行われる。
この状態から、ヘッドカム16を時計方向または反時計
方向(第9図(A)中矢印D1またはD2方向)に回転
させると、ヘッドカム16に設けられたカム面16bと
ダイレクト巻取りレバー60の一端に設けられたボス部
60eが当接し、さらにヘッドカム16が回転するとカ
ム面16bとダイレクト巻取リレバー60のボス部60
bとの当接点におけるカム面16bの半径は第4図に示
すカムチャートに従い増加する。
これによつて、ダイレクト巻取りレバー60は巻取りレ
バー圧接ばね62の付勢力に抗して時計方向(第9−9
図の矢印F1方向)へ回転し、カム面16bが第4図に
示すカムチャートのPl・P3・P4・P6の位置に達
すると、ダイレクト巻取りレバー60に案内されたダイ
レクト駆動ギヤ60cは巻取り中間ギヤL61から離反
する。
この状態でキャリッジ14を画像記録方向(第3図の矢
印B1方向)へ移動させると、ラック13と噛合う巻取
りギヤ27は回転し、巻取り中間ギヤL61へ回転力が
伝達される。しかしここで、前述のように巻取り中間ギ
ヤL61とダイレクト駆動ギヤ60cが離反しているた
め、巻取りギヤ27の回転力はダイレクト駆動ギヤ60
cへは伝達されない。
即ち、第4図に示すカムチャートのPl・P3@P4・
P6の状態ではリボンのダイレクト巻取りは行われない
。リボンダイレクト巻取り時のダイレクトギア部23c
の回転数は、画像記録時のインクリボン送り速度よりも
高速でインクリボン49を巻取るように設定してあり、
高速のインクリボン巻取りが可能となっている。
また、リボンダイレクト巻取り時の巻取り速度は、キャ
リッジ14の画像記録方向(第3図の矢印B1方向)へ
の1回の移動で少なくとも1つのバーコード(50aφ
50b・50cいずれか)が検出部を通過するように設
定しである。
また、巻取りギヤ27、巻取り中間ギヤL61、ダイレ
クト駆動ギヤ60c及びダイレクトギヤ部23cのギヤ
伝達機構は、記録時のリボン巻取り速度よりも高速でリ
ボンを巻取るようギヤ比が設定されている。
次にサーマルヘッド(記録ヘッド)18のアップダウン
機構について説明する。
第10図はアップダウン機構の平面図であり、第11図
はヘッドアップ状態の側面図であり、第12図はヘッド
ダウン状態の側面図である。
第10図〜第12図において、ヘッドアップダウンレバ
ー22はキャリッジ14に設けられたヘッドホルダー軸
19bのまわりに回転自在に設けられており、さらに、
このヘッドアップダウンレバー22の突出部22b、2
2cの間にはヘッドばね21がばね力をチャージされた
状態で設置されている。
また、ヘッドアップダウンレバー22の一端にはコロ2
2aが回転自在に案内支持されている。
さらに、ヘッドホルダー19のばね掛は部19aおよび
キャリッジ14のばね掛は部14aの間にはヘッド戻し
ばね20が設けられ、ヘッドホルダー19はプラテン5
から遠ざかる方向(第11図の矢印12方向)へ付勢さ
れている。
このヘッド戻しばね20の付勢力は、ヘッドホルダー1
9の圧接部19cからヘッドばね21の腕部21aへ伝
達されて、この腕部21aからヘッドアップダウンレバ
ー22へ伝達される。したがって、ヘッドアップダウン
レバー22はヘッド戻しばね20によってプラテン5か
ら遠ざかる方向(第11図の矢印12方向)へ付勢され
ており、アップダウンレバー22に設けられたコロ22
aはへラドカム16のカム面leaに圧接される。
したがうて、ヘッド18はへラドカム16の高さ増大方
向の変化によりプラテン5の方向へ回動する。
次に、上述した構成における記録ヘッドの圧接または押
圧(ダウン)および離反(アップ)の動作について説明
する。
第10図および第11図において、ヘッドアップ(離反
)状態ではへラドカム16は第4図のカムチャートのP
2〜P5の状態にあり、上述のようにヘッド戻しばね2
0によつてヘッドアップダウンレバー22はへラドカム
16に圧接されており、ヘッド18は記録シート4およ
びプラテン5から離反している。
この状態からヘッドカム16を時計方向(第10図の矢
印G2方向)または反時計方向(第10図の矢印G1方
向)へ回転させると、カム16とヘッドアップダウンレ
バー22に設けられたコロ22aとの当接点におけるカ
ム面に垂直方向の高さが増加する。
これによって、ヘッドアップダウンレバー22はヘッド
戻しばね20の付勢力に抗して反時計方向(第11図の
矢印H2方向)へ回転する。このヘッドアップダウンレ
バー22の回転力はヘッドばね21の腕部21aからヘ
ッドホルダー19の圧接部19cへ伝達され、ヘッドホ
ルダー19を反時計方向く第11図の矢印11方向)へ
回転させる。そこで、ヘッドホルダー19に貼付けられ
たサーマルヘッド18は記録シート4およびインクリボ
ン49−50(第11図)を介してプラテン5に押圧さ
れる。
すなわち、サーマルヘッド18による記録時には、ヘッ
ド18は記録シート4に当接し、この記録シート4はプ
ラテン5によってその位置に保持されている。
また、サーマルヘッド18がプラテン5に当接した以降
もヘッドカム16の高さが増加し、ヘッドアップダウン
レバー22をさらに反時計方向(第11図の矢印H2方
向)へ回転させる。
つまり、ヘッドカム16が前述のカムチャート(第4図
)PI−P6の位置に達した状態では、ヘッドホルダー
19の動作はサーマルヘッド18がプラテン5に当接す
ることにより規制される。
したがって、ヘッドアップダウンレバー22の反時計方
向(第11図の矢印H2方向)の回転に伴い、ヘッドば
ね21はヘッドアップダウンレバー22の突出部22b
を離れ、ヘッドばね21はさらにばね力をチャージされ
る。
ヘッドばね21のばね力は、ヘッドアップダウンレバー
22の突出部22bとヘッドばね21の腕部21aが離
れるため、ヘッドホルダー19の圧接部19cに伝達さ
れ、サーマルヘッド18は記録シート4を介してプラテ
ン5へ押圧される。
次にヘッドアップダウン、リボン巻取り、カセットアッ
プダウンの動作方法について説明する。
第4図のカムチャートを用いて、各ポジションにおける
前述のヘッドアップダウン、リボン巻取りのオンオフお
よびカセットアップダウンの各動作を組合わせた状態を
説明する。
第4図において、Plはヘッドダウン(圧接)、リボン
クラッチ看取り可能およびカセットダウン(上段カセッ
ト使用)の状l1l(ポジション)、すなわち上段イン
クリボンカセットでの記録状態を示す。
P2はヘッドアップ(離反)、リボンダイレクト巻取り
可能およびカセットダウンの状態、すなわち、非記録状
態で上段カセットのリボンを巻取る状態(ポジション)
を示す。
P3はヘッドアップ、リボン巻取り解除およびカセット
ダウンの状態であり、P4はヘッドアップ、リボン巻取
り解除およびカセットアップ(下段カセット使用)の状
態を示している。
さらに、P5はヘッドアップ、リボンダイレクト巻取り
可能およびカセットアップの状態、すなわち、非記録状
態で下段カセットのリボンを巻取る状態を示す。
P6はヘッドダウン、リボンクラッチ巻取り可能および
カセットアップの状態、すなわち、下段カセットでの記
録状態を示す。
したがって、ヘッドモータM3(第1図)を時針方向ま
たは反時計方向に回転させ、ヘッドカム16およびリボ
ンカム17をP1〜P6のうちいずれか1つのポジショ
ンまで回転させることにより、画像記録状態、非画像記
録状態、リボンクラッチ巻取り解除、リボンクラッチ巻
取り可能、リボンダイレクト巻取り解除、リボンダイレ
クト巻取り可能、カセットアップ、カセットダウンの8
つの状態を選択することが可能である。
前述の8つの状態を、例えば、ヘッドアップダウンとリ
ボンクラッチ巻取りのオンオフを連動させても良いし、
また、ヘッドアップダウン、リボン巻取りのオンオフお
よびカセットアップダウンの3つの動作を3つのモータ
でそれぞれ独立に動作させることもできる。
次にインクシートカセット(インクリボンカセット)に
ついて第13図(平面図)および第14図(斜視図)を
用いて説明する。
第13図および第14図において、インクリボンカセッ
ト40は上ケース41および下ケース42で形成されて
おり、カセット40内にインクリボン49を収納した状
態でキャリッジテーブル35に取外し可能に装填される
インクリボン49は供給コア43に巻かれており、下ケ
ース42の突出部42aおよび42bに回転自在に取付
けられたローラ48を経て下ケースの開口部42cで一
部カセット40外へ露出した後再び下ケース開口部42
dからカセット40内に侵入し、さらに、下ケース開口
部42eで再びカセット40外へ露出した後下ケース開
口部42fからカセット40内へ侵入し、巻取りコア4
4に巻取られる。
なお、カセット40がキャリッジテーブル35の所定位
置に装填された際には、本体側のヘッド18に対向して
このカセット40の開口部42C・42dから露出した
インクリボン49が位置し、このインクリボン49を記
録情報に応じて発熱するサーマルヘッド18によって加
熱することができる。さらに、上記インクリボン49は
下ケース42に設けられた圧接ばね45・46により下
ケース42の突出部42g・42hにそれぞれ付勢され
ている。なお、上記圧接ばね45・46にはフェルト4
5a * 46aが貼付けられており、インクリボン4
9の圧接による損傷を防止している。
また、テンションばね47はインクリボン49を矢印K
(第13図)方向に付勢しており、圧接ばね45−46
と共働してインクリボン49の弛みを除去して4いる。
また、下ケース42の開口部42nからインクリボン4
9の一部が露出しており、このカセット40がキャリッ
ジテーブル35の所定位置に装填された際には、本体側
のリボンセンサ82(第3図)がこのカセット4Gの開
口部42nに位置し、リボンセンサS2がインクリボン
49のリボンエンドを検出する。また、本体側のカラー
センサ83(第3図)が下ケース42の開口部42eψ
42fから露出したインクリボン49の位置に対向する
次にマルチリボン(多色インクシート)について第、1
5図を用いて説明する。
第15図に示すリボンはマルチリボン50の一例であり
、マルチリボン50は多色(A色・B色−C色)がバー
コード50a ・50b −50cを介して所謂ダンダ
ラ塗りされている。すなわち、インク色に対応してバー
コード50a−b・Cが設けられており、A色には短幅
のバーコード50aが、B色には中間幅のバーコード5
0bが、C色には長幅のバーコード50eが各々対応し
て設けられている。
なお色数は、A−B−C3色でな(所望の色数を設けて
もよい。
このマルチリボン50も前述したインクリボン49と同
様にインクリボンカセット40内に収納されている。
上述のようにリボンカセット40がキャリッジテーブル
35の所定位置に装填された際には、本体側のカラーセ
ンサS3(第3図)が下ケース42の開口部42e・4
2fから露出したマルチリボン50の位置に対向する。
そして、マルチリボン50が巻取りコア44へ巻取られ
る際、マルチリボン50上のバーコード50a・50b
・50cをカラーセンサS3で検出し、バーコードの次
に塗布されている色を識別する。バーコードは第15図
のように黒線の本数の違いによってもよく、また、黒線
の福の違いによって識別してもよい。したがって、バー
コードの形態にはよらない。
第16図は以上説明した画像記録装置の構成ブロック図
である。
第16図では各ブロックの接続関係のみを示し、詳細な
コントロールラインは省略しである。
また、点線で囲まれた部分がCPUユニットである。
CPUは中央演算処理装置であり、後述のROMやFD
D等からプログラムや各種データを読出し、必要な演算
や判断を行い、各種の制御を行う。また、cpuは複数
のユニットで構成することもできる。
ROMは読出し専用メモリであり、CPUが動作するた
めの各種プログラムや文字コード、ドツトパターン(キ
ャラクタージエネレータ二CG)、印字等に必要な各種
データが格納されている。RAMはリードライトメモリ
であり、CPUが命令中のデータや演算結果を一時貯え
ておくワーキングエリア、キーボード1、外部インター
フェース部IFuあるいはフロッピィディスクFDD3
等から入力された各種データを格納しておくバッファエ
リア、文書を保存しておくテキストエリア等から成って
いる。
また、CPUユニットは、サーマルヘッドドライバTH
D、モータドライバMDおよび検出部SUを介してプリ
ンタユニットPuと接続されている。
サーマルヘッドドライバTHDはCPUの制御により前
述のプリンタユニットPuに設けられているサーマルヘ
ッド18を駆動し、モータドライ/(MDはCPUの制
御によってシート送りモータMl、キャリッジモータM
2およびヘッドモータM3等の駆動を行う。
検出部SuはプリンタユニットPuに設けられている前
述のホームポジションセンサS1、リボンセンサS2あ
るいはカラーセンサ83等からの情報をCPUに伝達す
る。
電源PSuはサーマルヘッド25の駆動用電源VH,記
録記録シートモータM1、キャリッジモータM2および
ヘッドモータM3等の駆動用電源VM、フロッピィディ
スクFDD3の駆動用電源VFDD、並びにその他のロ
ジック回路用電源VCCを供給する。
また、コントローラGAは、CPUの制御により、前記
サーマルヘッド18への印字データ転送を行ったり、駆
動電源VHの電圧電流を変化させたり、ヒート時間やデ
ユーティを変化させたり、各種の制御を行う。
さらに、CPUユニットにはキーボードコネクタKBC
を介して印字や編集等に必要な各種データを入力するキ
ーボード1が接続されている。
また、CPUユニットにはCRTコネクタCRTCを介
してキーボード1より入力されたデータや各種情報を表
示するためのCRT2が接続されている。なお、CRT
2の代わりに液晶表示等の他の表紙装置を使用すること
もできる。
さらに、CPUユニットにはFDDコネクタFDDCを
介してフロッピィディスクFDD3が接続されている。
なお、FDD3の代わりにハードディスク、外部RAM
あるいは外部ROM等を接続することもできる。
CPUユニットにはインターフェースコネクタIFCを
介して外部制御装置による本記録装置の制御や外部機器
との通信を行うためのR8232C1セントロインター
フエース、モデム等のインターフェースを接続すること
も可能である。
さらに、第16図には示していないが、ブザー等の音声
出力装置を設けることもできる。
第17図は本発明を実施した記録装置のパワーオン処理
の制御動作のフローチャートである。
次に、この第17図を参照して、上記ROMやFDDに
格納されたプログラムにより画像記録装置を制御する場
合を説明する。
この画像記録装置は、前述のごとく、少な(とも二個の
カセットを搭載することができ、単色およびマルチカラ
ーのリボンを搭載することにより単色および多色の記録
が可能である。
第17図において、まず装置の電源投入(パワーオン)
が行われると、ステップ101でヘッド、カセットの初
期化を行う。このヘッド、カセットの初期化は、サーマ
ルヘッド18をアップさせ、キャリッジテーブル35を
下にシフト(カセットダウン)して上段カセット印字可
能な位置にすることにより行われる。なお、このヘッド
、カセットの初期化の詳細については後述する。
次に、ステップ102において、キャリッジ14の絶対
位置を定めるべく、キャリッジモータM2を駆動してキ
ャリッジ14をホームポジションセンサ81(第1図)
方向ヘシフトし、ホームポジションセンサSl検出後キ
ャリッジ14を停止させる。
次で、ステップ103において、記録シート4の挿入の
際の引掛かり防止並びに安定した印字品位確保のためリ
ボンの垂みを除去する。なお、リボン垂み取りの詳細は
後述する。
次に、ステップ104でキャリッジ14を待機位置ヘシ
フトする。
最後に、ステップ105で各種パラメータの初期化を行
う。すなわち1.マルチリボンセット色(MR8)(、
後述)を未定にセットし、マルチリボン残量(MRL)
(後述)をゼロにセットする。
第18図はヘッドおよびカセット位置の初期処理フロー
チャートである。
第18図において、ステップ201でヘッドモータM3
を第1図の矢印J1方向に駆動し、ヘッドカム1B(第
1図)およびリボンカム17(第1図)を回転させてス
トッパに当接させる。
電源投入時は、カムの位置は不定であるが、カムの全回
転角度以上の角度分へラドモータM3を駆動させること
により、任意のカム位置からCW力方向ストッパ当接位
置にヘッドカム16およびリボンカム17を設定するこ
とができる。
次にステップ202において、ヘッドモータM3を第1
図の矢印J2方向に所定量駆動し、第4図のカム位置P
3にヘッドカム16およびリボンカム17をセットする
したがって、前述のごと(、サーマルヘッド18はプラ
テン5より離反(アップ)した状態となり、リボン巻取
りは行わない状態になり、そして、キャリッジテーブル
35は下にシフトした状態すなわち上段カセットが印字
可能な状態になる。
第19図はリボン垂み取り処理のフローチャートである
第19図において、まずステップ301で、ヘッドモー
タM3を駆動し、ヘッドカム16およびリボンカム17
を第4図のカム位置P2ヘシフトする。次に、ステップ
302において、キャリッジモータM2を駆動し、キャ
リッジ14を印字方向ヘシフトする。
前述のごとく、カム位置2においてキャリッジ14を印
字方向ヘシフトすることにより、リボンダイレクト巻取
りによりハブ受部P23aが回転し、上段カセットのイ
ンクリボンが巻取られリボンの垂みが除去される。
次に、ステップ303で、ヘッドモータM3を駆動し、
ヘッドカム16およびリボンカム17を第4図のカム位
置P5ヘシフトする。これにより、下段カセットが印字
可能な位置ヘシフトされ、下段カセットの巻取りコアが
巻取りクラッチ23と係合する。
次いで、ステップ304において、キャリッジモータM
2を駆動し、キャリッジ14を印字方向ヘシフトする。
前述のごとくカム位置P5(第4図)においてキャリッ
ジ14を印字方向ヘシフトすることによりリボンダイレ
クト看取りによりハブ受部23aが回転するので、下段
カセットのインクリボンが巻取られ、リボン垂みが除去
される。
次に、ステップ305において、ヘッドモータM3を駆
動し、ヘッドカム16およびリボンカム17を第4図の
カム位置P3ヘシフトし、処理を終了する。
以上のシーケンスでは、ステップ303゜304,30
1,302,305の順序で処理を行ってもリボンの垂
み取りを行うことができる。
また、リボン巻取り時のキャリッジ14のシフト量は、
シフト量を大きくするとリボン巻取り量が増大するので
、リボンの無駄を避けるためにもシフト量は必要最小限
に設定することが望ましい。
第20図は文章(テキスト)中の色指定の一例を示す。
文章中で色指定を行いたい場所で色指定キーにより好み
の色を指定する。
色指定キーは色ごとの専用キーであってもよいし、専用
のカラーキーと数値キーといったキーオペレーション、
あるいは機能キーと英文字キー(例えばC)といったキ
ーオペレーションであってもよい。
また、範囲の指定や表示方法は、第20図のように前後
を特殊文字で囲んでもよいし、あるいは範囲内を特殊文
字で重ね表示してもよい。カラーCRT、LCD等の表
示装置の場合は色分けするのが最も効果的である。
単色CRT、単色LCDの場合はカラー指定した場所が
判別しにくいので、キーオペレーション等によってカラ
ー指定した部分が点滅したり輝度が変化する構成を用い
ることによって判別を容易化できる。
第21図は印刷メニューにおける色指定の一例を示し、
次に第21図を用いて印刷の各種パラメータを設定する
印刷メニューについて説明する。
第21図の(a)に示すごとく、第20図のテキストの
色指定に応じてカセットの色を指定する。
第21図の(b)に示すごとく、第20図のテキストの
色指定と異なる指定を実行した場合には、異なった指定
個所を点滅させたり、エラーメツセージを表示したり、
あるいはブザーを鳴らしたりして警告する。
警告に反して画像記録(印刷)を実行しようとした場合
には、テキスト中の色指定部を印刷メニュー画面の色指
定によって置換えて画像記録(印刷)を実行する。
これにより、例えばマルチカラー指定された文章を単色
(例えば黒と赤)のみで印刷したい場合、または、赤色
指定された文章を青色で印刷したい場合など、テキスト
内の色指定部の色指定を変更することなしに、印刷メニ
ューの色指定によつて容易に変更が可能になる。
また、色指定を無視して1色、例えば黒色のみで印刷し
たい場合には、印刷メニューの色指定を上段黒および下
段黒というように両力セットとも同一色を指定すること
で可能となる。さらに、下段の指定を行わずに上段のみ
黒色を指定する方法なども考えられる。
ここで、表示上での印刷メニューにおける色指定を示し
たが、入力手段はテキスト以外であればどこで指定して
もよいし、表示上でなくキーボード上の専用キー、専用
スイッチやキーオペレーション等どこで指定してもよい
。すなわち、テキスト中以外でのカセットの色指定を行
うことによって前述の希望色の印刷が可能となる。
第22図は印刷シーケンスのフローチャートであり、次
に第22図(a)を用いて第20図で作成されたテキス
トを第21図の(a)などで指定した印刷メニューに従
って印刷を行う場合を説明する。
第22図(d)において、まずステップ401で印刷メ
ニューで指定された色で未印刷の色が単色かマルチカラ
ー(多色)かを判別する。
単色の場合または単色および多色(マルチ)の両方が存
在する場合にはステップ402へ進み、マルチカラーの
場合はステップ405へ進む。
ステップ402において指定された段へカセットをシフ
トする。すなわち、上段リボン印刷の場合は、ヘッドモ
ータM3を駆動して第4図のカム位置P3ヘシフトし、
下段印刷の場合は第4図のカム位置P4ヘシフトする。
次に、ステップ403へ進んで指定範囲の画像記録及び
エラー検出を行う。指定範囲の画像記録の詳細は、第2
2図(b)に示す如くである。すなわち、まずステップ
451においてキャリッジモータM2を駆動し、キャリ
ッジ14を記録指定位置へ移動させる。次にステップ4
52に進んでヘッドモータM3を駆動して、ヘッドカム
16およびリボンカム17をヘッドダウンかつリボンク
ラッチ巻取りオンの記録位置へシフトする。すなわち、
ヘッドカム16およびリボンカム17は上段リボン記録
の場合は第4図のカム位置P1ヘシフトし、下段リボン
記録の場合は第4図のカム位置P6ヘシフトし、サーマ
ルヘッド18をインクリボンおよび記録シートを介して
プラテン5に圧接させ、インクリボンの巻取りをクラッ
チ巻取りの状態にする。
次に、ステップ453に進んでキャリッジモータM2を
駆動してキャリッジ14を移動させながら、記録(印刷
)情報に応じて、サーマルヘッドドライバTHDによっ
てサーマルヘッド18に設けられた複数個の発熱抵抗体
を選択的に加熱し、インクリボンに塗布された熱溶融性
インクを溶融させ記録シート4に転写し、インクリボン
をクラッチによって巻取りながら、指定パターンの記録
(印刷)を行う。
記録が終了すると、ステップ454へ進んでキャリッジ
モータM2の駆動を止めキャリッジを停止し、次にステ
ップ455へ進んでヘッドモータM3を駆動し、ヘッド
カム16およびリボンカム17をヘッドアップおよびリ
ボン巻取りオフの位置へシフトする。すなわち、上段リ
ボン記録の場合は第4図のカム位置P3ヘシフトし、下
段リボン印刷の場合は第4図のカム位置P4ヘシフトす
る。
以上で指定範囲の画像記録を終了する。
また、ステップ403におけるエラー検出の詳細につい
ては後述する。
ステップ403で指定範囲の記録を行った後、ステップ
404へ進む。
ステップ401でマルチカラーと判別されてステップ4
05へ進むと、該ステップ405においてマルチカラー
に指定された段へカセットをシフトする。
次いでステップ406へ進み、未記録の色の中に現在セ
ットされているマルチリボンセット色(MR8)がある
か否かを判別する。
マルチリボンセット色があればステップ407へ進み、
なければステップ408へ進む。
例えばMR8がA色の場合にはA色が未記録であるか否
かを判別する。ここで、電源投入直後においては、マル
チカラーリボンの頭出しは実施されず、第17図のパワ
ーオン処理のステップ105の処理でマルチリボンセッ
ト色(MR8)は未定にセットされているためステップ
408へ進む。
ステップ407においてテキスト中の記録長さがマルチ
リボンのリボン残量よりも短い時には、ステップ413
へ進んで記録を行う。
しかし、ステップ407においてリボン残量が小さいと
判別され、記録を実行すると第15図のマルチリボンの
所定領域を越えてしまう場合には、ステップ408へ進
む。
次に、ステップ408において、未記録の色の中に現在
セットされているマルチリボンセット色(MR8)の次
の色があるか否かを判別する。例えば、MR8がA色の
場合にはB色が未記録色であるか否かを判別する。ステ
ップ408での判別結果がYESであればステップ40
9へ進み、Noであればステップ410へ進む。
ステップ409において、次色(例えばB色)のリボン
頭出しを行う。このリボン頭出しの詳細については後述
する。リボン頭出し後マルチリボンセット色(MR8)
を次色(例えばB色)に変更し、マルチリボン残量(M
RL)を所定量mに変更した後、ステップ413へ進み
次色(例えばB色)の記録を行う。
前記マルチリボン残量(MRL)の所定量mは第15図
のインクリボンの長さlによって定まる。
ステップ410においては、未記録の色の中に現在セッ
トされているマルチリボンセット色(MR8)の次々色
があるか否かを判別する。例えば、MR8がA色の場合
には0色が朱印y++色であるか否かを判別する。YE
Sの場合はステップ411へ進み、Noの場合はステッ
プ412へ進む。
ステップ411において、次々色(例えば0色)のリボ
ン頭出しを行い、マルチリボンセット色(MR8)を次
々色(例えば0色)にセットし、マルチリボン残量(M
RL)を所定量mにセットする。然る後、ステップ41
3へ進み次々色(例えば0色)の印刷を行う。
ステップ412においては、次々4色(例えばA色)の
リボン頭出しを行い、マルチリボンセット色(MR8)
を次々々々色(例えばA色)にセットし、マルチリボン
残量(MRL)を所定量mにセットし、然る後、ステッ
プ413へ進んで次々4色(例えばA色)の印刷を行う
ステップ413において、マルチリボンセット色(MR
8)と同色の指定範囲の記録を行う。
なお、指定範囲の記録は、前述のステップ403におけ
る指定範囲記録と同じである。すなわち第22図(b)
に示すフローチャートと同じ内容である。
なお、ステップ413でのエラー検出については後述す
る。
指定範囲記録後、マルチリボン残量<MRL)から消費
したリボン長さを減する。然る後、ステップ404へ進
む。
ステップ404においては、テキスト内で記録を未実施
の色があるか否かを判別する。YES(有り)であれば
ステップ401へ戻り、N。
(無し)であれば終了する。したがって、マルチインク
リボンが無駄に巻取られることがな(、効率のよいリボ
ン使用を行うことができる。
また、テキスト内未印刷色および未印刷範囲を記憶し、
下記処理を追加することにより、マルチカラーリボンの
リボン消費の効率をさらに向上させることがで赤る。
すなわち、ステップ407において印刷すべき長さがリ
ボン残量より大きいと判別された場合、すなわちNOの
場合には第22図のフローでは直接ステップ408へ進
んだが、これに代えて、リボン残量分の印刷を行つた後
すなわち印刷と同期してリボン残量をカウントダウンし
、リボン残量無しの状態で印刷を停止し、然る後ステッ
プ408へ進むよう処理することも可能である。
また、ステップ404の処理位置において、未印刷色の
有無および未印刷範囲の有無を判別し、有の場合はステ
ップ401へ戻り、無しの場合は終了する。
したがって、マルチインクリボンはリボン残量無しの状
態のままで印刷が可能となり、リボン消費の効率を第2
2図の処理に比べさらに向上させることができる。
第23図はリボン頭出し処理のフローチャートであり、
次に第23図を用いてマルチリボン(多色ダンダラ塗り
インクシート)の色合わせのための頭出しを説明する。
すなわち、第15図のマルチリボン50に設けたバーコ
ード部50a・50bI+50CをカラーセンサS3に
よって検出する場合のフローの一例を説明する。
第23図において、まずステップ501でヘッドモータ
M3を駆動してリボンダイレクト巻取りオンの位置ヘシ
フトする。すなわち、カセットが上段セット(ダウン)
の場合は第4図のカム位置P2へ、カセットが下段セッ
ト(アップ)の場合には第4図のカム位置P5ヘシフト
する。
次にステップ502において、リボンセンサS2により
リボンがエンドか否かを判別する。
リボンエンドであればステップ503へ進み、ヘッドモ
ータM3を駆動してリボン巻取りをオフにする。すなわ
ち、第4図のカム位置P3またはP4ヘシフトし、ステ
ップ504へ進んでリボンエンドエラーの表示を行う。
ステップ502でリボンエンドでなければ、ステップ5
05へ進んでカラーセンサS3によりバーコードが検出
されたか否かを判別する。
ステップ505でバーコード未検出(No)ならば、ス
テップ506へ進み、キャリッジモータM2を駆動して
キャリッジ14を印字(右)方向へ移動させ、マルチイ
ンクリボン50を巻取る。
次に、ステップ507へ進み、リボン巻取り量が所定巻
取り長さ!(第15図)を越えたか否かを判別し、越え
ていなければステップ502へ戻り、引続きリボン巻取
りとカラーセンサ検出を繰返す。
ステップ507でYES (越えている)ならば、この
インクリボンはマルチインクリボン50ではな(単色イ
ンクリボン49とみなされるため、ステップ508へ進
んでヘッドモータM3を駆動してリボン巻取りオフの位
置へシフトし、次いで、ステップ509へ進んでカセッ
トのセットエラー表示を行う。
前記ステップ505においてカラーセンサS3でバーコ
ードを検出したならば(YESであれば)、ステップ5
10へ進んでマルチリボンセット色(MR8)をバーコ
ードに従った色にセットする。
次いで、ステップ511においてMR8が頭出しをしよ
うとしている指定色であるか否かを判別し、否(No)
の場合は前述の第22図のステップ406へ戻る。すな
わち、電源投入後、MR8が未定の場合には、頭出しを
行った際何色が(るか判断できないため、元に戻す必要
があるからである。
ステップ511でYESの場合は、ステップ512へ進
み、ヘッドモータM3を駆動してリボン巻取りオフの位
置へシフトし、指定色のリボン頭出しが終了する。
したがって、上記処理により、マルチインクリボンは無
駄に頭出しされることな(効率のよい頭出しが可能とな
り、また、異なったインクリボンが挿入された場合のエ
ラーを検出することが可能になる。
第24図は前述の印刷中のエラー検出(第22図)のフ
ローチャートであり、この図を用いて印刷中のエラー検
出を説明する。
印刷中に一定間隔、例えばキャリッジモータM2の駆動
パルス毎、あるいはサーマルヘッド18のヒートサイク
ル毎にエラー検出が実行される。
第24図において、まずステップ601でリボンセンサ
S2によりリボンエンドか否かを判別する。
リボンエンドが検出された場合はステップ602へ進み
、印刷を中止(キャリッジ14を停止)シ、ヘッドモー
タM3を駆動してサーマルヘッド18をアップし、リボ
ン看取りをオフにした後、リボンエンドエラー表示を行
う。
ステップ601でリボンエンドが検出されない場合は正
常とみなし、ステップ603へ進み、カラーセンサS3
によりバーコードが検出されるか否かをチエツクする。
バーコードが検出された場合は印字中においてバーコー
ド部をサーマルヘッド18で加熱記録したことになり、
−異常であるためステップ604へ進む。
ステップ604において色指定が単色指定かマルチ指定
かを判別し、単色指定の場合は、印刷メニューが単色指
定にもかかわらずマルチインクリボンが誤装填されてい
ることになるので、ステップ605へ進んで印刷を中止
し、カセットセットエラー表示を行う。
ステップ604において、色指定がマルチ指定がある場
合は、カセットのセットミスはないが、リボン頭出し等
のミスによりバーコード部を印刷してしまったことにな
るので、ステップ606へ進み、印刷を中止し、リボン
巻取りエラー表示を行う。
前記ステップ603でバーコードが検出されない場合(
Noの場合)は、印刷が正常に実行されているものとみ
なし、エラー検出処理を終了する。
なお、エラー表示は一般にCRTに表示されるが、エラ
ーを知らせる方法としては、ブザーを鳴らす方法あるい
は警告灯を設けておきこれを点灯させる方法などを採用
することができ、本件ではその手段は問わない。
したがって、第24図で説明した上記処理により、カセ
ットやインクリボンのエラーを検出することができる。
なお、以上の実施例では、記録媒体として、記録紙の他
に、例えばオーバーヘッドプロジェクタ−等に用いられ
る透明なプラスチック薄板等積々のシートを使用するこ
ともできる。
また、前記実施例ではサーマルヘッド18によって熱溶
融インクを塗布したインクリボン49を加熱し、記録紙
に転写する熱転写方式の場合を示したが、例えば昇華性
染料を塗布したインクシートを用いる事もでき、さらに
は、電極ヘッドによって抵抗体の上にインクを塗布した
インクシートを通電加熱する通電転写方式を用いる事も
できる。また記録ヘッドはサーマルヘッド18に限定さ
れる事な(、例えば上記電極ヘッド、赤外線あるいはレ
ザービーム等を使用することもできる。
また、前記実施例ではインクリボンカセットが2段積重
ねの場合を説明したが、これは3段以上の複数段に積重
ねても同様に実施できる。
さらに、マルチカラーインクリボンが3色ダンダラ塗り
の場合を例示したが、本発明は2色あるいは4色以上で
も同様に実施でき、また、ダンダラ塗りではな(ベース
フィルム上に多層にインクを塗布したタイプのマルチカ
ラーインクリボンであってもよ(、マルチカラーインク
リボンの全てに対して適用可能である。
また、プラテンは、平面状のプラテンの他、シート搬送
ローラを兼ねる円筒状プラテンでもよい。
さらに、サーマルヘッド等の加熱手段を使用する場合を
説明したが、本発明はインクリボンを用いる全てのタイ
プに適用可能であり、例えばワイヤドツト等のインパク
トタイプ等にも同様に適用可能である。
さらにまた、前記実施例では上段に黒、下段にマルチカ
ラーのインクリボンを用いる場合を例示したが、これは
上下逆であってもよ(、さらに、前述の印刷メニューで
述べたごとく印刷メニューで指定することによりマルチ
カラーを上下いずれにセットしても使用可能な構成にす
ることもできる。
〔発明の効果〕
以上の説明から明らかなごとく、本発明によればインク
シートを搬送するためにクラッチを備えた第1の搬送手
段と、すべりのないようインクシートを搬送する第2の
搬送手段とを備え、前記第1・第2の搬送手段を選択的
に切換える構成にしたので、画像記録時のインクシート
の搬送力例えば巻き取り力を小さくする事ができるので
、汚れ等のない画質とピッチむら等の生ずることがなく
記録精度の向上が達成できるとともに、高速で確実なイ
ンクシートの色の切り換えが簡単な構造で達成できる画
像記録装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による記録装置のキャリッジの全体構造
の一部破断乎面図、第2図は本発明による記録装置を備
えたワードプロセッサの外観斜視図、第3図は本発明に
よる記録装置の平面図、第4図は第1図のキャリッジ上
のカムの動きを示すカムチャート、第5図は第1図中の
カセットアップダウン機構の平面図、第6図は第5図の
カセットダウン時の側面図、第7図は第5図のカセット
アップ時の側面図、第8図は第1図のリボン巻き取り機
構の側面図、第9図(A)   (B)はリボン巻き取
り機構の平面図、第10図はヘッドアップダウン機構の
平面図、第11図は第10図のヘッドアップ時の側面図
、第12図は第10図のヘッドダウン時の側面図、第1
3図はインクシートカセットの一部破断乎面図、第14
図は第13図の外観斜視図、第15図はマルチインクリ
ボンの構造図、第16図は本発明による記録装置の制御
系のブロック図、第17図は第16図の記録装置のパワ
ーオン処理のフローチャート、第18図は第17図中の
サーマルヘッドおよびカセットの位置の初期化処理のフ
ローチャート、第19図はリボンの垂み取り処理のフロ
ーチャート、第20図はテキスト中の色指定の一例を示
す説明図、第21図の(a)および(、b)は印刷メニ
ューにおける色指定の一例を示す説明図、第22図(a
)   (b)は本発明の記録装置における記録(印刷
)シーケンスのフローチャート、第23図は第22図中
のリボン頭出し処理のフローチャート、第24図は第2
2図中のエラー検出処理のフローチャートである。 4・・・記録シート、5・・・プラテン、14・・・キ
ャリッジ、16・・・ヘッドカム(ヘッドアップダウン
用)、17・・・リボンカム(カセットアップダウン用
)、18・・・記録ヘッド(サーマルヘッド)、40・
・・インクシートカセット(インクリボンカセット)、
49・・・インクリボン(インクシート)、50・・・
マルチカラーインクリボン(インクシー)) 、M3・
・・ヘッドモータ、S2・・・リボンセンサ、S3・・
・カラーセンサ(色検出手段)、CPU・・・中央演算
処理装置。 易2図 も1?図 第240

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)複数色のインクを有するインクシートを用いて被
    記録媒体に画像記録を行う画像記録装置において、 被記録媒体に画像記録を行うために、前記被記録媒体に
    沿って移動しつつ前記インクシートに作用する記録ヘッ
    ドと、 前記インクシートをクラッチを介して搬送する第1の搬
    送手段と、 前記インクシートをすべりがないよう搬送する第2の搬
    送手段と、 前記記録ヘッドの移動によって、前記第1の搬送手段と
    前記第2の搬送手段へ搬送力を伝達する搬送力伝達手段
    と、 前記搬送力伝達手段の搬送力を前記第1の搬送手段と第
    2の搬送手段に選択的に断続させる切換手段と、 を備えたことを特徴とする画像記録装置。
  2. (2)記録ヘッドを被記録媒体に沿って移動させ、複数
    のインクが塗布されたインクシートを用いて色毎に順次
    記録を行う画像記録装置において、 前記インクシートをクラッチを介して搬送する第1の搬
    送手段と、 前記インクシートをすべりなく搬送する第2の搬送手段
    と、 前記記録ヘッドの移動によって、前記第1の搬送手段と
    前記第2の搬送手段へ搬送力を伝達する搬送力伝達手段
    と、 前記搬送力伝達手段の搬送力を、前記第1の搬送手段と
    第2の搬送手段に選択的に断続させる切換手段と、 を備え、第2の搬送手段を用いた場合のインクシート搬
    送速度が前記第1の搬送手段を用いた場合のインクシー
    ト搬送速度よりも高速である事を特徴とする画像記録装
    置。
  3. (3)複数色のインクを有するインクシートを用いて、
    被記録媒体に画像記録を行う画像記録装置において、 プラテンローラと、 前記被記録媒体に画像記録を行うために、前記インクシ
    ートに作用する記録ヘッドと、 前記記録ヘッドを前記インクシートと前記被記録媒体と
    を介して前記プラテンローラに押圧する押圧位置と、前
    記押圧位置から退避する退避位置との間で変位するため
    の変位手段と、前記記録ヘッドの前記被記録媒体に沿っ
    た記録のための移動に応じて、前記インクシートを負荷
    吸収手段を介して巻き取るための第1駆動力伝達手段と
    、 前記記録ヘッドの前記被記録媒体に沿った記録のための
    移動に応じて、前記インクシートを負荷吸収手段を介す
    ることなく巻き取るための第2駆動力伝達手段と、 前記記録ヘッドが前記押圧位置に在し記録動作を行う際
    には前記第1駆動力伝達手段によって前記インクシート
    を搬送し、前記記録ヘッドが前記退避位置に在し、イン
    クシートの色検出を行う際には前記第2駆動力伝達手段
    によって前記インクシートを搬送し、前記記録ヘッドが
    前記退避位置に在し待機状態では前記第1・第2駆動力
    伝達手段からの駆動力の伝達を切断するよう制御するた
    めの制御手段と、 を有することを特徴とする画像記録装置。
JP9007789A 1989-04-10 1989-04-10 画像記録装置 Pending JPH02266970A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9007789A JPH02266970A (ja) 1989-04-10 1989-04-10 画像記録装置
DE69027621T DE69027621T2 (de) 1989-04-10 1990-04-09 Gerät und Verfahren zur Bildaufzeichnung
EP90106771A EP0392425B1 (en) 1989-04-10 1990-04-09 Image recording apparatus and method thereof
US08/203,614 US5383734A (en) 1989-04-10 1994-02-28 Image recording apparatus having a ribbon drive slip clutch

Applications Claiming Priority (1)

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JP9007789A JPH02266970A (ja) 1989-04-10 1989-04-10 画像記録装置

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