JPH0393550A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JPH0393550A
JPH0393550A JP1230402A JP23040289A JPH0393550A JP H0393550 A JPH0393550 A JP H0393550A JP 1230402 A JP1230402 A JP 1230402A JP 23040289 A JP23040289 A JP 23040289A JP H0393550 A JPH0393550 A JP H0393550A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野] 本発明は記録手段により記録媒体へ記録が可能な記録装
置に関するものである. [従来の技術] サーマルヘッドを用いて感熱転写インクシ一ト上のイン
クを溶融(或は昇華等)して記録紙に転写するサーマル
記録装置においては、インクシ一トを取外して、記録紙
を感熱紙と交換することにより、感熱記録紙にも記録す
ることができる。この場合、操作者は装置のカバーを開
けて、インクシ一トを収納しているインクリボンカセッ
トなどを取外し、感熱記録紙を装置にセットして記録を
行っていた。 [発明が解決しようとする課題] このように従来のサーマル記録装置では、熱転写記録よ
り感熱紙への感熱記録に変更するとき、あるいはその逆
に感熱記録より熱転写記録に変更するときは、操作者が
装置のカバーを開けてインクシ一トを装着したり、ある
いは脱着する必要があった。そのため、このような記録
方式の切換え操作が煩雑なばかりか、インクシ一トの着
脱の際にインクシ一トを破損したり、記録紙を汚したり
、更には取外したインクシ一トの保管にも注意を払う必
要があるなど多くの問題があった。 また、一般に、感熱記録紙へ記録する場合、インクシ一
トを用いた熱転写記録のときよりもサーマルヘッドの加
熱時間を短くできることが知られている。しかし従来は
、このような記録方式の変更に伴う記録制御の変更が実
施されておらず、記録媒体を変更したことによるメリッ
トが十分に生かされていなかった. 本発明は上記従来例に鑑みてなされたもので、記録媒体
への直接記録が指示されると、記録手段による画像記録
速度を上げることができる記録装置を提供することを目
的とする。 [課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために本発明の記録装置は以下の様
な構成からなる.即ち、 記録手段により記録媒体に記録可能な記録装置であって
、前記記録手段による記録が転写記録であるか記録媒体
への直接記録であるかを指示する指示手段と、前記指示
手段により直接記録が指示されると転写材による転写記
録時よりも画像記録速度を上昇させるように制御する制
御手段とを有する。 [作用] 以上の構成において、記録手段による直接記録が指示さ
れると、転写材による転写記録時よりも画像記録速度を
上昇させるように動作する.【実施例】 以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施例を詳細
に説明する。 [文書処理装置の説明 (第1図、第2図)】第1図は
本実施例のサーマルプリンタを採用した文書処理装置の
概略構或を示すブロック図である。なお、このブロック
図では、各ブロックの接続関係のみを示し、詳細な制御
ラインや機構部などは省略してある。 図において、101は装置全体を制御する制御部で、C
PUIIO及び、第14図のフローチャートで示された
CPUllOの制御プログラムや各種データを記憶して
いるROMI 1 1、CPUIIOのワークエリアと
して使用されるRAM112などを備えている。102
はプリンタユニットで、サーマルプリンタの機構部を構
成している。103はCRT表示部で、CRTコントロ
ーラ(CRTC)104の制御のもとに、制御部101
よりの文書情報や各種機能データなどを表示する。10
5はキーボードで、オペレータにより操作され、文書情
報や各種機能情報の入力及び後述する記録紙の選択など
のコマンドをも入力することができる。106はキーボ
ード105と制御部101とのインターフェース制御を
行うキーボードコントローラ(KBC)である。 107はフロッピィディスクやハードディスクなどの大
容量の外部メモリで、文書情報や各種データを不揮発に
保存できる。108はディスク107と制御部101と
のインターフェース制御を実行するディスクコントロー
ラ(FDDC)である。109は装置全体に電力を供給
する電源で、論理回路用の電源電圧及びプリンタユニッ
ト102の各種モータやサーマルヘッド117を駆動す
るための電源電圧を出力している。 113はヘッドドライバで、制御部101の制御により
、前述のプリンタユニット102に設けられているサー
マルヘッド(記録ヘッド)117を記録データに従って
発熱駆動している。モータドライバ114〜116のそ
れぞれは、制御部101の制御によってシート送リモー
タM1、キャリツジモータM2およびヘッドモータM3
の駆動を行っている。これらモータドライバはいずれも
、制御部101の指示により、対応するモータの駆動ト
ルク(駆動電圧など)を変更してその回転速度を変更す
ることができる。なお、これらモータの回転速度を変更
するには、モータドライバによらず、制御部101より
のモータ駆動クロツク信号の周期を変更することによっ
ても実現できる。 120はキャリツジ14(第3図)がホームポジション
に到達したことを検出するホームポジションセンサ、1
21はインクシ一トを収納しているインクリボンカセッ
ト40のリボンがなくなったことを検出するリポンセン
サ、122はインクシ一トがカラーインクシ一トの時、
その印刷色を検出するためのカラーセンサである。11
7はキャリツジ14に搭載され、主走査方向に走査して
記録を行うシリアル型のサーマルヘッド、40はインク
リボンカセットである。なお、第1図には示していない
が、エラー等を報知するブザー等の報知部を設けること
もできる。 第2図は第1図に示した文書処理装置(ワードプロセッ
サ)の外観斜視図である。 第2図において、105は入力操作部であるキーボード
であり、文字や記号などを入力する文字キーや、後述す
る記録方式指定キー及び各種の機能キーが設けられてい
る。103は表示部で、CRT (またはLCD (液
晶))で構成されている。107は文書情報や画像情報
などを記憶する外部メモリで、例えばフロッピィディス
ク(FDD)である.140は記録媒体である記録シー
トで、一般に、熱転写記録のときは普通紙(カットシ一
ト)が装着され、感熱記録のときは感熱シート(カット
紙)が装着される。 [記録部の説明 (第3図〜第7図)]第3図は本実施
例のプリンタユニット(サーマルプリンタ)102の記
録部の上面図である。 第3図において、記録シ一ト140はプラテン5にバッ
クアップされた状態でシート送りローラ6のゴム部にピ
ンチローラ6b(第8図)によって圧接されている。こ
のシート送りローラ6の軸6aにはギャ7が取付けられ
、減速ギャ7aを介してシート送リモータM1に連結さ
れており、シート送リモータM1の回転によりシート送
りローラ6が回転し、記録シ一ト140が矢印八方向に
搬送される。したがって、後述するサーマルヘッド11
7が記録シ一トl4oに当接して記録を行う際、プラテ
ン5は記録シ一ト140の位置を維持する。 次に、キャリッジl4の往復移動について説明する。 プラテン5の前側には平行にシャフトl2が、さらにキ
ャリッジ14の、プラテン5の反対側゜にはラックl3
が固定され、このシャフト12とラツク13の上面の案
内面にてキャリツジl4が矢印B方向に移動可能に案内
支持されている。すなわち、キャリツジl4は記録シ一
ト140の搬送経路Aと直角方向に往復移動可能である
。 ベルト11はその一部が前記キャリツジ14に固定され
、ブーリギャ9およびブーり10によって張設されてい
る。前記プーリギャ9は減速ギャ8a,8bを介してキ
ャリツジモータM2に連結されている。そこで、このキ
ャリツジモータM2の回転により、上記ブーリギャ9及
びブーり10が回転し、これによってベルト11が駆動
され、キャリツジ14はシャフトl2に沿って往復移動
(矢印B方向)する。さらにキャリツジ14にはヘッド
ホルダ19(第5図)がヘッドホルダ軸l9bの回りに
回転可能に案内支持されている。このヘッドホルダl9
にはサーマルヘッド117が取付けられており、このヘ
ッドホルダ19はサーマルヘッド117の熱を放熱する
ヒートシンクとしても機能している。 また、前記キャリツジ14にはインクリボンカセット4
0(第4図〉を2段積みに搭載するためのキャリッジテ
ーブル35が設けられている。このキャリツジテーブル
35にはマルチカラーリボンの色識別用のカラーセンサ
122が設けられており、また、前記キャリツジ,14
にはインクリボンカセット40の有無、種類およびイン
クリボンエンドの検出を行うためのリボンセンサ121
が設けられている。 次に、キャリツジテーブル35にインクリボンカセット
40を着脱可能に装填する場合を説明する。 前記キャリツジテーブル35には上下2段にインクリボ
ンカセット40を搭載することが可能であり、また、こ
のキャリツジテーブル35の上面にはビン35a,35
bおよびフツク35c、35d,35eが設けられてい
る。 まず、下段にインクリボンカセット40を装填する場合
は、後述するインクリボンカセット40(第4図)の上
ケースおよび下ケースに設けられた開口41a,4lb
を前記ビン35a,35bに嵌入し、下ケースの係止部
に上記フツク35cを弾性的に係合することによって、
インクリボンカセット40を取り外し可能にキャリツジ
テーブル35に装填することができる。また、上段にイ
ンクリボンカセット40を装填する場合も同様に,前記
ビン35a、35bに前記開口41a14lbを嵌太し
、下ケースの保合部(図示せず)にフツク35d、35
eを弾性的に係合することにより、下段のインクリボン
カセット40を介してキャリツジテーブル35の上段に
装填できる。 こうして、複数(2段)のインクシ一ト(インクリボン
を含む)装着部が構威されている。 次に、キャリツジ14上の構成を第5図を参照して説明
する。 第5図において、ヘッドモータM3がキャリツジ14に
搭載されており、このヘッドモータM3の駆動力は減速
ギャ15a,15bを介して伝達され、ヘッドカム16
およびリボンカムl7を回転させる。ヘッドカムl6は
へッドアップダウン(サーマルヘッド117のプラテン
5に対する離反、押圧)のためのカムであり、ヘッドカ
ム16の上面にはヘッドカム16の回転軸の軸方向に高
さが変化するカム面16aが設けられている。また、リ
ボンカム17は後述するリボン巻取りのオン・オフ及び
カセット40のアップダウン(インクシ一トの切換手段
)のためのカムであり、リボンカム17の上面には第6
図に示すごとくリボンカム17の回転軸の軸方向に高さ
が変化するカセットアップ・ダウン用のカム面17aが
設けられている。さらに、その上面にはリボンカム17
の回転軸の軸方向と直角に、回転軸を中心として半径が
変化するリボン巻取り用のカム面17bが設けられてい
る。 第7図は前記へッドカム16およびリボンカム17のカ
ムチャートである。 第7図において、ヘッドモータM3の駆動により回転す
るヘッドカム16およびリボンカムl7の位置により、
ヘッドアップ・ダウン、リボン巻取りおよびカセットア
ップ・ダウンの各動作の6つの組合わせを実行すること
ができる。なお、ここで、ヘッドカム16およびリボン
カム17はキャリツジ14上に設けられたストツパ(不
図示)によって、第7図のカムチャートの範囲内に回転
を規制されている。 第7図において、ヘッドアップダウン用のへッドカム1
6のカム面16aが低いカム面(.P2〜P5)の状態
のときは、サーマルヘッドアップ(離反)となり、高い
カム面(PL,P6)の状態のとき、サーマルヘッドダ
ウン(押圧または圧接〉となる。 また、リボンカムl7のリボン巻取り用カム面17bに
おいて、カム面の半径が小さい状態(PL−P2,P5
〜P6)のとき、リボン巻取り可能状態となり、カム面
の半径が大きい状態(P3〜P4)のときは、リボン巻
取り解除状態となる。 さらに、リボンカムl7のカセットアップ・ダウン用カ
ム面17aが低いカム面(Pi−P3)の状態のときは
、カセットダウン(上段カセット使用)の状態であり、
また、高いカム面(P4〜P6)の状態のときは、カセ
ットアップ(下段カセット使用、)の状態になる。 [カセットのアツブ/ダウン機構の説明(第6図〜第9
図)] 次に、インクリボンカセット40のアップ・ダウン機構
(インクシ一トの切換手段)について説明する。 第6図はカセット40のアップダウン機構の平面図、第
8図はカセットダウン状態の側面図、第9図はカセット
アップ状態の側面図である。 第6図、第8図および第9図において、カセツトシフト
レバ−29はキャリツジ14に回転自在に案内支持され
たカセットシフト軸29aに固定されており、また、カ
セットシフトレバー29の突出部29bとキャリツジ1
4の突出部(不図示)との間にカセットシフトばね30
(第6図)が取付けられている。 カセットシフトレバー29の先端部29c(第8図)は
前記カセットシフトばね30のばね力により矢印C2方
向に付勢されており、これによりリボンカム17のカム
面17a・に圧接されている。また、カセットシフトレ
バー29はカセットシフト軸29aを介してカセットシ
フトレバー!−31と連結されており、さらに、カセッ
トシフトレバー3lに設けられたボス3lbに回転自在
にカセットシフトレバー32が支持されている。 さらに、カセットシフトレバー3lの一端にはボス31
aが、カセットシフトレバー32の先端にはボス32a
がそれぞれ固設され、キャリツジテーブル35の開口部
35f,35g (第8図)に前記ボス31a,32a
が挿入され、かつカセットシフトレバー32の他の先端
にはボス32bが設けられ、キャリツジ14の開口部1
4bに前記ボス32bが挿入されている。こうして、前
記キャリツジテーブル35がほぼ水平に支持されている
。 ここで、カム面17aの高さが高くなりカセットシフト
レバー29を時計回り方向(矢印C1方向)(第8図)
へ回動させると、カセットシフトレバー31も時計回り
方向(矢印C1方向)(第8図)へ回動する。 前述の説明から、カセットシフトレバー31の回転中心
すなわちカセットシフト軸29aおよびカセットシフト
レバー32のボス部32bはキャリッジ14に高さを規
制されており、カセットシフトレバー31のボス31a
がキャリツジテーブル35の開口部35fを、またカセ
ットシフトレバー32のボス部32bがキャリツジ14
の開口部14bをそれぞれ移動する。即ち、キャリツジ
テーブル35は、パンタグラフ機構で回転運動を直線運
動に変換することにより、上下方向(矢印E1、E2方
向)(第8図)に移動する。 また、キャリツジテーブル35にはボス33が設けられ
ており、これはキャリツジ14に取付けたキャリツジカ
バー34の開口部34aに挿入されており、キャリツジ
テーブル35の上下移動(矢印El,E2方向)(第8
図)範囲が規制されている。すなわち、開口部34aに
よって、キャリツジテーブル35のアップ時およびダウ
ン時の高さが正確に定められている。 次に、上述した構成におけるカセットアップダウンの作
動すなわちインクシ一ト(インクリボンを含む)の切換
動作を説明する。 第6図および第8図はカセットダウン(上段カセット使
用)状態を示す。 この状態では、リボンカム17は第7図のカムチャート
中のPi〜P3の状態にあり、カセットシフトレバー2
9の先端部29cはリボンカムl7のカム面17aの高
さの低い面にカセットシフトばね30の付勢力により圧
接されており、第8図に示すようにキャリッジテーブル
35はダウン位置にある。 この状態からリボンカム17を時計回り方向(矢印DI
方向)(第6図)へ回転させると、リボンカムl7のカ
ム面17aとカセットシフトレバー29の先端部29c
との当接点はカム面に垂直に高さが増加する。これに従
って、カセットシフトレバー29はカセットシフトばね
30の付勢力に打勝って時計回り方向(矢印C1方向)
(第8図)へ回転する。前述のごとく、カセットシフト
レバー29の回転により、キャリツジテーブル35はア
ップ方向(矢印E1方向)(第8図)へ移動し、カム面
17aの高さがP4〜P6の位置(第7図)に達すると
下段カセットが使用可能な状態(カセットアップ状態:
第9図)になる。 [リボン巻き取り機構の説明(第10. 11図)]次
にリボン巻取り機構すなわちインクシ一ト送り手段につ
いて説明する。 第10図はリボン巻取り状態を示す平面図、第11図は
リボン巻取り解除状態を示す平面図である。 第10図及び第11図において、キャリツジ14には巻
取りシャフト24が設けられ、この巻取りシャフト24
のまわりに巻取りレバー25が回転自在に支持され、該
レバー25の上部には巻取りクラッチ23が回転自在に
支持されている。さらに、巻取りレバー25には巻取り
減速ギャ25Cが回転自在に支持されており、巻取りク
ラッチ23のギヤ部(不図示)が太陽ギヤになり、巻取
り減速ギヤ25cが遊星ギヤになる関係で噛合っている
。また、キャリツジ14には巻取りギャ27と、これに
噛合う巻取り中間ギャ26が回転自在に案内支持されて
おり、前記巻取りギャ27は前記ラツク13と噛合って
いる。 さらに、前記巻取りレバー25のばね掛部25aとキャ
リツジl4のばね掛部(不図示)との間には巻取りレバ
ー圧接ばね28が設けられており、巻取りレバー25を
矢印F1方向へ付勢している。また、巻取りクラッチ2
3にはハブ受部23aが設けられ、インクリボンカセッ
ト40内の巻取りコア44(第4図)と嵌合可能になっ
てレ\る。さらに、巻取りクラッチ23のハブ受部23
aとギヤ部(不図示)との間には摩擦クラ・ソチ(不図
示)が設けられ、該ギヤ部の回転は該ノ\ブ受部23a
へ伝達される。 次に上述のリボン巻取りの作動すなわちインクシ一ト送
り手段の作動を説明する。 第10図に示すリボン巻取り可能な状態では、リボンカ
ムl7は第7図のカムチャートのP1〜P2、P5〜P
6の状態にあり、巻取りレバー25は巻取りレバー圧接
ばね28により時計方向(矢印F1方向)に付勢されて
いる。これにより、巻取りレバー25に取付けられた巻
取り減速ギャ25cは巻取り中間ギャ26へ付勢されて
噛合している。 この状態で、キャリツジ14を記録方向(第3図の矢印
B1方向)へ移動させると、ラツク13と噛合う巻取り
ギャ27が回転する。巻取りギャ27の回転力は巻取り
中間ギャ26および巻取り減速ギヤ25cを介して巻取
りクラッチ23へ伝達され、巻取りクラッチ23のハブ
受部23aの回転により、該ハブ受部23aと嵌合して
いるインクリボンカセット40内の巻取りコア44が回
転し、インクリボン49の巻取りが行われる。 この状態からリボンカム17を時計方向または反時計回
り方向(第10図中の矢印D1またはD2方向)に回転
させるとリボンカムl7に設けられたカム面17bと巻
取りレバー25の一端に設けられたボス部25bが当接
され、さらにリボンカム17が回転すると、カム面17
bと巻取りレバー25のボス部25bとの当接点におけ
るカム面17bの半径は第7図のカムチャートに従って
増加する。これによって、巻取りレバー25は巻取りレ
バー圧接ばね28の付勢力に抗して反時計回り方向(第
10図の矢印F2方向)へ回転し、カム面17bが第7
図のカムチャートのP3〜P4の位置に達すると、巻取
りレバー25に案内支持された巻取り減速ギヤ25cは
巻取り中間ギャ26から離反する。 この状態でキャリツジl4を記録方向(第3図の矢印B
1方向)へ移動させると、ラツク13と噛合う巻取りギ
ャ27は回転し巻取り中間ギャ26へ回転力が伝達され
る。しかし、ここで前述のように巻取り中間ギャ26と
巻取り減速ギャ25Cが離反しているため、巻取りギャ
27の回転力は巻取り減速ギヤ25cへは伝達されない
。このようにして、巻取り減速ギヤ25cと噛合う巻取
りクラッチ23のギヤ部(不図示)も回転せず、第7図
のカムチャートのP3〜P4の状態ではリボン巻取りは
行われないことになる。 [サーマルヘッドのアツブ/ダウン機構の説明(第5図
、第12、13図)] 次にサーマルヘッド(記録ヘッド)117のアップ・ダ
ウン機構について説明する。 第12図はサーマルヘッド117のアップ状態を示す側
面図であり、第13図はサーマルヘッド117のダウン
状態を示す側面図である。 第5図、第12図及び13図において、ヘッドアップ・
ダウンレバー22はキャリツジ14に設けられたヘッド
ホルダ軸19bのまわりに回転自在に設けられており、
さらに、このヘッドアップダウンレバー22の突出部2
2b,22cの間にはヘッドばね21がばね力をチャー
ジされた状態で設置されている。 また、ヘッドアップ・ダウンレバー22の一端には、コ
ロ22aが回転自在に案内支持されている。さらに、ヘ
ッドホルダ19のばね掛け部19aおよびキャリツジ1
4のばね掛け部14aの間にはヘッド戻しばね20が設
けられ、ヘッドホルダ19はプラテン5から遠ざかる方
向(第12図の矢印12方向)へ付勢されている。 このヘッド戻しばね20の付勢力は、ヘッドホルダ19
の圧接部19cからヘッドばね21の腕部21aへ伝達
されて、この腕部21aからヘッドアップ・ダウンレバ
ー22へ伝達される。従って、ヘッドアップ・ダウンレ
バー22はヘッド戻しばね20によってプラテン5から
遠ざかる方向(第12図の矢印H1方向)へ付勢されて
おり、アップ・ダウンレバー22に設けられたコロ22
aは、ヘッドカム16のカム面16aに圧接される。従
って、サーマルヘッド117はへッドカム16の高さが
増大する方向に変化することによりプラテン5の方向へ
回動する。 次に上述した構成に基づくサーマルヘッド117の圧接
または押圧(ダウン)および離反(アップ)の動作を説
明する。 第12図において、ヘッドアップ(離反)状態ではへッ
ドカム16は第7図のカムチャートのP2〜P5の状態
にあり、上述のようにヘッド戻しばね20によってヘッ
ドアップ・ダウンレバー22はへッドカム16に圧接さ
れており、サーマルヘッド117は記録シ一ト140お
よびプラテン5から離反している。 この状態からヘッドカム16を時計回り方向(第5図の
矢印G2方向)または反時計回り方向(第5図の矢印G
1方向)へ回転させると、カム16とヘッドアップ・ダ
ウンレバー22に設けられたコロ22aとの当接点にお
けるカム面に垂直方向の高さが増加する。これによって
、ヘッドアップ・ダウンレバー22はヘッド戻しばね2
0の付勢力に抗して反時計回り方向(第12図の矢印H
2方向)へ回転する。このヘッドアップ・ダウンレバー
、22の回転力はヘッドばね21の腕部21aからヘッ
ドホルダ19の圧接部19cへ伝達され、ヘッドホルダ
19を反時計回り方向(第12図の矢印l1方向)へ回
転させる。そこで、ヘッドホルダ19に貼付けられたサ
ーマルヘッドl17は記録シ一ト140およびインクリ
ボン49(第12図)を介してプラテン5に押圧される
。 即ち、サーマルヘッド117による記録時には、サーマ
ルヘッド117は記録シ一ト140あるいはインクリボ
ン49に当接し、この記録シ一トl40はプラテン5に
よってその位置に保持されている。また、サーマルヘッ
ド117がプラテン5に当接した以降もヘッドカム16
の高さが増加し、ヘッドアップダウンレバ−22をさら
に反時計回り方向(第5図の矢印G2方向)へ回転させ
る。そして、ヘッドカム16が前述のカムチャート(第
7図)のP1、P6の位置に達した状態では、ヘッドホ
ルダl9の動作はサーマルヘッド117がプラテン5に
当接することにより規制される。従って、ヘッドアップ
・ダウンレバー22の反時計回り方向(第l2図の矢印
H2方向)の回転に伴い、ヘッドばね21はヘッドアッ
プ・ダウンレバー22の突出部22bを離れ、ヘッドば
ね21はさらにばね力をチャージされる。こうして、ヘ
ッドばね21のばね力は、ヘッドホルダ19の圧接部1
9cに伝達され、サーマルヘッド117はインクリボン
49及び記録シ一ト140を介してプラテン5へ押圧さ
れる。 次に、第7図のカムチャートを用いて、各ポジションに
おける前述のヘッドアップ・ダウン、インクリボン巻取
りのオン・オフおよびカセットアップ・ダウンの各動作
を組合わせた状態を説明する。 第7図において、P1はサーマルへッドダウン(圧接)
、リボン巻取り可能およびカセットダウン(上段カセッ
ト使用)の状態(ポジション)、即ち、上段インクリボ
ンカセットでの記録状態を示す。P2はサーマルヘッド
アップ(離反)、リボン巻取り可能およびカセットダウ
ンの状態、すなわち、非記録状態でカセットのリボンを
巻取る状態(ポジション)を示す。P3はサーマルヘッ
ドアップ、リボン巻取り解除およびカセットダウンの状
態であり、P4はサーマルヘッドアップ、リボン巻取り
解除およびカセットアップ(下段カセット使用)の状態
を示している。さらに、P5はサーマルヘッドアップ、
リボン巻取り可能およびカセットアップの状態、即ち、
非記録状態で下段カセットのリボンを巻取る状態を示す
。P6はサーマルヘッドダウン、リボン巻取り可能およ
びカセットアップの状態、即ち、下段カセットでの記録
状態を示す。 したがって、ヘッドモータM3(第5図)を時計回り方
向または反時計回り方向に回転させ、ヘッドカム16お
よびリボンカム17をP1〜P6のうちいずれか1つの
ポジションまで回転させることにより、記録状態、非記
録状態、リボン巻取り解除、リボン巻取り可能、カセッ
トアップ、カセットダウンの6つの状態を独立して持つ
ことが可能である。なお、前述の6つの状態を独立して
駆動せず、例えば、サーマルヘッドのアップ・ダウンと
リボン巻取りのオン・オフを連動させても良いし、また
、ヘッドアップダウン、リボン巻取りのオン・オフおよ
びカセットアップ・ダウンの3つの動作を3つのモータ
でそれぞれ独立に動作させることもできる。 [動作説明 (第14図、第15図)]第14図は本実
施例の文書処理装置における印刷処理を示すフローチャ
ートで、この処理を実行する制御プログラムはROMI
IIに記憶されている。 まずステップS1で熱転写による記録が、感熱紙への記
録かのいずれが、後述する第15図の印刷メニューで指
定されているかをみる。 第15図に印刷メニューにおける記録方式指定の一例を
示す。この実施例では、色指定メニューがCRT103
に表示され、キーボード105より色指定入力及び、イ
ンクリボンカセットが装着されていないカセット位置(
上段或は下段)を指定する。 第15図(A)はキャリツジテーブル35の上段に黒、
下段にはマルチカラーのインクリボンがセットされてい
て、熱転写による記録が指示された場合を示している。 第15図(B)は上段にインクリボンカセット40が装
着されておらず、下段にマルチカラーのインクリボンカ
セットが装着されている場合の色指定画面で、印刷方式
は感熱紙への記録が指定されている。なお、この感熱記
録の指定は、キーボード105の感熱指定キー(図示せ
ず)にて行う。 なお、第15図(A)の場合、色指定にて感熱紙を指定
した場合にはエラーとなり、ブザーまたは表示の点滅等
にて知らせるか、または感熱紙の指定ができないように
してある。 このようにして、第15図(B)のように印刷方式で感
熱紙への記録が指示されているときはステップS2に進
み、前述の色指定メニューで感熱紙が指定されているか
をみる。第l5図(A)に示すように感熱紙が指定され
ていないときはステップS6に進み、エラーであること
を表示する。 ステップS2の条件が満足されるとステップS3に進み
、キャリツジl4のカセットが装着されていない方(第
15図(B)の場合では上段)が、サーマルヘッド11
7に対向する位置にくるように、第8図に示すようにキ
ャリッジテーブル35をダウンさせる。 これは第7図〜第9図で説明したように、モータドライ
バ116によりヘッドモータM3を駆動することにより
、上段カセットを選択する動作で行われる。こうして、
インクリボンカセットが装着されていない方が選択され
るとステップS4に進み、キャリッジ14の移動速度が
“A″になるようにモータドライバ115に制御信号を
出力する。これは、キャリッジモータM2の駆動電圧を
制御する信号でもよく、あるいはモータM2を回転駆動
するクロック信号を変化させる信号であってもよい。次
にステップS5に進み、サーマルヘッド117をダウン
させて感熱紙への記録処理を実行する。 一方、ステップSlで熱転写による記録処理が指示され
ているときはステップs7に進み、単色或はマルチカラ
ーによる印刷が指示されているかをみる。第15図(A
)の場合で説明すると、単色のときはステップS8で上
段のカセット(黒)を選択し、マルチカラーの時はステ
ップS12で下段のカセット(カラー)を選択する。こ
の後、ステップS9あるいはステップ313でインクリ
ボンがあるかどうかを、リボンセンサ121よりの信号
をもとに判別し、インクリボンがあるときはステップS
10あるいはステップS14で、キャリツジ14の移動
速度が“B”になるように、モータドライバ116に制
御信号を出力する。そして次にステップSllと315
で、それぞれ単色あるいはマルチヵラーによる熱転写記
録を行う。 なお、ここで感熱紙への記録時におけるキャリツジ14
の移動速度゜“A”と、熱転写記録時におけるキャリツ
ジ14の移動速度“B”との関係はA>Bの関係にあり
、感熱紙に記録する場合のほうが熱転写で記録されると
きよりも、キャリツジ14が高速に移動されるため、感
熱紙に記録するときの方が記録時間が短縮される。 これは、感熱紙への記録時には、インクリボンの巻上げ
が不要になった分、キャリツジモータM2の負荷が少な
くなるため、キャリツジモータM2の回転数を上げるこ
とができるためである。また、サーマルヘッド117の
発熱量は、感熱紙に記録するときの方が熱転写記録時の
場合に比べて小さくて済むため、画像記録に要する時間
が減少できることにもよる。 なお、ステップS9あるいはステップS13でインクリ
ボンを検出できないときはステップS6に進み、インク
リボン無しのエラー表示を行って処理を終了する。 なお、本実施例においては、カセットを2段積みとした
が、多段であっても、カセットシフト機能があればよい
。 また、本実施例においては、サーマルプリンタにおける
インクシ一トと感熱紙について説明したが、本発明はこ
れに限定されるものでなく、例えば感圧紙などのように
、インクシ一トを用いずに記録する記録紙にも応用でき
る。即ち、例えばワイヤドットプリンタ、デイジーホイ
ールプリンタなどの記録装置において、感圧紙とインク
シ一ト記録による転写記録のいずれかを選択する場合に
も適用できる。また、ここで本発明の記録装置は、例え
ば電子タイブライタ、ファクシミリあるいはワードプロ
セッサ、プリンタなどに相当している。 以上説明したように本実施例によれば、感熱紙への感熱
記録と、インクシ一トを用いた熱転写記録とを簡単な操
作で切換えて行うことができ、感熱記録時には熱転写記
録時よりも高速でキャリツジを移動できるため、感熱紙
への記録時間が短縮できる効果がある。 なお、この実施例ではサーマルヘッドをシリアルに移動
して記録する逐次印刷の場合で説明したが、本発明はこ
れに限定されるものでなく、例えばライン型のサーマル
ヘッドの場合にも適用できる。この場合は、サーマルヘ
ッドを搭載したキャリツジの移動速度を変更するのでな
く、記録媒体である記録紙の移動速度を変更するとよい
。 [発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、記録媒体ヘの直接
記録が指示されると、記録手段による画像記録速度を上
げられるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本実施例のサーマルプリンタを備えた文書処理
装置の概略構成を示すブロック図、第2図は本実施例の
ワードプロセッサの外観斜視図、 第3図は本実施例のサーマルプリンタの記録部の平面図
、 第4図はインクリボンカセットの外観斜視図、第5図は
本実施例のサーマルプリンタのキャリツジの全体構造の
一部破断乎面図、 第6図は第5図中のカセットアップダウン機構の平面図
、 第7図は第5図のキャリツジ上のカムの動きを示すカム
チャート、 第8図はカセットダウン時を示す側面図、第9図はカセ
ットアップ時を示す側面図、第10図は第5図のリボン
巻取り機構の作動時の平面図、 第11図は第5図のリボン巻取り機構の非作動時(解除
時)を示す平面図、 第12図はサーマルへッドアップ時の状態を示す側面図
、 第13図はサーマルヘッドダウン時の状態を示す側面図
、 第14図は実施例の文書処理装置における印刷処理を示
すフローチャート、そして 第15図(A)(B)は印刷メニューにおける色指定の
1例を示す説明図である。 図中、5・・・プラテン、14・・・キャリッジ、16
・・・ヘッドカム(ヘッドアップダウン用)、17・・
・リボンカム(カムセットアップダウン用)、40・・
・インクシ一トカセット(インクリボンカセット)、4
9・・・インクリボン(インクシ一ト)、101・・・
制御部、102・・・プリンタユニット、103・・・
CRT表示部、105・・・キーボード、109・・・
電源、110・・・CPU、111・・・ROM、1l
2・・・RAM,114〜116・・・モータドライバ
、117・・・サーマルヘッド、120・・・ホームポ
ジションセンサ、121・・・リボンセンサ、122・
・・カラーセンサ、140・・・記録シート、Ml・・
・シート送リモータ、M2・・・キャリッジモータ、M
3・・・ヘッドモー夕である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 記録手段により記録媒体に記録可能な記録装置であつて
    、 前記記録手段による記録が転写記録であるか記録媒体へ
    の直接記録であるかを指示する指示手段と、 前記指示手段により直接記録が指示されると、転写材に
    よる転写記録時よりも画像記録速度を上昇させるように
    制御する制御手段と、 を有することを特徴とする記録装置。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS58101075A (ja) * 1981-12-11 1983-06-16 Oki Electric Ind Co Ltd サ−マルプリンタ
JPS6255164A (ja) * 1985-09-04 1987-03-10 Seiko Epson Corp サ−マルプリンタ

Patent Citations (2)

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JPS6255164A (ja) * 1985-09-04 1987-03-10 Seiko Epson Corp サ−マルプリンタ

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