JPH0392183A - テニスボールのフェルト貼着方法及び装置 - Google Patents

テニスボールのフェルト貼着方法及び装置

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JPH0392183A
JPH0392183A JP22981389A JP22981389A JPH0392183A JP H0392183 A JPH0392183 A JP H0392183A JP 22981389 A JP22981389 A JP 22981389A JP 22981389 A JP22981389 A JP 22981389A JP H0392183 A JPH0392183 A JP H0392183A
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JP
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felt
rubber core
edge
bonding
felts
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Masaru Goma
郷間 勝
Tatsuo Nagasawa
永澤 達夫
Koji Seta
瀬田 浩二
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TOYO SANKI SEISAKUSHO KK
Showa Rubber Co Ltd
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TOYO SANKI SEISAKUSHO KK
Showa Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、テニスボールのフェルト貼着方法及び装置に
関し、詳しくはテニスボールのゴム製コアの表面に、2
枚のダンベル型のフェルトを貼り付ける方法及びこのた
めに用いられる機械的な装置に関するものである。
(従来の技術) テニスボールは天然ゴム製又は合成ゴム製のコア(以下
「ゴムコア」という)の表面にフェルト層を被覆した構
造をなしており、その製造方法は、接着剤を塗布したゴ
ムコアの表面に、大きなシートからダンベル型(亜鈴型
)に裁断され、裏面に接着剤が塗布されているフェルト
を、これの2枚を互いに噛み合うように90″交叉して
貼り付けることで行なわれる。
ところでこのフェルトは、大きな平面状のシートから所
定の形状に裁断される平面的なものであって、このよう
な平面上のものを球状のゴムコアの表面に貼り付けるも
のであるため、その貼り付け時の両者の適合は必ずしも
容易なものではない。例えば平面状のフェルトをゴムコ
アの球形に倣わせるためにフェルトの周縁部には「しわ
」を生じ易い。
そこでこの問題に対処するために従来一般的にはフェル
トに伸縮性を付与するようにしており、このためにフェ
ルト素材のシートには、織布の一面を起毛させると共に
反対面に接着剤を塗布したものを用い、その織布の織方
向に対してバイアスに裁断することで上記伸縮性を与え
るようにしている。
しかしこのバイアス裁断によって平面方向についての伸
縮性が与えられたフェルト部材を用いても、この2枚が
互いに噛み合って906交叉しかつこれら2枚の境界(
「シーム」と称される場合がある)において隙間がなく
滑らかな曲線状態をなすように貼り付けすることを機械
的な装置を用いて実現することは必ずしも容易ではなく
、従来はこのフェルト貼着作業を手作業に依存している
のが普通である。
ところでこのフェルト貼り付けの精度は、製造された製
品におけるバラッキをできるだけ少なくすることや美観
を損なわないようにする点で重要であることは勿論であ
るが、更に機能性の面からも、この貼り付け状態で決ま
る2枚のフェルトの境界の線(以下「シームライン」と
いう)が滑らかな曲線を呈していないと、使用時におい
て不規則なシームラインの部分に応力集中を起こし、特
にサーブ等のプレイにおいて加わる大きな力でボールの
破裂という問題を招く場合があり、上記フェルトの貼着
作業の重要度はこの点でも高いものである。
しかし、近時においてはこの手作業で行なうフェルトの
貼着によるコスト面での負担は極めて大きなものとなっ
てきているし、また手作業も相当の熟練度を要するもの
であるために、熟練した作業者の確保も容易でないとい
う点からも、テニスボール製造におけるフェルト貼着の
工程が占める負担はますます大きなものとなってきてい
る。
このためにその作業の機械化は容易ではないが、上記の
ような手作業によるフェルト貼着の負担の増大等に鑑み
て、従来から種々の試みがなされてきている。
例えば特開昭63−50172号公報では、張架された
ベルトの上にダンベル状のフェルトを載置させ、このフ
ェルトの上にゴムコアを載せた状態でベルトをU字状に
曲げてフェルトのゴムコアへの予備的な貼り付けを行な
わせるようにした提案がある。
またフェルトの貼着に用いられる技術ではないが、製造
されたテニスボールへのスタンプマークを印刷する場合
等において重要な位置決めのために、シームラインを多
数の光学的センサ一を用いて検出し、これに基づいてボ
ールの姿勢を決定するようにした提案もなされている(
特開昭60−215375号公報).(発明が解決しよ
うとする課題) しかしながら上記の従来のベルトを用いたフェルト貼着
のための提案では、1枚のフェルトを貼着した後2枚目
のフェルトを貼着する場合に、既に予備的に貼着されて
いる1枚目のフェルトとの位置精度を高く求めることが
極めて困難であり、また伸縮性を有するフェルトに対し
ベルトが接触していてしかもU字状に曲がってこれをゴ
ムコアの曲面に沿わせる動作を行なうために、フェルト
に伸び方向や伸び量について不安定な状態を生じさせて
しまうという問題がある他、1枚目のフェルトの場合も
含めてこのフェルトは上述の如くバイアスに裁断された
ものであるためにねじりを発生し易く、ベルト方式では
このねじりに関して規制する作用がないため、結局のと
ころ2枚のフェルトをゴムコアに精度よく位置決めして
貼着することが実際にはできないという欠点があった。
このためこの提案に係るフェルト貼着装置は、実用的に
はせいぜい1枚目のフェルトを貼着する装置として用い
られる程度であった。
また上記したシームラインの検出技術を、フェルト貼着
の技術に応用することも考えられるが、そもそもフェル
ト貼着前にはシームラインがないので、この技術は貼着
フェルトのシームラインが適正であるかの検査装置とし
て利用できる程度のものでしかなく、フェルト貼着の工
程においては、ゴムコアの球面に平らなフェルトをなじ
ませる際にその縁にシワがよって滑らかなシームライシ
が形成し難いという問題をいかに解決するかにあるので
、この提案によってはフェルト貼着の機械化のための示
唆は何等示されない。
このように現在までのところ、テニスボールにおけるフ
ェルト貼着の機械化装置は未だ適当なものが提案されて
いないのが現状である。
本発明はこのような現状に鑑みて、ゴムコアにフェルト
を機械的な手段を用いて容易かつ好的に貼着することが
できる方法及び装置を提供することを目的としてなされ
たものである。
(課題を解決するための手段及び作用)上記したように
テニスボールにおけるフェルト貼着作業の機械化が容易
でないのは、伸縮性を有するフェルトを素材とするため
に、2枚のフェルト相互の位置関係を設定する場合にこ
のフェルトの伸縮性という性質が逆に悪影響してしまう
という問題があり、また、平面状のフェルトをゴムコア
の球形表面に倣わせる場合に、機械を用いた作業では部
分的な「しわ」の発生防止を図ることが容易でないこと
にその原因がある。
そこで本発明者は、2枚のフェルト相互の位置関係を決
める作業工程と、平面状のフェルト球形表面に倣わせる
作業工程を分離することが有効である点に着目し、次に
周縁部の「しわ」の発生をできるだけ抑制するには、フ
ェルトの中心部から周縁部に向かって徐々に平面フェル
トの球形への倣いを与えるようにすることが適当である
ことに着目して、これらの作業工程を順序立てて与える
ようにした本発明をなすに至ったものである。
以上のような観点に基づき上記目的を実現するためにな
された本発明のテニスボールのフェルト貼着方法の特徴
は、表面接着剤層が設けられている球形のゴムコアの表
面に、両側の膨らみ部と中間のくびれ部を有するダンベ
ル型のフェルトの2枚を、各々U字形にしかつ互いに9
0゜交叉して噛み合うようにした姿勢で、各フェルトの
幅方向の中央位置をゴムコアに線状に接着させる(以下
この接着部を「初期接着線」という)フェルトの初期接
着工程と、上記初期接着した2枚のフェルトの一方の膨
らみ部先端縁と他方のフェルトのくびれ部側縁とを突き
合せながらゴムコア表面に押し付ける第1の縁部接着工
程と、同様に2枚のフェルトの膨らみ部側縁を突き合せ
ながらゴムコア表面に押し付ける第2の縁部接着工程と
、上記第1の縁部接着工程及び第2の縁部接着工程によ
り複数位置で予備接着がされた2枚のフェルトを有する
ボールを、そのフェルト縁部の合せ目として想定される
シームラインに実質的に沿って回転させながら、間欠的
に該シームライン両側のフェルトの端縁な突き合せなが
らゴムコア表面に押し付けて線状のシームラインを形成
させる線状接着工程とを有するところにある。
以上の構成のフェルト貼着方法によれば、2枚のフェル
トの機械的なゴムコア表面への貼着が実現できる。
上記構成において、第1の縁部接着工程と第2の縁部接
着工程とは順次或は同時に行なうことができる。
また上記第2の縁部接着工程と、シームラインを線状に
接着させて仕上げ接着を行なわせる線状接着工程の間に
は、フェルトの初期接着工程による線状接着線とシーム
ラインの大略中間位置を、ゴムコア表面に押し付ける第
1の中間部接着工程を設けることも好ましい。
また更に、例えば膨らみ部からくびれ部に至る中間位置
の側縁近傍はゴムコアから浮き上がって「しわ」発生の
原因となり易いことから、この部分をゴムコアの表面に
押し付ける中間部接着工程を設けることも特に好ましい
構成として推奨される。
また以上のフェルト貼着方法を実施するための具体的な
貼着装置としては、次の構成の各部装置を有するものが
例示される。
例えばフェルトの初期接着工程に用いられる初期接着装
置としては、平面状態で所定位置に載置したフェルトに
対し、その幾何学的中心直上の予め定めた関係位置に位
置決めしてゴムコアを支持する支持手段と、上記平面状
態のフェルトの長尺方向両端部を夫々把持すると共に、
ゴムコアの中心を通る垂直面と該ゴムコア表面との支線
で与えられる半円に沿ったU字形をなすようにフェルト
両端部を持ち上げて、該フェルトの幅方向略中央位置を
ゴムコアの上記半円に一致させて線状に接着させるフェ
ルト接着手段とを備えた構成のものが例示される。
第1の縁部接着工程に用いられるフェルト合せ目の縁部
接着装置としては、2枚のフェルトが初期接着されたボ
ールを空間的に位置決めされた所定位置で支持する支持
手段と、上記一方のフェルトの膨らみ部端縁と他方のフ
ェルトのくびれ部側縁が近接対向した位置に対しゴムコ
アの放射方向外側から接近・退避可能に設けられている
一対の開閉可能な爪部材と、該一対の爪部材の先端を上
記一方及び他方のフェルト表面に接触させるために上記
接近の動作を行なわせ、かつ同時に上記両フェルトの縁
部突き合せのために一対の爪部材先端の閉じ動作を行な
わせる駆動手段とを備えた構成のものを例示することが
できる。
第2の縁部接着工程に用いられるフェルトと合せ目の縁
部接着装置としては、2枚のフェルトが初期接着された
ボールを空間的に位置決めされた所定位置で支持する支
持手段と、両フェルトの膨らみ部の側縁同士が近接対向
した位置に対しゴムコアの放射方向外側から接近・退避
可能に設けられていて、かつフェルトに接触可能な先端
が丸みをもつ棒部材の4本が対称的に先端を開いた位置
から対称中心に向かって閉じ動作できるように設けられ
た絞り機構と、該絞り機構の各棒部材の先端を上記両フ
ェルトの表面に接触させるために上記接近の動作を行な
わせ、かつ同時に上記両フェルトの縁部突き合せのため
に4本の棒部材先端の上記閉じ動作を行なわせる駆動手
段とを備えた構成のものを例示することができる。
シームラインの仕上げ接着工程としての線状接着工程に
用いられるフェルト合せ目の線状接着装置としては、2
枚のフェルトが初期接着されたボールを空間的に位置決
めされた所定位置で支持する支持手段と、上記第1の縁
部接着工程及び第2の縁部接着工程により複数位置で予
備接着がされた2枚のフェルトを有するボールを上記一
方のフェルトの初期接着線に沿って180’回転させる
第1の回転及び上記他方のフェルトの初期接着線に沿っ
て1800回転させる第2の回転を順次に行なわせる回
転手段と、ゴムコアの放射方向外側から接近・退避可能
に設けられた一対の開閉可能な爪部材と、該一対の爪部
材の先端を、想定されるシームライン両側の上記両フェ
ルト表面に接触させるために上記接近の動作を行なわせ
、かつ同時にフェルトの縁部突き合せのために一対の爪
部材先端の閉じ動作を間欠して繰返し行なわせる駆動手
段とを備え、上記回転手段は、2枚のフェルトの合せ目
として想定されるシームラインが上記第1の回転及び第
2の回転により上記爪部材の対向位置を通過するように
回転軸が設定されているという構成の装置を例示するこ
とができる。
また中間部接着工程に用いられる装置としては、球形ゴ
ムコアを断面した時の最大円よりも若干小さい径の半円
に相当する径の半円形内縁をもつアーチ型部材と、この
アーチ型部材の内縁を上記くびれ部に沿ってその若干内
側のフェルト表面に接触させてゴムコアに押し付ける駆
動手段とを備えたものを例示することができる。
貼着装置としては以上の各部の装置を組み合わせて構成
したものが例示される。
(実施例) 以下本発明を図面に示す実施例に基づいて説明する。
第1図は本発明を説明するためのテニスボールのフェル
ト貼着装置の構成概要一例を作業ステージに分けて示し
たものであり、また各作業ステージの役割の理解を容易
とするために、第1図の下段にはゴムコア8とフェルト
9.10の関係.状態を順次に示している。
この図において、1はゴムコアを多数整列した状態で保
持するゴムコア供給ステージ、2はゴムコアの芯出しス
テージであり、ゴムコア供給ステージ1から一個づつ供
給されたゴムコア8を芯出しして、第4図に示してぃる
把持搬送装置l1によって球形の中心を含む直径位置で
正確に把持されるようにしている。
3は1枚目のフェルトを初期接着させる第1の初期接着
ステージ、5は2枚目のフェルトを初期接着させる第2
の初期接着ステージであり、これらの間には、第1図の
下段に示しているように1枚目のフェルト9″を初期接
着させたゴムコア8を、180”上下反転させ、かつ垂
直軸回りに90”回転させるための姿勢転回ステージ4
が設けられている。
6は第1の縁部接着と第2の縁部接着を順次或は同時に
行なうための縁部接着ステージであり、このステージに
おいて複数位置で縁部が接着された状態のボールを第1
図の下部に示している。
7は2枚のフェルトの合せ目に沿って線状に接着させる
線状接着ステージであり、これによりフェルトの機械的
な接着作業は終了し、以後常法に従って加熱処理するこ
とによりフェルトの貼着が完了する。
以上の構成をなす第1図の装置における各部の詳細を以
下説明する。
ゴムコア供給ステージ1は、例えば縦横の升目状に多数
の凹所を形成したプレート101の各凹所102にゴム
コア8一個宛嵌挿し装置基台12の長尺方向一端部(第
1図では左側端部)に載置される。そしてこれらのゴム
コア8は、装置上部の天井架台l3に走行可能に支持さ
れているxy走査機能をもつ吊持腕機構14により、図
示しない制御装置の指示に従って順次一個宛ゴムコア8
を吊り上げて芯出しステージ2に移送させる。
第2図は上記吊持腕機構14の具体的な構成を示してお
り,一対のフィンガー103, 104がエアシリンダ
105により左右の間隔が拡開縮閉可能に設けられてい
て、これが水平面内でのxy走査と上下昇降の運動を行
なうことで、上記ゴムコア8を一個づつステージに移送
する動作を行なうようになっている。
次に芯出しステージについて説明すると、このための機
構は第3図(a)及び第3図(b)に示されている。こ
の芯出しステージは、以後の工程において、ゴムコア8
を各ステージにおける作業位置として予め決められてい
る所定の空間位置に、正確にゴムコアを搬送し位置決め
して支持するための作業ステージであり、第4図に示さ
れる左右一対のコアホルダーI5を有する搬送兼用の支
持機構によりゴムコア8の中心位置を左右から扶持する
ことができるようになっている。すなわち、3脚状の配
置で立設されている3本の等高の固定支持柱201の上
に第2図で説明した吊持腕機構l4で搬送したゴムコア
8を載せ、同じく3脚状の配置で外側から壁柱202を
中心方向に寄せてゴムコア8を中心方向に押し、芯出し
を行なうようになっている。なお本例では、このゴムコ
ア8には既に表面に接着剤層が形成されているために、
上記固定支持柱201や壁柱202にくっついて芯出し
が出来ない場合のあることを考慮して、第3図(b)に
示しているように上下方向に拡開縮閉可能に設けられて
いる一対のフィンガー204をもったフィンガー機構2
03が設けられている。このフィンガー11!構203
は、上記3本の固定支持柱201の上に載置されたゴム
コア8をフィンガー204によって上下からつかみ、一
度固定支持柱201から持ち上げて再度この固定支持柱
201の上に降ろす動作を行なうようになっている。こ
の動作を行なうためにフィンガー機構203はフィンガ
ー204の上下拡開縮閉、固定支持柱201上のゴムコ
ア8に対して水平方向に進出後退する移動、及びゴムコ
ア8を一度固定支持柱201から持ち上げるための上下
運動が夫々出来るように図示しない駆動手段(例えばエ
アシリンダ等)により連係されている。
このフィンガー機構203の動作によりゴムコア8は固
定支持柱201の上に正確に載置され、これを次ステー
ジに移送するためのコアホルダーl5に対し精度よく芯
出しされることになる。
フィンガー機構203の固定支持柱201の上で正確に
芯出しされたゴムコア8は、次にコアホルダ−15によ
り正確にその中心位置を扶持されて、次の1枚目のフェ
ルト初期接着ステージ3に移送される。このコアホルダ
ーl5の運動は、天井架台l3に装架されている図示し
ないスライダーにより第1図の左右方向及び周辺n構等
を回避するための適宜の上下運動を行なって与えられる
コアホルダー15の構成は、第4図により示され、図示
しないスライダーから垂下された左右(第1図の紙面に
垂直な方向)一対の腕151.152の下端に、互いに
内向きに一対のホルダーリング153 , 154が左
右方向の同一軸回りに回転自在に組み付けられてなって
いる。このホルダーリング153 , 154のボール
に対向する面は環状の鋸歯に形成されていて、これがゴ
ムコア8の表面に噛んで位置ずれのない支持ができるよ
うになっている。なおこのコアホルダーは以後の作業ス
テージにおいても同様に用いられ、更に必要に応じて一
対のホルダーリングの一方には左右軸回りの回転駆動が
出来るように図示しない回転駆動種機構が連係されてい
る。
ゴムコア8に対するフェルトの初期接着を行なう作業ス
テージの構成及び動作は第5図〜第8図により説明され
る。
すなわち1枚目のフェルトの初期接着ステージ3におい
ては、予め所定の形状に裁断されているダンベル型のフ
ェルト9は、起毛された面を下にし、かつ接着剤が塗布
されている面を上にしてフェルトカセット301の凹部
302に嵌挿されていてこれがカセットマガジン装置3
03により順次タイミングを合せて所定位置に供給され
る。すなわちカセットマガジン装置303は、縦長のカ
セット収納空所304にカセットの多数を積載収納し、
その下端において横スライダー305により上昇台30
6の上に一枚づつ押し出し、この上昇台306が上昇し
て初期接着のために予め決められているカセットセット
位置に挿入位置させる。なおフェルトをゴムコアに初期
接着させた後はこのカセットは図示しない排出装置によ
り上記セット位置から装置外に排出され、次のカセット
の挿入ができるようになっている。
フェルトカセット301は、嵌装するフェルトの外形形
状に合致したダンベル型のキャビティを呈する上記凹所
302が形成されていて、この凹所302にフェルト9
が嵌装される。またこのフェルトカセット301の長尺
方向の両端部には次記するフェルト端部把持ハサミ30
9により上下から挟み込みできるように底部がU字形に
切り欠き部307 , 308が設けられている。
フェルト端部把持ハサミ309はフェルトの両端部に対
向して一対に設けられていて、所定位置に挿入載置され
たフェルトカセット内のフェルト9に対しフェルト端部
を上下から挟んで把持できるようになっている。この把
持は、フェルトを正確に位置決めして初期接着するため
にずれが生じないように、本例では下側の爪310が二
つの針311 , 312をもち、かつ上側の爪313
が該二つの針の間に位置する一つの針314をもってい
てい、これらの針311 , 312 , 314がフ
ェルトに互い違いに食い込んでずれのない把持ができる
ようになっている(第6図(C)参照)。
フェルト9の両端をハサミ309で把持した状態は第7
図で示され、この状態から、所定の空間位置にコアホル
ダーで支持されているゴムコア8に対し、第8図で示し
ているようにハサミ309を上方に円弧状に持ち上げて
フェルトをU字形にゴムコア8に接触させる。このハサ
ミ309の円弧状の移動軌跡は第7図に示されている。
上記によりフェルト9はゴムコア8にU字形に初期接着
されることになるが、本例においてはこの接着をより確
実なものとするために、フェルト9の両側の膨らみ部9
1.91の中央部分を回転リング315が杆316の回
転によって軽くゴムコアに押し付けるようになっている
。このようにして1枚目のフェルトが接着された状態の
ボールは第1図の下段左端に図示されている。
なお上記ハサミ309の移動軌跡は、例えば本例では第
1図のステージ3に図示されたカム機構により与えられ
るようになっている。すなわち、ステージ3の側部に円
弧状のカム穴3l8,319をもつカム板317に、上
記ハサミを支持したカムホロア320 , 321を嵌
合させ、このカムホロア320 , 321を上下及び
水平移動が可能に上下動板(図示せず)に組み付けて、
この上下動板を上下動させることで上記カムホロア32
0321の円弧状の運動を与えるようになっている。
上記のようにして1枚目のフェルト9がU字形に初期接
着されたボールは、次に姿勢転回ステージ4に移送され
、上下反転及び垂直軸回りの90”回転が行なわれて第
1図の下段左から2番目の状態にされる。すなわち姿勢
転回ステージ4は、90″回転する水平回転テーブル4
01の上に一対のホルダーリング402 , 403を
その間隔が拡開縮閉可能に備えていて、ステージ3から
移送されたボールをこのホルダーリング402 , 4
03で把持した状態で回転テーブルの90″回転と、ホ
ルダーリング402 , 403の180゜回転により
上下反転を行なう。第9図(a)はステージ3から移送
された状態、同図(b)は回転後の状態を示している。
この回転が行なわれたボールは、次に2枚目のフェルト
を初期接着するためのステージ5に移送され、ここでは
上記1枚目のフェルト初期接着と同様の機構により同様
の作業で2枚目のフェルト初期接着が行なわれる。この
2枚目のフェルト初期接着が終了した状態のボールを第
1図の下段左から3番目に示している。
2枚のフェルトが初期接着されたボールは、次に縁部接
着のためのステージ6に移送される。
本例におけるこのステージ6における作業動作の一つは
、一方のフェルト9(又は10)の膨らみ部91(又は
10l)の先端縁91a(又は101a)と、他方のフ
ェルト10(又は9)のくびれ部102(又は92)の
側縁102b (又は92b)とを突き合わせながらゴ
ムコア8の表面に押し付ける動作として与えられる。
またステージ6における作業動作の他の一つは、一方の
フェルト9の膨らみ部91の側縁9lbと、他方のフェ
ルト10の膨らみ部101の側縁10lbとを突き合わ
せながらゴムコア8の表面に押し付ける動作として与え
られる。
これらの縁部突き合わせ及びゴムコア表面への押し付け
作業は、1個のボールについて各4か所合計で8か所あ
り、本例においてはこれらについてそれぞれ同時に作業
を行なうように各位置にその放射方向から作業機構を対
向接近させるようになっているが、図が煩雑になるため
、第10図においては上記各機構の一例づつについて作
業機構を例示した他は、他の部分については作業位置の
みを矢印で示して図示を省略した。
本ステージ6における作業の一つを行なう第1の縁部接
着を行なう作業機構は第10図の符号610により示さ
れ、もう一つの第2の縁部接着を行なう作業機構は同図
の符号620により示されている。
上記の第1の縁部接着を行なう作業機構について説明す
ると、これは一対の開閉可能な爪部材611 , 61
2をもつエアシリンダ613が、一方のフェルト9の膨
らみ部9lの先端縁91aと他方のフェルトlOのくび
れ部102の側縁102bとが近接対向する位置に対し
放射方向から図示しない駆動機構により接近退避可能に
設けられていて、空間的に位置決めされて所定位置に支
持されているボールに対し、エアシリンダ613が接近
されてその爪部材611 , 612の先端がフェルト
表面に接触される。そしてこの接触と同時に、該爪部材
611 , 612は閉じ動作を行なって上記フェルト
縁部の突き合わせ及びゴムコア表面への押し付けを行な
う。以上の動作による爪部材611 , 612とフェ
ルトの動作の関係は第1l図に示されている。
他方、上記の第2の縁部接着を行なう作業機構について
説明すると、これはエアシリンダ622が4本の先端半
球状の棒部材621を有していて、通常はこれらの棒部
材621の半球状の先端が対称的に開いた状態にあり、
エアシリンダ622が接近されて4本の棒部材621の
先端がフェルト表面に接触される。そしてこの接触と同
時に、該4本の棒部材621は閉じ動作を行なって上記
フェルト縁部の突き合わせ及びゴムコア表面への押し付
けを行なう。この動作による棒部材621とフェルトの
動作の関係は第12図に示されている。
この本例における第2の縁部接着を行なう作業機構の特
徴は、フェルト縁部を比較的内側部分から縁部に向かっ
て放射状に集めるごとく上記4本の棒部材が閉じ動作を
行なう(第13図参照)点にあり、このような動作によ
りフェルトの縁部における「しわ」の発生ができるだけ
抑制されるようになっている。
以上の縁部接着が行なわれたボールの状態は第1図の下
段左から4番目に示されている。
以上の縁部接着が終了したボールに対して、本例では第
14図に示される中間部接着が行なわれる。この中間部
接着のステージは、第1図のステージ6で行なうように
してもよいし、あるいはステージ7に移送した後に行な
うようにしてもよい。
この中間部接着の作業は、第14図で示されているよう
に、半円状の内縁161をもつ板l6の該内縁をフェル
トのくびれ部92(又は102 )の中央と側縁の大略
中間的な位置でフェルト表面に当て、これをゴムコアに
押し付けることで行なわれる。なおこの板16は、2枚
のフェルトのくびれ部の左右について夫々適用するため
に平行一対の板を90″交叉させてボールに当てるよう
に配置されていて、図示しない駆動手段により退避位置
から接触位置に移動されるようになっている。第14図
(a)は板の接触前の状態を示し、第14図(b)は同
接触状態を示している。
以上の予備接着が行なわれたボールは、最後にフェルト
同士の境界として形成されるシームラインを線状に接着
させる線状接着ステージ7に移送される。
既に説明した予備接着の工程により、2枚のフェルトの
境目(合せ目)は、最終的に想定されるシームラインと
大略近似した状態になっている。そこでこの想定される
シームライン17に沿って線接着の作業を次のように行
なう。
まずこの線状接着工程においてボールは、空間的に予め
定められた関係位置にコアホルダーにより支持され、一
対のホルダーリング153の一方が回転駆動されること
により第15図(a)の軸A回りにボールが回転される
。この時のボールの姿勢は1枚目のフェルト9が逆U字
形にゴムコア8に接着され、2枚目のフェルト10はU
字形にゴムコア8に接着されている。またこのときの第
15図(a)にE矢視図は第15図(C)に示されてい
る. この状態でボールを180”回転させると、想定される
シームライン17は、一方のフェルトの膨らみ部9lの
円弧状の側縁の部分が大略その円弧に沿った円運動を行
なうことになる。
そこでこの円運動を行なうことで該想定シームラインl
7が通過することになる一定の位置に対し放射方向の外
側から線状接着のための爪機構を対向接近させ、180
0の円弧の範囲の線状接着を行なわせるようにしている
本例の爪機構701は、移動ケース702に組み付けら
れた一対の開閉可能な爪部材703 , 704がその
先端がフェルト表面に接触し、両側のフェルトを突き合
わせしながらゴムコア8に押し付けるようになっている
。このための具体的な機構は次のようになっている。す
なわち中央部において前進後退ができるようになってい
る中央杆705が、その両側の爪部材703 , 70
4の外側にまたがったカム駒706 , 707を有し
ており、このカム駒706 , 707が爪部材703
 , 704の外壁に形成されているカム面に係合して
このカム面の形状で設定された状態で、開放方向のバネ
力が付勢されている一対の爪部材703,704の開閉
状態を定めるようになっている。
そして移動ケース701が図示しない駆動手段により爪
部材703 , 704の先端がフェルト表面に接触す
るまで移動させた状態で、中央杆705の前進後退を行
なわせ、これにより一対の爪部材の先端によるフェルト
の突き合わせ及び中央杆705による突き合わせ部のゴ
ムコアへの押し付けを繰返し行なわせ、上記したボール
の1800回転により、シームラインに沿ったフェルト
膨らみ部の180”円弧範囲の線状接着が行なわれる。
なおこの作業は一つのフェルトの両側膨らみ部において
対称的に行なうことができるので、第15図(a)では
その作業位置の一つを具体的な機構として示すと共にも
う一つは符号Bで位置のみを示した。また第15図(b
)はボールが90@まで回転した途中の状態を平面図で
示している。更にこの線状接着作業における爪部材とフ
ェルトの動作の関係を第16図に示した。
上記180@の範囲の回転が終了したボールは、次に水
平面内で90″′交叉した回転軸Dを中心にして第2番
目の180’回転を行なわせ、上記とは別の他方のフェ
ルトの膨らみ部の円弧に沿った線状接着が全く同様にし
て行なわれる。
なおこの際コアホルダーによる回転可能な支持の軸が9
0°異なるために、コアホルダーによる支持の切換えを
行なうことが必要になることは言うまでもない。またシ
ームラインの回転位置が異なるために、線状接着のため
の爪機構を第15図(a)の符号C,Cで示した位置に
配置して行なってもよいし、また回転テーブルを用いて
ボールを水平面内で回転させるようにしてもよい。
以上により、ゴムコアに対する2枚のフェルトの貼着が
終了し、以後常法に従って加熱処理を行なえば良い。
なお本発明は以上説明した実施例のものに限定されるも
のでないことは当然であり、本発明の要旨を阻害しない
範囲で適宜変更して実施できることは言うまでもない。
例えば第1図の各ステージにおける装置を図中に矢印で
示しているように上下に移動可能に設けて、必要作業時
にのみボールの搬送経路に上動して作業を行なうように
設けることも、搬送手段の構成を簡略化する上で好まし
い構成である。
(発明の効果) 本発明のテニスボールのフェルト貼着方法及び装置によ
れば、従来、機械的な作業によっては滑らかなシームラ
インを有するテニスボールを製造することが出来なかっ
たのに対し、一連の連続的な作業機械の組み合わせによ
り、精度よくフェルトの貼着を生産性よく得ることがで
きるという効果がある。
また本発明の方法及び装置によれば、従来の手作業によ
るフェルト貼着の作業に比べて、テニスボール製造にお
いて相当の比重を占めているフェルト貼着のコストを削
減でき、しかも手作業の場合には熟練作業者が多人数必
要になるのに比べ、本発明の装置によれば、少数の装置
管理者がいれば足りるため、人的面からの負担が著しく
提言されるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明よりなるテニスボールのフェルト貼着装
置の構成概要一例を全体として示した図であり、第2図
〜第16図は同例における装置各部の構成及び作用を説
明するための図である。 すなわち、第2図はゴムコア載置部からゴムコアを一個
づつ吊持して芯出し装置にこれを搬送する吊持装置を示
した図、第3図(a)は芯出し装置の平面図、第3図(
b)は同側面図、第4図はゴムコアの搬送及びフェルト
初期接着装置等の各装置においてゴムコアを支持する支
持装置を説明するための図、第5図はフェルトを初期接
着装置に供給するためのカセットマガジン装置の一例を
示した図、第6図(a) , (b)(C)はフェルト
カセットとフェルト端部把持爪の関係を示した図であり
、第6図(a)は平面図、第6図(b)は同側面図、第
6図(c)は同一部拡大図である。 第7図及び第8図はフェルトをゴムコアに初期接着させ
る装置の一例を説明するための図であり、第7図は初期
接着の準備状態、第8図は初期接着時の状態を示した図
である。 第9図(a) , (b)は1枚目のフェルトを初期接
着する姿勢から2枚目のフェルトを貼着する姿勢にボー
ルを回転させるための装置を説明するための図である。 着の動きを説明する図、第13図は第2の縁部接着の動
きをボールの放射方向外側から視て説明する図である。 第14図(a) , (b)は中間部接着のための装置
を説明するための図、第15図(a) , (b)(c
)はシームラインの線状接着のための装置の構成及び作
用を説明するための図であり、第15図(a)は線状接
着開始時点の爪部材とボールの位置関係を説明する図、
第15図(b)は線状接着を90”行なった時点の爪部
材とボールの位置関係を説明する図、第15図(c)は
第15図(a)のE矢視図である。 第16図(a) . (b) . (C)は線状接着の
際の爪部材の動きを説明するための図である。 1;ゴムコア供給ステージ 2:芯出しステージ 3:第1の初期接着ステージ 4:ゴムコアの姿勢転回ステージ 5:第2の初期接着ステージ 6:縁部接着ステージ 7:線状接着ステージ 8:ゴムコア 9:1枚目のフェルト lO:2枚目のフェルト l1:把持搬送装置 第 2 図 第 3 図 (a) 第 3 図 (b) 第 4 図 第 5 図 第 6 図 第 8 図 第 9 図 (a) (b) 第 14 図 (a) 16 (b) 第 15 図 (a) C 第 15 図 (b) Δ 第 15 図 (C)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、表面接着剤層が設けられている球形のゴムコアの表
    面に、両側の膨らみ部と中間のくびれ部を有するダンベ
    ル型のフェルトの2枚 を、各々U字形に変形して互いに90゜交叉して噛み合
    うようにした姿勢で、各フェルトの幅方向の中央位置を
    ゴムコアに線状に接着させるフェルトの初期接着工程と
    、 上記初期接着した2枚のフェルトの一方の 膨らみ部先端縁と他方のフェルトのくびれ部側縁とを突
    き合せながらゴムコア表面に押し付ける第1の縁部接着
    工程と、 同様に2枚のフェルトの膨らみ部の側縁同 士を突き合せながらゴムコア表面に押し付ける第2の縁
    部接着工程と、 上記第1の縁部接着工程及び第2の縁部接 着工程により複数位置で予備接着がされた2枚のフェル
    トを有するボールを、そのフェルト縁部の合せ目として
    想定されるシームラインに実質的に沿って回転させなが
    ら、間欠的に該シームライン両側のフェルトの端縁を突
    き合せながらゴムコア表面に押し付けて線状のシームラ
    インを形成させる線状接着工程 と、 を有することを特徴とするテニスボールのフェルト貼着
    方法。 2、請求項1において、第1の縁部接着工程及び第2の
    縁部接着工程を同時に行なうことを特徴とすると、テニ
    スボールのフェルト貼着方法。 3、請求項1又は2において、第2の縁部接着工程と線
    状接着工程の間に、フェルトの初期接着工程による線状
    接着線とシームラインの大略中間位置を、ゴムコア表面
    に押し付ける第1の中間部接着工程を有することを特徴
    とするテニスボールのフェルト貼着方法。 4、請求項1乃至3のいずれかにおいて、第2の縁部接
    着工程と線状接着工程の間に、フェルトの膨らみ部から
    くびれ部に至る中間位置のフェルト側縁近傍をゴムコア
    表面に押し付ける第2の中間部接着工程を有することを 特徴とするテニスボールのフェルト貼着方 法。 5、請求項1のフェルトの初期接着工程に用いる装置で
    あって、平面状態で所定位置に載置したフェルトに対し
    、その幾何学的中心直上の予め定めた関係位置に位置決
    めしてゴムコアを支持する支持手段と、上記平面状態の
    フェルトの長尺方向両端部を夫々把持すると共に、ゴム
    コアの中心を通る垂直面と該ゴムコア表面との支線で与
    えられる半円に沿ったU字形をなすようにフェルト両端
    部を持ち上げて、該フェルトの幅方向略中央位置をゴム
    コアの上記半円に一致させて線状に接着させるフェルト
    接着手段とを備えたことを特徴とするフェルトの初期接
    着装置。 6、請求項5において、1枚目のフェルトを接着する時
    のゴムコアの姿勢に対し、該ゴム コアの姿勢を180゜上下反転させ、かつ垂直軸回りに
    90゜回転させて2枚目のフェルトを接着する姿勢を与
    えるゴムコアの姿勢転回手段を備えたことを特徴とする
    フェルトの初期接着装置。 7、請求項1の第1の縁部接着工程に用いる装置であっ
    て、2枚のフェルトが初期接着されたボールを空間的に
    位置決めされた所定位置で支持する支持手段と、上記一
    方のフェルトの膨らみ部端縁と他方のフェルトのくびれ
    部側縁が近接対向した位置に対しゴムコアの放射方向外
    側から接近・退避可能に設けられている一対の開閉可能
    な爪部材と、該一対の爪部材の先端を上記一方及び他方
    のフェルト表面に接触させるために上記接近の動作を行
    なわせ、かつ同時に上記両フェルトの縁部突き合せのた
    めに一対の爪部材先端の閉じ動作を行わせる駆動手段と
    を備えたことを特徴と するフェルト合せ目の縁部接着装置。 8、請求項7において、爪部材及び駆動手段の組を、上
    記一方のフェルトの膨らみ部端縁と他方のフェルトくび
    れ部側縁が近接対向した計4つの位置に夫々対向して4
    組有することを特徴とするフェルトの縁部接着装置。 9、請求項1の第2の縁部接着工程に用いる装置であっ
    て、2枚のフェルトが初期接着されたボールを空間的に
    位置決めされた所定位置で支持する支持手段と、両フェ
    ルトの膨らみ部の側縁同士が近接対向した位置に対しゴ
    ムコアの放射方向外側から接近・退避可能に設けられて
    いて、かつフェルトに接触可能な先端が丸みをもつ棒部
    材の4本が対称的に先端を開いた位置から対称中心に向
    かって閉じ動作できるように設けられた絞り機構と、該
    絞り機構の各棒部材の先端を上記両フェルトの表面に接
    触させるために上記接近の動作を行なわせ、かつ同時に
    上記両フェルトの縁部突き合せのために4本の棒部材先
    端の上記閉じ動作を行なわせる駆動手段とを備えたこと を特徴とするフェルト合せ目の縁部接着装 置。 10、請求項9において、4本の棒部材及び駆動手段の
    組を、2枚のフェルトの膨らみ部の側縁に夫々対向して
    4組有することを特徴とするフェルト合せ目の縁部接着
    装置。 11、請求項1の線状接着工程に用いる装置であって、
    2枚のフェルトが初期接着されたボールを空間的に位置
    決めされた所定位置で支持する支持手段と、上記第1の
    縁部接着工程及び第2の縁部接着工程により複数位置で
    予備接着がされた2枚のフェルトを有するボールを上記
    一方のフェルトの初期接着線に沿って180゜回転させ
    る第1の回転及び上記他方のフェルトの初期接着線に沿
    って180゜回転させる第2の回転を順次に行なわせる
    回転手段と、ゴムコアの放射方向外側から接近・退避可
    能に設けられた一対の開閉可能な爪部材と、該一対の爪
    部材の先端を、想定されるシームライン両側の上記両フ
    ェルト表面に接触させるために上記接近の動作を行なわ
    せ、かつ同時にフェルトの縁部突き合せのために一対の
    爪部材先端の閉じ動作を間欠して繰返し行なわせる駆動
    手段とを備え、上記回転手段は、2枚のフェルトの合せ
    目として想定されるシームラインが上記第1の回転及び
    第2の回転により上記爪部材の対向位置を通過するよう
    に回転軸が設定されていることを特徴とするフェルト合
    せ目の線状接着装置。 12、請求項3の中間部接着工程に用いられる装置であ
    って、球形ゴムコアを断面した時の最大円よりも若干小
    さい径の半円に相当する径の半円形内縁をもつアーチ型
    部材と、このアーチ型部材の内縁を上記くびれ部に沿っ
    てその若干内側のフェルト表面に接触させてゴムコアに
    押し付ける駆動手段とを備えたことを特徴とする中間部
    接着装置。 13、請求項5、6、8、10、11の各装置を有する
    と共に、各装置間の間に、ゴムコア又はフェルトを予備
    接着した状態のゴムコアを搬送する搬送手段を備えたこ
    とを特徴とするテニスボールのフェルト貼着装置。 14、請求項13において、更に請求項12の装置を備
    えたことを特徴とするテニスボールのフェルト貼着装置
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