JPH039113A - ボールジョイント及びその製造方法 - Google Patents
ボールジョイント及びその製造方法Info
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- JPH039113A JPH039113A JP26868489A JP26868489A JPH039113A JP H039113 A JPH039113 A JP H039113A JP 26868489 A JP26868489 A JP 26868489A JP 26868489 A JP26868489 A JP 26868489A JP H039113 A JPH039113 A JP H039113A
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G2204/00—Indexing codes related to suspensions per se or to auxiliary parts
- B60G2204/40—Auxiliary suspension parts; Adjustment of suspensions
- B60G2204/416—Ball or spherical joints
Landscapes
- Pivots And Pivotal Connections (AREA)
- Vehicle Body Suspensions (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(発明の技術分野)
本発明は、ハウジングを合成樹脂により一体的に製造し
たボールジヨイント及びその製造方法に関する。
たボールジヨイント及びその製造方法に関する。
(発明の技術的背景ならびにその問題点)−膜内なボー
ルジヨイントは、ボールスタッドとハウジングとから構
成されており、ハウジングに形成された球状の内室にボ
ールスタッドの球頭部を収納し、ハウジングの開口部か
らボールスタッドの軸部を可動自在に突出させたもので
あり、自動車用サスペンション、あるいは他の用途に広
く用いられている。
ルジヨイントは、ボールスタッドとハウジングとから構
成されており、ハウジングに形成された球状の内室にボ
ールスタッドの球頭部を収納し、ハウジングの開口部か
らボールスタッドの軸部を可動自在に突出させたもので
あり、自動車用サスペンション、あるいは他の用途に広
く用いられている。
ここで、ハウジングの開口部の内径は、ボールスタッド
の球頭部の外径より小さくする必要があり、これら両者
の寸法関係を精度良く管理して製造しないと、ボールス
タッドが挿入できなかったリ、逆にボールスタッドが脱
落してしまうという問題がある。
の球頭部の外径より小さくする必要があり、これら両者
の寸法関係を精度良く管理して製造しないと、ボールス
タッドが挿入できなかったリ、逆にボールスタッドが脱
落してしまうという問題がある。
また、従来のハウジングは金属製であるために重量的に
不利であり、しかも発錆の虞れもあることから、近年に
おいては、ハウジングの樹脂化が進められている。
不利であり、しかも発錆の虞れもあることから、近年に
おいては、ハウジングの樹脂化が進められている。
例えば、実開昭62−41,925号公報には、第14
図に示すように、合成樹脂により一体成形したハウジン
グ51の内室53にボールスタッド52の球頭部54を
嵌太し、締着リング55によって前記内室53の開口部
56をダストカバー57と共に締着したボールジヨイン
トが開示されている。そして、開口部56の内径dと内
室53の内径りとの関係、すなわち、(D−d)/Dは
、0.05〜0.1が適していると記載されている。
図に示すように、合成樹脂により一体成形したハウジン
グ51の内室53にボールスタッド52の球頭部54を
嵌太し、締着リング55によって前記内室53の開口部
56をダストカバー57と共に締着したボールジヨイン
トが開示されている。そして、開口部56の内径dと内
室53の内径りとの関係、すなわち、(D−d)/Dは
、0.05〜0.1が適していると記載されている。
ところが、上記実開昭62−41.925号公報のボー
ルジヨイントにあっては、その明細書に明記されている
ように、前記(D−d)/Dの値が0.1以上になると
成形時の離型性が低下してハウジングの変形、あるいは
破壊を引き起こす虞れがあり、また、前記値が0.05
以下の場合には、ボールスタッド52がハウジング51
から脱落する虞れがある。
ルジヨイントにあっては、その明細書に明記されている
ように、前記(D−d)/Dの値が0.1以上になると
成形時の離型性が低下してハウジングの変形、あるいは
破壊を引き起こす虞れがあり、また、前記値が0.05
以下の場合には、ボールスタッド52がハウジング51
から脱落する虞れがある。
また、実開昭62−75,217号公報に開示されたよ
うに、ハウジングを2分割して弾性リングを介してボー
ルスタッドの球頭部を取り付けたボールジヨイントも知
られているが、本ボールジヨイントにあっても、ハウジ
ングを一体に成形したものに比べてその耐久性が劣るこ
と、及び部品点数が増加することから、本発明者らが企
図するところを満たすに至っていない。
うに、ハウジングを2分割して弾性リングを介してボー
ルスタッドの球頭部を取り付けたボールジヨイントも知
られているが、本ボールジヨイントにあっても、ハウジ
ングを一体に成形したものに比べてその耐久性が劣るこ
と、及び部品点数が増加することから、本発明者らが企
図するところを満たすに至っていない。
そこで本発明者らは、ハウジングを一体成形することを
前提に、離脱荷重が大きく、しかも組付性が容易なボー
ルジヨイントを開発すべく鋭意研究した結果、合成樹脂
が有する弾力収縮性に着目して、ボールスタッドの球頭
部に合成樹脂からなる部材を取り付けた後に、ハウジン
グを成形する際にこのボールスタッドを同時にインサー
トすれば、前記問題点がすべて解決することを見出だし
た。
前提に、離脱荷重が大きく、しかも組付性が容易なボー
ルジヨイントを開発すべく鋭意研究した結果、合成樹脂
が有する弾力収縮性に着目して、ボールスタッドの球頭
部に合成樹脂からなる部材を取り付けた後に、ハウジン
グを成形する際にこのボールスタッドを同時にインサー
トすれば、前記問題点がすべて解決することを見出だし
た。
さらに、合成樹脂製ボールシートに、成形時に該ボール
シートを係止する手段を講じれば、成形時のボールシー
トの位置ずれ防止と成形後の位置ずれ防止とを行なうこ
とができることを見出だし、本発明に至った。
シートを係止する手段を講じれば、成形時のボールシー
トの位置ずれ防止と成形後の位置ずれ防止とを行なうこ
とができることを見出だし、本発明に至った。
(発明の目的)
本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされ
たものであり、離脱荷重が大きく、生産性に優れ、しか
もコスト的に有利なボールジヨイントを提供することを
目的とする。
たものであり、離脱荷重が大きく、生産性に優れ、しか
もコスト的に有利なボールジヨイントを提供することを
目的とする。
また、本発明は、ボールシートの位置ずれを防止し得る
ボールジヨイントを提供することを目的とする。
ボールジヨイントを提供することを目的とする。
(発明の概要)
上記目的を達成するための第1の発明は、一端に球頭部
を有するボールスタッドと、前記球頭部の外周を包含し
て当該球頭部と摺動する合成樹脂からなるボールシート
と、当該ボールシートの外周面に対応した形状の内室を
有し前記ボールシートを固定する合成樹脂からなるハウ
ジングとを備えたボールジヨイントである。
を有するボールスタッドと、前記球頭部の外周を包含し
て当該球頭部と摺動する合成樹脂からなるボールシート
と、当該ボールシートの外周面に対応した形状の内室を
有し前記ボールシートを固定する合成樹脂からなるハウ
ジングとを備えたボールジヨイントである。
また、上記目的を達成するための第2の発明は前記ボー
ルシートに、成形金型などの前記ボールスタッ白二対し
て位置固定な部材に当接する係止部を形成したことを特
徴とするボールジヨイントである。
ルシートに、成形金型などの前記ボールスタッ白二対し
て位置固定な部材に当接する係止部を形成したことを特
徴とするボールジヨイントである。
さらに、上記目的を達成するための第3の発明は、ボー
ルスタッドの−ffRjに形成された球頭部に合成樹脂
からなるボールシートを遊嵌した後に、当該ボールスタ
ッドを樹脂成形用金型の所定位置に設置して、前記ボー
ルスタッドの他端に形成された軸部が揺動し得る開口部
を有するハウジングを合成樹脂により一体成形してなる
ボールジヨイントの製造方法である。
ルスタッドの−ffRjに形成された球頭部に合成樹脂
からなるボールシートを遊嵌した後に、当該ボールスタ
ッドを樹脂成形用金型の所定位置に設置して、前記ボー
ルスタッドの他端に形成された軸部が揺動し得る開口部
を有するハウジングを合成樹脂により一体成形してなる
ボールジヨイントの製造方法である。
このように構成した本発明にあっては、予めボールシー
トの厚みを選定し、合成樹脂材料から成形したボールシ
ートをボールスタッドの球頭部に遊嵌し、次いでこのボ
ールシートを取り付けたボールスタッドを金型にセット
してインサート成形によりハウジングを一体成形するた
め、ハウジングの成形時にハウジングを構成する合成樹
脂に圧縮されてボールシートが収縮して、球頭部の外周
面に対応した形状となると共に、当該ボールシートをハ
ウジングを構成する合成樹脂によって固定することがで
き、ボールスタッドの最適揺摺動トルクを設定すること
ができる。また、ボールスタッドの組付作業性は前述し
たインサート成形により格段に向上し、脱落荷重はハウ
ジングの開口径を選択することにより抜は防止を図って
いる。したがって、脱落荷重及び組付作業性の両面にお
いて優れたボールジヨイントを得ることができる。
トの厚みを選定し、合成樹脂材料から成形したボールシ
ートをボールスタッドの球頭部に遊嵌し、次いでこのボ
ールシートを取り付けたボールスタッドを金型にセット
してインサート成形によりハウジングを一体成形するた
め、ハウジングの成形時にハウジングを構成する合成樹
脂に圧縮されてボールシートが収縮して、球頭部の外周
面に対応した形状となると共に、当該ボールシートをハ
ウジングを構成する合成樹脂によって固定することがで
き、ボールスタッドの最適揺摺動トルクを設定すること
ができる。また、ボールスタッドの組付作業性は前述し
たインサート成形により格段に向上し、脱落荷重はハウ
ジングの開口径を選択することにより抜は防止を図って
いる。したがって、脱落荷重及び組付作業性の両面にお
いて優れたボールジヨイントを得ることができる。
また、前記ボールシートに、成形金型などの前記ボール
スタッドに対して位置固定な部材に当接する係止部を形
成すれば、インサート成形時にボールシートに形成した
係止部が金型などに当接して当該ボールシートを固定す
るため、成形時のボールシートの位置ずれが防止できる
。しかも、インサート成形後においては、ボールシート
に形成した係止部がハウジングを構成する合成樹脂と係
合することとなり、これによってボールシートはハウジ
ングにさらに強固に固定される。
スタッドに対して位置固定な部材に当接する係止部を形
成すれば、インサート成形時にボールシートに形成した
係止部が金型などに当接して当該ボールシートを固定す
るため、成形時のボールシートの位置ずれが防止できる
。しかも、インサート成形後においては、ボールシート
に形成した係止部がハウジングを構成する合成樹脂と係
合することとなり、これによってボールシートはハウジ
ングにさらに強固に固定される。
(発明の詳細な説明)
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
まず最初に、第1の発明の実施例について説明する。
第1図は第1の発明の実施例に係るボールジヨイントを
示す平面図、第2図は同実施例の一部破断側面図、第3
図は第1図の■−■線に沿う拡大断面図、第4〜5図は
同実施例の製造工程を説明する断面図である。
示す平面図、第2図は同実施例の一部破断側面図、第3
図は第1図の■−■線に沿う拡大断面図、第4〜5図は
同実施例の製造工程を説明する断面図である。
ボールジヨイント
第1の発明の実施例に係るボールジヨイントは、ボール
スタッド2と、当該ボールスタッド2を収容するハウジ
ング1と、これらボールスタッド2とハウジング1との
間に介装されるボールシート4から構成されており、さ
らにボールスタッド2とハウジングlとの間にはダスト
カバー9が取り付けられている。
スタッド2と、当該ボールスタッド2を収容するハウジ
ング1と、これらボールスタッド2とハウジング1との
間に介装されるボールシート4から構成されており、さ
らにボールスタッド2とハウジングlとの間にはダスト
カバー9が取り付けられている。
前記ボールスタッド2は、金属材料からなり、その一端
には球面形状の球頭部3が形成され、また他端には他部
材と連結するためのネジ10を有する軸部6が形成され
ている。さらに、ボールスタッド2の中央部分には、後
述するダストカバー9を係止するだめの環状凸部26が
形成されている。
には球面形状の球頭部3が形成され、また他端には他部
材と連結するためのネジ10を有する軸部6が形成され
ている。さらに、ボールスタッド2の中央部分には、後
述するダストカバー9を係止するだめの環状凸部26が
形成されている。
なお、本実施例に示すような軸部6の形状は種々に変更
することができ、特に第2図に示す形状に限定されるこ
とはない。例えば、軸部6の他端に形成する連結手段は
、ネジlO以外の手段であっても良い。
することができ、特に第2図に示す形状に限定されるこ
とはない。例えば、軸部6の他端に形成する連結手段は
、ネジlO以外の手段であっても良い。
前記ボールシート4は、ポリアセタール樹脂からなり、
射出成形によって成形される。そして、ボールシート4
の内面は、前記ボールスタッド2の球頭部3の外周面に
対応した球面形状であって、球頭部3より僅かに大きく
形成されている。なお、ボールシート4の外面に複数の
凹凸部を形成して後述するハウジング1との固着性を向
上させることが好ましい。また、ボールシート4を構成
する合成樹脂は、ポリアセタールに限定されることはな
く、弾性収縮性を有する材料であれば良い。このような
ボールシート4に適用し得る合成樹脂としては、ポリア
セタール(POM)の他にポリアミド(PA)、ポリエ
チレン(PIE)、ポリテトラフルオロエチレン(PT
[’E)などが挙げられる。
射出成形によって成形される。そして、ボールシート4
の内面は、前記ボールスタッド2の球頭部3の外周面に
対応した球面形状であって、球頭部3より僅かに大きく
形成されている。なお、ボールシート4の外面に複数の
凹凸部を形成して後述するハウジング1との固着性を向
上させることが好ましい。また、ボールシート4を構成
する合成樹脂は、ポリアセタールに限定されることはな
く、弾性収縮性を有する材料であれば良い。このような
ボールシート4に適用し得る合成樹脂としては、ポリア
セタール(POM)の他にポリアミド(PA)、ポリエ
チレン(PIE)、ポリテトラフルオロエチレン(PT
[’E)などが挙げられる。
このように、本実施例のボールシート4は、球頭部3の
外周面より僅かに大きく形成することによって、従来ボ
ールスタッド2のハウジング1からの脱落荷重を改善し
た際に生じる組付性の低下という問題を解消することが
できる。すなわち、球頭部3にボールシート4を組み付
ける際には、ボールシート4の方が大きく形成されてお
り、しかも合成樹脂であることから少なくとも弾性を有
しているので、容易に組付を行なうことができるのであ
る。一方、このボールシート4を組み付けたボールスタ
ッド2をハウジング1に組み付ける際に、ハウジングl
が収縮することによりボールシート4を圧縮している。
外周面より僅かに大きく形成することによって、従来ボ
ールスタッド2のハウジング1からの脱落荷重を改善し
た際に生じる組付性の低下という問題を解消することが
できる。すなわち、球頭部3にボールシート4を組み付
ける際には、ボールシート4の方が大きく形成されてお
り、しかも合成樹脂であることから少なくとも弾性を有
しているので、容易に組付を行なうことができるのであ
る。一方、このボールシート4を組み付けたボールスタ
ッド2をハウジング1に組み付ける際に、ハウジングl
が収縮することによりボールシート4を圧縮している。
一方、ボールスタッド2の脱落荷重は、ハウジング開口
径により維持するようにしている。
径により維持するようにしている。
前記ハウジング1には、ボールスタッド2及びボールシ
ート4を収容する内室5が形成され、この内室5に連続
してボールスタッド2の軸部6が揺動し得るように開口
部7が形成されている。この内室5は、前記ボールシー
ト4を固着すると共に、当該ボールシート4をその外面
から把持することによりこのボールシート4の内面と摺
接する球頭部3を強固に保持する機能を有している。ハ
ウジング1を構成する樹脂としては、ポリプロピレンに
無機フィラー、例えばガラス繊維などを混入した複合材
料が適している。
ート4を収容する内室5が形成され、この内室5に連続
してボールスタッド2の軸部6が揺動し得るように開口
部7が形成されている。この内室5は、前記ボールシー
ト4を固着すると共に、当該ボールシート4をその外面
から把持することによりこのボールシート4の内面と摺
接する球頭部3を強固に保持する機能を有している。ハ
ウジング1を構成する樹脂としては、ポリプロピレンに
無機フィラー、例えばガラス繊維などを混入した複合材
料が適している。
なお、この材料の他にも、射出成形が可能であって製品
強度を満足し得る材料であれば良く、例えば、コストを
考慮すればポリプロピレン、ポリアミドが適しており、
強度の向上を図る場合には、ポリプロピレンあるいはポ
リアミドにガラス繊維等のフィラーを混入した材料を選
択することができる。
強度を満足し得る材料であれば良く、例えば、コストを
考慮すればポリプロピレン、ポリアミドが適しており、
強度の向上を図る場合には、ポリプロピレンあるいはポ
リアミドにガラス繊維等のフィラーを混入した材料を選
択することができる。
また、ハウジング1の外周面には、ダストカバー9を保
持するための凹部12が環状に穿設されており、ダスト
カバー9の下端がリング13によって固定されている。
持するための凹部12が環状に穿設されており、ダスト
カバー9の下端がリング13によって固定されている。
このダストカバー9は、ノ\ウジング1に形成された開
口部7からボールシート4とボールスタッド2との摺動
部分へ水あるいは塵埃等がd入を防止するためのもので
あり、上端はボールスタッド2の軸部6に嵌入されてい
る。なお、本発明にあっては、リング13を省略するこ
ともでき、またダストカバー9そのものを省略すること
も可能である。
口部7からボールシート4とボールスタッド2との摺動
部分へ水あるいは塵埃等がd入を防止するためのもので
あり、上端はボールスタッド2の軸部6に嵌入されてい
る。なお、本発明にあっては、リング13を省略するこ
ともでき、またダストカバー9そのものを省略すること
も可能である。
ボールジヨイントの製造方法
上述したボールジヨイントを製造する方法について説明
する。
する。
まず、予めボールシート4を射出成形などによって成形
しておき、第4図に示すように、これをボールスタッド
2の球頭部3に嵌入して組み付ける。このとき、同図に
示すように、ボールシート4の開口径すは、ボールスタ
ッド2の球頭部3の外径Aに対して、 (A−b)/A=0.04 程度に近似させているため、容易に組付を行なうことが
できる。これは、ハウジング1を構成する合成樹脂を当
該ボールシート4の組付工程の後に行ない、かつその場
合に、ハウジング1の開口部7の径によりボールスタッ
ド2の抜は止め性を確保することができるためである。
しておき、第4図に示すように、これをボールスタッド
2の球頭部3に嵌入して組み付ける。このとき、同図に
示すように、ボールシート4の開口径すは、ボールスタ
ッド2の球頭部3の外径Aに対して、 (A−b)/A=0.04 程度に近似させているため、容易に組付を行なうことが
できる。これは、ハウジング1を構成する合成樹脂を当
該ボールシート4の組付工程の後に行ない、かつその場
合に、ハウジング1の開口部7の径によりボールスタッ
ド2の抜は止め性を確保することができるためである。
これに加え、ボールシート4の開口径すをボールシート
4の内径aに対して、 (a−b)/a=0.04 程度に近似させているため、当該ボールシート4を成形
する際には、アンダーカットが存在するにも拘らず、型
抜きが容易となる。
4の内径aに対して、 (a−b)/a=0.04 程度に近似させているため、当該ボールシート4を成形
する際には、アンダーカットが存在するにも拘らず、型
抜きが容易となる。
次に、このボールシート4を取り付けたボールスタッド
2を、第5図に示すように金型11(下型11a)の所
定位置に設置した後に、金型11(上型11b)を下型
11aに型締めし、これによって形成された空間14内
に/%ウジング1を構成する合成樹脂を射出する。なお
、第3図に示す金型11の構成は、ボールジヨイントの
形状等によって適宜選択し得るものであり、したがって
、同図に示す金型形状に限定されるものではない。
2を、第5図に示すように金型11(下型11a)の所
定位置に設置した後に、金型11(上型11b)を下型
11aに型締めし、これによって形成された空間14内
に/%ウジング1を構成する合成樹脂を射出する。なお
、第3図に示す金型11の構成は、ボールジヨイントの
形状等によって適宜選択し得るものであり、したがって
、同図に示す金型形状に限定されるものではない。
このように構成した本実施例にあっては、予めボールシ
ートの厚みを選定し、合成樹脂材料から成形したボール
シート4をボールスタッド2の球頭部3に遊嵌し、次い
でこのボールシート4を取り付けだボールスタッド2を
金型11にセットしてインサート成形によりハウジング
1を一体成形するため、ハウジング1の成形時にハウジ
ングを構成する合成樹脂に圧縮されてボールシート4が
収縮して球頭部3の外周面に対応した形状となると共ニ
、当該ボールシート4をハウジング1を構成する合成樹
脂によって固定することができ、ボールスタッドの最適
揺摺動トルクを設定することができる。また、ボールス
タッド2の組付作業性は前述したインサート成形により
格段に向上し、脱落荷重はハウジングの開口径を選択す
ることにより抜は防止を図っている。したがって、脱落
荷重及び組付作業性の両面において優れたボールジヨイ
ントを得ることができる。
ートの厚みを選定し、合成樹脂材料から成形したボール
シート4をボールスタッド2の球頭部3に遊嵌し、次い
でこのボールシート4を取り付けだボールスタッド2を
金型11にセットしてインサート成形によりハウジング
1を一体成形するため、ハウジング1の成形時にハウジ
ングを構成する合成樹脂に圧縮されてボールシート4が
収縮して球頭部3の外周面に対応した形状となると共ニ
、当該ボールシート4をハウジング1を構成する合成樹
脂によって固定することができ、ボールスタッドの最適
揺摺動トルクを設定することができる。また、ボールス
タッド2の組付作業性は前述したインサート成形により
格段に向上し、脱落荷重はハウジングの開口径を選択す
ることにより抜は防止を図っている。したがって、脱落
荷重及び組付作業性の両面において優れたボールジヨイ
ントを得ることができる。
次に、第2の発明の実施例について説明する。
第6図は第2発明の実施例に係るボールジヨイントであ
って第1図のVI−VI線に沿う拡大断面図、第7図は
同実施例のボールシートを示す平面図、第8図は第7図
の■−■線に沿う断面図、第9〜10図は同実施例の製
造工程を説明する断面図、第11〜13図は第2の発明
の他の実施例を示すボールシートの半断面図である。
って第1図のVI−VI線に沿う拡大断面図、第7図は
同実施例のボールシートを示す平面図、第8図は第7図
の■−■線に沿う断面図、第9〜10図は同実施例の製
造工程を説明する断面図、第11〜13図は第2の発明
の他の実施例を示すボールシートの半断面図である。
ボールジヨイント
本実施例のボールジヨイントは、ボールスタッド2と、
当該ボールスタッド2を収容するハウジング1と、これ
らボールスタッド2とハウジング1との間に介装される
ボールシート4から構成しており、さらにボールスタッ
ド2とハウジングlとの間にダストカバー9を取り付け
ている点は前述した第1の発明と同じである。
当該ボールスタッド2を収容するハウジング1と、これ
らボールスタッド2とハウジング1との間に介装される
ボールシート4から構成しており、さらにボールスタッ
ド2とハウジングlとの間にダストカバー9を取り付け
ている点は前述した第1の発明と同じである。
本実施例に係るボールスタッド2も、金属材料からなり
、その一端には球面形状の球頭部3を形成し、また他端
には他部材と連結するためのネジlOを有する軸部6を
形成している。また、このボールスタッド2の中央部分
に、上述したダストカバー9を係止するために、第1の
発明に言う環状凸部26の代わりに、ナツト27を螺合
している。なお、本実施例にあっても、軸部6の形状は
種々に変更することができ、特に第6図に示す形状に限
定されることはない。
、その一端には球面形状の球頭部3を形成し、また他端
には他部材と連結するためのネジlOを有する軸部6を
形成している。また、このボールスタッド2の中央部分
に、上述したダストカバー9を係止するために、第1の
発明に言う環状凸部26の代わりに、ナツト27を螺合
している。なお、本実施例にあっても、軸部6の形状は
種々に変更することができ、特に第6図に示す形状に限
定されることはない。
本実施例に係るボールシート4は、第1の発明と同様、
ポリアセタール樹脂からなり、予め射出成形によって成
形する。このときのボールシート4の内面は、ボールス
タッド2の球頭部3の外周面に対応した球面形状であっ
て、球頭部3より僅かに大きく形成することが好ましい
。具体例を示せば、第9図に示すボールスタッド2の球
頭部3の最大直径Aと当該ボールシート4の最大内径a
との間には、ハウジングを構成する合成樹脂をポリプロ
ピレン、Di = 18mm、ボールシートの板厚を2
mmとした場合、 (a−A)51.2mm となることが好ましい。ただし、この値は、ハウジング
1を構成する合成樹脂の収縮率によって相違する。
ポリアセタール樹脂からなり、予め射出成形によって成
形する。このときのボールシート4の内面は、ボールス
タッド2の球頭部3の外周面に対応した球面形状であっ
て、球頭部3より僅かに大きく形成することが好ましい
。具体例を示せば、第9図に示すボールスタッド2の球
頭部3の最大直径Aと当該ボールシート4の最大内径a
との間には、ハウジングを構成する合成樹脂をポリプロ
ピレン、Di = 18mm、ボールシートの板厚を2
mmとした場合、 (a−A)51.2mm となることが好ましい。ただし、この値は、ハウジング
1を構成する合成樹脂の収縮率によって相違する。
本発明の特徴は、以下の点にある。
すなわち、本実施例に係るボールシート4にあっては、
第6〜8図に示すように、ボールシート4の開口縁に4
つの突起からなる係止部8を一体的に成形している。こ
の突起8の形状は、第10図に示すように、ハウジング
l成形時におけるボールスタッド2のインサート型であ
る第1金型11aに当接するように構成している。
第6〜8図に示すように、ボールシート4の開口縁に4
つの突起からなる係止部8を一体的に成形している。こ
の突起8の形状は、第10図に示すように、ハウジング
l成形時におけるボールスタッド2のインサート型であ
る第1金型11aに当接するように構成している。
具体的に説明すれば、第10図に示す第1金型11aに
は、その中央にボールスタッド2の軸部6および球頭部
3の一部を挿入する孔16を穿設した隆起部17を形成
しており、ボールスタッド2にボールシート4を圧入し
た後に当該ボールスタッド2を第1金型11aに挿入し
た際に、ボールシート4に形成した係止部8が第1金型
11aの隆起部17の近傍にそれぞれ当接するようにな
っている。
は、その中央にボールスタッド2の軸部6および球頭部
3の一部を挿入する孔16を穿設した隆起部17を形成
しており、ボールスタッド2にボールシート4を圧入し
た後に当該ボールスタッド2を第1金型11aに挿入し
た際に、ボールシート4に形成した係止部8が第1金型
11aの隆起部17の近傍にそれぞれ当接するようにな
っている。
これは、前述したように予め成形されたボールシート4
はボールスタッド2に圧入された状態では未だ遊嵌した
状態であるため、ボールスタッド2の球頭部3に対して
ボールシート4の位置は定まらない。このような状態で
ハウジング1の射出成形を行なうと射出された樹脂の圧
力によってボールシート4がずれてしまい適正な位置に
インサート成形を行なうことができないためであって、
本実施例のように射出成形時におけるボールシート4に
対して位置固定となった第1金型11aにボールシート
4が位置決めされることによって当該ボールシート4の
位置ずれを防止しようとするものである。
はボールスタッド2に圧入された状態では未だ遊嵌した
状態であるため、ボールスタッド2の球頭部3に対して
ボールシート4の位置は定まらない。このような状態で
ハウジング1の射出成形を行なうと射出された樹脂の圧
力によってボールシート4がずれてしまい適正な位置に
インサート成形を行なうことができないためであって、
本実施例のように射出成形時におけるボールシート4に
対して位置固定となった第1金型11aにボールシート
4が位置決めされることによって当該ボールシート4の
位置ずれを防止しようとするものである。
しかも、この係止部8は、ハウジング1を成形した後に
おけるボールシート4のハウジング1への係合作用を発
揮することとなる。
おけるボールシート4のハウジング1への係合作用を発
揮することとなる。
ここで、係止部8はハウジングlを構成する合成樹脂に
より包み込むような位置に形成することが好ましく、仮
に、ハウジングの開口部7に露呈するように当該係止部
8を形成すると、応力集中し易く、亀裂、破損の原因と
なることから注意を要する。また、スライド型15に係
止部8が当接して位置決めする構成を採ると、ボールシ
ート4が位置ずれを生じた状態でインサートされた場合
に、スライド型が係止部8を潰してしまう虞れがあるた
め、この点にも注意を要する。
より包み込むような位置に形成することが好ましく、仮
に、ハウジングの開口部7に露呈するように当該係止部
8を形成すると、応力集中し易く、亀裂、破損の原因と
なることから注意を要する。また、スライド型15に係
止部8が当接して位置決めする構成を採ると、ボールシ
ート4が位置ずれを生じた状態でインサートされた場合
に、スライド型が係止部8を潰してしまう虞れがあるた
め、この点にも注意を要する。
このように、本発明に言う係止部8の形状は上述した実
施例に限定されることなく種々に改変することが可能で
ある。具体例としてボールシート4に形成する係止部8
の他の実施例を第11〜13図に半断面図にて示す。
施例に限定されることなく種々に改変することが可能で
ある。具体例としてボールシート4に形成する係止部8
の他の実施例を第11〜13図に半断面図にて示す。
第11図に示すボールシート4は、上述した実施例の突
起部をボールシート4の開口縁近傍の外周に設けた環状
突起18、およびこの環状突起18に穿設した通孔19
に置き換えた例である。この環状突起18は、第10図
に示すスライド型15に当接して当該ボールシート4の
位置決め作用を行なう一方、環状突起18に穿設した通
孔19は、ハウジング1成形後のボールシート4のハウ
ジング1への係合作用とを行なう。なお、本実施例にお
ける突起は環状に限定されることなく、部分的な突起で
あっても良い。
起部をボールシート4の開口縁近傍の外周に設けた環状
突起18、およびこの環状突起18に穿設した通孔19
に置き換えた例である。この環状突起18は、第10図
に示すスライド型15に当接して当該ボールシート4の
位置決め作用を行なう一方、環状突起18に穿設した通
孔19は、ハウジング1成形後のボールシート4のハウ
ジング1への係合作用とを行なう。なお、本実施例にお
ける突起は環状に限定されることなく、部分的な突起で
あっても良い。
また、第12図に示すボールシート4は、ボールシート
4の底壁に第10図に示す第2金型11bに係合する突
起部20を形成し、ボールスタッド2のインサート時に
おけるボールシート4の位置決め作用を行ない、さらに
ボールシート4外表面の表面粗度を大きくするように凹
凸21を形成してハウジング1成形後のボールシート4
のハウジング1への係合作用とを行なう。
4の底壁に第10図に示す第2金型11bに係合する突
起部20を形成し、ボールスタッド2のインサート時に
おけるボールシート4の位置決め作用を行ない、さらに
ボールシート4外表面の表面粗度を大きくするように凹
凸21を形成してハウジング1成形後のボールシート4
のハウジング1への係合作用とを行なう。
一方、第13図に示すボールシート4は、ボールシート
4の開口縁近傍に複数の通孔22を穿設してハウジング
l成形後のボールシート4のハウジング1への係合作用
を行なうようにしたものであり、本実施例のように、ボ
ールスタッド2のインサート時におけるボールシート4
の位置決め作用を省略することも可能である。
4の開口縁近傍に複数の通孔22を穿設してハウジング
l成形後のボールシート4のハウジング1への係合作用
を行なうようにしたものであり、本実施例のように、ボ
ールスタッド2のインサート時におけるボールシート4
の位置決め作用を省略することも可能である。
ボールシート4を構成する合成樹脂は、第1の発明と同
様に、ポリアセタール(POM)の他にポリアミド(P
A) 、ポリエチレン(PE)、ポリテトラフルオロエ
チレン(PTFE)などが挙げられる。
様に、ポリアセタール(POM)の他にポリアミド(P
A) 、ポリエチレン(PE)、ポリテトラフルオロエ
チレン(PTFE)などが挙げられる。
このように、本実施例のボールシート4は、球頭部3の
外周面より僅かに大きく形成することによって、従来ボ
ールスタッド2のハウジング1からの脱落荷重を改善し
た際に生じる組付性の低下という問題を解消することが
できる。すなわち、球頭部3にボールシート4を組み付
ける際には、ボールシート4の方が大きく形成されてお
り、しかも合成樹脂であることから少なくとも弾性を有
しているので、容易に組付を行なうことができるのであ
る。一方、このボールシート4を組み付けたボールスタ
ッド2をハウジング1に組み付ける際に、ハウジングl
が収縮することによりボールシート4を圧縮している。
外周面より僅かに大きく形成することによって、従来ボ
ールスタッド2のハウジング1からの脱落荷重を改善し
た際に生じる組付性の低下という問題を解消することが
できる。すなわち、球頭部3にボールシート4を組み付
ける際には、ボールシート4の方が大きく形成されてお
り、しかも合成樹脂であることから少なくとも弾性を有
しているので、容易に組付を行なうことができるのであ
る。一方、このボールシート4を組み付けたボールスタ
ッド2をハウジング1に組み付ける際に、ハウジングl
が収縮することによりボールシート4を圧縮している。
一方、ボールスタッド2の脱落荷重は、ハウジング開口
径により維持するようにしている。
径により維持するようにしている。
なお、第6〜8図に示す「25」は、ボールシート4を
ボールスタッド2に圧入する際に当該ボールシート2と
球頭部3との間に供給するグリス貯溜部であり、このグ
リスによってボールスタッド2の揺動作用をさらに円滑
なものとしている。ただし、このようなグリスの供給は
必ずしも本発明に必須のものではなく、本発明に係るボ
ールジヨイントの用途に応じて適宜選択すれば良い。
ボールスタッド2に圧入する際に当該ボールシート2と
球頭部3との間に供給するグリス貯溜部であり、このグ
リスによってボールスタッド2の揺動作用をさらに円滑
なものとしている。ただし、このようなグリスの供給は
必ずしも本発明に必須のものではなく、本発明に係るボ
ールジヨイントの用途に応じて適宜選択すれば良い。
本実施例に係るハウジング1には、ボールスタッド2及
びボールシート4を収容する内室5が形成され、この内
室5に連続してボールスタッド2の軸部6が揺動し得る
ように開口部7が形成されている。この内室5は、前記
ボールシート4を固着すると共に、当該ボールシート4
をその外面から把持することによりこのボールシート4
の内面と摺接する球頭部3を強固に保持する機能を有し
ている。ハウジング1を構成する樹脂としては、ポリプ
ロピレンに無機フィラー、例えばガラス繊維などを混入
した複合材料が適している。なお、この材料の他にも、
ポリプロピレンのみによりハウジングを構成することも
できる。
びボールシート4を収容する内室5が形成され、この内
室5に連続してボールスタッド2の軸部6が揺動し得る
ように開口部7が形成されている。この内室5は、前記
ボールシート4を固着すると共に、当該ボールシート4
をその外面から把持することによりこのボールシート4
の内面と摺接する球頭部3を強固に保持する機能を有し
ている。ハウジング1を構成する樹脂としては、ポリプ
ロピレンに無機フィラー、例えばガラス繊維などを混入
した複合材料が適している。なお、この材料の他にも、
ポリプロピレンのみによりハウジングを構成することも
できる。
なお、この材料の他にも、射出成形が可能であって製品
強度を満足し得る材料であれば良く、例えば、コストを
考慮すればポリプロピレン、ポリアミドが適しており、
強度の向上を図る場合には、ポリプロピレンあるいはポ
リアミドにガラス繊維等のフィラーを混入した材料を選
択することができる。
強度を満足し得る材料であれば良く、例えば、コストを
考慮すればポリプロピレン、ポリアミドが適しており、
強度の向上を図る場合には、ポリプロピレンあるいはポ
リアミドにガラス繊維等のフィラーを混入した材料を選
択することができる。
また、ハウジング1の外周面には、ダストカバ−を保持
するための凹部12が環状に穿設されており、ダストカ
バー9の下端がリング(不図示)によって固定される。
するための凹部12が環状に穿設されており、ダストカ
バー9の下端がリング(不図示)によって固定される。
このダストカバー9は、ハウジング1に形成された開口
部7からボールシート4とボールスタッド2との摺動部
分へ水あるいは塵埃等が侵入を防止するためのものであ
り、上端はボールスタッド2の軸部6に嵌入されている
。
部7からボールシート4とボールスタッド2との摺動部
分へ水あるいは塵埃等が侵入を防止するためのものであ
り、上端はボールスタッド2の軸部6に嵌入されている
。
なお、本発明にあってはこのダストカバーを省略するこ
とも可能である。
とも可能である。
ボールジヨイントの製造方法
上述したボールジヨイントを製造する方法について説明
する。
する。
まず、第9図に示すように、予め射出成形などによって
成形しておいたボールシート4にグリスを供給し、これ
をボールスタッド2の球頭部3に圧入して組み付ける。
成形しておいたボールシート4にグリスを供給し、これ
をボールスタッド2の球頭部3に圧入して組み付ける。
このとき、同図に示すように、ボールシート4の開口径
すは、ボールスタ・ソド2の球頭部3の外径Aに対して
、 (A−b)/A=0.04 程度に近似させているため、容易に組付を行なうことが
できる。これは、ハウジング1を構成する合成樹脂を当
該ボールシート4の組付工程の後に行ない、かつその場
合に、ハウジング1の開口部7の径によりボールスタッ
ド2の抜は止め性を確保することができるためである。
すは、ボールスタ・ソド2の球頭部3の外径Aに対して
、 (A−b)/A=0.04 程度に近似させているため、容易に組付を行なうことが
できる。これは、ハウジング1を構成する合成樹脂を当
該ボールシート4の組付工程の後に行ない、かつその場
合に、ハウジング1の開口部7の径によりボールスタッ
ド2の抜は止め性を確保することができるためである。
これに加え、ボールシート4の開口径すをボールシート
4の内径aに対して、 (a−b)/a=0.04 程度に近似させているため、当該ボールシート4を成形
する際には、アンダーカットが存在するにも拘らず、型
抜きが容易となる。
4の内径aに対して、 (a−b)/a=0.04 程度に近似させているため、当該ボールシート4を成形
する際には、アンダーカットが存在するにも拘らず、型
抜きが容易となる。
次に、このボールシート4を取り付けたボールスタッド
2の軸部6を、第10図に示すように第1金型11aの
孔16に挿入して球頭部3を隆起部17に当接させた後
に、第1金型11aと第2金型11bとを型締めする。
2の軸部6を、第10図に示すように第1金型11aの
孔16に挿入して球頭部3を隆起部17に当接させた後
に、第1金型11aと第2金型11bとを型締めする。
同時に、両金型11a、llbの間に位置し当該ボール
ジヨイントに対して近接離間移動するスライド型15を
ボールジヨイントに対して近接させる。これによって形
成された空間14内に、第2金型11bに形成されたゲ
ート24からハウジング1を構成する合成樹脂を射出す
る。
ジヨイントに対して近接離間移動するスライド型15を
ボールジヨイントに対して近接させる。これによって形
成された空間14内に、第2金型11bに形成されたゲ
ート24からハウジング1を構成する合成樹脂を射出す
る。
なお、第10図に示す金型の構成は、ボールジヨイント
の形状等によって適宜選択し得るものであり、したがっ
て、同図に示す金型形状に限定されるものではない。
の形状等によって適宜選択し得るものであり、したがっ
て、同図に示す金型形状に限定されるものではない。
このように構成した本実施例にあっては、予めボールシ
ートの厚みを選定し、合成樹脂材料から成形したボール
シート4をボールスタッド2の球頭部3に遊嵌し、次い
でこのボールシート4を取り付けたボールスタッド2を
金型8にセットしてインサート成形によりハウジングl
を一体成形するため、ハウジング1の成形時にハウジン
グを構成する合成樹脂に圧縮されてボールシート4が収
縮して球頭部3の外周面に対応した形状となると共に、
当該ボールシート4をハウジング1を構成する合成樹脂
によって固定することができ、ボールスタッドの最適揺
摺動トルクを設定することができる。また、ボールスタ
ッド2の組付作業性は前述したインサート成形により格
段に向上し、脱落荷重はハウジングの開口径を選択する
ことにより抜は防止を図っている。したがって、脱落荷
重及び組付作業性の両面において優れたボールジヨイン
トを得ることができる。
ートの厚みを選定し、合成樹脂材料から成形したボール
シート4をボールスタッド2の球頭部3に遊嵌し、次い
でこのボールシート4を取り付けたボールスタッド2を
金型8にセットしてインサート成形によりハウジングl
を一体成形するため、ハウジング1の成形時にハウジン
グを構成する合成樹脂に圧縮されてボールシート4が収
縮して球頭部3の外周面に対応した形状となると共に、
当該ボールシート4をハウジング1を構成する合成樹脂
によって固定することができ、ボールスタッドの最適揺
摺動トルクを設定することができる。また、ボールスタ
ッド2の組付作業性は前述したインサート成形により格
段に向上し、脱落荷重はハウジングの開口径を選択する
ことにより抜は防止を図っている。したがって、脱落荷
重及び組付作業性の両面において優れたボールジヨイン
トを得ることができる。
また、インサート成形時にボールシート4に形成した係
止部8が金型に当接して当該ボールシート4を固定する
ため、成形時のボールシート4の位置ずれを防止するこ
とができる。さらに、インサート成形後においては、ボ
ールシート4に形成した係止部8がハウジング1を構成
する合成樹脂と係合することとなり、これによってボー
ルシート4はハウジング1に強固に固定される。
止部8が金型に当接して当該ボールシート4を固定する
ため、成形時のボールシート4の位置ずれを防止するこ
とができる。さらに、インサート成形後においては、ボ
ールシート4に形成した係止部8がハウジング1を構成
する合成樹脂と係合することとなり、これによってボー
ルシート4はハウジング1に強固に固定される。
なお、上述した実施例においては、第1〜2図に示すよ
うなボールジヨイントについて本発明を説明したが、本
発明はこのような形状に限定されることなく、種々のボ
ールジヨイントに適用することができる。
うなボールジヨイントについて本発明を説明したが、本
発明はこのような形状に限定されることなく、種々のボ
ールジヨイントに適用することができる。
(発明の効果)
以上述べたように本発明によれば、本来ボールジヨイン
トが要求される摺動性を何ら低下させることなく、離脱
荷重が大きく、生産性に優れ、しかもコスト的に有利で
、しかもボールシートの位置ずれを防止し得るボールジ
ヨイントを提供することができる。
トが要求される摺動性を何ら低下させることなく、離脱
荷重が大きく、生産性に優れ、しかもコスト的に有利で
、しかもボールシートの位置ずれを防止し得るボールジ
ヨイントを提供することができる。
第1図は第1の発明の実施例に係るボールジヨイントを
示す平面図、第2図は同実施例の一部破断側面図、第3
図は第1図の■−■線に沿う拡大断面図、第4〜5図は
同実施例の製造工程を説明する断面図、 第6図は第2発明の実施例に係るボールジヨイントであ
って第1図のVI−VI線に沿う拡大断面図、第7図は
同実施例のボールシートを示す平面図、第8図は第7図
の■−■線に沿う断面図、第9〜10図は同実施例の製
造工程を説明する断面図、第11〜13図は第2の発明
の他の実施例を示すボールシートの半断面図、 第14図は従来のボールジヨイントを示す断面図である
。 1・・・ハウジング、 2・・・ボールスタッド
、3・・・球頭部、 4・・・ボールシート、
5・・・内室、 7・・・開口部、
示す平面図、第2図は同実施例の一部破断側面図、第3
図は第1図の■−■線に沿う拡大断面図、第4〜5図は
同実施例の製造工程を説明する断面図、 第6図は第2発明の実施例に係るボールジヨイントであ
って第1図のVI−VI線に沿う拡大断面図、第7図は
同実施例のボールシートを示す平面図、第8図は第7図
の■−■線に沿う断面図、第9〜10図は同実施例の製
造工程を説明する断面図、第11〜13図は第2の発明
の他の実施例を示すボールシートの半断面図、 第14図は従来のボールジヨイントを示す断面図である
。 1・・・ハウジング、 2・・・ボールスタッド
、3・・・球頭部、 4・・・ボールシート、
5・・・内室、 7・・・開口部、
Claims (3)
- (1)一端に球頭部(3)を有するボールスタッド(2
)と、前記球頭部(3)の外周を包含して当該球頭部(
3)と摺動する合成樹脂からなるボールシート(4)と
、当該ボールシート(4)の外周面に対応した形状の内
室(5)を有し前記ボールシート(4)を固定する合成
樹脂からなるハウジング(1)とを備えたボールジョイ
ント。 - (2)前記ボールシート(4)に、成形金型(11)な
どの前記ボールスタッド(2)に対して位置固定な部材
に当接する係止部(8)を形成したことを特徴とする請
求項1記載のボールジョイント。 - (3)ボールスタッド(2)の一端に形成された球頭部
(3)に合成樹脂からなるボールシート(4)を遊嵌し
た後に、当該ボールスタッド(4)を樹脂成形用金型(
11)の所定位置に設置して、前記ボールスタッド(2
)の他端に形成された軸部(6)が揺動し得る開口部(
7)を有するハウジング(1)を合成樹脂により一体成
形してなるボールジョイントの製造方法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26868489A JPH039113A (ja) | 1989-03-22 | 1989-10-16 | ボールジョイント及びその製造方法 |
US07/496,450 US5092703A (en) | 1989-03-22 | 1990-03-20 | Ball joint and method of manufacturing the same |
GB9006458A GB2230295B (en) | 1989-03-22 | 1990-03-22 | Ball joint and method of manufacturing the same |
DE4009156A DE4009156A1 (de) | 1989-03-22 | 1990-03-22 | Kugelgelenk und verfahren zu seiner herstellung |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6753589 | 1989-03-22 | ||
JP1-67535 | 1989-03-22 | ||
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