JPH0386420A - 切断機の可動刃本体保持構造 - Google Patents

切断機の可動刃本体保持構造

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JPH0386420A
JPH0386420A JP22383189A JP22383189A JPH0386420A JP H0386420 A JPH0386420 A JP H0386420A JP 22383189 A JP22383189 A JP 22383189A JP 22383189 A JP22383189 A JP 22383189A JP H0386420 A JPH0386420 A JP H0386420A
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blade
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JP22383189A
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Shingo Murakami
村上 心悟
Kazuaki Mori
一明 森
Yasuo Harasaki
原崎 康夫
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Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、打撃式切断機に代表される高速シャー切断機
に関し、特に可動刃本体の切刃部分を超硬合金で構成し
た場合の軸方向への抜け出しを防止できるようにした可
動刃本体の保持構造の改善に関する。
〔従来の技術〕
上記打撃式切断機は、固定刃と、上下移動可能の可動刃
とを対向させて配置し、両刃の貫通穴内に被切断材を挿
入し、この状態で可動刃を打撃力で高速移動させること
により、被切断材を剪断。
破断の組み合わせによって切断する装置である。
従来の打撃式切断機の一例として第7図ないし第9図に
示すものがある。
図において、1は打撃式切断機であり、これは主として
架台2a上に固定されたベース2と、該ベース2上に配
設された固定刃3と、該固定刃3の位置決めを行う位置
決め部4と、上下動可能に配設された可動刃5と、被切
断材(以下ワークと記す)Wの切断長を規定する切断長
設定部6と、可動刃5に打撃力を作用させるとともに、
可動刃5の上下ストロークを規定する打撃装置(作動装
置)7とから構成されている。
上記固定刃3は、その軸心にガイド穴3aを有する円柱
状のもので、保持具3bを介して上記ベース2上に固定
されている。なお、3dはワークWの切断された部分を
排出するための圧縮空気通路である。また上記位置決め
部4は、ベース2に固定されたナツト部材4aにボルト
部材4bを螺挿してなり、該ボルト部材4bを回転させ
るとその先端が上記固定刃3を前進させるようになって
いる。
上記可動刃5は、ベース2上に保持具5aによって上下
動可能に保持されており、ホルダ8の中心部に形成され
た保持穴8aに可動刃本体9を焼き嵌めによって挿入固
定した構造になっている。
この可動刃本体9は、円板状のもので、軸心に貫通穴9
aが形成されており、その背面側にはU状の逃げ溝9b
が形成されている。また上記ホルダ8は矩形の平板状の
もので、上縁には凸部8bが形成され、上記保持穴8a
の縁部には上記逃げ溝9bに連続するように上方に延び
る逃げ溝8cが形成されている。この逃げ溝9b、8c
は、該可動刃5が下降した際に後述のストッパヘッドに
干渉するのを避けるためのものである。
上記切断長設定部6は、上記ベース2上に固定されたシ
リンダ10内にピストンロッド11を挿入し、該ロンド
ll内に検出ロッド12を軸方向に摺動可能に挿入し、
該検出ロッド12の前端にワークWの先端に当接して該
ワークWの位置決めを行うストッパヘッド13を固着し
た構造となっている。またピストンロッド11の後端に
は検出ロフト12の後端と対向するように近接スイッチ
14が配設されている。また上記ピストンロッド11の
後部にはナンド部材15が螺装されており、該ナツト部
材15−を回転させることによってピストンロフト11
の前進端位置を調整できるようになっている。
上記打撃装置7は、上記ホルダ8の凸部8bを打撃する
エアハンマ16と、エアシリンダ、油圧ダンパ等からな
るクソシヲン17とからなり、l亥りツション17は上
記ホルダ8を可動刃本体9の貫通穴9aがガイド穴3a
と一致する高さに支持するとともに、上記打撃力による
ホルダ8の下降ストロークを、打撃力を緩衝しながら所
定値に規制する。
上記従来の打撃式切断機1における切断作業時には、ワ
ークWを図示しない送り機構で前進させるとその先端が
ストッパヘッド13に当接し、核ヘッド13が検出ロッ
ド12と共に僅かに後退し、近接スイッチ14がワーク
検出信号を打撃装置7に出力する。するとエアハンマ1
6がホルダ8を打撃し、可動刃5が下降してワークWを
切断し、切断されたワークは圧縮空気通路3dからの高
圧空気によって可動刃5の背面側に排出される。またこ
のとき、ストッパヘッド13は可動刃5の逃げa9b、
8c内に位置しているから、可動刃5が下降してもこれ
に干渉することはない。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで上記従来の打撃式切断機lでは、可動刃本体9
は例えば5KH9等の高速度工具鋼を用いて構成されて
いるが、比較的短期間のうちに切刃部分、及び前端面が
摩耗し易く、そのため比較的頻繁に再研磨等の補修が必
要である。従って、耐摩耗性、耐衝撃性をさらに向上さ
せて上記補修の頻度を軽減することが生産性向上のため
に要請されている。
ここで上述の要請に応えるには、可動刃本体を耐摩耗性
、耐衝撃性の極めて高い材料、例えば超硬合金で構成す
ることが考えられる。しかし単に上記可動刃本体全体を
超硬合金製とした場合、超硬合金は元来その加工性が低
い、その材料コストが高い等の点から、コトス増の問題
が生じる。またホルダによる保持構造の如何によっては
、打撃時の振動によって可動刃本体がホルダから抜け出
てしまう懸念がある。
本発明は、上記要請に応えるためになされたもので、可
動刃本体の必要部分のみを超硬合金製とすることにより
、コスト増を抑制しながら再研磨作業の頻度を軽減でき
、かつ可動刃本体が抜け出してしまうこともない切断機
の可動刃本体保持構造を提供することを目的としている
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、固定刃と、可動刃本体をホルダで保持してな
る可動刃と、被切断材の切断長さを規定する位置決め部
材と、上記可動刃を被切断材と直角方向に移動させる作
動装置とを備えた切断機において、上記可動刃本体を、
貫通穴を有する超硬合金製の切刃と、該切刃をこれの一
方の軸方向への移動を阻止しながら保持する切刃保持部
材と、上記ホルダの保持穴内に嵌合挿入され、上記切刃
及び切刃保持部材の他方の軸方向への移動を阻止する押
さえ部材との3部品でNII威し、上記切刃保持部材と
ホルダ又は押さえ部材との間に該切刃保持部材の上記一
方の軸方向への移動を阻止する第1抜け止め手段を設け
るとともに、上記押さえ部材とホルダとの間に該押さえ
部材の上記他方の軸方向への移動を阻止する第2抜け止
め手段を設けたことを特徴とする可動刃本体保持構造で
ある。
ここで本発明において、可動刃を移動させる機構として
は、例えばエアハンマ等の打撃機構、あるいはクランク
機構等が採用できる。
また本発明における第1.第2抜け止め手段は、例えば
相互に係止する段部、サークリップ、かしめ、或いは後
述するメタルフロー法によって実現できる。
〔作用〕
本発明では、可動刃本体の切刃部分を超硬合金で構成し
たので、耐摩耗性、耐衝撃性を大幅に向上でき、再研磨
の必要性を軽減できる分だけ生産性を向上できる。
そして本発明では、可動刃本体を、切刃、切刃保持部材
、押さえ部材の3分1pJ構造としたので、高硬度の必
要な切刃部分のみを超硬合金で構成でき、可動刃本体全
体を超硬合金製とした場合に比較して超硬合金の使用量
が少なくて済み、また超硬合金部分に位置決め部材との
干渉を避ける逃げ溝を加工する必要がない分だけ加工が
容易であり、従ってコスト増を回避できる。また再研磨
が不能となった場合は、切刃及び切刃保持部材のみを交
換すればよく、この点からもコスト増を抑制できる。
また3分割構造としたので、切刃及び切刃保持部材を回
転させて装着角度位置を変えることにより、切刃の摩耗
していない部分で切断することができ、この点からも寿
命を延長できる。
さらにまた本発明では、切刃を切刃保持部材で一方の軸
方向への移動を阻止して保持するとともに、該切刃及び
切刃保持部材の他方の軸方向への移動を押さえ部材で阻
止し、さらに切刃保持部材及び押さえ部材の軸方向移動
を第1.第2抜け止め手段で阻止したので、いずれの部
品も軸方向に移動することはなく、可動刃本体の抜け出
しを防止できる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図について説明する。
第1図ないし第4図は本発明の第1実施例による打撃式
切断機の可動刃本体保持構造を説明するための図である
。本実施例構造は、可動刃及び切断長設定部のストッパ
ヘッド以外の部分は上記従来装置と基本的に同一構造で
あるので、以下、可動刃及びストッパヘッドについて説
明する。
図において、20は可動刃であり、これは可動刃本体2
9とこれを保持するホルダ22とから構成されている。
上記ホルダ22は例えば5KD61 (硬度HRC46
)製の略矩形の平板状のもので、その軸心には上記可動
刃本体29を保持するための円形の保持穴22aが形成
され、上縁には打撃装置によって打撃される凸部22b
が形成されている。
上記可動刃本体29は、切刃28と、これを保持する切
刃保持部材27と、該両部材28.27の軸方向移動を
阻止する押さえ部材21との3部品からなる3分割構造
になっている。
上記切刃28は、周期表第1Va、 Va+ Vla族
金属の炭化物粉末をFe、Co、Nt等の鉄系金属で焼
結結合してなる超硬合金製の円筒状のものである。この
切刃28の軸心には上記ワークWの先端が挿入される貫
通穴28aが形成されており、その外周の軸方向反固定
刃側(第1図右側〉には他の部分より大径の凸環部28
bが一体形成されている。
上記切刃保持部材27は、例えば上記ホルダ22と同一
材料からなる円板状のもので、その半径は該可動刃20
のストロークSより若干大きくなっている。この切刃保
持部材27の軸心には切刃保持穴27aが形成されてお
り、この保持穴27aの反固定刃側には他の部分より大
径の凹環部27bが形成されている。この切刃保持部材
27の、保持穴27aに上記切刃28が焼き嵌めによっ
て嵌合挿入されており、凹環部27bに上記凸環状部2
8bが挿入され、両者の段部同士が係止している。これ
により切刃28は固定刃側方向(一方の軸方向)への移
動が阻止されている。なお、切刃2日と切刃保持部材2
7との嵌合は常温圧入によってもよく、この場合は締め
代をできるだけ大きくとることが、打撃力への耐性を高
める上で望ましい。
また上記切刃保持部材27の外周部27cは上記ホルダ
22の保持穴22aの、他の部分より小径の内側端部(
固定刃側端部)22c内に圧入されている。またこの外
周部27cの反固定刃側には他の部分より大径の凸環部
27dが一体形成されており、該凸環部27dは上記保
持穴22aに圧入されている。そしてこの凸頂部27d
、上記内gg@部22cの段部同士が係止しており、こ
れにより、切刃保持部材27の固定刃側方向(一方の軸
方向)への移動を阻止する第1抜け止め手段32aが構
成されている。
上記押さえ部材21は、上記切刃保持部材27と同一材
料からなる円板状のものであり、上半部には後述するス
トッパヘッド25との干渉を避けるためのU状の逃げ溝
21aが形成されている。
この逃げ溝21aは上記切刃28の貫通穴28aの径よ
り若干幅広になっている。なお、21bは反固定刃側は
と大径のテーパ状に形成されたガイド穴であり、これは
切断されたワークを背面側に案内するためのものである
。そしてこの押さえ部材21は上記ホルダ22の保持穴
22aに圧入されている。
また上記押さえ部材21と切刃保持部材27との境界部
の、切刃保持部材27側にはビン穴27eが90度間隔
ごとに凹設され、押さえ部材21側には1つのビン穴2
1cが何れかのビン穴27eと対向するように凹設され
ており、該ピン穴内にはノックビン32が上記各部材2
7.21の両方に渡るように挿入されている。これによ
り、両者の相対的回転を防止でき、かつ上記ノックビン
32が挿入されるビン穴27eを変えることにより、切
刃28.切刃保持部材27の角度位置を変えることがで
きるや ここで上述のように切刃保持部材27.及び押さえ部材
21ば上記ホルダ22の保持穴22aの全長に渡って圧
入されているが、その締め代(各部材21.27の外径
から保持穴22a、内側端部22cの内径を引いた値−
圧入代)は、図示の領域Aにおける締め代が領域B、領
領域における締め代より大きくなっており、例えば領域
Aは締まり嵌めであるのに対してSJI域B、領域Cは
領域Aより締め代の小さい締まり嵌め、中間族め、ある
いは隙間嵌めに設定されている。
ここで上記領域Aは、切刃28のエツジ側、即ち打撃時
の衝撃荷重がそのまま作用する側の領域であり、また領
域Cは、上記逃げ溝28aが形成され、上記衝撃荷重は
ほとんど作用しない領域である。即ちより大きな衝撃荷
重が作用するeMkAの締め代をより大きくしている。
そして上記押さえ部材21とホルダ22とはその境界部
の背面側部分が、いわゆるワークパンチ式メタルフロー
法によって、例えば345C製の結合リング23を介し
て相互に結合されており、これにより押さえ部材21の
他方の軸方向への移動を阻止する第2抜け止め手段32
bが構成されている、なおこの結合法は本発明者等が開
発したものである(特願平1−21030号参照)、以
下上記結合部について詳述する。
押さえ部材21.ホルダ22の上記結合部には結合リン
グ23を挿入し、塑性変形させるための環状溝24が形
成されており、この環状溝24はホルダ22側に大きく
ずれている。なお、この環状溝24は押さえ部材21側
にずらせても、又は両者の中央に位置させても何れでも
よい、上記押さえ部材21.ホルダ22の環状溝構成面
である段部21h、22hにはV字状の周方向凹溝21
d、22dが3列づつ形成されている。さらに該凹溝部
分にはローレット加工により軸方向凹溝218.228
が周方向凹溝21d、22dと直交する方向に所定ピン
チごとに形成されており、また、上記各段部21h、2
2hの軸方向内側縁部には突起部21f、22fが一体
形成されている。
そして上記各凹溝に上記結合リング23の塑性変形部2
3aが流入嵌合しており、これにより押さえ部材21と
ホルダ22とが結合している。なお、上記凹溝21d、
22dの形状2列数はV字形。
3列に限定されないのは勿論である。
上記可動刃20の組立作業に当たっては、可動刃本体2
9を構成する切刃28.切刃保持部材27及び押さえ部
材21と、ホルダ22とを用意し、まず、切刃28を切
刃保持部材27に焼き嵌め(常温圧入でもよい)によっ
て嵌合挿入し、両者の段部を当接させる。この切刃28
が嵌合挿入された切刃保持部材27をホルダ22の保持
穴22a内に反固定刃側(第1図右側)から挿入する。
するとまず締め代の比較的小さい凸頂部27dが保持穴
22a内に圧入され、その後、締め代の大きい外周部2
7cが保持穴22aの内側端部22Cに圧入され、該凸
頂部27dが内側端部22Cの端部に係止する。
次に切刃保持部材27のビン穴27eにノックビン32
を挿入し、押さえ部材21を、これのピン穴21c内に
上記ノックビン32の突出端が挿入されるように位置合
わせして、ホルダ22の保持穴22a内に圧入する。す
るとこの押さえ部材21の先端面が上記切刃28.及び
切刃保持部材27の両部材の後端面に渡って当接し、こ
れにより該両部材の反固定刃側方向(他方の軸方向)へ
の移動を阻止する。
最後に上記切刃保持部材27.押さえ部材21が圧入さ
れたホルダ22を、下型30上に、上記環状溝24側が
上になるように載置し、セントする。そして、該環状溝
24内に結合リング23を嵌合挿入し、これの下端面2
3bを上記両突起部21f、22fに当接させる。この
結合リング23を上型31の突起部31aでさらに加圧
し、下降させる。すると上記下端面23bの外周縁、内
周縁部分はその下降が上記突起部21f、22fで阻止
されているので、塑性変形し、該塑性変形部23aが上
記結合用凹溝21d、22d、及び21e、22e内に
流入し、これにより可動刃本体29とホルダ22とが結
合される。
ここで上記環状溝24がホルダ22側に偏心しているこ
とから、上記結合リング23の上記逃げ溝21e部分の
内周面は、ホルダ22の保持穴22aの内周面と略一致
している。従って該結合リング23の上記逃げ溝21e
部分を切断する必要はない、一方、上記環状溝を可動刃
本体29側に偏心させると、上記部分が保持穴22aの
内周面より内側に突出することとなるので、この場合は
結合リング23の逃げ溝部分は切断除去するのが、逃げ
溝の長さを打撃ストローク分だけ確保する上で有利とな
る。
25はストッパヘッドであり、これの先端部上側は一部
切除されている。その結果、可動刃移動方向に見た高さ
は上述の従来例におけるストッパヘッド13の1/3程
度になっている。これによって可動刃本体21の逃げ溝
21aだけで打撃ストローク分を確保でき、ホルダ22
には逃げ溝を設ける必要がなく、強度的にも有利となる
次に本実施例の作用効果について説明する。
本実施例では、超硬合金製の切刃28を採用したので、
耐摩耗性、耐衝撃性を向上できる分だけ、切刃の再研磨
間隔が長くなり、それだけ生産性を向上できる。
また可動刃本体29を切刃28.切刃保持部材27.及
び押さえ部材21との3分割構造とするとともに、切刃
28を超硬合金製としたので、高価な超硬合金製部分が
必要最小限で済み、また超硬合金部分に逃げ溝等の加工
が必要ないので、コスト増の問題を回避できる。
また本実施例では、上述のように3分割構造としたので
、再研磨不能になった場合は、切刃28切刃保持部材2
7のみを交換でき、押さえ部材21、ホルダ22は再使
用できるので、この点からもコスト増を抑制できる。
さらにまた、上記ノックピン32の保合位置が90度変
わるように切刃保持部材を回転させることによって、切
刃28の切断に供するエンジ部分を変えることができる
ので、この点からも寿命を延長でき、生産性を向上でき
る。
また本実施例では、切刃保持部材27及び押さえ部材2
1とホルダ22との圧入部分の締め代を領域Aが領域B
、Cより大きくなる2段階に設定したので、必要な結合
力を確保しながら圧入作業を容易化できる。即ち、切刃
保持部材27の圧入においては、領域B部分が締め代が
小さいことからガイド機能を果たし、該切刃保持部材2
7の圧入作業が容易になる。領域C部分についても締め
代が小さいので、押さえ部材21の圧入作業が容易とな
る。またこの領域B、C部分には打撃による衝撃力はあ
まり作用しないから締め代が小さいことによる問題は生
じない、一方、領域A部分は締め代を大きく設定してい
るので、打撃による大きな衝撃力に耐えることができ、
かつ圧入作業においては上記領域Bに案内されるので該
作業が困難になることもない、ちなみに、打撃力が常時
作用するにも関わらず組立性を確保する等のために締め
代を小さく設定すると、常時発生する微振動のために表
面が腐食する、いわゆるフレッティングコロ−ジョンが
発生し、ますます締め代が小さくなり、割れが発生した
り、ついには可動刃本体がホルダから抜けてしまう問題
がある。
さらにまた、本実施例では押さえ部材21とホルダ22
とをワークパンチ式メタルフロー法で結合したので、押
さえ部材21が軸方向に抜けたり、軸回りに回転したり
するのを防止できる。即ち、結合リング23の塑性変形
部23aの、周方向凹溝21d、22dとの嵌合により
軸方向の抜けを防止でき、また軸方向凹溝21e、22
eとの嵌合により押さえ部材21の回転を確実に防止で
きる。またこの押さえ部材21はノックピン32によっ
て切刃保持部材27と係止しているので、結局該切刃保
持部材27の回転も阻止できる。
また切刃28は切刃保持部材27によって、該切刃保持
部材27はホルダ22によってそれぞれ固定刃側への移
動が阻止されており、さらに該両部材28.27は押さ
え部材21によって反固定刃側への移動が阻止されてい
る。またこの押さえ部材2Iは上述のように結合リング
23によって軸方向移動が阻止されており、その結果可
動刃本体29がホルダ22から軸方向に抜け出ることは
ない。
第5図は、第1.第2抜け止め手段の変形例である。
図中41図と同一符合は同−又は相当部分を示し、切刃
保持部材27とホルダ22との間の第1抜け止め手段3
2aは、結合用リング23を結合用凹溝内に流入嵌合さ
せることによって構成されている。また押さえ部材21
とホルダ22との間の第2抜け止め手段32bは、保持
穴22aの後端部に形成された凸環部22bに押さえ部
材21の段部を係止させることによって構成されている
この変形例では、押さえ部材21を先にホルダ22の保
持穴22a内に図示左側から圧入し、しかる後、切刃2
8が焼き嵌めされた切刃保持部材27を圧入し、最後に
結合リング23を介して固定する。
第6図は本発明の第2実施例を説明するための図であり
、図中第1図と同一符合は同−又は相当部分を示す。
本実施例の切刃保持部材27は、押さえ部材21の保持
穴21d内に締まり嵌めて圧入されており、また押さえ
部材21はホルダ22の保持穴22a内に圧入保持され
ている。この押さえ部材21とホルダ22との間の締め
代は、sI域りが領域Eより大きく設定されており、例
えば領域りは締まり嵌めが、領域Eは中間嵌め又は隙間
嵌めが採用されている。
そして上記切刃保持部材27と押さえ部材21との間の
第1抜け止め手段32a、及び押さえ部材21とホルダ
22との間の第2抜け止め手段32bは、共に上述の結
合リング23を介したワークパンチ式メタルフロー法で
構成されている。
本実施例の可動刃20の組立に当たっては、まず切刃2
8と切刃保持部材27とを焼き嵌め又は常温締まり嵌め
によって結合する。この結合体を押さえ部材21の保持
穴21d内に常温締まり嵌めて圧入し、両部材を結合リ
ング23を介したワークパンチ式メタルフロー法により
結合する。そしてこの結合体をホルダ22の保持穴内に
領域E側を先にして圧入し、最後にワークパンチ式メタ
ルフロー法により両者を結合させる。
本実施例においても、第1実施例と同様の効果が得られ
る。また押さえ部材21のホルダ22への圧入において
は、領域E側の締め代を小さく設定したので、該部分が
圧入時のガイド機能を果たすことから圧入作業が容易で
あり、また領域り側については圧入代を大きく設定した
ので、切刃28の焼き嵌め等と協動して該切刃28を補
強することとなり、打撃時の衝撃荷重に耐えることがで
きる。
〔発明の効果〕
以上のように本発明に係る切断機の可動刃本体保持構造
によれば、可動刃本体を切刃、切刃保持部材、及び押さ
え部材の3分割構造とし、切刃を超硬合金製としたので
、耐摩耗性、耐衝撃性が向上した分だけ再研磨間隔を延
長でき、それだけ生産性を向上でき、しかも3分割構造
としたので、超硬合金の使用量、及び超硬合金部分の加
工量が少なくて済み、コストの増大を抑制できる効果か
りある。また切刃の一方の軸方向への移動を切刃保持部
材で阻止し、該切刃及び切刃保持部材の他方の軸方向へ
の移動を押さえ部材で阻止し、さらに第1.第2抜け止
め手段を設けたので、可動刃本体全体の抜け出しを確実
に防止できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本発明の第1実施例による打撃式
切断機の可動刃本体保持構造を説明するための図であり
、第1図はその可動刃本体部分の断面側面図、第2図f
atは可動刃の背面図、第2図(b)はその断面側面図
、第3図は可動刃の組立工程を示す断面側面図、第4図
(a)、第4囲い)は結合部の拡大断面図、第5図は可
動刃本体の変形例を示す断面側面図、第6図は本発明の
第2実施例を示す断面側面図、第7図ないし第9図は従
来例を示す図であり、第7図は打撃式切断機の断面正面
図、第8図は可動刃の断面側面図、第9図はその背面図
である。 図において、1は打撃式切断機、3は固定刃、3aはガ
イド穴、7は打撃装置(作動装置)、20は可動刃、2
1は押さえ部材、21aは逃げ溝、22はホルダ、22
aは保持穴、25はストソバヘッド(位置決め部材)、
27は切刃保持部材、28は切刃、28aは貫通穴、2
9は可動刃本体、32a、32bは第1.第2抜け止め
手段、Wはワーク(被切断材)である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)被切断材が挿入されるガイド穴を有する固定刃と
    、被切断材の上記ガイド穴から延出する先端部が挿入さ
    れる貫通穴を有する可動刃本体をホルダで保持してなり
    、被切断材と直角方向に移動可能に配設された可動刃と
    、被切断材の切断長さを規定する位置決め部材と、上記
    可動刃を被切断材と直角方向に移動させるとともに、該
    可動刃の移動を所定ストロークに規定する作動装置とを
    備えた切断機において、上記可動刃本体をホルダで保持
    するための構造であって、上記可動刃本体を、上記貫通
    穴を有する超硬合金製の切刃と、該切刃を保持するとと
    もに、該切刃の一方の軸方向への移動を阻止する切刃保
    持部材と、上記ホルダの保持穴内に嵌合挿入され、上記
    切刃及び切刃保持部材の他方の軸方向への移動を阻止す
    る押さえ部材との3部品で構成し、上記切刃保持部材と
    ホルダ又は押さえ部材との間に該切刃保持部材の上記一
    方の軸方向への移動を阻止する第1抜け止め手段を設け
    るとともに、上記押さえ部材とホルダとの間に該押さえ
    部材の上記他方の軸方向への移動を阻止する第2抜け止
    め手段を設けたことを特徴とする切断機の可動刃本体保
    持構造。
JP22383189A 1989-08-29 1989-08-29 切断機の可動刃本体保持構造 Pending JPH0386420A (ja)

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