JPH038480Y2 - - Google Patents

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JPH038480Y2
JPH038480Y2 JP1984195100U JP19510084U JPH038480Y2 JP H038480 Y2 JPH038480 Y2 JP H038480Y2 JP 1984195100 U JP1984195100 U JP 1984195100U JP 19510084 U JP19510084 U JP 19510084U JP H038480 Y2 JPH038480 Y2 JP H038480Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この考案は使用便利な熱反転式植毛転写生地に
関するものである。
《従来の技術》 本願の出願人は第16図に図示したように熱反
転式植毛転写生地として耐熱性を有した透明の剥
離用母生地1の表面に仮接着層2を設け、短繊維
3を仮接着層2に植毛仮着させて植毛層4を形成
し、且つ植毛層4の全面に短繊維3の先端部5を
埋設固着すると共に仮接着層2よりも強力なる接
着力並びに伸縮性を有した接着層6を設け、且つ
又接着層6の全面に粉末又はペレツト状のホツト
メルト樹脂剤7を設けて貼着層9を形成したもの
を本願より先に出願すると共に販売したものであ
る(特開昭61−14942号公報参照)。
《考案が解決しようとする問題点》 ところで、このものは被貼着材に熱接着され
て、ホツトメルト樹脂剤7を熱加圧により溶解し
シヤツ等に接着するものであるが、剥離用母生地
1の材質、仮接着層2の材質、短繊維3の材質、
接着層6の材質、ホツトメルト樹脂剤7の材質等
によつて植毛層4の転写を美麗に行うことができ
ないものである。ところが粗悪品を販売している
業者が現れ、その粗悪品を販売する業者によつて
業界の信用を害し、更に商品に対する信頼を悪く
すると共に苦情が優れた商品を製造しているメー
カーに直接来て販売上支障を来す等の欠点が存在
した。
この考案は上記の問題点を解決したものであ
り、被貼着材に熱接着させるための機能、即ち転
写位置の確認又は転写される模様板と転写される
衣料品等との向き不向きを転写前に確認する操作
等については何等支障を来たすようなことがなく
すると共に、模造品の販売を防止して品質のよい
熱反転式植毛転写生地を提供することを目的とし
たものである。
《問題点を解決するための手段》 上記の目的を達成するために、この考案の熱反
転式植毛転写生地は耐熱性を有した透明の剥離用
母フイルム1の表面に仮接着層2を設け、短繊維
3を仮接着層2に密度高く植毛仮着させて植毛層
4を形成し、且つ植毛層4の全面に短繊維3の先
端部5を埋設固着すると共に仮接着層2よりも強
力なる接着力並びに伸縮性を有した接着層6と、
該接着層6に粉末又はペレツト状のホツトメルト
樹脂剤7を設けて貼着層9を形成し、又更に剥離
用母フイルム1の裏全面に色材を入れない印刷イ
ンキであるワニスを用いて印刷し文字、模様等の
表示層部19,19…の多数を点在して形成した
ものである。
《実施例》 以下図面についてこの考案の実施例を説明する
と、第1図乃至第9図は第1実施例について説明
したもので、10は第1実施例の第1熱反転式植
毛転写生地であり、耐熱性を有した透明の剥離用
母フイルム1の表面に仮接着層2を設け、短繊維
3を仮接着層2に密度高く植毛仮着させて植毛層
4を形成し、且つ植毛層4の全面に短繊維3の先
端部5を埋設固着すると共に仮接着層2よりも強
力なる接着力並びに伸縮性を有した接着層6を設
け、且つ又接着層6の全面に粉末又はペレツト状
のホツトメルト樹脂剤7を設けて貼着層9を形成
し、又更に剥離用母フイルム1の裏全面に色材を
入れない印刷インキであるワニスを用いて印刷し
文字、模様等の表示層部19,19…の多数を点
在して形成し、表面8を粗面としたものである。
又11はシヤツ等の被転写部材である。12は
被転写部材11の被加工面であり、且つ被転写部
材11に転写する図柄、文字等の転写部材片13
はハサミ等の切断器14によつて切断するもので
あるが、剥離用母フイルム1の裏面15に転写部
材片13に合うデザイン模様16を施こし、この
デザイン模様16に沿つてハサミ、ナイフ又は金
型等の切断器14で切断するものである。17は
模様柄である。
又第10図は第2実施例を示し、20は第2熱
反転式植毛転写生地で強力なる接着剤である接着
層6中にホツトメルト樹脂剤7をあらかじめ混入
しておき貼着層9を形成したもので他の構成並び
に模様柄17の製作手段は第1実施例と同じであ
る。
又第11図乃至第15図は第3実施例を示し、
21は第3実施例の第3熱反転式植毛転写生地で
全面に設けた植毛層4をスクリーン印刷等で染色
して染色層22を形成し、該染色層22の上部に
模様形状とした第1実施例と同じ構成とした貼着
層9を設けて製作したものであり、転写時に貼着
層9を設けた植毛層4のみが第14図、第15図
に示したように転写されるものである。
又熱加圧により溶解し転写布に浸透し図柄や文
字を接着する貼着層9を接着層6と共に形成する
ホツトメルト樹脂剤7は転写部材の風合や物性を
損わない温度で溶解し、接着作用が顕著なものを
摘出し使用するもので、例へばポリアシド系、ポ
リエステル系、E,V,A系、ロジン系、ピネロ
系、その他を使用する。
又密植する植毛層4の短繊維3はレーヨン、
綿、ナイロン、アクリル、ポリエステル、その他
の繊維を切断(長さ約0.3mm〜5mm)し、必要に
応じ着色し使用するもので風合、光沢を共に備え
た仕上りとなる。
又、剥離用母フイルム1は透明度も高く、熱転
写の際、転写温度で物性変化を起さないと共に、
転写時の剥離抵抗力にたえる強靭な機械的性質と
耐薬品性で安全衛生性が確認されたフイルムを使
用したものである。
例えば、ポリエステルフイルムの如く使用可能
温度は一般的に−70℃〜+150℃と云われている
が、融点は260℃以上であり、短時間であれば約
200℃に充分耐え得るものを使用すべきである。
又、仮接着層2と剥離用母フイルム1が加熱転
写後剥離用母フイルム1を剥離する際仮接着層2
が剥離用母フイルム1より離脱して模様柄17の
表面に残ることのない様工夫する必要がある。即
ち、フイルム面の接着に適した接着剤を使用する
必要がある。例えば、ウレタン、アイオノマー水
性樹脂、芳香族ポリエステルアイオノマー水性樹
脂等を主体とし、仮接着剤としての目的に合せ接
着力を調整した接着剤を工夫すべきである。
配合例 水100部に対し アルギン酸ナトリウム2.5〜3部の溶液 60部 ポリエステルアイオノマー水性樹脂 24部 アクリル系水性樹脂 16部 上記配合の樹脂糊をアンモニア水にて粘度を調
整し仮接着層2用接着剤として使用する。
又、フイルム面をサンド、ブラスト法等により
粗面化し、微細粗面18を形成し、物理的に接着
効果を増す加工をフイルム面にほどこし、接着力
を強化することも有効である。これにより第8図
又は第14図に示すような剥離時に剥離用母フイ
ルム1と仮接着層2とが離脱することがない。よ
つて模様柄17の表面に仮接着層2が残ることが
なく美麗な模様柄17を得ることができるもので
ある。
又粗面とした表面8は、転写時にこの粗面が被
加工面12上で滑ることがなく粗面の一部が被転
写部材11であるTシヤツ等の衣料品である織物
の表面に食込んで所望した位置での転写作業を確
実とするものである。
又表示層部19を形成した色材を入れない印刷
インキであるワニスは通称業界ではメデイアムイ
ンキ又は透明インキとも言われているものであり
印刷インキとしての性能を変えることなく例えば
濃い赤色の印刷インキの色彩を薄い赤色に変える
ための印刷インキとして使用されているもので、
色材を入れない印刷インキであるワニスを透明の
剥離用母フイルム1に印刷しても剥離用母フイル
ム1の透明度を格別に変えることがなく光沢を有
し、よく見ると印刷している文字又は模様の形状
を読み取ることができるものである。
《作用効果》 この考案は以上のような構成であり、必要とす
る図柄又は文字等の模様柄17をTシヤツ等の衣
料品、カバン等の被転写部材11である被加工面
12に転写形成するには、転写部材片13を第7
図又は第13図に示すように被加工面12上に置
いてアイロン等の加熱器でホツトメルト樹脂剤7
が溶解する温度で加熱すると溶解したホツトメル
ト樹脂剤7は被加工面12の組織に流入し、加熱
後被加工面12が冷却すると共に、流入したホツ
トメルト樹脂剤7は固着し強力な接着状態とな
る。
次に被加工面12が冷却した時、第8図又は第
14図に示したように剥離用母フイルム1を剥離
すると、必要とする図柄又は文字等の部分はホツ
トメルト樹脂層7が被加工面12に流入すること
により、強力に接着し、更に伸縮性を有するよう
な被転写部材への転写も容易であつて、被転写部
材の伸縮に際しては短繊維3間の間隙が伸縮性を
有した接着層6によつて適宜調節されて接着層6
に先端部5を埋設固着した短繊維3の脱落が防止
され、立体的で美麗な図柄又は文字等を得ること
ができるものである。
又剥離用母フイルム1が透明であり、更に貼着
層9が短繊維3と同色よりなる転写部材片13を
形成し転写される模様柄17の形状が裏面より明
瞭に透視でき、模様柄17と転写される衣料品と
の向き不向きを貼着前に十分に検討することがで
き、且つ被転写部材11への転写貼着に際しては
貼着位置の確認が容易で失敗がなく転写作業がで
きるもので取扱いが簡便であると共に高価な衣料
品に対する貼着を安心して行うことができるもの
である。又剥離用母フイルム1の裏全面に色材を
入れない印刷インキであるワニスを用いて多数点
在して印刷した文字、模様等の表示層部19,1
9…は透明で、剥離用母フイルム1が透明である
ことによる前記効果を阻害することがない。又模
造品の販売により転写が美麗にできないと苦情が
出た場合は剥離した透明のフイルムを見せてもら
い、自社製品であるか他社製品であるかを透明の
フイルムの裏全面に点在して多数形成した表示層
部19,19…によつて判別することができ、更
に色材を入れない印刷インキであるワニスは印刷
後は光沢を有していてその見分けを使用者も簡単
に行うことができて苦情を少なくすることがで
き、又更に大事なTシヤツ等の衣料品への転写に
粗悪品を使用して転写を失敗し高価な衣料品を台
無しにすることがなく、転写前に表示層部19,
19…の有無を使用者は表示層部19,19…の
光沢によつて確認することによつて長期の使用に
耐え得る美麗な植毛転写を行うことができるもの
である等の幾多の産業的効果を奏するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第9図は第1実施例を示し、第1図
は一部切欠上面図、第2図は第1図に於けるA−
A拡大断面図、第3図は一部拡大断面図、第4図
は裏面図、第5図は切断時の状態を示した斜視
図、第6図は転写時の上面図、第7図は第6図に
於けるA−A断面図、第8図は剥離状態を示した
一部断面図、第9図は転写後の上面図、第10図
は第2実施例の断面図、第11図乃至第15図は
第3実施例を示し、第11図は一部切欠上面図、
第12図は転写時の上面図、第13図は第12図
に於けるA−A断面図、第14図は剥離状態を示
した一部断面図、第15図は転写後の上面図、第
16図は従来例の説明図である。 1……剥離用母フイルム、2……仮接着層、3
……短繊維、4……植毛層、5……先端部、6…
…接着層、7……ホツトメルト樹脂剤、8……表
面、9……貼着層、10……第1熱反転式植毛転
写生地、11……被転写部材、12……被加工
面、13……転写部材片、14……切断器、15
……裏面、16……デザイン模様、17……模様
柄、18……微細粗面、19……表示層部、20
……第2熱反転式植毛転写生地、21……第3熱
反転式植毛転写生地、22……染色層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 耐熱性を有した透明の剥離用母フイルム1の表
    面に仮接着層2を設け、短繊維3を仮接着層2に
    密度高く植毛仮着させて植毛層4を形成し、且つ
    植毛層4の全面に短繊維3の先端部5を埋設固着
    すると共に仮接着層2よりも強力なる接着力並び
    に伸縮性を有した接着層6と、該接着層6に粉末
    又はペレツト状のホツトメルト樹脂剤7を設けて
    貼着層9を形成し、又更に剥離用母フイルム1の
    裏全面に色材を入れない印刷インキであるワニス
    を用いて印刷し文字、模様等の表示層部19,1
    9…の多数を点在して形成したことを特徴とした
    熱反転式植毛転写生地。
JP1984195100U 1984-12-21 1984-12-21 Expired JPH038480Y2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59136120A (ja) * 1983-01-25 1984-08-04 Babcock Hitachi Kk 硫黄酸化物吸着塔制御装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59136120A (ja) * 1983-01-25 1984-08-04 Babcock Hitachi Kk 硫黄酸化物吸着塔制御装置

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JPS61109796U (ja) 1986-07-11

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