JPH0465776B2 - - Google Patents

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JPH0465776B2
JPH0465776B2 JP60243404A JP24340485A JPH0465776B2 JP H0465776 B2 JPH0465776 B2 JP H0465776B2 JP 60243404 A JP60243404 A JP 60243404A JP 24340485 A JP24340485 A JP 24340485A JP H0465776 B2 JPH0465776 B2 JP H0465776B2
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JP
Japan
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flocked
adhesive layer
layer
short fibers
colored
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Application number
JP60243404A
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English (en)
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JPS62103135A (ja
Inventor
Yasuji Masaki
Kazuo Otomine
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KYOEI SENKO KK
SANEI KEMIKARU KK
Original Assignee
KYOEI SENKO KK
SANEI KEMIKARU KK
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Publication date
Application filed by KYOEI SENKO KK, SANEI KEMIKARU KK filed Critical KYOEI SENKO KK
Priority to JP24340485A priority Critical patent/JPS62103135A/ja
Publication of JPS62103135A publication Critical patent/JPS62103135A/ja
Publication of JPH0465776B2 publication Critical patent/JPH0465776B2/ja
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  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この発明は美観、風合がよく鮮明な多色の立体
模様を得ることができると共に製作容易な熱反転
式多色植毛転写生地及びその製造方法に関するも
のである。
《従来の技術》 従来必要とする図柄又は文字を切取るか、打抜
きによつて形成するマーク生地として、フエルト
生地、メルトン生地を始めとし多くの素材が使用
されているが、原則として次の2つの手段により
加工され使用されている。
即ち、第1の手段でフエルト生地、メルトン生
地その他の素材をハサミ、ナイフ、金型等によ
り、必要とする図柄又は文字を切取るか打抜き、
これをシヤツの背や胸、腕等必要場所に、手又は
ミシン等で縫付ける手段か、又は第2の手段でマ
ーク生地素材の片面にホツトメルト樹脂フイルム
を熱により接着させ必要とする図柄や文字状に切
取るか、打抜くもので、シヤツ等に熱加圧によ
り、マーク生地に接着されたホツトメルト樹脂を
溶解しマーク接着する手段が知られている。
又第21図に図示したように熱反転式植毛転写
生地で剥離生地41に仮接着層42を設け、すで
に着色されている着色短繊維45を仮接着層42
に密度高く植毛仮着させて着色植毛層46を形成
し、且つ着色植毛層46の上に強力なる接着剤に
て接着層47を設け、更に接着層47の上にホツ
トメルト樹脂層48を固着したもので、その熱反
転式植毛転写生地を第22図に図示したように剥
離生地41の裏面に適宜記載した模様線52に沿
つて切り抜き第23図に図示したように模様片5
0を形成し転写するようにしたものは知られてい
る(特公昭56−45388号公報参照)。
又第23図乃至第31図に図示したように熱反
転式植毛転写生地の製造方法で第1工程で剥離生
地41に仮接着層42を設け、第2工程で短繊維
33を仮接着層42に密度高く植毛仮着させて植
毛層34を形成し、第3工程で植毛層34の上に
強力なる接着剤にて図柄状の模様接着層24を設
け、第4工程で図柄状の模様接着層36の上にホ
ツトメルト樹脂模様層37を固着するもの、及び
熱転写することによつて被服等に多色の転写立体
模様を取付けることができる熱反転式多色植毛転
写生地の製造方法で第32図に示したように剥離
生地41に仮接着層42を介して短繊維33を植
毛した植毛生地の植毛層34にスクリーン43を
介し、多色印刷を施して植毛した短繊維33,3
3……を顔料で染色し、第33図に示したように
多色植毛層35を形成し、この多色植毛層35の
上部に仮接着層42よりも強力な接着力を有した
模様接着層36とホツトメルト樹脂模様層37を
設けて、熱反転式多色植毛転写生地38を形成
し、これを第34図に示したように被転写部材3
9に熱反転接着して立体多色植毛層40を得るこ
とができるようにしたものは知られている(特公
昭53−35619号公報参照)。
《発明が解決しようとする問題点》 ところで、前記第1の手段では図柄状、文字状
のマークの大小を問わず周囲を縫付けて、使用す
るので人名等の如く複数の図柄、文字の使用に
は、手間と時間がかかると共に縫付けに際しての
技術的個人差も含め、極めて能率的でなく、又美
感、風合上にも問題が存在し、又前記第2の手段
では、前記第1の手段の如く縫付ける必要はな
く、マーク地素材の片面に熱接着されて、ホツト
メルト樹脂フイルムを熱加圧により溶解しシヤツ
等に接着するものであるが、マーク生地素材にホ
ツトメルト樹脂が溶解流入するので、マーク生地
素材を硬化させ、伸縮性を著しく阻害すると共に
風合も悪くなる等の欠点が存在した。
又第21図に図示したように剥離生地41に仮
接着層42を設け、着色短繊維45を仮接着層4
2に密度高く植毛仮着させて着色植毛層46を形
成し、且つ着色植毛層46の上に強力なる接着剤
にて接着層47を設け、更に接着層47の上にホ
ツトメルト樹脂層48を固着して熱反転式植毛転
写生地を形成し、この熱反転式植毛転写生地を第
22図に図示したようにハサミ等の切断器49で
切り取り第23図に図示したように模様形状の模
様片50を形成し、その切り取つた模様片50を
Tシヤツ等の被転写部材28に熱転写するものは
着色植毛層46が同一の色彩を有したものである
ので、例えばTシヤツ等の生地面である被転写部
材28に転写箇所によつて色彩を別として転写模
様を転写させるに際しては、ハサミ等で模様形状
に模様片50を切り取る際に着色植毛層46の色
が異なるものを第23図、第24図、第25図に
図示したように選んで切り取り、夫々の着色植毛
層46の色彩を別とした数個の模様片50,50
……を形成し、更にその模様片50・50……を
切断分割し、その切断分割した分割片51,51
…………を第26図に図示したように被転写部材
28の被加工面29に並べて加熱器で押圧加熱し
て転写させるものである。
ところが所望の形状のマークである模様片50
と同一の形状に美麗に転写することは第27図に
図示したようにできない。
即ち接着させるホツトメルト樹脂層48が滑り
易く転写に際しアイロン等の加熱器を上から当て
て押せば接着させるTシヤツ等の生地面である被
転写部材28の被加工面29とホツトメルト樹脂
層48とがずれて所望の正しい位置に転写するこ
とが出来ないもので分割片51,51……を第2
6図に図示したように被加工面29に並べて転写
しても分割片51,51……は第27図に図示し
たように転写位置が不揃いとなつて美観上好まし
くない。その為にアイロン等の加熱器の押圧力が
真上から均一になるように注意して当てなくては
ならない等作業能率が極めて悪く、又更に異色を
組み合わせるためにハサミ等で分割片51,51
……を模様形状に切り取る等の面倒な手段が必要
である等の欠点があつた。
又第28図乃至第31図に図示したように熱反
転写式植毛転写生地の製法で第1工程で剥離生地
41に仮接着層42を設け、第2工程で短繊維3
3を仮接着層42に密度高く植毛仮着させて植毛
層34を形成し、第3工程で植毛層34の上に強
力なる接着剤にて図柄状の模様接着層36を設
け、第4工程で図柄状の模様接着層36の上にホ
ツトメルト樹脂模様層37を固着して製作した熱
反転式植毛転写生地は図柄状の模様接着層36が
一色であるのでマークを多色とした形状並びに色
彩を選ぶことが出来ず、多色とする場合はスクリ
ーン43を介し第32図に図示したように多色印
刷を施して短繊維33を染色しなくてはならない
ものである。
ところが、このものは反転時に形成された立体
多色植毛層40を形成する短繊維33,33……
が全長に亘り印刷した顔料によつて十分に着色さ
れず、特に仮接着層42に植毛のために埋設され
た部分の着色が不充分で転写した場合に美観、風
合が悪く、鮮明な多色の立体模様を得ることがで
きない等のおそれがあつた。
この発明は上記の問題点を解決したもので鮮明
な多色模様を熱反転することができると共に所望
の形状のマークを所望の位置に的確迅速に転写す
ることができ、又更に色彩を別とした異色のもの
との組み合わせが自由に製作出来る等使用便利な
熱反転式多色植毛転写生地及びその製造方法を得
ることを目的としたものである。
《問題点を解決するための手段》 上記の目的を達成するためにこの発明の熱反転
式多色植毛転写生地は、耐熱性を有し強靱な剥離
用母生地1に強力に接着する糊状の接着剤を塗布
し仮接着層2を形成し、該仮接着層2の第1所望
個所3に第1着色短繊維5を植毛し、更に仮接着
層2の第2所望箇所6に第2着色短繊維8を植毛
し、又更に仮接着層2に第3所望個所9に第3着
色短繊維11をと順次植毛して多色短繊維植毛層
12を形成し、且つ多色短繊維植毛層12を形成
した植毛短繊維13の上に仮接着層2よりも強力
な接着力並びに伸縮性を有する接着剤により、植
毛短繊維13の先端部14が埋没する状態にて模
様接着層15を形成し、且又模様接着層15上に
ホツトメルト樹脂の粒子又は粉末のホツトメルト
剤を設けてホツトメルト接着剤層16を形成した
ものであり、又その製造方法は、耐熱性を有し強
靱な剥離用母生地1に強力耐熱性を有し強靱な剥
離用母生地1に強力に接着する糊状の接着剤を塗
布し仮接着層2を形成し、次に仮接着層2の第1
所望個所3に第1スクリーン4を介して第1着色
短繊維5を植毛し、次に仮接着層2の第2所望個
所6に第2スクリーン7を介して第2着色短繊維
8を植毛し、次に仮接着層2に第3所望箇所9に
第3スクリーン10を介して第3着色短繊維11
をと順次植毛して多色短繊維植毛層12を形成
し、更に多色短繊維植毛層12を形成した植毛短
繊維13の上に仮接着層2よりも強力な接着力並
びに伸縮性を有する接着剤により、植毛短繊維1
3の先端部14が埋没する状態にて模様接着層1
5を形成し、次に模様接着層15上にホツトメル
ト樹脂の粒子又は粉末のホツトメルト剤を付着し
てホツトメルト接着剤層16を形成するものであ
る。
《実施例》 以下実施例を説明すると、この発明の熱反転式
多色植毛転写生地は図面に示したように、耐熱性
を有し強靱な剥離用母生地1に強力に接着する糊
状の接着剤を塗布し仮接着層2を形成し、該仮接
着層2の第1所望個所3に第1着色短繊維5を植
毛し、更に仮接着層2の第2所望個所6に第2着
色短繊維8を植毛し、又更に仮接着層2に第3所
望個所9に第3着色短繊維11をと順次植毛して
多色短繊維植毛層12を形成し、更に多色短繊維
植毛層12を形成した植毛短繊維13の上に仮接
着層2よりも強力な接着力並びに伸縮性を有する
接着剤により、植毛短繊維13の先端部14が埋
没する状態にて模様接着層15を形成し、且又模
様接着層15上にホツトメルト樹脂の粒子又は粉
末のホツトメルト剤を設けてホツトメルト接着剤
層16を形成したものであり、その製造方法の実
施例を図面につき説明すると次の通りとしたもの
である。
第1工程で第1図、第2図、第11図、第12
図に図示したように剥離用母生地1の全面又は必
要な部分に強力に接着する糊状の接着剤を、スク
リーン印刷方式、スプレー方式その他の手段によ
り塗布し仮接着層2を形成する。
第2工程では第3図、第4図、第5図、第13
図、第14図、第15図に図示したように第1工
程により形成された剥離用母生地1に強力に接着
する糊状の接着剤で形成した無色の仮接着層にレ
ーヨン、ナイロン、テトロン、ポリエステルなど
の素材にて形成した長さ0.3mm〜3mm位の夫々の
色彩に染色した短繊維の第1、第2、第3着色短
繊維5,8,11を電気的、又は機械的の手段に
より密度高く直立した状態に植毛して多色短繊維
植毛層12を形成し、熱乾燥等の手段により仮接
着層2の接着剤の溶剤を蒸発させて剥離用母生地
1に植毛短繊維13を固着させ、第6図に示すよ
うに多色植毛生地17を形成するものであるが、
その製造方法の詳細を第3図、第4図、第5図に
図示した実施例について説明すると、先ず第3図
に示すように第1着色短繊維5を通過する第1網
目18を備えた第1スクリーン4を、仮接着層2
を塗着し陰極板20上に載置した剥離用母生地1
と網状陽電極21を備えた電極篩函22との間に
介在し、電極篩函22内に入れた第1着色短繊維
5を落下させ第1所望個所3に植毛させ、更に第
4図に示すように第2着色短繊維8を通過する第
2網目19を備えた第2スクリーン7を、仮接着
層2を塗着し陰極板20上に載置した剥離用母生
地1と網状陽電極21を備えた電極篩函22との
間に介在し、電極篩函22内に入れた第2着色短
繊維8を落下させ第2所望個所6に植毛させ、更
に第5図に示すように第3着色短繊維11を通過
する第3網目23を備えた第3スクリーン10
を、仮接着層2を塗着し陰極板20上に載置した
剥離用母生地1と網状陽電極21を備えた電極篩
函22との間に介在し、電極篩函22内に入れた
第3着色短繊維11を落下させ第3所望個所9に
植毛させて多色繊維植毛層12を形成したもので
ある。
第3工程で第7図、第16図に示すように多色
繊維植毛層12を形成した植毛短繊維13の上に
周縁部30を残してスクリーン方式、スプレー方
式、その他の手段により、仮接着層2よりも強力
な接着力並びに伸縮性を有する糊状の接着剤、例
えば酢酸ビニール系、アクリル系、ラテツクス系
等により、植毛短繊維13の先端部4が埋没する
状態にして模様接着層15を形成すると共に第4
工程で第3工程により図柄又は文字等に層着され
た強力な接着力並びに伸縮性を有する糊状の接着
剤で形成した模様接着層15にホツトメルト樹脂
の粒子又は粉末のホツトメルト剤を模様接着層1
5に接着してホツトメルト接着剤層16を形成
し、更に必要とする模様接着層16以外の部分に
付着したホツトメルト樹脂の粒子又は粉末のホツ
トメルト剤をブラツシング等の手段により除去
し、又更に第5工程では第4工程により模様接着
層15以外の部分に付着したホツトメルト剤を除
去した後、必要とする加熱工程を実施し、強力な
接着力を有する接着剤である模様接着層15の接
着力は堅牢となり、ホツトメルト剤は半溶解の状
態となり模様接着層15に固着し、ホツトメルト
接着剤層16を形成し、明確鮮明に熱転写するこ
とができる転写商品である転写部材片27として
の仕上り状態となる。
又第18図、第19図、第20図は多色短繊維
植毛層12の形成手段の他の実施例を示したもの
であり、先ず第18図に示すように第1着色短繊
維5を通過する陽電極第1網目23を備えた第1
スクリーン4を、仮接着層2を塗着し、陰極板2
0上に載置した剥離用母生地1と篩函24との間
に介在し、篩函24内に入れた第1着色短繊維5
を入れ落下させ、第1所望個所3に植毛させ、更
に第19図に示すように第2着色短繊維8を通過
する陽電極第2網目25を備えた第2スクリーン
7を、仮接着層2を塗着し、陰極板20上に載置
した剥離用母生地1と篩函24との間に介在し、
篩函24内に入れた第2着色短繊維8を入れ落下
させ、第2所望個所6に植毛させ、更に第20図
に示すように第3着色短繊維11を通過する陽電
極第3網目26を備えた第3スクリーン10を、
仮接着層2を塗着し、陰極板20上に載置した剥
離用母生地1と篩函24との間に介在し、篩函2
4内に入れた第3着色短繊維11を入れ落下さ
せ、第3所望個所9に植毛させて多色短繊維植毛
層12を形成したものである。
尚28は被転写部材であつて、29は被転写部
材28の被加工面、44は加熱器である。又前記
したように周縁部30を残して模様接着層15を
形成したことによつて熱転写時に多色模様板31
の周縁32の形状が模様接着層15の形状の通り
に形成されて美麗な立体模様を得ることができる
ものである。
又耐熱性を有し強靱な剥離用母生地1は上質
紙、合成樹脂製フイルム等の生地で形成したもの
であるが、前記した合成樹脂製フイルムは透明度
も高く、熱転写の際、転写温度で物性変化を起こ
さないと共に、転写時の剥離抵抗力にたえる強靱
な機械的性質と耐薬品性で安全衛生性が確認され
たもので、例えば、ポリエステルフイルムの如く
使用可能温度は一般に−70℃〜+150℃と云われ
ているが、融点は260℃以上であり、短時間であ
れば約200℃に十分耐え得るものを使用すべきで
ある。
また、仮接着層2と剥離用母生地1とは加熱転
写後剥離用母生地1を剥離する際仮接着層2が剥
離用母生地1より離脱して反転した多色模様柄3
1の表面に残ることのない様工夫する必要があ
る。即ち、ポリエステルフイルム面の接着に適し
た接着剤を使用する必要がある。例えば、ウレタ
ン、アイオノマー水性樹脂、芳香族ポリエステル
アイオノマー水性樹脂等を主体とし、仮接着剤と
しての目的に合わせ接着力を調整し乾燥時透明と
なる接着剤を工夫すべきである。
例えば、 水100部に対し アルギン酸ナトリウム2.5〜3倍の溶液 60部 ポリエステルアイオノマー水性樹脂 24部 アクリル系水性樹脂 16部 上記配合の樹脂糊をアンモニア水にて粘度を調
整し仮接着層2用の接着剤として使用する。
又剥離用母生地1で多色短繊維植毛層12が裏
面より透視できる透明素材を使用した際は、多色
短繊維植毛層12と転写される衣料品との向き不
向きを粘着前に十分に検討することができ、且つ
被転写部材28への転写貼着に際しては貼着位置
の確認が容易で失敗がなく転写作業ができるもの
で取扱いが簡便であると共に高価な衣料品に対す
る粘着を安心して行うことができるものである。
《発明の作用効果》 この発明は以上のような構成であり、耐熱性を
有し強靱な剥離用母生地1に強力に接着する糊状
の接着剤を塗布し仮装着層2を形成し、この仮接
着剤層2の第1所望個所3に第1スクリーン4を
介して第1着色短繊維5を植毛し、更に仮接着層
2の第2所望個所6に第2スクリーン7を介して
第2着色短繊維8を植毛し、又更に仮接着層2に
第3所望個所9に第3スクリーン10を介して第
3着色短繊維11をと順次植毛して多色短繊維植
毛層12を形成したことにより所望の美麗な多色
短繊維植毛層12が簡単な手段で確実に形成さ
れ、更に多色短繊維植毛層12を形成した植毛短
繊維13の上に仮接着層2よりも強力な接着力並
びに伸縮性を有する接着剤により、植毛短繊維1
3の先端部14が埋没する状態にて模様接着層1
5を形成し、且又模様接着層15にホツトメルト
樹脂の粒子又は粉末のホツトメルト剤にてホツト
メルト接着剤層16を形成したことにより模様接
着層15に対応した模様柄31をTシヤツ等の衣
料品、カバン等の被転写部材28である被加工面
29に転写形成するには、ホツトメルト接着剤層
16を備えた転写部材片27の表面を被加工面2
9と密着させ、第8図で示すように被転写部材2
8、例えばTシヤツ等の衣料品である織物の表面
に当て、アイロン等の加熱器44でホツトメルト
接着剤層16が溶解する温度で加熱すると溶解し
たホツトメルト接着剤層16は被転写部材28の
被加工面29の織物に流入し、加熱後被加工面2
9が冷却すると共に、流入したホツトメルト接着
剤層16は固着し強力な接着状態となる。
次に被加工面29が冷却した時、第9図に示し
たように剥離用母生地1を剥離すると、模様接着
層15の部分はホツトメルト接着剤層16が被加
工面29に流入することにより、強力に接着し、
美麗で風合がよく、色彩が鮮明な多色模様の立体
図柄を形成することができることが可能であり、
更に伸縮性を有するような被転写部材28への転
写も容易であつて、被転写部材28の伸縮に際し
ては着色した植毛短繊維13間の間隙が模様接着
層15によつて適宜調節されて模様接着層15に
先端部14を埋設した植毛短繊維13の脱落が防
止され、多色で立体的な模様を得ることができる
ものである。
又従来は多色にするために加工工程中に於いて
スクリーンを介して多色印刷を施して短繊維を染
色するものであるが、短繊維が印刷した顔料によ
つて十分に着色されずに、転写した場合に美感、
風合いが悪く、鮮明な多色の立体模様を得ること
ができないものであるが、この発明の多色短繊維
植毛層12を形成する短繊維は植毛前にすでに着
色されているので従来の様にスクリーンを介して
多色印刷を行う等の複雑な手段を行う必要がなく
仮接着層2に植毛されている色違いの短繊維が全
体に着色されていて転写した場合に鮮明な多色立
体模様を得ることができるもので、転写された多
色短繊維植毛層12が不鮮明となることがない。
又更に構造が極めて簡単であり、大量生産に適
し安価に提供できると共に婦女子が簡単な操作で
アイロンを使用して転写することができるもので
ある等の幾多の産業的効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図、第3図、第4図、第5図、第
6図、第7図は製作過程を示した説明断面図、第
8図、第9図、第10図は説明転写図、第11
図、第12図、第13図、第14図、第15図、
第16図は製作過程を示した説明平面図、第17
図は転写時の平面図、第18図、第19図、第2
0図は他の実施例を示した製作過程の説明断面
図、第21図乃至第34図は従来品の説明図であ
る。 1……剥離用母生地、2……仮接着層、3……
第1所望個所、4……第1スクリーン、5……第
1着色短繊維、6……第2所望個所、7……第2
スクリーン、8……第2着色短繊維、9……第3
所望個所、10……第3スクリーン、11……第
3着色短繊維、12……多色短繊維植毛層、13
……植毛短繊維、14……先端部、15……模様
接着層、16……ホツトメルト接着剤層、17…
…多色植毛生地、18……第1網目、19……第
2網目、20……陰極板、21……網状陽電極、
22……電極篩函、23……第3網目、24……
篩函、25……陽電極第2網目、26……陽電極
第3網目、27……転写部材片、28……被転写
部材、29……被加工面、30……周縁部、31
……多色模様板、32……周縁、33……短繊
維、34……植毛層、35……多色植毛層、36
……強力接着層、37……ホツトメルト樹脂模様
層、38……熱反転式多色植毛転写生地、39…
…被転写部材、40……立体多色植毛層、41…
…剥離生地、42……仮接着層、43……スクリ
ーン、44……加熱器、45……着色短繊維、4
6……着色植毛層、47……接着層、48……ホ
ツトメルト樹脂層、49……切断器、50……模
様片、51……分割片、52……模様線。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 耐熱性を有し強靱な剥離用母生地1に強力に
    接着する糊状の接着剤を塗布し仮装着層2を形成
    し、該仮接着層2の第1所望個所3に第1着色短
    繊維5を植毛し、更に仮接着層2の第2所望個所
    6に第2着色短繊維8を植毛し、又更に仮接着層
    2に第3所望個所9に第3着色短繊維11をと順
    次植毛して多色短繊維植毛層12を形成し、且つ
    多色短繊維植毛層12を形成した植毛短繊維13
    の上に仮接着層2よりも強力な接着力並びに伸縮
    性を有する接着剤により、植毛短繊維13の先端
    部14が埋没する状態にて模様接着層15を形成
    し、且又模様接着層15上にホツトメルト樹脂の
    粒子又は粉末のホツトメルト剤を設けてホツトメ
    ルト接着剤層16を形成したことを特徴とする熱
    反転式多色植毛転写生地。 2 耐熱性を有し強靱な剥離用母生地1に強力に
    接着する糊状の接着剤を塗布し仮接着層2を形成
    し、次に仮接着層2の第1所望個所3に第1スク
    リーン4を介して第1着色短繊維5を植毛し、次
    に仮接着層2の第2所望個所6に第2スクリーン
    7を介して第2着色短繊維8を植毛し、次に仮接
    着層2に第3所望個所9に第3スクリーン10を
    介して第3着色短繊維11をと順次植毛して多色
    短繊維植毛層12を形成し、更に多色短繊維植毛
    層12を形成した植毛短繊維13の上に仮接着層
    2よりも強力な接着力並びに伸縮性を有する接着
    剤により、植毛短繊維13の先端部14が埋没す
    る状態にて模様接着層15を形成し、次に模様接
    着層15上にホツトメルト樹脂の粒子又は粉末の
    ホツトメルト剤を付着してホツトメルト接着剤層
    16を形成することを特徴とする熱反転式多色植
    毛転写生地の製造方法。
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JPS5645388A (en) * 1979-09-11 1981-04-25 Shin Meiwa Ind Co Ltd Rotary bench
JPH0225667A (ja) * 1988-07-15 1990-01-29 Sanki Eng Co Ltd 空気熱源ヒートポンプ全外気空調ユニット

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