JP3011372B2 - 熱反転式植毛転写生地及びその製造法 - Google Patents

熱反転式植毛転写生地及びその製造法

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JP3011372B2 JP1344747A JP34474789A JP3011372B2 JP 3011372 B2 JP3011372 B2 JP 3011372B2 JP 1344747 A JP1344747 A JP 1344747A JP 34474789 A JP34474789 A JP 34474789A JP 3011372 B2 JP3011372 B2 JP 3011372B2
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Description

【発明の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この発明は美観、風合がよく鮮明な凹凸感を有する立
体模様を得ることができる熱反転式植毛転写生地及びそ
の製造法に関するものである。
《従来の技術》 従来より熱転写することによって被服等に転写立体模
様を取り付けることができる熱反転式植毛転写生地で第
27図に示したように剥離用の台板1に仮接着層2を介し
て短繊維3を植毛して植毛生地の植毛層4を備えた植毛
生地5を形成し、この植毛層4の上部に仮接着層2より
も強力な接着力を有した強力接着層20とホットメルト剤
層12を設けて、熱反転式植毛転写生地26を形成し、これ
を第28図(イ)(ロ)、第29図に示したように被転写部
材22に熱反転接着して立体植毛層27を得ることができる
ようにしたものは知られている。(特公昭53−35619号
公報参照) 《発明が解決しようとする問題点》 ところが、このものは反転時に形成された立体植毛層
27を形成する短繊維3,3・・・の長さが一定の厚みの仕
上りになり、図柄の表現に限界があり、変化に富んだ立
体模様を得ることができない等のおそれがあった。
この発明は上記の問題点を解決したもので、変化に富
み更に鮮明な凹凸感を有した立体模様を熱反転して形成
することができる熱反転式植毛転写生地及びその製造法
を得ることを目的としたものである。
《問題を解決するための手段》 上記の目的を達成するためにこの発明は、耐熱性を有
した透明で且つ強靭な剥離用母フイルム又は浸透性を有
した上質紙等の台板1の上面に仮接着層2を設け、該仮
接着層2にレーヨン、ナイロン、ポリエステル等の素材
にて形成した短繊維3を密度高く直立した状態に植毛し
て植毛層4を設けた植毛生地5を形成し、更に植毛層4
の上に仮接着層2からの短繊維3の剥離を阻止すると共
に短繊維3の先端部6が埋没された模様接着層7を設
け、又更に模様接着層7の上面に、模様接着層7に接着
されると共に中間部8が分離剥離する性質を有した第1
模様層9を形成し、該第1模様層9に固着される第2模
様層10を設け、且つ第2模様層10の上面及びその上面よ
り食み出た位置で植毛層4の短繊維3の上に第2模様層
10に接着されると共に仮接着層2よりも短繊維3に対し
て強力な接着力並びに伸縮性を有する接着剤にて、第2
模様層10の上面と短繊維3の先端部6の一部が埋没する
状態にして固着用模様接着層11を形成され、且又固着用
模様接着層11にホットメルト樹脂の粒子又は粉末等のホ
ットメルト剤層12を設けたものである。
又模様接着層7が仮接着層2及び植毛層4の短繊維3
に付着されて第1模様接着層7′と、第1模様接着層
7′の上面に短繊維3の先端部6の全てが埋没する状態
に塗布されて第2模様接着層7″とで形成されたもので
ある。
又ホットメルト剤層12を感圧性粘着剤層19としたもの
である。
更にその製造法は、耐熱性を有した透明で且つ強靭な
剥離用母フイルム又は浸透性を有した上質紙等の台板1
の上面に糊状の接着剤を塗布し仮接着層2を形成する工
程と、前記工程により形成された仮接着層2にレーヨ
ン、ナイロン、ポリエステル等の素材にて形成した短繊
維3を密度高く直立した状態に植毛して植毛層4を形成
し、乾燥により仮接着層2の接着剤の溶剤を蒸発させて
台板1に短繊維3を固着させ、植毛生地5を形成する工
程と、前記工程により形成された植毛層4の上に仮接着
層2からの短繊維3の剥離が阻止される接着剤を短繊維
3の先端部6の全てが埋没する状態に塗布して模様接着
層7を形成する工程と、前記工程により形成された模様
接着層7の上面に塗布して模様接着層7に接着され中間
部8が分離剥離する性質を有した第1模様層9を形成す
る工程と、前記工程により形成された第1模様層9に固
着される第2模様層10を形成する工程と、前記工程によ
り形成された第2模様層10の上面及びその上面より食み
出た位置で植毛層4の短繊維3の上に第2模様層10に接
着されると共に仮接着層2よりも短繊維3に対して強力
な接着力並びに伸縮性を有する糊状の接着剤を塗布し、
第2模様層10の上面と短繊維3の先端部6の一部が埋没
する状態にして固着用模様接着層11を形成する工程と、
前記工程により形成された固着用模様接着層11にホット
メルト樹脂の粒子又は粉末等のホットメルト剤層12を形
成する工程とより成るものである。
又模様接着層7を形成する工程を、仮接着層2及び植
毛層4の短繊維3に付着して第1模様接着層7′を形成
する工程と、第1模様接着層7′の上面に短繊維3の先
端部6の全てが埋没する状態に塗布して第2模様接着層
7″を形成する工程とするものである。
又植毛生地5を形成した工程後、この植毛生地5に備
えた仮接着層2及び植毛層4を形成した短繊維3を顔
料、染料等の着色塗料剤15にて着色して模様着色層16を
形成する工程を有したものである。
《実施例》 以下図面についてこの発明の実施例を説明すると、耐
熱性を有した透明で且つ強靭な剥離用母フイルム又は浸
透性を有した上質紙等の台板1の上面に仮接着層2を設
け、該仮接着層2にレーヨン、ナイロン、ポリエステル
等の素材にて形成した短繊維3を密度高く直立した状態
に植毛して植毛層4を設けた植毛生地5を形成し、植毛
層4の上に仮接着層2からの短繊維3の剥離が阻止され
ると共に短繊維3の先端部6の全てが埋没された模様接
着層7を設け、又更に模様接着層7の上面に模様接着層
7に接着されると共に中間部8が分離剥離する性質を有
した第1模様層9を形成し、該第1模様層9に固着され
る第2模様層10を設け、且つ第2模様層10の上面及びそ
の上面より食み出た位置で植毛層4の短繊維3の上に第
2模様層10に接着されると共に仮接着層2よりも短繊維
3に対して強力な接着力並びに伸縮性を有する接着剤に
て、第2模様層10の上面と短繊維3の先端部6の一部が
埋没する状態にして固着用模様接着層11を形成され、且
又固着用模様接着層11にホットメルト樹脂の粒子又は粉
末等のホットメルト剤層12を設けたものである。
又模様接着層7が仮接着層2及び植毛層4の短繊維3
に付着されて第1模様接着層7′と、第1模様接着層
7′の上面に短繊維3の先端部6の一部が埋没する状態
に塗布されて第2模様接着層7″とで形成されたもので
ある。
又ホットメルト剤層12を感圧性粘着剤層19としたもの
である。
又製造法は、下記の通りである。
第1工程で第1図に示すように耐熱性を有した透明で
且つ強靭な剥離用母フイルム又は浸透性を有した上質紙
等の台板1の全面又は必要な部分に強力に接着する糊状
の接着剤を、スクリーン印刷方式、スプレー方式その他
の手段により塗布した仮接着層2を形成する。
第2工程で第2図に示すように第1工程により形成さ
れた台板1に強力に接着する糊状の接着剤で形成した白
色又は無色の仮接着層2にレーヨン、ナイロン、ポリエ
ステル等の素材にて形成した長さ0,3mm〜3mm位の短繊維
3を電気的、又は機械的の手段により密度高く直立した
状態に植毛して植毛層4を形成し、熱乾燥等の手段によ
り仮接着層2の接着剤の溶剤を蒸発させて台板1に短繊
維3を固着させ、植毛生地5を形成するものである。
第3工程で第3図に示すように植毛層4の上にスクリ
ーン方式、スプレー方式その他の手段により、仮接着層
2より植毛層4の短繊維3が剥離しないようにした接着
剤、例えばアクリル樹脂、シリコン樹脂等により、短繊
維3の先端部6の全てが埋没する状態にて模様接着層7
を形成する。
第4工程で第4図に示したように模様接着層7の上面
に塗布して模様接着層7に接着されると共に中間部8が
分離剥離する性質を有した第1模様層9をスクリーン方
式、スプレー方式その他の手段により、金属粉、発泡剤
パール粉、顔料等と合成樹脂の接着剤の配合された素材
で形成する。
第5工程で第5図に示したように第4工程にて形成さ
れた第1模様層9の上面にスクリーン方式、スプレー方
式その他の手段により金属粉、発泡剤パール粉、顔料等
と合成樹脂の接着剤の配合された素材で第1模様層9よ
りも例えば接着剤の溶剤に対する配合を変えて接着力を
強くした第2模様層10を固着形成する。
第6工程で第6図に示したように第5工程により必要
な図柄又は文字等の第2模様層10の上面及びその上面よ
り食み出た植毛層4の短繊維3の上にスクリーン方式、
スプレー方式その他の手段により、第2模様層10に接着
されると共に仮接着層2よりも短繊維3に対して強力な
接着力並びに伸縮性を有する糊状の接着剤、例えば酢酸
ビニール系、アクリル系、ラテックス系等により、短繊
維3の先端部6の一部が埋没する状態にして必要な図柄
又は文字等の固着用模様接着層11を形成する。
第7工程で第7図に示したように第6工程により形成
した固着用模様接着層11にホットメルト樹脂の粒子又は
粉末等のホットメルト剤を一部埋没させ散布し、密度高
く接着させると共にホットメルト剤を固着用模様接着層
11に接着させるため固着用模様接着層11を形成する糊状
の接着剤の溶剤を加熱その他の手段により乾燥し固着用
模様接着層11にホットメルト剤層12を形成するホットメ
ルト剤を接着させる。そこで、固着用模様接着層11以外
の部分に付着したホットメルト剤を除去した後、必要と
する加熱(ベーキング加工又はキュアリング加工)工程
を実施し、第2模様層10及び短繊維3に対する強力な接
着力を有する接着剤である固着用模様接着層11の接着力
は堅牢となり、更にホットメルト剤は半溶解の状態とな
りその後冷えて固着用模様接着層11に固着したホットメ
ルト剤層12が形成されるものである。
又植毛層4の上に仮接着層2からの短繊維3の剥離を
阻止する接着剤を短繊維3の先端部6が埋没する状態に
塗布して模様接着層7を形成する工程と、模様接着層7
を仮接着層2及び植毛層4の短繊維3に付着して第1模
様接着層7′を形成する工程(第17図参照)と、第1模
様接着層7′の上面に短繊維3の先端部6の全てが埋没
する状態に塗布して第2模様接着層7″を形成する工程
(第18図参照)とする。
又密度高く直立して植毛された植毛層4にスクリーン
版や、その他の印刷手段により顔料、染料等の着色塗料
剤15にて必要とする模様や文字状の模様着色層16を形成
するように短繊維3を着色すると共に白色又は無色の仮
接着層2も表裏に亘り模様着色層16と同色同形状に着色
した着色仮接着層15に植毛した着色短繊維18よりなる模
様着色層16を得ることができるものであり、且つ仮接着
層2を白色又は無色とすることにより着色塗料剤15によ
り短繊維3も着色時に模様着色層16と着色仮接着層17と
の色彩が同一に表われて台板1を透明の剥離用母フイル
ムで形成した際は、裏面からも模様着色層16の色彩を知
ることができるものである(第14図参照)。
又ホットメルト剤層12に代えて感圧性粘着剤層19と剥
離紙20を設け(第26図参照)転写時には剥離紙20を剥離
して感圧性粘着剤層19を強く圧着して接着させるもので
ある。
又22は被転写部材であって、21は被転写部材22の被加
工面である(第12図、(第25図参照)。又23は模様柄で
あり、この模様柄23には短繊維3,3・・・が植毛されて
いない模様部面24と短繊維3,3・・・が植毛されている
植毛模様面25とを備えたものである(第13図参照)。
又台板1を形成する1つの素材である剥離用母フイル
ムは透明度も高く、熱転写の際、転写温度で物性変化を
起こさないと共に、転写時の剥離抵抗力にたえる強靭な
機械的性質と耐薬品性で安全衛生性が確認されたフイル
ムを使用したものである。
例えば、ポリエステルフイルムの如く使用可能温度は
一般的に−70℃〜+150℃と云われているが、融点は260
℃以上であり、短時間であれば約200℃に十分耐え得る
ものを使用すべきである。
又仮接着層2と剥離用母フイルムの台板1が加熱転写
後剥離用母フイルムの台板1を剥離する際仮接着層2が
剥離用母フイルムの台板1より離脱して模様柄23の表面
に残ることのない様工夫する必要がある。即ち、フイル
ム面の接着に適した適着剤を使用する必要がある。例え
ば、ウレタン、アイオノマー水性樹脂、芳香族ポリエス
テルアイオノマー水性樹脂等を主体とし、仮接着剤とし
ての目的に合せ接着力を調整した接着剤を工夫すべきで
ある。
実地の1例として 配合例 水100部に対し アルギン酸ナトリウム2.5〜3部の溶液 60部 ポリエステルアイオノマー水性樹脂 24部 アクリル系水性樹脂 16部 上記配合の樹脂糊をアンモニア水にて粘度を調整し仮
接着層2用接着剤として使用する。
実施の2例として フイルム面をサンド、ブラスト法等により粗面化し、
微細粗面を形成し、物理的に接着効果を増す加工をフイ
ルム面にほどこし、接着力を強化することも有効であ
る。これにより剥離時に剥離用母フイルムの台板1と仮
接着層2とが離脱して模様柄23の表面に残ることがなく
美麗な模様柄23を得ることができるものである。
又仮接着層2の接着剤は顔料、染料等の着色塗料剤15
にて模様着色層16と同形状に表裏に亘り着色された着色
仮接着層17を形成するため着色のない白色又は無地のも
のを使用する必要がある。
《発明の作用効果》 この発明は以上のような構成であり、この様にして得
られた熱反転式植毛転写生地で第13図に図示したように
内部に模様接着層7に対応した短繊維3,3・・・が植毛
されていない模様部面24と植毛模様面25を備えた模様柄
23をTシャツ等の衣料品、カバン等の被転写部材22であ
る被加工面21に転写形成するものであるが、その転写形
成には、ホットメルト剤層12を被転写部材22の被加工面
21と密着させ、アイロン等の加熱器でホットメルト剤層
12が溶解する温度で加熱すると溶解したホットメルト剤
層12は被転写部材22の被加工面21の組織に流入し、加熱
後被加工面21が冷却すると共に、流入したホットメルト
剤層12は固着し強力な接着状態となる。
次に被加工面21が冷却した後、第12図、第25図に図示
したように台板1を剥離すると、模様接着層7の部分は
ホットメルト剤層12が被加工面21に流入することによ
り、強力に接着し、美麗で風合がよく鮮明な立体図柄を
形成することができることが可能であり、更に伸縮性を
有するような被転写部材22への転写も容易であって、被
転写部材22の伸縮に際しては短繊維3,3・・・間の間隙
が模様接着層7によって適宜調節されて模様接着層7に
先端部6の一部を埋設した短繊維3,3・・・の脱落が防
止され、立体的で美麗な模様を得ることができるもので
あり、更に第1模様層9が転写時に中間層部8より分離
されると共に裏面に第2模様層10が介在するので模様部
面24の変化に富んだ模様がより適確に表れるものであ
る。
又模様接着層7を仮接着層2及び植毛層4の短繊維3
に付着して形成した第1模様接着層7′と、第1模様接
着層7′の上面に短繊維3の先端部6の全てが埋没する
状態に塗布して形成した第2模様接着層7″としたこと
により短繊維3,3・・・の先端部6,6・・・が模様接着層
7より表われて固着用模様接着層11に接着して反転時に
模様部面24に短繊維3,3・・・が表われ見苦しくなるよ
うなことがない。
又植毛生地5に備えた仮接着層2及び植毛層4を形成
した短繊維3を顔料、染料等の着色塗料剤15にて着色し
て必要とする模様着色層16を形成することによって植毛
模様面25を所望の美麗で変化に富んだ色彩を有したもの
とすることができるものである。
又固着用模様接着層11にホットメルト剤層12に代えて
感圧性粘着剤層19を設けたことによって、熱接着を使用
せず強く圧着するのみでアイロン等の加熱器を用いるこ
となく転写することができて好都合である。
又更に構造が極めて簡単であり、大量生産に適し安価
に提供できると共に婦女子が簡単な操作でアイロンを使
用して転写することができるものである。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の実施例を示し、第1図、第2図、第3
図、第4図、第5図、第6図、第7図は第1実施例の製
作過程を示した説明断面図、第8図は植毛生地の一部切
欠平面図、第9図は完成品の平面図、第10図は第7図に
於ける拡大図、第11図は転写時の断面説明図、第12図
(イ)(ロ)は転写説明図、第13図は転写後の平面図、
第14図は植毛生地の一部拡大断面図、第15図、第16図、
第17図、第18図、第19図、第20図、第21図、第22図は他
の実施例の製作過程を示した説明断面図、第23図は第22
図に於ける拡大図、第24図は転写時の断面説明図、第25
図(イ)(ロ)は転写説明図、第26図は更に他の実施例
の説明断面図、第27図は従来品の断面図、第28図(イ)
(ロ)は従来品の転写説明図、第29図は従来品の転写後
の平面図である。 1……台板、2……仮接着層、3……短繊維、4……植
毛層、5……植毛生地、6……先端部、7……模様接着
層、7′……第1模様接着層、7″……第2模様接着
層、8……中間部、9……第1模様層、10……第2模様
層、11……固着用模様接着層、12……ホットメルト剤
層、15……着色塗料剤、16……模様着色層、17……着色
仮接着層、18……着色短繊維、19……感圧性粘着剤層、
20……剥離紙、21……被加工面、22……被転写部材、23
……模様柄、24……模様部面、25……植毛模様面、26…
…熱反転式植毛転写生地、27……立体植毛層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06Q 1/00 D06M 17/00 B32B 5/16 B41M 3/12

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】耐熱性を有した透明で且つ強靭な剥離用母
    フイルム又は浸透性を有した上質紙等の台板1の上面に
    仮接着層2を設け、該仮接着層2にレーヨン、ナイロ
    ン、ポリエステル等の素材にて形成した短繊維3を密度
    高く直立した状態に植毛して植毛層4を設けた植毛生地
    5を形成し、更に植毛層4の上に仮接着層2からの短繊
    維3の剥離を阻止すると共に短繊維3の先端部6の全て
    が埋没された模様接着層7を設け、又更に模様接着層7
    の上面に、模様接着層7に接着されると共に中間部8が
    分離剥離される性質を有した第1模様層9を形成し、該
    第1模様層9に固着される第2模様層10を設け、且つ第
    2模様層10の上面及びその上面より食み出た位置で植毛
    層4の短繊維3の上に第2模様層10に接着されると共に
    仮接着層2よりも短繊維3に対して強力な接着力並びに
    伸縮性を有する接着剤にて、第2模様層10の上面と短繊
    維3の先端部6の一部が埋没する状態にして固着用模様
    接着層11を形成され、且又固着用模様接着層11にホット
    メルト樹脂の粒子又は粉末等のホットメルト剤層12を設
    けたことを特徴とする熱反転式植毛転写生地。
  2. 【請求項2】模様接着層7が仮接着層2及び植毛層4の
    短繊維3に付着されて第1模様接着層7′と、第1模様
    接着層7′の上面に短繊維3の先端部6の全てが埋没す
    る状態に塗布されて第2模様接着層7″とで形成された
    ことを特徴とする請求項(1)記載の熱反転式植毛転写
    生地。
  3. 【請求項3】ホットメルト剤層12を感圧性粘着剤層19と
    したことを特徴とする請求項(1)又は請求項(2)記
    載の熱反転式植毛転写生地。
  4. 【請求項4】耐熱性を有した透明で且つ強靭な剥離用母
    フイルム又は浸透性を有した上質紙等の台板1の上面に
    糊状の接着剤を塗布し仮接着層2を形成する工程と、前
    記工程により形成された仮接着層2にレーヨン、ナイロ
    ン、ポリエステル等の素材にて形成した短繊維3を密度
    高く直立した状態に植毛して植毛層4を形成し、乾燥に
    より仮接着層2の接着剤の溶剤を蒸発させて台板1に短
    繊維3を固着させ、植毛生地5を形成する工程と、前記
    工程により形成された植毛層4の上に仮接着層2からの
    短繊維3の剥離が阻止される接着剤を短繊維3の先端部
    6の全てが埋没する状態に塗布して模様接着層7を形成
    する工程と、前記工程により形成された模様接着層7の
    上面に塗布して模様接着層7に接着され中間部8が分離
    剥離する性質を有した第1模様層9を形成する工程と、
    前記工程により形成された第1模様層9に固着される第
    2模様層10を形成する工程と、前記工程により形成され
    た第2模様層10の上面及びその上面より食み出た位置で
    植毛層4の短繊維3の上に第2模様層10に接着されると
    共に仮接着層2よりも短繊維3に対して強力な接着力並
    びに伸縮性を有する糊状の接着剤を塗布し、第2模様層
    10の上面と短繊維3の先端部6の一部が埋没する状態に
    して固着用模様接着層11を形成する工程と、前記工程に
    より形成された固着用模様接着層11にホットメルト樹脂
    の粒子又は粉末等のホットメルト剤層12を形成する工程
    とより成ることを特徴とする熱反転式植毛転写生地の製
    造法。
  5. 【請求項5】模様接着層7を形成する工程を、仮接着層
    2及び植毛層4の短繊維3に付着して第1模様接着層
    7′を形成する工程と、第1模様接着層7′の上面に短
    繊維3の先端部6の全てが埋没する状態に塗布して第2
    模様接着層7″を形成する工程とすることを特徴とする
    請求項(4)記載の熱反転式植毛転写生地の製造法。
  6. 【請求項6】植毛生地5を形成した工程後、この植毛生
    地5に備えた仮接着層2及び植毛層4を形成した短繊維
    3を顔料、染料等の着色塗料剤15にて着色して模様着色
    層16を形成する工程を有したことを特徴とする請求項
    (4)又は請求項(5)記載の熱反転式植毛転写生地の
    製造法。
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