JPH0383795A - エレベータ制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） この発明は、家庭用の電動式エレベータのエレベータ制
御装置に関する。

（従来の技術） 大都市および大都市周辺においては地価の高騰が進み、
敷地面積の大きな住宅を建てることが困難になってきて
いる。反面、医療技術の進歩に伴い社会の高齢化が進ん
でいる。これらの状況から、個人用住宅においても高階
床化が必要となり、木造住宅においても３階建て住宅が
見られるようになってきている。そして、個人住宅が高
階床化すると、各家庭においても上下の交通手段が必要
となり、特に高齢者や身障者のいる家庭では必要性が高
くなる。

このような社会的背景より、家庭用エレベータが注目を
集めだし、一部の高級住宅ではすでに実用化が進められ
ている。

ところが、家庭用エレベータは本来、福祉の面でのニー
ズにより使用が始まったものであるために、極力機能を
単純化することによりコストダウンを図っており、扉に
ついても当初は手動式を採用していた。

しかしながら、最近の傾向として、高級住宅にも家庭用
エレベータが設置されるようになってくると、機能意匠
の高級化が求められるようになり、特に扉に関しては従
来の手動式から電動式のものが好まれるようになってき
ている。

第２図はこのような従来の電動式扉を備えたエレベータ
制御装置の回路構成を示している。第２図において、１
はエレベータのかご内操作パネル、２ａ〜２ｄはかご呼
びスイッチ、３はかご戸開スイッチ、４はかご戸閉スイ
ッチ、５はホール操作パネル、６はホール呼びスイッチ
、７はホール戸開スイッチ、８はホール戸閉スイッチ、
９は扉制御回路、１０はエレベータ信号入力回路、１１
はエレベータの運転制御回路、１２は戸開指令信号、１
３は戸閉指令信号、１４は扉駆動回路、１５は扉駆動用
モータ、１６は戸開閉許可信号である。

そして、この従来の電動式エレベータ制御装置では、エ
レベータはかご呼びまたはホール呼びに応答して運転を
開始する。そこで、かご内操作パネル１に設けられたか
ご呼びスイッチ２ａ〜２ｄのいずれかを操作し、または
ホール操作パネル５に設けられたホール呼びスイッチ６
を操作すると、その操作信号が運転制御回路１１に人力
され、運転制御回路１１においてエレベータの位置を検
知する信号などがエレベータ信号入力回路１０から入力
され、現在のエレベータ位置、運転したい方向、停止し
たい階などを判別し、エレベータを運転する。

エレベータが目的階に停止すると、運転制御回路１１は
戸開閉許可信号１６を扉制御回路９に出力する。扉制御
ｌ！回路９においては、かご内操作パネル１の戸開スイ
ッチ３の信号を許可し、かご内操作により扉を開くこと
ができる。

こうして扉が開き、利用者がかごから降りた後は、ホー
ル操作パネル５の戸閉スイッチ７を操作して扉制御回路
９に入力し、戸閉指令信号１３を扉駆動回路１４に送り
、モータ１５を駆動して扉を閉める。

ホールにおいて、エレベータの扉を開く際にも同様にし
てホール操作パネル５の戸開スイッチ７を操作すると、
かごがスイッチを押した階に停止していて戸を開いても
良いと運転制御回路１１が判断すれば、戸開閉許可信号
１６を扉制御回路９に出力する。扉制御回路９において
は、上記の戸開スイッチ７からの信号を許可し、戸開指
令信号１２を扉駆動回路１４に出力し、モータ１５を回
転して扉を開く。

かご内から扉を閉じる時には、かご内操作パネル１の戸
閉スイッチ４を操作することにより、同様にして扉を閉
じることができる。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、このような従来のエレベータ制御装置で
は、電動式であるために利用者が自分で扉の開閉スイッ
チ操作をしなければ扉の開閉ができない。そして特にエ
レベータかごからホールに降りた後は、もう用は住んだ
ものと安心してか戸開のスイッチ操作を忘れやすいが、
扉がしまっていなければ他の階からホール呼び操作をし
てもエレベータを運転することができず、他の利用者が
大変迷惑する問題点があった。

この発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされた
もので、扉の閉め忘れがあれば必ず閉め忘れ報知をする
のではなく、閉め忘れの検出と共に他階からのホール呼
びがあったときにのみ扉の閉め忘れ報知を行うようにし
、報知音を必要最小限度で発生させることにより家庭内
騒音の不必要な発生を抑制しながらも、必要な場合には
閉め忘れ報知を行うことができるエレベータ制御装置を
提供することを目的とする。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） この発明のエレベータ制御装置は、ホール操作パネル上
に設けられたホール呼びスイッチおよびホール戸閉スイ
ッチと、かご内操作パネル上に設けられたかご呼びスイ
ッチおよびかご戸開スイッチと、エレベータの運転状況
を検出する各種信号を入力するエレベータ信号入力回路
と、前記各スイッチからの信号および前記エレベータ信
号入力回路からの各種信号によりエレベータの運転を制
御する運転制御回路と、この運転制御回路からの扉開閉
許可信号と前記ホール戸閉スイッチまたはかご戸開スイ
ッチからの入力信号とから扉駆動信号を発生する扉制御
回路と、この扉制御回路により駆動制御される扉駆動用
モータと、前記エレベータ信号入力回路からの戸開検知
信号の入力後一定時間経過した時に戸閉遅れ信号を出力
する遅延回路と、エレベータかごの存在していない階か
らのホール呼びスイッチ信号を検出する他階ホール呼び
検出回路と、前記遅延回路からの戸閉遅れ信号と前記他
階ホール呼び検出回路からの他階ホール呼び検出信号と
が共に入力される時に扉閉め忘れ報知を行う報知回路と
を備えたものである。

（作用） この発明のエレベータ制御装置では、エレベータかごが
目的階に停止して戸開となると、エレベータ信号入力回
路からの戸開検知信号により遅延回路が戸開時間を計測
し始める。そして、一定時間が経過しても戸閉スイッチ
信号が入力されない時には戸閉遅れ信号を扉閉め忘れ報
知回路に出力する。

また他階ホール呼び検出回路は、かごが停止していない
他階にホール呼びが発生した時に他階ホール呼び検出信
号を前記扉閉め忘れ報知回路に出力する。

そこで、扉閉め忘れ報知回路は、前記戸閉遅れ信号が入
力されている間に他階ホール呼び検出信号が入力されて
くると扉閉め忘れ報知動作を行い、エレベータの停止し
ている階にいる人に戸閉操作を思い起こさせることがで
きる。

（実施例） 以下、この発明の実施例を図に基づいて詳説する。

第１図はこの発明の一実施例を示す回路ブロック図であ
る。この第１図において、従来例と同一の構成要素につ
いては同一の符号を付して示しである。

そしてこの実施例では、かご内操作パネル１においてか
ご戸閉スイッチ４を省略し、かご呼びスイッチ２８〜２
ｄによって戸閉スイッチ信号を兼用させ、ホール操作パ
ネル５においてもホール戸開スイッチ７を省略し、ホー
ル呼びスイッチ６によって戸開スイッチ信号を兼用させ
ることを目的として、かご呼びスイッチ信号１７および
ホール呼びスイッチ信号１８を運転制御回路１１に入力
すると共に扉制御回路９にも入力するようにしている。

また、かご内操作パネル１の戸開スイッチ３による戸開
スイッチ信号１９と、ホール操作パネル５における戸閉
スイッチ８による戸閉スイッチ信号２０も扉制御回路９
に入力するようにしている。

さらに、この実施例では、エレベータ信号入力回路１０
からの戸開検知信号２１を入力して時間計測を開始し、
一定時間戸開状態が継続された時に戸閉遅れ信号２２を
出力するタイマー回路２３と、このタイマー回路２３か
らの戸閉遅れ信号２２と運転制御回路１１からの他階ホ
ール呼び検出信号２４とを受けて扉閉め忘れ報知用のブ
ザー駆動信号２５を出力するブザー駆動回路２６と、こ
のブザー駆動回路２６により駆動される扉閉め忘れ報知
用のブザー２７とを設けている。

次に、上記の構成のエレベータ制御装置の動作について
説明する。

ホール呼びスイッチ６およびかご呼びスイッチ２ａ〜２
ｄからの信号は運転制御回路１１に入力される。一方、
エレベータの位置検出などの信号はエレベータ信号入力
回路１０を介して運転制御回路１１に入力され、運転方
向、運転階などを判断して所定の階までエレベータの運
転制御を行う。

そしてホール呼びに応答して到着した場合には、ホール
呼びスイッチ６の操作により戸開要求信号と判断して扉
制御回路９は戸開指令信号１２を出力し、扉駆動回路１
４において戸開方向に扉駆動用モータ１５を駆動し、扉
を開く。

また、かごに乗客が乗り込んだ際には、かご内操作パネ
ル１において、かご呼びスイッチ２ａ〜２ｄの信号１７
を扉制御回路９に入力する。

扉制御回路９では、運転制御回路１１からの戸開閉許可
信号１６に従って、許可が出ていれば戸閉可能であり、
扉駆動回路１４に戸閉指令信号１３を送り、モータ１５
を駆動して扉を閉じる。そして、扉が閉じると、上記の
かご呼びの発生した階に向かって運転を開始する。

エレベータが所定の階に停止すると、戸開するために、
かご内操作パネル１において、戸開スイッチ３を操作す
る。この戸開スイッチ３からの戸開スイッチ信号１９は
扉制御回路９に入力され、戸開閉許可信号１６が運転制
御回路１１より出力されているので、扉駆動回路１４に
戸開指令信号１２を出力し、扉駆動回路１４によりモー
タ１５を駆動して扉を開く。

さらに利用者がエレベータかごから降りた際には、ホー
ル操作パネル５において戸閉スイッチ８を操作して戸閉
スイッチ信号２０を扉［！１回路９に入力し、戸閉指令
信号１３を扉駆動回路１４に送り、モータ１５を駆動し
て扉を閉じる。

かごから出た後にホールにおいて戸閉スイッチ８を操作
し忘れると、扉は開いたままの状態になる。

そして、この時には、エレベータ信号入力回路１０から
戸開検知信号２１がタイマー回路２３に与えられており
、タイマー回路２３は戸開検知信号２１の入力時から時
間計測を行い、例えば通常の扉の出入りに所要する時間
相当の一定時間が経過した時に戸閉遅れ信号２２をブザ
ー駆動回路２６に出力す、る。

また、運転制御回路１１からは他階ホールにおけるホー
ル呼びが発生した時に、他階ホール呼び検出信号２４が
ブザー駆動回路２６に入力される。

そこで、ブザー駆動回路２６は、前記タイマー回路２３
から戸閉遅れ信号２２が入力されている間にこの他階ホ
ール呼び検出信号２４が入力されてくると、扉閉め忘れ
報知のためにブザー２７を鳴動させ、エレベータかごの
停止している階にいる人に扉が閉め怠れとなっているた
めに他階の人が利用できないでいることを知らせ、戸閉
スイッチ８の操作をするように促す。

なお、戸開検知後一定時間が経過しても戸開操作されな
い時にブザーが鳴動するようにした装置が考案されてい
るが、この発明の異なるところは、エレベータをだれも
使用したいと思っていない時にはたとえ扉が開いたまま
になっていても閉め忘れ報知のためにブザー２７を鳴動
させることはせず、他階においてホール呼びが発生した
時に初めて閉め忘れ報知を行うところにあり、こうする
ことにより鳴動させる必要のない時にも必ずブザーが鳴
動して騒音となる問題がなく、また高齢者や身障者のよ
うにエレベータの乗り降りに時間のかかる利用者が使用
している時にブザーが鳴ってしまって慌゛てさせる不親
切な事態も起こらないようにできる。

なお、上記の実施例ではかご呼びスイッチ２ａ〜２ｄの
操作信号を戸閉信号に兼用し、またホール呼びスイッチ
６の操作信号を戸開信号に兼用するようにしているが、
これらは従来例と同様に個別にかご戸閉スイッチ、ホー
ル戸開スイッチを設けておいてもよい。そして、その場
合には扉制御回路９に対してかご呼びスイッチ信号１７
とホール呼びスイッチ信号１８とを入力する必要がなく
、単にタイマー回路２３およびブザー駆動回路２６、ブ
ザー２７を第１図と同様の構成で第２図の従来例回路に
付加するだけでよいことになる。

［発明の効果］ 以上のようにこの発明によれば、エレベータかごから降
りた後にホールから戸開操作をしないで戸開状態のまま
にしてしまったような場合、他階にホール呼びが発生し
た時にのみ扉閉め忘れ報知を行うようにしているために
、実際に扉閉め忘れを報知する必要がある時にのみ閉め
忘れ報知を行うことができ、戸閉遅れがあると必ず扉閉
め忘れ報知を行うことにより発生する不必要な騒音を抑
えることができ、しかも老齢者や身障者が利用している
場合のように乗り降りに時間が掛かって戸閉遅れが生じ
るような場合にも扉閉め忘れ報知を行うことがなくて利
用者を慌てさせることがなく、サービスの向上が図れる
。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例の回路ブロック図、第２図
は従来例の回路ブロック図である。 １・・・かご内操作パネル ２ａ〜２ｄ・・・かご呼びスイッチ ３・・・戸開スイッチ ５・・・ホール操作パネル ６・・・ホール呼びスイッチ ８・・・戸閉スイッチ　　　９・・・扉制御回路１０・
・・エレベータ信号入力回路 １１・・・運転制御回路　　１４・・・扉駆動回路１５
・・・モータ　　　　　２１・・・戸開検知信号２２・
・・戸閉遅れ信号　　２３・・・タイマー回路２４・・
・他階ホール呼び検出信号

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ホール操作パネル上に設けられたホール呼びスイッチお
   よびホール戸閉スイッチと、 かご内操作パネル上に設けられたかご呼びスイッチおよ
   びかご戸開スイッチと、 エレベータの運転状況を検出する各種信号を入力するエ
   レベータ信号入力回路と、 前記各スイッチからの信号および前記エレベータ信号入
   力回路からの各種信号によりエレベータの運転を制御す
   る運転制御回路と、 この運転制御回路からの扉開閉許可信号と前記ホール戸
   閉スイッチまたはかご戸開スイッチからの入力信号とか
   ら扉駆動信号を発生する扉制御回路と、 この扉制御回路により駆動制御される扉駆動用モータと
   、 前記エレベータ信号入力回路からの戸開検知信号の入力
   後一定時間経過した時に戸閉遅れ信号を出力する遅延回
   路と、 エレベータかごの存在していない階からのホール呼びス
   イッチ信号を検出する他階ホール呼び検出回路と、 前記遅延回路からの戸閉遅れ信号と前記他階ホール呼び
   検出回路からの他階ホール呼び検出信号とが共に入力さ
   れる時に扉閉め忘れ報知を行う報知回路とを備えて成る
   エレベータ制御装置。