JPH038319A - 露光装置の位置合わせ装置及び方法 - Google Patents

露光装置の位置合わせ装置及び方法

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JPH038319A
JPH038319A JP2031370A JP3137090A JPH038319A JP H038319 A JPH038319 A JP H038319A JP 2031370 A JP2031370 A JP 2031370A JP 3137090 A JP3137090 A JP 3137090A JP H038319 A JPH038319 A JP H038319A
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pattern
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は露光装置用の位置合わせ装置に関し、特に高密
度集積回路の転写マスクパターンを半導体基板(ウェハ
)上に露光する装置においてマスクパターンの光学像等
に対し回転偏位なしにマスクとウェハとの相対位置合わ
せを行なうための装置に関する。
大規模集積回路(LSI)パターンの微細化は年々進行
しているが、微細化に対する要求を満たし、且つ生産性
の高い回路パターン焼付は装置として縮小投影型露光装
置が普及してきている。従来より用いられてきたこれら
の装置においては、シリコンウェハに焼付けされるべぎ
パターンの何倍か(例えば5倍)のレチクルパターンが
投影レンズによって縮小投影され、1回の露光で焼付け
されるのはウェハ上で対角長21mmの正方形よりも小
さい程度の領域である。従って直径1251位のウェハ
全面にパターンを焼付けるには、ウェハをステージに載
せて一定距離移動させては露光を繰返す、いわゆるステ
ップアンドリピート方式を採用している。
LSIの製造においては、数層以上のパターンがウェハ
上に順次形成されていくが、異なる層間のパターンの重
ね合わせ誤差(位置ずれ)を一定値以下にしておかなけ
れば、層間の導電または絶縁状態が意図するものでなく
なり、LSIの機能を果すことができなくなる0例えば
1μ騰の最小線幅の回路に対しては、せいぜい0.2μ
国程度の位置ずれしか許されない。このような焼付は時
の位置ずれは、大別して回転偏位と平行偏位とに分けら
れる。第1図は前記回転偏位が生じた状態を詩張して示
す説明図で、実線の長方形パターン領域P、は既にウェ
ハ上に形成されている回路パターン領域であり、この領
域P1に対して微少量だけ回転した状態で破線で示す長
方形パターン領域P2が重ね合わせて露光焼付けされる
。この場合、領域P、の対角線の中心0はP2の対角線
の中心と完全に一致しているものとすると、中心O以外
の個所では領域P、に対して領域P2に回転偏位(回転
方向の保持誤差)が生じることになる。
従来の縮小投影型露光装置においては、ステップアンド
リピート動作を行なうに際して、ウニ八ホルダを介して
ウェハを載置するステージを、その移動平面をなす直交
座標の原点を基準にして移動しては位置決めし、一方マ
スクとして回路パターンの描かれたレチクルについては
、ウェハ上でのこのレチクルの投影像が前記直交座標に
対して回転偏位をできるだけ持たなくなるような位置決
めをして保持しておき、このような状態で、前記直交座
標系の座標位置を与えてステージを心動し、所定位置に
位置決めして露光するという一連のステップアンドリピ
ート方式の露光焼付けを行なうようにしていた。ところ
でレチクルの位置決めの際に用いる位置検出器(例えば
レチクルアライメント顕微鏡)の検出中心がずれている
場合、位置検出器を基準に位置決めされたレチクルは、
ステージの直交座標系に対して位置決め誤差を持つので
、ウェハ上に焼付けられるパターン領域は一般に回転偏
差を生じることになる。従来、この回転偏位の補正は、
実際にレチクルパターンを繰返してウェハに焼付け、焼
付けられたウェハ上のパターンを光学顕微鏡等で観測し
、隣り合って焼付けられたパターン相互間の偏位量を測
定し、その測定値から位置検出器の検出中心のずれを逆
に求めて補正を行なっていた。
しかしながらこのような方法ではウェハ上にパターンを
焼付け、それを現像してから回転偏位の量を観察して求
めるので多大の手間と時間を費し、そのうえ補正の精度
も高くはなく、回転偏位を要因とする回路パターンの位
置ずれをO11μm位置に押え込むことは極めて困難で
あった。
本発明は前述の諸問題点を解決して、マスクと被露光体
との回転偏位を短時間で高精度に検出して、マスクパタ
ーン毎の露光作業を高い重ね合わせ精度で高能率に行な
えるようにした露光装置用位置合わせ装置を得ることを
目的とするものである。
すなわち本発明の露光装置用の位置合わせ装置では、マ
スクのパターンをステップアンドリピート方式でクエへ
等の被露光体に順次露光するために前記被露光体を載せ
てその移動平面をなす直交座標系の両座標軸方向に2次
元移動可能なステージを備えている。
さらに本発明では、マスクを装置本体に装着したときに
残存する回転方向の誤差量を検知する手段、例えば上記
ステージ上に設けられて、マスクのパターンの像の一部
分(マーク等)を光電検出する光電検出器8.9と、ス
テージの直交座標(移動座標)系における位置を計測す
る干渉計等のステージ位置検出器13.34とを設ける
。そして、マスクの回転方向の誤差量に基づいて前記ス
テージの位置補正を行なう手段、例えばステージ制御計
30.34.35を設けるようにした。
これによって前記検知手段によって検出された前記マス
クパターンの前記直交座標系の座標軸に対する回転偏位
it(回転方向の保持誤差)が算出される。本発明の好
適な応用例では、前記直交座標系に対しこの回転偏位量
を相殺するように座標軸を回転した別の直交座標系が定
められ、この別の直交座標系の座標軸方向にステージを
ステップ移動させて位置決めが行なわれるようになされ
ている。
本発明によればステージの移動座標軸に対するマスクパ
ターンの回転偏位自体を十分小さく押え込む代りに、こ
の回転偏位が存在してもそれが焼付パターンに実直的に
影響しなくなるようにステージのステップ移動を位置制
御可能である。
本発明を実施例図面と共に詳述すれば以下の通りである
第2図は本発明の位置合わせ装置の適用対象例としての
縮小投影型露光装置の概略を示す構成図で、露光用照明
光源1からの照明光は第1コンデンサレンズ2によって
一度収束されたのち、第2コンデンサレンズ3に達する
。その光路中、光が収束される位置には照明光の通過を
所望時に遮断するためのシャッタ4aが設けられている
。第2コンデンサレンズ3を通つた光束は、マスクとし
てのテスト・レチクル(以下単にレチクルと云う)5を
照明する。このレチクル5を透過した光束は結像光学系
としての投影レンズ6に入射する。この投影レンズ6は
、そのレチクル5側すなわち物体側が非テレセントリッ
クで、像側がテレセントリックな光学系である。投影レ
ンズ6の直下のステージ7は、普段は半導体ウェハ1o
を載せてそのB助平面をなす第1直交座標系XY方向に
2次元移動するものであり、前記ウェハ10は、ステー
ジ7と一体に2次元移動するウェハホルダ!!上に載置
される。ウェハホルダ11はステージ7に対して微少回
転と上下動とができるように設けられている。このウェ
ハホルダ11は、投影レンズ6によるレチクル5の回路
パターン(図示せず)の投影像がウェハlOの表面に結
像するように、すなわち焦点合わせができるように上下
動する。
さてレチクル5の下面には、前記回路パターンの他に、
光透過性のマークRR,RLが左右両端の所定位置(局
所部分)に描かれている。レチクル5のマークRRを透
過した光束11に着目すると、光束11は投影レンズ6
によって集束されてその像側から光束12どなって射出
され、ステージ7に設けられた微小開口部材8上にマー
クRRの像を結像する。この微小開口部材8には、それ
を通過した光を受光して電気信号を出力する光電変換手
段としての光電検出器9が組合されており、また微小開
口部材8の開口面はステージ7上のウェハlOの表面の
高さとほぼ一致するように定められ、従って微小開口部
材8と充電検出器9は前述のようにウェハホルダ11の
上下動に伴って一体に上下動するようになされている。
このような焦点合わせのために、投影レンズ6とウェハ
10の表面(または微小間口部材80開ロ面)との間隔
を計測するギャップセンサ12が設けられている。この
ギャップセンサ12とウェハホルダ11の上下動機構と
によって自動焦点調整が可能であり、ウェハ10上にレ
チクル5の回路パターンを焼付ける際、ウェハ10の表
面高さを検出して、常にコントラストの高い投影像が転
写できるようになっている。
一方、ステージ7の第1直交座標系XYでの位置は、レ
ーザ干渉計によってステージ7に固定された反射鏡まで
の距離をレーザ光を用いて測定することにより求められ
るようになされており、第2図ではX軸方向(紙面で左
右方向)のレーザ干渉計13と反射鏡14のみが示され
ているが、ステージ7の移動平面を成すX軸と直交する
Y軸方向(紙面の表裏方向)に関しても同様にレーザ干
渉計と反射鏡との別の組合せが設けられていることは述
べるまでもない。これらのレーザ干渉計によって、装置
に予じめ設定される第1直交座標系XYの原点に対する
ステージ7の位置座標値がそのステップB動中に逐次計
測されるものであり、この第1直交座標系XYの原点は
、この実施例では投影レンズ6の光軸上にあり、従って
前記X軸およびY軸方向の両レーザ干渉計は、それらの
各レーザ光束が成す2つの測定軸の交点が投影レンズ6
の光軸上に位置するように配置されている。
またレチクルホルダ15は、レチクル5を保持して第1
直交座標系のXY平面と平行な平面内の第2の直交座標
系xyにて2次元移動可能であり、後述するレチクルア
ライメント制御系による駆動制御でレチクル5の位置決
めを行なうものである。
さらに第2コンデンサレンズ3の入射側の両脇に配置さ
れているシャッタ4bおよび4cは、照明光源1からレ
チクル5までの照明光路中でレチクル5のマークRRと
RLへの入射光だけを所望時に遮光するためのものであ
り、その配置位置は図示の位置に限定されるものではな
い。
レチクル5には前述のように光透過性のマークRRとR
Lが設けられているが、このマークRRとRLは、具体
的には第3図に示したようにレチクル5の回路パターン
領域5aの周辺の遮光部分に例えばX軸方向に向けて設
けられた透光スリットである。このマークRRとRLは
、第3図の例ではレチクル5の中心を原点とする第2直
交座標系xyのX軸上で互いに離れた2個所に設けられ
ているが、y@上にも同様な透光性マークを設けてもよ
い。
尚、レチクル5のパターンの投影レンズ6による投影像
はxy座標に関して反転像となるので、第3図ではレチ
クル5の座標系xyとステージ7の座標系XYの方向を
逆にして示しである。
従って、レチクル5をレチクルホルダ15に載置して固
定したときに、これらX軸と、投影レンズ6の光軸と、
X軸との3軸を含む平面が規定できて、しかもy軸と、
投影レンズ6の光軸を、Y軸との3軸を含む別の平面が
規定できれば、ステージ7に対するレチクル5の回転偏
位は零となることになる。
さてステージ7には、前述のようにレチクル5のマーク
RRとRLの投影像を検出する微小開口部材8が設けら
れている。この微小開口部材8は、第4図(a)に示す
ように、円形状のガラス板全面にクロム層などを蒸着し
、そのクロム層の一部にスリット開口8aを形成したも
のである。、第4図(b)は第4図(a)のA−A線矢
視断面図であり、スリット開口8aの長手方向はステー
ジ7の第1直交座標系XYのX軸方向と一致するように
定められ、またスリット間口8aのY軸方向の幅寸法は
、投影光学系の縮小率等を考慮に入れてマークRR又は
RLが部材8の開口面上に結像されたときの該マークの
投影像のY軸方向の幅寸法と略等しくなるように定めら
れている。
前記第1直交座標系XYの原点が投影レンズ6の光軸上
にあることは前述した通りである0本実施例に招けるレ
ーザ干渉計によるステージ7の位置座標の測定は、通常
知られている方式と変りなくX軸方向とY軸方向の各レ
ーザ干渉計内のデジタルカウンタによってデジタル測定
方式で行なわれる。このカウンタは、ステージ7の移動
に従ってその計数値を増減させるものであり、装置の電
源没入時などには、ステージ7の原点位置を定めてその
原点位置でこのカウンタを;にリセット或いは成る定め
られた一定値にプリセットする必要があるが、このステ
ージ7の原点位置への定位を前述スリット開口8aを利
用して行なうことができる。すなわちこの場合、光電検
出器9の出力によってスリット間口8aとマークRR(
又はRL)の像とが一致したことを検知し、このときに
Y軸方向のレーザ干渉計内のカウンタ(Yカウンタ)を
零にリセットする。正確にはレチクル5の回転偏位を考
慮に入れて、マークRRの像とマークRLの像とがそれ
ぞれスリット開口8aと一致したときのYカウンタの計
数値Y「とYlとから、Yカウンタが(Yr◆YjZ)
/2となるようにステージ7をY軸方向に位置決めした
ところでYカウンタを零にリセットし、Y軸の原点位置
決めを行なう。X軸方向についても同様で、図示しない
がレチクル5のX軸上に同様の透光マークを対設けてお
ぎ、また微小開口部材8にスリット8aと直交する方向
に延在した別のスリット開口を設けておいて、同様の手
順でX軸方向のレーザ干渉計内のカウンタ(Xカウンタ
)の零リセットを行なえばよい。このようにして座標系
XYの原点設定が果され、以後ステージ7はこの原点を
基準とする第1直交座標系XYの位置座標をもって2次
元移動中にわたり逐次位置測定されることになる。
尚、カウンタの零リセットは、ステージ7が所定の位置
にぎたときにリミットスイッチ等で行なってもよい。
さて、この実施例の装置にはさらに、ウェハ10上のマ
ークを検出して位置合わせに用いるアライメント顕微鏡
(W A M : Wafer^Iigna+ent旧
croscope)が本発明の第2の手段として備えら
れており、その配置は第3図に示した通りである。すな
わち、この顕微鏡はウェハ1o上に後述の如く形成され
たアライメント用の特定の形状のウェハマークを光電検
出するもので、第3図に示すように投影レンズ6の鏡筒
の周囲にWL、WXおよびWRの3木をオフ・アクシス
(off axis)で固定配置しである。第1のアラ
イメント顕微鏡WLは、ウェハ10のY軸方向の位置を
検出するためのもので、その検出中心(観察中心)が基
準状態でYL1iljl上に位置するように配置されて
いる。
第2のアライメント顕微鏡Wxは、ウェハ10のX軸方
向の位置を検出するもので、その検出中心(観察中心)
が基準状態でX@!1上に位置するように配置されてい
る。このように両アライメント顕微鏡WLとWXの検出
中心をそれぞれY@上とX軸上とに一致させるのは、ウ
ェハ10の位置検出に際してアツベ誤差を無くすためで
ある。第3のアライメント顕微11WRは、第1のアラ
イメント顕微鏡WLと対になってウェハ10の回転ずれ
を検出するもので、基準状態においてその検出中心(観
察中心)と第2のアライメント顕微鏡WLの検出中心と
を結ぶ線分がX軸と平行になるように配置されている。
これら3木のアライメント顕微鏡は、第1層目のパター
ン焼付けで第2層目以降の重ね合わせ露光のアライメン
トのために、ウェハ上の回路パターンの内部または近傍
ストリートライン上に転写形成された特定の形状、例え
ば短かい線状のウェハマークを、振動スリットまたはレ
ーザ光振動ビームで走査して検出する光電顕微鏡であり
、その検出中心は例えば振動スリットや振動ビームの振
動中心と一致するように定められ、特に第3のアライメ
ント顕微鏡WRの光学系には、検出中心をY軸方向に 
 変位させるために、回転可能な平行平板ガラス等が設
けられている。
第2図および第3図に示した装置を制御するための制御
系の主要構成は第5図のブロック図に示されている。装
置全体は、プログラムによる制御および各種演算処理が
可能なように、メモリ等を含むマイクロコンピュータ(
cPυ)3oによって統括制御される。CPυ3oは、
インターフェース(I F) 31を介して周辺の検出
部、測定部あるいは駆動部と、各種情報のやり取りを行
なう、シャッタ駆動部32は、CPU30の指令によっ
て各シャッタ4a、4b、4cの開閉動作を行ない、ま
たレチクルアライメント制御系(R−ALG)33は投
影レンズ6の光軸に対してレチクル5が所定の位置にく
るようにレチクルホルダ15を動かして位置合わせする
ものである。
方、ステージ7の位置座標を計測するために、前述のX
軸用のレーザ干渉計13によって読取られたステージ7
のX軸方向の位置情報と、Y軸用のレーザ干渉計34に
よって読取られたステージ7のY軸方向の位置情報とが
共にインターフェース31を介してCPU30に送られ
る。またステージ7を2次元移動させるために、ステー
ジ7をX軸方向に駆動するX軸駆動部(X−ACT)3
5と、ステージ7をY軸方向に駆動するY軸駆動部(Y
−ACT)36とが、CPU30の指令によって動作す
るように設けられており、さらにステージ7上のウェハ
ホルダ11を微小回転させるためのθ軸回転駆動部(θ
−ACT)37と、ウェハルダ11および微小開口部材
8と光電検出器9の組合せを一体的に上下動させるため
の2@駆動部(Z−ACT)38とが設けられ、CPU
30の指令によって動作するようになされている。前記
光電検出器9の光電出力信号もインターフェース31を
介してCPU30に人力され、また焦点検出部(AFD
)39は、第2図に示したギャップセンサ12からの信
号を受は取ってウェハ10の表面(又は微小開口部材8
の開口面)と投影レンズ6の焦点位置のずれ情報(合焦
情報)をインターフェース31を介してCPU30に与
えるようになっている。尚、CPU30には、インター
フェース31を介して、測定した結果や動作状態等を表
示するためにモニタ用のCRTデイスプレィあるいはプ
リンタなどの出力端末装置40も接続されている。
また第3図に示したように、オフ・アクシス配置のアラ
イメント顕微鏡WL、WX、WRは、光電顕微鏡または
レーザースポット走査型のウェハマーク検出手段(本発
明の第2の手段)であり、これらはそれぞれの検出中心
がウェハ10上の所定のウェハマークと一致すると、マ
ーク検出信号をインターフェース31を介してCPU3
0に与える。尚、これらアライメント顕微鏡WL。
WX、WRによるウェハマークの検出に際してもギャッ
プセンサ12と焦点検出部39とによる合焦情報がCP
tJ30に入力れさることは述べるまでもない。
アライメント顕微鏡WRには、振動スリットまたは振動
ビームの振動中心や、レーザ光の送先々路を、第1の直
交座標系XY上のY軸方向に微小量シフトさせるために
、平行平板ガラスやプリズムがCPU30の指令による
制御で所望量だけ回転ないし移動可能に設けらている。
以上のような構成においてレチクル5がレチクルホルダ
15に載置され、レチクルアライメント制御系33でチ
レクル5のアライメントを行なフたのち、レチクル5の
パターンをウェハ10上に投影するとその光学像は第6
図のようになる。
第6図はレーザ干渉計13と34とで計測されるステー
ジ7の第1直交座[XYに対するレチクル5のパターン
領域5aの投影像5a’ を示している。レチクル5の
マークRRとRLも像RR’とRL’ としてそれぞれ
投影像5a’のX軸上に沿った両脇に投影される。尚、
ここではレチクル5の投影像の内部座標系xyの原点を
ステージ7の直交座標系XYの原点0と一致させ、投影
レンズ6による歪曲収差は無視し得るものとして扱って
いる。通常、レチクル側の第2直交座標系xyはウェハ
側の第1直交座標系XYに対して回転偏位による重ね合
わせ誤差をもち、第6図はそれを誇張して示したもので
、この回転偏位量を角度εで表わしている6本発明のひ
とつの実施態様においてはこの角度εが無視できるほど
小さくなるように調整する代りに、焼付けられたパター
ンが実質的に角度εの影響を受けなくなるようにステー
ジ7を移動制御することで回転偏位による重ね合わせ誤
差をなくそうとするものである。
第6図においてマーク像RL’ とRR’ はレチクル
5の投影像の一部であって、それらのy軸座標値は一致
しているものとする。またレチクル5の投影面レベルは
縮小開口部材8の開口面レベルと一致し、部材8はこの
投影面内をステージ7の移動と共に2次元移動するもの
とする。ここで角度εの測定法について述べると、まず
、微小開口部材8の開口面にレチクルの投影像が結像す
るように、ギャップセンサ12と焦点検出部39および
Z軸駆動部38を用いて焦点合わせを行なう。
その後、ステージ7を移動させてマーク像RR’とRL
’ をスリット間口8aで走査し、この走査時に得られ
る充電検出器9の出力と、レーザ干渉計13と34の出
力とにより、マーク像RR’ とRL’ との第1直交
座標計XYでの位置を計測する。これは例えば第6図に
おいてスリット間口8aがY軸方向に移動してマーク像
RR’又はRL’ を走査した際に、スリット開口8a
とマーク像とが合致した瞬間に光電検出器9がピーク値
を示すから、このピーク値の得られたときの位置なレー
ザ干渉計13と34で計測すればよい。このようにして
計測されたマーク像RR’のY座標値をYRI マーク
像RL″のY座標値をYLとし、ステージ7のX軸方向
の移動量から求めたマーク像RR’ とRL’  との
間隔をρとすると、角度εは通常は微小角度であるので
次の(11式のように表わされる。
ε=jan−’  (YR−YL) /(1押(YR−
YL)/u  ・・・・・・(1)またレチクル5上で
のマークRRとRLとの間隔が予じめ判っていれば、そ
の投影像RR’ とRL’のX@力方向間隔℃°も判る
ので、角度6は次の(2)式のように表わすこともでき
る。
ε=sin−’  (YR−YL)/Il’〜(YR−
YL)/IL’ ・・・・・・(2)こにょうにして予
しめ角度εが求められ、以後のステップアンドリピート
方式の露光操作におけるステージ7のステッピング移動
の方向補正情報として用いられる。
以上の説明の中で、第6図においてマーク像RR’ と
RL’が回路パターン領域像5a’から離れている程、
回転偏位量(角度ε)の測定精度が向上する。また微小
開口部材8のスリット開口8aおよびマーク像RR’ 
とRL’のスリット形状の長さが長い程、検出光量が増
加するので測定精度が向上する。ここでlまたは1゛の
長さが長くなるようにした場合、マーク像RR’ とR
L’が繰返し露光される隣の回路パターン領域像に重な
るので、このようなときにはマーク像RR’ とRL’
 に対するレチクル5への照明光源からの入射光だけを
シャッタ4bと40により選択的に遮光できるようにし
て、回転偏位it(角度6)の測定時のみこれらシャッ
タ4bと40を開き、回路パターンの露光時にはこれを
閉しるようにする。
尚、回転偏位量の測定精度がそれほど高くなくてもよい
場合には、マーク像RR’やRL’のような特別なマー
クを用いずに、回路パターン領域像5a’内のX軸と平
行な線、例えばパターン領域と周囲との境界線の像の両
端部(第6図にil、i2の位置計測は、if、i2の
明暗境界をスリット開口8aが横切ったときの光電検出
器9の出力信号立上りまたは立下りの中央でのレザ干渉
計13.34の計測値を用いて行なう。
次に木実hh例を装置を用いた動作について説明する。
まずはしめに、ウェハlOに対して回路パターンの第1
層目を焼付ける場合の露光動作を第7図、第8図および
第9図と共に説明すれば以下の。
通りである。
この場合、ウェハlOの表面には未だ回路パターンもア
ライメント用のウェハマークも存在しないから、ウェハ
10は第5図に示すようにその外周部の一部に設けられ
た直線状の切欠きであるファセット(またはフラット)
10aを基準にしてウェハホルダll上に載置され吸着
固定される。
本実施例では、ファセット10aの直線方向がステージ
7のX軸方向と一致するように位置決めされる0次いで
ギャップセンサ12と焦点検出部39およびZ!1It
h駆動部38によりウェハ10の表面を投影結像面に焦
点合わせする。その後、レーザ干渉計13と34、X軸
駆動部35およびY軸駆動部36によりステージ7を一
定距離ずつ移動させてはシャッタ4aを所定時間だけ開
き、レチクル5のパターン領域5aの縮小投影像をウェ
ハ10上のフォトレジストに露光転写することを繰返す
。この場合、シャッタ4b、4cは閉じられ、マークR
RとRLの像がウェハ10上に転写されるのを防止する
。このようにしてウェハ10のほぼ全面にパターン領域
5aの縮小像がマトリックス状に転写され焼付けられる
ことになる。
ここでもしレチクル5に前述したような角度εの回転偏
位が存在したままステップアンドリピート方式の露光転
写を行なうと、ステージ7のX軸方向の歩進によって、
第7図に示すように、ウェハ10に次々に転写されるパ
ターン領域P0.P。
の中心を結ぶ線分はX@上に位置するものの個々のパタ
ーン領域は偏位角度εだけX軸(又はY@)に対して回
転した状態で転写されてしまう。
そこで本実施例では前述のように予じめ求めておいた角
度εを用いてCPU30内でXY座標に対し角度εだけ
回転した別の直交座標系αβ(以上第3直交座標系と云
う)をウェハ1oに対して設定するものである。
今、ひとつのパターン領域P。を転写したのち、次のパ
ターン領域P1の転写のためにステージ7をX軸方向に
歩進させるに際して、ステージ7の歩進方向をα軸に沿
わせることで次の転写パターン領域Plの代りに22と
なり、このパターン領域P、と前記パターン領域PGと
の配列をみれば判るように第3直交座標系αβをウェハ
10上での転写パターンのマトリクス配列座標にするこ
とで回転偏位(角度ε)が実質的に相殺されることにな
る。
そこで、ウェハ10内の配列座標を第3直交座標系αβ
に定めてこの座標軸αβに沿ってパターン領#C露光位
置の位置決めをすることにし、ステージ7には第3の直
交座標系と第1の直交座標系との間の座標変換によって
そのステッピング位置を与えるようにする。
今、第8図のように、投影レンズ6で投影しているパタ
ーン領域をPo9次に露光転写すべきパターン領域をP
2とし、パターン領域P2の中心を02とする。また第
3直角座標系αβにおけるパターン領域Poの中心Oの
座標値を(β0.β0)、パターン領域P2の中心O7
の座標値を(β1゜β1)とし、投影レンズ6の光軸、
すなわちパターン領域P0の中心を原点とするステージ
7の第1直交座標系XYに対してウェハ10上の配列座
標系αβが角度εだけ反時計方向に回転しており、座標
系αβの原点01が座標系XYの座標値(Xo、Yo)
を持っているものとする。
パターン領域P。の露光が終了し、パターン領域P2の
中心0.と座標系XYの原点O(投影レンズ6の光軸)
とを一致させるためには、ステージ7を現在の位置、す
なわち(Xo、Yo)から、第8図の通りX軸方向にΔ
X、Y軸方向に△Yだけ移動させればよい。ここでΔX
と△Yは、ΔX=(β1−α。)cosε−(β、−β
。)sinεΔY= (a、−a、)sin g+(β
1−β(1)cos eと表わされ、角度εが充分小さ
ければ、ΔX−(β1−β0)−(β1−β。)ε ・
・・(3)△Y=(β8−α。)ε−(β1−β。) 
 ・・・(4)と近似できる。
第5図に示したCPU30にこの(3) 、 (4)式
をプログラムしておき、さらに露光転写すべき各パター
ン領域の中心位置を前記配列座標系αβの座標値として
予じめ記憶させておき、先に検出しておいた角度εを用
いて(3) 、 (4)式の演算を行ない、結果的に角
度6を相殺するようにステージ7のステッピング移動を
制御する。このステッピングは、ステージ7の現在位置
(Xo、Yo)に対してレーザ干渉計13と34のカウ
ンタ測定値をΔXΔYだけ変化させるようにステージ7
の位置を移動させて行なうものであり、例えばウェハ1
0のファセット10aの直線と平行な一列をステップア
ンドリピート方式で露光転写するには、パターン領域の
中心座標値のうちβ。とβ1を互いに等しい値とし、β
1−α。をピッチE、として、(3)  (4)式から ΔX−E。
ΔY−E、・ε となるようにステージ7のステッピングを行なえばよい
。例えば9個のパターン領域を一列に転写した場合、第
9図に示すようにこの一列のパターン領域E、〜E9の
それぞれの中心C2〜c9は全てα軸上に並び、各パタ
ーン領域E、〜E9のいずれもが座標系αβに関して回
転偏位な(並び、唯、座標系XYのX軸と平行にされた
ファセット10aの直線に対してα軸が角度εだけ傾い
ているだけである。このようにして二列目、三列目も同
様に座標系αβ上にパターン領域を入れさせながら露光
転写することで、ウェハ1oの全面に、第7図の如き回
転偏位を生じることなく、配列座標系αβに従って整列
した転写パターンを得ることができる。尚、この第1層
目の転写によって、第2層目以降の重ね合わせのアライ
メントのためのウェハマークが各パターン領域内または
その近傍のストリートライン上に転写されることは前述
した通りである。
このように、レチクル5が角度6の回転偏位を伴うよう
なセット条件下にあっても、ウェハ1゜に転写された第
1層目のパターン領域はいずれも実質的に角度εの影響
を受けることがない。
次に第2層目以降のパターンの重ね合わせ露光転写につ
いて第10図および第11図と共に説明する。
第1O図は、第3図に示した投影レンズ6、アライメン
ト顕微鏡WL、WX、WRの配置関係を第1直交座標X
Y平面上に示した説明図で、投影レンズ6の最大露光領
域6a内におけるレチクルパターン領域5aの投影領域
6bの中心、すなわち投影レンズ6の光軸は、第1直交
座標XYの原点に一致しているものとする。投影レンズ
6の周囲の所定位置に配置された各アライメント顕微鏡
WL、WX、WRはそれぞれの視野に見たてた破線の円
で示されており、それぞれの検出中心をLC,XC,R
Cとし、LCとRCのX軸方向の間隔をLとして示す。
第11図は、すでに第1層目のパターンが転写されてい
るウェハ10を模式的に示す平面図で、ウェハ10内の
成る一列のパターン領域E1〜E6とその近傍のみを描
いである。パターン領域E1〜E6の上下、左右のスト
リートライン上には、配列座標系のβの各軸に沿って細
長いアライメント用のウェハマークがすでに形成されて
いる。ここでは、これらのウェハマークのうち、α軸と
平行な1本のストリーi・ライン上で互いに間隔がほぼ
したけ離れた2つのウェハマークALとARlそれにβ
軸と平行な1本のストリートライン上の1つのウェハマ
ークAXを2層目以降の重ね合わせ露光のウェハ10の
アライメント用に使うものとする。
さて、第2層目のパターンの露光に先立って、レチクル
5として第1層目のときとは異なる回路パターンのもの
がレチクルホルダ15にマウントされる。従って再びレ
チクルによる回転偏位を考慮する必要がある。そこで第
2層目のパターン露光に際しても、まずステージ7を移
動させてレチクル5の透光マークRRとRLの投影像を
微小開口部材8と光電検出器9とによって検出し、レー
ザ干渉計13.34によってその位置座標を求め、回転
偏差を(1)又は(2)式に従って角度εとして検出し
ておく。
次にアライメント顕微鏡WLはWRの検出中心LCとR
Cの調整を行なうが、この調整では、第10図に示すよ
うに、アライメント顕微鏡WLとWRの雨検出中心LC
とRCを結ぶ線分がXY座欅平面上においてX軸に対し
前記角度ε′だけ傾くようにする。このためにはアライ
メント顕微鏡WRの検出中心Reを、第2層目のレチク
ルの回転偏位角度ε°からδy ”F L・ε°で求め
られる変位量δyだけY軸方向に変化させればよい。こ
れは、具体的には、アライメント顕微鏡WRの光学系内
部のバーピングガラスやプリズム等の光学部品を回転ま
たはシフト移動させることにより微調整可能である。こ
の場合、検出中心RCを決まった量だけ変位させるのに
、バーピングガラス等の回転角またはプリズム等の移動
量を検出する別の検出手段を設けてその検出信号を用い
て行なってもよいが、前記レーザ干渉計13.34を利
用して行なうほうが何かと好都合である。このレーザ干
渉計13.34を利用する場合においては、ステージ7
に固定した位置検出用の微小開口部材8のスリット間口
8aを利用して、まずアライメント顕微鏡WLの検出中
心LCと、前記スリット開口8aのY軸方向の中心とが
一致するようにステージ7の位置決めを行ない、前記レ
ーザ干渉計34でそのときのY座標値yw1を計測する
。次いでステージ7を距fit LだけX軸方向に移動
させて、同じスリット開口8aをアライメント顕微鏡W
Rで検出できるようにする。このときレーザ干渉計34
によるY軸座標測定値が(y w l+δy)となるよ
うにステージを位置決めし、その後に検出中心RCとス
リット開口8aの中心のY座標値が一致するようにアラ
イメント顕微11WRの光学系内の光学部品を回転また
は移動させる。
以上のようにしてアライメント顕微鏡WLとWRの調整
が終了すると、次にウェハ10(第1層目の転写パター
ンが形成されたもの)をホルダll上に載置し、真空等
により吸着固定する。この場合、ウェハ10はファセッ
ト10aを使ってホルダ11上に粗く位置決めされる。
その後、ウェハlO上の1つのストリートライン上に距
Il!tしたけ離れて形成された2つのウェハマークA
LARがそれぞれアライメント顕微鏡WLとWRの検出
視野内に入るようにステージ7を位置決めする。この位
置決めは、ステージ7上の微小開口部材8に対するウェ
ハ10の位置が概ね定められているから、予じめアライ
メント顕微鏡WLとWRの検出中心LCとRCが微小開
口部材8のスリット開口8aと一致したときのステージ
7の座標値を記憶しておくことで容易に行なうことがで
きる。
さて、ウェハ10上の2つのウェハマークALとARが
アライメント顕微鏡WRとWLによってとらえられると
、アライメント顕@鏡W Lの検出中心LCとウェハマ
ークALとが一致し、アライメント顕微fiWRの検出
中心RCとウェハマークARとが一致するように、ウェ
ハホルダ11をθ軸回転駆動部37により回転させる。
この際、ウェハホルダ!1の回転中心をウェハマークA
Lの近傍に定めておくと、ホルダ1!を回転したとぎ、
アライメント顕微鏡WLの検出中心LCからのウェハマ
ークALのずれ量は極めて小さくなる。この場合には、
実質的にアライメント顕微鏡WRの検出中心RCからの
ウェハマークARのY軸方向のずれが零となるようにウ
ェハホルダlの微小回転またはステージ7のY軸方向へ
の微小8勤を行なうだけでよい。このようにしてウェハ
lOのステージ7に対する回転位置が定まるとホルダ1
1はステージ7に固定される。
以上にようにしてウェハ10内の配列圧+= &αβは
第12図に示す如くステージ7のXY座漂軸に対して角
度ε゛だけ傾いて位置決めされ、従って第2層目のレチ
クル5の投影パターン領域P。
とウェハ10上にすでに存在する第1層目の各パターン
領域E、〜E6とは、それぞれXY座標軸に対して反時
計方向に角度6°だけ傾いた状態で設定される。このよ
うなウェハ10の位置決めが終了すると、ウェハマーク
ALとアライメント顕微鏡WLの検出中心LCとが一致
したときのステージ7のYIQ標値、およびステージ7
を移動してウェハマークAXとアライメント顕微鏡WX
の検出中心XCとが一致したときのステージ7のX座標
値とに基づいて、CPU30がパターン領域P0と、ウ
ェハlO上の各パターン領域E、〜E6との中心位置関
係を求め、パターン領域P。
がElに重なるようにステージ7を移動し、シャッタ4
aを開いて露光する。次いでパターン領域P0をE2以
下の第1層目パターン領域のそれぞれに順次重ね合わせ
るためにステージ7のステッピング移動するが、その際
には前述の(3) 、 (4)式に基づいてステージ7
を位置決めすれば、レチクル5の角度ε°の回転偏位は
ウェハ10上の全てのパターン領域において相殺され、
従って第1層目と第2層目のパターン領域が互いに回転
偏位なく重ね合わされることになる。以下、第3層目以
降についても、アライメント顕微鏡WL、WRの調整を
行ない、同様にステップアンドリピートの焼付けが回転
偏位の発生なしに行なわれる。
尚、前述の実施例ではアライメント顕@鏡WL、WRの
調整を微小開口部材8と光電検出器9とを用いて行なっ
たが、ウェハ10上にウェハマークALがあるときはそ
れを用いても同様に調整が行なえる。この場合、まずウ
ェハマークALをアライメント顕微鏡WLの検出中心L
Cと一致させたのちステージ7をX軸方向に移動させ、
アライメント顕微鏡WRがウェハマークALをその検出
視野内にとらえたらステージ7を停止し、その検出中心
RCとウェハマークALと−が一致するように検出中心
RCを位置調整する。これによって両アライメント顕微
鏡WLとWRの検出中心LCとRCを結ぶ線分がX軸と
平行になる。その後、予じめ求めておいた角度ε゛に基
づいてδy”F Lε゛だけステージ7をY軸方向に移
動させて位置決めし、アライメント顕微鏡WRの検出中
心RCが再びウェハマークALと一致するように該アラ
イメント顕微鏡WRの光学系中のバーピングガラスやプ
リズム等を変位させればよい。
また前述の実施例は投影型露光装置に適用した場合であ
るが、本発明はこれに限らず、マスクとウェハとを微小
間隙を介して対面させ、マスク側から露光用の光線或い
はX線等を照射し、ウェハ上にマスクのパターン像を転
写しては一定距離だけマスクを平行移動させてこれを繰
返す所謂プロキシミティ方式(近接方式)のステップア
ントリピート露光装置にも同様に通用可能であることは
述べるまでもない。
以上のように、本発明によれば、マスク(レチクル)の
被露光体(ウェハ)移動座標系に対する回転偏位を定量
的に短時間で精度よく求め、露光に先立ってウニへ穆動
位置を補正できるから、重ねて焼付けられる回路パター
ン同士がレチクルの回転偏位に起因して位置ずれを起す
のを効果的に防止でき、レチクル毎に1度だけアライメ
ント顕微鏡の調整をする等の操作だけで以後のステッピ
ング中にレチクルの回転偏位が残らず、従って回転偏位
による重ね合わせ誤差の防止が掻く短時間の調整で果し
得るものである。
さらに本発明によれば、ウェハ上の回路パターン、所謂
チップのローテーションが防止された第1層のウェハが
作られるから、第2層以降の重ね合わせ精度も向上する
といった効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は重ね合わされたパターン相互間の回転偏位を示
す説明図、第2図は本発明の回転偏位検出装置の通用対
象例としての縮小投影型露光装置の概略図を示す構成図
、第3図はレチクル透光マークの位置および投影レンズ
周囲の3木のアライメント顕微鏡の配置の様子を第1直
交座標、iXYおよび第2直交座標系xyとの関連で示
した模式斜視図、第4図(a) (b)は微小開口部材
の一例を示す平面図とそのA−A線矢視断面図、第5図
は実施例に係る露光装置制御系の構成を示すブロック図
、第6図はレチクルパターンのウェハ上での投影像を第
1および第2直交座標系の原点を一致させて示した拡大
図、第7図はステージの歩進によって次々に露光したと
きの隣り合う転写パターンの回転偏位とその相殺を示す
説明図、第8図はステージの歩道に際しての位置決め座
標変換を示す説明図、第9図は第1層目の転写パターン
について回転偏位が相殺されることを示すウェハ上の転
写パターン配列の説明図、第10図は投影レンズと各ア
ライメント顕微鏡の第1直交座標XY平面上での配置関
係を示す説明図、第11図はすでに第1層目のパターン
が転写されたウェハの模式平面図、第12図は第2層目
のパターンの重ね合わせを示す説明図である。 1:照明光学系、2.3:コンデンサレンズ、4a、4
b、4cニジvツタ、5ニレチクル、5a:パターン領
域、6:投影レンズ、7:ステージ、8:微小開口部材
、8aミニスリット口、9:光電検出器、10.ウェハ
、11:ウェハホルダ、12:ギャップセンサ、13:
レーザ干渉計、14:反射鏡、15ニレチクルホルダ、
WL、WX、WR: アライメント顕微鏡、30:マイ
クロコンピュータ(CPU)、31 :インターフェー
ス、32:シャッタ駆動部、33ニレチクルアライメン
ト制御系、34:レーザ干渉計、35:X軸駆動部、3
6:Y軸駆動部、37.0軸駆動部、 部、RR。 マーク像、 E1〜E9 38・Z軸駆動部、39:焦点検出 RL:透光マーク、RR’ 、RL’ AL、AR,AX:ウェハマーク、 二転写されたパターン領域。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)マスク上に描かれたパターンを被露光体上に露光
    する露光装置において、 前記マスクを装置本体に保持する際の回転方向の保持誤
    差を検知する手段と、検知した保持誤差に基づいて前記
    被露光体を載置するステージの位置補正を行なう手段と
    を具備することを特徴とする露光装置位置合わせ装置。
  2. (2)前記位置補正手段による位置補正は、ステージの
    第1方向のステップ移動の際に、該第1方向と直交する
    第2方向へ位置補正することを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の装置。
  3. (3)マスク上に描かれたパターンを被露光体上に露光
    する露光装置において、 前記マスクを装置本体に保持する際の保持誤差を検知す
    る第1の手段と、前記被露光体上に付されたマークの位
    置を検知する第2の手段と、前記第1の手段により検知
    した保持誤差および第2の手段により検知した被露光体
    上のマーク位置に基づいて前記被露光体を載置するステ
    ージの位置補正を行なう手段とを具備することを特徴と
    する露光装置の位置合わせ装置。
  4. (4)前記位置補正手段による位置補正において、前記
    保持誤差のうちの回転方向成分を前記ステージの回転方
    向駆動系で補正するとともに前記ステージの第1方向の
    ステップ移動の際に、該第1方向と直交する第2方向へ
    位置補正することを特徴とする特許請求の範囲第3項記
    載の装置。
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