JPH0381495A - 泥水加圧シールド機の送排泥管類の解体方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は泥水加圧シールド機の送排泥管類の解体方法に
関する。

（従来の技術） 第２図は泥水加圧シールド機によりトンネルを構築する
場合の説明図、第３図はトンネル構築後、送排泥管類を
解体する場合の説明図を示す。

図においてｌは泥水加圧シールド機で、泥水加圧シール
ド機ｌは筒状のフレーム３と、このフレーム３の前端に
回転可能に配設されたカッター部５とを備える。

そして、フレーム３内でカッター部５の後面側には送泥
管７、排泥管９．予備管ｌｌが夫々接続されたカッター
チャンバ１３が設けられ、カッターチャンバ１３側から
加圧した泥水をカッター部５へ送り込みつつ土砂の切削
を行ない、削り取った土砂を泥水としてカッターチャン
バ１３側から地上に輸送する。

フレーム３の後部では第４図に示すように、セグメント
１５を組み立て、裏込注入を行ない、次いで第５図に示
すように、セグメント１５内面にコンクリート壁１７を
形成し、トンネルを構築していく。

このような泥水加圧シールド機ｌでトンネルを構築する
場合、一般に、第２図に示すように、施工区間ごとに発
進立坑１９と到達立坑２１を掘削する。

そして、例えば推進工法では、発進立坑１９に元押ジヤ
ツキ２３等を配置し、発進立坑１９から掘進していき掘
進作業終了後、到達立坑２１から機体を地上に取り出す
ようにしている。

しかしながら、地上部の制約により到達立坑２１を掘削
できない場合がある。

このような場合、カッターチャンバ１３を挟んでカッタ
ー部５とは反対側に配設された送泥管７や排泥管９専の
シールド機１の構成部材を解体し撤去しなければらない
が、この撤去作業で問題となるのは、送泥管７や排泥管
９の切断作業である。即ち、これらの管７．９の切断に
よりカッターチャンバ１３側から土砂がトンネル坑内に
流入するためであり、掘削箇所が水の多い砂層である場
合には向夏である。

そこで、従来では第３図に示すように、地上部に設置し
たポーリング機械２５で孔２５Ａを掘り、注入管を挿入
して薬液注入を行ない、シールド機ｌの周辺の地盤を遮
水性地盤２７に改良する方法が採られいる。

（発明が解決しようとする課題） そのため、従来の方法では、シールド機１の構成部材を
解体するのにコストがかかる問題があり、特に、施工地
点の土被りが深い場合には、施工精度が悪くなるため、
遮水効果を上げるには広範囲にわたって地盤改良を施さ
なければならず。

極めて不経済となる問題があった。

更に、地上部に国道が位置している場合等、地上部に制
約があるとポーリング機械２５による掘削作業を行なえ
ないため、地盤改良を施せない問題があった。

本発明は前記事情に鑑み案出されたものであって１本発
明の目的は、地盤改良を要せずに、安全に且つ安価にシ
ールド機ｌの構成部材を解体できる方法を提供するにあ
る。

（課題を解決するための手段） 前記目的を達成するための本発明を実施例に対応する第
１図を参照して説明すると、本発明は、急結可能な注入
材をカッターチャンバ１３に充填し、カッターチャンバ
１３内で注入材を硬化させた後、カッターチャンバ１３
を挟んでカッター部５とは反対側に配設された送泥管７
や排泥管９等のシールド機ｌの構成部材を解体するよう
にしたことを特徴ヒする。

（作用） カッターチャンバ１３内で注入材が固結して遣水層３３
が形成されるので、カッターチャンバ１３側からフレー
ム３内に土砂が流出せず、安全且つ確実に送泥管７や排
泥管９等のシールド機１の構成部材を解体できる。

この場合、注入材として急結タイプの裏込注入材を利用
すれば、より安価にシールド機ｌの構成部材を解体でき
る。

（実施例） 以下、本発明の実施例を添付図面に従って説明する。

第１図はトンネル構築後１本発明により送排泥管類を解
体する場合の説明図を示す。

１は泥水加圧シールド機、３はフレーム、５はカッター
部、１３はカッターチャンバ％　２９はトンネル施工終
了地点を示す。

まず、トンネル施工終了地点２９において、カッターチ
ャンバ１３内の土砂を排泥管９を介してカッターチャン
バ１３外へ排出する。

次に、排泥管９のバルブ９Ａを閉め、排泥管９に裏込注
入先端装置３１を接続する。

次に、送泥管７のバルブ７Ａを閉め、予備管１１のバル
ブＩＩＡを開けた後、排泥管９のバルブ９Ａを開け、１
次覆工時に用いるモルタル等の急結タイプの裏込注入材
を不図示のポンプにより排泥管９からカッターチャンバ
１３内に圧送する。

次に、予備管１１から裏込注入材が出てくるのを視認し
、カッターチャンバ１３に裏込注入材が充填されたこと
を確認した後、バルブＩＩＡを閉めて数日間放置する。

数日間経過後、裏込注入材に混入されている急結剤によ
りカッターチャンバ１３内に充填された裏込注入材は固
結し、第１図に斜線で示すように遣水層３３が形成され
る。

遮水層３３が形成された後１作業者は送泥管７や排泥管
９の切断作業を行ない、送泥管７や排泥管９、或はカッ
ター部５の駆動用モータや掘進用ジヤツキ等のシールド
機ｌの構成部材を解体し。

撤去する。

以上において１作業者が送泥管７や排泥管９の切断作業
を行なっても、遣水層３３が形成されているためカッタ
ーチャンバ１３側からフレーム３内に土砂が流出せず、
従って、掘削箇所が水の多い砂層であっても安全且つ確
実に解体作業を行なうことができる。

また、従来の如く薬液注入による地盤改良工程を要せず
、しかも遮水層３３は排泥管９をそのま＼ ま利用して形成できるので、従来方法に比べて極めて安
価に、また、地上部の制約の有無に拘らず解体作業を行
なうことができる。

また、実施例では１次覆工時に用いる急結タイプの裏込
注入材を利用したので、非常に安価に遮水層３３を形成
でき、解体作業のコストダウンをより一層図ることがで
きる。

尚、注入材は覆工時に用いる裏込注入材に限らず任意で
あり、要するに、固結して遮水層３３を形成できる材料
であればよい。

（発明の効果） 以上の説明で明らかなように本発明によれば。

地盤改良を要せずに、安全に且つ安価に泥水加圧シール
ド機の構成部材を解体できる。

【図面の簡単な説明】

第１図はトンネル構築後、本発明により送排泥管類を解
体する場合の説明図、第２図は泥水加圧シールド機を使
用した推進工法によりトンネルを構築する場合の説明図
、第３図はトンネル構築後、従来方法により送排泥管類
を解体する場合の説明図、第４図はセグメント部分の断
面図、第５図はセグメント及びコンクリートｉ！部分の
断面図である。 尚図中、１は泥水加圧シールド機、３はフレーム、５は
カッター部、７は送泥管、９は排泥管、１３はカッター
チャンバ、１５はセグメント、３３は遣水層である。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）フレームの前端に回転可能に配設されたカッター
   部と、 前記カッター部の後面側に設けられ、送泥管と排泥管が
   接続されたカッターチャンバとを備え、加圧した泥水を
   カッターチャンバ側からカッター部へ送り込みつつ土砂
   の切削を行ない、削り取った土砂を泥水としてカッター
   チャンバ側から地上に輸送する泥水加圧シールド機にお
   いて、急結可能な注入材をカッターチャンバに充填し、 カッターチャンバ内で注入材を硬化させた後、カッター
   チャンバを挟んでカッター部とは反対側に配設された送
   泥管や排泥管等のシールド機の構成部材を解体するよう
   にした、 ことを特徴とする泥水加圧シールド機の送排泥管類の解
   体方法。
2. （２）前記注入材は１次覆工時に用いられる裏込注入材
   である請求項１記載の泥水加圧シールド機の送排泥管類
   の解体方法。