JPH038092Y2 - - Google Patents

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JPH038092Y2
JPH038092Y2 JP16304286U JP16304286U JPH038092Y2 JP H038092 Y2 JPH038092 Y2 JP H038092Y2 JP 16304286 U JP16304286 U JP 16304286U JP 16304286 U JP16304286 U JP 16304286U JP H038092 Y2 JPH038092 Y2 JP H038092Y2
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JP
Japan
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support shaft
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cams
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JP16304286U
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  • Tables And Desks Characterized By Structural Shape (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は例えば、テーブルの折畳み脚等のよう
に、部材相互を起立状態と折畳み状態の二態様に
変えるのに用いて好適な家具用折畳み部材に関す
る。
《従来の技術》 従来、例えばテーブルの折畳み脚では、開脚時
または脚折り畳み時、レバーをスライド操作する
構成のものとか、ボタンをプツシユ操作してロツ
ク解除する構成のものがほとんどである。
《考案が解決しようとする問題点》 上述した従来例の場合、開脚状態または脚折畳
み状態でのロツク解除が、レバーのスライドまた
はボタンのプツシユで容易に行ない得る反面、上
記レバーボタン等が他の物と衝突することにより
不本意に動作されやすく、特に、開脚した使用状
態では、ロツク解除により脚杆が折畳み方向に揺
動してガタ付き、テーブルが不安定となつたり、
この状態で外力が加えられると容易に折畳みさ
れ、危険である等の問題点を有している。
本考案は上記問題点に鑑み、ロツク状態の確実
性とロツク解除操作の簡易性とが得られる家具用
折畳み部材を提供しようとするものである。
《問題点を解決するための手段》 本考案は、軸心方向に支軸を延設した連結部材
と、頂壁に支軸用貫通孔を設けた円筒形状のハン
ドル部材との相対する各周壁に一対のカムを、周
方向へ係合可能にして、かつ軸方向へ係脱可能な
るよう形成し、上記ハンドル部材を連結部材に回
転、かつ軸方向へ摺動可能に外装すると共に、両
部材に夫々端部を掛止してコイルばねを介在し、
当該両部材相互を、上記カムの解除される伸長方
向と回転方向との両方向に付勢せしめて本体を形
成し、該本体を受部材に、上記支軸延出端部を軸
支して折畳み自在に支持し、該受部材に所定角度
をもつて連なる二個の本体保持面を、上記支軸の
支点からの半径が少なくとも上記一対のカムの係
脱ストローク分だけの寸法差を有して、上記ハン
ドル部材軸方向端を当該保持可能なるよう設けて
構成し、上記問題点を解決したのである。
《実施例》 以下本考案の実施例を図面に基づいて詳述す
る。
本考案折畳み部材は、第1図ないし第7図に示
したように、本体1と、受部材2とで構成され
る。
上記本体1は連結部材3と、ハンドル部材4
と、コイルばね5とで形成されている。
上記連結部材3は、有底状の大径な上部円筒部
3aと、これより適当寸法だけ小径に形成された
下部円筒部3bと、上記上部円筒部3aの底壁3
cの中心から軸心方向に延設され、少なくともそ
の上部が偏平、又は横断面四角形状に形成されて
いる支軸3dとで一体に形成されていて、その上
部円筒部3aの周壁3eと、上記ハンドル部材4
の周壁4aの内面には一対のカム6,7が周方向
に係合可能にして、かつ軸方向へ係脱可能に設け
られている。
即ち、上記上部円筒部3aのカム6は、その周
壁3eに二個のカム溝6a,6aを対称位置に縦
設し、該各カム溝6a,6aの一側壁6b,6b
は垂直面に形成してあると共に、これと対向する
他側壁6c,6cの上部は夫々同一周方向へ弯曲
する曲面6d,6dに設けて漸次上縁6eに傾斜
上昇させて形成させてあり、その各上昇端には、
上記ハンドル部材4の回転角度を規制する為の段
部6f,6fが設けられている。
上記ハンドル部材4は、周壁4aと頂壁4bと
で下端が開口する円筒形状に形成されていて、そ
の内径は、上記連結部材3における上部円筒部3
aの外径と同等ないしは、それより僅かに大きく
形成させてあると共に、その頂壁4bの中心に
は、上記支軸3dの貫通孔4cが設けてある。
上記カム7は、周壁4aの内面上部にあつて、
上記各カム溝6a,6aに適合する二個の突条7
a,7aを対向して縦設することにより形成され
ている。
かくして、上記本体1は、次のように形成され
る。
すなわち、上記連結部材3における支軸3dに
コイルばね5を外装した状態で、当該連結部材3
に上記ハンドル部材4を外装し、その貫通孔4c
に上記支軸3dを貫通することにより相互に周方
向へ回転可能にして、かつ軸方向へ摺動可能に組
み合わせ、上記コイルばね5の一端5aを上記連
結部材3の適所(図示例では支軸の下端に設けた
横孔)に、他端5bを上記ハンドル部材4の適所
(図示例では突条)に夫々周方向および軸方向の
移動を阻止した状態で掛止させてあり、該コイル
ばね5にて上記連結部材3とハンドル部材4相互
は軸方向に伸長する方向と、上記一対のカム6,
7が係合解除される周方向にあつて、反対向きの
回転力を付勢させて形成されている。
つまり、上記コイルばね5により、固定側とな
る連結部材3に対して、上記ハンドル部材4を第
4図に矢印aで示した上方向と、第5図に矢印b
で示した回転方向に夫々ばね力が付勢させてあ
り、これにより、上記一対のカム6,7は第4
図、第5図の非係合状態に保持されるようにして
あると共に、この非係合状態からハンドル部材4
をばね力に対して反矢印b方向に所定角度(図示
例では90度)回転したとき、上記カム6,7つま
り各カム溝6a,6aの延長線上まで各突条7
a,7aが回転変位し、この状態でハンドル部材
4が後述のごとくばね力に抗して連結部材3側軸
方向に押圧摺動されることで、上記一対のカム
6,7が第6図、第7図に示した如く係合される
ようにしてある。
このように形成された本体1は上記受部材2に
対して所望角度αに起立及び折畳み自在に軸ピン
8にて支持されている。
図示例では、受部材2に対して本体1が第3図
に示す起立位置イと、折畳み位置ロに夫々保持可
能に形成してあるもので、上記受部材2を次のよ
うに形成することによつて、上記本体1は上記起
立位置イ及び折畳み位置ロに保持される。
すなわち、上記受部材2に、上記起立位置イ方
向と、上記折畳み位置ロ方向とに長く、かつ、上
記支軸3dを適合可能な幅を有して溝部9が切欠
形成させてあり、該溝部9に非回転に上記支軸3
dを嵌合した状態で、該支軸3dの延出端を軸ピ
ン8にて受部材2に軸支することにより、上記本
体1は折畳み自在に受部材2に支持させてある。
上記受部材2には、上記起立位置イと、折畳み
位置ロに夫々対応するよう、上記溝部9の下方及
び側方の各開口端側に所定の角度β(図示例では
90度)をもつて二個の本体保持面10,11が、
上記ハンドル部材4の頂壁4bを軸方向へ押当可
能なるよう平担面に形成されている。
この二個の本体保持面10,11のうち、本体
1の起立位置イ側の本体保持面10は、上記支軸
3dの支点0からの寸法lを小さく設けてあり、
他方の本体折畳み位置ロ側の本体保持面11は、
上記支点0からの寸法Lを大きく設けてあるもの
で、その両寸法、l,Lの差は少なくとも上記一
対のカム6,7が係脱されるストロークと同等な
いしはそれより僅かに大きく設定してある。
上記本体保持面10の、他方の本体保持面11
との連設部と反対側には、上記本体1の回転規制
用ストツパー10aが設けてある。
図示例のテーブルの折畳み脚にあつては、上記
本体1における連結部材3の下部円筒部3bに脚
パイプ13が連結されるのであり、又上記受部材
2としては、第2図、第3図、第4図、第6図、
第8図に示したように継ぎ材14を連結してテー
ブル枠を形成するように、又は第9図のように、
別体に形成された図示しないテーブル枠にビス止
め等にて固定されているよう形成される。
つぎに本体折畳み部材の作用を第3図ないし第
6図に基づいて説明する。
受部材2に軸支されている連結部材3に対し
て、ハンドル部材4は、コイルばね5によつて、
第4図の矢印aが示す上方と、第5図の矢印bが
示す方向に付勢されていて、連結部材3のカム6
に対し、ハンドル部材4のカム7は非係合位置に
保持されており、さらにハンドル部材4はばね力
にて受部材2の一方の本体保持面10に押し付け
られていて、本体1は起立位置イに保持されてい
る。
この状態において、本体1の軸方向にテーブル
の自重およびテーブル上の載置物の重量が作用す
るが、上記カム7の突条7a,7aが連結部材3
の上縁6eに突き当り、本体1は軸方向に縮小さ
れることはない。
ここで、本体1を折畳み方向へ回転すると、両
本体保持面10,11が連設されている角部2の
近傍でハンドル部材4の頂壁4bが押圧されるこ
とになるが、上述と同様にしてハンドル部材4の
押し下げは阻止されるので、本体1は第3図中実
線で示した起立位置イに保持される。
上述の起立位置イから本体1を折畳むときは、
その起立状態においてハンドル部材4をコイルば
ね5のばね力を抗して第5図の反矢印b方向へ回
転すると、カム7の各突条7a,7aが、連結部
材3のカム6におけるカム溝6a,6aの一側壁
6b,6b上部に突き当つて回転は停止し、上記
カム溝6a,6aに対して突条7a,7aが位置
合わせされる。
したがつて、ハンドル部材4を上述方向へ回転
した後、本体1を折畳み方向へ回転すると、受部
材2の一方の本体保持面10にてハンドル部材4
は下方へ押圧され、一対のカム6,7の係合によ
り当該ハンドル部材4は押し下げられるので、本
体1は第3図中二点破線で示した折畳み位置ロに
折畳まれる。
このように本体1が折畳まれた後、ハンドル部
材4から手を離すと、コイルバネ5にてハンドル
部材4は軸方向外側へ押圧されるが、折畳み位置
ロ側の本体保持面11は、他方の本体保持面10
よりも支軸3dの支点0からの寸法Lを長く設け
てあるので、ハンドル部材4は本体保持面11に
突き当り、ばね力によつて本体1は折畳み位置ロ
に保持され、下方へ回転することはない。
上記折畳み位置ロでは、一対のカム6,7が相
互に係合されているので、この位置から本体1を
起立する方向に回転すると、ハンドル部材4の頂
壁4bが本体保持面11の各部12近くに突き当
ることによつて、ばね力に抗して第6図において
右方向にスライド後退されるので、本体1は起立
位置イまで回転され、その位置イに保持される。
このとき、一たんスライド後退したハンドル部
材4はばね力によつて押し上げられると同時に矢
印a方向に回転されるので上記カム6,7の係合
は解かれ、前述の起立状態となる。
《考案の効果》 本考案に係る家具用折畳み部材は以上のように
構成されたものであるから、受部材に折畳み自在
に軸支した本体を、折畳み位置から起立位置に変
位させるときは、本体を回転するだけの容易な操
作により行なうことができ、起立位置から折畳む
ときは、ハンドル部材をばね力に抗して周方向に
回転すると、連結部材のカムと、ハンドル部材の
カムとが係合位置に位置合せされるので、かかる
状態から本体を折畳み方向に回転させることによ
り、上記ハンドル部材が受部材の本体保持面に押
されて軸方向に摺動後退して折畳むことができ
る。
すなわち、当該本体を折畳む際の起立位置のロ
ツク解除を、ハンドル部材をばね力に抗して周方
向へ回転することによつて行うようにしたので、
他の物がハンドル部材にぶつかる等して外力が加
えられても、本体起立位置のロツクが解除される
ことがなく、しかも、ばね力がハンドル部材を軸
方向外側へ押し出す方向に働き、受部材の両本体
保持面に弾接されるので、本体は起立位置および
折畳み位置のいずれにある場合も揺動してガタつ
くことがなく、かつ、起立位置に確実に保持でき
て安全であり、その上、上記ロツク解除は、ハン
ドル部材の回転によつて円滑に行なうことがで
き、その他一本のコイルばねで連結部材とハンド
ル部材相互を伸長方向と回転方向に付勢するよう
にしたので、構造的に簡単であり、安価に製作す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る家具用折畳み部材の実施
例を示した本体の分解斜視図、第2図は同実施例
の平面図、第3図は同実施例の正面図、第4図は
同実施例における本体起立状態での縦断正面図、
第5図は第4図における−線矢視横断面図、
第6図は同実施例の本体を折畳んだ状態の縦断正
面図、第7図は第6図−線矢視横断面図、第
8図、第9図は同折畳み部材における受部材の変
形例を夫々示す各斜視図である。 1……本体、2……受部材、3……連結部材、
3e,4a……周壁、3d……支軸、4……ハン
ドル部材、4c……貫通孔、5……コイルばね、
6,7……一対のカム、10,11……本体保持
面、0……支点。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 軸心方向に支軸を延設した連結部材と、頂壁に
    支軸用貫通孔を設けた円筒形状のハンドル部材と
    の相対する各周壁に一対のカムを、周方向へ係合
    可能にして、かつ軸方向へ係脱可能なるよう形成
    し、上記ハンドル部材を連結部材に回転、かつ軸
    方向へ摺動可能に外装すると共に、両部材に夫々
    端部を掛止してコイルばねを介在し、当該両部材
    相互を、上記カムの解除される伸長方向と回転方
    向との両方向に付勢せしめて本体を形成し、該本
    体を受部材に、上記支軸延出端部を軸支して折畳
    み自在に支持し、該受部材に所定角度をもつて連
    なる二個の本体保持面を、上記支軸の支点からの
    半径が少なくとも上記一対のカムの係脱ストロー
    ク分だけの寸法差を有して、上記ハンドル部材軸
    方向端を当該保持可能なるよう設けてなる家具用
    折畳み部材。
JP16304286U 1986-10-24 1986-10-24 Expired JPH038092Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16304286U JPH038092Y2 (ja) 1986-10-24 1986-10-24

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JP16304286U JPH038092Y2 (ja) 1986-10-24 1986-10-24

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Publication Number Publication Date
JPS6368825U JPS6368825U (ja) 1988-05-09
JPH038092Y2 true JPH038092Y2 (ja) 1991-02-28

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ID=31090873

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JP16304286U Expired JPH038092Y2 (ja) 1986-10-24 1986-10-24

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JPS6368825U (ja) 1988-05-09

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