JPH0380881A - スロットマシン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、シンボル列によって入賞が得られたか否かを
表示するだけでなく、そのシンボル列の移動表示中に入
賞が得やすい状態になっていることも表示できるように
したスロットマシンに関するものである。

〔従来の技術〕

スロットマシンは外周にシンボルを配列した複数のリー
ルを備えており、ゲームを開始させたときにはこれらの
リールを一斉に回転させる。そして、ストップボタンの
操作あるいはオートストップ装置の作用によりリールの
全てが停止したときに、投入したコインやメダル（以下
、コインと総称する）の枚数に応じて有効化された入賞
ライン上に停止しているシンボルの組合せによって入賞
の有無が表示される。

このようなスロットマシンゲームでは、遊技者は、多量
の配当コインが払い出される入賞や、高率で入賞が得ら
れる状態になる特典ゲーム（ボーナスゲーム）の権利が
生じる入賞を期待してゲームを行う。これらの大入賞が
出ると多くの配当コインが払い出されることになるが、
ペイアウト率を安定に維持するために、最近のスロット
マシンではマイクロコンピュータによって大入賞の発生
は確率的に管理され、集中して大入賞が出ないようにな
っている。

〔発明が解決しようとする課題〕

遊技者にとって最も期待されている大入賞の発生は、上
記のように確率的に低く抑えられているため、遊技者に
対しては数多くゲームを繰り返してゆくうちに突然大入
賞が発生するという印象を与えがちになる。したがって
ほとんどの場合、ゲームの興趣はリールが停止した後だ
けに限られてしまい、リールが回転してから停止するま
での間は無為に時間経過を待つだけとなって、スロット
マシンゲームの単調さを助長する大きな原因となってい
た。

また、スロットマシンの中には、リールを用いずにＣＲ
Ｔにシンボルを移動表示するビデオタイプのものもある
が、このスロットマシンでも全く同様の欠点があった。

〔発明の目的〕

本発明は、以上のよ・うな従来技術の欠点を解決するた
めになされたもので、大入賞等の入賞が得やすい状態に
なったときにはシンボル列の停止制御時間を変化させ、
シンボル列の移動表示中にも遊技者に興趣を与えること
ができるようにしたスロットマシンを提供することを目
的とする。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は上記目的を達成するにあたり、シンボル列の移
動表示が停止する前に、そのゲームを入賞させるか否か
を入賞決定手段で決め、その結果に応じてシンボル列の
停止制御時間を切り換えるようにしたものである。

〔作用〕

シンボル列の停止制御時間は、入賞決定手段によって入
賞を出すように決められたときとハズレを出すように決
められたときとで切り換えられる。

この停止制御時間の変化に遊技者が気づけば、シンボル
列の停止完了前に遊技者はゲーム結果を予測することが
できるようになるため、シンボル列の移動表示中につい
ても遊技者は興味を向けるようになる。

以下、図面にしたがって本発明の実施例について説明す
る。

〔実施例］ 本発明のスロットマシンの外観を示す第３図において、
スロットマシン２の正面中央部には前面パネル８が嵌め
込まれており、この前面パネル８の下方にはスタートレ
バー６、コイン投入ロアがそれぞれ設けられている。ま
た、前面パネル８の裏側には径を同じくする第１．第２
．第３リール９〜１１が図中左側から順に配置されてい
る。

これら各リール９〜１１の外周面には例えば「レモンＪ
、ｒ７」、ｒスイカ」等の種々のシンボルが記されてお
り、これらシンボルは前面パネル８に形成された３個の
窓１２〜１４を通しテ観察される。窓１２〜１４には投
入したコインの枚数に対応して有効化される入賞ライン
１６が複数記されている。前記コイン投入ロアよりコイ
ンを投入した後、スタートレバー６を操作すると、各リ
ール９〜１１が定常回転速度まで加速される。

この後、各リール９〜１１は等速回転に移行し、一定時
間が経過すると減速が行われて停止する。

そして、有効化された入賞ライン１６上に表示される３
個のシンボルの組合せが入賞役に該当すると、入賞役に
対応する枚数のコインが受は皿１７に払い出される。

第２図はスロットマシン２の電気的構成を示すものであ
る。前記各リール９〜１１を駆動するパルスモータ２０
〜２２はドライバ２３〜２５を介して、システムコント
ローラ２６に接続されている。また、このシステムコン
トローラ２６にはホトセンサ２７〜２９が接続されてお
り、このホトセンサ２７〜２９は各リール９〜１１に設
けられた遮光片３０〜３２の検出を行い、各リール９〜
１１が一回転するごとに基準位置の通過を検出する。

この他、システムコントローラ２６にはスタートレバー
６に連動するスタートスイッチ６ａ、コイン投入ロアに
取り付けられコインの検出を行うコイン投入センサ３５
．ドライバ３６を介してコイン払出し器３７がそれぞれ
接続されている。前記スタートスイッチ６ａはスタート
レバー６の操作タイミングでスタート信号を、またコイ
ン投入センサ３５はコインの検出タイミングで、乱数発
生信号をそれぞれ出力する。

第１図はシステムコントローラ２６を示すものである。

コイン投入センサ３５に接続された乱数発生回路４０は
、乱数発生信号により１〜３０００の乱数を発生する。

この乱数発生回路４０にはスタート信号によりサンプリ
ングを行うサンプリング回路４１が接続されている。こ
のサンプリング回路４１では１サイクルを３０００回と
して、■サイクル間には同じ乱数をサンプリングしない
ようになっている。

サンプリング回路４１には絵柄決定回路４２が接続され
ている。絵柄決定回路４２ではサンプリングされた乱数
値を絵柄テーブル４３に照らし合わせ、乱数値に該当す
るシンボルの組合せの判定を行い、このシンボルの組合
せに対応する３個のシンボル信号を決定する。各シンボ
ル信号は絵柄決定回路４２に接続された駆動制御回路４
４に出力される。この駆動制御回路４４にはスタートス
イッチ６ａ、駆動パルスタイミングテーブル４６゜サー
チ回路４７．払出し制御回路４８及びパルスモータ２０
〜２２の駆動を行うドライバ２３〜２５が接続されてい
る。

前記駆動制御回路４４は各パルスモータ２０〜２２の停
止制御を行う。この停止制御に際しては、後述するサー
チ回路４７から供給されてくる各リール９〜１１の回転
位置信号を参照しながら、絵柄決定回路４２で決定され
たシンボルが有効化された入賞ライン１６上で停止する
ような停止位置信号が駆動制御回路４４からパルスモー
タ２０〜２２に出力される。

駆動パルスタイミングテーブル４６には、駆動制御回路
４４からパルスモータ２０〜２２に出力される駆動パル
スのパルス間隔のデータが格納されている。ところで、
パルス間隔と回転速度は、パルス間隔は短くなると回転
速度は速くなり、逆にパルス間隔が長くなると、パルス
モータ２０〜２２の回転速度が遅くなるという関係があ
る。

そして、絵柄決定回路４２から駆動制御回路４４にシン
ボル信号’７Ｊ、ｒ７」、ｒ７」以外が出力されたとき
には、駆動制御回路４４は第４図に示すＴ１時から図示
のようなパルス間隔の駆動パルス（Ａ）をパルスモータ
２０〜２２に出カシて減速を行い、Ｔ４時にこれを停止
する。また、絵柄決定回路４２から駆動制御回路４４に
シンボル信号ｒ’Ｂ、ｒ７」、ｒ７」が出力されたとき
には、Ｔ３時から前記駆動パルス（Ａ）と同じパルス数
でパルス間隔の粗い駆動パルス（Ｂ）を各パルスモータ
２０〜２２に出力して緩やかな減速を行い、Ｔ１時にこ
れらを停止する。

前記サーチ回路４７は前記ホトセンサ２７〜２９が検出
する基準位置と駆動制御回路４４からの駆動パルスのカ
ウントから、回転中の各リール９〜１１のシンボルの位
置を調べ、駆動制御回路４４に回転位置信号を出力する
。また、払出し制御回路４８はパルスモータ２０〜２２
が全て停止されたタイミングで、シンボルの組合せが入
賞役の場合には、ドライバ３６を介して前記コイン払出
し器３７に入賞役に対応する枚数のコインを払い出させ
る。

このように構成された本発明のスロットマシン２の作用
について、第４図を参照して説明する。

Ｔ０時にコイン投入ロアにコインが投入されると、コイ
ン投入センサ３５は乱数発生信号を出力し、乱数発生回
路４０に乱数を発生させる。そして、Ｔ３時にスタート
レバー６が操作されると、サンプリング回路４１と駆動
制御回路４４にスタート信号が入力される。

サンプリング回路４１では乱数のサンプリングを行い、
乱数値を絵柄決定回路４２に出力する。

サンプリングされた乱数値が１〜１０までのときには、
絵柄決定回路４２は絵柄テーブル４３を参照して、シン
ボルの組合せｒ７」　　ｒ７」−１７」に対応する３個
のシンボル信号ｒ７」、ｒ７Ｊ、ｒ７．を決定し、これ
を駆動制御回路４４に出力する。この駆動制御回路４４
は各パルスモ−タ２０〜２２に駆動パルス（Ｂ）を出力
して、これの始動を行い、７２時まで定常回転速度であ
るＮｒｐｍまで加速を行う。

この後、一定時間が経過したＴ３時に駆動制御回路４４
はパルスモータ２０〜２２に停止位置信号を出力し、各
リール９〜１１のシンボル「７」を有効化された入賞ラ
イン１６上に止まるように各パルスモータ２０〜２２を
停止する。各リール９〜１１が完全に停止し、有効化さ
れた入賞ライン１６上にシンボルの組合せｒｌ」−ｒ７
」−「７」が充放されると、大当たりとなる。

ところで、Ｔ１時に前記サンプリング回路４１がサンプ
リングした乱数値が１１〜３０００までの場合には、絵
柄決定回路４２は絵柄テーブル４３を参照して、シンボ
ルの組合せの判定を行い、このシンボルの組合せに対応
するシンボル信号を駆動制御回路４４に出力する。駆動
制御回路４４は、パルスモータ２０〜２２に駆動パルス
（Ａ）を出力してこれらを回転する。そして、定常回転
速度で回転中のパルスモータ２０〜２２はＴ１時に減速
を開始され、Ｔ４時に停止される。

そして、有効化された入賞ライン１６上に充放されるシ
ンボルの組合せが入賞役に該当しない場合には、これで
１ゲームが終了する。また、充放されたシンボルの組合
せが入賞役に該当する場合には、払出し制御回路４５が
コイン払出し器３７に所定の枚数のコインを払い出して
１ゲームが終了する。

なお、この実施例では大当たり時に各リール９〜１１を
緩やかに減速して停止を行い、その停止制御時間を長く
したが、急激に減速して停止を行い、その停止制御時間
を短くしても同様な効果が得られる。

上記実施例ではストップボタンのないリールタイプのス
ロットマシンに付いて説明したが、本発明はストップボ
タン付きのスロットマシンについても適用することがで
きる。この場合には前記停止制御の開始をストップボタ
ンの操作タイミングに同期させればよい。また、ビデオ
タイプのスロットマシンにも適用することができる。

４゜ ［発明の効果］ 以上、詳細に説明したように、本発明ではシンボル列の
移動表示が停止されるまでに入賞を発生させるか否かを
予め決定する入賞決定手段と、前記複数のシンボル列を
停止制御して、入賞決定手段が決定したシンボルの組合
せを前記入賞ライン上に停止させる停止制御手段と、前
記入賞決定手段が決定する入賞の有無に対応し、前記停
止制御にかかる時間を異なるように切り換える停止制御
切換え手段とを備えたから、大入賞等の入賞が得やすい
状態になったときにはシンボル列の停止制御時間を変化
させ、シンボル列の移動表示中にも遊技者に興趣を与え
ることができるスロットマシンを提供することができる
。

【図面の簡単な説明】

第１図はスロットマシンのシステムコントローラのブロ
ック図である。 第２図は本発明のスロワ１−マシンの電気的構成を示す
概略図である。 第３図は本発明のスロットマシンの斜視図である。 第４図は駆動パルスタイミングテーブルに記憶された駆
動パルスのパルス間隔とパルスモータの回転状態を示す
図である。 ２　・　・ ６　・　・ ９　・　・ １０　・ ｌ　１　・ １２゜ １６　・ ４２　・ ４３　・ ４４　・ ４６　・ ・スロットマシン ・スタートレバー ・第１　Ｕ−ル ・・第２リール ・・第３リール １３．１４・・・窓 ・・入賞ライン ・・絵柄決定回路 ・・絵柄テーブル ・・駆動制御回路 ・・駆動パルスタイミングテーブル。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）複数のシンボル列を観察窓に定常速度で移動表示
   した後、これらのシンボル列の移動表示を停止させ、入
   賞ライン上に停止しているシンボルの組合せにより入賞
   の有無を表示するようにしたスロットマシンにおいて、 前記定常速度で移動表示されるシンボル列が減速される
   までに入賞を発生させるか否かを予め決定する入賞決定
   手段と、前記複数のシンボル列の停止制御を行い、入賞
   決定手段が決定したシンボルの組合せを前記入賞ライン
   上に停止させる停止制御手段と、前記入賞決定手段が決
   定する入賞の有無に対応し、前記停止制御にかかる時間
   を異なるように切り換える停止制御切換え手段とを備え
   たことを特徴とするスロットマシン。