JPH0380682B2 - - Google Patents

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JPH0380682B2
JPH0380682B2 JP56214954A JP21495481A JPH0380682B2 JP H0380682 B2 JPH0380682 B2 JP H0380682B2 JP 56214954 A JP56214954 A JP 56214954A JP 21495481 A JP21495481 A JP 21495481A JP H0380682 B2 JPH0380682 B2 JP H0380682B2
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cylinder device
pushing
garbage
relay
push
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JP56214954A
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Kyuichiro Shimizu
Takehiko Shoji
Keitoku Hanaoka
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Subaru Corp
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Fuji Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は塵芥収集車の塵芥積込装置に関する。
[従来の技術] 塵芥収集車の塵芥積込み装置は、公知のよう
に、車体の開口部に隣接して車体に枢着されたテ
ールゲートを有し、このテールゲート内部にデフ
レクタ、かき込みパネルなどが設けられている。
かき込みパネルは、テールゲート内へ投棄された
塵芥を車体外へ送り込むために、かき込み動作後
上昇し、荷箱内へ向つて塵芥を押込む押込み動作
を行なうようになつているのが普通である。
[発明が解決しようとする課題] ところが、この押込み動作に際しては、塵芥積
込み量が多くなつて来るにつれて押込み動作が困
難になり、かき込みパネルおよび押込みシリンダ
装置に作用する反力が増大し、過負荷状態にな
る。
本発明は、このような状態のもとで、押込み動
作を中断して後退後にさらに押込みを反復し、塵
芥の強圧縮を行ない、もつて塵芥の積込み量を多
くすることを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本発明に係る塵芥収
集車の塵芥積込装置は、荷箱開口部に連接して設
けられたテールゲートと、このテールゲート内に
収容されかつ塵芥かき込みパネルを有する塵芥積
込機構と、この塵芥積込機構を前記かき込みパネ
ルが反転、後退、下降、かき込み、上昇及び荷箱
内への塵芥の押込みを順次行なうように制御する
制御装置と、前記塵芥積込機構に含まれ前記かき
込みパネルの後退および押込みを行なうための押
込みシリンダ装置とを備えた塵芥収集車の塵芥積
込装置において、前記かき込みパネルの荷箱内へ
の押込み限界位置を検出するリミツトスイツチを
備えるとともに、前記制御装置に、セツト状態で
閉じて前記押込みシリンダ装置を押込みのために
伸長させリセツトによつて開く接点とセツト状態
で開きリセツトされた時に閉じて前記押込みシリ
ンダ装置を後退変位のために収縮させる接点とを
有し前記リミツトスイツチの作動によつてリセツ
トされるキープリレーを備えた電気回路と、押圧
することにより前記電気回路のメイン回路を遮断
するとともに前記押込みシリンダ装置を後退変位
のために収縮させる単独戻しボタンと、前記メイ
ン回路に接続された起動用の押ボタンスイツチと
を備えたものである。
[作用] 上記のように構成した本発明によれば、かき込
みパネルが荷箱内の押込み限界位置に達しない限
り、即ち塵芥の荷箱内へのかき込みパネルによる
押込み作業が完全に完了しない限り、キープリレ
ーはセツト状態を保持し、従つて、このセツト状
態で閉じる接点によつて押込みシリンダ装置は押
込みのために伸長する。そして、この伸長中に単
独戻しボタンを押圧することにより、メイン回路
を遮断させて押込みシリンダ装置を後退変位のた
めに収縮させることができる。
この状態で、押ボタンスイツチを押圧して起動
を開始すると、前記のようにキープリレーはセツ
ト状態のままであるので、このセツト状態で閉じ
る接点によつて押込みシリンダ装置は押込みのた
めに伸長する。
このように、かき込みパネルが荷箱内の押込み
限界位置に達しない限り、即ちキープリレーがリ
セツトされない限り、かき込みパネルによる塵芥
の押込み行程を何回でも行うことができ、これに
よつて塵芥の強圧縮を図つて塵芥積込量を多くす
ることができる。
[実施例] 以下、図面について本発明の実施例を説明す
る。
第1図および原理的一部断面側面図である第2
図は、本発明の塵芥積込装置の機構部分の塵芥積
込み動作開始前の状態を示す。図中、1は塵芥収
集車の車体であつて、この車体の後部の開口部に
隣接して周知のようにテールゲート2が取付けら
れている。テールゲート2は、横方向に対向する
1対の側板2aと、側板間を連結する底板を構成
するサンブ2bと、両側板を一体的に連結するビ
ーム2c1,2c2,2c3等とから構成されている。
テールゲート2は、車体1の後部に横方向に固定
した型材3の両端近傍に固定されたブラケツト4
に横方向の枢軸ピン5によりり枢着されている。
この枢着ピン5には、デフレクタ6の横方向両
端部の側板部7の上端の耳片7aが枢支されてい
る。公知のようにデフレクタ6はテールゲート2
の横方向の幅一杯にわたつて延在するほぼ長方形
状のパネルである。各側板部7の内面には、1対
のガイドレール8が間隔をおいて取付けられ、こ
れらガイドレールの間にガイド溝がほぼ上下方向
に形成されている。ガイド溝内には、パネル状の
スライダ9の各側辺部に沿つて固定した突条9a
が挿入され、スライダ9はガイドレールの長手方
向に摺動自在になつている。
スライダ9の下辺には、枢軸10によつてかき
込みパネル11の上辺部が枢着されている。この
かき込みパネル11のテールゲート2側の面には
取付耳片12が固定され、一方、スライダ9のテ
ールゲート側の面の上部にも取付耳片13が固定
されており、かき込みシリンダ装置15のシリン
ダ15aの上端がピン16によつて耳片13に枢
着されている。このシリンダ装置15のピストン
ロツド15bの下端は枢着ピン17によつて耳片
12に枢着されている。
前記ブラケツト4には、上下動シリンダ装置1
9のシリンダ19aの上端が前述の枢軸ピン5に
よつて枢着されており、そのピストンロツド19
bの下端は前記枢軸10に枢支されている。上下
動シリンダ装置19はスライダ9の内部、例えば
その側枠9b(第1図)の内部に収納されている。
21は押込みシリンダ装置であつて、そのシリ
ンダ21aは枢軸ピン22によつてテールゲート
2の後部に枢着され、そのピストンロツド21b
は前記枢軸10に枢支されている。ピン22はテ
ールゲート2のビーム2c2に固定した取付ブラケ
ツト23に設けられている。
取付ブラケツト23は枢軸ピン24が支持さ
れ、このピンにテールゲートダンプシリンダ装置
26のピストンロツド26bの先端が枢着されて
おり、ダンプシリンダ装置26のシリンダ26a
は枢軸ピン27によつて前記ブラケツト4に枢着
されている。
以上に述べたシリンダ装置19,21,26等
は、テールゲート側板の各側に設けられ、かき込
みシリンダ装置15はスライダ9の横幅の中央部
に設けられる。なお、テールゲート2のサンプ2
bの前端には、車体1の床部1aの後端縁に接し
て支持される係合部29が設けられている。
次に、以上に述べた機構部分の作用を説明す
る。
積込み動作開始前の状態である第1図および第
2図の状態では、押込みシリンダ装置21は伸長
し、デフレクタ6、スライダ9、かき込みパネル
11等は枢軸ピン5のまわりで車体1の内部へ少
し入る位置まで前進している。したがつて、車体
内の塵芥は車体の奥の方へ押し込まれ、テールゲ
ート2へ向つて逆流しにくくなる。
この状態でかき込みパネル11の反転動作が開
始される。このためには、かき込みシリンダ装置
15を収縮させる。これによつて、枢軸ピン1
7、取付耳片12を介してかき込みパネル11は
枢軸10のまわりで反時計方向に回動する力を受
け、矢印Aで示すように揺動し第3図の位置をと
る。このように、かき込みパネル11は車体内で
反転するからかき込みパネルがテールゲート内で
反転するものに比し、テールゲート内の塵介を反
転時に外へはねとばしてしまうことがない。仮に
塵芥のはねとばしがあつても、それはテールゲー
トのサンプ2b上に落下するだけである。
次に、押込みシリンダ装置21が収縮せしめら
れ、これにより反転ずみのかき込みパネル11は
矢印Bで示す方向へ変位する。この変位は枢軸ピ
ン5のまわりでの回動である。かくして得られた
位置は第4図に示す通りである。
この位置において、上下動シリンダ装置19が
伸長させられる。これによつて、かき込みパネル
11は、枢軸ピン22のまわりでの押込みシリン
ダ装置21の回動につれて矢印Cで示すように下
降して第5図の位置をとる。
第5図の位置でかき込み動作がなされるが、こ
れはかき込みシリンダ装置15を伸長させること
によつて行なわれる。すなわち、かき込みパネル
11は、第5図に矢印Dで示すように、枢軸10
まわりで先端部11aがサンプ2bの上面に沿つ
て変位するように回動してかき込みを行ない、第
6図の位置に達する。この位置からは上下動シリ
ンダ装置19の収縮が開始されて、かき込みパネ
ル11はサンプ2bの上面に沿つて塵芥をかき上
げつつ上昇し、第7図の位置に達する。
この状態で押込みシリンダ装置21を伸長させ
ると、デフレクタ6およびかき込みパネル11
は、塵芥を押しつつ車体内へ向つて矢印Fのよう
に前進し深押し込みがなされるので前述の効果が
得られる。
なお、車体内に収集された塵芥を排出する時に
は、第7図の状態でテールゲートダンプシリンダ
26を収縮させる。これによつて、シリンダ装置
26の収縮力と枢軸ピン5,27間の距離m(第
2図)の積に相当する反時計方向モーメントが枢
軸ピン5のまわりに作用してテールゲート2は第
7図に矢印Gで示す方向に回動してはね上げられ
る。よつて、この状態で、収集した塵芥を車体外
に排出する。
以上に説明したように、かき込みシリンダ装置
15、押込みシリンダ装置21、上下動シリンダ
装置19を順次作動させるために、本発明によれ
ば、これから説明する油圧回路および電気回路が
用いられるが、電気回路中に挿入される種々のリ
ミツトスイツチについて、まず第8図を参照して
説明する。
同図において、LS−1は押込みシリンダ装置
21が伸長し、デフレクタ6が押込み完了の状態
にあつた時に閉じるリミツトスイツチであつて、
デフレクタ6に固定した支持部材31に支持され
ている。支持部材31にはピン32によつてベル
クランクレバー33が枢着されており、このレバ
ー33の下端はリミツトスイツチLS−1に作用
する作動子33aとして構成されている。一方、
レバー33の上端はピン34によつてリンク35
の先端に枢着されており、このリンク35の基端
はピン36によつてテールゲート2の側板2aに
枢着されている。第8図の状態では、作動子33
aはリミツトスイツチLS−1に接触し、その接
点を閉じる。
一方、デフレクタ6が第8図において反時計方
向に回動すると、ベルクランクレバー33はピン
32のまわりで反時計方向に回動し始めて、作動
子33aはリミツトスイツチLS−1を解放し、
デフレクタ6が右方へ回動しきると、作動子33
aはさらに変位し、支持部材31に支持した他の
リミツトスイツチLS−5に接触し、その接点を
閉じる。
一方、スライダ9にも支持部材39が固定さ
れ、これにリミツトスイツチLS−4,LS−8が
支持されている。これらのリミツトスイツチを作
動させるために、スライダ9に一端が枢着され他
端がかき込みパネル11に枢着されたく字状のリ
ンク機構40が設けられている。このリンク機構
40の中央の枢着部は作動子40aを構成してい
る。第8図の状態では作動子40aはリミツトス
イツチLS−8に接し、その常開接点を閉じる。
一方、かき込みパネル11が反転のために枢軸1
0のまわりで反時計方向に回転し、反転完了位置
へ達すると、く字状リンク機構40の屈曲角は小
さくなり作動子40aは上方へ変位してリミツト
スイツチLS−4に作用する。これによつて、リ
ミツトスイツチLS−4の常開接点が閉じる。
デフレクタ6の上部にはリミツトスイツチLS
−9が、またその下部にはリミツトスイツチLS
−6が支持されている。42は、かき込みシリン
ダ装置15のシリンダに固定した作動子であつ
て、リミツトスイツチLS−6,LS−9に作用す
る。上下動シリンダ装置19が収縮した第8図の
状態では、作動子42がリミツトスイツチLS−
9に作用し、その常開接点を閉じる。一方、上下
動シリンダ装置19が伸長してスライダ9が下降
しきつた位置では、作動子42も下降してリミツ
トスイツチLS−6に作用する。リミツトスイツ
チLS−6は作動子42の作用によつてその接点
が閉じる。
第9図には、かき込みシリンダ装置15、押込
みシリンダ装置21、上下動シリンダ装置19へ
の圧油の供給およびそれからの圧油の排出をつか
さどる油圧回路を示す。油圧源はポンプ45を含
み、これにリリーフ弁46が接続されている。4
7,48は3位置形電磁切換弁でソレノイド
SOL1,SOL2およびSOL3,SOL4によつて
切換えが行われる。両切換弁47,48の中立位
置では圧油は両切換弁から先へは送られない。
切換弁47からは管路49,50が出て、かき
込みシリンダ装置15の両端のボートに接続され
ている。一方、管路50はリリーフ弁51を介し
て油留めへ、管路49はチエツク弁52を介して
油留めへそれぞれ連通している。
切換弁48からも管路53,54が出て、管路
54は、上下動シリンダ装置19の上方のポート
に、またパイロツトチエツク弁55を介し押込み
シリンダ装置21の先側のポートにもそれぞれに
連通している。管路53は2位置形電磁切換弁5
7を介して管路58に接続され、この管路は押込
みシリンダ装置21の後側のポートに接続されて
いる。上下動シリンダ装置19の下側のポートは
管路59によつて切換弁57に接続されている。
第10図には前述の切換弁のすべてのソレノイ
ドSOL1〜SOL5、およびすべてのリミツトス
イツチLS−1〜LS−9を含む制御用電気回路を
示す。第10図において、CR1ないしCR8はリ
レーを、TDR1,TDR2はタイムデレーリレー
を、KR1,KR2はキープリレーをそれぞれ示
す。
次に、以上に説明した油圧回路および第10図
の電気回路からなる制御装置の作用を説明する。
第2図の状態から第3図の状態へのかき込みパ
ネル11の反転によつて始まる運転開始にあたつ
ては、まず第10図のメーンスイツチMSWを閉
じた後、押ボタンスイツチPBを押す。これによ
つて、リレーCR1,CR2が励磁され、リレー
CR1の接点CR1′,CR1″,CR1が閉じると
ともに、リレーCR2の接点CR2′,CR2″が閉
じる。この時、上昇完了リミツトスイツチLS−
9が閉じており、リレーCR7が励磁されて、そ
のリレー接点CR7′が閉じているので、閉じてい
る接点CR1′,KR2″,CR8′,CR3′,CR
7′を介して反転ソレノイドSOL1が励磁され
る。一方、接点CR1″が閉じることによつて、ロ
ータリソレノイドRSOLが励磁され、これによつ
てエンジンのスロツトルレバーが調節され、エン
ジン回転数が増大し、ポンプ45の吐出量が増大
する。
ソレノイドSOL1の励磁によつて第9図にお
いて切換弁47が左方へ切換わり、圧油はポンプ
45から管路49を経てかき込みシリンダ装置1
5の下側シリンダ空間に供給され、同シリンダ装
置15は収縮する。したがつて、かき込みパネル
11は反時計方向に反転する。
かき込みパネル11が第3図の反転完了位置ま
で動くと、リミツトスイツチLS−4が作動子4
0aによつて作動される。すなわち、反転完了リ
ミツトスイツチLS−4は閉じ、リレーCR3が励
磁されてリレー接点CR3′が開き、リレー接点
CR3″が閉じる。したがつて、反転ソレノイド
SOL1の励磁は切れ、代つてソレノイドSOL3
が励磁され、第9図において切換弁47は中立位
置へ戻りかき込みシリンダ装置15への圧油の供
給は停止し、切換弁48が左行し、圧油は管路5
4、パイロツトチエツク弁55を経て押込みシリ
ンダ装置21の左方のシリンダ空間に送られ、同
シリンダ装置21が収縮する。よつて、すべての
部材は第4図の後退完了位置へ向つて後退変位す
る。
第3図の反転完了位置から第4図の後退完了位
置へ向つてデフレクタ6が回動を始めると、閉じ
ていたリミツトスイツチLS−1が開く。一方、
押ボタンスイツチPBが切れても、リレーCR1の
自己保持回路は、自己保持されているリレーCR
2の接点CR2′を介して成立している。なお、押
込みシリンダ装置21の左方のシリンダ空間へ圧
油が供給されると同時に、上下動シリンダ装置1
9の上部シリンダ空間も圧油源と連通するが、そ
の圧油戻り管路59が切換弁57によつて閉じら
れているため、上下動シリンダ装置19は移動し
ない。
部材が第4図の後退完了位置へ到達すると、後
退完了リミツトスイツチLS−5が作動子33a
により押圧されて閉じ、リレーCR5が励磁され
て、その接点CR5′が閉じ、接点CR5″が開く。
接点CR5′が閉じることによつて、ソレノイド
SOL5が励磁され、一方ソレノイドSOL3はリ
ミツトスイツチLS−4が作動状態にあつて閉じ
ているので、リレー接点CR3″を介して励磁され
続ける。ソレノイドSOL5の励磁によつて切換
弁57は第9図の位置から左方へ切換えられ、し
たがつて、上下動シリンダ装置19の下方のシリ
ンダ空間は管路59、切換弁57、管路53を介
して油留めへ連通するから、その上方のシリンダ
空間に作用し続けている油圧によつて上下動シリ
ンダ装置19は下方へ伸長する。なお、切換弁5
7の切換えによつて管路58が閉じられるので押
込みシリンダ装置21は動くことはない。かくし
て、第4図の後退完了状態から第5図の下降完了
状態へすべての部材は変位する。
第5図の下降完了位置への到達によつて、かき
込みシリンダ装置15に取付けた作動子42がデ
フレクタ6に取付けた下降完了リミツトスイツチ
LS−6に触れてそれを作動させる。リミツトス
イツチLS−6は作動子42による作用を受ける
と閉じて、リレーCR8を励磁し、これによりリ
レー接点CR8′が開き、リレー接点CR8″,CR
8が閉じる。したがつて、ソレノイドSOL3
およびソレノイドSOL5の励磁が切れ、切換弁
57が右行して管路59を閉じ、これによつて上
下動シリンダ装置19の下方への伸長が停止する
とともに、かき込みソレノイドSOL2が励磁さ
れる。よつて、第9図において切換弁47は中立
位置から右行して、ポンプ45からの圧油は管路
50を経てかき込みシリンダ装置15の上方のシ
リンダ空間に送り込まれる。したがつて、かき込
みシリンダ装置15は下方へ伸長し、第5図の下
降完了状態から第6図のかき込み完了状態へ向つ
てかき込みが行われる。
かき込みパネル11が第6図のかき込み完了状
態に達すると、作動子40aの作用でかき込み完
了リミツトスイツチLS−8が閉じる。したがつ
て、リレーCR4が励磁され、リレー接点CR4′
が閉じる。この時、リレー接点CR8は閉じて
いるから、上昇記憶用キープリレーKR1のセツ
ト側Sが励磁され、キープリレー接点KR1′,
KR1″がそれぞれ閉じる。キープリレー接点KR
1′が閉じると、押込み記憶用キープリレーKR
2のセツト側Sが励磁され、キープリレー接点
KR2′が閉じ、キープリレー接点KR2″が開く。
キープリレー接点KR2′が閉じることによつて、
ソレノイドSOL4が励磁される。一方、閉じた
キープリレー接点KR2′および閉じているキー
プリレー接点KR1″を介してソレノイドSOL5
が励磁される。このように、ソレノイドSOL4,
SOL5が励磁されことによつて、切換弁48が
右方へ切換えられ、切換弁57が左方へ切換えら
れるため、圧油はポンプ45から切換弁48,5
7を経て上下動シリンダ装置19の下方のシリン
ダ空間に送り込まれ、同シリンダ装置19が上方
へ向つて収縮し始め、すべての部材は第7図の上
昇完了状態へ向つて動き始める。
第7図の上昇完了状態への到達によつてリミツ
トスイツチLS−9に作動子42が作用し、その
接点が閉じるので、リレーCR7が励磁され、リ
レー接点CR7′が閉じ、リレー接点CR7″が開
き、かつリレー接点CR7が閉じる。この場合、
リレー接点KR2″が開いているから、リレー接
点CR7′,CR7″の開閉は特に作動に関係を及ぼ
さないが、リレー接点CR7の閉路によつて、
上昇記憶キープリレーKR1のリセツト側Rに入
力が入り、キープリレーKR1はリセツトされ
る。したがつて、キープリレー接点KR1′,KR
1″が開き、接点KR1″の開路によつてソレノイ
ドSOL5の励磁が切れる。しかし、上昇記憶キ
ープリレー接点KR1′が開いても、押込記憶用
キープリレーKR2のリセツトがなされないの
で、キープリレー接点KR2′は閉じたままであ
り、ソレノイドSOL4は励磁され続ける。この
ため、切換弁57のみが第9図の位置へ戻り、圧
油の上下動シリンダ装置19の下方空間への供給
が停止し、同シリンダ装置19の上方への収縮は
停止するとともに、押込みシリンダ装置21の右
側シリンダ空間に切換弁57を経て圧油が送り込
まれて押込みシリンダ装置21は伸長を始め、第
7図の上昇完了状態から第2図の押込み状態へ向
つて深押込みが始まる。
深押込みの完了によつて、すべての部材は第2
図または第8図の位置へ達し、リミツトスイツチ
LS−1が作動子33aの作用を受けて閉じる。
したがつて、リレーCR6が励磁され、リレー接
点CR6が閉じ、押込み記憶キープリレーKR
2のリセツト側Rへ入力が送られ、キープリレー
KR2がリセツトされる。このため、キープリレ
ー接点KR2′が開き、ソレノイドSOL4の励磁
が切れ、同時にリレーCR1の自己保持回路を構
成している接点CR6′が開路するのでリレーCR
1が消磁し、全行程が完了してすべてが停止す
る。なお、かき込みシリンダ装置15に作用する
塵芥反力が設定値以上になるとリリーフ弁51に
よつてアンロード作用がなされ、かき込みパネル
11に無理な力がかからないようになつている。
以上述べたサイクル中の上昇完了後の押込み行
程において、塵芥による負荷が大き過ぎて押込み
シリンダ装置21による押込みの速度が鈍つたと
する。この場合には、作業者がその状況をみて単
独戻しボタンRを矢印方向に押す。これによつ
て、回路60を経てソレノイドSOL3が励磁さ
れ、圧油が管路54およびパイロツトチエツク弁
55を経て押込みシリンダ装置21に入りそれを
収縮させるので、デフレクタ6およびかき込みパ
ネル11は後退する。これと同時に回路61をも
介して、塵芥収集車のエンジンの回転制御用ロー
タリソレノイドRSOLの回路が電源に接続され
る。この後退は、作業者が単独戻しボタンRから
手を離すことによつて停止する。なお、単独戻し
ボタンRの押圧によつて、メイン回路62が電源
から遮断されるので、リレーCR1およびCR2の
自己保持回路が消滅する。したがつて、閉じてい
た接点CR1′閉じているKR2′を介して励磁さ
れていたソレノイドSOL4はソレノイドSOL3
の励磁に先立つて消磁されるので切換弁48の切
換えは支障なく行われる。
単独戻しボタンRが解放されると、回路60が
遮断されるので、ソレノイドSOL3の励磁が切
れ、同時に回路61も遮断される。次に再び押ボ
タンPBを押圧すると、リレーCR1,CR2が励
磁され、これに伴い前述の押込み記憶キープリレ
ーKR2の記憶が消されていないため閉じている
キープリレー接点KR2′を経てソレノイドSOL
4が励磁され、押込みシリンダ装置21は再び伸
長し押込みが再開される。
以上のようなデフレクタ6およびかき込みパネ
ル11の後退は押込み完了状態への到達がなされ
ない限り、押込み行程の途中で単独戻しボタンR
を作業者が押すことによつて何回でも行なうこと
ができる。これによつて、押込み行程中に、過負
荷のもとでも何回も押込みを反復して塵芥の強圧
縮を図り、塵芥積込み量を多くすることができ
る。これは、押込み記憶キープリレーKR2が押
込み行程の中断に関係なく押込み行程を記憶して
いることによつて可能となる。
このようにして押込み行程を反復して押込みが
完了すると、既に述べたと同様に、リミツトスイ
ツチLS−1が閉じ、リレーCR6が励磁され、リ
レー接点CR6が閉じて押込み記憶キープリレ
ーKR2がリセツトされ、ソレノイドSOL4の励
磁が断たれ、同時にリレーCR1の自己保持回路
を構成している接点CR6′が開路するのでリレー
CR1が消磁し、全行程が完了する。
ところで、上昇行程完了時は押込みシリンダ装
置21が収縮しているためリミツトスイツチLS
−5が作動子33aに接し、閉じた状態にある。
したがつて、リレーCR5は励磁状態にあつて、
そのリレー接点CR5″は開いている。しかし、上
昇行程完了後押込み行程が開始された瞬時に、リ
ミツトスイツチLS−5が作動子33aから解放
されて開くので、リレーCR5の励磁が切れ、リ
レー接点CR5″が閉じる。この時、リレー接点
CR1は閉じており、また、リレー接点CR6″
も、リレーCR6が押込み中のため励磁されない
ことにより閉じているから、リレー接点CR5″が
閉じると同時に(押込み開始と同時に)、タイム
デレーリレーTDR2が付勢される。
このタイムデレーリレーTDR2はリレー接点
TDR2′,TDR2″を有し、タイムデレーリレー
TDR2の付勢後のタイムアツプによつて、接点
TDR2′が開き、接点TDR2″が閉じる。接点
TDR2″が閉じることによつて、押込みが完了し
ないでリレー接点CR6″が閉じている状態では、
接点CR6″,TDR2″を経て押込み記憶キープリ
レーKR2のリセツト側へ入力が与えられ、押込
み記憶が消される。よつて、タイムデレーリレー
TDR2がタイムアツプするまでの時間を、押込
み行程開始後押込み行程が通常状態で完了するま
での時間より或る程度長く設定しておけば、押込
み行程が過負荷によりなかなか完了しない場合に
は、押込み記憶キープリレーKR2の押込み記憶
がタイムデレーリレーTDR2の作用で適当な時
間後に消され、サイクルが完了する。なお、タイ
ムデレーリレー接点TDR2′が開くことによつ
て、リレーCR1の自己保持が消え、サイクル開
始前の状態が得られる。
[発明の効果] 以上に実施例について説明したように、本発明
では、塵芥による負荷が過大になつて押込み動作
が円滑になされない状態のもとで、押込み動作を
反復して行ない、塵芥の強圧縮を行ない、塵芥の
積込み量を多くすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の主として機構部分
を示す斜視図、第2図は同縦断面図、第3図ない
し第7図は第2図の装置の作動を順次示す図、第
8図はリミツトスイツチの配置を示す図、第9図
は油圧回路を示す図、第10図は電気回路を示す
図である。 1……車体、2……テールゲート、2b……サ
ンプ、4……ブラケツト、5……枢着ピン、6…
…デフレクタ、8……ガイドレール、9……スラ
イダ、10……枢軸ピン、11……かき込みパネ
ル、15……かき込みシリンダ装置、19……上
下動シリンダ装置、21……押込みシリンダ装
置、LS−1〜LS−9……リミツトスイツチ、3
1,39……支持部材、33a,40a,42…
…リミツトスイツチ作動子、33……ベルクラン
クレバー、32,36……枢軸、45……ポン
プ、47,48……3位置形電磁切換弁、57…
…2位置形電磁切換弁、SOL1〜SOL5……ソ
レノイド、KR1……上昇記憶用キープリレー、
KR2……押込み記憶用キープリレー、CR1〜
CR8……リレー、TDR1,TDR2……タイム
デレーリレー、R……単独戻しボタン、PB……
押ボタンスイツチ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 荷箱開口部に連接して設けられたテールゲー
    トと、このテールゲート内に収容されかつ塵芥か
    き込みパネルを有する塵芥積込機構と、この塵芥
    積込機構を前記かき込みパネルが反転、後退、下
    降、かき込み、上昇及び荷箱内への塵芥の押込み
    を順次行なうように制御する制御装置と、前記塵
    芥積込機構に含まれ前記かき込みパネルの後退お
    よび押込みを行なうための押込みシリンダ装置と
    を備えた塵芥収集車の塵芥積込装置において、前
    記かき込みパネルの荷箱内への押込み限界位置を
    検出するリミツトスイツチを備えるとともに、前
    記制御装置に、セツト状態で閉じて前記押込みシ
    リンダ装置を押込みのために伸長させリセツトに
    よつて開く接点とセツト状態で開きリセツトされ
    た時に閉じて前記押込みシリンダ装置を後退変位
    のために収縮させる接点とを有し前記リミツトス
    イツチの作動によつてリセツトされるキープリレ
    ーを備えた電気回路と、押圧することにより前記
    電気回路のメイン回路を遮断するとともに前記押
    込みシリンダ装置を後退変位のために収縮させる
    単独戻しボタンと、前記メイン回路に接続された
    起動用の押ボタンスイツチとを備えたことを特徴
    とする塵芥収集車の塵芥積込装置。
JP21495481A 1981-12-28 1981-12-28 塵芥収集車の塵芥積込装置 Granted JPS58113004A (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5675304A (en) * 1979-11-19 1981-06-22 Fuji Heavy Ind Ltd Garbage loader for garbage wagon

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5675304A (en) * 1979-11-19 1981-06-22 Fuji Heavy Ind Ltd Garbage loader for garbage wagon

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