JPH0380403B2 - - Google Patents

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JPH0380403B2
JPH0380403B2 JP59074480A JP7448084A JPH0380403B2 JP H0380403 B2 JPH0380403 B2 JP H0380403B2 JP 59074480 A JP59074480 A JP 59074480A JP 7448084 A JP7448084 A JP 7448084A JP H0380403 B2 JPH0380403 B2 JP H0380403B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cement
ice
water
dry
amount
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP59074480A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60218100A (ja
Inventor
Tooru Utsunomya
Sunao Okamoto
Masanori Higuchi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Construction Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Construction Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Construction Co Ltd filed Critical Mitsui Construction Co Ltd
Priority to JP7448084A priority Critical patent/JPS60218100A/ja
Publication of JPS60218100A publication Critical patent/JPS60218100A/ja
Publication of JPH0380403B2 publication Critical patent/JPH0380403B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Preparation Of Clay, And Manufacture Of Mixtures Containing Clay Or Cement (AREA)
  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (a) 産業上の利用分野 本発明は、理論水和量程度の水の量でセメント
を固化させることの出来るセメントの混練打設方
法に関する。
(b) 従来の技術 通常、セメントを水により混練する際には、セ
メントと水の水和反応に必要な水の理論水和量は
セメント重量の30%程度であるが、混練後におけ
るセメントのワーカビリテイを確保する為に、従
来から、重量比で50〜60%程度の水が用いられて
いた。
(c) 発明が解決しようとする問題点 しかし、理論水和量以上の水でセメントを水練
すると、水練時に空気が巻き込まれ、凝固後のセ
メントの空隙が増大して、セメント全体の強度が
低下する不都合が有つた。
また、特公昭53−5694号には、破砕した氷また
は雪状の凍結状の水とセメントなどの粉末状水硬
性結合材を氷点下で実質的に乾燥状態で混合する
例が示されているが、破砕した氷または雪状の凍
結状の水とセメントを混合した場合、凍結状の水
の粒度がセメントに比して極めて大きくなり、水
和後に得られるセメント硬化物が気化率の高いも
のとなる。これでは、ボードのような強度がそれ
ほど問題とならない場合はよいが、強度が必要と
なる部材を成型する場合などには、硬化後の強度
が不足してしまい、実用上の問題が多い。
本発明は、前述の欠点を解消すべく、理論水和
量程度の水でセメントを十分反応固化させること
が出来、混練による空隙の発生も無く密実なセメ
ント硬化物を得ることが出来、従つてセメント硬
化後の強度を高めることが可能なセメントの混練
打設方法を提供することを目的とする。
(d) 問題点を解決するための手段 即ち、本発明は、セメントと骨材との空練りを
氷点下の雰囲気で行ない、その際に、超音波振動
を用いて霧化させた水を瞬間的に冷却して前記セ
メントと同程度の粒度に微粒子化された氷を、前
記セメントの理論水和量にほぼ相当する量だけセ
メント中に投入して空練りし、当該空練りの完了
したセメントを型枠中に投入して圧縮整形し、そ
の後加熱して、セメント中に混入された氷を溶解
させることにより、当該溶解した氷と周囲のセメ
ントを反応させてセメントを固化させるようにし
て構成される。
(e) 作用 上記した構成により、本発明は、セメントとの
混練り作業が、氷点下の乾燥状態で行われ、更に
打設に際して、均一な状態で空練りされた状態の
セメントと微粒子状態の氷が、該氷の溶解により
水和反応を起こして凝固するように作用する。
(f) 発明の実施例 以下、本発明の実施例を、具体的に説明する。
セメントを混練するには、まず乾燥状態でセメ
ントに砂等の骨材を投入して空練りを行う。この
空練りはセメントと骨材を均等に混合することを
目的とするが、この空練りに際して、セメントが
水和するに足る理論水和量程度の水量の微粒子状
態の氷を同時にセメント中に投入して混合する。
この作業は、氷点下の状態で行われ、従つて、セ
メントと混合される氷は固体としてセメント及び
その他の骨材と混合される。氷の粒度は、セメン
トとほぼ同様のものが望ましく、こうした粒度の
氷の製造は、超音波振動を液体状態の水に与えて
霧化させ、当該霧化した水を瞬間的に冷却して製
造する。
このように、微粒子状の氷とセメント並びに骨
材との氷点下における空練りが完了すると、同様
に氷点下の雰囲気で当該空練りの完了したセメン
トを型枠中に投入し、圧縮形成する。次に、圧縮
形成の完了したセメントを強制的又は自然的に加
熱すると、圧縮形成されたセメント中の氷が解け
て水になり、周囲のコンクリートと水和反応を起
こし、凝固硬化する。コンクリート中の氷は空練
りによつてコンクリートに対して十分に均一に混
ぜ合わされているので、理論水和量程度の水でコ
ンクリートは十分に水和反応を引き起こし、固化
する。
(g) 発明の効果 以上、説明したように、セメントと骨材との空
練りを氷点下の雰囲気で行ない、その際に、超音
波振動を用いて霧化させた水を瞬間的に冷却して
前記セメントと同程度の粒度に微粒子化された氷
を、前記セメントの理論水和量にほぼ相当する量
だけセメント中に投入して空練りし、当該空練り
の完了したセメントを型枠中に投入して圧縮整形
し、その後加熱して、セメント中に混入された氷
を溶解させることにより、当該溶解した氷と周囲
のセメントを反応させてセメントを固化させるよ
うにして構成したので、セメントを理論水和量程
度の水で十分反応固化させることが出来る。ま
た、セメントの水による水練作業が無いので、セ
メント中に空気が混入することもなく、従つて空
隙の発生も無く密実なセメント硬化物を得ること
が出来、セメントの硬化後の強度を大幅に高める
ことが可能となる。
また、セメントと共に空練りされる氷は、超音
波振動を用いて霧化させた水を瞬間的に冷却して
セメントと同程度の粒度に微粒子化された氷を用
いるので、セメントに比して粒度の極めて大きな
単に破砕した氷や雪などと異なり、セメントとの
空練りにおいても、氷をセメント粒子に対して粒
子レベルで均一に混ぜ合わせることが出来、氷だ
けが存在してセメント粒子が存在しない領域を粒
子レベルで排除することが出来る。また、微粒子
化された氷としてセメントに供給される水の量
は、混練りされるセメントの理論水和量とほぼ等
しいことから氷は全て周囲のセメントとの水和反
応に消費され、余剰な水分が圧縮成形されたセメ
ント硬化物中に存在することが無くなり、水和後
のセメント凝固体は、空隙の無い極めて密実なも
のとなり、強度的にも高強度のものを得ることが
出来る。
更に、凝固後のセメントの靱性を確保するため
に、空練り時にスチールフアイバー等の高性能繊
維材料を骨材として混入させるように構成するこ
とも当然可能である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 セメントと骨材との空練りを氷点下の雰囲気
    で行ない、 その際に、超音波振動を用いて霧化させた水を
    瞬間的に冷却して前記セメントと同程度の粒度に
    微粒子化された氷を、前記セメントの理論水和量
    にほぼ相当する量だけセメント中に投入して空練
    りし、 当該空練りの完了したセメントを型枠中に投入
    して圧縮整形し、その後加熱して、セメント中に
    混入された氷を溶解させることにより、当該溶解
    した氷と周囲のセメントを反応させてセメントを
    固化させるようにして構成したセメントの混練打
    設方法。
JP7448084A 1984-04-13 1984-04-13 セメントの混練打設方法 Granted JPS60218100A (ja)

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JP7448084A JPS60218100A (ja) 1984-04-13 1984-04-13 セメントの混練打設方法

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JPS60218100A JPS60218100A (ja) 1985-10-31
JPH0380403B2 true JPH0380403B2 (ja) 1991-12-24

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JPS62133211A (ja) * 1985-12-05 1987-06-16 Toshiro Suzuki コンパクシヨンパイル工法
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JPS62176972A (ja) * 1986-01-11 1987-08-03 鈴木 敏郎 寒中コンクリートの打設方法
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JPS535694A (en) * 1976-07-03 1978-01-19 Kiyuugo Tanaka Platinum wire used in combustible gas concentration measurements

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JPS60218100A (ja) 1985-10-31

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