JP2606802B2 - 樹脂コンクリートの製造方法 - Google Patents
樹脂コンクリートの製造方法Info
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- JP2606802B2 JP2606802B2 JP29008187A JP29008187A JP2606802B2 JP 2606802 B2 JP2606802 B2 JP 2606802B2 JP 29008187 A JP29008187 A JP 29008187A JP 29008187 A JP29008187 A JP 29008187A JP 2606802 B2 JP2606802 B2 JP 2606802B2
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- Japan
- Prior art keywords
- water
- kneading
- cement
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- Prior art date
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B28—WORKING CEMENT, CLAY, OR STONE
- B28C—PREPARING CLAY; PRODUCING MIXTURES CONTAINING CLAY OR CEMENTITIOUS MATERIAL, e.g. PLASTER
- B28C5/00—Apparatus or methods for producing mixtures of cement with other substances, e.g. slurries, mortars, porous or fibrous compositions
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Press-Shaping Or Shaping Using Conveyers (AREA)
- Preparation Of Clay, And Manufacture Of Mixtures Containing Clay Or Cement (AREA)
- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (a).産業上の利用分野 本発明は、混練が容易な樹脂コンクリートの製造方法
に関する。
に関する。
(b).従来の技術 従来、樹脂コンクリートを製造する際には、液体状の
樹脂とセメント、水及び骨材を混練していた。
樹脂とセメント、水及び骨材を混練していた。
(c).発明が解決しようとする問題点 しかし、これでは、混練時に液状の樹脂がミキサに付
着してしまい、そのハンドリングが極めて悪い欠点が有
り、殆ど実用に供されていないのが実情である。
着してしまい、そのハンドリングが極めて悪い欠点が有
り、殆ど実用に供されていないのが実情である。
本発明は、前述の欠点を解消すべく、混練を容易に行
うことが出来、またその際のハンドリングも容易な樹脂
コンクリートの製造方法を提供することを目的とするも
のである。
うことが出来、またその際のハンドリングも容易な樹脂
コンクリートの製造方法を提供することを目的とするも
のである。
(d).問題点を解決するための手段 即ち、本発明は、少なくともセメント、二種混合硬化
性樹脂の主剤及び該主剤を硬化させる硬化剤、水を混練
する際に、主剤を固体粒子化した形で、しかも水を実質
的に固体状態を維持した形で投入して混練し、セメン
ト、主剤、水を混練した後に、それ等の混合物に主剤の
硬化剤を加えるようにして構成される。
性樹脂の主剤及び該主剤を硬化させる硬化剤、水を混練
する際に、主剤を固体粒子化した形で、しかも水を実質
的に固体状態を維持した形で投入して混練し、セメン
ト、主剤、水を混練した後に、それ等の混合物に主剤の
硬化剤を加えるようにして構成される。
(e).作用 上記した構成により、本発明は、混練時は、主剤は固
体粒子状態を維持しており、しかも水も固体状態を維持
しているので、セメントと水、主剤との混練作業は、混
練される各材料が固体状態を維持する形で行われるよう
に作用する。
体粒子状態を維持しており、しかも水も固体状態を維持
しているので、セメントと水、主剤との混練作業は、混
練される各材料が固体状態を維持する形で行われるよう
に作用する。
(f).実施例 以下、本発明の実施例を具体的に説明する。
樹脂コンクリートを製造する場合には、まず樹脂とし
て、エポキシ樹脂等の、二種混合硬化性樹脂の主剤(ポ
リマ)と該主剤を硬化させる硬化剤とからなるものを用
い、それ等樹脂のうち、主剤及びセメント、骨材、水を
ミキサに投入して混練する。この際、水は低温状態で固
化したものを粒子状に成形して使用する。即ち、水は氷
点下で凍らせたものを粒子状に砕くか、粒子状に凍らせ
た状態の氷を用い、主剤もその流動性を失った状態、即
ち固体状態で、粉体に加工したものを使用する(なお、
主剤は常温で固体状態のものも含む)。即ち、この混練
に際しては、全ての材料が固体状態を維持することか
ら、それ等は乾燥粒子体として挙動し、混練作業は、主
剤がミキサに付着するようなことが無く、円滑にしかも
水及び主剤の粒子がセメントと均一な状態で混ぜ合わさ
れる形で行われる。なお、混練中は、周知の雰囲気を、
混練すべき水及び主剤が流動性を回復する温度以下の温
度に維持しておくようにする。また、混練時における、
セメント、骨材、水、主剤等の投入順序及び投入態様は
任意であり、例えばセメントと主剤を予め混合してお
き、その混合物と水、骨材とを混練することも当然可能
である。
て、エポキシ樹脂等の、二種混合硬化性樹脂の主剤(ポ
リマ)と該主剤を硬化させる硬化剤とからなるものを用
い、それ等樹脂のうち、主剤及びセメント、骨材、水を
ミキサに投入して混練する。この際、水は低温状態で固
化したものを粒子状に成形して使用する。即ち、水は氷
点下で凍らせたものを粒子状に砕くか、粒子状に凍らせ
た状態の氷を用い、主剤もその流動性を失った状態、即
ち固体状態で、粉体に加工したものを使用する(なお、
主剤は常温で固体状態のものも含む)。即ち、この混練
に際しては、全ての材料が固体状態を維持することか
ら、それ等は乾燥粒子体として挙動し、混練作業は、主
剤がミキサに付着するようなことが無く、円滑にしかも
水及び主剤の粒子がセメントと均一な状態で混ぜ合わさ
れる形で行われる。なお、混練中は、周知の雰囲気を、
混練すべき水及び主剤が流動性を回復する温度以下の温
度に維持しておくようにする。また、混練時における、
セメント、骨材、水、主剤等の投入順序及び投入態様は
任意であり、例えばセメントと主剤を予め混合してお
き、その混合物と水、骨材とを混練することも当然可能
である。
こうして、セメント、骨材、水及び樹脂の主剤の粒子
状態での混練が完了すると、該混練が完了した混合物を
押し出し成形機にかけ、所定の形状に押し出し成形す
る。この際、該混練が完了した混合物に対して主剤の硬
化剤を、同様に固体粒子化した形、ないしは霧状にした
形で添加しつつ成形する。すると、成形時に発生する圧
縮成形熱により該混合物は加熱され、水及び主剤、更に
は硬化剤(固体状態の硬化剤を添加した場合)はその熱
によりその固体粒子状態が解除されて溶解し、水は周囲
のセメント粒子と水和して凝固を開始する。また、溶解
した主剤及び添加された硬化剤は該凝固を開始したセメ
ント粒子間にしみ込む形で流動すると共に、両者が混ざ
り合うことにより、直ちに硬化反応を開始して、凝固一
体化し、所定形状に形成された成形物が樹脂コンクリー
トにより成形される。
状態での混練が完了すると、該混練が完了した混合物を
押し出し成形機にかけ、所定の形状に押し出し成形す
る。この際、該混練が完了した混合物に対して主剤の硬
化剤を、同様に固体粒子化した形、ないしは霧状にした
形で添加しつつ成形する。すると、成形時に発生する圧
縮成形熱により該混合物は加熱され、水及び主剤、更に
は硬化剤(固体状態の硬化剤を添加した場合)はその熱
によりその固体粒子状態が解除されて溶解し、水は周囲
のセメント粒子と水和して凝固を開始する。また、溶解
した主剤及び添加された硬化剤は該凝固を開始したセメ
ント粒子間にしみ込む形で流動すると共に、両者が混ざ
り合うことにより、直ちに硬化反応を開始して、凝固一
体化し、所定形状に形成された成形物が樹脂コンクリー
トにより成形される。
水及び主剤は、混練時に、実質的な乾燥状態で、セメ
ントに対して均一な状態で混合されているので、溶解し
た水や主剤は、全体として均一な状態でセメントに対し
て作用し、凝固後の樹脂コンクリートも、均一な性状を
呈することになる。また、水がセメント粒子に対して均
一な状態で混合されるので、水とセメントとの水和反応
も、全体的に均一で良好な状態で行われ、従って水セメ
ント比をセメントの理論水和量に出来るだけ近ずけた形
で行うことが出来る。また、硬化剤は、セメント、水及
び主剤が乾燥状態で十分に混練された後に、添加される
ので、硬化剤が、均一に混練されていない状態のセメン
ト、水及び主剤中に添加されて、主剤を硬化させてしま
うようなことは無く、混練作業は円滑に行われる。
ントに対して均一な状態で混合されているので、溶解し
た水や主剤は、全体として均一な状態でセメントに対し
て作用し、凝固後の樹脂コンクリートも、均一な性状を
呈することになる。また、水がセメント粒子に対して均
一な状態で混合されるので、水とセメントとの水和反応
も、全体的に均一で良好な状態で行われ、従って水セメ
ント比をセメントの理論水和量に出来るだけ近ずけた形
で行うことが出来る。また、硬化剤は、セメント、水及
び主剤が乾燥状態で十分に混練された後に、添加される
ので、硬化剤が、均一に混練されていない状態のセメン
ト、水及び主剤中に添加されて、主剤を硬化させてしま
うようなことは無く、混練作業は円滑に行われる。
なお、混練に際して、骨材として、必要に応じて鉄
粉、鉛粉等を混入し、凝固後の樹脂コンクリートに放射
線の遮蔽能力を付与することも可能であり、更に、必要
に応じて炭素繊維やアラミド繊維等を混入することも可
能である[例えば、コンクリート(モルタル)に対する
容積比で繊維を0.2〜3%程度、混入する]。
粉、鉛粉等を混入し、凝固後の樹脂コンクリートに放射
線の遮蔽能力を付与することも可能であり、更に、必要
に応じて炭素繊維やアラミド繊維等を混入することも可
能である[例えば、コンクリート(モルタル)に対する
容積比で繊維を0.2〜3%程度、混入する]。
更に、上述の実施例は、水を粒子状の氷の状態でセメ
ントに対して投入混合した場合について述べたが、水は
混練時に実質的に固体状態を維持する限り、どのような
態様で混合してもよく、例えば、水をマイクロカプセル
中に封入したものを混練時に投入してもよい。なお、こ
の場合には、混練の雰囲気は、主剤が溶解しない温度で
あれば、必ずしも水の凝固点としての氷点下の温度であ
る必要は無い。なお、マイクロカプセルとしては、圧力
により破壊される性質を有するものを用いると、押し出
し加工に際して該カプセルが、押し出し圧力により破壊
されるので作業が容易である。
ントに対して投入混合した場合について述べたが、水は
混練時に実質的に固体状態を維持する限り、どのような
態様で混合してもよく、例えば、水をマイクロカプセル
中に封入したものを混練時に投入してもよい。なお、こ
の場合には、混練の雰囲気は、主剤が溶解しない温度で
あれば、必ずしも水の凝固点としての氷点下の温度であ
る必要は無い。なお、マイクロカプセルとしては、圧力
により破壊される性質を有するものを用いると、押し出
し加工に際して該カプセルが、押し出し圧力により破壊
されるので作業が容易である。
また、加熱の方法としては押し出しに際しての加工熱
による加熱の他に、適宜な加熱手段を用いて強制的に加
熱するようにすることも当然可能であり、そのタイミン
グも押し出し加工時に限らず、混練時、特に、均一な混
練が略終了した混練工程の後半から硬化剤を加えつつ、
自然加熱、強制加熱を問わず、行ってもよいことは勿論
である。
による加熱の他に、適宜な加熱手段を用いて強制的に加
熱するようにすることも当然可能であり、そのタイミン
グも押し出し加工時に限らず、混練時、特に、均一な混
練が略終了した混練工程の後半から硬化剤を加えつつ、
自然加熱、強制加熱を問わず、行ってもよいことは勿論
である。
以下に、樹脂コンクリートの配合例(重量部)を示
す。
す。
セメント:100部 水(氷):15〜30部 主剤(ポリマ)(例えば、エポキシ樹脂):10〜30部
(任意に可変) 硬化剤:適量 砂:20〜50部 (g).発明の効果 以上、説明したように、本発明によれば、少なくとも
セメント、二種混合硬化性樹脂の主剤及び該主剤を硬化
させる硬化剤、水を混練する際に(従って、骨材を加え
た形の混練は任意である)、主剤を固体粒子化した形
で、しかも水を実質的に固体状態を維持した形で投入し
て混練し、セメント、主剤、水を混練した後に、それ等
の混合物に前記硬化剤を加えるようにして構成したの
で、混練に際しては主剤は固体状態、即ち乾燥粒子状態
を維持するので、主剤がミキサ等に付着するようなこと
が無く、また投入等に際してのハンドリングも極めて容
易である。
(任意に可変) 硬化剤:適量 砂:20〜50部 (g).発明の効果 以上、説明したように、本発明によれば、少なくとも
セメント、二種混合硬化性樹脂の主剤及び該主剤を硬化
させる硬化剤、水を混練する際に(従って、骨材を加え
た形の混練は任意である)、主剤を固体粒子化した形
で、しかも水を実質的に固体状態を維持した形で投入し
て混練し、セメント、主剤、水を混練した後に、それ等
の混合物に前記硬化剤を加えるようにして構成したの
で、混練に際しては主剤は固体状態、即ち乾燥粒子状態
を維持するので、主剤がミキサ等に付着するようなこと
が無く、また投入等に際してのハンドリングも極めて容
易である。
更に、混練に際しては、水は固体状態で投入されるの
で、セメントに対して均等な混合が可能となり、水セメ
ント比を低めて高強度のコンクリートを得ることが出来
る。
で、セメントに対して均等な混合が可能となり、水セメ
ント比を低めて高強度のコンクリートを得ることが出来
る。
また、硬化剤は、主剤とセメント及び水が均一に混練
された後に、添加されるので、硬化剤が混練中に主剤に
作用して硬化を開始させ、混練が十分に均一に行われな
くなる事態の発生を未然に防止することが出来る。
された後に、添加されるので、硬化剤が混練中に主剤に
作用して硬化を開始させ、混練が十分に均一に行われな
くなる事態の発生を未然に防止することが出来る。
なお、こうして得られた樹脂コンクリートとしては、
以下の用途が考えられるものである。
以下の用途が考えられるものである。
(1).建物:床、壁、屋根、外壁、フェンス、波板等 (2).パイプ:圧力パイプ、下水パイプ、給排水パイ
プ、光ファイバ用パイプ、収納パイプ等 (3).電子部品:絶縁材、ソケット、スイッチギヤ等 (4).各種器具:音響パネル、キャビネット等 (5).特殊:放射性遮蔽板、非帯磁性構造材等
プ、光ファイバ用パイプ、収納パイプ等 (3).電子部品:絶縁材、ソケット、スイッチギヤ等 (4).各種器具:音響パネル、キャビネット等 (5).特殊:放射性遮蔽板、非帯磁性構造材等
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−158178(JP,A) 特開 昭62−70277(JP,A) 特開 昭60−218100(JP,A) 特開 昭63−54210(JP,A) 特開 昭63−95909(JP,A) 特開 昭63−144011(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】少なくともセメント、二種混合硬化性樹脂
の主剤及び該主剤を硬化させる硬化剤、水を混練する際
に、前記主剤を固体粒子化した形で、しかも水を実質的
に固体状態を維持した形で投入して混練し、 セメント、主剤、水を混練した後に、それ等の混合物に
前記硬化剤を加えるようにして構成した樹脂コンクリー
トの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29008187A JP2606802B2 (ja) | 1987-11-17 | 1987-11-17 | 樹脂コンクリートの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29008187A JP2606802B2 (ja) | 1987-11-17 | 1987-11-17 | 樹脂コンクリートの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01130913A JPH01130913A (ja) | 1989-05-23 |
JP2606802B2 true JP2606802B2 (ja) | 1997-05-07 |
Family
ID=17751551
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29008187A Expired - Lifetime JP2606802B2 (ja) | 1987-11-17 | 1987-11-17 | 樹脂コンクリートの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2606802B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112159179A (zh) * | 2020-10-12 | 2021-01-01 | 浙江大通建设科技有限公司 | 一种用于支护止水帷幕建设的高效固化混凝土 |
-
1987
- 1987-11-17 JP JP29008187A patent/JP2606802B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01130913A (ja) | 1989-05-23 |
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