JPH0228443B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0228443B2
JPH0228443B2 JP61039507A JP3950786A JPH0228443B2 JP H0228443 B2 JPH0228443 B2 JP H0228443B2 JP 61039507 A JP61039507 A JP 61039507A JP 3950786 A JP3950786 A JP 3950786A JP H0228443 B2 JPH0228443 B2 JP H0228443B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cement
ice
formwork
mixed
aggregate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP61039507A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62198402A (ja
Inventor
Tooru Utsunomya
Tomio Tamura
Sunao Okamoto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Construction Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Construction Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Construction Co Ltd filed Critical Mitsui Construction Co Ltd
Priority to JP3950786A priority Critical patent/JPS62198402A/ja
Publication of JPS62198402A publication Critical patent/JPS62198402A/ja
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  • Manufacturing Of Tubular Articles Or Embedded Moulded Articles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (a) 産業上の利用分野 本発明は遠心成形によりコンクリート・モルタ
ル部材を形成する成形方法に関する。
(b) 従来の技術 従来、遠心成形によりコンクリート・モルタル
部材を製造する場合、型枠内での流動性を増すた
めに理論水和量を大幅に超えた水の添加されたコ
ンクリート・モルタルが型枠内に投入され、用い
られていた。
(c) 発明が解決しようとする問題点 これでは成形に際した遠心力で、コンクリー
ト・モルタル内に含有された、水和に必要のない
高アルカリ性の余剰水が型枠より排出され、その
処理に多くの手間と設備を必要とし、環境汚染等
の点においても問題が有つた。
本発明は上記した事情に鑑み、高アルカリの余
剰水の発生を防止することが出来るコンクリー
ト・モルタル部材の成形方法を提供することを目
的とするものである。
(d) 問題点を解決するための手段 即ち、本発明は、セメントと骨材との空練りを
氷点下の雰囲気中で行い、その際に、セメントと
同程度の粒度に微粒子化させた氷をセメント中に
投入して空練りし、当該空練りの完了したセメン
トを同様に氷点下の雰囲気で型枠中に投入し、そ
の後、該型枠を回転させて、型枠内に投入された
セメント、骨材及び微粒子状の氷を、回転に伴う
遠心力を利用して氷点下の乾燥状態で圧縮形成
し、その後加熱してセメント中に混入された氷を
溶解させることにより、当該溶解した氷と周囲の
セメントを反応させてセメントを固化させるよう
にして構成される。
(e) 作用 上記した構成により、本発明は、空練りされた
セメント、骨材、氷が乾燥状態で遠心力により、
型枠中で加圧成形されるように作用する。
(f) 実施例 以下、本発明の実施例を具体的に説明する。
セメントを混練するには、まず乾燥状態でセメ
ントに砂等の骨材を投入して空練りを行う。この
空練りはセメントと骨材を均等に混合することを
目的とするが、この空練りに際して、微粒子状態
の氷を同時にセメント中に投入して混合する。こ
の作業は、氷点下の状態で行われ、従つて、セメ
ントと混合される氷は固体として、セメント及び
その他の骨材と共に混合される。氷の粒度は、セ
メントとほぼ同様のものが望ましく、こうした粒
度の氷の製造は、超音波振動を液体状態の水に与
えて霧化させ、当該霧化した水を瞬間的に冷却し
て製造する。
このように、微粒子状の氷とセメント並びに骨
材との氷点下における空練りが完了すると、同様
に氷点下の雰囲気で当該空練りの完了したセメン
トを鉄筋の配筋された型枠中に投入し、その状態
で該型枠を回転駆動手段を用いて、型枠の重心位
置を中心にして高速で回転させる。すると、型枠
中のセメント、氷及び骨材の混合物は回転に伴う
遠心力により乾燥状態で圧縮成形される。なお、
この際、型枠中に鉄筋が存在しても、型枠中のセ
メント等は粉体として挙動するので、鉄筋の裏側
等にも容易に回り込むことが出来、加圧成形動作
は、遠心力により円滑に行われる。また、この加
圧成形動作は、氷点下の乾燥状態で行われるの
で、セメントに添加された水は微粒子氷状態を維
持し、遠心力により型枠外部に添加水が漏出する
ような事態の発生は防止される。
こうして、遠心力による圧縮形成の完了した部
材を強制的又は自然的に加熱すると、圧縮形成さ
れたセメント中の氷が解けて水になり、周囲のセ
メントと水和反応を起こし、凝固硬化する。セメ
ント中の氷は空練りによつてセメントに対して十
分に均一に混ぜ合わされているので、理論水和量
程度の水でセメントは十分に水和反応を引き起こ
し、固化する。
なお、本発明は各種の形状のコンクリート・モ
ルタル部材を作成する場合に応用が可能である
が、特にPC杭がPC柱部材等の断面形状が対称な
部材の製造に用いると効果的である。
(g) 発明の効果 以上、説明したように、本発明によれば、セメ
ントと骨材との空練りを氷点下の雰囲気中で行
い、その際に、前記セメントと同程度の粒度に微
粒子化させた氷をセメント中に投入して空練り
し、当該空練りの完了したセメントを同様に氷点
下の雰囲気で型枠中に投入し、その後、該型枠を
回転させて、型枠内に投入されたセメント、骨材
及び微粒子状の氷を、回転に伴う遠心力を利用し
て氷点下の乾燥状態で圧縮形成し、その後加熱し
てセメント中に混入された氷を溶解させることに
より、当該溶解した氷と周囲のセメントを反応さ
せてセメントを固化させるようにして構成したの
で、セメントを理論水和量程度の水で十分反応固
化させることが出来る。また、セメントの水によ
る水練作業が無いので、セメント中に空気が混入
することもなく、従つて空隙の発生も無く密実な
セメント硬化物を得ることが出来、セメントの硬
化後の強度を大幅に高めることが可能となる。ま
た、型枠中のセメント、骨材及び微粒子状の氷の
加圧成形作業も、該型枠中に配置された鉄筋等に
邪魔されることなく円滑に行うことが出来るの
で、高品質のコンクリート・モルタル部材の製造
が可能となる。また、氷は混練されるセメント粒
子と同程度の粒度に微粒子化されているので、セ
メントに対して氷が微視的にも均一な密度で混ぜ
合わされ、理論水和量程度の水量でも過不足なく
セメント全体の水和を行なわせることが出来、均
一で高品質なコンクリート・モルタル部材の製造
が可能となる。
更に、遠心成形は氷点下の雰囲気で行われるの
で、セメントに添加された水は微粒子状の乾燥状
態を維持し、従つて型枠外部に、高アルカリの余
剰水が漏出することが未然に防止され、当該余剰
水の処理作業等を不要とすることが出来るばかり
か、環境汚染等の発生も防止することが出来る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 セメントと骨材との空練りを氷点下の雰囲気
    中で行い、 その際に、前記セメントと同程度の粒度に微粒
    子化させた氷をセメント中に投入して空練りし、 当該空練りの完了したセメントを同様に氷点下
    の雰囲気で型枠中に投入し、 その後、該型枠を回転させて、型枠内に投入さ
    れたセメント、骨材及び微粒子状の氷を、回転に
    伴う遠心力を利用して氷点下の乾燥状態で圧縮形
    成し、 その後加熱してセメント中に混入された氷を溶
    解させることにより、当該溶解した氷と周囲のセ
    メントを反応させてセメントを固化させるように
    して構成したコンクリート・モルタル部材の成形
    方法。
JP3950786A 1986-02-25 1986-02-25 コンクリ−ト・モルタル部材の成形方法 Granted JPS62198402A (ja)

Priority Applications (1)

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JP3950786A JPS62198402A (ja) 1986-02-25 1986-02-25 コンクリ−ト・モルタル部材の成形方法

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JP3950786A JPS62198402A (ja) 1986-02-25 1986-02-25 コンクリ−ト・モルタル部材の成形方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62198402A JPS62198402A (ja) 1987-09-02
JPH0228443B2 true JPH0228443B2 (ja) 1990-06-25

Family

ID=12554955

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JP3950786A Granted JPS62198402A (ja) 1986-02-25 1986-02-25 コンクリ−ト・モルタル部材の成形方法

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JP (1) JPS62198402A (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4977919A (ja) * 1972-11-07 1974-07-26

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4977919A (ja) * 1972-11-07 1974-07-26

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Publication number Publication date
JPS62198402A (ja) 1987-09-02

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