JP3023727B2 - コンクリート打設方法及び装置 - Google Patents

コンクリート打設方法及び装置

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JP3023727B2
JP3023727B2 JP4000710A JP71092A JP3023727B2 JP 3023727 B2 JP3023727 B2 JP 3023727B2 JP 4000710 A JP4000710 A JP 4000710A JP 71092 A JP71092 A JP 71092A JP 3023727 B2 JP3023727 B2 JP 3023727B2
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治雄 青木
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Fujita Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンクリート打設方法
及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、コンクリートを打設する場合に
は、先ずコンクリート打設用型枠を組立てて、同型枠内
にコンクリートを打設する。その際に行われる型枠の組
立、撤去作業、打設用コンクリートの製造及び打設作業
はすべて作業員の手作業に委ねられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のコンクリー
ト打設作業は、作業の殆んどが作業員の手作業に委ねら
れているため、多くの労力と長い作業時間とを要し、そ
の結果、工期の延引、工費の増大を招くという問題があ
った。特に建設現場ではコンクリート打設作業の省力化
が要望されている。
【0004】本発明は前記の問題点に鑑み提案するもの
であり、その目的とする処は、型枠の組立、撤去作業な
どが不要で、コンクリート打設作業の省力化、作業時間
の短縮、ひいては工期の短縮及びコストの低減を達成で
きるコンクリートの打設方法及び装置を提供する点にあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明のコンクリート打設方法は、コンクリート
材料の攪拌混和装置により水結合材比が低くて短時間で
硬化し易いコンクリートを製造し、このコンクリートに
急結材を添加するとともに、加熱、加冷することにより
コンクリートの凝結速度を制御して、保形には十分な程
度に硬化させた後、打設場所へ適量ずつ連続的に噴射し
て、鏝等により成形することを特徴としている。
【0006】また本発明のコンクリート打設装置は、水
結合材比が低くて短時間で硬化し易いコンクリートを製
造するコンクリート材料の攪拌混和装置と、同攪拌混和
装置に接続したコンクリート噴射装置と、同コンクリー
ト噴射装置に接続した急結材供給装置とを、加熱・加冷
機能を有する容器内に設け、同容器と前記コンクリート
噴射装置から打設場所へ噴射したコンクリートを受け止
める鏝とを移動可能に支持したことを特徴としている。
【0007】
【作用】本発明のコンクリート打設方法は前記のように
コンクリート材料の攪拌混和装置により水結合材比が低
くて短時間で硬化し易いコンクリートを製造し、このコ
ンクリートに急結材を添加するとともに、加熱、加冷す
ることによりコンクリートの凝結速度を制御して、保形
には十分な程度に硬化させた後、打設場所へ適量ずつ連
続的に噴射して、鏝等により成形するので、型枠も型枠
の組立、撤去作業も不要になって、コンクリート打設作
業の省力化、作業時間の短縮、ひいては工期の短縮及び
コストの低減が可能になる。
【0008】
【実施例】次に本発明のコンクリート打設方法及び装置
を図示の実施例により説明する。図2に示すように材料
ホッパ1の下方にコンクリート材料の攪拌混和装置(連
続ミキサ)2が配設されて、同攪拌混和装置2が前記材
料ホッパ1に接続されている。また同攪拌混和装置2の
下方にコンクリート噴射装置3が配設されて、同コンク
リート噴射装置3が前記攪拌混和装置2に接続されてい
る。これらの材料ホッパ1と攪拌混和装置2とコンクリ
ート噴射装置3とは加熱・加冷装置を有する容器4に内
蔵されている。Mは攪拌混和装置2の駆動用モータ、
はコンクリート噴射装置3の駆動用モータである。
【0009】前記材料ホッパ1は図1に示すように配管
5を介してセメント貯槽6、砂利貯槽7、砂貯槽8、混
和材貯槽9に接続されている。前記容器4と鏝aとはコ
ンクリート打設場所に位置し、鏝aは移動制御部材12
により支持され、容器4は移動制御部材13により支持
されている。なおこれらの移動制御部材12、13は矢
印18方向に移動可能である。
【0010】17は移動制御部材で、この移動制御部材
17は自走装置を有し、左右方向(矢印14参照)にも
前後方向(矢印16参照)にも移動可能である。また移
動制御部材17上には枠体状の移動制御部材が立設され
ており、この枠体状の移動制御部材により前記移動制御
部材12と前記移動制御部材13とが上下方向(矢印1
5参照)に移動可能に支持されている。
【0011】11が前記移動制御部材17上に設置した
急結材供給装置で、同急結材供給装置11が配管10を
介して前記コンクリート噴射装置3に接続されている。
なお前記セメント貯槽6、砂利貯槽7、砂貯槽8、混和
材貯槽9及び急結材供給装置11はコンクリート打設場
所の近くに設置する必要はなく、コンクリート噴射装置
3までコンクリート材料を搬送できる範囲内なら離隔位
置に設置してもよい。
【0012】次に前記コンクリート打設装置の作用を具
体的に説明する。セメント、砂利、砂、混和材等のコン
クリート材料がセメント貯槽6、砂利貯槽7、砂貯槽
8、混和材貯槽9から材料ホッパ1を経て攪拌混和装置
2へ送られ、水、混和剤と攪拌、混和されて、水結合材
比が低くて短時間で硬化し易いコンクリートが製造さ
れ、このコンクリートがコンクリート噴射装置3へ送ら
れる一方、急結材が急結材供給装置11から配管10を
経てコンクリート噴射装置3へ圧縮空気、水、混和剤と
ともに送られて、混合される。
【0013】材料ホッパ1と攪拌混和装置2とコンクリ
ート噴射装置3とは加熱・加冷装置を有する容器4に内
蔵されており、コンクリートとそれに添加された急結材
とが加熱、加冷されて、コンクリート噴射装置3から打
設場所へ適量ずつ連続的に噴射される。
【0014】噴射されるコンクリートは急結材により水
和反応が促進されて、凝結が速くなるので、噴射直後の
鏝aに当る頃には保形に十分な程度に硬化している。但
し水和反応は終わっていない。コンクリートの凝結速度
は急結材の種類、使用量にもよるがコンクリートの温度
にも左右されるので、前記のように加熱、加冷する必要
がある。
【0015】既述のように噴射直後のコンクリートは保
形に十分な程度に硬化しているので、材料ホッパ1と攪
拌混和装置2とコンクリート噴射装置3とを内蔵した容
器4と、コンクリート噴射装置3から噴射されるコンク
リートを受け止める鏝aとを必要に応じて三次元方向に
移動させて、噴射後のコンクリートを任意の形態に成形
する。そのため、型枠も型枠の組立、撤去作業も不要に
なる。図1は施工中のコンクリート柱を示している。
【0016】前記攪拌混和装置2により製造されるコン
クリートは、次のようなものである。即ち、基本的に
は、水結合材比が低くて(例えば20%以下)、攪拌、
混和した後、5分程度で硬化するものである。この種の
ものは、短時間で硬化してしまうために、従来はあまり
使用されていないが、硬化後の圧縮強度は極めて高い。
例えば水結合材(セメント+シリカフューム)比が20
%のコンクリートは、硬化後、1,500kg/cm
程度の圧縮強度を得られる。この圧縮強度は、試験の結
果得られている。本発明はこのコンクリートを使用する
一方、急結材を添加して硬化速度をさらに速めるので、
従来の施工方法のようにバイブレーター等を使用できな
い。そこでコンクリートを打設場所へ噴射して、充填性
の面から見ても1,500÷3=500kg/cm
圧縮強度を保証する。なおこの圧縮強度は現時点での値
であり、もっと経験を積重ねることにより大きくするこ
とができる。実験では600kg/cmの圧縮強度を
確認している。
【0017】前記図1及び図2の場合には、セメント、
砂利、砂、混和材等のコンクリート材料を配管5を通し
て材料ホッパ1へ直接送るようにしているが、セメン
ト、砂利、砂、混和材等のコンクリート材料を混合しカ
ラ練りしてから、配管5を通して材料ホッパ1へ送るよ
うにしてもよい。
【0018】次に本発明で使用するコンクリートの配合
例を説明する。 (a)湿式 単位セメント量 C;560kg 混和材(シリカフューム)Si;C×20% 単位水量;(C+Si)×26% 混和剤;流動化剤 骨材;硬質砕石・砕砂 S/A;40% 急結材;C×10.5%・・・・・急結材として「QP
−55」(商品名)((株)エヌエムビー)を用いた。 (b)乾式 単位セメント量 C;650kg 単位水量;C×82% 骨材;硬質砕石・砕砂 S/A;40% 急結材;C×15%・・・・・急結材として「QP−5
5」(商品名)((株)エヌエムビー)を用いた。
【0019】
【発明の効果】本発明は前記のようにコンクリート材料
の攪拌混和装置により水結合材比が低くて短時間で硬化
し易いコンクリートを製造し、このコンクリートに急結
材を添加するとともに、加熱、加冷することによりコン
クリートの凝結速度を制御して、保形には十分な程度に
硬化させた後、打設場所へ適量ずつ連続的に噴射して、
鏝等により成形するので、型枠も型枠の組立、撤去作業
も不要にできて、コンクリート打設作業の省力化、作業
時間の短縮、ひいては工期の短縮及びコストの低減を達
成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコンクリート打設装置の一実施例
の概略を示す説明図である。
【図2】材料ホッパと攪拌混和装置とコンクリート噴射
装置とを示す説明図である。
【符号の説明】
1 材料ホッパ 2 攪拌混和装置 3 コンクリート噴射装置 4 材料ホッパ1と攪拌混和装置2とコンクリート噴
射装置3とを内蔵する容器 5 配管 6 セメント貯槽 7 砂利貯槽 8 砂貯槽 9 混和材貯槽 10 配管 11 急結材供給装置 12 鏝aの移動制御部材 13 容器4の移動制御部材 14 移動方向 15 移動方向 16 移動方向 17 自走装置を有する移動制御部材 18 移動方向 a 鏝

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート材料の攪拌混和装置により
    水結合材比が低くて短時間で硬化し易いコンクリートを
    製造し、このコンクリートに急結材を添加するととも
    に、加熱、加冷することによりコンクリートの凝結速度
    を制御して、保形には十分な程度に硬化させた後、打設
    場所へ適量ずつ連続的に噴射して、鏝等により成形する
    ことを特徴としたコンクリート打設方法。
  2. 【請求項2】 水結合材比が低くて短時間で硬化し易い
    コンクリートを製造するコンクリート材料の攪拌混和装
    置と、同攪拌混和装置に接続したコンクリート噴射装置
    と、同コンクリート噴射装置に接続した急結材供給装置
    とを、加熱・加冷機能を有する容器内に設け、同容器と
    前記コンクリート噴射装置から打設場所へ噴射したコン
    クリートを受け止める鏝とを移動可能に支持したことを
    特徴とするコンクリート打設装置。
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