JPS6233049B2 - - Google Patents

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JPS6233049B2
JPS6233049B2 JP4947378A JP4947378A JPS6233049B2 JP S6233049 B2 JPS6233049 B2 JP S6233049B2 JP 4947378 A JP4947378 A JP 4947378A JP 4947378 A JP4947378 A JP 4947378A JP S6233049 B2 JPS6233049 B2 JP S6233049B2
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JP
Japan
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cement
concrete
mixed
setter
added
Prior art date
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Expired
Application number
JP4947378A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS54141819A (en
Inventor
Hiroshi Yamagishi
Minoru Shirasawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denka Co Ltd
Original Assignee
Denki Kagaku Kogyo KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Denki Kagaku Kogyo KK filed Critical Denki Kagaku Kogyo KK
Priority to JP4947378A priority Critical patent/JPS54141819A/ja
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Publication of JPS6233049B2 publication Critical patent/JPS6233049B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Preparation Of Clay, And Manufacture Of Mixtures Containing Clay Or Cement (AREA)
  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、レデイミクストセメントモルタルま
たはコンクリートを用いた急硬性セメントモルタ
ルまたはコンクリートの製造方法に関する。 カルシウムアルミネートに硫酸カルシウムを混
和したセメント急硬材を普通セメントに5〜30%
添加した急硬性セメントや、カルシウムアルミネ
ートをセメントと同時に焼成して混入せしめた急
硬性セメントなどは、短時間強度の発現に優れて
いるので、一般工事、緊急工事、止水剤、地盤改
良用注入剤、スラブ道床、あるいはてん充道床等
に使用されている。しかしながら、これらの急硬
性セメントは、急硬性であるので作業時間(可使
時間)をコントロールするのが困難である。つま
り、これらの急硬性セメントを都合よく、大量に
使用するには少くとも30分程度の可使時間が必要
である。 従来、セメントモルタルやコンクリートは、細
骨材と粗骨材とをセメントと共に予めミキサー内
でドライブレンドし、次いで、適当なワーカビリ
チーを与えるための水を配合して混練し、施工現
場まで運搬する方法が採られている。セメント急
硬材は、セメントの次か又は水を配合して混練し
た後に投入し、そしてこの急硬材使用に伴う、例
えばクエン酸、グルコン酸、酒石酸等のヒドロキ
シカルボン酸またはその塩や、無機炭酸塩、硼化
物等の凝結調節剤は、使用水に溶解して添加して
いる。しかしながら、この方法では、あらかじめ
小実験によりゲル化時間の確認を行なつてから運
搬しているけれども、急硬性セメントモルタルま
たはコンクリートの混練量とその条件や、運搬条
件等により小実験で確認した値に一致し難いのが
実情であり、従つて遠距離搬送ができないという
問題がある。 一方、この問題解決にあたり、特殊なコンクリ
ート混合運搬車が提案されている。例えばジエツ
トセメントを使用する場合には、骨材をドライミ
ツクスしたコンクリート用材料を現場まで搬送
し、現場で注水して混合打設する、いわゆるジエ
ツトレミコン車の如きや、あるいは通常モービル
車とよばれるコンテニアスミキサーのように、
砂、砂利、セメントビン、水タンクを塔載し、さ
らにオーガーと称する混合機を付属した運搬の如
きである。しかしながら、このような方法で運搬
されたコンクリートは高価になるという欠点があ
る。 本発明は、汎用のコンクリートアジテーター車
(以下、ミキサー車という。)を用い、可使時間を
何等問題にすることなく、遠距離の工事現場で大
量打設することができる急硬性セメントモルタル
またはコンクリートの製造方法を提供するもので
ある。 すなわち本発明は、ポルトランド系セメントを
用いたレデイミクストセメントモルタルまたはコ
ンクリートを施工現場まで運搬し、そこでセメン
トがゲル化する前に、例えば水に溶解するなどし
た液状のセメント凝結遅延剤(以下、セツターと
いう。)を添加混合し、さらにセメント急硬材を
混和することを特徴とするものである。以下詳し
く本発明を説明する。 ポルトランド系セメントを用いたレデイミクス
トセメントモルタルまたはコンクリートは、通
常、バツチヤープラントでポルトランド系セメン
トを用い、施工用途に応じて例えばスランプ20cm
程度以下の軟度に混練されているものであり、本
発明でもこのコンクリートを対象とする。ポルト
ランド系セメントとしては、普通、早強、超早
強、中庸熱、白色のセメント、あるいはシリカ、
フライアツシユを混合したセメントが用いられ
る。 このコンクリートは、20℃程度の温度におい
て、約2時間のゲル化時間を有するので、遠距離
の搬送が可能となる。 本発明は、このレデイミクストセメントモルタ
ルまたはコンクリートを施工現場まで運搬し、こ
れに液状セツターとセメント急硬材を添加する
が、その時期と順序が重要である。 すなわち、セツターはセメント急硬材に先がけ
て添加する必要があり、この順序を逆にすると、
レデイミクストセメントモルタルまたはコンクリ
ートが急硬して混合機器を閉塞する恐れがある。
また液状セツターは、レデイミクストセメントモ
ルタルまたはコンクリートを調合する時点で添加
すると、運搬中にゲル化時間が変化するので、後
でセメント急硬材を添加して急硬セメントモルタ
ルまたはコンクリートを調合しても、あらかじめ
設定した時間にゲル化しないので取扱い難いもの
になる。さらには調合時よりもスランプが低くな
つて運搬されてくるので、これにセメント急硬材
粉末を均一に混合することが困難となる。 本発明は、施工現場に運搬されたレデイミクス
トセメントモルタルまたはコンクリートがゲル化
する前に、先ず、水に溶解または分散させるなど
した液状セツターを添加して、低下したコンクリ
ートのスランプを高めてセメント急硬材の均一混
入を容易とし、しかも前述したようなセツターを
バツチヤープラントで添加することによるゲル化
時間の変化をなくする。ここでセツターを粉末状
で添加した場合は、均一に混合し難くなるので、
次いで入れるセメント急硬材がレデイミクストセ
メントモルタルまたはコンクリートと急激に反応
して可使時間がとれなくなるので本発明には適さ
ない。液状セツター中のセツター濃度としては、
30〜70重量%程度が望ましく、これよりも著しく
異なる濃度になると、均一に混合できなくなる
か、または水量が増加するので、セメントモルタ
ルまたはコンクリートの強度が低下する。 液状セツターとセメント急硬材の添加方法は、
運搬されたレデイミクストセメントモルタルまた
はコンクリートの入つているミキサー車を高速回
転しながら添加するか、または例えば強制ミキサ
ー等へ移してから添加する。いずれの場合も、液
状セツターとセメント急硬材を添加した後の撹拌
時間は、それぞれ2〜5分程度でよい。また前者
の添加方法を採用する場合のミキサー車中のレデ
イミクストセメントモルタルまたはコンクリート
の塔載量は、5〜7割程度にしておいた方が、均
一混合の容易性の点で好ましい。 本発明で使用されるセツターとセメント急硬材
の種類や量には制限を受けない。 セツターとしては、カリウム、ナトリウム、カ
ルシウム、マグネシウム、アンモニウム等の炭酸
塩、硫酸塩、硝酸塩、リン酸塩、ケイ酸塩、ホウ
酸塩、フツ化物等の無機塩やリン酸、ホウ酸等の
無機酸、あるいはリグニンスルホン酸、アルキル
スルホン酸、ヒドロキシカルボン酸等の有機酸ま
たはこれらのナトリウム、カリウム、カルシウ
ム、マグネシウム等の塩、シヨ糖、グルコース、
ガラクトース、フラクトース等の糖類、ならびに
高級アルコール硫酸エステル、芳香族スルホン酸
塩等があげられ、これらを1種または2種以上を
使用する。使用量は可使時間の設定により任意に
変量する。これらのセツターの中でも、グルコン
酸および(または)酒石酸またはこれらの水溶性
塩5〜20重量%、クエン酸またはそのアルカリ塩
30〜10重量%、および炭酸アルカリ50〜85重量%
よりなる組成のものは、添加量と直線的関係にな
る可使時間を得ることができるで、好適である。 セメント急硬材としては、CA、C3A、CA2
C12A7、C3A3CaF2、C11A7CaF2等のカルシウム
アルミネートやこれらの組成を有する無定形カル
シウムアルミネートと無機硫酸塩との混合物、等
があげられ、これらを1種または2種以上を使用
する。強度発現の点から好ましいセメント急硬材
は、CaO33〜47重量%含む無定形カルシウムアル
ミネート100重量部と無水石膏100〜300重量部か
らなるものである。これらの使用量は、施工対象
に応じて、セメントに対して25重量%以下で選択
使用する。またカルシウムアルミネートまたはそ
の無定形物と無機硫酸塩の混合物からなるセメン
ト急硬材を使用するときは、あらかじめ、セメン
ト急硬材に対して2重量%以下の水を混合させて
おくと、可使時間がとれやすくなるという利点が
ある。 以上説明した本発明によると、汎用のミキサー
車が使用できるので、バツチヤープラントから遠
距離のところでも、大量打設が可能となる。 以下、実施例により本発明を説明する。 実施例 第1表の急硬性コンクリート配合において、セ
メント急硬材と液状セツター以外の材料を用い
て、普通コンクリートの約2.5m3をバツチヤープ
ラントで混練した。
【表】 なお、セメント急硬材は、CaO40.2%含有の無
定形カルシウムアルミネート(ブレーン4100cm2
g)に、型無水石膏(ブレーン6200cm2/g)を
2重量倍量混合し、さらに0.5重量%の水を均一
に混合したものである。また液状セツターは、グ
ルコン酸ソーダ7重量%、クエン酸23重量%およ
び炭酸カリウム70重量%の組成のものに、同重量
の水を混合したものである。 このコンクリートを4m3容量のミキサー車で打
設現場まで運搬し、バツチヤープラントで混練り
した時点から実験No.1は30分経過後に、実験No.2
は60分経過後に、それぞれ液状セツターを投入し
高速で2分間撹拌した。さらに高速回転させなが
らセメント急硬材を投入し5分間撹拌した。まだ
固まらないコンクリート性状を第2表に、強度測
定の結果を第3表に示す。 なお、ゲル化時間はセメント急硬材を投入して
からの時間であり、これは小実験で確認した値に
一致した。
【表】
【表】 比較のため、第1表の急硬性コンクリートを一
度に混練し、15分間撹拌を続行したところ、実験
No.1のコンクリートは、ゲル化30分、硬化40分と
なり、また実験No.2のコンクリートは、ゲル化25
分、硬化33分となり、小実験で確認した値と著し
く異つた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ポルトランド系セメントを用い、急硬性成分
    を含まないレデイミクストセメントモルタルまた
    はコンクリートを施工現場まで運搬し、セメント
    がゲル化する前に液状のセメント凝結遅延剤を添
    加し、さらにセメント急硬材を混和することを特
    徴とする急硬性セメントモルタルまたはコンクリ
    ートの製造方法。
JP4947378A 1978-04-26 1978-04-26 Production of quick setting cement mortar or concrete Granted JPS54141819A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4947378A JPS54141819A (en) 1978-04-26 1978-04-26 Production of quick setting cement mortar or concrete

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JP4947378A JPS54141819A (en) 1978-04-26 1978-04-26 Production of quick setting cement mortar or concrete

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Publication Number Publication Date
JPS54141819A JPS54141819A (en) 1979-11-05
JPS6233049B2 true JPS6233049B2 (ja) 1987-07-18

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ID=12832114

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JP4947378A Granted JPS54141819A (en) 1978-04-26 1978-04-26 Production of quick setting cement mortar or concrete

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Families Citing this family (9)

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