JPH0515660B2 - - Google Patents

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JPH0515660B2
JPH0515660B2 JP25776085A JP25776085A JPH0515660B2 JP H0515660 B2 JPH0515660 B2 JP H0515660B2 JP 25776085 A JP25776085 A JP 25776085A JP 25776085 A JP25776085 A JP 25776085A JP H0515660 B2 JPH0515660 B2 JP H0515660B2
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JP
Japan
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cement
gypsum
parts
added
setting
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP25776085A
Other languages
English (en)
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JPS62119148A (ja
Inventor
Isao Shiozaki
Sumio Shibata
Kenji Fukui
Masayuki Urusha
Kyohiko Uchida
Takashi Inokawa
Masaru Suzuki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Sumitomo Cement Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Sumitomo Cement Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Mining Co Ltd, Sumitomo Cement Co Ltd filed Critical Sumitomo Metal Mining Co Ltd
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Publication of JPS62119148A publication Critical patent/JPS62119148A/ja
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  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は、流動性が良好でその経時変化が小さ
く、かつ凝固遅延性のポルトランド系セメント組
成物に関する。 〔従来の技術〕 近年、セメントの用途が多様化してきており、
例えば速硬セメントは工期の短縮や土壌の安定化
や汚泥の固化などに用いられるようになり、逆に
セメントの凝結遅延が求められる場合など種々の
要求が増している。 従来、凝結遅延剤として有機系の添加剤が用い
られているが添加量のコントロールが難しく、過
剰に添加したために遅延しずぎたり瞬結を起こし
たり、また少量では促進するものさえあり使用上
のトラブルが絶えない。しかし、暑中にコンクリ
ート打設時の凝結が早まり、コールドジヨイント
が問題となる場合や大型不静定構造物のコンクリ
ートを打設する際に打ち込みが長くなり、初期に
打ち込んだコンクリートにひび割れを生じる場
合、構造物の亀裂補修のために注入され十分浸透
させるために高い流動性でかつ経時変化が小さい
ことが求められるグラウトのような場合、打設が
長時間にわたるので、打ちつぎを良くするため1
週間にもわたる凝結遅延が求められる海中打設コ
ンクリートのような場合、さらにはセメントを無
機フイラーとして用いる時に凝結を遅延するため
に遅延剤を用いる場合など多くの場合に凝結遅延
剤が用いられるようになつてきた。 従来、セメントは二水石膏によつて凝結が調節
されている。糖類はセメントの凝結遅延剤として
用いられてきた。しかし、0.075%〜0.1%程度ま
でセメントに添加されるとモルタルの凝結を遅延
させるが、それ以上添加すると僅かな添加量の変
化によつて、大きく凝結の遅延効果は異なり凝結
の制御は困難であつた。糖類は、容易に入手でき
少量の添加で遅延剤としての効果も大きいため実
際にも用いられているが、反面、前記したように
添加量のコントロールが困難であり、こわばり現
象が実用上トラブルの原因となつており、セメン
ト、モルタル、コンクリートの混和剤としては非
常に使いにくい材料である。 〔発明が解決しようとする問題点〕 本発明者らは、かかる欠点を解消し、流動性が
良好でその経時変化が小さく、かつ凝結遅延性の
セメント組成物を提供することを目的に鋭意研究
を行つた。 〔問題点を解決するための手段〕 その結果、ポルトランド系セメントにおいて二
水石膏の代わりに半水石膏を用いることにより、
糖類を添加した凝結遅延性セメントやコンクリー
トの混練後の流動特性とその後の経時変化(スラ
ンプロス)を改善したセメント組成物が得られる
ことを見出し、かかる知見に基づいて本発明を達
成した。 すなわち本発明は、ポルトランド系セメントク
リンカー100重量部に対して、半水石膏を0.1〜3
重量部(SO3量換算)、糖類を0.01〜2重量部添
加してなる流動性良好な凝結遅延性セメント組成
物である。 〔作用〕 ポルトランドセメントには二水石膏が添加され
ているが、これに糖類を添加するとカルシウムア
ルミネート水和物(主にトリンガイト)の生成量
が増し急激にこわばり現象が生じ、セメントやコ
ンクリートの粘性が高まり、作業性は著しく低下
する。 これは溶解度の低い二水石膏の場合には、徐々
にカルシウムアルミネート水和物(主にエトリン
ガイト)が生成するため比較的結晶粒径の大きな
エトリンガイトが生成し、且つ5〜10分にわたり
反応が続く。このため、混練の終了後にこわばり
を生じて粘度が上昇すると考えられる。 しかし、溶解度の高い半水石膏を用いた場合に
は、注水直後に比較的結晶粒径の小さいエトリン
ガイトが多量に生じてセメント粒子表面を覆い、
これらのエトリンガイト粒子によりさらに水和が
進行するのを防げる。従つて、注水直後の混練時
にはこわばり現象が生じて練りにくいいが、さら
に混練を続けて練り殺すと低粘度の状態となり、
それ以上の水和が進行しないため、高流動性の状
態が保たれる。その後、カルシウムシリケートの
水和はどちらも遅延される。 本発明において用いられるポルトランド系セメ
ントクリンカーとしては、普通、早強、超早強、
中康熱、白色のポルトランドセメントやシリカセ
メント、フライアツシユセメント、高炉セメント
などの混合セメントにおいて二水石膏を加えてい
ないクリンカーを用いる。 半水石膏は上記のクリンカーと混合粉砕しても
良いし、それぞれ別に粉砕しても良い。また、二
水石膏を用いてかつ粉砕温度を150℃以上として
脱水して半水石膏を得ても良い。この場合、二水
石膏量をDTAやX.R.Dによつてクリンカー100重
量部に対して0.5重量部(SO3量換算)以下であ
ることを確認する必要がある。 ここで用いることのできる糖類は、グルコー
ス、サツカロース、ラフイノース、トレハロー
ス、ラクトース、マルトース、ガラクトース、フ
ラクトース等である。 以上説明したとうり、本発明はポルトランドセ
メント中の二水石膏の代わりに半水石膏を添加
し、そのセメントに対し糖類を少量添加すること
により得られる流動性が良好でその経時変化が小
さく、かつ凝結遅延性のポルトランド系セメント
組成物である。 〔実施例〕 次に実施例によつて本発明を更に具体的に説明
する。なお、割合を示す%および部は重量によ
り、二水石膏および半水石膏はSO3量換算値であ
る。 実施例 1 普通ポルトランドセメントクリンカー(組成を
表1に示す)100部に半水石膏または二水石膏
(比較)2部を加え、ボールミルで混合粉砕して
ブレーン比表面積3200cm2/gとしてセメントを得
た。これにサツカロース0.05部、0.1部、0.3部を
添加してそペーストの粘度と28日圧縮強度を測定
した。 その結果、表2、3に示すように半水石膏を添
加した本発明によるセメント組成物ペーストの粘
度は、従来の二水石膏を添加したセメント組成物
ペーストに比べサツカロースを添加すると低くな
り経時変化も小さくなる。
【表】
【表】
【表】 実施例 2 中庸熱ポルトランドセメントクリンカー(表4
に化学組成を示す)100部に半水石膏または二水
石膏(比較)を1.4部(SO3量換算)添加し粉砕
した(ブレーン比表面積は3200cm2/g)。これに
ラクトースを0.1、0.3部添加したペースト(水セ
メント比50%)の粘度測定をB型粘度計によつて
行つた。結果を表5、6に示す。 これからも、本発明によるセメント組成物は二
水石膏を添加したセメント組成物よりも粘度は低
く経時変化も小さいことが分る。強度はほぼ同等
である。
【表】
【表】
【表】 実施例 3 早強ポルトランドセメントクリンカー(表7に
化学組成を示す)100部に半水石膏または二水石
膏(比較)を2.2部(SO3量換算)添加し粉砕し
た(ブレーン比表面積は4500cm2/g)。これにサ
ツカロースを0.1、0.3部添加したペースト(水セ
メント比50%)の粘度測定をB型粘度計によつて
行つた。結果を表8、9に示す。 早強ポルトランドセメントクリンカーの場合も
本発明によるセメントは組成物二水石膏を添加し
たセメント組成物よりも粘度は低く経時変化も小
さい。強度はほぼ同等である。
【表】
【表】
【表】 実施例 4 普通ポルトランドセメントクリンカー(表1に
化学組成を示す)58.4部に高炉スラグ(化学組成
は表10に示す)40部と半水石膏または二水石膏
(比較)を1.6部(SO3量換算)添加し粉砕した
(ブレーン比表面積は4500cm2/g)。これにラフイ
ノースを0.1、0.3部添加したペースト(水セメン
ト比50%)の粘度測定をB型粘度計によつて行つ
た。結果を表11、12に示す。 これは高炉セメントに対応している。この場合
も本発明によるセメント組成物は二水石膏を添加
したセメント組成物よりも粘度は低く経時変化も
小さい。強度はほぼ同等である。
【表】
【表】
〔発明の効果〕
以上のとおり、本発明のポルトランド系セメン
ト組成物は、流動性が良好でその経時変化が小さ
く、かつ凝結遅延性を有し、種々の用途に極めて
有用である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ポルトランド系セメントクリンカー100重量
    部に対して、半水石膏を0.1〜3重量部(SO3
    換算)、糖類を0.01〜2重量部添加してなる流動
    性良好な凝結遅延性セメント組成物。
JP25776085A 1985-11-19 1985-11-19 流動性良好な凝結遅延性セメント組成物 Granted JPS62119148A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25776085A JPS62119148A (ja) 1985-11-19 1985-11-19 流動性良好な凝結遅延性セメント組成物

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JP25776085A JPS62119148A (ja) 1985-11-19 1985-11-19 流動性良好な凝結遅延性セメント組成物

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Publication Number Publication Date
JPS62119148A JPS62119148A (ja) 1987-05-30
JPH0515660B2 true JPH0515660B2 (ja) 1993-03-02

Family

ID=17310713

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25776085A Granted JPS62119148A (ja) 1985-11-19 1985-11-19 流動性良好な凝結遅延性セメント組成物

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021101970A (ja) * 2019-12-25 2021-07-15 株式会社オリンピア 遊技機

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