JPH0380138B2 - - Google Patents

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JPH0380138B2
JPH0380138B2 JP5614484A JP5614484A JPH0380138B2 JP H0380138 B2 JPH0380138 B2 JP H0380138B2 JP 5614484 A JP5614484 A JP 5614484A JP 5614484 A JP5614484 A JP 5614484A JP H0380138 B2 JPH0380138 B2 JP H0380138B2
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Hiroyuki Nishimura
Kenji Kobayashi
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は一般式 一般式(1) (式中RはC1〜C9のアルキルカルボニルオキ
シ基、メチル基を有していてもよいフエニルスル
ホニルオキシ基、C1〜C2のアルキルカーバモイ
ルオキシ基または塩素原子を表わす)で示される
p−メンタン誘導体及び一般式(1) (式中Rは水酸基、C1〜C9のアルキルカルボ
ニルオキシ基、メチル基を有していてもよいフエ
ニルスルホニルオキシ基、C1〜C2のアルキルカ
ーバモイルオキシ基または塩素原子を表わす)で
示されるp−メンタン誘導体を有効成分として含
有する有害生物忌避剤に関するものである。 現在有害生物特に昆虫やダニによつて媒介され
る病気は、世界的にみると数多く、分布の広さや
罹患者数の多さ、致命率等の点で重要な疾病とな
つている。特に生物学的伝播をする吸血性害虫や
ダニ類によつてもたらされる疾病は大問題であ
る。例えば蚊はマラリア、黄熱、デング熱、フイ
ラリア症等を、ブユはオンコセルカ症等を、ノミ
はペスト、発疹熱等を、サシガメはシヤガス病等
を、ツツガムシはツツガムシ病をひきおこす。こ
れらの中には病原体であるウイルス、リケツチ
ヤ、細菌、原虫、線虫等の伝播に特異的な役割を
果しているものが多い。例えば疾病した動物を吸
血し、病原体を宿した害虫やダニが再び他の人や
豚などの家畜類、犬などのペツト類を吸血する際
に感染させるもので、その伝播力ははかり知れな
い。また吸血時には血液を失ない、かゆみを覚え
たり、発疹、皮膚炎等を起すことに起因する被害
も著しい。ニワトリでは産卵数を、乳牛では乳量
を減少させるのである。 このように吸血性害虫やダニによる被害は著し
いものであり、これらを防除する為に一般的には
殺虫剤が用いられている。しかしこれら有害生物
の発生源は多く、また増殖力も活発であり、生態
も複雑である為、殺虫剤による完全な防除は極め
て難しい。そこでこれら吸血性害虫やダニから動
物の身を守る為に忌避剤が用いられている。 現在知られている忌避剤にはN,N−ジエチル
−メタ−トルアミド、ジアルキルフタレート、2
−エチル−1,3−ヘキサンジオール等がある
が、いずれも満足する忌避効果が得られず、新た
な忌避剤の出現が強く望まれている。 本発明者等は、ユウカリの木の周辺に昆虫が少
ないことに目をつけ、鋭意研究した結果、ユウカ
リの葉の中に有害生物を忌避する物質が存在する
ことを確認しその化学構造が式(1)においてRが水
酸基であるp−メンタン−3,8−ジオールであ
ることを明らかにし、更にその誘導体を研究し本
発明を完成させるに到つた。 本発明の式(1)の化合物は以下のようにして製造
することができる。 p−メンタン−3,8−ジオールはユウカリ
から抽出、精製しても得られるが、Agric.
Biol.chem.46(1)p.319(1982)で知られているよ
うに(+)−シトロネラールを硫酸中閉環する
J.Am.Chem.Soc.,75,2367(1953)に記載さ
れた方法でも得ることができる。 式(1)において、RがC1〜C9のアルキルカル
ボニルオキシ基である化合物は以下のようにし
て製造する。 すなわちp−メンタン−3,8−ジオールを
例えばピリジンのような第三級アミン中または
ベンゼン、トルエン、シクロヘキサン、メチル
エチルケトンなどの不活性有機溶媒中、ピリジ
ンなどの第三級アミンの存在下式 R1COCl (2) (式中、R1はC1〜C9のアルキル基またはメ
チル基を有していてもよい) で表わされる化合物と0〜80℃好ましくは30〜
60℃で反応させて得ることができる。 式(1)においてRがメチル基を有していてもよ
いフエニルスルホニルオキシ基である化合物
は、の方法において式(2)の化合物の代りに式 R2SO2Cl (3) (式中R2はメチル基を有していてもよいフ
エニル基を表わす) を用いた以外はの方法と同様の反応を行わせ
て得ることができる。 式(1)においてRが塩素原子である化合物は
の方法で得られた式(1)においてRがメチル基を
有していてもよいフエニルスルホニル基である
化合物を適当な塩素化剤例えば塩化チオニル又
は塩化リチウムとアセトン、メチルエチルケト
ンなどの不活性有機溶媒中好ましくは加熱還流
下で反応させて得ることができる。 式(1)においてRがC1〜C2のアルキルカルバ
モイル基である化合物はp−メンタン−3,8
−ジオールを例えばピリジンのような有機溶媒
中 R3NCO (3) (式中R3はC1〜C2のアルキル基を表わす。) で表わされるアルキルイソシアネートを加えて
50℃〜120℃で加熱反応させて得ることができ
る。 以下に本発明化合物の合成例を示す。 合成例 1 p−メンタン−3,8−シス−ジオール(化合
物No.1)及びp−メンタン−3,8−トランス−
ジオール(化合物No.2)の製法: 三角フラスコ(100ml容)に(+)−シトロネラ
ール(〔α〕26 D+10.23)を20.0g(0.13mol)入れ、
反応容器を0℃に冷却した。これに5%硫酸水溶
液100mlを撹拌しながらゆつくり滴下した後、反
応溶液を室温で27時間撹拌した。有機層をエーテ
ル100mlで4回抽出後、エーテル相を5%炭酸ナ
トリウム水溶液100mlで3回、飽和食塩水100mlで
3回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。エ
ーテルを濃縮後、粗抽出物をシリカゲルカラムク
ロマトグラフイー(シリカゲル500g;溶媒系エ
ーテル−ヘキサン)にかけシス体を6.31g(42
%)およびトランス体を2.52g(17%)単離結晶
化させた。少量のエーテルに溶解させヘキサンよ
り再結晶させた。 合成例 2 p−メンタン−3−n−ブチルオキシ−8−オ
ール(化合物No.5)の合成: 二口フラスコ(10ml容)に(+)p−メンタン
−3,8−シス−ジオール71.3mg(0.414mmol)
を入れピリジン1mlを加えて溶解し、氷浴中で冷
却しながら撹拌した。ストツパーとシリコンキヤ
ツプで反応容器を密栓し、n−ブチリルクロライ
ド66mg(0.62mmol)をマイクロシリンジを用い
てシリコンキヤツプを通してゆつくり滴下した。
そのまま20分間撹拌してから氷浴を取りはずし、
室温にて撹拌した。次に50℃、12hr撹拌してエー
テル抽出した。エーテル層を1N−塩酸20mlで4
回洗浄し、次に5%炭酸ナトリウム水溶液20mlで
4回、飽和食塩水20mlで4回洗浄した。無水硫酸
マグネシウムで乾燥後、エーテルを除去すると約
70mg(70%収率)の目的物の粗結晶が得られる。 合成例 3 p−メンタン−3−トシルオキシ−8−オール
(化合物No.10)の合成: 二口フラスコ(10ml容)にp−メンタン−3,
8−トランス−ジオール219mg(1.27mmol)を取
りピリジン4mlを加えて溶解させた。反応容器を
氷浴で冷却しながら撹拌し、これにトシルクロラ
イド521mg(2.73mmol)を徐々に加えた。20℃、
22hr、反応容器全体をアルミホイルで包み光を遮
断して撹拌を行う。反応後水8mlを加えエーテル
30mlで3回抽出し、エーテル層を2N−塩酸40ml
で4回、飽和食塩水40mlで3回洗浄した。無水硫
酸マグネシウムで乾燥後、エーテルを除去して粗
抽出物395mgを得る。トシル化物であることを、
1H−NMRおよび、IRで確認した。 合成例 4 p−メンタン−3−クロロ−8−オール(化合
物No.11)の合成: コンデンサーを取り付けた二口フラスコ(10ml
容)に前項の粗抽出物395mgを取り、脱水アセト
ン6mlを加えて溶解した。塩化リチウム109mg
(2.57mmol)を徐々に加え、沸石を入れて油浴
中、14時間加熱還流させた。氷冷後、水10mlを加
え、エーテル25mlで3回抽出した。エーテル層を
飽和食塩水40mlで4回洗浄し、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥した。エーテルを減圧濃縮して粗抽出
物365mgを得た。ガスクロマトおよびTLCで2成
分が検出され、カラムクロマト(SiO2)で塩素
化物を分離した。白色針状結晶の目的物121mg
(p−メンタン−3,8−トランス−ジオールか
らの収率は50%)を得た。 合成例 5 p−メンタン−3−メチルカルバモイルオキシ
−8−オール(化合物No.12)の合成: 上記の方法によつて得られる化合物の例を以下
に挙げる。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】 p−メンタン−3,8−シス−ジオール1g
(0.0058モル)に乾燥したピリジン20ml、メチル
イソシアネート0.994g(0.0174モル)を加え100
〜102℃で13時間反応させたのちピリジンを留去
し、酢酸エチルエステルで抽出する。抽出液を水
洗したのち無水硫酸ナトリウムで乾燥し、過後
濃縮して得られるものをシリカゲルを用いたカラ
ムクロマトグラフイーより精製すると0.6gの白
色結晶、融点100〜105℃を示す目的物を得た。 本発明の式(1)の化合物を使用する場合、使用目
的に応じて、有効成分化合物そのままか、または
効果を助長あるいは安定にするために補助剤を混
用して使用することができる。例えば上記有効成
分化合物をアルコール類に配合し、そのまま害虫
忌避を要求される区域等に直接適用することがで
きるが、好ましくは適用方法に適した各種の形
態、例えば、ローシヨン、乳剤、油剤、クリー
ム、噴煙剤、エアゾール、粒剤、樹脂剤、シート
剤、石けん、等の形態で利用することができる。 これらの種々の製剤は実際の使用に際しては、
直接そのまま使用するか、または水で所望の濃度
に希釈して使用することができる。例えば人の場
合には露出部にクリームまたはローシヨンなどを
塗る。またペツト犬などの場合には樹脂にしみこ
ませたものを首輪に差し込む等して用いる。 ここにいう補助剤としては担体(液体希釈剤ま
たは固体希釈剤)、種々の界面活性剤または有機
質原料をあげる事ができる。 担体のうち液体希釈剤としてはトルエン、キシ
レン、メチルナフタレン等の芳香族炭化水素類、
イソプロパノール、グリコール等のアルコール
類、酢酸ブチル等のエステル類、シクロヘキサノ
ン等のケトン類、ジメチルホルムアミド等のアミ
ド類、ジメチルスルホキサイド等のスルホキサイ
ド類、エチルセロソルプ等のセロソルプ類、ケロ
シン等の石油留分、ジプチルエーテル等のエーテ
ル類、クロルベンゼン等の塩素系炭化水素、動植
物油、脂肪酸およびそのエステル類、水等があげ
られる。担体のうち固体希釈剤としてはクレー、
カオリン、タルク、珪藻土、シリカ、炭酸カルシ
ウム、モンモリロナイト、ベントナイト、長石、
石英、アルミナ等が挙げられる。 界面活性剤としては、展着剤、乳化剤、湿潤
剤、分散剤および崩壊剤として使用される例えば
ステアリルトリメチルアンモニウムクロライド、
高級アルコール、硫酸ナトリウム、リグニンスル
ホン酸ナトリウム、ナフタレンスルホン酸ナトリ
ウムホルマリン縮合物、ポリオキシエチレンアル
キルベンゼンスルホン酸アンモニウム、アルキル
ベンゼンスルホン酸ナトリウム、ポリオキシエチ
レンアルキルフエニルエーテル、ポリオキシエチ
レンアルキルエーテル、ラウリルベタイン等の陽
イオン界面活性剤、陰イオン界面活性剤、非イオ
ン界面活性剤、耐性イオン界面活性剤があげられ
る。次に有機質原料としては固着剤、結合剤、崩
壊剤、安定剤、流動剤、増粘剤として使用される
例えばカルボキシメチルセルローズ、ポリビニル
アルコール、ポリエチレングリコール、ポリアク
リル酸ナトリウム、アラビヤゴム、イソプロピル
アミド・フオスフエート、キサンタンガム等があ
げられる。 いずれの製剤もそのまま単独で使用できるのみ
ならず除草剤や殺虫剤、植物生長調節剤、殺ダニ
剤、殺菌剤、昇華性防虫剤、公知の害虫忌避剤、
効力増強剤、着色料、香料、安定剤と混合して使
用することもできる。 本発明の忌避剤における有効成分化合物含量は
製剤形態、施用方法、その他の条件によつて種々
異なり、場合によつては有効成分化合物のみでも
よいが、通常は0.5〜95%(重量)の範囲で使用
される。 そして有効成分の好ましい含量は製剤の各々の
形態によつて異なる。例えば、粉剤の場合、有効
成分量は0.5〜20%であり、補助剤の含量は80〜
99.5%であり、乳剤の場合、有効成分量は5〜80
%であり、補助剤の含量は20〜95%であり、フロ
アブル剤の場合、有効成分量は5〜70%であり、
補助剤の含量は30〜95%であり、水和剤の場合、
有効成分量は20〜90%であり、補助剤の含量は10
〜80%であり、粒剤と微粒剤の場合、有効成分量
は0.5〜15%であり、補助剤の含量は85〜99.5%
である。ローシヨンの場合、有効成分量は0.5〜
20%であり、補助剤の含量は80〜99.5%であり、
クリームの場合、有効成分量は0.1〜20%であり、
補助剤の含量は80〜99.9%である。 次に本発明の有害生物忌避剤の製剤例について
さらに詳細に説明するが、添加物の種類および配
合比率等はこれのみに限定されることなく広い範
囲で使用可能である。なお部とあるは、「重量部」
を意味する。 製剤例1 乳剤 有効成分化合物番号1 10部にキシレン・メチ
ルナフタレンの混合液(1:1)65部を加え溶解
し、次いでこれにノニルフエノール酸化エチレン
縮合物とドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム
の混合物(8:2)25部を混合して乳剤とする。
本剤はそのまゝかあるいは、10〜1000倍に水で希
釈し、散布剤、塗布剤として使用する。 製剤例2 粉剤 有効成分化合物番号4の1部にタルクと炭酸カ
ルシウムの混合物(1:1)97部を加えて混合磨
砕して充分均等に分散配合した後、さらに無水珪
酸2部を添加し混合粉砕し、粉剤とする。本剤は
このまゝ散布して使用する。 製剤例3 エアゾール 有効成分化合物番号5の5部をメチルナフタレ
ンとシクロヘキサンの混合物(1:1)15部に溶
解し、さらにフレオン80部に混合して均一な溶液
とし、エアロゾール形態に加工することにより、
エアロゾルが得られる。本剤はこのまゝ噴霧して
使用する。 製剤例4 クリーム 有効成分化合物番号3の1部を、ステアリン酸
13部、セチルアルコール2部、ラノリン1部、流
動パラフイン2部と水67部を加えて、加熱して溶
解混和し、さらに、加熱したグリセリン14部を注
入し、よくかきまぜてクリームとする。本剤は、
このまま、人体および動物体に塗布して使用す
る。 製剤例5 ローシヨン ステアリン酸7部、ラノリン0.5部及び
Tween60(ポリオキシエチレンソルビタンモノス
テアレート)7部からなる混合物を80℃に加熱
し、水82部とサリチル酸2.5部の混合物(60℃)
の中に入れ、迅速にかきまぜながらさらに有効成
分化合物番号3の1部を添加してローシヨンとす
る。本剤はこのまゝ人体および動物体に塗布また
は噴霧して使用する。 本発明有害生物忌避剤の有効成分化合物量の適
用量は、その剤型や適用方法、適用区域等に応じ
て適宜決定すればよく限定的ではないが、ローシ
ヨン、クリーム状の場合、使用量としては、例え
ば吸血性害虫およびダニの被害を防止するために
人および動物の皮膚に塗布使用の場合、塗布すべ
き面積1cm2あたり有効成分化合物を0.01mg以上;
好ましくは1m2あたり約10mg〜1g存在させるの
が適当である。 以下本発明をさらに詳しく説明するために、試
験例を示す。なお、試験には第1表に示す化合物
を用いた。各試験例における供試化合物番号は第
1表の化合物番号に対応する。 試験例1 ヒトスジシマカ成虫に対する吸血忌避
試験 本発明化合物の所定量を含有したローシヨンを
マウスを固定出来るように袋状にした12cm×7cm
の金網に1m2あたり50ml宛、均一に塗布した。室
温で30分間風乾後、その中にマウスを固定した。
羽化後5〜7日のヒトスジシマカの成虫、雌雄50
頭づつ入つた昆虫飼育ケージに、マウスを入れ、
供試虫に、30分間吸血のチヤンスを与えた。乾熱
器で供試虫を殺した後、吸血の有無を観察記録し
た。その結果を第2表に示す。
【表】
【表】 上表より、本発明において有効成分とするp−
メンタン誘導体はいずれも吸血忌避効果が認めら
れ、中でも化合物番号1,7,2に特に優れた活
性を示していることが確認された。 なお、忌避率は次式を用いて算出した。 忌避率(%)=(無処理区の吸血虫数)−(処理区の
吸血虫数)/無処理区の吸血虫数×100 試験例2 化合物の忌避効果持続性試験 化合物の忌避効果の持続性を検討するために第
2表で使用した同一金網(化合物1%処理)につ
いて、5時間経過後に、第2表と同じ方法で試験
を行つた。その結果を第3表に示す。
【表】 表から明らかのように、いずれの化合物にも忌
避効果の持続性が認められ、公知化合物より優れ
ている。 試験例3 アカイエカ成虫に対する吸血忌避性試
験 アカイエカ成虫に対する吸血忌避効果について
検討した。試験法は試験例1に準ずるが、吸血の
チヤンスは、夕方の5時から翌日の午前9時迄の
16時間とした。その結果を第4表に示す。
【表】 化合物番号7および2は、公知化合物より高い
値を示し、優れた忌避効果を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式(1) (式中RはC1〜C9のアルキルカルボニルオキ
    シ基、メチル基を有していてもよいフエニルスル
    ホニルオキシ基、C1〜C2のアルキルカーバモイ
    ルオキシ基または塩素原子を表わす)で示される
    p−メンタン誘導体。 2 一般式(1) (式中Rは水酸基、C1〜C9のアルキルカルボ
    ニルオキシ基、メチル基を有していてもよいフエ
    ニルスルホニルオキシ基、C1〜C2のアルキルカ
    ーバモイルオキシ基または塩素原子を表わす)で
    示されるp−メンタン誘導体を有効成分として含
    有する有害生物忌避剤。
JP5614484A 1984-03-26 1984-03-26 有害生物忌避剤 Granted JPS60199804A (ja)

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