JPH0446151A - フェニルチオ尿素誘導体およびそれを有効成分とする殺虫、殺ダニ組成物 - Google Patents

フェニルチオ尿素誘導体およびそれを有効成分とする殺虫、殺ダニ組成物

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JPH0446151A
JPH0446151A JP15155590A JP15155590A JPH0446151A JP H0446151 A JPH0446151 A JP H0446151A JP 15155590 A JP15155590 A JP 15155590A JP 15155590 A JP15155590 A JP 15155590A JP H0446151 A JPH0446151 A JP H0446151A
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小西 憲二
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杉崎 弘康
Hiroki Hotta
博樹 堀田
Tomoji Mikage
三蔭 外茂治
Seiichiro Kodama
児玉 聖一郎
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は新規なフェニルチオ尿素誘導体に関するもので
あり、該誘導体は水田、畑地、果樹園、森林または環境
衛生湯面における殺虫、殺ダニ剤として利用することが
できる。
〔従来の技術〕
特開昭53−31645号には置換フェニルチオ尿素誘
導体が、またDE−2730620号1cは置換フェニ
ルイソチオ尿素化合物が、害虫防除剤として有用である
ことが記載されているが、これらの化合物は殺虫活性か
らみて必ずしも充分とは言えない。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来の有機リン剤やカーバメート剤などの殺虫剤では、
害虫の抵抗性が発達し、防除が困難になってきており新
しいタイプの薬剤が望まれている。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者は上記課題を解決するために、鋭意研死した結
果、一般式 〔式中Xは01〜C4アルキルチオ基またはベンジルチ
オ基を示し、R1およびR2はそれぞれ独立にC,−C
4アルキル基を示し、R3は01〜C8アルキル基また
は03〜C,シクロアルキル基を示し、Zは−NHC8
NH−または−N=C(SR’) −NH−で表わされ
る基を示し、そしてR4はC0〜C4アルキル基または
アリル基を示す。〕で表わされるフェニルチオ尿素誘導
体の殺虫、殺ダニ効果が極めて高いことを見い出し本発
明を完成するに至った。
本発明の一般式fl)の化合物は以下の方法で製造する
ことができる。
まず、一般式(1)においてZニーNHC8NH−で表
わされるチオ尿素化合物 〔式中X、R’、R2およびR3は前記と同じ意味を有
する。〕は、一般般 式式中X、R’およびR2は前記と同じ意味を有する。
〕で表わされるイソチオシアネートと一般式(Ill H2NR’         (1) 〔式中R3は前記と同じ意味を有する。〕で表わされる
アミンと反応させることにより得られる。
反応は等モル比でまたはほぼ等モル比で行われるがどち
らか一万の成分を大過剰に使用することもできる。好ま
しくは一般式fillのインチオシアネート1モル当り
一般式(釦のアミ/を大過剰で、すなわち2〜20モル
の量で使用する。
反応は溶媒不存在下で行うこともでき、また反応物に対
して不活性な溶媒の存在下に行うこともできる。
溶媒としては、ヘキサン、ヘプタン、石油ベンジンなど
の脂肪族炭化水素類、ベンゼン、トルエ/、キシμ/な
どの芳香族炭化水素類、クロロホルム、ジクロロメタン
、クロロベンゼアなどの−・ロゲン化炭化水素類、ジエ
チルエーテル、テトラヒドロ7ランなどのエーテル類、
アセトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリル類、
酢酸エチルなどのエステル類、アセト/、メチルエチル
ケト7などのケトン類、ジメチルホルムアミド、ジメチ
ルスルホキシドなどの非プロトン供与性極性溶媒、メタ
ノール、エタノルなどのアルコール類、またはこれらの
混合溶媒などが挙げられる。反応温度は0°C〜150
0C1 好ましくは 1080〜80℃の範囲である。
SR’ 次に一般式(11においてZ=−N=C−NH−で表わ
されるイ ソチオ尿素化合物 味を有する。〕は、一般般式1)aで表わされるチオ尿
素化合物と一般式 %式%([ 〔式中R4は前記と同じ意味を有し、Hatはハロゲン
原子を示す。〕で表わされるノ・ロゲン化物と反応させ
ることにより得られる。
反応は通常不活性な溶媒の存在下にほぼ等モル比で行わ
れるが、どちらか一方の成分を過剰に用いて行うことも
できる。
不活性な溶媒としては、一般式tnaで表わされるチオ
尿素化合物を得る際に使用しうる前記溶媒類が挙げられ
る。反応温度は0°C〜150℃、好ましくは20°C
〜100℃の範囲である。
上記式fllbで表わされるインチオ尿素化合物は次式 で表わされるそれらの互変異性体で得られうる。
本発明は、個々の互変異性体ならびに互変異性体の混合
物を包含する。
以上のようにして得られる反応混合物から、目的物を単
離するには、溶媒を減圧留去した残渣か、または反応混
合物に、塩化メチレン、クロロホルム、酢酸エチルまた
はトルエンなどの有機溶媒を加え抽出し、水洗乾燥後、
場合により有機溶媒を減圧留去するだけでもよく、必要
によりさらに、再結晶あるいはカラムクロマトグラフィ
ーにより精製を行う。
本発明の一般式(1)の化合物を使用する場合、使用目
的に応じてそのままかまたは効果を助長あるいは安定に
するために農薬補助剤を混用して、農薬製造分野におい
て一般に行なわれている方法により、粉剤、細粒剤、粒
剤、水和剤、フロアブル剤、乳剤、マイクロカプセル剤
、油剤、エアゾール、加熱燻蒸剤(蚊取線香、電気蚊取
など)、フォラキングなどの煙霧剤、非加熱燻蒸剤、毒
餌などの任意の製剤形態の組成物にして使用できる。
これらの種々の製剤は実際の使用に際しては、直接その
まま使用するか、または水で所望の濃度に希釈して使用
することができる。
ここに言う農薬補助剤としては担体(希釈剤)およびそ
の他の補助剤たとえば展着剤、乳化剤、湿展剤、分散剤
、固着剤、崩壊剤等をあげることができる。液体担体と
しては、トルエン、キシレフなどの芳香族炭化水素、ブ
タノール、オクタツール、グリコールなどのアルコール
類、アセトン等のケトノ類、ジメチルホルムアミド等の
アミド類、ジメチルスルホキシド等のスルホキシド類、
メチルナフタレ/、シクロヘキサノン、動植物油、脂肪
酸、脂肪酸エステルなどまた灯油、軽油等の石油分留物
や水などがあげられる。
固体担体としてはクレー カオリン、タルク、珪藻土、
シリカ、炭酸カルシウム、モンモリロナイト、ベントナ
イト、長石、石英、アルミナ、鋸屑などがあげられる。
また乳化剤または分散剤としては通常界面活性剤が使用
され、たとえば高級アルコール硫酸ナトリウム、ステア
リルトリメチルアンモニウムクロライド、ポリオキシエ
チレンアルキルフェニルエーテル、ラウリルベタイアな
どの陰イオン系界面活性剤、陽イオン系界面活性剤、非
イオン系界面活性剤、両性イオン系界面活性剤があげら
れる。
又、展着剤としてはポリオキシエチレンノニルフェニル
エーテル、ポリオキシエチレンラウリルエーテルなどが
あげられ、湿展剤としてはポリオキシエチレ7ノニルフ
ェニルエ−7−ルシアルキルスルホサクシネートなどが
あげられ、固着剤としてカルボキシメチルセルロース、
ポリビニルアルコールなどがあげられ、崩壊剤とL−’
Cはリグニンスルホン酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナト
リウムなどがあげられる。
さらにこれら本発明化合物は2種以上の配合使用によっ
て、より優れた殺虫力を発現させることも可能であり、
また他の生理活性物質、たとえばアレスリン、フタルス
リン、バーメスリン、テカメスリン、フェノバレレート
、シクロプロトリンなどのピレスロイドおよび各種異性
体、除虫菊エキス、DDVP、フエニトロチオ7、ダイ
アジノン、テメホスなどの有機リン系殺虫剤、NAC,
MTMC%BPMC、ビワマーなどのカーバメート系殺
虫剤、その他の殺虫剤、殺ダニ剤あるいは殺菌剤、殺線
虫剤、除草剤、植物生長調整剤、肥料、BT剤、昆虫ホ
ルモン剤その他の美薬などと混合することによりさらに
効力のすぐれた多目的組成物をつくることもでき、また
相剰効果も期待できる。
サラニ、たとえばビペロニルプトキサイド、サルホキサ
イド、サフロキサ7などのピレスロイド用共力剤として
知られているものを加えることにより、この効力を数倍
にすることもできる。
また、本発明化合物は光、熱、酸化等に安定性が高いが
、必要に応じ酸化防止剤あるいは、紫外線吸収剤、たと
えばBHT、  BHA  のようなフェノール類、α
−ナフチルアミンなどの了り−ルアミノ類あるいはべ/
ジフェノ/系化合物類を安定剤として適宜加えることに
よって、より効果の安定した組成物を得ることができる
本発明組成物中における有効成分含有量は製剤形態、施
用する方法その他の条件により異なり場合によっては有
効成分化合物のみでもよいが通常は0.2〜95%(重
量)好ましくは0.5〜80%(重量)の範囲である。
本発明の組成物の使用量は列形、施用する方法、時期、
その他の条件によって変るが、農園芸用剤、森林害虫用
剤及び牧野害虫用剤は通常10アール当り有効成分量で
10〜300g、好ましくは15〜200gが使用され
、衛生害虫用剤は通常1m2当り有効成分量で2〜20
0mg、好ましくは5〜100mgが使用される。たと
えば粉剤は10アールあたり有効成分で15〜120g
、粒剤は有効成分で30〜240g、また乳剤、水和剤
は有効成分で40〜250gの範囲である。しかしなが
ら特別の場合には、これらの範囲を越えることが、また
は下まわることが可能であり、また時には必要でさえあ
る。
本発明の殺虫、殺ダニ組成物の適用できる具体的な害虫
名を挙げる。
半翅目(Hem1ptera)からたとえばツマグロヨ
コバイ(Nephotettix cincticep
s)、セジロウンカ(Sogatella furci
fera)、 トビイロウンカ(Ni1apa−rva
ta Iugens )、 ヒメトビウンカ(Laod
elphax 5tr−iatellus )、ホンへ
υカメムシ(Riptortus clavatus)
、ミナミアオカメムシ(Nezara viridul
a )、ナシグンバイ(5tephanitis na
shi )、 オ/シツコナジラミ(Trialeur
odes vaporariorum) 、ワタアブラ
ムシ(Aphis gossypii )、モモアカア
ブラムシ(Myzuspersicae )、ヤノネカ
イガラムシ(Unaspis yanonen−sis
 )、鱗翅目[Lepidoptera 〕からたとえ
ばキ/モンホンガ(phyllonorycter r
ingoneella )、コナガ(plutella
 xylostel12ン、ワタミガ(Promala
ctisinonisema )、コカクモンハマキ(
Adoxophyes ora−na )、マメシ/ク
イガ(J、eguminivora glyciniv
ore−113)、コブノメイガ(Cnaphaloc
rocis medinalis )、ニカメイガ(C
hi Io 5uppressal is )、アワツ
メイガ(Qstrinia furnacalis )
、ヨトウガ(Mamestra brass−icae
 )、アワヨトウ(pseudaletia 5epa
rata ) 、/% メモ/ヨトウ(5podopt
era l1tura )、 イネットムシ(parn
ara guttata )、モンシロチョウ(Pie
ris ra−pae crucivora )、ヘリ
オチス()(eliothis spp、 )、ヤガ(
Agrotis spp、 )、鞘翅目[: eole
optera 〕からたとえばドクガネプイブイ(An
omala Cuprea )、マメコガネ(Popi
llia japonica )、イネゾウムシ(Ec
hi−nocnemus squameus )、イネ
ミズゾウムシ(]、1ssorhoptrus ory
zophi Ius )、イネドロオイムシ(Qule
maoryzae )、ヒメマルカツオプシムシ(An
threnusverbasci )、コクヌスト(T
enehroides mauritanicus)、
コクゾウムシ(5itophilus zeamais
 )、ニジュウヤホシテントウ(Henosepi I
achna vigintioctopunctata
 )、アズキゾウムシ((?allosobruchu
s chinensis )、マツノマダラカミキリ(
Monochamus al ternatus )、
ウリハムシ(Au1acophora femoral
 is )、レプチノタルサ・デセムリネアタ(Lep
tinotarsa decemlineata )、
フェト/・コクL/7す7−r−(Phaedon c
ochleariae )、ジアブロチカ(I)iab
rotica spp、 )、膜翅目[Hym−eno
ptera ]として、たとえばカブラバパテ(Ath
−alia rosae japonensis )、
ルリチュウI/7ジハバチ(Arge 51m1lis
 )、双翅目[Diptera 〕としてたとえばネッ
タイイエカ(Cu1ex pipiens fatig
ans )、ネソタイシマ力(Aeaes aegyp
ti )、ダイズサヤタマバx (Asphondyl
ia Sp、 )、タネバx ()(ylemya p
la−tura )、イエバ:r−(Musca do
mestica vicina )、ウリミバx (D
acus cucurbitae )、イネハモグリバ
エ(Agromyza oryzae )、キンバx 
(Lucilia spp、 )、隠翅目[Aphan
iptera )としてヒトノミ(pulex 1r−
ritans )、ケオブスネズミノミ0(enops
yl Ia cheop−is)、イヌノミ(Cten
ocephal 1des canis )、総翅目(
Thysanoptera )としてチャノキイロアザ
ミウマ(5cirtothrips dorsal i
s )、ネギアザミラ? (’I’hri−ps ta
baci )、 ミナミキイロアザミウマ(Thrip
sミ(pediculus humanus corp
oris )、ケシラミ(Pthi−rus pubi
s )、チャタテムシ目〔psocoptera ) 
 として、たとえばコチャタテ(Trogium pu
lsatorium )、ヒラタチャタテ(L 1po
scel is bostrychophi Ius 
)、直翅目[0rthoptera ’Jとしてケラ(
Qryllotalpa afric−ana )、ト
ノサマバノタ(Locusta m1grator+a
 )、コバネイナゴ(0xya yezoensis 
)、チャバネゴキブリ(Blattel la ger
manica )、クロゴキブリ(periplan−
eta fuliginosa )、ダニ目(Acar
ina )として、たとえばナミハダニ(Tetran
ychus urticae )、ミカンノ1ダニ(p
anonychus citri )、ニセナミ/’%
ダ= (Tetr−anychus c+nnabar
inus )、カンザワハダニ(Tetran−ych
us kanzawai )、リンゴハダニ(Pano
nychus ulmi)、オウトウハダニ(Tetr
anychus viennensis )、ミカ/サ
ビダ= (A−cu16ps pelekassi )
、チャノホコリダ3(Polyphagotarson
emus 1atus )、スギノハダ、=−(Qli
−gonychus hondoensis )、ナシ
サビダニ(Epi trimeruspyri )、シ
クラメンホコリダニ(Steneotarsonem−
us pallidus )、カキヒメハダニ(Ten
uipalpus zhiz−hi Iashvi I
 iae )、チャノヒメハダニ(Brevipalp
usobovatus )、クロバーハダ= (Bry
obia praetiosa )、ブドウサビダニ(
Calepitrimerus vitis )、ケナ
ガコナダニ(Tyrophagus putresce
nticae )、 ネダニ(Rhizoglyphu
s echinopus )、オウシマダニ(Boop
hi−Ius Spp+)、コイタマダ= (Rhip
icephalus spp、)、ア7ブリオW (A
mblyomma spp、 )、マダニ(Ixod−
ex spp、)。
〔発明の効果〕
本発明のフェニルチオ尿素誘導体は有機リン剤やカーバ
メート剤等に抵抗性を獲得した害虫に対してもすぐれた
殺虫効力を示すとともに、ダニ類に対してもすぐれた殺
ダニ活性を有する。
〔実施例〕
以下に実施例をあげて本発明を説明するが、本発明はこ
れらのみに限定されるものではない。
製造例I N−(4−エチルチオ−2,6−ジインプロピルフェニ
ル) −N’ −tert−ブチルチオ尿素(化合物N
Q1): tert−ブチルアミ73.1 g (42,5ミリモ
ルンのトルエン(30mz)溶液に、4−エチルチオ−
2,6−ジインプロピルフェニルインチオシアネート1
.5 g (5,4ミリモル)を室温下で加えた後、5
0〜60°Cで3時間反応させた。冷却後、反応溶液を
水にあけ、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸す) 
I)ラムで乾燥した後、溶媒を留去して得られた残渣を
シリカゲルクロマトグラフィーにて精製して、N−(4
−エチルチオ−2,6−ジインプロピルフェニル)−N
’−tert−ブチルチオ尿素1.7 g (収率89
.7%〕を得た。
m、P、   121〜123°C 製造例2 N−(4−エチルチオ−2,6−ジインプロピk 7 
x 二k )  N’ −tert−ブチル−8−メチ
ルインチオ尿素(化合物Nn2): N−(4−エチルチオ−2,6−ジインプロピルフェニ
ル) −N’ −tert−ブチルチオ尿素0.99g
 (2,8ミリモル)をジメチルホルムアミドIQmt
に溶解し、93%ヨウ化メチル0.64g(4,2ミ!
jモル)を室温下で前記溶液に滴下した。さらに室温で
5時間攪拌した後、反応溶液を5%炭酸ナトリウム水溶
液中に注ぎ、この溶液を塩化メチレンで抽出した。有機
層を水洗し、硫酸ナトリウムで乾燥した後、塩化メチレ
ンを留去して得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフ
ィーにて精製して、N−(4−エチルチオ−2,6−ジ
インプロピk 7 x 二k ) −N’ −tert
ブチル−8−メチルイソチオ尿素0.69g (収率6
7.0%)を得た。
n2D51.5590 製造例3゜ N(3−sec −ブチル−2,6−ジイツプロピルフ
エニル)−N’−tert−ブチルチオ尿素(化合物I
V!15 ) : tert−フ゛チルアミン2.9 g (39,7ミリ
モルンの塩化メチン/(20mi)溶液に、3− se
cブチル−2,6−ジイツプロビルフエニルイソチオシ
アネー) 2.4 g (7,8ミリモル)を室温で7
711えた後、7時間加熱還流した。冷却後、反応液を
水にあけ、塩化メチレンで抽出した。有機層を硫酸ナト
リウムで乾燥した後、塩化メチレンを留去して得られた
残渣をシリカゲルクロマトグラフィーにて精製してN 
−(3−5ec−スチルチオ−2,6−ジインブロビル
ーフエニル)−N’−tert−ブチルチオ尿素1.8
8g(収率63.2%)を得た。
n”   1.5722 製剤例 製剤例1 乳 剤 化合物番号8の化合物20部にキシレン−メチルナフタ
レンの混合液65部を加え溶解し、次いでこれにアルキ
ルフェノール酸化エチレン縮金物とアルキルベンゼンス
ルホン酸カルシウムの混合物(8:2)15部を混合し
て乳剤とした。本則は水で希釈し散布液として使用する
製剤例2 水和剤 化合物番号1の化合物20部にカオリ735部、クレー
30部、珪藻±7.5部を混合し、さらにラウリン酸ソ
ーダとジナフチルメタ7スルホン酸す) IJウムの混
合物(1: 1 ) 7.5部を混合して微粉砕して粉
剤を碍だ。本則は水で希釈し散布液として使用する。
製剤例34  粉 剤 化合物番号2の化合物1部にタルクと炭酸カルシウムの
混合物(1:1)97部を加え混合磨砕して充分均等に
分散配合した後、さらに無水珪酸2部を添加し、混合粉
砕し粉剤とした。
本則はこのまま散布して使用する。
末48部、メルク48部、リグニンスルホン酸ナトリウ
ム2部と混合した後、水を加え均等になるまで混練する
。次に射出成型機を通して造粒し、整粒機、乾燥機篩を
通すことにより粒径0.6〜1日の粒剤とした。本則は
直接水田面および土壌面に散粒して使用する。
製剤例5.油 剤 化合物番号6の化合物0.1部にピベロニルフトキサイ
ド0.5部を加え白灯油に溶解し、全体を100部とし
、油剤を得た。本則はこのまま使用する。
製剤例6. エアゾール 化合物番号6の化合物0.4部、ピベロニルフトキサイ
ド20部、キシレン6部、脱臭灯油7.6部を混合溶解
し、エアゾール容器に充てんし、バルブ部分を取り付け
た後、バルブ部分を通じてフレオン86部を加圧光てん
しエアゾールを得た。
製剤例7 加熱線維燻蒸殺虫組成物 化合物番号1の化合物0.05 gを適量のクロロホル
ムに溶解し、2.5cm X l 、5 cm厚さ0.
3111I11の石綿の表面に均等に吸着させ熱板上加
熱繊維燻蒸殺虫組成物を得た。
製剤例8.蚊取線香 化合物番号5の化合物0.5 gを20m1のメタノー
ルに溶解し、線香用担体(タブ粉:粕粉:木粉を3:5
:1の割合で混合)を99.5 gと均一に攪拌混合し
メタノールを蒸発させた後、水150/IIJを加えて
充分練り合わせたものを成型乾燥し蚊取線香を得た。
次に本発明の効果を試験例により具体的に説明する。
試験例1.  ツマグロヨコバイに対する効果本発明化
合物について原体が結晶の場合には20%水和剤、原体
が油状物の場合には20%乳剤を製剤例1および2に従
って製造し、供試薬剤とした。
対照薬剤としてBPMC50%乳剤、ダイアジノン40
%乳剤を用いた。
試験方法:3〜4葉期のイネ8本を1株として、各供試
薬剤の有効成分が2001)pmになるように水で希釈
した処理液に 20秒間浸漬した。風乾後、直径 4.5crn、高さ15tMTのガラス円筒に入れ、こ
れに感受性ツマグロヨコバ イ(上尾産)および有機リン剤とカ ーバメート剤の両側に抵抗性である ツマグロヨコバイ(出水量)の3令 幼虫10頭を放生し金網のフタでお おい、25°Cの定温堅固に静置した。
処理6日後に生死虫率を調査し、死 去率を算出した。結果は2達の平均 直で第2表に示した。
第2表 (特開昭53−31645号記載化合物)試験例2.ト
ビイロウンカに対する効果本発明化合物の20%水和剤
あるいは20%乳剤を製剤例1および2に従って製造し
、供試薬剤とした。
対照薬剤は試験例1と同薬剤を用いた。
試験方法:試験例1と同様に行い、トビイロウンカの3
令幼虫10頭を放生し、処 理6日後に生死虫数を調査し、死去 率を算出した。結果は2連の平均値 で第3表に示した。なおこのトビイ よび有機リン剤及びカーバメート剤 に抵抗性の鹿屋性を用(・た。
第3表 試験例3. コナガに対する効果 本発明化合物の20%水和剤あるいは20%乳剤を製剤
例1および2に従って製造し、供試薬剤とした。対照薬
剤としてMEP 50%乳剤、サイパーメスリン6%乳
剤を用いた。
試験方法:キャベツ本葉10教程度に生育したキャベツ
の中位葉を切りとり、各供 試薬剤の有効成分が200 ppmになるように水で希
釈した処理液に20 秒間浸漬した。風乾後、径9Crnのプラスチック容器
に入れ、コナガ3令 幼虫10頭を放虫した。容器には小 穴を5〜6ケ所あけたふたをして、 25°Cの定温室内に静置した。処理、放虫してから4
日後に生死束数を調 査し、死生率を算出した。結果は2 連の平装置で第4表に示した。なお このコナガは感受性系統の上尾産お よび有機リン剤、カーバメート剤、 ピレスロイド剤等に抵抗性の鹿児島 産を用いた。
第4表 試験例4 ハスモンヨトウに対する効果本発明化合物の
20%水和剤あるいは20%乳剤を製剤例1および2に
従って製造し、供試薬剤とした。
試験方法:キャベツ本葉10教程度に生育したキャベツ
の中位葉を切りとり、各供 試薬剤の有効成分が200 pl)mになるように水で
希釈した処理液に20 秒間浸漬した。風乾後、径9crnのプラスチック容器
に処理葉を2枚入れ、 ハスモンヨトウ3令幼虫5頭を容器 中に放虫した。容器には小穴を5〜 6ケ所あけたふたをして25°Cの定 温室内に静置した。処理、放虫して から4日後に生死束数を調査し、死 生率を算出した。結果は3連の平均 値で第5表に示した。
第5表 (DE−2730620号記載化合物)試験例5 ナミ
ハダニ成虫に対する効果本発明化合物の20%水和剤あ
るいは20%乳剤を製剤例1および2に従って製造し、
供試薬剤とした。
対照薬剤として酸化フェンブタスズ25%永和剤を用い
た。
試験方法:径6Crnの素焼鉢に栽植したインゲンの初
生葉を3 cm x 3 cm8度の大きさに整形し、
ナミハダニの雌成虫を各 葉15頭接種した。24時間25°C の温室内に静置後、死去及び不健全 虫を除去し、各供試薬剤の有効成分 が2001)I)mになるように水で希釈した処理液に
10秒間浸漬した。処 理48時間後に/・ダニの生死虫数を 調査し、死生率を算出した。結果は 第6表に示した。
なお、ナミハダニは感受性系統の札 #産と抵抗性系統の青森性を用いた。
第6表

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 〔式中XはC_1〜C_4アルキルチオ基またはベンジ
    ルチオ基を示し、R^1およびR^2はそれぞれ独立に
    C_1〜C_4アルキル基を示し、R^3はC_1〜C
    _8アルキル基またはC_3〜C_6シクロアルキル基
    を示し、Zは−NHCSNH−または−N=C(SR^
    4)−NH−で表わされる基を示し、そしてR^4はC
    _1〜C_4アルキル基またはアリル基を示す。〕で表
    わされるフェニルチオ尿素誘導体。
  2. (2)特許請求の範囲第(1)項記載の一般式( I )
    で表わされるフェニルチオ尿素誘導体を有効成分として
    含有することを特徴とする殺虫、殺ダニ組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006001900A (ja) * 2004-06-18 2006-01-05 Fuji Photo Film Co Ltd チオウレア化合物、ベンゾチアゾール化合物、及びベンゾチアゾリン化合物の製造方法

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