JPH1036201A - 有害害虫用忌避剤及び忌避剤を含有する香料組成物 - Google Patents

有害害虫用忌避剤及び忌避剤を含有する香料組成物

Info

Publication number
JPH1036201A
JPH1036201A JP8224302A JP22430296A JPH1036201A JP H1036201 A JPH1036201 A JP H1036201A JP 8224302 A JP8224302 A JP 8224302A JP 22430296 A JP22430296 A JP 22430296A JP H1036201 A JPH1036201 A JP H1036201A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
repellent
compound
single bond
group
formula
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8224302A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3285124B2 (ja
Inventor
Saneji Ogura
実治 小倉
Akira Amano
章 天野
Takeshi Yamamoto
健 山本
Hideaki Ota
英明 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takasago International Corp
Original Assignee
Takasago International Corp
Takasago Perfumery Industry Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takasago International Corp, Takasago Perfumery Industry Co filed Critical Takasago International Corp
Priority to JP22430296A priority Critical patent/JP3285124B2/ja
Priority to US08/898,070 priority patent/US5892133A/en
Publication of JPH1036201A publication Critical patent/JPH1036201A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3285124B2 publication Critical patent/JP3285124B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C35/00Compounds having at least one hydroxy or O-metal group bound to a carbon atom of a ring other than a six-membered aromatic ring
    • C07C35/02Compounds having at least one hydroxy or O-metal group bound to a carbon atom of a ring other than a six-membered aromatic ring monocyclic
    • C07C35/08Compounds having at least one hydroxy or O-metal group bound to a carbon atom of a ring other than a six-membered aromatic ring monocyclic containing a six-membered rings

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
  • Fats And Perfumes (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 忌避効果の持続性に優れた、有害害虫用忌避
剤を提供する。 【解決手段】忌避剤中に下式(I)で表される3−置換
−p−メンタン(又はp−メンセン)誘導体を含有させ
る。 【化1】 (式中、Rは水酸基又はヒドロキシエチル基を、R2は
水素原子、水酸基、ヒドロキシメチル基又は炭素数が1
ないし3のアルコキシ基を、破線は二重結合又は単結合
を、そして破線が二重結合のときR1は存在せず、破線
が単結合のとき、R1は水素原子又は水酸基を示すが、
ただし、破線が単結合でR2が水素原子のときRとR1
とが同時に水酸基ではない)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は蚊、アブ、ノミ、ダ
ニ、シラミ類を初めとする吸血、刺こう性害虫に有効な
忌避剤に関する。また、その忌避剤を含有する香料組成
物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】有害生物、特に昆虫によって媒介される
病気は数多く知られており、特に吸血害虫によってもた
らされる疾病は重大な問題となっている。例えば、蚊は
マラリア、黄熱、ング熱、フィラリア症等を、蚤はペス
ト等を、ツツガムシはツツガムシ病をひきおこす。これ
ら有害生物の中には病原体であるウイルス、リケッチ
ア、細菌等の伝播に特異的な役割をしているものが多
い。即ち、疾病した動物を吸血し、病原体を宿した吸血
害虫やダニが再び他の人や家畜及ペット類を吸血する際
に感染させるもので、その伝染力は計り知れない。また
吸血された時に痒みを覚えたり、吸血部位に発疹、皮膚
炎等が見られるなどの下愉快さを引き起こされる。
【0003】このように、吸血性害虫による被害は著し
いものがあり、これらを防除する為に忌避剤を用いる方
法が知られている。現在までに数多くの害虫忌避剤の有
効成分が開発提供されており、例えば市販のものとし
て、N,N−ジエチル−メタ−トルアミド、ジアルキル
フタレート等が知られているが、いずれも満足する程の
忌避効果が得られていない。とくに忌避効果の持続性の
点で問題があった。
【0004】この問題点を解決するため、害虫忌避剤の
有効成分として、例えばp−メンタン−3,8−ジオー
ル及びその誘導体(特公平3−80138号公報)、p
−メンタン−1,2−ジオール、カレン−3,4−ジオ
ール及ピネン−2,3−ジオール(米国特許第5,13
0,136号明細書)等が報告されている。
【0005】さらに、忌避効果の持続性を改善する為
に、公知の忌避剤の有効成分であるN,N−ジエチル−
メタ−トルアミドにp−メンタン−3,8−ジオールを
添加・併用する方法(特開平3−133906号公
報)、p−メンタン−3,8−ジオールをマイクロカプ
セル化する方法(特開平3−176404号公報)ある
いはp−メンタン−3,8−ジオールをエチレン−酢酸
ビニル共重合体に保持させる方法(特開平2−1912
01号公報)等が知られている。しかしながら、これら
の忌避剤の忌避効果を持続性させる工夫も末だ充分とい
えるものではなく、改善される余地が残されている。
【0006】さらに、上記忌避剤を配合したスプレータ
イプのものを用いた場合、スプレー直後には著しい効果
が得られるが、その効果は短時間しか持続せず、長期間
の効果を期待する場合には、何度も繰り返しスプレーす
るわづらわしさがある。繰り返しスプレーする必要がな
くなるよう、つまり、長期間にわたり、優れた忌避効果
が持続する新たな忌避剤の出現が望まれている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の目的
は優れた忌避効果が持続する新たな有害害虫忌避用化合
物を含有する忌避剤を開発提供することにある。また、
該忌避剤を含有する香料組成物を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決すべく、
本発明者らは鋭意研究を行った結果、3−ヒドロキシエ
チル−p−メンタン−8−オールは優れた忌避効果を有
することを見いだし、更に研究を重ね、本発明を完成し
た。
【0009】即ち、本発明は、(i)一般式
【化2】 (式中、Rは水酸基又はヒドロキシエチル基を、R2は
水素原子、水酸基、ヒドロキシメチル基又は炭素数が1
ないし3のアルコキシ基を、破線は二重結合又は単結合
を、そして破線が二重結合のきR1は存在せず、破線が
単結合のとき、R1は水素原子又は水酸基を示すが、た
だし、破線が単結合でR2が水素原子のときRとR1と
が同時に水酸基ではない)で表される化合物を含有する
有害害虫用忌避剤、(ii)上記忌避剤を含有する香料
組成物である。
【0010】
【発明の実施の態様】以下本発明を詳細に説明する。本
発明の忌避剤は、一般式
【化3】 (式中、R、R1、破線、R2は上記で示されたものと
同じ)で表される化合物を含有する。R2のなかの炭素
数1ないし3のアルコキシ基としては、メトキシ基、エ
トキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基を挙げるこ
とができるが、とくにメトキシ基、エトキシ基がより好
ましい。
【0011】これらの化合物のなかでも、下記に示す化
合物がより好適なものである。
【化4】 (式中、Rは水酸基又はヒドロキシエチル基を、R4は
水素原子、水酸基、ヒドロキシメチル基又は炭素数が1
ないし3のアルコキシ基を、破線は二重結合又は単結合
を、そして破線が単結合のとき、R3は水素原子又は水
酸基を示す。ただし、Rがヒドロキシエチル基のときR
3が水酸基でR4が水素原子であり、Rが水酸基でR3
が存在しないとき(つまり、破線が2重結合のとき)R
4は水酸基であり、Rが水酸基でR3が水酸基のときR
4が水酸基、メトキシ基あるいはエトキシ基であり、R
が水酸基でR3が水素原子のときR4がヒドロキシメチ
ル基である)
【0012】上記化合物は公知の方法を適用することに
より容易に調製することができる。代表的な化合物の調
製法について、以下説明する。まず、p−メンタ−8−
エン−3,9−ジオール(1)は、特許文献(PCTE
P 93/03164号明細書)記載の方法、即ち、
(式1)に示すようにイソプレゴー、ルをエポキシ化し
た後、リチウムジイソプロピルアミドで異性化すること
により、容易に合成できる。
【式1】 なお化合物(1)を水素化して得られるp−メンタン−
3,9−ジオールも忌避効果を有しており、忌避剤とし
て使用可能である。
【0013】新規化合物である9−ヒドロキシメチル−
p−メンタン−3−オール(2)は、文献(J.ORG
ANOMETALLIC.CHEM.,VOL480,
(1994)の91−102ページ)記載の方法、即ち
(式2)に示すように、イソプレゴールのカルボニル化
によって得られるビシクロラクトンを水素化アルミニウ
ムリチウムや水素化ホウ素ナトリウム等と塩化カルシウ
ム等を組み合わせた還元剤を用いて還元することにより
合成することが出来る。
【式2】
【0014】新規化合物である3−(2−ヒドロキシエ
チル)−P−メンタン−8−オール(3)は同様に、文
献(Synthesis,359,1988)記載の方
法、即ちシトロネラールとマロン酸エステルとを原料と
して容易に合成されるビシクロラクトンを化学還元する
ことによって合成できる((式3)を参考)。
【式3】
【0015】P−メンタン−3、8、9−トリオール
(4)は文献(M.KOEPSELetal,PROG
RESS IN ESSENTIAL OIL RES
EACH,1986 WALTER DE GRUYT
ER &CO,BERLIN−NEW YORK−PR
INTED IN GERMANY,P241−24
8)に記載されている方法、即ち(式4)に示すよう
に、イソプレゴールを四酸化オスミウムで酸化すること
により合成されるが、また、イソプレゴールのエポキシ
ドを硫酸等の酸触媒で水和することにより、容易に合成
できる。
【式4】
【0016】又、9−メトキシ−p−メンタン−3,8
−ジオール(5)は(式5)に示すごとく、イソプレゴ
ールのエポキシドをナトリウムメチラート等の塩基触媒
を用いてメタノールと反応させることにより合成でき
る。
【式5】 メタノールの代わりに、エタノール、プロパノール等の
アルコール類、エチレングリコール、ジエチレングリコ
ール、プロピレングリコール、グリセリン等の多価アル
コール類、メチルセロソルブ等のセロソルブ類等をイソ
プレゴールのエポキサイドをナトリウムメチラート等の
塩基触媒を用いてメタノールと反応させることにより合
成できる。
【0017】上述した化合物は不斉炭素を3個又は4個
有しているので、光学異性体を含めた立体異性体が8種
又は16種が存在する。害虫忌避剤として使用する際に
は、これらの一異性体のみの使用も可能てあるし、2種
以上の異性体を併用してもよい。さらに、特に単離操作
をせずに異性体の混合物のまま使用してもよい。
【0018】例えば不斉炭素が3個である化合物(2)
の場合は下記(化5)の8種の光異性体が存在する。即
ち4種の幾何異性体(ノルマル、ネオ、イソおよびネオ
イソ体)が存在し、各々のエナンチオマーが2種で計8
種となる。(化5)の上段の4種(4S体)は(3S)
−(−)−シトロネラールから合成され、又下段の4種
(4R体)は(3R)−(+)−シトロネラールから合
成される。また、(3S)−(−)−シトロネラールや
(4R体)は(3R)−(+)−シトロネラールはミル
センを出発原料として、例えば特開昭58−4748号
公報、特開昭61−27949号公報記載の方法により
容易に合成することができる。
【0019】同様に、イソプレゴールを原料として合成
される上記化合物(1)、(3)、(4)、(5)等に
ついてはイソプレゴールの光学異性体を用いて全ての光
学異性体を合成することができる。
【化5】
【0020】本発明では、上記忌避用化合物の1種ある
いは2種以上を混合・使用してもよい。2種以上の忌避
用化合物を配合させる場合、どの化合物とどの化合物と
を配合させるかは特に制限されない。
【0021】本発明の有害害虫用忌避剤(以下、忌避剤
ということがある)は上記忌避用化合物に、他の成分、
例えば、各種溶剤や慣用の補助剤を混合させることによ
り調製される。しかし、本発明の忌避剤は、使用目的や
使用部位によっては、上記忌避化合物だけてあってもよ
い。本発明の忌避剤の調製法は公知の方法を採用するこ
とができるので、特に限定されるものではない。上記補
助剤としては、担体(液体希釈剤又は個体希釈剤)、種
々の界面活性剤等を挙げることができる。
【0022】担体としての液体希釈剤は、トルエン、キ
シレン、テトラリン、メチルナフタレン等の芳香族炭化
水素類、イソプロパノール、セチルアルコール等のアル
コール類、プロピレングリコール、グリセリン等の多価
アルコール類、エチルセルソルブ等のセルソルブ類、流
動パラフィン等の石油留分、酢酸ドデシル等のエステル
類、2,6−ヘキサジオン等のケトン類、ジブチルエー
テル等のエーテル類、動植物油、脂肪酸およびそのエス
テル類、水等が挙げられる。また個体希釈済としては、
クレー、カオリン、タルク、シリカゲル、炭酸カルシウ
ム、モンモリノナイト、アルミナ及び珪藻土等が挙げら
れる。
【0023】上記界面活性剤としては、例えばステアリ
ルトリメチルアンモニウムクロリド、リグニンスルホン
酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルベンゼンス
ルホン酸アンモニウム、ポリオキシエチレンアルキルフ
ェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエーテ
ル、ラウリルベタイン等の陽イオン界面活性剤、陰イオ
ン界面活性剤、非イオン界面活性剤、両性界面活性剤が
挙げられる。
【0024】その他、カルボキシメチルセルロース、ポ
リビニルアルコール、ポリエチレングリコール、ポリア
クリル酸ナトリウム、アラビアゴム、キサンタンガム等
も使用できる。
【0025】本発明の忌避剤は、例えば、上記忌避用化
合物を直接そのまま使用するか、水やアルコール等の溶
剤に配合して、そのまま害虫忌避を要求されている区域
等に直接適用することができる。また、好ましくは、適
用方法に適した各種の形態、例えば、クリーム、ローシ
ョン、エアゾール、乳剤、石鹸、ボデイシャンプー、シ
ャンプー、室内放香剤等の形で使用できる。例えば人の
場合には露出部に忌避剤を配合させたクリーム又はロー
ションなどを塗るだけ、あるいは忌避剤を配合させたス
プレー缶を用いてスプレー塗布するだけでよい。
【0026】本発明の有害害虫忌避剤は無機多孔体、有
機多孔体、樹脂等の担体に忌避用化合物あるいは忌避剤
を保持させる形態をとってもよい。さらに、忌避用化合
物あるいは忌避剤をマイクロカプセル内に保持させる形
態など、本出願前公知の形態をとることができる。たと
えば、シリカ球状物、素焼き板状体などの無機質多孔
体、エチレン−酢酸ビニル共重合体などの樹脂からなる
担体などに本発明の忌避用化合物あるいは忌避剤を保持
させることもできる。この樹脂などに忌避剤を混ぜ込ま
せたものを、ペット犬の首輪の一部とする使用法もあ
る。
【0027】本発明の忌避剤の中の忌避用化合物の含量
は、忌避剤の形態、使用方法、その他の条件によって種
々異なるが、通常は忌避剤に対して0.1−90重量%
の範囲である。より具体的に説明すると、忌避用化合物
の含量は、例えば粉剤の場合、0.1−3 0重量%で
あり、乳剤の場合、0.1−90重量%であり、水和剤
の場合は、10−30重量%であり、粒剤の場合は、
0.5−15重量%であり、ローションの場合は、1−
25重量%であり、クリームの場合は、0.1−20重
量%である。
【0028】本発明の有害虫用忌避剤は、除草剤や殺虫
剤、植物性成長調節剤、殺菌剤、殺ダニ剤、昇華性防虫
剤、公知の害虫忌避剤、着色料、安定剤と混合して使用
することもできる。
【0029】また、本発明では、忌避剤と香料とを混ぜ
て、香料組成物を調製することができる。香料として
は、本出願前から知られているものを殆ど使用できる。
その量も特に限定されるものではないが、通常香料を香
料組成物全体に対して0.001−3重量%程度配合さ
せるが、好ましくは0.1−1重量%程度配合させる。
なお、香料は忌避剤組成物に対して、1−95重量%程
度とすることがよい。例えば忌避効果を有した室内芳香
剤等に混合して使用する場合は、香料に対して、1−9
5%、好ましくは5−60%程度の使用が可能である。
【0030】なお、前記化合物(1)、(2)、
(3)、(4)及び(5)等は冷感作用を示すので、忌
避剤としての使用以外に冷感剤としての使用も可能であ
る。又保湿剤としても使用できる。
【0031】
【発明の効果】本発明により、従来知られている忌避剤
よりも忌避効果の持続性が優れた、蚊、アブ、ノミ、ダ
ニ、シラミ類を初めとする吸血、刺こう性害虫用の忌避
剤を提供することができた。又その忌避剤の少なくとも
一種以上を配合した蚊、アブ、ノミ、ダニ、シラミ類を
初めとする吸血、刺こう性害虫用の忌避効果に優れな香
料組成物を提供することができた。
【0032】以下本発明の詳細を、実施例および試験例
によって説明するが、これらに限定されることはない。
本実施例で使用した機器は以下のとおりである。 旋光度:日本分光社製、DIP−360 赤外吸収:日本分光社製、IR−810 核磁気共鳴(NMR):Bruker社製、AMX−4
00 質量分析(MS):日立製作所製、M−80B なお、部は特に説明がない限り重量部である。
【実施例1】 p−メンタ−8−エン−3,9−ジオール(1)の合成 100mlの4つ口フラスコにl−n−イソプレゴール
13g(0.0844モル)と炭酸ナトリウム9.8g
(0.0928モル)およびトルエン20mlを加え5
゜C以下まで冷却する。この溶液中へ40%過酢酸1
7.6g(0.0928モル)を0−10℃で2時間滴
下した。滴下後さらに10℃以下で3時間攪拌反応させ
た後、飽和食塩水で2回洗浄してから濃縮した。得られ
た酸化濃縮物は30mlのテトラヒドロフラン(以下、
THFいう)との溶液とし、0℃まで冷却したリチウム
ジイソプロピルアミド(0.25モル)のTHF270
ml溶液中へ5℃以下に保って滴下した。滴下後、加温
して45℃で1時間反応した。反応後、室温まで冷却し
た溶液を氷水中へ注入して分解した。THF層を分離し
飽和食塩水で洗浄後、脱水し濃縮し粗生成物9.2gを
得た。酢酸エチルを用いて再結晶を行い、標記化合物
(1)6.0gを得た(理論収率41.5.%)。 IR(NaCl,cm−1):3600,3100,3
000,2950,2900,1660,1450,1
300,1230,1130,1100,1060,1
050,1010,980,910,890 MS(20eV,m/z):170(M+,0.3),
152,137,124,108,98,96,94,
82,68,42 NMR(CDCl3,400mHz,ppm):5.1
8(1H,dt,J=1.2,0.8),5.02(1
H,d,J=1.0),4.1(1H,dd,J=1
2.8,0.8),4.06(1H,dd,J=12.
8,0.8),3.52((1H,dt,J=4.2,
10.7),3.1(2H,br.s),2.0(1
H,dm,J=12.4),1.93(1H,ddd,
J=3.6,10.7,12),1.72(1H,d
q,J=3.3,13.2),1.63(1H,dm,
J=10),1.52(1H,m),1.35(2H,
dq,J=3.3,12.8),1.0(1H,dt,
J=11,12.2),0.95(3H,d,J=6.
6),0.92(1H,dq,J=3.5,13)
【0033】
【実施例2】 9−ヒドロキシメチル−p−メンタン−3−オール
(2)の合成 窒素置換した100mlの4つ口ラスコにジエチルエー
テル(以下、エーテルという)と水素化アルミニウムリ
チウム0.2g(5.5ミリモル)を仕込み、別途調製
した5,9−ジメチル−2−オキサビシクロ−[4,
4,0]−デカン−3−オン0.1g(0.55ミリモ
ル)のエーテル溶液を室温で滴下した。同温で1時間反
応した後、反応溶液を10%塩酸水溶液中に注入して分
解し、エーテル層を分け取った。エーテル層は飽和食塩
水で洗浄してから無水硫酸マグネシウムで脱水し濃縮し
た。得られた粗生成物はシリカゲルを用いたカラムクロ
マトグラフィーによって精製し、標記化合物(2)を8
0mg得た(理論収率78.1%)。 IR(NaCl,cm−1):3600−3100,2
950,2920,2850,1460,1380,1
100,1040,1000,970,850)MS
(20eV,m/z):186(M+,1),150,
135,124,112,95,81,71,55,4
3,18 MNR(CDCl3,400mHz,ppm):0.8
2(3H,d,J=6.9),0.91(3H,d,J
=6.6),1.24(2H,m),1.42(1H,
m),1.52(2H,q,J=6.6,7.1),
1.66(2H,m),1.85(1H,br.
s.),1.97(1H,m),2.20(2H,
m),2.48(1H,br.s),2.68(1H,
br.s),3.45(1H,m),3.68(2H,
m)
【0034】
【実施例3】 3−(2−ヒドロキシエチル)−p−メンタン−8−オ
ール(3)の合成 窒素置換した100ml(7)4つ口フラスコにエーテ
ルと水素化アルミニウムリチウム1.9g(51ミリモ
ル)を仕込み、この中へ別途調製した2,2,8−トリ
メチル−3−オキサビシクロ−[4,4,0]−デカン
−4−オン1g(5.1ミリモル)のエーテル溶液を室
温で滴下した。同温度で1時間反応した後、反応溶液を
10%塩酸水溶液中に注入して分解し、エーテル層を分
け取った。エーテル層は飽和食塩水で洗浄してから無水
硫酸マグネシウムで脱水し濃縮した。得られた粗生成物
はシリカゲルを用いたカラムクロマトグラフィーによっ
て精製し、標記化合物(3)0.9g(4.5ミリモ
ル)を得た(理論収率88.2%)。 IR(NaCl,cm−1):3100−3600,2
950,2900,1460,1380,1200,1
060,1050,1020,970,950,91
0,880 MS(20eV,m/z):182(M+−18),1
64,138,124,108,90,84,79,7
0 NMR(400mHz,CDCl,ppm):0.88
(3H,d,J=6.5),0.93(2H,m),
1,18(3H,s),1.23(3H,s),1.3
4(2H,m),1.58(2H,m),1.70(2
H,m),1.79(2H,m),2.09(1H,
m),2.22(1H,br.s),2.75(1H,
br.s),3.69(1H,m),3.81(1H,
m)
【0035】
【実施例4】 p−メンタン−3、8、9−トリオール(4)の合成 アセトン116g(2モル)と3%硫酸水溶液35gの
溶液中へ8,9−エポキシ−p−メンタン−3−オール
17g(0.1モル)を加え、室温で16時間撹拌し
た。つぎに、アセトンを蒸留回収し、さらに濃縮した溶
液へ水40mlを加えて加熱し、留出温度が80℃にな
るまで蒸留してアセトンを完全に除いた。残留水溶液は
冷却し、10%炭酸ナトリウム水溶液で中和後、食塩を
飽和させた。反応生成物はTHFを用いて抽出し、無水
硫酸マグネシウムで脱水・濃縮し、粗生成物19gを得
た。これをシリカゲルを用いたカラムクロマトグラフィ
イーによって精製した。すなわち、50%酢酸エチル−
n−ヘキサンで溶出し、ついで、酢酸エチルだけで溶出
し、濃縮した後、高純度の標記化合物(4)7g(ジア
ステレオマー混合物)を得た。これは固体と液体との混
合物であり、ジアステレオマー混合比はNMRの測定値
より7:3と算出された。 旋光度[α]D25= +15.6(c=1,EtO
H) IR(KBr tabret,cm1):6670,1
465,1455,1380,1360,1270,1
240,1195,1150,1105,1085,1
060,1050,1030,1005,975,94
0,930,910,9880,850 MS(20eV,m/z):188(0),157,1
39,123,121,109,108,96,95,
87,75,55,54,43,28 NMR(400mHz,CDCl3,ppm):0.8
6−0.94(m),0.915(d,J=6.6),
0.92(d,J=6.6)0.94−1.08
(m),1.14(s)1.18(s),1.43
(m),1.51(m),1.6−1.7(m),1.
72−1.79(m),1.88−1.98(m),
3.04(t),3.19(t),3.35(dd),
3.43(dd),3.51(dd),3.73(d
d),3.8(dt),4.1(s),4.29
(s),4.76(s) 前記固体を濾別し、ジイソプロピルエーテルを用いて再
結晶し、融点72〜72.5℃の矩型結晶を得た。これ
は8S体と確認された。8S体のNMRスペクトルは下
記の通りであった。 NMR(400mHz,CDCl3,ppm):0.8
6〜0.94(1H,m),0.915(3H,d,J
=6.6),0.96−1.07(2H,m),1.1
7(3H,s),1.43(1H,m),1.51(1
H,m),1.6−1.7(1H,m),1.72−
1.79(1H,m),1.88−1.94(1H,
m),3.43(1H,s),3.44(1H,d,J
=11.1),3.72(1H,d,J=11.1),
3.77(1H,dt,J=4.2,10.4),4.
45(1H,s),4.82(1H,s)
【0036】
【実施例5】 9−メトキシ−p−メンタン−3,8−ジオール(5)
の合成 28%ナトリウムメチラート−メタノール溶液19.2
g(0.1モル)とメタノール22mlの溶液中へ加熱
還流下に8、9−エポキシ−p−メンタン−3−オール
17g0.1モル)とメタノール10mlの溶液を1時
間かけて滴下した。滴下後3時間同温度で攪拌反応させ
た。冷却後、氷酢酸6.6g(0.11モル)を滴下し
てアルカリを中和した。冷水を加え分離した油層をトル
エンで抽出し、飽和食塩水で中性まで洗浄し、無水硫酸
マグネシウムで脱水後、低真空下にトルエンを回収して
粗生成物17gを得た。このものを、高真空下に蒸留
し、沸点114〜5℃/0.9mmHgで精製標記化合
物(5)15.2g(理論収率75%)を得た。純度:
99.3%(ガスクロマトグラフィーによる)ジアステ
レオマー比率45.5:54.5。 旋光度[α]D25= −10.8(c=1,EtO
H) IR(NaCl,cm−1):3320,1195,1
180,1150,1120,1110,1055,1
030,1005,980,970,910,880,
850 MS(20eV,m/e):M+=202(0),15
7,139,95,89,81,71,67,57,5
5,43,41 MNR(400mHz,CDCl3,ppm):0.7
2−1.0(m),0.83(d,J=6.6),0.
84(d,J=6.6),1.09(s),1.14
(s),1.28−1.43(m),1.48−1.6
0(m),1.63−1.69(m),1.83−1.
91(m),3.09(d,J=9.4),3.28
(d,J=9.4),3.29(d,J=9.4),
3.31(s),3.33(s),3.41(d,J=
9.4),3.62−3.69(m),3.86
(s),4.03(s),4.64(d,J=2.
4),4.76(d,J=1.6)
【0037】
【実施例6】 9−エトキシ−p−メンタン−3,8−ジオールの合成 ナトリウムエチラート6.8g(0.1モル)とエタノ
ール57mlの溶液中へ加熱還流下に8、9−エポキシ
−p−メンタン−3−オール17g(0.1モル)とエ
タノール10mlの溶液を1時間かけて滴下した。滴下
後2時間同温度で攪拌反応させた。冷却後、氷酢酸6.
6g(0.11モル)を滴下してアルカリを中和した。
冷水を加え分離した油層をトルエンで抽出し、飽和食塩
水で中性まで洗浄し、無水硫酸マグネシウムで脱水後、
低真空下にトルエンを回収して粗生成物19.5gを得
た。このものを、高真空下に蒸留し、沸点113〜4℃
/0.6mHgで精製標記化合物15g(理論収率6
9.4%)を得た。純度:98.2%(ガスクロマトグ
ラフィーによる)ジアステレオマー比率47.5:5
2.5。旋光度[α]D25= −11.0(c=1,
EtOH) IR(NaCl,cm−1):3325,1220,1
150,1120,1055,1030,1005,9
80,910,880,850 MS(20eV,m/z):M+=202(0),18
3,157,139,103,95,81,75,7
1,59,43 MNR(400mHz,CDCl3,ppm):0.9
15(d,J=6.6),0.92(d,J=6.
6),0.82−1.07(m),1.18(s),
1.209(t,J=7),1.215(t,J=
7),1.23(s),1.36−1.47(m),
1.47−1.76(m),1.92−2.0(m),
3.19(d,J=9.1),3.36(d,J=9.
1),3.40(d,J=9.1),3.41(s),
3.49−3.58(m),3.68−3.76
(m),4.58(d,J=0.18),4.75
(d,J=0.8)
【0038】
【実施例7】実施例3で合成した化合物(3)10部
を、テトラリン、メチルナフタレンの混合溶液(1:
1)60部に加え溶解した。これにノニルフェノール−
酸化エチレン縮合物とドデシルベンゼンスルホン酸カル
シ ムの混合物(8:2)30部を混合して乳剤を得
た。本乳剤は水で10−1000倍に希釈して、散布
剤、塗布剤として使用する。
【0039】
【実施例8】実施例2で合成した化合物(2)1部とセ
チルアルコール2部とを混合した。ラノリン1部、ステ
アリン酸12部、パルミチン酸1部および水67部を加
えて、加熱して溶解混合し、さらに加熱したグリセリン
14部を注入し、よくかき混ぜてクリームを得た。本乳
剤はこのまま人体または動物に塗布して使用する。
【0040】
【実施例9】ラノリン1部、ステアリン酸7部、ポリオ
キシエチレンソルビタンモノステアレート7部からなる
混合物を75゜Cに加熱し、水82部とサルチル酸2部
の混合物(60℃)の中に入れ、かきまぜながらさらに
実施例1で合成した化合物(1)1部を添加して、ロー
ションを得た。本ローションはこのまま人体および動物
体に塗布して用いる。
【0041】
【実施例10】実施例3で合成した化合物(3)2部と
合成例4で合成した化合物(4)3部とをメチルセルソ
ルブ15部に溶解させた。さらに液化石油ガス80部と
混合して均一な溶液とし、エアゾール用原料を得た。
【0042】
【実施例11】実施例2で合成した化合物(2)1部お
よび実施例5で合成した化合物(5)1部に炭酸カルシ
ウムとタルクの混合物(1:2、重量比)96部を加え
て混合磨砕して充分均一に分散させた。さらに無水珪酸
2部を添加し混合粉砕し、粉剤を得た。本剤はこのまま
散布して使用する。
【0043】
【試験例】
忌避効果の試験例):マウスを用いた吸血忌避効力試験 供試昆虫:アカイエカ(Culex pipiens
pallens) 沼津コロニー 羽化19−22日齢 雌成虫 試験方法:40メッシュの金網篭(縦12.5cm,横
6cm、表面積150cm2)の天井部にマウス(体重
40g前後の雄)を動きまわらないように固定した。金
網篭の表面に対し 、1.5ml(1ml/100c
m2相当量)の検体(忌避剤組成物など)をピペットで
均一に滴下した。約一時間乾燥した後、25匹の供試虫
を金網篭内に放した。所定時間後の吸血した蚊(吸血し
た蚊はお腹に血がたまるので肉眼で判別できる)の数か
ら、吸血率を算出した。試験は2連で実施し、得られた
結果から、下記(式6)により忌避指数を算出し、忌避
効果を判定した。
【0044】
【式6】 完全に忌避した場合、忌避指数を100、対照区と同じ
吸血率であった場合、忌避指数は0となる。試験室内の
環境条件は以下のとおりである。 室温;25−26℃、相対湿度:60−75%、照明:
全暗
【0045】試験結果を吸血率で表1に示した。
【表1】 *;検体は実施例で合成した忌避用化合(1−5)の単
独あるいは混合物の5種および既知忌避用化合物(A;
1−p−メンタン−3,8−ジオールおよびB:N,N
−ジエチル−メタートルアミド)を下記処方で調整した
ものを使用する。 検体処方: 処方99.5%エタノール: 90重量% 水 : 9重量% 忌避用化合物 : 1重量%: 化合物1 :実施例3で合成した化合物。 化合物2 :実施例2で合成した化合物。 化合物3 :実施例1で合成した化合物。 化合物4 :実施例4で合成した化合物。 化合物5 :実施例5で合成した化合物。 なお試験No4は組成比が化合物3/化合物4=2/3
(重量比)の混合物を、又試験No5は組成比が化合物
2/化合物5=1/1(重量比)の混合物を使用した。
【0046】上記結果に基づいて算出した忌避指数を下
記(表2)にまとめた。
【表2】 以上の結果のとおり、本発明の忌避剤は既存の忌避剤よ
り、持続性が特に優れていることが明らかとなった。即
ち、経過時間24時間後においては既存の忌避剤は忌避
率は6.1%,0%と低いにもかかわらず、本発明の忌
避剤はいずれも80%以上の忌避率を示した。
【0047】
【実施例12】害虫忌避を目的としたラベンダー様花香
調の室内芳香剤を下記(表3)記載の処方により調製し
た。
【表3】
【0048】
【実施例13】害虫忌避を目的としたレモン様シトラス
香気を有した嗜好性の高いボデイローション用フレグラ
ンスを下記(表4)記載処方により調製した。
【表4】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 太田 英明 神奈川県平塚市西八幡1丁目4番11号 高 砂香料工業妹式会社 総合研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 【化1】 (式中、Rは水酸基又はヒドロキシエチル基を、R2は
    水素原子、水酸基、ヒドロキシメチル基又は炭素数が1
    ないし3のアルコキシ基を、破線は二重結合又は単結合
    を、そして破線が二重結合のときR1は存在せず、破線
    が単結合のとき、R1は水素原子又は水酸基を示すが、
    ただし、破線が単結合でR2が水素原子のときRとR1
    とが同時に水酸基ではない)で表される3−置換−p−
    メンタン(又はp−メンセン)誘導体を含有する有害害
    虫用忌避剤。
  2. 【請求項2】請求項1記載の有害害虫用忌避剤を含有す
    る香料組成物。
JP22430296A 1996-07-24 1996-07-24 有害害虫用忌避剤及び忌避剤を含有する香料組成物 Expired - Fee Related JP3285124B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22430296A JP3285124B2 (ja) 1996-07-24 1996-07-24 有害害虫用忌避剤及び忌避剤を含有する香料組成物
US08/898,070 US5892133A (en) 1996-07-24 1997-07-22 Repellent agent against harmful insects and perfume composition containing the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22430296A JP3285124B2 (ja) 1996-07-24 1996-07-24 有害害虫用忌避剤及び忌避剤を含有する香料組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1036201A true JPH1036201A (ja) 1998-02-10
JP3285124B2 JP3285124B2 (ja) 2002-05-27

Family

ID=16811647

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22430296A Expired - Fee Related JP3285124B2 (ja) 1996-07-24 1996-07-24 有害害虫用忌避剤及び忌避剤を含有する香料組成物

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5892133A (ja)
JP (1) JP3285124B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9226489B2 (en) 2011-03-18 2016-01-05 Ecolab Usa Inc. Heat system for killing pests

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU1397199A (en) * 1998-11-10 2000-05-29 Procter & Gamble Company, The A composition containing an insect repellent active blend
US6462015B1 (en) * 2000-11-10 2002-10-08 International Flavors & Fragrances Inc. Bicyclic lactones, perfumery uses thereof, processes for preparing same and intermediates therefor
BRPI0711999A2 (pt) * 2006-06-16 2012-02-14 Polymer Ventures Inc método de aumento da produção de um composto orgánico e não terpeno e composição de aumento da velocidade de produção e/ou do rendimento de um composto orgánico não terpeno
US8507234B2 (en) * 2006-06-16 2013-08-13 Polymer Ventures, Inc. Composition and methods for improving the production of fermentation operations
US20080146444A1 (en) * 2006-12-19 2008-06-19 Polymer Ventures, Inc. Method and compositions for improving plant growth

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3277206A (en) * 1962-01-10 1966-10-04 Joseph P Bain Preparation of 2, 6-dimethyl-2, 7-octadiene
JP2741028B2 (ja) * 1988-02-10 1998-04-15 花王株式会社 2−(アルキルーシクロヘキシル)−1−プロパノール類、その製法及びこれを含有する香料組成物
JP3173525B2 (ja) * 1991-05-21 2001-06-04 日本曹達株式会社 新規包接化合物及びその製造方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9226489B2 (en) 2011-03-18 2016-01-05 Ecolab Usa Inc. Heat system for killing pests
US10070639B2 (en) 2011-03-18 2018-09-11 Ecolab Usa Inc. Heat system for killing pests
US11013226B2 (en) 2011-03-18 2021-05-25 Ecolab Usa Inc. Heat system for killing pests
US11737445B2 (en) 2011-03-18 2023-08-29 Ecolab Usa Inc. Heat system for killing pests

Also Published As

Publication number Publication date
US5892133A (en) 1999-04-06
JP3285124B2 (ja) 2002-05-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20060148842A1 (en) Nepetalactams and N-substituted derivatives thereof
JP2008533043A (ja) 徐放昆虫忌避性を有する組成物
US7067678B2 (en) Derivatives of dihydronepetalactone and method for preparation
US20060228387A1 (en) Dihydronepetalactams and N-substituted derivatives thereof
AU2006297162A2 (en) Puleganic acid insect repellents
US7435851B2 (en) Puleganic amides
EP0215010A1 (en) MORE THAN AN INGREDIENT PEST CONTROL COMPOSITION.
JPS6224418B2 (ja)
JPH0380138B2 (ja)
RU1811368C (ru) Способ борьбы с вредными насекомыми
JP3285124B2 (ja) 有害害虫用忌避剤及び忌避剤を含有する香料組成物
JP2921047B2 (ja) 置換ビシクロヘプタジオン誘導体、その製造方法及び除草剤
EP0218233B1 (de) Cyclohexenonderivate, Verfahren zu ihrer Herstellung und ihre Verwendung zur Bekämpfung unerwünschten Pflanzenwuchses
JP2007515491A (ja) ネペタル酸の還元によるジヒドロネペタラクトンの製造
DD298926A5 (de) Pestizide
Nair et al. Insecticidal properties of some metabolites of Jamaican Piper spp., and the amides synthesized from 5, 6-Z and E-butenolides of Piper fadyenii
JP3162408B2 (ja) 昆虫忌避製剤
WO2017100437A1 (en) Reaction sequence for the synthesis of nootkatone, dihydronootkatone, and tetrahydronootkatone

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees