JPH0380129A - 結晶化ガラス - Google Patents

結晶化ガラス

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JPH0380129A
JPH0380129A JP21415989A JP21415989A JPH0380129A JP H0380129 A JPH0380129 A JP H0380129A JP 21415989 A JP21415989 A JP 21415989A JP 21415989 A JP21415989 A JP 21415989A JP H0380129 A JPH0380129 A JP H0380129A
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JP
Japan
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glass
crystals
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crystallized glass
crystallized
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Pending
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JP21415989A
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English (en)
Inventor
Osamu Yanagisawa
修 柳沢
Tsunezo Sakai
恒蔵 酒井
Hideki Kushitani
英樹 櫛谷
Takashi Maeda
敬 前田
Setsuo Ito
節雄 伊藤
Shotaro Okumiya
奥宮 正太郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、建材用結晶化ガラスに関する。
[従来の技術] 従来、軟化点より高い温度で熱処理すると軟化変形しな
がら表面から内部に向かって表面にほぼ垂直な方向に針
状の結晶が析出する性質を有するガラス小体の複数個を
軟化融着させるとともに前記ガラス小体を所要の程度に
結晶化させてなる気泡のない緻密なガラス物品とその製
造方法は5ilikattechn、 13 (12)
 419 (1962)により知られている。
しかし、上記のものは針状の結晶が粒界面に対しほぼ垂
直に成長していることから、−旦亀裂が入ると、その亀
裂は粒界に沿ってではなく、結晶の成長方向に沿って成
長し易いため、粒内破壊し易く、ガラスを結晶化してガ
ラスの脆さを改善するという効果が十分発現できていな
いという課題があった。
[発明の解決しようとしている課題] 本発明は従来技術が有していた上記課題を解消し、粒内
破壊の発生しにくい強度に優れた結晶化ガラスの提供を
目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は、複数のガラス体を軟化融着すると共に該ガラ
ス体の界面より界面に対し不特定方向に針状または樹技
状の結晶を析出しガラス体の形状に基ずく模様を形成し
てなる結晶化ガラス、及び複数のガラス体を軟化融着し
、該ガラス体の界面より界面に対し不特定方向方に短い
針状または樹技状の結晶を析出した結晶着ガラスを提供
する。
本発明においてガラス体の形状は特に限定されず、粒状
、球状、棒状、板状、水砕等により破砕されたちのが広
範囲に使用される。またその大きさは最終製品である結
晶化ガラスよりも小さく、0.5mm以上より大きいも
のが好ましい。ガラス体の大きさが0.5mm以下の場
合には融着時に界面に多くの気泡が残り、強度等を低下
させるので好ましくない。
界面から析出する針状結晶としては、β−ウオラストナ
イト、クリストバライト、ディオプサイド、トリデイマ
イトが例示され、樹技状結晶としてはデビトライと1・
、クリストバライト、フェルトスパーが例示される。
かかる結晶は各ガラス体の中心部まで析出したもの、各
ガラス体の界面から5〜2001Lm程度の短い結晶を
析出し、中心部は実質的に結晶の存在しないもの、いず
れであってもよい。この短い結晶の析出にあたっては結
晶化温度を低くし又はその処理時間を短くすることによ
り達成される。
界面より内部に向かって不特定方向に結晶を析出するガ
ラスとしては、次の組成のものが例示される。即ち、重
量%表示で実質的にSi0□ 40〜75 A120. 0〜25 Mg0  0〜25 CaO1O〜3O Na20+LO:3〜20 からなるものが挙げられる。
これらのガラスには当然Fe2es、Nip、Cod。
5e20a、 Cr2O3等の着色剤を含有することが
できる。
かかる結晶化は次のようにして製造することができる。
所定の大きさのガラス体を枠に囲まれた平板上に集積す
る。この枠と平板は熱処理時大きく変化しないものなな
んでも良いが、耐熱性や強度を考慮すると耐火物が好ま
しい。またこの耐火物の枠と平板とガラス体とが融着す
ることを防ぐため、それら表面に離型剤を塗布してもよ
い。離型剤としてはA1゜03.BN等を用いることが
できる。次に、この集積体を炉に入れ、所定の温度で軟
化融着させ、更に、結晶化させる。軟化融着させる温度
と結晶化温度は必ずしも一致しなくて良い。結晶化後、
亀裂が入らない程度の降温速度で冷却し、板状の結晶化
ガラスを製造する。
[実施例−1] 重量%でSiO□72. A1.203’2. MgO
l、 Ca08Na2013. K2O1の組成のガラ
スとなるように調合したバッチを1500℃で溶解し、
厚さ3mmの板に成形し粉砕し、破砕ガラスガラスを得
た。
これをふるいを用いて3mm″8mmのガラス体(1)
75kgを100cmx100cmの枠に囲まれた平板
上に集積する。枠及び平板は耐火物でできており、ガラ
ス体と接する面にはA1□03を塗布した。これを炉に
入れ、400℃/hrの昇温速度で1000°Cまで加
熱し、その温度で約1時間保持した後、920℃で6時
間熱処理し結晶化し、]00℃/hrの高温速度で室温
まで冷却した。この結果、表面が平担で、結晶化ガラス
中の針状及び、または樹技状の結晶が不規則な方向に成
長しており、その結晶の存在、その方向の相異にもとず
く模様のある100cmx100cmx3cmの板が得
られた。この結晶化ガラスの断面を観察すると、界面か
ら種々の方向に成長じた針状のβ−ウオラストナイトと
樹技状のデビトライト結晶が析出していた。この板の表
面を見るとやや青味がかった大理石風の模様を呈してい
た。
[実施例−2〕 重量%でSin。72. A12032. Mg04.
 CaO8Na2013. KJ 1.及び着色剤とし
てCe2O3を添加したガラスを実施例1と同様に溶解
、成形粉砕し、3″8mmのガラス体を得た。このガラ
ス体(2)とガラス体(1)とを配合比7:3の割合で
混合し、実施例−1と同様に集積、熱処理し、平板を得
た。この結晶化ガラスの断面を観察すると、ガラス体(
1)からは実施例−1を同様に結晶が析出し、一方ガラ
ス体(2)からは針状β−ウオラストナイト結晶が融着
界面に対しランダムな方向に析出・成長していた。ガラ
ス体(2)からの針状結晶の長さは0.5mm程度であ
り、完全には結晶化していないため、半透明であり、原
ガラスの色のブロンズを呈していた。ガラス体(2)の
やや青味を帯びた白とガラス体(1)のブロンズとの色
がガラス体の大きさの模様となり、メノウ風の風合いを
示す結晶化ガラスが得られた。
[実施例−3コ 上記ガラス体(1)を実施例−1のように集積して、そ
の集積体のうえに硫酸第一鉄を20%含む水溶液をスプ
レーで吹きつけると、水溶液はガラス小片の間に流れ込
み内部へ浸透する。これを実施例−lと同様に熱処理す
ると、白色部分と界面が赤味を帯びた部分とが混ざりあ
った花筒岩様の美しい結晶化ガラスが得られた。
[実施例−4] 重量%でSin、 72. Al2O,5,Ca05.
Na2O13に204の組成のガラスを実施例1と同様
に溶解、水砕し、3”8mmのガラス体(3)を得た。
このガラス体(3)とガラス体(1)とを配合比7:3
の割合で混合し、実施例−1と同様に集積、熱処理し、
平板を得た。この結晶化ガラスの断面を観察すると、ガ
ラス体(1)からは実施例−1を同様に結晶が析出し、
一方ガラス体(3)からは粒状のNaFとCaFzとの
結晶がガラス粒子内部から均一に析出していた。ガラス
体(3)からの結晶の大きさは直径約1μm以下で結晶
化率が5%以下と低いため、半透明であり、乳白色を呈
していた。ガラス体(3)の乳白色と(3)の乳白色と
ガラス体(1)の青みがかった白色とがガラス小片の大
きさの模様となり、大理石風の風合いを示す結晶化ガラ
スが得られた。
[比較例−■] 重量%でSif□59. Al。Oi ?、 B2O3
3,ZnO7゜Ca019. BaO4,K2O2の組
成のバッチを1500°Cで溶解し、水砕して直径2″
5mmのガラス粒を調製した。このガラス粒84kgを
実施例−1と同様の方法で集積し、この集積体を炉に入
れ、120’C/hrの昇温速度で1150℃まで加熱
し、その温度で約5分保持した後、得られた結晶化ガラ
スの断面を観察すると、ガラス粒が軟化融着した界面に
ほぼ垂直にβ−ウオラストナイト結晶が析出していた(
図−3)。
本発明の方法により得られた実施例−1の結晶化ガラス
及び比較例−1との物性的性質な表−1に示す。表−■
から、本発明の結晶化ガラスの強度は天然大理石や花崗
岩のそれよりはるかに高く、比較例の結晶化ガラスより
も高い、また、破壊靭性値は比較例のそれより高く、脆
くないことが分かる。また吸水率も0%であり、吸水−
凍結破壊しないことから寒冷地でも使用可能であること
を示す。
表−1 [実施例−5] 上記のガラス体(1) 75kgを100cmx100
cmの枠に囲まれた平板上に集積する。枠及び平板は耐
火物でできており、ガラス体と接する面にはAl2O3
を塗布した。これを炉に入れ、 400°C/hrの昇
温速度で950°Cまで加熱し、その温度で約1時間熱
処理し結晶化し、100℃/hrの降温速度で室温まで
冷却した。この結果、表面が平担で、結晶化ガラス中の
針状及び、または樹技状の結晶が不規則な方向に成長し
ており、その結晶の存在、その方向の相異にもとずく模
様のある100cmxlOOcmx3cmの板が得られ
た。この結晶化ガラスの断面を観察すると、界面から種
々の方向に約0.2mmmの長さに成長した針状のβウ
ォラストナイトと樹技状のデビトライト結晶が析出して
いた。この板の表面を見るとやや青味がかった大理石風
の模様を呈していた。
[実施例−6] 上記ガラス体(2)と上記ガラス体(1)とを配合比7
:3の割合で混合し、実施例−1と同様に集積、熱処理
し、平板を得た。この結晶化ガラスの断面を観察すると
、ガラス体(1)からは実施例−5を同様に結晶が析出
し、一方ガラス体(2)からは針状β−タウ4ラストナ
イト着界面に対しランダムな方向に析出・成長していた
。ガラス体(2)からの針状結晶の長さは0、 01m
m程度であり、完全には結晶化していないため、はぼ透
明であり、原ガラスの色のブロンズを呈していた。ガラ
ス体(2)の青とガラス体(1)のブロンズとの色がガ
ラス体の大きさの模様となり、メノウ風の風合いを示す
結晶化ガラスが得られた。
[実施例−7] 上記ガラス体(1)を実施例−5のように集積して、そ
の集積体のうえに硫酸第一鉄を20%含む水溶液をスプ
レーで吹きつけると、水溶液はガラス小片の間に流れ込
み内部へ浸透する。これを実施例−5と同様に熱処理す
ると、青色部分と界面が赤味を帯びた部分とが混ざりあ
った花筒岩様の美しい結晶化ガラスが得られた。
[比較例−2] 上記のガラス体(2)を実施例−5と同様の方法で集積
し、300℃/hrの昇温速度で1050℃まで加熱し
、その温度で約1時間保持した後、得られたガラスの断
面を観察すると、ガラス粒が軟化融着した界面には結晶
は析出していなかった。
実施例−5と6の結晶化ガラス及び比較例−2の物理的
性質を表−2に示す。表−2から結晶化ガラスの強度は
天然大理石や花崗岩のそれよりはるかに高く、比較例の
ガラスよりも高い。また、破壊靭性は比較例のそれより
高く、亀裂が進展しにくいことが分かる。
また吸水率も0%であり、吸水−凍結破壊しないことか
ら寒冷地でも使用可能であることを示す。
表 (発明の効果) 本発明によれば、機械的強度、特に破壊靭性、及び意匠
性に優れた結晶化ガラスが提供され、内壁材、間仕切り
、テーブルトップなど内装材として広く利用される。結
晶析出量の少ない結晶化ガラスは、透過率が高く、種々
の色が発現できることから、ステンドガラス風の応用も
可能である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、複数のガラス体を軟化融着すると共に該ガラス体の
    界面より界面に対し不特定方向に針状または樹技状の結
    晶を析出しガラス体の形状に基ずく模様を形成してなる
    結晶化ガラス。 2、複数のガラス体を軟化融着し、該ガラス体の界面よ
    り界面に対し不特定方向方に短い針状または樹技状の結
    晶を析出した結晶着ガラス。 3、複数のガラス体を軟化融着すると共に該ガラス体の
    界面より界面に対し不特定方向に針状または樹技状の結
    晶を析出しガラス体の形状に基ずく模様を形成してなる
    結晶化ガラスをイオンにより着色した結晶化ガラス。 4、複数のガラス体を軟化融着し、該ガラス体の界面よ
    り界面に対し不特定方向に短い針状または樹技状の結晶
    を析出した結晶着ガラスをイオンにより着色した結晶化
    ガラス。
JP21415989A 1989-08-22 1989-08-22 結晶化ガラス Pending JPH0380129A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62129227A (ja) * 1985-11-29 1987-06-11 Idemitsu Kosan Co Ltd メタンの部分酸化によるエタン、エチレンの製造方法
JP2007131480A (ja) * 2005-11-10 2007-05-31 Nippon Electric Glass Co Ltd 結晶化ガラス物品

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62129227A (ja) * 1985-11-29 1987-06-11 Idemitsu Kosan Co Ltd メタンの部分酸化によるエタン、エチレンの製造方法
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