JPH0379896A - ガス管接続具の安全装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ガス元栓に対する接続部、及び、ガス器具側
のホースに設けた迅速継手のソケットに接続するための
プラグを設け、前記プラグに前記ソケットの離脱方向へ
の移動に伴って自動遮断するシール弁を設けたガス管接
続具の安全装置に関する。

さらに詳しくは、プラグに接続したガス器具のガス栓が
開かれた状態でガス元栓が開かれ、ガス器具に都市ガス
などの燃料ガスが供給されて、生ガスが放出される不都
合な事態を防止するための安全装置の改良に関する。

〔従来の技術〕

従来、プラグ夫々に対してその上流側に安全用自動遮断
弁を設け、その安全用自動遮断弁を二次側圧力が設定値
以上の時にだけ開かれるように構成し、安全用自動遮断
弁の一次側から二次側にガスを供給するバイパス流路に
人為操作式開閉弁を設け、その開閉弁を人為的に開いた
時に安全用自動遮断弁の二次側圧力が設定値以上に上昇
すれば、安全用自動遮断弁が開かれて、ガス器具に燃料
ガスが供給されるように構成していた。

換言すると１．ガス器具のガス栓が開かれていると、開
閉弁を開いても二次側圧力が設定値未満になるために安
全用自動遮断弁が開かれず、ガス器具からのガス漏れを
確実に防止できるように構成さしていた。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかし、プラグ夫々に対して差圧作動型安全用自動遮断
弁、バイパス流路、人為操作式開閉弁を設けなければな
らないために、部品点数が多く、コストが高く、大型化
する問題があり、殊に複数個のプラグを有するガス管接
続具ではその問題が大きい。

本発明の目的は、所望の安全機能が得られるばかりでな
く、ガス管接続具を安価にかつコンパクトにできるよう
にする点にある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の特徴構成は、 自動遮断用シール弁を有するプラグに対してソケットを
離脱方向に移動させる抑圧具を、スプリングで付勢した
状態で前記プラグに設け、前記ソケットの装着を許容す
る非押圧作用位置に前記押圧具を保持するためのロック
具を設け、 前記シール弁の上流側圧力が設定値以下に低下すると、
前記ロック具による前記抑圧具の非押圧作用位置での保
持を解除するためのソケット自動離脱手段を設けたこと
にあり、その作用・効果は次の通りである。

〔作　用〕

ソケットに接続したガス器具側のガス栓が開いている状
態で、プラグに接続したガス元栓を閉じると、シール弁
の上流側圧力が設定値以下に低下するため、ソケット自
動離脱手段によってロック具が押圧具に対する保持解除
操作され、スプリングと押圧具によってソケットが押圧
され、その押圧によってソケットがプラグから離脱する
方向に移動され、プラグのシール弁が遮断される。

つまり、ガス元栓が再び開かれても、プラグのシール弁
が閉じられているため、ガス器具からガス漏れが生じる
ことは無いのである。

尚、ガス元栓が開かれた状態で、かつ、ガス器具のガス
栓が閉じられた状態で、ソケットをプラグに差込むと、
シール弁の上流側圧力が設定値以上に維持されるため、
ロック具により押圧具が非押圧作用位置に保持され、ソ
ケットとプラグを接続でき、また、その後でガス器具の
ガス栓が開かれても、ガス元栓が開いててる限りはシー
ル弁の上流側圧力が設定値以上に維持され、ガス器具へ
のガス供給を継続できる。そして、ガス元栓が開かれた
状態でガス器具のガス栓が閉じられても、シール弁の上
流側圧力が設定値以上に維持され、ソケットとプラグの
接続状態が維持される。

要するに、ガス器具にガスを供給している状態で、ガス
器具のガス栓を開いたままガス元栓を閉じた時にだけ、
プラグのシール弁が自動的に遮断され、再び元栓が開か
れてもガス漏れが確実に防止される。又、ソケットがプ
ラグから外れている現象によりガス器具のガス栓が開い
ていることを知覚させ、安全を維持することも可能であ
る。

殊に、迅速継手のプラグに本来備えられているシール弁
を有効利用して、ソケットの離脱方向への移動によりシ
ール弁を自動遮断させる構成にすることによって、前述
従来技術のうよに差圧作動型安全用自動遮断弁、バイパ
ス流路、人為操作式開閉弁を設けるよりも、部品点数を
十分に減少でき、コストを十分に低減でき、コンパクト
化を十分に達成できるようになった。

特に、プラグの個数が多くなるほど、部品点数減少、コ
スト低減、コンパクト化の効果は大きい。

〔発明の効果〕

その結果、ガス器具のガス栓が開かれたままの状態でガ
ス元栓が一旦閉じられた後で再び開かれても、ガス漏れ
を確実に防止できて、安全性において優れているばかり
でなく、製作面、コスト面、使用面で一段と優れたガス
接続具を提供できるようになった。

〔実施例〕

次に第１図及び第２図により実施例を示す。

ガス元栓（１）に取付けた迅速継手のプラグ（２）に接
続するためのソケット（３）を、ガスタップ（４）に接
続したホース（５）に取付け、ガスタップ（４）に迅速
継手のプラグ（６）を２個設け、ガス器具（７）に接続
したホース（８）に取付けたソケット（９）をプラグ（
６）に対して接続及び離脱自在に構成しである。

プラグ（６）夫々の内部に、シール弁（１０）をスプリ
ング（１１）により閉弁付勢した状態で設け、プラグ（
６）にソケット（９）を差込むと、ソケット（９）のロ
ッド（１２）によりシール弁（１０）が押されて開くよ
うに、かつ、プラグ（６）からソケット（９）を離脱さ
せるとシール弁（１０〉が自動遮断するように構成しで
ある。

ソケット（９）夫々において、本体（１３）の内側に摺
動筒（１４）をスプリング（１５〉により先端側に付勢
された状態で設け、本体（１３〉の外側に摺動環（１６
〉をスプリング（１７）により先端側に付勢された状態
で設け、本体（１３）の孔に入れたボール（１８）を入
込ませための凹部を摺動環（１６）に形成しである。

つまり、ソケット（９）をプラグ（６）に差込むと、摺
動筒（１４）がプラグ（６）で押されてボール（１８）
から外れ、スプリング（１７）による摺動環（１６）の
移動に伴ってボール（１４）がプラグ（６）の周溝に嵌
入されて、ソケット（９）とプラグ（６〉の抜止めを図
れるように構成しである。また、その状態で摺動環（１
６）をスプリング（１７）に抗して移動させると、摺動
環（１６）によるボール（１８）の押圧作用が無くなり
、スプリング（１５）、　（１７）の作用で本体（１３
）が移動し、摺動筒（１４）によりボール（１８）がプ
ラグ（６）から外れて摺動環（１６）の凹部に押し込ま
れ、スプリング（１５）、　（１７）によりソケット（
９）がプラグ（６）から離脱するように構成しである。

尚、ガス元栓（１）側の迅速継手のプラグ（２）及びソ
ケット（３〉　も同様の構成である。

ソケット（９）を離脱させる押圧具（１９）を、摺動環
（１６）に接当する配置で、かつ、スプリング（２０）
により摺動環（１６）をスプリング（１７）に抗して移
動可能に付勢した状態でプラグ（６）夫々に設け、押圧
具（１９）とスプリング（２０）により摺動環（１６）
を移動させて、ソケット（９）をプラグ（６）から離脱
できるように構威しである。

ソケット（９）をプラグ（６）に装着することを許容す
るための非押圧作用位置に押圧具（１９）を保持するロ
ック具（Ａ）を設け、シール弁（ｌＯ）の上流側圧力が
設定値以下に低下すると、ロック具（Ａ）による押圧具
（１９）の非押圧作用位置での保持を解除するためのソ
ケット自動離脱手段（Ｂ）を設けてある。

ソケット自動離脱手段（Ｂ）を形成するに、受圧板（２
１）とダイヤフラム（２２）により形成した圧力室（２
３）をシール弁（１０〉の上流側においてガス流路（２
４）に接続し、圧力設定用スプリング（２５）を受圧板
（２１）に、圧力室（２３）からの圧力とは反対向きの
外力を付与する状態で設けてある。

ロック具（Ａ）を形成するに、受圧板（２１）に軸（２
６）で揺動自在に係止部材（２７）を取付け、係止部材
（２７）の先端側を自重に抗して支持する支持部材（２
８）を設け、受圧板（２１）の昇降に伴う係止部材（２
７）の揺動により、係止部材（２７）が押圧具（１９）
に対する保合位置と保合解除位置に移動するように構成
しである。

つまり、ガス元栓（１）が開かれていて、圧力室（２３
）の内圧が設定値より高い状態では、係止部材（２７）
が押圧具（１９）に係合して、押圧具（１９）が非押圧
作用位置に保持され、ソケット（１９）とプラグ（６）
の接続状態を維持でき、ガス器具（７）のガス栓が開か
れたままでガス元栓（１）が閉じられて、圧力室（２３
）の内圧が設定値以下になると、圧力設定用スプリング
（２５）により受圧板（２１）が押し下げられ、係止部
材（２７）が押圧具（１９）から外れ、押圧具（１９）
により摺動環（１６）が押されて、ソケット（９）がプ
ラグ（６）から自動的に離脱し、シール弁（ｌＯ）が自
動的に遮断されるように構成しである。

押圧具（１９）のカム面（１９ａ）と係止部材（２７）
のカム面（２７ａ）を、ソケット（９）による押圧具（
１９）の押込みに伴って、両カム面（１９ａ）、　（２
７ａ）の作用により係止部材（２７）が−旦持上げられ
てから落ちて、抑圧具（１９）に係止部材（２７）が係
合するように形威し、圧力室（２３）の内圧が設定値よ
り高い時には、プラグ（６）にソケット（９〉を差込む
だけで、押圧具（１９）を非押圧作用位置にリセットで
きるように構成しである。

ガスタップ（４）のケース（４ａ）に離脱ボタン（２９
）をスプリング（３０）により突出方向に付勢した状態
で設け、離脱ボタン（２９〉を押し操作すると、受圧板
（２１）が押し下げられ、係止部材（２７）が押圧具（
１９）から外れて、前述と同様にソケット（９）がプラ
グ（６）から離脱するように構成しである。

〔別実施例〕 次に別実施例を説′明する。

ガス元栓（１）にガスタップ（４）を接続するための具
体構成は適当に変更でき、例えばホース（５〉をガス元
栓（Ｉ）に直接接続するように構成してもよく、ホース
（５）を無くしてソケット（３）をガスタップ（４）に
直接に取付けてもよく、したがって、それら各種の接続
手段を接続部（３，５）と総称する。

ガスタップ（４〉に設けるプラグ（６）の個数は１個あ
るいは３個以上でもよい。また、プラグ（６）の構造や
それに対するソケット（９）の構造は適当に変更できる
。例えば、押圧具（１９）によりソケット（９）が押さ
れても、ソケット（９）がプラグ（６）に対して外れな
いで嵌合したままの状態になるように構成してもよい。

押圧具（１９）とそれを付勢するスプリング（２０）は
、形状、取付構成、その他において適当に変更できる。

ロック具（Ａ）の具体構成は適宜変更自在であり、例え
ば係止部材（２７）を往復摺動自在に取付けてもよい。

ソケット自動離脱手段（Ｂ）の具体構成は各種変更自在
であり、例えば下記（イ）ないしくハ）項の構成を利用
できる。

（イ）ガス流路（２４）の圧力を圧力センサーで検出し
てその検出圧が設定値以下になると電気式などのアクチ
ュエータでロック具（Ａ）を保持解除操作させるように
構成する。

（ロ）前述実施例のように、シール弁（ｌＯ）の上流側
圧力が設定値以下の状態でロック具（Ａ）を非保持作用
状態に維持するようにソケット自動離脱手段（Ｂ）を構
成すると、シール弁（１０）の上流側圧力が高くならな
い限りソケット（９）をプラグ（６）に装着できず、ガ
ス栓が開いたままのガス器具（７）を再度プラグ（６）
に接続した後でガス元栓（１）を開いて、ガス漏れを生
じてしまう不都合な事態を確実に防止できる利点がある
。しかし、シール弁（１０）の上流側圧力が設定値以下
に低下した時点で一時的にロック具（Ａ）を非保持作用
状態にするようにソケット自動離脱手段（Ｂ）を構成し
てもよい。

（ハ）プラグ（６）が複数個設けられている場合、それ
らプラグ（６）に各別に付設したロック具（Ａ）の複数
個を１個のソケット自動離脱手段（Ｂ）で操作するよう
に構成すると、−層構成簡略化、コストダウン、コンパ
クト化に有効である。

ガス器具（７）の種類やガスの種類は不問である二 尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為
に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構造
に限定されるものではない。

４

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示し、第１図は全体概念図、第
２図は要部断面図である。 （１）・・・・・・ガス元栓、（３，５）・・・・・・
接続部、（６）・・・・・・プラグ、（７）・・・・・
・ガス器具、（８）・・・・・・ホース、（９）・・・
・・・ソケット、（１０）・・・・・・シール弁、（１
９）・・・・・・押圧具、（２０）・・・・・・スプリ
ング、（Ａ）・・・・・・ロック具、（Ｂ）・・・・・
・ソケット自動離脱手段。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、ガス元栓（１）に対する接続部（３、５）、及び、
   ガス器具（７）側のホース（８）に設けた迅速継手のソ
   ケット（９）に接続するためのプラグ（６）を設け、前
   記プラグ（６）に前記ソケット（９）の離脱方向への移
   動に伴って自動遮断するシール弁（１０）を設けたガス
   管接続具の安全装置であって、 前記ソケット（９）を離脱方向に移動させる押圧具（１
   ９）を、スプリング（２０）で付勢した状態で前記プラ
   グ（６）に設け、 前記ソケット（９）の装着を許容する非押圧作用位置に
   前記押圧具（１９）を保持するためのロック具（Ａ）を
   設け、 前記シール弁（１０）の上流側圧力が設定値以下に低下
   すると、前記ロック具（Ａ）による前記押圧具（１９）
   の非押圧作用位置での保持を解除するためのソケット自
   動離脱手段（Ｂ）を設けてあるガス管接続具の安全装置
   。 ２、前記ソケット自動離脱手段（Ｂ）が、前記シール弁
   （１０）の上流側圧力が設定値以下の状態で前記ロック
   具（Ａ）を非保持作用状態に維持するものである請求項
   １記載のガス管接続具の安全装置。