JPH10122471A - 管継手 - Google Patents

管継手

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JPH10122471A
JPH10122471A JP8278251A JP27825196A JPH10122471A JP H10122471 A JPH10122471 A JP H10122471A JP 8278251 A JP8278251 A JP 8278251A JP 27825196 A JP27825196 A JP 27825196A JP H10122471 A JPH10122471 A JP H10122471A
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邦彦 後藤
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礼智 槙島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所定以上の引張り力が加わったときにソケッ
トとプラグを自動的に分離できるようにする。 【解決手段】 ソケット1のプラグ挿入孔2の内周に筒
状のスライドバルブ14を組み込み、このスライドバル
ブ14が脱出限界位置確定ストッパー17,18で規制
される範囲まではプラグ3と一緒に後退移動できるよう
にする。ソケット1とプラグ3に両者を引き離すように
引張り力が加わった際には、プラグ3と共にスライドバ
ルブ14を移動させてソケット1のソケット側流体通路
4の開口部9をスライドバルブ14で塞ぐ。所定以上の
引張り力が加わると、プラグ3の外周に嵌着させたコイ
ルスプリング環33をその環の周方向にコイルを倒すこ
とによりスライドバルブ14のロック溝14から外し
て、プラグ3がソケット1から引き抜けるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラグとソケット
とを備え、これらの接続状態で引抜き方向に一定以上の
外力が加わった際に、人為的にロック機構を操作しなく
ても自動的にプラグとソケットとが分離する管継手に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、LPガスを燃料とする自動車に
LPガスの供給を行っている時に、不注意により自動車
を走らせてしまって、ガス供給用導管を切断してしまう
といった事故や、或いは、地震等によりLPガスボンベ
が倒れた場合、LPガスボンベとガス器具を接続してい
るゴムホースや銅パイプ等が抜けたり破損してしまうと
いった事故がときどき発生している。このように、人為
的不注意や或いは地震といった自然現象によりガス供給
源と受給側との間に強い張力が加わり、これにより両者
を接続するホースやパイプが破損し、思わぬ事故を引き
起こすことがある。
【0003】そこで、このような事故を防止するため、
引抜き方向に一定以上の外力が加わった際に、プラグと
ソケットとが分離して、両者を接続するホースやパイプ
の破損を防止する管継手が開発されている(特公昭47
−19829号、実公昭62−37037号)。このよ
うな従来の管継手は、ソケットとプラグの離脱力の設定
にいずれもスプリングのバネ荷重を利用しており、プラ
グとソケットとの間に前記スプリングのバネ荷重を超え
る引張り力が加わったとき、両者のロックが解除され、
両者が分離するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
如き従来の管継手では、内圧がソケットとプラグを分離
する力として働き、内圧が高くなるにつれてこの力が大
きくなり、外部から小さい引張り力が加わっても簡単に
分離してしまい、内圧がスプリングのバネ荷重を超える
と外部から引張り力が加わらなくても分離してしまう問
題点があった。
【0005】このような事態の発生を防止するために
は、スプリングのバネ荷重を大きくしなければならない
が、このようにすると、内圧が低い時にソケットとプラ
グの分離が困難となり、非常時に分離できず、両者を接
続するホースやパイプが破損し、思わぬ事故を引き起こ
すおそれがあるといった問題点があった。
【0006】本発明の目的は、所定以上の引張り力が加
わったときにソケットとプラグを自動的に分離すること
ができる管継手を提供することにある。
【0007】本発明の他の目的は、ソケットとプラグと
の分離が中途半端でも流体の漏れを確実に防止できる管
継手を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、ソケットと、
該ソケットのプラグ挿入孔に挿入されるプラグとを備
え、ソケットにプラグが挿入された状態でソケット側流
体通路からプラグ側流体通路に流体が供給される管継手
であって、ソケット側流体通路をプラグ挿入孔の内周に
開口させてソケットに設け、プラグ挿入孔の内周にはソ
ケット側流体通路の両側にシールリングを装着し、該プ
ラグ挿入孔内に筒状のスライドバルブを軸方向に摺動可
能に嵌合し、前記ソケットとスライドバルブには、スラ
イドバルブの挿入限界位置を定める挿入限界位置確定ス
トッパーと、スライドバルブがプラグ挿入孔の入口側に
脱出する限界を定める脱出限界位置確定ストッパーとを
設け、更にスライドバルブには該スライドバルブが挿入
限界位置確定ストッパーで規制される位置まで挿入され
た状態でソケット側流体通路の開口部に連通する位置に
径方向貫通孔を設け、また、前記プラグにあってはスラ
イドバルブ内に挿脱可能な形状に形成し、プラグとスラ
イドバルブとには、プラグの挿入限界位置を定める挿入
限界位置確定ストッパーを設け、プラグには該プラグが
挿入限界位置確定ストッパーで規制される位置まで挿入
された状態で前記径方向貫通孔に連通する位置に前記プ
ラグ側流体通路の開口部を設け、プラグの外周上プラグ
側流体通路の開口部の両側に又はスライドバルブの内周
上径方向貫通孔の両側にシールリングを装着し、更に、
前記径方向貫通孔と前記プラグ側流体通路の開口部とが
連通する状態に前記プラグが前記スライドバルブに対し
て位置決めされている状態でプラグがスライドバルブに
ロックされるように、スライドバルブの内周又はプラグ
の外周にロック溝を設けると共にプラグの外周又はスラ
イドバルブの内周に溝を設け該溝には前記ロック溝に係
止されるコイルスプリング環を嵌着させた構成となてい
る。
【0009】かかる構成から、ソケット内のスライドバ
ルブの中にプラグが挿入されて、該スライドバルブがそ
の挿入限界位置確定ストッパーで規制される位置まで挿
入され且つプラグがその挿入限界位置確定ストッパーで
規制される位置まで挿入されると、ソケットのソケット
側流体通路の開口部にスライドバルブの径方向貫通孔が
連通され、この径方向貫通孔にプラグのプラグ側流体通
路の開口部が連通されて、ソケット側流体通路からプラ
グ側流体通路に流体が供給される。
【0010】かかる状態で、ソケットとプラグに引張り
力が加わると、ソケットからプラグが引き抜かれる方向
に移動すると共にこのときスライドバルブもある範囲ま
では一緒に移動する。このスライドバルブの移動で、ソ
ケットのソケット側流体通路の開口部がその両側のシー
ルリングとこれらシールリングに跨がるスライドバルブ
とで塞がれ、流体の漏れ出しが阻止される。このためソ
ケットとプラグとの分離が中途半端でも、流体の漏れを
確実に防止することができる。
【0011】さらに引抜き力が加わると、スライドバル
ブが脱出限界位置確定ストッパーの作用によりその移動
が阻止され、かかる状態で、所定以上の引張り力が加わ
ると、コイルスプリング環がその環の周方向にコイルが
倒れることによりロック溝から外れて、プラグがソケッ
トから引き抜かれる。
【0012】前記スライドバルブには、径方向貫通孔を
設ける箇所の外周と内周とに環状溝を対応して設け、こ
れら対応する環状溝の底部に前記径方向貫通孔を設ける
と好い。
【0013】環状溝の底部に径方向貫通孔を設けること
により、ソケットに対し、スライドバルブ及びプラグが
軸心を中心に回転し円周方向どの位置にあっても、環状
溝を介してソケット側流体通路とスライドバルブに設け
た径方向貫通孔とプラグに設けたプラグ側流体通路の開
口部が連通し、ソケット側流体通路からプラグ側流体通
路への流体の供給が確実に行える。
【0014】
【発明の実施の形態】図1乃至図3は、本発明に係る管
継手の実施の形態の一例を示すものである。本例の管継
手は、図1に示すようにソケット1と、該ソケット1の
プラグ挿入孔2に挿入されるプラグ3とを備え、ソケッ
ト1にプラグ3が挿入された状態でソケット側流体通路
4からプラグ側流体通路5に流体が供給されるようにな
っている。
【0015】ソケット1には、プラグ挿入孔2の入口が
開口する側と反対側も開口しており、この反対側の開口
部には内鍔6が設けられている。また、ソケット1の側
面にはフランジ部7を有する分岐部8が設けられ、この
分岐部8の中心を通ってプラグ挿入孔2内に連通するソ
ケット側流体通路4が設けられている。このソケット側
流体通路4は、プラグ挿入孔2の内周の長手方向のほぼ
中央に開口させてソケット1に設けられている。プラグ
挿入孔2の内周には、ソケット側流体通路4の開口部9
を間にしてプラグ挿入孔2の軸方向の両側に、プラグ挿
入孔2の内周とスライドバルブ14の外周の間をシール
するシールリング10,11が装着されている。これら
シールリング10,11は、プラグ挿入孔2の内周に設
けた溝12,13に嵌めて支持されている。
【0016】プラグ挿入孔2内には、円筒状のスライド
バルブ14が該プラグ挿入孔2の内周に接してその軸方
向に摺動可能に嵌合されている。ソケット1とスライド
バルブ14には、スライドバルブ14の挿入限界位置を
定める挿入限界位置確定ストッパー15,16と、スラ
イドバルブ14がプラグ挿入孔2の入口側に脱出する限
界を定める脱出限界位置確定ストッパー17,18とが
設けられている。
【0017】本例では挿入限界位置確定ストッパー15
は、プラグ挿入孔2の内周に開口するソケット側流体通
路4の開口部9より入口側のプラグ挿入孔2の内周面に
設けており、ソケット側流体通路4の開口部9より入口
側にあるプラグ挿入孔2の前側が大径孔19にそして奥
側が小径孔20に形成され、大径孔19と小径孔20と
の境界の段部が挿入限界位置確定ストッパー15となっ
ている。また、挿入限界位置確定ストッパー16は、ス
ライドバルブ14の外周に設けており、スライドバルブ
14の外周に前記挿入限界位置確定ストッパー15に係
止する鍔部が設けられ、この鍔部が挿入限界位置確定ス
トッパー16となっている。また、脱出限界位置確定ス
トッパー17は、前記プラグ挿入孔2の大径孔19の先
端部内周に装着したストップリングによりなっている。
脱出限界位置確定ストッパー18にあっては、前記スラ
イドバルブ14の外周に設けた挿入限界位置確定ストッ
パー16となる鍔部が兼用されている。
【0018】上記のように本例では、スライドバルブ1
4の挿入限界位置を定める挿入限界位置確定ストッパー
15と、スライドバルブ14がプラグ挿入孔2の入口側
に脱出する限界を定める脱出限界位置確定ストッパー1
7がプラグ挿入孔2の内周に開口するソケット側流体通
路4の開口部9より入口側のプラグ挿入孔2の内周面に
設けているが、入口と反対側のプラグ挿入孔2の内周面
に設けることもできる。
【0019】スライドバルブ14には、該スライドバル
ブ14が挿入限界位置確定ストッパー15,16で規制
される位置まで挿入された状態にて、ソケット側流体通
路4の開口部9に連通する位置に径方向貫通孔21が設
けられている。この径方向貫通孔21は、スライドバル
ブ14の外周と内周とに対応して設けられた環状溝2
2,23の底部に所定間隔で複数設けられている(図
2)。
【0020】プラグ3は、スライドバルブ14の前記小
径孔の内周に接して挿脱可能な形状に形成されている。
プラグ3とスライドバルブ14とには、プラグ3の挿入
限界位置を定める挿入限界位置確定ストッパー24,2
5が設けられている。挿入限界位置確定ストッパー24
は、プラグ3の外周に鍔部を設けることにより形成され
ている。挿入限界位置確定ストッパー25は、スライド
バルブ14の端部により形成されている。また、プラグ
3には、該プラグ3が挿入限界位置確定ストッパー2
4,25で規制される位置まで挿入された状態で前記ス
ライドバルブ14の径方向貫通孔21に連通する位置に
プラグ側流体通路5の開口部26が設けられている。
【0021】プラグ3の外周には、プラグ側流体通路5
の開口部26を間にしてプラグ3の長手方向の両側に、
プラグ3の外周とスライドバルブ14の内周との間をシ
ールするシールリング27,28が装着されている。こ
れらシールリング27,28は、プラグ3の外周に設け
た溝29,30に嵌めて支持されている。
【0022】本例では、前記のようにシールリング2
7,28は、プラグ3の外周の開口部26の両側に装着
されているが、スライドバルブ14の内周の径方向貫通
孔21の両側に装着することもできる。
【0023】また、径方向貫通孔21とプラグ側流体通
路5の開口部26とが連通する状態にプラグ3がスライ
ドバルブ14に対して位置決めされている状態でプラグ
3がスライドバルブ14にロックされるように、前記ス
ライドバルブ14の内周にロック溝31が設けられると
共にプラグ3の外周に溝32を設けられ、該溝32に前
記ロック溝31に係止されるコイルスプリング環33が
嵌着されている。
【0024】本例では、ロック溝31はスライドバルブ
14の内周に設けてあるが、プラグ3の外周に設けるこ
ともでき、また、ロック溝31に係止されるコイルスプ
リング環33が嵌着される溝32はプラグ3の外周に設
けてあるが、スライドバルブ14の内周に設けることも
できる。コイルスプリング環32は、図3に示すように
コイルスプリングを環状に連結して形成されている。
【0025】上記のように構成された管継手の動作を説
明する。ソケット1とプラグ3との非接続時において
は、ソケット1内のスライドバルブ14はプラグ挿入孔
2の入口側に移動し、スライドバルブ14の外周に設け
た脱出限界位置確定ストッパー18がプラグ挿入孔2の
大径孔19の先端部内周に装着した脱出限界位置確定ス
トッパー17に係止した状態におかれ、このときスライ
ドバルブ14に設けた径方向貫通孔21はプラグ挿入孔
2の内周に装着したシールリング11から入口側に外
れ、プラグ挿入孔2の内周に開口するソケット側流体通
路4の開口部9は、スライドバルブ14の外周に接する
開口部9の両側のシールリング10,11により閉鎖さ
れ、ソケット側流体通路4の開口部9からの流体の流れ
が阻止されている状態にある(図1)。
【0026】この状態から、プラグ挿入孔2内のスライ
ドバルブ14内にプラグ3を挿入すると、先ずプラグ3
の外周に嵌着されているコイルスプリング環33がスラ
イドバルブ14に係止し、続けてプラグ3を押し込む
と、スライドバルブ14もプラグ3と共にプラグ挿入孔
2の奥方向に挿入し、スライドバルブ14の外周に設け
てた挿入限界位置確定ストッパー16がプラグ挿入孔2
の内周に設けた挿入限界位置確定ストッパー15に係止
して、プラグ挿入孔2内におけるスライドバルブ14の
それ以上の挿入が阻止される。この状態から、更にプラ
グ3を強く押し込むように挿入を続けると、コイルスプ
リング環33がその環の周方向に倒れて溝32内に納ま
り、プラグ挿入孔2内においてそれ以上の挿入が阻止さ
たスライドバルブ14内にプラグ3が挿入され、プラグ
3の外周に設けた挿入限界位置確定ストッパー24がス
ライドバルブ14の端部により形成されている挿入限界
位置確定ストッパー25に係止してそれ以上の挿入が阻
止される。このとき、環の周方向に倒れて溝32内に納
まっていたコイルスプリング環33がスライドバルブ1
4の内周に設けたロック溝31の位置に達し、スライド
バルブ14の内周による押圧から解放されてロック溝3
1内で起立してロック溝31に係止し、これによりプラ
グ3はスライドバルブ14にロックされる。プラグ挿入
孔2内におけるスライドバルブ14とプラグ3がこの状
態となったとき、ソケット側流体通路4の開口部9とス
ライドバルブ14の径方向貫通孔21とプラグ3のプラ
グ側流体通路5の開口部26が連通する(図4)。
【0027】前記スライドバルブ14の径方向貫通孔2
1は、スライドバルブ14の外周と内周とに対応して設
けた環状溝22,23の底部に設けたので、ソケット1
に対し、スライドバルブ14及びプラグ3が軸心を中心
に回転し円周方向どの位置にあっても、環状溝22,2
3を介してソケット側流体通路4とスライドバルブ14
に設けた径方向貫通孔21とプラグ3に設けたプラグ側
流体通路5の開口部26が連通し、ソケット側流体通路
4からプラグ側流体通路5への流体の供給が確実に行え
る このように接続された状態にあるソケット1とプラグ3
に、両者を引き離すように引張り力が加わると、ソケッ
ト1からプラグ3が引き抜かれる方向に移動すると共
に、このときコイルスプリング環33によりロックされ
た状態にあるスライドバルブ14もある範囲までは一緒
に移動する。このスライドバルブ14の移動で、ソケッ
ト1のソケット側流体通路4の開口部9がその両側のシ
ールリング10,11とこれらシールリング10,11
に跨がるスライドバルブ14の外周面とで塞がれ、流体
の漏れ出しが阻止される(図5)。このためソケット1
とプラグ3との分離が中途半端でも、流体の漏れを確実
に防止することができる。
【0028】更に引抜き力が加わると、スライドバルブ
14に設けた脱出限界位置確定ストッパー18がプラグ
挿入孔2の先端部内周に装着したストップリングにより
なる脱出限界位置確定ストッパー17に係止し、スライ
ドバルブ14のそれ以上の移動が阻止され、かかる状態
で、所定以上の引張り力が加わると、コイルスプリング
環33がその環の周方向にコイルが倒れることによりロ
ック溝31から外れて、プラグ3がソケット1から引き
抜かれる(図1)。
【0029】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る管継手によ
れば、所定以上の引張り力が加わったときにソケットと
プラグを自動的に分離することができ、また、ソケット
とプラグとの分離が中途半端でも流体の漏れを確実に防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る管継手の実施の形態の一例を示す
上半部縦断側面図。
【図2】本例で用いているスライドバルブの斜視図。
【図3】本例で用いているコイルスプリング環の正面
図。
【図4】本例の管継手の動作を示す説明図。
【図5】本例の管継手の動作を示す説明図。
【符号の説明】
1 ソケット 2 プラグ挿入孔 3 プラグ 4 ソケット側流体通路 5 プラグ側流体通路 6 内鍔 7 フランジ部 8 分岐部 9 ソケット側流体通路の開口部 10 シールリング 11 シールリング 12 溝 13 溝 14 スライドバルブ 15 挿入限界位置確定ストッパー 16 挿入限界位置確定ストッパー 17 脱出限界位置確定ストッパー 18 脱出限界位置確定ストッパー 19 大径孔 20 小径孔 21 径方向貫通孔 22 環状溝 23 環状溝 24 挿入限界位置確定ストッパー 25 挿入限界位置確定ストッパー 26 開口部 27 シールリング 28 シールリング 29 溝 30 溝 31 ロック溝 32 溝 33 コイルスプリング環

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソケットと、該ソケットのプラグ挿入孔
    に挿入されるプラグとを備え、ソケットにプラグが挿入
    された状態でソケット側流体通路からプラグ側流体通路
    に流体が供給される管継手であって、ソケット側流体通
    路をプラグ挿入孔の内周に開口させてソケットに設け、
    プラグ挿入孔の内周にはソケット側流体通路の両側にシ
    ールリングを装着し、該プラグ挿入孔内に筒状のスライ
    ドバルブを軸方向に摺動可能に嵌合し、前記ソケットと
    スライドバルブには、スライドバルブの挿入限界位置を
    定める挿入限界位置確定ストッパーと、スライドバルブ
    がプラグ挿入孔の入口側に脱出する限界を定める脱出限
    界位置確定ストッパーとを設け、更にスライドバルブに
    は該スライドバルブが挿入限界位置確定ストッパーで規
    制される位置まで挿入された状態でソケット側流体通路
    の開口部に連通する位置に径方向貫通孔を設け、また、
    前記プラグにあってはスライドバルブ内に挿脱可能な形
    状に形成し、プラグとスライドバルブとには、プラグの
    挿入限界位置を定める挿入限界位置確定ストッパーを設
    け、プラグには該プラグが挿入限界位置確定ストッパー
    で規制される位置まで挿入された状態で前記径方向貫通
    孔に連通する位置に前記プラグ側流体通路の開口部を設
    け、プラグの外周上プラグ側流体通路の開口部の両側に
    又はスライドバルブの内周上径方向貫通孔の両側にシー
    ルリングを装着し、更に、前記径方向貫通孔と前記プラ
    グ側流体通路の開口部とが連通する状態に前記プラグが
    前記スライドバルブに対して位置決めされている状態で
    プラグがスライドバルブにロックされるように、スライ
    ドバルブの内周又はプラグの外周にロック溝を設けると
    共にプラグの外周又はスライドバルブの内周に溝を設け
    該溝には前記ロック溝に係止されるコイルスプリング環
    を嵌着させたことを特徴とする管継手。
  2. 【請求項2】 前記スライドバルブの径方向貫通孔を設
    ける箇所の外周と内周とに環状溝を対応して設け、これ
    ら対応する環状溝の底部に径方向貫通孔を設けたことを
    特徴とする請求項1に記載の管継手。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6830070B2 (en) 2002-07-18 2004-12-14 Nitto Kohki Co., Ltd. Fluid coupler automatically uncouplable in an emergency
JP2012016619A (ja) * 2007-11-19 2012-01-26 Mallinckrodt Llc 複数投与の流体源を有する流体送達システム
JP2012047256A (ja) * 2010-08-26 2012-03-08 Tominaga Oil Pump Mfg Co Ltd 給油装置の緊急遮断装置
JP2012082943A (ja) * 2010-10-14 2012-04-26 Fujii Gokin Seisakusho Co Ltd 継手装置

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